データ処理プログラム、データ処理装置、及びデータ処理方法
【課題】利便性の高いデータ処理技術を提供する。
【解決手段】ユーザインタフェース部40は、データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて画面に表示し、データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて画面に表示する。通知部42は、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けたときに、操作の方向又は速度をアプリケーション50に通知する。動作決定部52は、通知された方向又は速度に基づいて、データファイルを処理する際の動作を決定する。
【解決手段】ユーザインタフェース部40は、データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて画面に表示し、データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて画面に表示する。通知部42は、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けたときに、操作の方向又は速度をアプリケーション50に通知する。動作決定部52は、通知された方向又は速度に基づいて、データファイルを処理する際の動作を決定する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理技術に関し、とくに、データファイル及びアプリケーションにオブジェクトを割り当てて表示したユーザインタフェースを提供するデータ処理プログラム、データ処理装置、及びデータ処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
データファイルやアプリケーションなどにアイコンを割り当てて画面に表示し、アイコンに対する操作を介して、データファイルやアプリケーションなどに対する操作指示を受け付けるグラフィカルユーザインタフェースが広く利用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明者は、多くのユーザが慣れ親しんでいるグラフィカルユーザインタフェースに有用な機能を追加して、更に利便性を向上させる技術を想到するに至った。
【0004】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、より利便性の高いデータ処理技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のある態様は、データ処理プログラムに関する。このデータ処理プログラムは、コンピュータに、データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける機能と、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するとともに、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させた位置を前記アプリケーションに通知する機能と、を実現させることを特徴とする。
【0006】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より利便性の高いデータ処理技術を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、実施の形態に係るデータ処理装置の構成を示す。データ処理装置10は、ポインティングデバイスの一例であるマウス20、処理部30、記憶装置60、画像処理部66、及び表示装置68を備える。これらの構成は、ハードウエアコンポーネントでいえば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0009】
処理部30は、マウス20から入力されるユーザによる操作指示を受け付けるユーザインタフェース部40と、受け付けた操作指示に基づいて起動されるアプリケーション50とを含む。アプリケーション50は、データファイル格納部61に格納されたデータファイルを処理する。マウス20から入力される操作には、ポインタの移動、各種ボタンのクリック、ドラッグ、ドロップなどがある。画像処理部66は、ユーザインタフェース部40により生成されるユーザインタフェース画面を表示装置68に表示させるとともに、アプリケーション50により生成される表示画面を表示装置68に表示させる。
【0010】
記憶装置60は、データファイル格納部61、ファイルデータベース62、及びアプリケーションデータベース63を含む。データファイル格納部61は、画像、動画、音声、文書など、様々なデータファイルを格納する。データファイル格納部61は、ハードディスクドライブ(HDD)、ROM、RAMなどの記憶装置や、CD、DVD、MDなどの着脱自在な記憶媒体などにより実現されてもよい。ファイルデータベース62は、データファイル格納部61に格納されたデータファイルに関する情報を格納する。アプリケーションデータベース63は、HDDなどにインストールされ、データ処理装置10において実行可能なアプリケーションに関する情報を格納する。
【0011】
図2は、ファイルデータベース62の内部データの例を示す。ファイルデータベース62には、ファイルID欄71、ファイル名欄72、パス欄73、ファイル種別欄74、及びファイルサイズ欄75が設けられている。ファイルID欄71は、データファイルを一意に識別するIDを格納する。ファイル名欄72は、データファイルの名称を格納する。パス欄73は、データファイル格納部61においてデータファイルが格納されたフォルダのパスを格納する。ファイル種別欄74は、データファイルの種別を格納する。ファイルサイズ欄75は、データファイルのデータサイズを格納する。
【0012】
図3は、アプリケーションデータベース63の内部データの例を示す。アプリケーションデータベース63には、アプリケーションID欄76、ファイル種別欄77、及び処理可能度欄78が設けられている。アプリケーションID欄76は、アプリケーションを一意に識別するIDを格納する。ファイル種別欄77及び処理可能度欄78は、アプリケーションが処理可能なデータファイルの種別と、処理可能度を格納する。処理可能度として、例えば、アプリケーションがデータファイルを処理できる場合には「100」が、データファイルの一部のみを処理できる、又は、一部の機能でのみ限定的にデータファイルを処理できる場合には、その度合いに応じて「1」から「99」までの値が、データファイルを全く処理できない場合には「0」が、格納されてもよい。
【0013】
ユーザインタフェース部40は、操作受付部41、通知部42、及び表示態様変更部43を含む。ユーザインタフェース部40の機能の一部又は全部は、オペレーティングシステム(OS)により実現されてもよいし、OS上で常駐するソフトウェアプログラムなどにより実現されてもよい。
【0014】
操作受付部41は、ファイルデータベース62を参照して、データファイル格納部61に格納されたデータファイルに第1のオブジェクトを割り当てて第1のオブジェクトを画面に表示し、データファイルに対する操作を第1のオブジェクトに対する操作により受け付ける。また、操作受付部41は、アプリケーションデータベース63を参照して、データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて第2のオブジェクトを画面に表示し、アプリケーションに対する操作を第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける。
【0015】
通知部42は、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するとともに、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させた位置をアプリケーションに通知する。通知部42は、アプリケーションに対して、まずデータファイルの名称、拡張子、又はファイル種別などを通知し、アプリケーションがそのデータファイルを処理可能であると判定された場合に、更にデータファイルのパスを通知してもよいし、初めからデータファイルのパスを含む情報を通知して、アプリケーションにデータファイルを処理可能であるかを判定させてもよい。
【0016】
表示態様変更部43は、第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能か否かに応じて、第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトの表示態様を変更する。表示態様変更部43は、アプリケーションデータベース63を参照して、第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能であるか否かを判定する。処理可能である場合、第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトの近傍に、互いに合致する形状の図形をそれぞれ表示する。部分的に処理可能である場合、互いに部分的に合致する形状の図形をそれぞれ表示する。処理可能でない場合、互いに合致しない形状の図形をそれぞれ表示する。
【0017】
アプリケーション50は、ユーザインタフェース部40から、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けた旨の通知を受けて、第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理する。アプリケーション50は、ユーザインタフェース部40から、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させた位置の通知を受けて、それらの情報に基づいて、データファイルを処理する際の動作を決定する動作決定部52を含む。
【0018】
動作決定部52は、画面表示制御部54、対象データ制御部55、及び処理方法制御部56を含む。画面表示制御部54は、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させた位置に基づいて、表示装置68に表示する画面の位置又は大きさを決定する。対象データ制御部55は、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させた位置に基づいて、データファイルに含まれるデータの中から処理対象とするデータを決定する。処理方法制御部56は、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させた位置に基づいて、データファイルに含まれるデータの処理方法を決定する。
