説明

データ処理装置及び画像形成装置

【課題】データ処理時間を必要とせず、データを盗まれないようにしてデータ転送が可能な画像処理装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像データ入力手段側から入力された画像データを処理する画像処理部302と、前記画像処理部302で処理された画像データを、汎用バス305を介して受信し、所望の画像データに処理する画像制御部308とを有する画像処理装置において、前記汎用バス305と前記画像処理部302及び画像制御部308にそれぞれ設けられた第1及び第2の汎用バスI/F303,307と、前記第1の汎用バスI/F303と前記汎用バス305間に設けられ、画像処理部302側から画像制御部308側への転送信号にスクランブル処理するスクランブル装置304とを備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ディジタル画像信号を処理し、画像形成用の信号に変換する画像用のデータ処理装置、あるいは計測器等の計測データを扱うデータ処理装置、及び入力データが画像データであり、画像データを処理後、転写紙に画像として再生する画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ディジタル画像処理装置に関する従来技術として、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。この従来技術は、原稿画像を読み取りユニットにより読み取って、その読み取った信号をディジタル変換し、ディジタル変換された画像信号を、画像処理プロセッサーにより画像処理を行い、それから、画像データ制御部が、パラレルバス(PCI)を使用して、システムコントローラの内のメモリに送信するというものである。
【0003】
ディジタル画像処理装置を含むプリンタ装置、複写機等の複数の機能を備えた複合機は、パラレルバス上に、オプション機能を接続するためのコネクタが設けられているのが一般的であり、このパラレルバスが、一般的な汎用バス(PCI、USB、ATAPI等)である場合、パラレルバス上を流れるデータを盗み取ることが可能である。一方、パラレルバス上に流れる画像データに暗号化を行った技術としては、特許文献2に記載された技術が知られている。
【0004】
この特許文献2記載の発明は、ディジタル画像処理装置のパラレルバスから画像データが盗み取られた場合にも、盗み取ったデータの内容が分からないようにして、データの悪用を防止することを目的としてなされたもので、パラレルバスを介して各種の機能機器との間で画像データを授受する画像データ制御部を備える画像処理装置において、前記画像データ制御部及び1又は複数の機能機器は、パラレルバスに送出する画像データを、データの内容が分からないようなデータ形式に変換する暗号化手段を備えたことを特徴としている。
【特許文献1】特開2000−316063号公報
【特許文献2】特開2005−094643号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、データを盗み取られないようにする場合に、前記特許文献2の発明は、
1)データを処理するのに時間がかかる。
2)転送データ量が多くなる、暗号化はされているがデータは盗まれてしまう。
という欠点がある。
【0006】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、データ処理時間を必要とせず、データを盗まれないようにしてデータ転送が可能なデータ処理装置及び画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため第1の手段は、データ入力手段側から入力されたデータを処理する第1のデータ処理手段と、前記第1のデータ処理手段で処理された入力データを、汎用バスを介して受信し、所望のデータに処理する第2のデータ処理手段とを有し、前記汎用バスを介して各種の機能機器との間でデータを送受してデータ処理を行うデータ処理装置において、前記汎用バスと前記第1及び第2のデータ処理手段にそれぞれ設けられた第1及び第2の汎用バスインターフェースと、前記第1の汎用バスインターフェースと前記汎用バス間に設けられ、前記第1のデータ処理手段側から前記第2のデータ処理手段側への転送信号にスクランブル処理するスクランブル処理手段とを備えていることを特徴とする。
【0008】
第2の手段は、第1の手段において、前記汎用バスと前記第2の汎用バスインターフェース間に設けられ、前記スクランブル処理された転送信号に対してスクランブル解除するスクランブル解除手段を備えていることを特徴とする。
【0009】
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記スクランブル処理手段が転送信号のビット入れ替えによりスクランブル処理を行うことを特徴とする。
