説明

ナトリウムチャネル阻害物質

電位依存性ナトリウムチャネルを通るナトリウムイオン流束の阻害による疾患の治療に有用である化合物、組成物、および方法を提供する。より詳しくは、本発明は、置換スルホンアミド、これらの化合物を含む組成物、ならびに指定の病態の発症または再発に関連するナトリウムチャネルの遮断によって中枢神経系障害または末梢神経系障害、特に疼痛および慢性疼痛の治療においてこれらの化合物または組成物を使用する方法を提供する。本発明の化合物、組成物、および方法は、電位依存性ナトリウムチャネルを通るイオン流束を阻害することによって神経因性疼痛または炎症性疼痛を治療するために特に有用である。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(II)を有する化合物、または薬学的に許容されるその塩もしくは溶媒和物:

式中、
Zは、N、O、またはSより選択される1〜4個のヘテロ原子を環員として有する5員のヘテロアリールおよび1〜3個の窒素ヘテロ原子を環員として有する6員のヘテロアリールからなる群より選択され;
Yは、N、O、もしくはSより選択される1〜4個のヘテロ原子を環員として有する5員のヘテロアリール、1〜3個の窒素ヘテロ原子を環員として有する6員のヘテロアリール、およびO、N、もしくはSより選択される1〜2個のヘテロ原子を環員として有する5員のヘテロアリールと任意で縮合したアリールからなる群より選択されるか;または、YおよびX1は一緒になって、0〜2個の付加的な窒素原子を環員として有する5員の縮合ヘテロアリール環を形成し、R1は孤立電子対であり、該縮合ヘテロアリール環はRb基で置換されていてもよく;
Y置換基およびZ置換基のヘテロアリールおよびアリールはそれぞれ、1〜3個のRa置換基で置換されていてもよく、各出現において、各Raは、C1〜8アルキル-NH-、(C1〜8アルキル)2N-、アリール、Rb、C1〜8ハロアルキル、アリール-C3〜8シクロアルキル、C3〜8シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、およびRfからなる群より独立に選択され、Rbは、アリール、アリール-(CO)-、アリールオキシ、(Rc)(Rd)N-、C3〜5シクロアルキル、ヘテロ-C4〜5シクロアルキル、アリールチオ、およびヘテロアリールからなる群より独立に選択される1〜3個のメンバーで置換されていてもよいC1〜8アルキルであり、式中、Rcは-HもしくはC1〜6アルキルであり、Rdは、1〜2個のアリール基で置換されていてもよいC3〜7シクロアルキルもしくはC1〜8アルキルであるか、または任意でRcおよびRdは、それらが結合する窒素原子と一緒になって、N、O、もしくはSより選択される0〜2個の付加的なヘテロ原子を環員として有する5員もしくは6員の環を形成し;各Ra置換基のアリール部分は、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルコキシ、およびRfからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基でさらに置換されていてもよく;Rb基のヘテロシクロアルキルは、ヘテロ-C4〜5シクロアルキル-C1〜6アルキルでさらに置換されていてもよく;または、任意の2つの隣接したRa置換基は、それらが結合する原子と一緒になって、5員もしくは6員の炭素環を形成し、該炭素環の1〜2個の環炭素原子は、カルボニルで置換されていてもよく、該炭素環は、ハロゲン、アリール、もしくはC1〜8アルキルより独立に選択される1〜2個のメンバーで置換されていてもよく;Rfは、ハロゲン、-OH、-ORg、-OC(O)O-Rg、-OC(O)Rg、-OC(O)NHRg、-OC(O)N(Rg)2、-SH、-SRg、-S(O)Rg、-S(O)2Rg、-SO2NH2、-S(O)2NHRg、-S(O)2N(Rg)2、-NHS(O)2Rg、-NRgS(O)2Rg、-C(O)NH2、-C(O)NHRg、-C(O)N(Rg)2、-C(O)Rg、-C(O)H、-C(=S)Rg、-NHC(O)Rg、-NRgC(O)Rg、-NHC(O)NH2、-NRgC(O)NH2、-NRgC(O)NHRg、-NHC(O)NHRg、-NRgC(O)N(Rg)2、-NHC(O)N(Rg)2、-CO2H、-CO2Rg、-NHCO2Rg、-NRgCO2Rg、-CN、-NO2、-NH2、-NRgS(O)NH2、-NRgS(O)2NHRg、-NHC(=NRg)NH2、-N=C(NH2)NH2、-C(=NRg)NH2、-NH-OH、-NRg-OH、-NRg-ORg、-N=C=O、および-N=C=Sであり、式中、各Rgは独立にC1〜8アルキルであり;
X1、X2、X3、およびX4はそれぞれ独立に、-N=、またはC(R2)=であり、式中、R2は、-H、ハロゲン、-OH、C1〜8アルキル、-CN、C1〜6ハロアルキル、およびC1〜6ハロアルコキシからなる群より選択されるか;または、任意の2つの隣接したR2置換基は、それらが結合する原子と一緒になって、C1〜6アルキルで置換されていてもよい縮合ベンゼン環を形成し、ただし、X1、X2、X3、およびX4のうちの3つ以下が-N=であることを条件とし;
Lは結合であるか、または
i)L、Lが結合している芳香族炭素原子、およびX1が一緒になって、縮合した5員もしくは6員の炭素環を形成し、縮合した該炭素環の1〜2個の環炭素原子は、-C(O)-基もしくは-S(O)2-基で置換されていてもよく;または