【0019】
図4は、画面表示制御部54の機能を説明するための図である。ユーザインタフェース部40は、データファイルのアイコン102と、そのデータファイルを処理可能なアプリケーションのアイコン100を表示画面200に表示している。ユーザがマウス20を用いて、データファイルのアイコン102をドラッグしてアプリケーションのアイコン100にドロップすると、操作受付部41がその操作を受け付ける。通知部42は、アイコン100に対応するアプリケーション50にデータファイルを通知して、アプリケーション50を起動する。また、通知部42は、起動されたアプリケーション50に、ドラッグの方向と速度、アイコン102をアイコン100にドロップした位置を通知する。
【0020】
アプリケーション50の画面表示制御部54は、通知されたドラッグの方向と速度、又はドロップした位置に基づいて、アプリケーション50が表示する画面の表示位置を決定する。図4に示した例では、アイコン102を左下から右上に向かってドラッグしてアイコン100にドロップした場合、画面表示制御部54は、表示画面200の右上の位置にアプリケーション50のウィンドウ110を表示する。また、アイコン102を左から右に向かって水平にドラッグしてアイコン100にドロップした場合、画面表示制御部54は、表示画面200のアイコン100の右側の位置にアプリケーション50のウィンドウ112を表示する。このように、アイコン102をドラッグした方向の延長線上にウィンドウを表示するようにしてもよい。また、アイコン100から見て、アイコン102をアイコン100にドロップした位置、すなわち、アイコン102をアイコン100に接触させた位置と同じ側にウィンドウを表示してもよい。例えば、アイコン100の右下の位置にアイコン102をドロップしたときに、画面右下にウィンドウを表示してもよい。画面表示制御部54は、ドラッグ操作の速度が速いほど、アイコン100から遠い位置にウィンドウを表示してもよい。また、ドラッグ操作の速度が速いほど、画面の周縁付近にウィンドウを表示してもよい。このような機能を提供することにより、ユーザが、アプリケーションのウィンドウを表示する位置を自由に選択することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0021】
図5は、画面表示制御部54の機能を説明するための図である。画面表示制御部54は、通知されたドラッグ操作の速度に基づいて、画面の表示サイズを決定する。図5に示した例では、アイコン102を早くドラッグしてアイコン100にドロップした場合、画面表示制御部54は、大きなサイズでアプリケーション50のウィンドウ114を表示する。また、アイコン102をゆっくりとドラッグしてアイコン100にドロップした場合、画面表示制御部54は、小さなサイズでアプリケーション50のウィンドウ116を表示する。このように、ドラッグ操作の速度が速いほど、ウィンドウの表示サイズを大きくしてもよい。このような機能を提供することにより、ユーザが、アプリケーションのウィンドウの表示サイズを自由に選択することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0022】
図6は、対象データ制御部55の機能を説明するための図である。対象データ制御部55は、通知されたドラッグ操作の方向又は速度、又はドロップした位置に基づいて、データファイルに含まれるデータの中から処理対象とするデータを決定する。図6に示した例では、データファイル120は、文書処理アプリケーションにより作成された文書データを含んでいる。アイコン102を左下から右上に向かってドラッグしてアイコン100にドロップした場合、対象データ制御部55は、データファイル120に含まれる文書データの中で、先頭に近い位置にあるデータ122を処理対象として決定する。また、アイコン102を左から右に向かって水平にドラッグしてアイコン100にドロップした場合、対象データ制御部55は、データファイル120に含まれる文書データの中で、中間の位置にあるデータ124を処理対象として決定する。このように、データファイル120に含まれるデータを表示画面200の垂直方向に仮想的に配置したときに、アイコン102をドラッグした方向の延長線上に位置するデータを処理対象として決定するようにしてもよい。また、アイコン100から見て、アイコン102をアイコン100にドロップした位置、すなわち、アイコン102をアイコン100に接触させた位置と同じ側に位置するデータを処理対象としてもよい。また、対象データ制御部55は、ドラッグ操作の速度が速いほど、アイコン100から遠い位置にあるデータを処理対象として決定してもよい。また、ドラッグ操作の速度が速いほど、データファイルの先頭又は最終付近の位置にあるデータを処理対象として決定してもよい。このような機能を提供することにより、ユーザが、処理対象とするデータを自由に選択することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0023】
図7は、対象データ制御部55の機能を説明するための図である。図7に示した例では、音楽データを含むデータファイル130に割り当てられたアイコン106と、音楽を再生するアプリケーションに割り当てられたアイコン104が、表示画面200に表示されている。アイコン106を左下から右上に向かってドラッグしてアイコン104にドロップした場合、対象データ制御部55は、データファイル130に含まれる音楽データの中で、先頭に近い位置132にあるデータを処理対象として決定する。音楽を再生するアプリケーションは、位置132から再生を開始する。また、アイコン106を左から右に向かって水平にドラッグしてアイコン104にドロップした場合、対象データ制御部55は、データファイル130に含まれる音楽データの中で、中間の位置134にあるデータを処理対象として決定する。このような機能を提供することにより、ユーザが、音楽や動画などの再生を開始する位置を自由に選択することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0024】
図8は、処理方法制御部56の機能を説明するための図である。処理方法制御部56は、通知されたドラッグ操作の方向又は速度、又はドロップした位置に基づいて、データファイルに含まれるデータの処理方法を決定する。図8に示した例では、画像データを含むデータファイルに割り当てられたアイコン140と、画像データを処理するアプリケーションに割り当てられたアイコン142が、表示画面200に表示されている。アイコン140を右から左に向かってドラッグしてアイコン142にドロップした場合、処理方法制御部56は、データファイルに含まれる画像データを表示する処理方法を選択する。画像を処理するアプリケーションは、ウィンドウ150に、データファイルに含まれる画像データを表示し、ユーザから編集要求を受け付ける。また、アイコン140を左から右に向かってドラッグしてアイコン142にドロップした場合、処理方法制御部56は、データファイルに含まれる画像データのプロパティを表示する処理方法を選択する。画像を処理するアプリケーションは、ウィンドウ152に、データファイルに含まれる画像データのプロパティを表示する。このような機能を提供することにより、ユーザが、データファイルをアプリケーションで開く際に、データファイルに含まれるデータの処理方法を自由に選択することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0025】
図9及び図10は、表示態様変更部43の機能を説明するための図である。表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを処理可能か否かに応じて、アプリケーション又はデータファイルに割り当てられたアイコンの表示態様を変更する。図9及び図10に示した例では、画像データを含むデータファイルに割り当てられたアイコン140と、画像データを処理するアプリケーションに割り当てられたアイコン142に、アプリケーションがデータファイルを処理可能か否かを示す図形が表示されている。表示態様変更部43は、アプリケーションデータベース63を参照して、アイコン142に対応するアプリケーションが、アイコン140に対応するデータファイルを処理可能か否かを判定し、処理可能であれば、互いに合致する形状の図形をアイコン140及びアイコン142の近傍に表示し、処理可能でなければ、合致しない形状の図形をアイコン140及びアイコン142の近傍に表示する。
【0026】
表示態様変更部43は、アイコン140とアイコン142との間の距離が所定値よりも近づいたときに、アプリケーションがデータファイルを処理可能か否かを示す図形を表示してもよい。例えば、アイコン140をドラッグしてアイコン142に近づけたときに図形を表示し、アイコン142から遠ざけると図形を消去してもよい。これにより、ユーザインタフェース画面のデザイン性に大きな影響を与えることなく、ユーザが注目しているアプリケーションとデータファイルに関する情報を提供することができる。
【0027】
表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを処理する方法が複数ある場合は、それぞれの処理方法について、処理可能か否かを示す図形を表示してもよい。図9及び図10に示した例では、アプリケーションのアイコン142の右側に、アプリケーションが処理可能なデータファイルの種類を示す図形が表示されており、アイコン142の左側に、アプリケーションがプロパティを表示可能なデータファイルの種類を示す図形が表示されている。データファイルのアイコン140の左側には、アプリケーションによりデータファイルが処理可能であれば、アプリケーションのアイコン142の右側に表示された図形の凹部と合致する凸部を有する図形が表示され、処理可能でなければ合致しない凸部を有する図形が表示される。アイコン140の右側には、アプリケーションによりデータファイルのプロパティが表示可能であれば、アプリケーションのアイコン142の左側に表示された図形の凹部と合致する凸部を有する図形が表示され、表示可能でなければ合致しない凸部を有する図形が表示される。これにより、ユーザは、アプリケーションのアイコン142の右側の図形と、データファイルのアイコン140の左側の図形を参照して、アイコン140を右側からアイコン142にドラッグしたときの処理、すなわち、データファイルの画像データを表示する処理が可能か否かを判断することができ、アイコン142の左側の図形と、アイコン140の右側の図形を参照して、アイコン140を左側からアイコン142にドラッグしたときの処理、すなわち、データファイルのプロパティを表示する処理が可能か否かを判断することができる。これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0028】
