説明

トランスポンダを備えた軸受、特に転がり軸受又は滑り軸受、又は、リニアガイド

この発明は、軸受、特に転がり軸受又はジャーナル軸受、又はリニアガイドに関し、少なくとも一つの軸受構成部材(1)、特に転がり軸受の軸受輪とアンテナ(4)を有するトランスポンダ(3)とを有している。簡単でしかも軸受の形態に依存しないRFIDトランスポンダ用アンテナが利用できるアンテナ付RFIDトランスポンダにより、軸受特に転がり軸受又はジャーナル軸受又はリニアガイドを特定するという目的は、アンテナ(4)がスロット付きアンテナであり、スロット(6)を有していること、及びスロット(6)が軸受構成部材(1)の中又は上に設けられているというこの発明により達成できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の包括概念に従う、トランスポンダが備えられている軸受、特に転がり軸受又は滑り軸受又はリニアガイドに関する。
【背景技術】
【0002】
軸受特有のデータを与え、必要に応じて呼び出すことができるように軸受、特に転がり又は滑り軸受にトランスポンダを有するRFID要素を設けることが経験から知られている。この目的のために、トランスポンダは、電磁放射を用いて受信でき、軸受に配置された受信アンテナを有している。この場合、一般に金属製の軸受構成部材、特に転がり軸受の軸受輪により電磁放射の遮蔽による問題が生じる。
【0003】
特許文献1は、軸受構成部材としての外輪の本体側面に穴を設けその穴にRFID要素が配置された外輪を有する転がり軸受が詳述されている。このRFID要素にアンテナが構造的に一体とされている。このアンテナは、穴の内面の金属環境により遮蔽され、受信が困難であり、或いは、このRFID要素から送信された信号が、軸受輪の外部において受信が困難であるという問題がある。
【0004】
特許文献2は、軸受構成部材として金属挿入物を有する封止部を有する転がり軸受にRFIDを配置することが記載されている。一般的に金属リングのこの封止部は、穴を有し、穴の間に残った封止部の金属製本体のこの部分がRFID要素のアンテナとして接続されている。ここでは、特にその両側で、穴により区切られたダイポールアンテナとして形成されている。このダイポールアンテナの両端は非常に隣接しているので、アンテナの性能は悪い。また、封止部を有さない又は封止部が金属挿入物を有さない軸受にこのような構成を用いることはできない。
【0005】
RFID要素が、金属挿入物を有する封止部に設けられているが、金属挿入物がRFIDのアンテナとして接続されていない限り、この金属挿入物は、RFID要素と一体のアンテナの機能を損なう(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第6501382B1号明細書
【特許文献2】独国特許第102004005234T5号明細書
【特許文献3】独国特許第102004005235T5号明細書
【発明の概要】
【0007】
本発明の課題は、RFIDトランスポンダのアンテナが軸受の形状に依存しないで形成できるようなアンテナを有するRFIDトランスポンダが備わった軸受、特に転がり軸受又は、滑り軸受又はリニアガイドを提供することである。
【0008】
上記課題は、冒頭に述べた軸受に対して、発明に従い、請求項1の特徴により解決される。
【0009】
アンテナをスリットアンテナとして形成することは、軸受構成部材の通常は金属の本体中にスリットを形成することを前提としている。軸受の製造において、しばしば利用される切れ目、溝、穴又は有底穴などの切除部が、必要に応じてスリットアンテナとして形成され得る。特に、回路により、トランスポンダ用のアンテナとして接続され得る。スリットは、軸受構成部材の本体の一部を曲げたり、コーキング加工により形成することができ、構成部材を同じ構成部材の表面又は他の構成部材の表面に近づけ間隙を形成し、スリット形成による構成部材本体の材料損失をもたらすことなく、これをスリットアンテナのスリットにすることができる。
【0010】
基本的には、軸受構成部材の本体の任意のスリットが、軸受に設けられたトランスポンダのスリットアンテナとして利用できる。
【0011】