ii)L、Lが結合している2つの原子、およびX1が一緒になって、N、O、もしくはSより選択される0〜2個の付加的なヘテロ原子を有する5員もしくは6員の縮合複素環を形成し、該縮合複素環の1〜2個の環炭素原子は、-C(O)-基もしくは-S(O)2-基で置換されていてもよく;
R1は、-H、孤立電子対、またはC1〜8アルキルであり;
ただし、該化合物は、4-(4-メチルフタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミド;4-(4-(4-クロロフェニル)フタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミド;N-(チアゾール-2-イル)-4-(4-p-トリルフタラジン-1-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド;および4-(4-フェニルフタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミド以外であることを条件とし;
各出現において、「アルキル」は、単独でまたは別の置換基の一部分として、非置換の完全に飽和した直鎖または分枝鎖の炭化水素基であり;
各出現において、「シクロアルキル」は、単独でまたは別の置換基の一部分として、非置換の完全に飽和した環状炭化水素基であり;
各出現において、「アリール」は、単独でまたは別の置換基の一部分として、一価の単環式、二環式、または多環式の多価不飽和芳香族炭化水素基である。
【請求項2】
Zが、
i)C1〜8ハロアルキル、-CN、ハロゲン、C3〜7シクロアルキル、アリール、C1〜8アルキル、アリール-NH-C1〜6アルキル、およびC1〜8アルコキシ-C1〜4アルキルからなる群より選択される1〜2個の置換基で置換されていてもよい、
N、O、もしくはSより選択される1〜3個のヘテロ原子を環員として有する5員のヘテロアリール;ならびに
ii)1〜3個のC1〜8アルキルで置換されていてもよい、1〜2個の窒素原子を環員として有する6員のヘテロアリール
からなる群より選択され;
X1、X2、X3、およびX4がそれぞれ独立に、-N=、またはC(R2)=であり、式中、R2は、-H、ハロゲン、C1〜8アルキル、-OH、-CN、C1〜6ハロアルキル、およびC1〜6ハロアルコキシからなる群より選択されるか;または、任意の2つの隣接したR2置換基が、それらが結合する原子と一緒になって、C1〜6アルキルで置換されていてもよい縮合ベンゼン環を形成し、ただし、X1、X2、X3、およびX4のうちの3つ以下が-N=であることを条件とし;
Lが結合であるか、または
i)L、Lが結合している芳香族炭素原子、およびX1が一緒になって、縮合した5員もしくは6員の炭素環を形成し、縮合した該炭素環の1〜2個の環炭素原子が、-C(O)-基もしくは-S(O)2-基で置換されていてもよく;または
ii)L、Lが結合している2つの原子、およびX1が一緒になって、N、O、もしくはSより選択される0〜2個の付加的なヘテロ原子を有する5員もしくは6員の縮合複素環を形成し、該縮合複素環の1〜2個の環炭素原子が、-C(O)-基もしくは-S(O)2-基で置換されていてもよく;
Yが、
i)ヘテロアリールが1〜3個のRaメンバーで置換されていてもよく、各出現において、各Raが、C1〜8アルキル-NH-、(C1〜8アルキル)2N-、アリール、Rb、C1〜8ハロアルキル、アリール-C3〜8シクロアルキル、C3〜5シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、およびRfからなる群より独立に選択され、Rbが、アリール、アリール-(CO)-、アリールオキシ、(Rc)(Rd)N-、C3〜5シクロアルキル、ヘテロ-C4〜5シクロアルキル、アリールチオ、およびヘテロアリールからなる群より独立に選択される1〜3個のメンバーで置換されていてもよいC1〜8アルキルであり、式中、Rcが-HもしくはC1〜6アルキルであり、Rdが、1〜2個のアリール基で置換されていてもよいC3〜7シクロアルキルもしくはC1〜8アルキルであり;各Ra置換基のアリール部分が、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルコキシ、およびRfからなる群より独立に選択される1〜3個の置換基でさらに置換されていてもよく、Rb基のヘテロシクロアルキルが、ヘテロ-C4〜5シクロアルキル-C1〜6アルキルでさらに置換されていてもよく;または、任意の2つの隣接したRa置換基が、それらが結合する原子と一緒になって、5員もしくは6員の炭素環を形成し、該炭素環の1〜2個の環炭素原子が、カルボニルで置換されていてもよく、該炭素環が、ハロゲン、アリール、もしくはC1〜8アルキルより独立に選択される1〜2個のメンバーで置換されていてもよく;Rfが、ハロゲン、-OH、-ORg、-OC(O)O-Rg、-OC(O)Rg、-OC(O)NHRg、-OC(O)N(Rg)2、-SH、-SRg、-S(O)Rg、-S(O)2Rg、-SO2NH2、-S(O)2NHRg、-S(O)2N(Rg)2、-NHS(O)2Rg、-NRgS(O)2Rg、-C(O)NH2、-C(O)NHRg、-C(O)N(Rg)2、-C(O)Rg、-C(O)H、-C(=S)Rg、-NHC(O)Rg、-NRgC(O)Rg、-NHC(O)NH2、-NRgC(O)NH2、-NRgC(O)NHRg、-NHC(O)NHRg、-NRgC(O)N(Rg)2、-NHC(O)N(Rg)2、-CO2H、-CO2Rg、-NHCO2Rg、-NRgCO2Rg、-CN、-NO2、-NH2、-NRgS(O)NH2、-NRgS(O)2NHRg、-NH2C(=NRg)NH2、-N=C(NH2)NH2、-C(=NRg)NH2、-NH-OH、-NRg-OH、-NRg-ORg、-N=C=O、および-N=C=Sであり、式中、各Rgが独立にC1〜8アルキルである、