【0010】
第4の手段は、第1又は第2の手段において、前記スクランブル処理手段が転送信号のビット入れ替えを行う手段を数パターン持ち、ユーザの切替により任意のパターンでスクランブル処理を行うことを特徴とする。
【0011】
第5の手段は、第1又は第2の手段において、前記スクランブルする手段が設定されたスクランブル鍵をEXORすることによりスクランブル処理を行うことを特徴とする。
【0012】
第6の手段は、第1又は第2の手段において、前記スクランブルする手段が前サイクルに出力した転送信号をスクランブル鍵としサイクル毎に変化するスクランブル鍵をEXORすることによりスクランブル処理を行うことを特徴とするデータ処理装置。
【0013】
第7の手段は、第1又は第2の手段において、ユーザがスクランブル処理の有無を設定する設定手段を備えていることを特徴とする。
【0014】
第8の手段は、第1ないし第7のいずれかの手段において、前記データが画像データであることを特徴とする。
【0015】
第9の手段は、第8の手段に係るデータ処理装置を画像処理装置として画像形成装置が備えていることを特徴とする。
【0016】
なお、後述の実施形態では、第1のデータ処理手段は画像処理部302に、汎用バスは符号305に、第2のデータ処理手段は画像制御部308に、第1の汎用バスインターフェースは汎用バスI/F303に、第2の汎用バスインターフェースは汎用バスI/F307に、スクランブル処理手段はスクランブル装置304に、スクランブル解除手段はスクランブル解除装置306に、設定手段はCPU310に、それぞれ対応する。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、汎用バスのインターフェースでスクランブル処理とスクランブル解除を行うようにしたので、データ処理時間を必要とせず、データを盗まれないようにしてデータ転送が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0019】
本実施形態では、説明を簡略化するため、図1のプロトコルにてデータ転送が行われるバスを例に取って説明する。図1のプロトコルから分かるようにFRAME信号がLとなった次のサイクルで、AD信号には転送先のアドレス、C/BE信号にはメモリライトorメモリリードのコマンドが転送される。次のサイクルからはAD信号には転送データ、C/BE信号にはバイトイネーブルのデータが転送され、IRDY信号、TRDY信号が共にLのときのデータが有効なデータとして転送される。また、C/BE信号のコマンドは、6のときにはメモリリード、7のときにはメモリライトであるものとする。
【0020】
図2に実際の転送プロトコルの状態を示す。図2の転送はFRAME信号がLとなったサイクルのAD信号の値は0、C/BE信号の値は7なのでアドレス0番地にデータをライトする転送であることを示している。次のサイクルからIRDY信号TRDY信号が共にLなので有効なデータ転送となり、0番地から順に1、2、3のデータがライトされる転送となる。
【0021】
図3は本実施形態に係る画像処理装置の全体的なシステム構成を示すブロック図である。同図において、この画像処理システムは、画像読み取り装置301、画像処理装置300、及び画像書き込み装置311から構成されている。画像処理装置300は、画像処理部302、スクランブル部304、スクランブル解除部306、画像制御部308、記憶装置309及びCPU310から構成され、画像処理部302とスクランブル部304との間、スクランブル解除部306と画像制御部308との間にはそれぞれ第1及び第2の汎用バスI/F303及び307が設けられている。スクランブル部304とスクランブル解除部306は汎用バス305で接続され、CPU310はスクランブル部304とスクランブル解除部307とを制御する。
【0022】
大略このように構成されたシステムでは、図3の画像読み取り装置301で読み取られたデータは画像処理部302で必要な画像処理が行われる。その後、汎用バスI/F303から汎用バスの転送プロトコルにて転送された信号がスクランブル装置304に入力される。説明を簡略化するため、ここでの汎用バスの転送プロトコルは図1で示した転送プロトコルとする。
【0023】
CPU310はデータ転送開始前にスクランブル部304にスクランブルを実行し、スクランブル解除部306にスクランブル解除を実行するという設定を行う。
【0024】
スクランブル部304は入力された信号をスクランブル処理し、汎用バス305へスクランブル処理された信号を出力する。説明を簡略化するために、スクランブル部304でのスクランブル方法をAD信号の下位4bitとC/BE信号を入れ替えただけのものとする。図2の転送にAD信号の下位4bitとC/BE信号を入れ替えるスクランブルを行った場合、汎用バス305に出力されるデータは図4の右側のようになる。