軸受構成部材の本体のスリットの配置、又はスリットの幾何学的形状に関しては、自由度があり、スリットのアンテナ特性を最適化するために自由度を利用できる。スリットは例えば軸受構成部材の本体を通り抜ける穴、又は本体に設けられた袋穴又は有底穴として形成できる。さらに、スリットアンテナとして適している限り、本質的に如何なる幾何学的形状も取り得る。スリットと他のトランスポンダとの間に適切な接続がある限り、スリットがトランスポンダと離れて配置されてもよい。例えば、スリットは軸受自体に設けるのでなく、軸受受容部に設けることもでき、その意味において、軸受受容部は軸受構成部材に該当する。それに応じて、スリットがスリットアンテナとして他のトランスポンダと接続されている限り、スリットは、軸受構成部材としての軸受輪に設けることができ、トランスポンダは軸受の外、例えば軸受受容部に設けることができる。
【0012】
軸受が、内輪と外輪を有する転がり軸受として形成されている場合には、例えば非導電性特にセラミックの転動体が設けられている場合のように内輪と外輪の間隙が電気的に絶縁されている限り、スリットは内輪と外輪により形成することができる。
【0013】
トランスポンダのスリットアンテナとしてのスリットの接続は、導線による接続、特にガルバニック接続によりスリットと他のトランスポンダの接続が形成される。代わりとして又は追加として、スリットと他のトランスポンダとの接続は、非接触により、特にスリットの他のトランスポンダに対する電荷結合、又は誘導結合により行うこともできる。
【0014】
スリットの形状に関して、好ましくはスリットを本質的に直方体形状の切除部とすることが意図されている。この場合、スリットは、大量加工の点で好ましい、単純で、再生産が可能な形状を有している。直方体状の切除部の平行な側面は、さらに、他のトランスポンダが分極化した放射により発信させ、このトランスポンダから発信した信号が分極することを確実にし、その結果この信号が雑信号中において容易に認識できる。
【0015】
スリットが、本質的に直方形の切除部として形成されている場合は、この直方形状切除部が、トランスポンダの波長の約半分に相当する長さを有する長側面とトランスポンダの波長の約四分の一に相当する深さを有することが好ましい。トランスポンダが送信する波長を考慮してスリットの長さを決めることは、スリットアンテナとしてのスリットが、トランスポンダの波長に同調することを確実にする。その他の波長は、スリットアンテナにより弱く受信されるので、スリットアンテナがフィルターとして作用することができる。
【0016】
他のトランスポンダは、スリットアンテナから空間的に離して配置することができる。
【0017】
好ましくは、トランスポンダは、スリット内に配置されることが意図される。スリットはトランスポンダにより少なくとも部分的に満たされる、他のトランスポンダのための開口部又は切除部を提供する。トランスポンダは、スリットからはみ出さないようにスリット内に収容されることができる。他のトランスポンダを収容し、スリットアンテナとしての構成を成すスリットの面と稜が、トランスポンダのスリットアンテナとして接続されるように、特別に、スリット形状を形成することができる。
【0018】
好ましくは、トランスポンダは、スリット内において、偏芯的に、特にスリットの表面近くに配置する。偏芯配置の場合に、他のトランスポンダは、スリットの幾何学形状、他のトランスポンダのスリット内の位置及びスリットの絶縁特性により決められるスリットの入力インピーダンスが、他のトランスポンダに適合するような場所に配置することができる。
【0019】
スリットが、軸受構成部材の本体内の直方形の切除部により形成されており、直方形の側面の長さがトランスポンダの波長の約半分であり、切除部周囲の表面からの直方形の深さが該波長の約四分の一に相当する場合には、トランスポンダはスリット内の直方形の短側面近くに配置するのが好ましい。さらに、この直方形の長側面又は短側面又は底面が開口部を有し、その面は、側面又は底面に比較して小さくし、この開口部にトランスポンダが少なくとも部分的に収納される。
【0020】
好ましくは、スリットは、絶縁体により満たされる。絶縁体は、スリット内のエネルギー密度を高めると共に、スリット内の波長を調節する可能性を与え、その結果他のトランスポンダの入力インピーダンスがスリットアンテナのインピーダンスに整合させられる。