N、O、またはSより選択される1〜4個のヘテロ原子を環員として有する5員の該ヘテロアリール
ii)ヘテロアリールが、-OH、アリール、アリール-C1〜6アルキル、アリール-C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルキル-C1〜6アルコキシ、およびC1〜8アルコキシからなる群より独立に選択される1〜3個のRe置換基で置換されていてもよく、Re基の脂肪族部分が、アリールでさらに置換されていてもよく、Re基の芳香族部分が、C1〜6ハロアルキル、ハロゲン、もしくはC1〜6アルキルより独立に選択される1〜2個のメンバーでさらに置換されていてもよく;または、任意の2つの隣接したRe置換基が、それらが結合する原子と一緒になって、ハロゲンもしくはC1〜6アルキルで置換されていてもよい6員の縮合ベンゼン環を形成する、
1〜3個の窒素原子を環員として有する6員の該ヘテロアリール;ならびに
iii)アリールまたはC1〜6アルキルで置換されていてもよいアリール
からなる群より選択され、
R1が、-H、孤立電子対、またはC1〜6アルキルである、
請求項1記載の化合物。
【請求項3】
Lが結合であり、
Yが、
i)ヘテロアリールが1〜3個のRaメンバーで置換されていてもよく、各出現において、各Raが、-NH2、C1〜8アルキル-NH-、(C1〜8アルキル)2N-、アリール、Rb、C1〜8ハロアルキル、アリール-C3〜8シクロアルキル、C3〜5シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、NH2C(O)-、(C1〜8アルキル)(H)NC(O)-、(C1〜8アルキル)2NC(O)-、C1〜8アルキルカルボニル、およびC1〜8アルコキシカルボニルからなる群より独立に選択され、Rbが、アリール、アリール-(CO)-、アリールオキシ、(Rc)(Rd)N-、C3〜5シクロアルキル、ヘテロ-C4〜5シクロアルキル、アリールチオ、およびヘテロアリールからなる群より独立に選択される1〜2個のメンバーで置換されていてもよいC1〜8アルキルであり、式中、Rcが-HもしくはC1〜6アルキルであり、Rdが、1〜2個のアリール基で置換されていてもよいC3〜7シクロアルキルもしくはC1〜8アルキルであり;各Ra置換基のアリール部分が、ハロゲン、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルコキシ、C1〜4アルコキシ、-CN、C1〜4アルキルスルホニル、OH、および-NO2からなる群より独立に選択される1〜3個の置換基でさらに置換されていてもよく;Rb基のヘテロシクロアルキルが、ヘテロ-C4〜5シクロアルキル-C1〜6アルキルでさらに置換されていてもよく;または、任意の2つの隣接したRa置換基が、それらが結合する原子と一緒になって、5員もしくは6員の炭素環を形成し、該炭素環の環炭素原子のうちの1つが、カルボニルで置換されていてもよく、該炭素環が、ハロゲン、アリール、もしくはC1〜8アルキルより独立に選択される1〜2個のメンバーで置換されていてもよい、
N、O、またはSより選択される1〜4個のヘテロ原子を環員として有する5員の該ヘテロアリール;
ii)ヘテロアリールが、-OH、アリール、アリール-C1〜6アルキル、アリール-C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルキル-C1〜6アルコキシ、およびC1〜8アルコキシからなる群より独立に選択される1〜3個のRe置換基で置換されていてもよく、Re基の脂肪族部分が、アリールでさらに置換されていてもよく、Re基の芳香族部分が、C1〜6ハロアルキル、ハロゲン、もしくはC1〜6アルキルより独立に選択される1〜2個のメンバーでさらに置換されていてもよく;または、任意の2つの隣接したRe置換基が、それらが結合する原子と一緒になって、ハロゲンもしくはC1〜6アルキルで置換されていてもよい6員の縮合ベンゼン環を形成する、
1〜3個の窒素原子を環員として有する6員の該ヘテロアリール;ならびに
iii)アリールもしくはC1〜6アルキルで置換されていてもよいアリール
からなる群より選択される、
請求項2記載の化合物。
【請求項4】
R1が-Hである、請求項1記載の化合物。
【請求項5】
Zが、N、O、またはSより選択される1〜3個のヘテロ原子を環員として有する5員のヘテロアリールであり、
該ヘテロアリールが、C1〜8ハロアルキル、-CN、ハロゲン、C3〜7シクロアルキル、アリール、C1〜8アルキル、アリール-NH-C1〜6アルキル、およびC1〜8アルコキシ-C1〜4アルキルからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよい、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項6】