【0025】
データを盗み取る場合は、汎用バス305を監視していて、FRAME信号がLになった次のサイクルのAD信号の値とC/BE信号の値をトリガにデータ取得するが、汎用バス305に流れている信号はFRAMEがLとなった次のサイクルのC/BE信号の値が0となっているため、メモリに対するデータアクセスが発生していないように見える。よって汎用バス305からデータを盗み取ることができない。
【0026】
スクランブル処理された信号を汎用バス305から受信したスクランブル解除部306はスクランブル処理を解除し、汎用バスI/F307へ信号を転送する。この場合のスクランブル処理の解除とは汎用バス305から受信した信号のAD信号の下位4bitとC/BE信号を入れ替えることである。スクランブル解除部306と汎用バスI/F307間のデータ転送は図2のプロトコルとなるので、汎用バスI/F307は正しくデータを受信することができる。汎用バスI/F307は受信したデータを画像制御部308へ転送し、画像制御部308は記憶装置309へデータを転送する。
【0027】
本実施例では説明を簡略化するために、スクランブル方法をAD信号の下位4bitとC/BE信号を入れ替えただけのものとしたが、2つのブロック間にてスクランブル方法のパターンを何パターンか決めておき、パターン毎に入れ替える信号を変更することも考えられる。例えばパターンを何も設定しない場合はAD信号の下位4ビットとC/BE信号の入れ替え、パターン1の場合はAD信号の上位4ビットとC/BE信号の入れ替え、パターン2の場合はAD信号の下位1ビットとIRDY信号、C/BE信号の下位1ビットとTRDY信号を入れ替える等である。
【実施例1】
【0028】
図5はスクランブル部304、スクランブル解除部306及びCPU310からなるスクランブル処理装置の実施例を示すブロック図である。
【0029】
この実施例では、CPU501から設定されたパターンに従いスクランブル、スクランブル解除を行う。スクランブル部304は、レジスタ304r、さらには入力切替部304aと出力切替部304bを備え、両者間にはパターン1からn(n:2以上の整数)のスクランブルパターンを備えたパターン保持部304c1,・・・304cnが設けられている。スクランブル解除部306も同様に、レジスタ306r、入力切替部306a、出力切替部306b、パターン保持部306c1,・・・306cnを備えている。
【0030】
CPU310はスクランブル部304内のレジスタ304r、スクランブル解除部306内のレジスタ306rに同じスクランブルパターンを設定する。スクランブル部304内の入力切替装置304aはレジスタ304rに設定されたパターンに対応するパターン保持部304c1・・・304cnのいずれかにデータを出力し、出力切替装置304bはレジスタ304rに設定されたパターンのパターン保持部304c1・・・304cnのいずれかからデータを入力し、汎用バス305へデータを出力する。
【0031】
スクランブル解除部306内の入力切替装置306aはスクランブル装置304と同様にレジスタ306rに設定されたパターンに従い解除パターン保持部306c1・・・306cnのいずれかにデータを出力する。出力切替装置306bはレジスタ306rに設定されたパターンの解除パターン保持部306c1・・・306cnのいずれかから入力したデータを出力する。
【実施例2】
【0032】
また、転送前にスクランブル鍵をスクランブル部304、スクランブル解除部306に設定しスクランブル部304で送信信号にスクランブル鍵をEXORし、スクランブル解除部306で受信信号にスクランブル鍵をEXORすることもできる。
【0033】
図6は鍵を使用した実施例2に係るスクランブル処理装置の構成を示すブロック図である。この実施例に係るスクランブル処理装置では、スクランブル部304はレジスタ304sとスクランブル処理部304dとを備え、また、スクランブル解除部306はレジスタ306sとスクランブル解除処理部306dとを備えて構成されている。
【0034】
CPU310はスクランブル部304のレジスタ304sとスクランブル解除部306のレジスタ306sに鍵となる値を設定する。スクランブル処理部304は入力されたデータにレジスタ304sの値をEXOR処理し、汎用バス305へデータを出力する。スクランブル解除部306のスクランブル解除処理部306dは汎用バス305から入力されたデータに対してレジスタ306sの値をEXOR処理し出力する。
【実施例3】
【0035】
また、スクランブル鍵を1サイクル前に出力した転送信号として、転送毎にスクランブル鍵を変更することもできる。
図7は1サイクル前に出力した転送信号を鍵とした実施例3に係るスクランブル処理装置の構成を示すブロック図である。この実施例3は実施例2に対してスクランブル部304とスクランブル解除部306にスクランブル処理部304e及びスクランブル解除処理部306eと接続されたデータ保持レジスタ304f,306fをそれぞれ設けたものである。