図9に示した例では、アイコン142の右側の図形の凹部とアイコン140の左側の図形の凸部が合致し、アイコン142の左側の図形の凹部とアイコン140の右側の図形の凸部が合致するので、アイコン142に対応するアプリケーションが、アイコン140に対応するデータファイルの画像データを処理可能であり、プロパティを表示可能であることが分かる。図10に示した例では、アイコン142の左側の図形とアイコン140の右側の図形が合致し、アイコン142の右側の図形とアイコン140の左側の図形が合致しないので、アプリケーションがデータファイルのプロパティは表示可能であるが、画像データは処理できないことが分かる。一方の図形の凹部と、他方の図形の凸部の形状が合致するか否かにより、アプリケーションがデータファイルを処理可能か否かを表現することで、直感的に分かりやすいユーザインタフェースを実現することができる。
【0029】
図11及び図12も、表示態様変更部43の機能を説明するための図である。表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを部分的に処理可能である場合、アプリケーションのアイコン142及びデータファイルのアイコン140の近傍に、互いに部分的に合致する形状の図形をそれぞれ表示してもよい。図11に示した例では、アプリケーションのアイコン142の右側に、2つの凹部を有する図形が表示されており、データファイルのアイコン140の左側に、アイコン142の右側の図形と合致する2つの凸部を有する図形が表示されている。したがって、アイコン140を右側からアイコン142にドラッグしたときの処理、すなわち、データファイルの画像データを処理可能であることが分かる。図12に示した例では、アプリケーションのアイコン142の右側に、2つの凹部を有する図形が表示されており、データファイルのアイコン140の左側に、アイコン142の右側の図形の凹部の一方と合致する1つの凸部を有する図形が表示されている。したがって、アプリケーションはデータファイルの画像データを部分的に処理可能であることが分かる。部分的に処理可能であるとは、例えば、アプリケーションがデータファイルの画像データをカラー表示することができず白黒表示しかできない場合や、表示することは可能であるが編集することはできない場合など、一部の機能のみを限定的に処理可能な場合であってもよい。
【0030】
図13は、本実施の形態のユーザインタフェース画面の別の例を示す。図13に示した例では、アイコンに代えて、メタボールにより表現される図形がデータファイル及びアプリケーションに割り当てられる。ユーザインタフェース部40は、データファイルのメタボール160と、そのデータファイルを処理可能なアプリケーションのメタボール162を表示画面200に表示している。このようなユーザインタフェース画面においても、上述した機能を提供することができる。
【0031】
図14及び図15は、動作決定部52の動作を説明するための図である。ユーザがマウス20を用いて、データファイルのメタボール160をドラッグしてアプリケーションのメタボール162に接触させると、操作受付部41がその操作を受け付ける。通知部42は、メタボール162に対応するアプリケーション50にデータファイルを通知して、アプリケーション50を起動する。また、通知部42は、起動されたアプリケーション50に、ドラッグの方向と速度、ドロップした位置を通知する。アプリケーション50の動作決定部52は、通知された方向と速度、又はドロップした位置に応じて、画面を表示する位置、処理対象となるデータ、処理方法などを決定する。例えば、図14に示したように、データファイルのメタボール160を右側からアプリケーションのメタボール162に接触させた場合と、図15に示したように、データファイルのメタボール160を右側からアプリケーションのメタボール162に接触させた場合とで、画面を表示する位置や、処理対象となるデータや、処理方法などを変えてもよい。画面表示制御部54、対象データ制御部55、処理方法制御部56の動作の詳細は、上述した例と同様である。
【0032】
図16、図17、及び図18は、表示態様変更部43の動作を説明するための図である。表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを処理可能である場合、図16に示したように、データファイルのメタボール160とアプリケーションのメタボール162が、互いに引き寄せ合うように変形又は移動させてもよい。表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを処理不可能である場合、データファイルのメタボール160とアプリケーションのメタボール162が、互いに反発し合うように変形又は移動させてもよい。このとき、表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを処理可能である度合いに応じて、メタボール160又はメタボール162を変形又は移動させる度合いを決定してもよい。例えば、アプリケーションがデータファイルを全面的に処理できる場合は、図16に示すように、互いに強く引き寄せ合うように変形又は移動させ、部分的に処理できる場合は、図18に示すように、弱く引き寄せ合うように、又は、弱く反発し合うように変形又は移動させ、全く処理できない場合は、図17に示すように、強く反発し合うように変形又は移動させてもよい。これにより、アプリケーションがデータファイルを処理できるか否かを視覚的に分かりやすく提示することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0033】
図19は、実施の形態に係るデータ処理方法の手順を示すフローチャートである。ユーザインタフェース部40は、ファイルデータベース62に登録されたデータファイルに第1のオブジェクトを割り当てて画面に表示し(S10)、アプリケーションデータベース63に登録されたアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて画面に表示する(S12)。ユーザがマウス20を用いて、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトにドラッグして近づける操作を、操作受付部41が受け付けると(S14のY)、表示態様変更部43は、アプリケーションデータベース63を参照して、第2のオブジェクトに対応するアプリケーションが、第1のオブジェクトに対応するデータファイルを処理可能か否かを判定し(S16)、処理可能か否かに応じて第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトの表示態様を変更する(S18)。
【0034】
ユーザがマウス20を用いて、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトにドロップする操作を、操作受付部41が受け付けると(S20のY)、通知部42は、第2のオブジェクトに対応するアプリケーション50に、ドラッグ操作の方向と速度、ドロップした位置を通知する(S22)。アプリケーション50の動作決定部52は、通知された方向と速度、又はドロップした位置に応じて、画面を表示する位置、処理対象となるデータ、処理方法などを決定する(S24)。
【0035】
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、その各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】実施の形態に係るデータ処理装置の構成を示す図である。
【図2】ファイルデータベースの内部データの例を示す図である。
【図3】アプリケーションデータベースの内部データの例を示す図である。
【図4】画面表示制御部の機能を説明するための図である。
【図5】画面表示制御部の機能を説明するための図である。
【図6】対象データ制御部の機能を説明するための図である。
【図7】対象データ制御部の機能を説明するための図である。
【図8】処理方法制御部の機能を説明するための図である。
【図9】表示態様変更部の機能を説明するための図である。
【図10】表示態様変更部の機能を説明するための図である。
【図11】表示態様変更部の機能を説明するための図である。
【図12】表示態様変更部の機能を説明するための図である。
【図13】本実施の形態のユーザインタフェース画面の別の例を示す図である。
【図14】動作決定部の動作を説明するための図である。
【図15】動作決定部の動作を説明するための図である。
【図16】表示態様変更部の動作を説明するための図である。
【図17】表示態様変更部の動作を説明するための図である。
【図18】表示態様変更部の動作を説明するための図である。
【図19】実施の形態に係るデータ処理方法の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0037】
10 データ処理装置、20 マウス、30 処理部、40 ユーザインタフェース部、41 操作受付部、42 通知部、43 表示態様変更部、50 アプリケーション、52 動作決定部、54 画面表示制御部、55 対象データ制御部、56 処理方法制御部、60 記憶装置、61 データファイル格納部、62 ファイルデータベース、63 アプリケーションデータベース、66 画像処理部、68 表示装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理技術に関し、とくに、データファイル及びアプリケーションにオブジェクトを割り当てて表示したユーザインタフェースを提供するデータ処理プログラム、データ処理装置、及びデータ処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
データファイルやアプリケーションなどにアイコンを割り当てて画面に表示し、アイコンに対する操作を介して、データファイルやアプリケーションなどに対する操作指示を受け付けるグラフィカルユーザインタフェースが広く利用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明者は、多くのユーザが慣れ親しんでいるグラフィカルユーザインタフェースに有用な機能を追加して、更に利便性を向上させる技術を想到するに至った。
【0004】