Zが、チアゾリル、イソチアゾリル、イソオキサゾリ(isoxazoly)、オキサゾリル、1,3,4-チアジアゾリ、1,2,3-チアジアゾリ、1,2,4-チアジアゾリ、1,3,4-オキサジアゾリ、1,2,3-オキサジアゾリ、1,2,4-オキサジアゾリ、1,2,5-チアジアゾリル、ピラゾリル、1,2,5-オキサジアゾリル、1,2,3,5-チアトリアゾリル、1,2,3,4-チアトリアゾリル、1,2,3,5-オキサトリアゾリル、1,2,3,4-オキサトリアゾリル、およびイミダゾリからなる群より選択され、
それらのそれぞれが、C1〜8ハロアルキル、-CN、ハロゲン、C3〜7シクロアルキル、アリール、C1〜8アルキル、アリール-NH-C1〜6アルキル、およびC1〜8アルコキシ-C1〜4アルキルからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよい、
請求項5記載の化合物。
【請求項7】
Zが、チアゾール-2イル、4-チアゾリル、5-チアゾリル、イソオキサゾール-3イル、2-オキサゾリル、1,3,4-チアジアゾール-2イル、1,2,3-チアジアゾール-4イル、1,2,3-チアジアゾール-5イル、1,2,4-チアゾール-3イル、1,2,4-チアジアゾール-5イル、1,3,4-オキサジアゾール-2イル、1,2,5-チアジアゾール-4イル、ピラゾリル、1,2,5-オキサジアゾール-4イル、1,2,3,5-チアトリアゾール-4イル、1,2,3,4-チアトリアゾール-5イル、1,2,3,5-オキサトリアゾール4-イル、1,2,3,4-オキサトリアゾール-5イル、および2-イミダゾリルからなる群より選択され、
それらのそれぞれが、C1〜8ハロアルキル、-CN、ハロゲン、C3〜7シクロアルキル、アリール、C1〜8アルキル、アリール-NH-C1〜6アルキル、およびC1〜8アルコキシ-C1〜4アルキルからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよい、
請求項6記載の化合物。
【請求項8】
Zが、3-クロロプロピル、フェニルアミノメチル、-CH3、CH2CH3、-Cl、-CF3、-CF2H、CH3OCH2-、シクロプロピル、イソプロピル、および-CNからなる群より選択されるメンバーで置換されている、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
Zが、1〜2個の窒素原子を環員として有する6員のヘテロアリールであり、
該ヘテロアリールが、1〜3個のC1〜8アルキルで置換されていてもよい、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項10】
Zが、ピリジル、ピリダジニル、プリミジニル、またはピリジニルからなる群より選択され、
それらのそれぞれが、1〜3個のC1〜6アルキルで置換されていてもよい、
請求項9記載の化合物。
【請求項11】
Zが、2-ピリジル、3-ピリダジニル、4-プリミジニル、および2-ピリジニルからなる群より選択され、
それらのそれぞれが、1〜3個のC1〜6アルキルで置換されていてもよい、
請求項10記載の化合物。
【請求項12】
Yが、N、O、またはSより選択される1〜3個のヘテロ原子を環員として有する5員のヘテロアリールであり、
該ヘテロアリールが、1〜3個のRaメンバーで置換されていてもよく、各出現において、各Raが、-NH2、C1〜8アルキル-NH-、(C1〜8アルキル)2N-、アリール、Rb、C1〜8ハロアルキル、アリール-C3〜8シクロアルキル、C3〜5シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールスルホニル、アリールスルフィニル、NH2C(O)-、(C1〜8アルキル)(H)NC(O)-、(C1〜8アルキル)2NC(O)-、C1〜8アルキルカルボニル、およびC1〜8アルコキシカルボニルからなる群より独立に選択され、Rbが、アリール、アリールオキシ、(Rc)(Rd)N-、C3〜5シクロアルキル、ヘテロ-C4〜5シクロアルキル、アリールチオ、およびヘテロアリールからなる群より独立に選択される1〜2個のメンバーで置換されていてもよいC1〜8アルキルであり、式中、Rcが-HもしくはC1〜6アルキルであり、Rdが、1〜2個のアリール基で置換されていてもよいC3〜7シクロアルキルもしくはC1〜8アルキルであり;各Ra置換基のアリール部分が、ハロゲン、C1〜4ハロアルキル、C1〜4ハロアルコキシ、C1〜4アルコキシ、-CN、C1〜4アルキルスルホニル、OH、および-NO2からなる群より独立に選択される1〜3個の置換基でさらに置換されていてもよく;Rb基のヘテロシクロアルキルが、ヘテロ-C4〜5シクロアルキル-C1〜6アルキルでさらに置換されていてもよく;または、任意の2つの隣接したRa置換基が、それらが結合する原子と一緒になって、5員もしくは6員の炭素環を形成し、環炭素原子のうちの1つが、カルボニルで置換されていてもよく、該炭素環が、ハロゲン、アリール、もしくはC1〜8アルキルより独立に選択される1〜2個のメンバーで置換されていてもよい、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項13】
