説明

ハブ機能付きメモリデバイス

シングルポートハブの機能を従来のメモリデバイス内に統合するメモリデバイスについて記載する。メモリデバイスは、メモリデバイス内のメモリへのホストコンピュータによるアクセスを許容するホストコネクタを含む。メモリデバイスはまた、デバイスソケットに接続されたデバイスへのホストコンピュータによるアクセスを許容するデバイスソケットを含む。メモリデバイス内のハブが、ホストコネクタをメモリおよびデバイスソケットと電気的に結合する。メモリデバイスにより、デバイスソケットを経由してホストコンピュータにデバイスを結合でき、メモリデバイスは、ホストコネクタを経由してホストコンピュータに結合される。ハブは、別々の独立したデバイスとして、メモリデバイスおよびメモリデバイスに結合されたデバイスをホストコンピュータに与える。このようにして、ユーザーは、ホストコンピュータのシングルホストコネクタインタフェースを経由して両方のデバイスを使用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、取り外し可能な記憶媒体デバイスに関し、特に、取り外し可能なメモリドライブに関する。
【背景技術】
【0002】
あるデバイスから別のデバイスへデータを転送するための取り外し可能な記憶媒体にはさまざまな種類のものがある。取り外し可能な記憶媒体により、ユーザーは、種々のデバイスと種々のコンピュータとの間でデータを容易に輸送できる。取り外し可能な記憶媒体の中で最も一般的なタイプの1つは、小型で使用しやすく、可動部品がないフラッシュメモリドライブである。フラッシュメモリドライブは、電力を印加せずにデータを持続的に格納可能な内部高速ソリッドステートメモリを含む。
【0003】
電気的消去書込み可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、およびバッテリーバックアップを備えた同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)などの他の不揮発性または揮発性メモリタイプを含む、メモリドライブにおいて、多数の他のメモリ規格を用いることもできる。最近では、容量、アクセス速度、フォーマット、インタフェース、およびコネクタがそれぞれ異なる多種多様なメモリドライブが売り出されている。
【0004】
メモリドライブは、一般に、コンピュータデバイスに結合するための特殊コネクタを含む。例えば、メモリドライブコネクタは、パーソナルコンピュータメモリカード国際協会(PCMCIA)インタフェースなどのホストコンピュータインタフェースを経由してホストコンピュータに結合されてもよく、インタフェースには、16ビット規格PCカードインタフェースおよび32ビット規格カードバスインタフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)インタフェース、ユニバーサルシリアルバス2(USB2)インタフェース、次世代USBインタフェース、IEEE1394ファイアワイアインタフェース、小型コンピュータシステムインタフェース(SCSI)インタフェース、アドバンストテクノロジーアタッチメント(ATA)インタフェース、シリアルATAインタフェース、インテグレイテッドデバイスエレクトロニクス(IDE)インタフェース、エンハンスドインテグレイテッドデバイスエレクトロニクス(EIDE)インタフェース、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)インタフェース、PCIエクスプレスインタフェース、従来のシリアルまたはパラレルインタフェースなどがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ほとんどのコンピュータデバイスには、メモリドライブの特殊コネクタと互換性があるホストコンピュータインタフェースは1つしかない。したがって、マウスやキーボードなどの別のデバイスが、ホストコンピュータインタフェースを使用していれば、ユーザーは、メモリドライブを使用するために、そのデバイスを取り外さなければならない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一般に、本発明は、ハブの機能を従来のメモリデバイスに統合するメモリデバイスに関する。メモリデバイスは、メモリデバイス内のメモリへのホストコンピュータによるアクセスを許容するホストコネクタを含む。メモリデバイスはまた、メモリデバイスのデバイスソケットに接続されたデバイスへのホストコンピュータによるアクセスを許容するデバイスソケットを含む。ハブが、メモリデバイス内で、ホストコネクタをデバイスソケットに電気的に結合する。いくつかの実施形態において、ハブはまた、ホストコネクタをメモリに電気的に結合する。