【0036】
本実施例では、CPU310はスクランブル部304のレジスタ304dとスクランブル解除部306のレジスタ306dに鍵の初期値となる値を設定する。スクランブル処理部304eは最初に入力されたデータに対してはレジスタ304dの値をEXOR処理し、汎用バス305へ出力する。このとき汎用バス305に出力されたデータはデータ保持レジスタ304fへ保持される。
【0037】
スクランブル処理部304eは次のサイクルで入力されたデータに対してデータ保持レジスタ304fの値をEXOR処理し、汎用バス305へ出力する。このとき汎用バス305に出力されたデータはデータ保持レジスタ304fへ保持される。以後、同様に出力データをデータ保持レジスタ304fに保持し、次に入力されるデータをスクランブル処理するときの鍵として使用する。
【0038】
スクランブル解除部306は汎用バス305から最初に入力されたデータに対してはレジスタ306dの値をEXOR処理し出力する。このとき汎用バス305から入力されたデータはデータ保持レジスタ306fへ保持される。スクランブル解除部306は次のサイクルで入力されたデータに対してデータ保持レジスタ306fの値をEXOR処理し出力する。このとき汎用バス305から入力されたデータはデータ保持レジスタ306fへ保持される。以後、同様に汎用バス305からの入力データをデータ保持レジスタ306fへ保持し、次に入力されるデータをスクランブル解除処理するときの鍵として使用する。
【実施例4】
【0039】
実施例1ないし3ではスクランブル処理を行う例を示したが、機器に不具合があった場合の解析時にデータを取得するためにユーザの設定によりスクランブル処理を行わないモードを持つこともできる。
【0040】
図8はスクランブル処理を行わないモードを持つ実施例4に係るスクランブル処理装置の構成を示すブロック図である。この実施例4は実施例1におけるレジスタ304r,306rを、スクランブル処理を実行するか否かを設定するレジスタ304t,306tに変更し、入力切替装置304a,306aと出力切替装置304b,306bとの間にスクランブル処理部304g,306gとスルーモード部304h,306hとを設けたものである。その他の各部は図5に示した実施例1と同等である。
【0041】
このように構成した実施例4では、CPU310はスクランブル部304のレジスタ304tとスクランブル解除部306のレジスタ306tにスクランブル処理を実行するか否かの設定を行う。スクランブル部304の入力切替装置304aはレジスタ304tの設定がスクランブル処理を行う場合はスクランブル処理部304gにデータを出力し、スクランブル処理を行わない場合はスルーモード部306hへデータを出力する。
【0042】
出力切替装置807はレジスタ803の設定がスクランブル処理を行う場合はスクランブル処理部805からデータを入力し、スクランブル処理を行わない場合はスルーモード806からデータを入力し、汎用バス808へデータを出力する。スクランブル解除装置809の入力切替装置811はレジスタ810の設定がスクランブル処理を行う場合はスクランブル処理部812にデータを出力し、スクランブル処理を行わない場合はスルーモード813へデータを出力する。出力切替装置814はレジスタ810の設定がスクランブル処理を行う場合はスクランブル処理部812からデータを入力し、スクランブル処理を行わない場合はスルーモード813からデータを入力し、データを出力する。
【0043】
以上のように、本実施形態によれば、
1)データ処理時間を必要とせず、転送データ量が多くなることもなく、汎用バスからデータを盗まれない画像処理装置のスクランブル部分を実現することができる。
2)スクランブルされた信号のスクランブル解除を実現することができる。
3)制御の必要がなく、データ処理時間を必要とせず、転送データ量が多くなることもなく、汎用バスからデータを盗まれない画像処理装置を実現することができる。
4)複数のスクランブル手段を備えることで、よりセキュリティの高い画像処理装置を実現することができる。
5)鍵を用いたスクランブル手段を備えることで、よりセキュリティの高い画像処理装置を実現することができる。
6)をサイクル毎に変化させることスクランブル手段を備えることで、よりセキュリティの高い画像処理装置を実現することができる。
7)汎用バスにおけるデータ転送に不具合があった場合にも容易に解析を行える画像処理装置を実現することができる。
8)データ処理時間を必要とせず、転送データ量が多くなることもなく、汎用バスからデータを盗まれることのない画像形成装置を提供することができる。
などの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】プロトコルでデータ転送が行われるバスの例を示すタイミングチャートとである。