Yが、チアゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル,1,2,4-トリアゾリル、1,2,3-チアジアゾリル、1,3,4-チアジアゾリル、1,3,4-オキサジアゾリル、1,2,5-チアジアゾール-4イル、1,2,5-オキサジアゾール-4イル、1,2,3,5-チアトリアゾール-4イル、1,2,3,4-チアトリアゾール-5イル、1,2,3,5-オキサトリアゾール4-イル、1,2,3,4-オキサトリアゾール-5イル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンズチアゾリル、テトラヒドロベンゾチアゾリル、およびジヒドロベンゾチアゾロンからなる群より選択され、
それらのそれぞれが、1〜3個のRaメンバーで置換されていてもよい、
請求項12記載の化合物。
【請求項14】
Yが、チアゾール-2イル、ピラゾール-3イル、ピラゾール-4-イル、ピラゾール-5-イル、イソオキサゾール-3イル、1,2,4-トリアゾール-1イル、1,2,4-トリアゾール-3イル、1,3,4-チアジアゾール-2イル、1,3,4-オキサジアゾール-2イル、ベンゾイミダゾール-2イル、ベンゾオキサゾール-2イル、ベンズチアゾール-2イル、テトラヒドロベンゾチアゾール-2イル、およびジヒドロベンゾチアゾール-2イル-7-オンからなる群より選択され、
それらのそれぞれが、1〜3個のRaメンバーで置換されていてもよい、
請求項13記載の化合物。
【請求項15】
Raが、-Ph、Ph2CH-、PhOCH2-、Ph2CHCH2-、Ph-O(CH2)3-、シクロペンチルエチル、4-クロロフェノキシメチル、2-フェニルシクロプロピル、Ph2CHCH2NHCH2-、PhOCH2CH2NHCH2-、2-(ピロリジン-1-イルメチル)ピロリジン-1-イル、(S)-2-(ピロリジン-1-イルメチル)ピロリジン-1-イル、Ph2NHCH2-、Ph2CHCH2CH2NHCH2-、4-t-ブチル-フェノキシメチル、PhO(CH3)CH-、1-(4-クロロフェニル)シクロペンチル、4-クロロフェニル-CH2NHCH2-、3,4-ジメトキシフェニル-(CH2)2NHCH2-、Ph(CH2)2N(CH3)CH2-、(CH3CH2)2NCH2-、Ph(CH2)4NHCH2-、Ph2CHN(CH3)CH2-、4-CF3-Ph-CH2NHCH2-、4-NO2-Ph-CH2NHCH2-、4-ジメチルアミノフェニル-CH2NHCH2-、4-ピリジル-CH2CH2N(CH3)CH2-、3,5-ジメトキシフェニル-CH2NH-CH2-、-CH3、CH3OC(O)-、2,4-ジフルオロベンジル、4-フルオロ-Ph-SCH2-、-CF3、4-トリフルオロメチルフェニル、4-フルオロフェニルスルフィニルメチル、4-クロロフェニルスルフィニルメチル、2-フルオロ-4-トリフルオロメチルフェニル、4-クロロベンジル、4-クロロフェノキシプロピル、2,4-ジクロロフェノキシメチル、2-メチル-4-クロロフェノキシメチル、4-クロロフェノキシ-C(CH3)2-、t-ブトキシフェノキシメチル、4-クロロフェニル、t-ブチル、4-メトキシベンジル、4-メチルスルホニルベンジル、4-シアノベンジル、4-クロロフェニルスルホニル、アセチル、-NH2、3-クロロ-4-フルオロ-フェニル、4-トリフルオロメチルベンジル、ネオペンチル、4-メトキシベンジル、2-メトキシベンジル、1-(4-クロロフェニル)シクロプロピル、CF3CH2-、-CN、-NO2、4-ピリジルメチル、シクロヘキシルメチル、シクロプロピル、イソプロピル、2-メチルフェニル、4-メチルフェニル、2-クロロフェニル、3-クロロフェニル、4-メチルベンジル、2-フルオロ-4-クロロベンジル、シロペンチル(cylopentyl)、2-フルオロフェニル、シクロプロピル-(CH3)CH-、3-メチルフェニル、3-フルオロフェニル、4-フルオロフェニル、2-トリフルオロメチルフェニル、2-クロロ-4-フルオロフェニル、2-メチル-4-フルオロ-フェニル、2-トリフルロメチル-4-フルオロフェニル、2-メトキシフェニル、2,6-ジクロロフェニル、2,6-ジフルロロフェニル(diflurorophenyl)、2,6-ジメチルフェニル、2,4-ジフルオロベンジル、3-トリフルオロメチルフェニル、1-メチピペリジニル(methypiperidinyl)、2-クロロ-4-フルオロベンジル、2-クロロベンジル、3-フルオロ-4-クロロベンジル、ベンジル、(CH3CH2)2NC(O)-CH2-、4-フルオロベンジル、3-クロロベンジル、2-メトキシ-4-クロロフェニル、2-メトキシフェニル、4-メトキシベンジル、3-トリフルオロメチル-4-クロロベンジル、2-メトキシ-4-クロロフェニル、3-メトキシフェニル、4-メトキシベンジル、3-トリフルオロメチル-4-クロロベンジル、2-メトキシ-5-トリフルオロメトキシベンジル、およびNH2C(O)-からなる群より選択される、請求項14記載の化合物。
【請求項16】
Yが、1〜3個の窒素原子を環員として有する6員のヘテロアリールであり、
該ヘテロアリールが、-OH、アリール、アリール-C1〜6アルキル、アリール-C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルキル-C1〜8アルコキシ、およびC1〜8アルコキシからなる群より独立に選択される1〜3個のRe置換基で置換されていてもよく、Re基の脂肪族部分が、アリールでさらに置換されていてもよく、Re基の芳香族部分が、C1〜6ハロアルキル、ハロゲン、もしくはC1〜6アルキルより独立に選択される1〜2個のメンバーでさらに置換されていてもよく;または、任意の2つの隣接したRe置換基が、それらが結合する原子と一緒になって、ハロゲンもしくはC1〜6アルキルで置換されていてもよい6員の縮合ベンゼン環を形成する、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項17】