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、より利便性の高いデータ処理技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のある態様は、データ処理プログラムに関する。このデータ処理プログラムは、コンピュータに、データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける機能と、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するとともに、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させた位置を前記アプリケーションに通知する機能と、を実現させることを特徴とする。
【0006】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、より利便性の高いデータ処理技術を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
図1は、実施の形態に係るデータ処理装置の構成を示す。データ処理装置10は、ポインティングデバイスの一例であるマウス20、処理部30、記憶装置60、画像処理部66、及び表示装置68を備える。これらの構成は、ハードウエアコンポーネントでいえば、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
【0009】
処理部30は、マウス20から入力されるユーザによる操作指示を受け付けるユーザインタフェース部40と、受け付けた操作指示に基づいて起動されるアプリケーション50とを含む。アプリケーション50は、データファイル格納部61に格納されたデータファイルを処理する。マウス20から入力される操作には、ポインタの移動、各種ボタンのクリック、ドラッグ、ドロップなどがある。画像処理部66は、ユーザインタフェース部40により生成されるユーザインタフェース画面を表示装置68に表示させるとともに、アプリケーション50により生成される表示画面を表示装置68に表示させる。
【0010】
記憶装置60は、データファイル格納部61、ファイルデータベース62、及びアプリケーションデータベース63を含む。データファイル格納部61は、画像、動画、音声、文書など、様々なデータファイルを格納する。データファイル格納部61は、ハードディスクドライブ(HDD)、ROM、RAMなどの記憶装置や、CD、DVD、MDなどの着脱自在な記憶媒体などにより実現されてもよい。ファイルデータベース62は、データファイル格納部61に格納されたデータファイルに関する情報を格納する。アプリケーションデータベース63は、HDDなどにインストールされ、データ処理装置10において実行可能なアプリケーションに関する情報を格納する。
【0011】
図2は、ファイルデータベース62の内部データの例を示す。ファイルデータベース62には、ファイルID欄71、ファイル名欄72、パス欄73、ファイル種別欄74、及びファイルサイズ欄75が設けられている。ファイルID欄71は、データファイルを一意に識別するIDを格納する。ファイル名欄72は、データファイルの名称を格納する。パス欄73は、データファイル格納部61においてデータファイルが格納されたフォルダのパスを格納する。ファイル種別欄74は、データファイルの種別を格納する。ファイルサイズ欄75は、データファイルのデータサイズを格納する。
【0012】
図3は、アプリケーションデータベース63の内部データの例を示す。アプリケーションデータベース63には、アプリケーションID欄76、ファイル種別欄77、及び処理可能度欄78が設けられている。アプリケーションID欄76は、アプリケーションを一意に識別するIDを格納する。ファイル種別欄77及び処理可能度欄78は、アプリケーションが処理可能なデータファイルの種別と、処理可能度を格納する。処理可能度として、例えば、アプリケーションがデータファイルを処理できる場合には「100」が、データファイルの一部のみを処理できる、又は、一部の機能でのみ限定的にデータファイルを処理できる場合には、その度合いに応じて「1」から「99」までの値が、データファイルを全く処理できない場合には「0」が、格納されてもよい。
【0013】
ユーザインタフェース部40は、操作受付部41、通知部42、及び表示態様変更部43を含む。ユーザインタフェース部40の機能の一部又は全部は、オペレーティングシステム(OS)により実現されてもよいし、OS上で常駐するソフトウェアプログラムなどにより実現されてもよい。
【0014】
操作受付部41は、ファイルデータベース62を参照して、データファイル格納部61に格納されたデータファイルに第1のオブジェクトを割り当てて第1のオブジェクトを画面に表示し、データファイルに対する操作を第1のオブジェクトに対する操作により受け付ける。また、操作受付部41は、アプリケーションデータベース63を参照して、データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて第2のオブジェクトを画面に表示し、アプリケーションに対する操作を第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける。
【0015】
通知部42は、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するとともに、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させた位置をアプリケーションに通知する。通知部42は、アプリケーションに対して、まずデータファイルの名称、拡張子、又はファイル種別などを通知し、アプリケーションがそのデータファイルを処理可能であると判定された場合に、更にデータファイルのパスを通知してもよいし、初めからデータファイルのパスを含む情報を通知して、アプリケーションにデータファイルを処理可能であるかを判定させてもよい。
【0016】
表示態様変更部43は、第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能か否かに応じて、第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトの表示態様を変更する。表示態様変更部43は、アプリケーションデータベース63を参照して、第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能であるか否かを判定する。処理可能である場合、第1のオブジェクト及び第2のオブジェクトの近傍に、互いに合致する形状の図形をそれぞれ表示する。部分的に処理可能である場合、互いに部分的に合致する形状の図形をそれぞれ表示する。処理可能でない場合、互いに合致しない形状の図形をそれぞれ表示する。
【0017】
アプリケーション50は、ユーザインタフェース部40から、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けた旨の通知を受けて、第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理する。アプリケーション50は、ユーザインタフェース部40から、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させた位置の通知を受けて、それらの情報に基づいて、データファイルを処理する際の動作を決定する動作決定部52を含む。
【0018】
動作決定部52は、画面表示制御部54、対象データ制御部55、及び処理方法制御部56を含む。画面表示制御部54は、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させた位置に基づいて、表示装置68に表示する画面の位置又は大きさを決定する。対象データ制御部55は、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させた位置に基づいて、データファイルに含まれるデータの中から処理対象とするデータを決定する。処理方法制御部56は、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは第1のオブジェクトを第2のオブジェクトに作用させた位置に基づいて、データファイルに含まれるデータの処理方法を決定する。
【0019】
図4は、画面表示制御部54の機能を説明するための図である。ユーザインタフェース部40は、データファイルのアイコン102と、そのデータファイルを処理可能なアプリケーションのアイコン100を表示画面200に表示している。ユーザがマウス20を用いて、データファイルのアイコン102をドラッグしてアプリケーションのアイコン100にドロップすると、操作受付部41がその操作を受け付ける。通知部42は、アイコン100に対応するアプリケーション50にデータファイルを通知して、アプリケーション50を起動する。また、通知部42は、起動されたアプリケーション50に、ドラッグの方向と速度、アイコン102をアイコン100にドロップした位置を通知する。
【0020】
アプリケーション50の画面表示制御部54は、通知されたドラッグの方向と速度、又はドロップした位置に基づいて、アプリケーション50が表示する画面の表示位置を決定する。図4に示した例では、アイコン102を左下から右上に向かってドラッグしてアイコン100にドロップした場合、画面表示制御部54は、表示画面200の右上の位置にアプリケーション50のウィンドウ110を表示する。また、アイコン102を左から右に向かって水平にドラッグしてアイコン100にドロップした場合、画面表示制御部54は、表示画面200のアイコン100の右側の位置にアプリケーション50のウィンドウ112を表示する。このように、アイコン102をドラッグした方向の延長線上にウィンドウを表示するようにしてもよい。また、アイコン100から見て、アイコン102をアイコン100にドロップした位置、すなわち、アイコン102をアイコン100に接触させた位置と同じ側にウィンドウを表示してもよい。例えば、アイコン100の右下の位置にアイコン102をドロップしたときに、画面右下にウィンドウを表示してもよい。画面表示制御部54は、ドラッグ操作の速度が速いほど、アイコン100から遠い位置にウィンドウを表示してもよい。また、ドラッグ操作の速度が速いほど、画面の周縁付近にウィンドウを表示してもよい。このような機能を提供することにより、ユーザが、アプリケーションのウィンドウを表示する位置を自由に選択することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0021】