【0021】
アンテナを、トランスポンダの接続部とその接続部を包む絶縁体と、絶縁体の外部の電導層とを有する構成ユニットとして形成されるものとする。この構成ユニットは、軸受から分離して加工されたモジュールとして軸受構成部材に設けられた受容部に嵌め込まれる。このような構成ユニットは、軸受構成部材の本体が金属導体でない場合においても、スリットアンテナとされる。絶縁体の導電層はこの場合には、スリットの内面を構成し、従ってスリットアンテナの作用面又は、稜を構成する。絶縁体自体は、スリットの表面を機械的に安定させ、該外部層の表面間の決められた電気的関係を生ぜしめる。トランスポンダの接続部は、構成ユニットの外に設けることもあるトランスポンダの配線を可能にするが、トランスポンダは、好ましくは、構成ユニットの構成部材として、絶縁体の内部又はその上に受容される。
【0022】
アンテナが構成ユニットとして形成されている場合には、絶縁体の導電性の外層は、非導電性の層、特にセラミック層により包まれることが好ましい。このセラミック層は、構成ユニットを軸受構成部材の本体に対して、電子的に保護し、特に、機械的、熱的、又は磁気的な軸受構成部材の本体が構成ユニットに与える影響を制御できる。このセラミック層は、導電性の外層を、絶縁体を包囲する内層として有することができる。この場合には、セラミック層は、構成ユニットの一部である。
【0023】
スリットアンテナとされる予め完成された構成ユニットの代わりに、軸受構成部材の本体にスリットを設け、そのスリットの内面に絶縁性の層を、例えばセラミック膜を固定して設け、例えば金属膜を絶縁層、特にセラミック膜に固定して、この絶縁性層に導電性の面を設け、こうして被覆されたスリット内面に少なくともトランスポンダをスリットアンテナに接続する接続部を、好ましくは接続部を含め他のトランスポンダ全体をスリットアンテナに位置させる。必要ならば、スリット内面に囲まれた領域を絶縁体で満たすこともできる、その表面は、スリットの境界を軸受構成部材の本体の平面と面一に閉じる。
【0024】
本発明のその他の利点と特徴は、好ましい実施例および従属する請求項から明らかと成る。
【0025】
この発明が、添付された図を元に、以下に詳細に記載し、説明される。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明の実施例に係る軸受の断面図を示す。
【図2】図1の断面の上面図を示している。
【図3】図1及び図2に示されたスリットアンテナと異なるスリットアンテナの斜視概観図を示している。
【発明を実施するための形態】
【0027】
図1は、転がり軸受又は滑り軸受として形成された軸受であって、軸受構成部材1、特に転がり軸受の軸受輪を有し、その本体2内に、トランスポンダ3を有している軸受を示している。軸受は、リニアガイドであっても良く、その場合には、軸受構成部材1は、リニアガイドのリニア案内部材である。トランスポンダ3は、スリットアンテナ4として形成されたアンテナと特に電子的メモリー装置を収容するその他のトランスポンダ5を有している。該スリットアンテナ4は、トランスポンダ3のアンテナとして形成されており、該他のトランスポンダ5と非接触に結合、特に誘導結合又は荷電結合により結合されている。
【0028】
スリットアンテナ4は、軸受構成部材1の本体内のスリット6として形成されており、このスリット6は、軸受構成部材1の本体のこのスリット6に隣接する領域2の表面7から見て、トランスポンダ3が同調する波長の4分の1の深さを有し、これによりトランスポンダ3が送信したりサーバーにより外部から識別される。
【0029】
このスリット6は、本体2の表面7における長さがその深さより明らかに小さいと言う意味において細長く形成されている。スリット6内において、他のトランスポンダ5は、スリット6の表面、それ故、偏芯位置に配置されている。該スリット6は、その表面に達する絶縁体により満たされており、その内部に他のトランスポンダ5が配置され、絶縁体は本体2の表面7とほぼ面一に覆っている。表面7からほぼ垂直に側壁B,Cが落ち込んでいる。このスリットはさらに底面Eを有している。軸受構成部材7の本体2は、導電性であり、特に金属であるので、スリット6の側壁B,Cは、その間の絶縁体に対して導電性の境界面を形成する。これにより、側壁B,Cはスリットアンテナ4の導電性面又は稜として適当な配線により形成できる。