Yが、プリミジニル、ピリダジニル、プラジニル、トリアジニル、およびフタラジニルからなる群より選択され、
それらのそれぞれが、1〜3個のRe置換基で置換されていてもよい、
請求項16記載の化合物。
【請求項18】
Yが、2-プリミジニル、4-ピリミジニル、ピリダジニル、3-プラジニル、1,2,4-トリアジン-3イル、および1-フタラジニルからなる群より選択され、
それらのそれぞれが、1〜3個のRe置換基で置換されていてもよい、
請求項17記載の化合物。
【請求項19】
Reが、4-クロロフェニル、4-メチルフェニル、Ph-、ベンジルオキシ、Ph2CHCH2O-、4-トリフルオロメチルベンジルオキシ、シクロヘキシルメチルオキシ、メトキシ、Ph2CH-、-OH、および3,5-ジフルオロベンジルからなる群より選択される、請求項18記載の化合物。
【請求項20】
Yが、アリールであり、アリールまたはC1〜6アルキルで置換されていてもよい、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項21】
Yが、アリールであり、フェニルまたは-CH3で置換されていてもよい、請求項20記載の化合物。
【請求項22】
Yがフェニルである、請求項21記載の化合物。
【請求項23】
X1、X2、X3、およびX4が=CH-である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項24】
X1が-N=であり、
X2、X3、およびX4が=CH-である、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項25】
X2が-N=であり、
X1、X3、およびX4が=CH-である、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項26】
X1が=CF-、=CCl-、=C(OCF3)-、=C(CH3)-、または-C(CH)=であり、
X2、X3、およびX4が=CH-である、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項27】
X2が=CF-、=CCl-、=C(OCF3)-、=C(CH3)-、-C(CN)=、-C(CF3)=、または-C(CH)=であり、
X1、X3、およびX4が=CH-または=C(CH3)-である、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項28】
X2およびX3が=CH-である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項29】
X3およびX4が=CH-である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項30】
X2、X3、およびX4が=CH-である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項31】
X1、X2、およびX3が=CH-である、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項32】
R2が、-H、ハロゲン、C1〜8アルキル、-CN、C1〜6ハロアルキル、およびC1〜6ハロアルコキシからなる群より選択されるか;または
任意の2つの隣接したR2置換基が、それらが結合する原子と一緒になって、C1〜6アルキルで置換されていてもよい縮合ベンゼン環を形成する、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項33】
R2が、-H、-Cl、-F、-CF3、-OCF3、-CH3、および-CNからなる群より選択される、請求項32記載の化合物。
【請求項34】
2つの隣接したR2置換基が、それらが結合する原子と一緒になって、ハロゲンまたはC1〜6アルキルで置換されていてもよい縮合ベンゼン環を形成する、請求項32記載の化合物。
【請求項35】
式(IIa)を有する、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物:

式中、
Zは、2-チアゾリ、4-チアゾリル、5-チアゾリル、1,2,3-チアジアゾール-4イル、1,2,3-チアジアゾール-5イル、1,3,4-チアジアゾール-2イル、1,2,5-チアジアゾール-4イル、1,2,4-チアゾール-3イル、または1,2,4-チアゾール-5イルであり、それらのそれぞれは、C1〜8ハロアルキル、-CN、ハロゲン、C3〜7シクロアルキル、アリール、C1〜8アルキル、アリール-NH-C1〜6アルキル、およびC1〜8アルコキシ-C1〜4アルキルからなる群より選択される1〜2個のR3置換基で置換されていてもよく;
R4は、-H、-OH、C0〜6アルキルアリール、アリール-C1〜6アルキル、アリール-C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルキル-C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルコキシからなる群より選択され、アリール基は、1〜3個のRf置換基で置換されていてもよい。