図5は、画面表示制御部54の機能を説明するための図である。画面表示制御部54は、通知されたドラッグ操作の速度に基づいて、画面の表示サイズを決定する。図5に示した例では、アイコン102を早くドラッグしてアイコン100にドロップした場合、画面表示制御部54は、大きなサイズでアプリケーション50のウィンドウ114を表示する。また、アイコン102をゆっくりとドラッグしてアイコン100にドロップした場合、画面表示制御部54は、小さなサイズでアプリケーション50のウィンドウ116を表示する。このように、ドラッグ操作の速度が速いほど、ウィンドウの表示サイズを大きくしてもよい。このような機能を提供することにより、ユーザが、アプリケーションのウィンドウの表示サイズを自由に選択することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0022】
図6は、対象データ制御部55の機能を説明するための図である。対象データ制御部55は、通知されたドラッグ操作の方向又は速度、又はドロップした位置に基づいて、データファイルに含まれるデータの中から処理対象とするデータを決定する。図6に示した例では、データファイル120は、文書処理アプリケーションにより作成された文書データを含んでいる。アイコン102を左下から右上に向かってドラッグしてアイコン100にドロップした場合、対象データ制御部55は、データファイル120に含まれる文書データの中で、先頭に近い位置にあるデータ122を処理対象として決定する。また、アイコン102を左から右に向かって水平にドラッグしてアイコン100にドロップした場合、対象データ制御部55は、データファイル120に含まれる文書データの中で、中間の位置にあるデータ124を処理対象として決定する。このように、データファイル120に含まれるデータを表示画面200の垂直方向に仮想的に配置したときに、アイコン102をドラッグした方向の延長線上に位置するデータを処理対象として決定するようにしてもよい。また、アイコン100から見て、アイコン102をアイコン100にドロップした位置、すなわち、アイコン102をアイコン100に接触させた位置と同じ側に位置するデータを処理対象としてもよい。また、対象データ制御部55は、ドラッグ操作の速度が速いほど、アイコン100から遠い位置にあるデータを処理対象として決定してもよい。また、ドラッグ操作の速度が速いほど、データファイルの先頭又は最終付近の位置にあるデータを処理対象として決定してもよい。このような機能を提供することにより、ユーザが、処理対象とするデータを自由に選択することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0023】
図7は、対象データ制御部55の機能を説明するための図である。図7に示した例では、音楽データを含むデータファイル130に割り当てられたアイコン106と、音楽を再生するアプリケーションに割り当てられたアイコン104が、表示画面200に表示されている。アイコン106を左下から右上に向かってドラッグしてアイコン104にドロップした場合、対象データ制御部55は、データファイル130に含まれる音楽データの中で、先頭に近い位置132にあるデータを処理対象として決定する。音楽を再生するアプリケーションは、位置132から再生を開始する。また、アイコン106を左から右に向かって水平にドラッグしてアイコン104にドロップした場合、対象データ制御部55は、データファイル130に含まれる音楽データの中で、中間の位置134にあるデータを処理対象として決定する。このような機能を提供することにより、ユーザが、音楽や動画などの再生を開始する位置を自由に選択することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0024】
図8は、処理方法制御部56の機能を説明するための図である。処理方法制御部56は、通知されたドラッグ操作の方向又は速度、又はドロップした位置に基づいて、データファイルに含まれるデータの処理方法を決定する。図8に示した例では、画像データを含むデータファイルに割り当てられたアイコン140と、画像データを処理するアプリケーションに割り当てられたアイコン142が、表示画面200に表示されている。アイコン140を右から左に向かってドラッグしてアイコン142にドロップした場合、処理方法制御部56は、データファイルに含まれる画像データを表示する処理方法を選択する。画像を処理するアプリケーションは、ウィンドウ150に、データファイルに含まれる画像データを表示し、ユーザから編集要求を受け付ける。また、アイコン140を左から右に向かってドラッグしてアイコン142にドロップした場合、処理方法制御部56は、データファイルに含まれる画像データのプロパティを表示する処理方法を選択する。画像を処理するアプリケーションは、ウィンドウ152に、データファイルに含まれる画像データのプロパティを表示する。このような機能を提供することにより、ユーザが、データファイルをアプリケーションで開く際に、データファイルに含まれるデータの処理方法を自由に選択することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0025】
図9及び図10は、表示態様変更部43の機能を説明するための図である。表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを処理可能か否かに応じて、アプリケーション又はデータファイルに割り当てられたアイコンの表示態様を変更する。図9及び図10に示した例では、画像データを含むデータファイルに割り当てられたアイコン140と、画像データを処理するアプリケーションに割り当てられたアイコン142に、アプリケーションがデータファイルを処理可能か否かを示す図形が表示されている。表示態様変更部43は、アプリケーションデータベース63を参照して、アイコン142に対応するアプリケーションが、アイコン140に対応するデータファイルを処理可能か否かを判定し、処理可能であれば、互いに合致する形状の図形をアイコン140及びアイコン142の近傍に表示し、処理可能でなければ、合致しない形状の図形をアイコン140及びアイコン142の近傍に表示する。
【0026】
表示態様変更部43は、アイコン140とアイコン142との間の距離が所定値よりも近づいたときに、アプリケーションがデータファイルを処理可能か否かを示す図形を表示してもよい。例えば、アイコン140をドラッグしてアイコン142に近づけたときに図形を表示し、アイコン142から遠ざけると図形を消去してもよい。これにより、ユーザインタフェース画面のデザイン性に大きな影響を与えることなく、ユーザが注目しているアプリケーションとデータファイルに関する情報を提供することができる。
【0027】
表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを処理する方法が複数ある場合は、それぞれの処理方法について、処理可能か否かを示す図形を表示してもよい。図9及び図10に示した例では、アプリケーションのアイコン142の右側に、アプリケーションが処理可能なデータファイルの種類を示す図形が表示されており、アイコン142の左側に、アプリケーションがプロパティを表示可能なデータファイルの種類を示す図形が表示されている。データファイルのアイコン140の左側には、アプリケーションによりデータファイルが処理可能であれば、アプリケーションのアイコン142の右側に表示された図形の凹部と合致する凸部を有する図形が表示され、処理可能でなければ合致しない凸部を有する図形が表示される。アイコン140の右側には、アプリケーションによりデータファイルのプロパティが表示可能であれば、アプリケーションのアイコン142の左側に表示された図形の凹部と合致する凸部を有する図形が表示され、表示可能でなければ合致しない凸部を有する図形が表示される。これにより、ユーザは、アプリケーションのアイコン142の右側の図形と、データファイルのアイコン140の左側の図形を参照して、アイコン140を右側からアイコン142にドラッグしたときの処理、すなわち、データファイルの画像データを表示する処理が可能か否かを判断することができ、アイコン142の左側の図形と、アイコン140の右側の図形を参照して、アイコン140を左側からアイコン142にドラッグしたときの処理、すなわち、データファイルのプロパティを表示する処理が可能か否かを判断することができる。これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0028】
図9に示した例では、アイコン142の右側の図形の凹部とアイコン140の左側の図形の凸部が合致し、アイコン142の左側の図形の凹部とアイコン140の右側の図形の凸部が合致するので、アイコン142に対応するアプリケーションが、アイコン140に対応するデータファイルの画像データを処理可能であり、プロパティを表示可能であることが分かる。図10に示した例では、アイコン142の左側の図形とアイコン140の右側の図形が合致し、アイコン142の右側の図形とアイコン140の左側の図形が合致しないので、アプリケーションがデータファイルのプロパティは表示可能であるが、画像データは処理できないことが分かる。一方の図形の凹部と、他方の図形の凸部の形状が合致するか否かにより、アプリケーションがデータファイルを処理可能か否かを表現することで、直感的に分かりやすいユーザインタフェースを実現することができる。
【0029】
図11及び図12も、表示態様変更部43の機能を説明するための図である。表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを部分的に処理可能である場合、アプリケーションのアイコン142及びデータファイルのアイコン140の近傍に、互いに部分的に合致する形状の図形をそれぞれ表示してもよい。図11に示した例では、アプリケーションのアイコン142の右側に、2つの凹部を有する図形が表示されており、データファイルのアイコン140の左側に、アイコン142の右側の図形と合致する2つの凸部を有する図形が表示されている。したがって、アイコン140を右側からアイコン142にドラッグしたときの処理、すなわち、データファイルの画像データを処理可能であることが分かる。図12に示した例では、アプリケーションのアイコン142の右側に、2つの凹部を有する図形が表示されており、データファイルのアイコン140の左側に、アイコン142の右側の図形の凹部の一方と合致する1つの凸部を有する図形が表示されている。したがって、アプリケーションはデータファイルの画像データを部分的に処理可能であることが分かる。部分的に処理可能であるとは、例えば、アプリケーションがデータファイルの画像データをカラー表示することができず白黒表示しかできない場合や、表示することは可能であるが編集することはできない場合など、一部の機能のみを限定的に処理可能な場合であってもよい。
【0030】