【0030】
図2は、スリット6と本体2の表面7の平面図を示す。図1と対比すると、スリット6は、全体的に、本体2内の直方形状の切り取り部として形成されているのが分かる。直方形の長い側面B、Cは、トランスポンダ3の波長の半分に相当する長さである。他のトランスポンダ5は、絶縁体が入れられたスリット6内で、特に短側面A、Dの方にずれていることも分かる。
【0031】
スリットアンテナ4は、長側面C、Bにより形成されているので、短側面A、D又は底面Bの正確な形成は、スリットアンテナ4の機能を決定するものではない。特に、側面A,Dは丸く形成されてもよいし、全く無くてもよいが、その場合には、長側面C、Bがその端部において互いに収束し、スリット6が平面視でほぼアーモンド形状を呈する。同様に、底面Bも丸く形成されてもよいし、V字形状にされてもよい。側面A,Dの端部において、スリットは、拡幅され、そのスリット拡幅部に他のトランスポンダ5が納められることもできる。さらに、底面B又は両側面C,B又はA,Dの一つは凹部を有することができ、この凹部に他のトランスポンダ5が納められて、このトランスポンダが長側面C,Bの間に位置しなくすることもできる。
【0032】
図3に示されたスリットアンテナ4は、他のトランスポンダ5が、直方形切除部として形成されたスリット6の中に配置されている点において、図1又は図2に示されたスリットアンテナと異なっている。他のトランスポンダ5からガルバニック接続部8が両側面B,Cに延びている。スリットアンテナ4の側面A,B,C,D,Eは、外側が非導電性で、特にセラミック層が設けられており、内側において、他のトランスポンダ5に向いた表面が導電性として形成されている。セラミック層は、スリットアンテナ4を軸受構成部1の本体2から絶縁している。スリットアンテナ4は、さらに絶縁体(例えばPA66−GF25又は転動体を形成するセラミック)により満たされており、その内部において、他のトランスポンダ5は、スリットアンテナの側面B,C特に接続部8により側面B,Cと接続している。
【0033】
図3に示されたスリットアンテナ4は、側面B、Cの導電性面と、絶縁体と、他のトランスポンダ5を側面B,Cの導電性面に接続する接続部とを有する構成ユニットとして形成されることができる。このような構成ユニットは、直方形の切除部に挿入することができる。この構成ユニットが付加的にセラミック外層又は非導電層を有する場合には、この構成ユニットは、軸受構成部分1の本体2の導電性と独立に、スリットアンテナとして適用できる。
【0034】
上に述べた実施例においては、スリットアンテナ4は、スリット6の長側面C,Bにより形成されている。変更又は追加として、短側面A,Dもトランスポンダ3の他の波長と同調するスリットアンテナとして切換できることが理解できる。スリットアンテナの面は必ずしも対向している必要はなく、互いに角度を持たせることもできることが分かる。例えば、短側面例えばAと長側面例えばBとの間で、側面Aと側面Bとが電気的に絶縁されている限りにおいて、スリットアンテナを形成することもできる。
【0035】
上に述べた実施例では、スリットアンテナ4の幾何学的形状は、基本的にスリット6の形により決められた。スリットが、スリットアンテナの所望の形からずれた形を有している場合には、スリットが、導電性のペーストで埋められ、残される間隙が、スリットアンテナの所望の形状を有するようにできる限り、スリットはその形で、スリットアンテナ4の所望の形状に適合させられる。スリットアンテナ4が構成ユニットにより形成されている場合には、このユニットをスリットの充填物、特に導電性ペーストに挿入することができる。
【0036】
上に述べた実施例においては、スリットは、軸受構成部材1の本体2に形成された切除部として形成されている。スリットが本体の切除部である必要はなく、スリットを本体2の表面7とその表面7に対してコーキングした部分により形成できることも分かる。さらにスリットを第一の軸受構成部材の表面と第二の軸受構成部材の表面の間に、特に軸受の内輪と外輪の間又は軸受輪と軸受の導電性封止部材との間に形成することもできる。
【0037】