【請求項36】
式(IIb)を有する、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物:

式中、
Yは、2-ピリミジニル、4-ピリミジニル、2-ピラジニル、ピリジル、または1,2,4-トリアジン-3イルであり、それらのそれぞれは、-H、C1〜8ハロアルキル、-CN、ハロゲン、C3〜7シクロアルキル、アリール、C1〜8アルキル、アリール-NH-C1〜6アルキル、およびC1〜8アルコキシ-C1〜4アルキルからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよく;
Zは、2-チアゾリルまたは3-イソオキサゾリルであり、それらのそれぞれは、-H、-OH、アリール、アリール-C1〜6アルキル、アリール-C1〜6アルコキシ、C3〜6シクロアルキル-C1〜6アルコキシ、およびC1〜6アルコキシからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよい。
【請求項37】
式(IIc)を有する、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物:

式中、
Zは、2-チアゾリ、4-チアゾリル、5-チアゾリル、1,2,3-チアジアゾール-4イル、1,2,3-チアジアゾール-5イル、1,3,4-チアジアゾール-2イル、1,2,5-チアジアゾール-4イル、1,2,4-チアゾール-3イル、または1,2,4-チアゾール-5イルであり、それらのそれぞれは、-H、C1〜8ハロアルキル、-CN、ハロゲン、-OH、C3〜7シクロアルキル、アリール、C1〜8アルキル、アリール-NH-C1〜6アルキル、およびC1〜8アルコキシ-C1〜4アルキルからなる群より選択される1〜2個のR5置換基で置換されていてもよく;
R6は、-H、アリール、またはC1〜6アルキルであり;
X1およびX2はそれぞれ独立に、-CH=、-C(CF3)=、-C(OH)=、または-C(ハロ)=である。
【請求項38】
Zが、2-チアゾリルおよび3-イソオキサゾリルからなる群より選択され、それらのそれぞれが、C1〜8ハロアルキル、-CN、ハロゲン、C3〜7シクロアルキル、アリール、C1〜8アルキル、アリール-NH-C1〜6アルキル、およびC1〜8アルコキシ-C1〜4アルキルからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよく、
Yが、3-ピラゾリル、4-ピラゾリル、5-ピラゾリル、2-チアゾリル、イミダゾリ、および1,2,4-トリアゾール-3イルからなる群より選択され、それらのそれぞれが、1〜3個のRa基で置換されていてもよく、
任意の2つの隣接したRa置換基が、それらが結合する原子と一緒になって、5員または6員の炭素環を任意で形成し、
環炭素原子のうちの1つが、カルボニルで置換されていてもよく、
該炭素環が、ハロゲン、アリール、またはC1〜8アルキルより独立に選択される1〜2個のメンバーで置換されていてもよい、
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物。
【請求項39】
Zが、2-チアゾリルであり、C1〜8ハロアルキル、-CN、ハロゲン、C3〜7シクロアルキル、アリール、C1〜8アルキル、アリール-NH-C1〜6アルキル、およびC1〜8アルコキシ-C1〜4アルキルからなる群より選択されるメンバーで置換されていてもよい、請求項38記載の化合物。
【請求項40】
炭素環がベンゼン環、シクロペンタン環、またはシクロヘキサン環である、請求項38記載の化合物。
【請求項41】
式(IId)を有する、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物:

式中、
Zは、2-チアゾリ、4-チアゾリル、5-チアゾリル、1,2,3-チアジアゾール-4イル、1,2,3-チアジアゾール-5イル、1,3,4-チアジアゾール-2イル、1,2,5-チアジアゾール-4イル、1,2,4-チアゾール-3イル、または1,2,4-チアゾール-5イルであり、それらのそれぞれは、C1〜8ハロアルキル、-CN、ハロゲン、-OH、C3〜7シクロアルキル、アリール、C1〜8アルキル、アリール-NH-C1〜6アルキル、およびC1〜8アルコキシ-C1〜4アルキルからなる群より選択される1〜2個のR7置換基で置換されていてもよく;
mは、0〜3の整数である。
【請求項42】
式(IIe)を有する、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物:

式中、
Zは、ピリジル、ピリダジニル、プリミジニル、またはピリジニルからなる群より選択され、それらのそれぞれは、1〜3個のC1〜6アルキルで置換されていてもよく;
X1またはX2は-CH=であり、他方は-CF=であり、
下付き文字pは0〜3の整数である。
【請求項43】
式(IIf)を有する、請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物:

式中、
Zは、1,2,3,-チアジアゾリル、1,2,4-チアジアゾリル、1,2,5-チアジアゾリル、1,3,4-チアジアゾリル、1,3,4-トリアゾリル、および1,3,4-オキサジアゾリルからなる群より選択され、