【0007】
ホストコンピュータが、メモリデバイスと別のデバイスとの両方が準拠する特定のホスト接続規格と互換性のあるホストコンピュータインタフェースを1つしか含まないこともある。この場合、メモリデバイスは、デバイスソケットを経由してホストコンピュータに別のデバイスを結合させることができる一方で、メモリデバイスは、ホストコネクタを経由してホストコンピュータにも結合される。メモリデバイス内のハブは、別々の独立したデバイスとして、メモリデバイスおよびメモリデバイスに結合された他のデバイスをホストコンピュータに与える。このようにして、ユーザーは、両方のデバイスを同時に使用することができる。
【0008】
1つの実施形態において、本発明は、メモリと、ハブと、ホストコネクタと、デバイスソケットとを備えるメモリデバイスに関する。ハブは、メモリと電気的に結合する。ホストコネクタは、ハブと電気的に結合し、ホストコネクタをホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、メモリへのアクセスを許容する。デバイスソケットは、ハブと電気的に結合し、デバイスに含まれたコネクタをデバイスソケット内に差し込むと、デバイスへのアクセスを許容する。
【0009】
別の実施形態において、本発明は、ホストコンピュータインタフェースを含むホストコンピュータと、コネクタを含むデバイスと、メモリデバイスとを備えるシステムに関する。メモリデバイスは、メモリと、ハブと、ホストコネクタと、デバイスソケットとを含む。ハブは、メモリと電気的に結合する。ホストコネクタは、ハブと電気的に結合し、ホストコネクタをホストコンピュータのホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、メモリへのアクセスを許容する。デバイスソケットは、ハブと電気的に結合し、デバイスのコネクタをメモリデバイスのデバイスソケット内へ差し込むと、デバイスへのアクセスを許容する。このようにして、ホストコンピュータは、メモリデバイスのメモリにアクセスでき、デバイスからメモリデバイスを介して信号を送受信することによって、メモリデバイスのデバイスソケットに結合されたデバイスを利用することもできる。
【0010】
別の実施形態において、本発明は、メモリデバイスのホストコネクタをホストコンピュータのホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、メモリデバイスの動作を有効にするように、ホストコンピュータから電力量を受信するステップを含む方法に関する。この方法は、ホストコネクタをホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、ホストコンピュータを経由してメモリデバイス内のメモリへのアクセスを許容するステップをさらに含む。この方法はまた、別のデバイスのコネクタをメモリデバイスのデバイスソケット内に差し込むと、メモリデバイスを介したホストコンピュータによる別のデバイスへのアクセスを許容するステップを含む。
【0011】
場合によっては、この方法は、メモリデバイスの動作と、メモリデバイスに結合された別のデバイスの動作とを有効にするように、ホストコンピュータからの電力量を要求するステップと、メモリデバイスおよびメモリデバイスに結合された別のデバイスの両方に電力を供給するには不十分である場合、メモリデバイスに含まれたインジケータをトリガするステップとをさらに含んでもよい。電力要求は、メモリデバイスとホストコンピュータとの間の調停プロセスを含んでもよい。メモリデバイスとメモリデバイスのデバイスソケットに結合された追加のデバイスとの両方を動作するのに十分な電力がメモリデバイスに与えられると、両方のデバイスは機能できる。両方のデバイスを動作するのに十分な追加の電力が与えられなければ、メモリデバイスは、そのデバイスソケットを無効にして、追加のデバイスに電力を供給するのに十分な電力がないことをユーザーに警告するために、インジケータをトリガしてもよい。
【0012】