上に述べた実施例においては、スリット6は、軸受構成部材1の本体2に止まり穴加工をして形成することができる。スリット6を、本体2を貫通する破断部により形成することができることも分かる。その場合には、底面Eは存在しない。
【0038】
図3に示された実施例のスリットアンテナ4の側面A,B,C,D,Eは、外面が非導電性で、特に、セラミック層が設けられている。側面の外面を導電性に形成することもできることが分かる。
【0039】
この発明は、転がり軸受として形成された軸受として上に詳述した。軸受構成部品1は、ケージ、封止部材、転動体又は転がり軸受の軸受輪の一つである。軸受は、リニアガイドとして形成されていてもよいことが分かる。この場合には、上述の両実施例の軸受構成部材1に対応するのは、レール、巻回ユニット、又はスライド又は軸受構成部材としてのリニアガイドである。
【符号の説明】
【0040】
1 軸受構成部材
2 軸受構成部材1の本体
3 トランスポンダ
4 トランスポンダのスリットアンテナ
5 他のトランスポンダ
6 スリット
7 本体2の表面
8 ガルバニック接続部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの軸受構成部材(1)、特に転がり軸受の軸受輪と、アンテナ(4)を備えたトランスポンダ(3)とを有する軸受、特に転がり軸受又は滑り軸受又はリニアガイドであって、該アンテナ(4)がスリットアンテナとして形成されていて、スリット(6)を有していること、及び該スリット(6)が軸受構成部材(1)の内部又は上に形成されていることを特徴とする軸受。
【請求項2】
前記スリット(6)が、直方形状の切除部として形成されていることを特徴とする請求項1に記載の軸受。
【請求項3】
前記直方形状の切除部が、前記トランスポンダの波長の約半分に相当する長さを有する長側面(B,C)と、前記トランスポンダの波長の約四分の一に相当する深さを有することを特徴とする請求項2に記載の軸受。
【請求項4】
他のトランスポンダ(5)が前記スリット(6)内に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3の一つに記載の軸受。
【請求項5】
前記他のトランスポンダ(5)が前記スリット(6)内に偏芯的に、特に該スリット(6)の一つの面の近傍に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の軸受。
【請求項6】
前記スリット(6)が絶縁体により満たされていることを特徴とする請求項1ないし5の一つに記載の軸受。
【請求項7】
前記アンテナ(4)が、トランスポンダ(5)のための接続部(8)と、トランスポンダ(5)の接続部(8)を囲む絶縁体と、該絶縁体を被う導電性の外層とを含む構成ユニットとして形成されていることを特徴とする請求項1ないし6の一つに記載の軸受。
【請求項8】
前記絶縁体を被う導電性の外層が、非導電性の層、特にセラミック層により囲まれていることを特徴とする請求項7に記載の軸受。
【請求項9】
スリット(6)を軸受の構成部材(1)の内部又は上に、該軸受に設けられたトランスポンダ(3)のスリットアンテナ(4)として使用するスリットの使用方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2011−517913(P2011−517913A)
【公表日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−504311(P2011−504311)
【出願日】平成21年4月4日(2009.4.4)
【国際出願番号】PCT/DE2009/000455
【国際公開番号】WO2009/127190
【国際公開日】平成21年10月22日(2009.10.22)
【出願人】(510068035)シェフラー テクノロジーズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト (69)
【氏名又は名称原語表記】Schaeffler Technologies GmbH & Co. KG
【住所又は居所原語表記】Industriestrasse 1−3, D−91074 Herzogenaurach, Germany
【Fターム(参考)】