下付き文字qは0〜3の整数である。
【請求項44】
式(IIg)を有する、請求項1記載の化合物:

式中、
X5およびX6はそれぞれ独立に、-S(O)2-、-C(O)-、または-CHR2-である。
【請求項45】
式(IIh)を有する、請求項1記載の化合物:

式中、
X5およびX6はそれぞれ独立に、-S(O)2-、-C(O)-、または-CHR2-である。
【請求項46】
式(IIi)を有する、請求項1記載の化合物:

式中、
X7、X8、およびX9はそれぞれ独立に、CHR2-、-S(O)2-、または-C(O)-である。
【請求項47】
式(IIj)を有する、請求項1記載の化合物:

式中、
X7、X8、およびX9はそれぞれ独立に、CHR2-、-S(O)2-、または-C(O)-である。
【請求項48】
X2、X3、およびX4がそれぞれ独立に-CR2=である、請求項44〜47のいずれか一項記載の化合物。
【請求項49】
電位依存性ナトリウムチャネルに対する阻害活性を有する、請求項1記載の化合物。
【請求項50】
請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物および薬学的に許容される賦形剤を含む、薬学的製剤。
【請求項51】
4-(4-メチルフタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミド;4-(4-(4-クロロフェニル)フタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミド;N-(チアゾール-2-イル)-4-(4-p-トリルフタラジン-1-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド;または4-(4-フェニルフタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミドからなる群より選択される化合物および薬学的に許容される賦形剤を含む、薬学的製剤。
【請求項52】
以下の段階を含む、対象においてナトリウムチャネルの活性を調節する方法:
ナトリウムチャネルの活性を調節するために有効量の請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物を、それを必要とする該対象に投与する段階。
【請求項53】
以下の段階を含む、対象においてナトリウムチャネルの活性を調節する方法:
ナトリウムチャネルの活性を調節するために、有効量の4-(4-メチルフタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミド;4-(4-(4-クロロフェニル)フタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミド;N-(チアゾール-2-イル)-4-(4-p-トリルフタラジン-1-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド;または4-(4-フェニルフタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミドを、それを必要とする該対象に投与する段階。
【請求項54】
病態が、疼痛、過敏性腸症候群、クローン病、てんかん、発作、多発性硬化症、双極性うつ病、および頻拍性不整脈より選択されるメンバーである、
以下の段階を含む対象において病態を改善または緩和する方法:
該病態を改善または緩和するために有効量の請求項1〜4のいずれか一項記載の化合物を、それを必要とする対象に投与する段階。
【請求項55】
病態が、疼痛、過敏性腸症候群、クローン病、てんかん、発作、多発性硬化症、双極性うつ病、および頻拍性不整脈より選択されるメンバーである、
以下の段階を含む対象において病態を改善または緩和する方法:
該病態を改善または緩和するために、有効量の4-(4-メチルフタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミド;4-(4-(4-クロロフェニル)フタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミド;N-(チアゾール-2-イル)-4-(4-p-トリルフタラジン-1-イルアミノ)ベンゼンスルホンアミド;または4-(4-フェニルフタラジン-1-イルアミノ)-N-(チアゾール-2-イル)ベンゼンスルホンアミドを、それを必要とする対象に投与する段階。
【請求項56】
病態が疼痛であり、
該疼痛が、急性疼痛、慢性疼痛、内臓疼痛、炎症性疼痛、および神経因性疼痛より選択されるメンバーである、
請求項54記載の方法。

【公表番号】特表2010−533652(P2010−533652A)
【公表日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−516307(P2010−516307)
【出願日】平成20年7月14日(2008.7.14)
【国際出願番号】PCT/US2008/070019
【国際公開番号】WO2009/012242
【国際公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【出願人】(505053969)アイカジェン, インコーポレイテッド (9)
【Fターム(参考)】