図13は、本実施の形態のユーザインタフェース画面の別の例を示す。図13に示した例では、アイコンに代えて、メタボールにより表現される図形がデータファイル及びアプリケーションに割り当てられる。ユーザインタフェース部40は、データファイルのメタボール160と、そのデータファイルを処理可能なアプリケーションのメタボール162を表示画面200に表示している。このようなユーザインタフェース画面においても、上述した機能を提供することができる。
【0031】
図14及び図15は、動作決定部52の動作を説明するための図である。ユーザがマウス20を用いて、データファイルのメタボール160をドラッグしてアプリケーションのメタボール162に接触させると、操作受付部41がその操作を受け付ける。通知部42は、メタボール162に対応するアプリケーション50にデータファイルを通知して、アプリケーション50を起動する。また、通知部42は、起動されたアプリケーション50に、ドラッグの方向と速度、ドロップした位置を通知する。アプリケーション50の動作決定部52は、通知された方向と速度、又はドロップした位置に応じて、画面を表示する位置、処理対象となるデータ、処理方法などを決定する。例えば、図14に示したように、データファイルのメタボール160を右側からアプリケーションのメタボール162に接触させた場合と、図15に示したように、データファイルのメタボール160を右側からアプリケーションのメタボール162に接触させた場合とで、画面を表示する位置や、処理対象となるデータや、処理方法などを変えてもよい。画面表示制御部54、対象データ制御部55、処理方法制御部56の動作の詳細は、上述した例と同様である。
【0032】
図16、図17、及び図18は、表示態様変更部43の動作を説明するための図である。表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを処理可能である場合、図16に示したように、データファイルのメタボール160とアプリケーションのメタボール162が、互いに引き寄せ合うように変形又は移動させてもよい。表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを処理不可能である場合、データファイルのメタボール160とアプリケーションのメタボール162が、互いに反発し合うように変形又は移動させてもよい。このとき、表示態様変更部43は、アプリケーションがデータファイルを処理可能である度合いに応じて、メタボール160又はメタボール162を変形又は移動させる度合いを決定してもよい。例えば、アプリケーションがデータファイルを全面的に処理できる場合は、図16に示すように、互いに強く引き寄せ合うように変形又は移動させ、部分的に処理できる場合は、図18に示すように、弱く引き寄せ合うように、又は、弱く反発し合うように変形又は移動させ、全く処理できない場合は、図17に示すように、強く反発し合うように変形又は移動させてもよい。これにより、アプリケーションがデータファイルを処理できるか否かを視覚的に分かりやすく提示することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0033】
図19は、実施の形態に係るデータ処理方法の手順を示すフローチャートである。ユーザインタフェース部40は、ファイルデータベース62に登録されたデータファイルに第1のオブジェクトを割り当てて画面に表示し(S10)、アプリケーションデータベース63に登録されたアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて画面に表示する(S12)。ユーザがマウス20を用いて、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトにドラッグして近づける操作を、操作受付部41が受け付けると(S14のY)、表示態様変更部43は、アプリケーションデータベース63を参照して、第2のオブジェクトに対応するアプリケーションが、第1のオブジェクトに対応するデータファイルを処理可能か否かを判定し(S16)、処理可能か否かに応じて第1のオブジェクト又は第2のオブジェクトの表示態様を変更する(S18)。
【0034】
ユーザがマウス20を用いて、第1のオブジェクトを第2のオブジェクトにドロップする操作を、操作受付部41が受け付けると(S20のY)、通知部42は、第2のオブジェクトに対応するアプリケーション50に、ドラッグ操作の方向と速度、ドロップした位置を通知する(S22)。アプリケーション50の動作決定部52は、通知された方向と速度、又はドロップした位置に応じて、画面を表示する位置、処理対象となるデータ、処理方法などを決定する(S24)。
【0035】
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、その各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】実施の形態に係るデータ処理装置の構成を示す図である。
【図2】ファイルデータベースの内部データの例を示す図である。
【図3】アプリケーションデータベースの内部データの例を示す図である。
【図4】画面表示制御部の機能を説明するための図である。
【図5】画面表示制御部の機能を説明するための図である。
【図6】対象データ制御部の機能を説明するための図である。
【図7】対象データ制御部の機能を説明するための図である。
【図8】処理方法制御部の機能を説明するための図である。
【図9】表示態様変更部の機能を説明するための図である。
【図10】表示態様変更部の機能を説明するための図である。
【図11】表示態様変更部の機能を説明するための図である。
【図12】表示態様変更部の機能を説明するための図である。
【図13】本実施の形態のユーザインタフェース画面の別の例を示す図である。
【図14】動作決定部の動作を説明するための図である。
【図15】動作決定部の動作を説明するための図である。
【図16】表示態様変更部の動作を説明するための図である。
【図17】表示態様変更部の動作を説明するための図である。
【図18】表示態様変更部の動作を説明するための図である。
【図19】実施の形態に係るデータ処理方法の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0037】
10 データ処理装置、20 マウス、30 処理部、40 ユーザインタフェース部、41 操作受付部、42 通知部、43 表示態様変更部、50 アプリケーション、52 動作決定部、54 画面表示制御部、55 対象データ制御部、56 処理方法制御部、60 記憶装置、61 データファイル格納部、62 ファイルデータベース、63 アプリケーションデータベース、66 画像処理部、68 表示装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける機能と、
前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するとともに、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させた位置を前記アプリケーションに通知する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項2】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けた旨の通知を受けて、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理する機能と、
前記ユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度の通知を受けて、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルを処理する際の動作を決定する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項3】
前記動作を決定する機能は、前記方向又は速度に基づいて、表示装置に表示する画面の位置又は大きさを決定することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理プログラム。
【請求項4】
前記動作を決定する機能は、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルに含まれるデータの中から処理対象とするデータを決定することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理プログラム。
【請求項5】
前記動作を決定する機能は、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルに含まれるデータの処理方法を決定することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理プログラム。
【請求項6】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェース部を備え、
前記ユーザインタフェース部は、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するとともに、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度を前記アプリケーションに通知する通知部を含むことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項7】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示するステップと、
前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるステップと、
前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示するステップと、
前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるステップと、
前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するステップと、
前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度を前記アプリケーションに通知するステップと、
を含むことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項8】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける機能と、