【図2】実際の転送プロトコルの状態を示すタイミングチャートである。
【図3】本実施形態に係る画像処理装置の全体的なシステム構成を示すブロック図である。
【図4】図2に示した転送のタイミングチャートと、図2の例に対してAD信号の下位4bitとC/BE信号を入れ替えるスクランブルを行った場合のタイミングを対比して示すタイミングチャートである。
【図5】スクランブル部、スクランブル解除部及びCPUからなる実施例1に係るスクランブル処理装置を示すブロック図である。
【図6】鍵を使用した実施例2に係るスクランブル処理装置の構成を示すブロック図である。
【図7】1サイクル前に出力した転送信号を鍵とした実施例3に係るスクランブル処理装置の構成を示すブロック図である。
【図8】スクランブル処理を行わないモードを持つ実施例4に係るスクランブル処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0045】
300 画像処理装置
301 画像読み取り装置
302 画像処理部
303 第1の汎用バスI/F
304 スクランブル部
305 汎用バス
306 スクランブル解除部
307 第2の汎用バスI/F
308 画像制御部
309 記憶装置
310 CPU
311 画像書き込み装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ入力手段側から入力されたデータを処理する第1のデータ処理手段と、
前記第1のデータ処理手段で処理された入力データを、汎用バスを介して受信し、所望のデータに処理する第2のデータ処理手段と、
を有し、前記汎用バスを介して各種の機能機器との間でデータを送受してデータ処理を行うデータ処理装置において、
前記汎用バスと前記第1及び第2のデータ処理手段にそれぞれ設けられた第1及び第2の汎用バスインターフェースと、
前記第1の汎用バスインターフェースと前記汎用バス間に設けられ、前記第1のデータ処理手段側から前記第2のデータ処理手段側への転送信号にスクランブル処理するスクランブル処理手段と、
を備えていることを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
請求項1記載のデータ処理装置において、
前記汎用バスと前記第2の汎用バスインターフェース間に設けられ、前記スクランブル処理された転送信号に対してスクランブル解除するスクランブル解除手段を備えていることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項3】
請求項1又は2記載のデータ処理装置において、
前記スクランブル処理手段は、転送信号のビット入れ替えによりスクランブル処理を行うことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項4】
請求項1又は2記載のデータ処理装置において、
前記スクランブル処理手段は、転送信号のビット入れ替えを行う手段を数パターン持ち、ユーザの切替により任意のパターンでスクランブル処理を行うことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項5】
請求項1又は2記載のデータ処理装置において、
前記スクランブルする手段は、設定されたスクランブル鍵をEXORすることによりスクランブル処理を行うことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項6】
請求項1又は2記載のデータ処理装置において、
前記スクランブルする手段は、前サイクルに出力した転送信号をスクランブル鍵としサイクル毎に変化するスクランブル鍵をEXORすることによりスクランブル処理を行うことを特徴とするデータ処理装置。
【請求項7】
請求項1又は2記載のデータ処理装置において、
ユーザがスクランブル処理の有無を設定する設定手段を備えていることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項8】
請求項1ないし7のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
前記データが画像データであることを特徴とするデータ処理装置。
【請求項9】
請求項8記載のデータ処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−44481(P2009−44481A)
【公開日】平成21年2月26日(2009.2.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−207546(P2007−207546)
【出願日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】