前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するとともに、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度を前記アプリケーションに通知する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項9】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けた旨の通知を受けて、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理するアプリケーションを備え、
前記アプリケーションは、前記ユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度の通知を受けて、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルを処理する際の動作を決定する動作決定部を含むことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項10】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けた旨の通知を受けて、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理するステップと、
前記ユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度の通知を受けて、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルを処理する際の動作を決定するステップと、
を含むことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項11】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けた旨の通知を受けて、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理する機能と、
前記ユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度の通知を受けて、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルを処理する際の動作を決定する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける機能と、
前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能か否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトの表示態様を変更する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項13】
前記表示態様を変更する機能は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能である場合、前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトの近傍に、互いに合致する形状の図形をそれぞれ表示することを特徴とする請求項12に記載のデータ処理プログラム。
【請求項14】
前記表示態様を変更する機能は、いずれか一方の近傍に表示される図形の凹部と他方の近傍に表示される図形の凸部とが合致する形状の図形を表示することを特徴とする請求項13に記載のデータ処理プログラム。
【請求項15】
前記表示態様を変更する機能は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを部分的に処理可能である場合、前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトの近傍に、互いに部分的に合致する形状の図形をそれぞれ表示することを特徴とする請求項12に記載のデータ処理プログラム。
【請求項16】
前記表示態様を変更する機能は、前記第1のオブジェクトと前記第2のオブジェクトとの間の距離が所定値よりも近づいたときに、前記図形を表示することを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載のデータ処理プログラム。
【請求項17】
前記表示態様を変更する機能は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能である場合、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを、互いに引き寄せ合うように変形又は移動させることを特徴とする請求項12に記載のデータ処理プログラム。
【請求項18】
前記表示態様を変更する機能は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理不可能である場合、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを、互いに反発し合うように変形又は移動させることを特徴とする請求項12に記載のデータ処理プログラム。
【請求項19】
前記表示態様を変更する機能は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能である度合いに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを変形又は移動させる度合いを決定することを特徴とする請求項17又は18に記載のデータ処理プログラム。
【請求項20】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェース部を備え、
前記ユーザインタフェース部は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能か否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトの表示態様を変更する表示態様変更部を含むことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項21】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示するステップと、
前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるステップと、
前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示するステップと、
前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるステップと、
前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能か否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトの表示態様を変更するステップと、
を含むことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項22】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける機能と、
前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能か否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトの表示態様を変更する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項1】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける機能と、
前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するとともに、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度、或いは前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させた位置を前記アプリケーションに通知する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項2】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けた旨の通知を受けて、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理する機能と、
前記ユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度の通知を受けて、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルを処理する際の動作を決定する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項3】
前記動作を決定する機能は、前記方向又は速度に基づいて、表示装置に表示する画面の位置又は大きさを決定することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理プログラム。
【請求項4】
前記動作を決定する機能は、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルに含まれるデータの中から処理対象とするデータを決定することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理プログラム。
【請求項5】
前記動作を決定する機能は、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルに含まれるデータの処理方法を決定することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理プログラム。
【請求項6】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェース部を備え、
前記ユーザインタフェース部は、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するとともに、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度を前記アプリケーションに通知する通知部を含むことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項7】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示するステップと、
前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるステップと、
前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示するステップと、
前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるステップと、
前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するステップと、
前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度を前記アプリケーションに通知するステップと、
を含むことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項8】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける機能と、
前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けると、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションに対して前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを通知するとともに、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度を前記アプリケーションに通知する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項9】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けた旨の通知を受けて、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理するアプリケーションを備え、
前記アプリケーションは、前記ユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度の通知を受けて、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルを処理する際の動作を決定する動作決定部を含むことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項10】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けた旨の通知を受けて、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理するステップと、
前記ユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度の通知を受けて、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルを処理する際の動作を決定するステップと、
を含むことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項11】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作を受け付けた旨の通知を受けて、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理する機能と、
前記ユーザインタフェースから、前記第1のオブジェクトを前記第2のオブジェクトに作用させる操作の方向又は速度の通知を受けて、前記方向又は速度に基づいて、前記データファイルを処理する際の動作を決定する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項12】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける機能と、
前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能か否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトの表示態様を変更する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラム。
【請求項13】
前記表示態様を変更する機能は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能である場合、前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトの近傍に、互いに合致する形状の図形をそれぞれ表示することを特徴とする請求項12に記載のデータ処理プログラム。
【請求項14】
前記表示態様を変更する機能は、いずれか一方の近傍に表示される図形の凹部と他方の近傍に表示される図形の凸部とが合致する形状の図形を表示することを特徴とする請求項13に記載のデータ処理プログラム。
【請求項15】
前記表示態様を変更する機能は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを部分的に処理可能である場合、前記第1のオブジェクト及び前記第2のオブジェクトの近傍に、互いに部分的に合致する形状の図形をそれぞれ表示することを特徴とする請求項12に記載のデータ処理プログラム。
【請求項16】
前記表示態様を変更する機能は、前記第1のオブジェクトと前記第2のオブジェクトとの間の距離が所定値よりも近づいたときに、前記図形を表示することを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載のデータ処理プログラム。
【請求項17】
前記表示態様を変更する機能は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能である場合、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを、互いに引き寄せ合うように変形又は移動させることを特徴とする請求項12に記載のデータ処理プログラム。
【請求項18】
前記表示態様を変更する機能は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理不可能である場合、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを、互いに反発し合うように変形又は移動させることを特徴とする請求項12に記載のデータ処理プログラム。
【請求項19】
前記表示態様を変更する機能は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能である度合いに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトを変形又は移動させる度合いを決定することを特徴とする請求項17又は18に記載のデータ処理プログラム。
【請求項20】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるユーザインタフェース部を備え、
前記ユーザインタフェース部は、前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能か否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトの表示態様を変更する表示態様変更部を含むことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項21】
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示するステップと、
前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるステップと、
前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示するステップと、
前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付けるステップと、
前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能か否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトの表示態様を変更するステップと、
を含むことを特徴とするデータ処理方法。
【請求項22】
コンピュータに、
データファイルに第1のオブジェクトを割り当てて前記第1のオブジェクトを画面に表示し、前記データファイルに対する操作を前記第1のオブジェクトに対する操作により受け付けるとともに、前記データファイルを処理するアプリケーションに第2のオブジェクトを割り当てて前記第2のオブジェクトを画面に表示し、前記アプリケーションに対する操作を前記第2のオブジェクトに対する操作により受け付ける機能と、
前記第2のオブジェクトが割り当てられたアプリケーションが、前記第1のオブジェクトが割り当てられたデータファイルを処理可能か否かに応じて、前記第1のオブジェクト又は前記第2のオブジェクトの表示態様を変更する機能と、
を実現させることを特徴とするデータ処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図19】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図19】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2008−234053(P2008−234053A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−69489(P2007−69489)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(395015319)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (871)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【出願人】(395015319)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (871)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]