本発明は、多数の利点を提供可能である。例えば、本願明細書に記載するハブ機能付きメモリデバイスにより、メモリデバイスが、ホストコンピュータインタフェースを占めている間も、他の周辺デバイスをホストコンピュータに結合できる。周辺デバイスは、マウス、キーボード、ジョイスティック、スキャナ、プリンタ、ゲームコントローラ、ハンドヘルドコンピュータ用のドッキングステーション、ポータブルディジタルアシスタント(PDA)、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラ、携帯電話、別のハブ、ディジタルミュージックプレイヤー、またはディジタルマルチメディアプレイヤーを含んでもよい。本発明により、デバイスを単一のホストコンピュータインタフェースに接続する際の柔軟性が高くなる。これは、サイズ制約により、利用可能なポート数が制限されてしまうラップトップコンピュータに、特に有用な場合がある。さらに、メモリデバイスは、複数のメモリドライブへの同時アクセスを許容できる。この場合、ユーザーは、あるドライブを切断して、別のドライブを再び接続することなく、メモリドライブ間でデータのやり取りができる。
【0013】
さらに、メモリデバイスのデバイスソケットに接続されたデバイスが、非常に大きな電力を消費しようとするときを示すために、メモリデバイスに、発光ダイオード(LED)などのインジケータが含まれてもよい。インジケータは、メモリデバイスの下流に接続されたデバイスの一部またはすべてが、適切に動作しなくなることをユーザーに通知する。次いで、ユーザーは、適切な機能に対して要求されるように、接続されたデバイスを変更してもよい。インジケータは、ユーザーが、動力不足のデバイスを使用しようとする前に、電力不足の問題をユーザーに警告する。
【0014】
本発明の1つ以上の実施形態の詳細を、添付の図面および以下の記載に示す。本発明の他の特徴、目的、および利点は、以下の記載および図面から、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明の1つの実施形態によるメモリデバイス2を示すブロック図である。メモリデバイス2は、ホストコネクタ4と、ハブ6と、メモリコントローラ8と、メモリ10と、デバイスソケット12とを含む。メモリデバイス2は、ホストコネクタ4を経由してホストコンピュータに結合され、メモリデバイス2を介してホストコンピュータとも結合するように、デバイスにデバイスソケット12を設ける。デバイスは、マウス、キーボード、ジョイスティック、スキャナ、プリンタ、ゲームコントローラ、ハンドヘルドコンピュータ用のドッキングステーション、ポータブルディジタルアシスタント(PDA)、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラ、携帯電話、別のハブ、ディジタルミュージックプレイヤー、ディジタルマルチメディアプレイヤー、またはメモリドライブを備えてもよい。図示した実施形態において、メモリデバイス2は、デュアルポートハブの機能を従来のメモリデバイスに統合する。図1に示すように、ハブ6の一方のポートが、デバイスソケット12を備え、ハブ6の他方のポートが、メモリデバイス2に永久接続される。
【0016】
一例として、ホストコンピュータが、ホストコネクタ4が準拠する特定のホスト接続規格と互換性のあるホストコンピュータインタフェースを1つしか含んでいないこともある。したがって、ホスト接続規格にも準拠するコネクタを含むデバイスが、ホストコンピュータインタフェースを使用中であれば、ホストコンピュータのユーザーは、従来のメモリデバイスを使用するために、デバイスを取り外さなければならない。しかしながら、メモリデバイス2により、ホストコネクタ4を経由してホストコンピュータにメモリデバイス2が結合されている間も、デバイスソケット12を経由してホストコンピュータにデバイスを結合できる。このように、ホストコンピュータは、デバイスソケット12に結合されたデバイスからメモリデバイス2を介して信号を送受信することによって、メモリデバイス2のデバイスソケット12に結合されたデバイスを利用できる。
【0017】
ホストコネクタ4は、ホストコネクタ4をホストコンピュータに含まれたホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、ホストコンピュータ(図示せず)によるメモリ10へのアクセスを許容する。ホストコネクタ4は、ハブ6およびメモリコントローラ8を経由してメモリ10に電気的に結合される。ホストコネクタ4は、ホスト接続規格に準拠し、ホストコンピュータインタフェースは、ホスト接続規格と互換性がある。ホスト接続規格は、16ビット規格PCカードおよび32ビット規格カードバスを含むパーソナルコンピュータメモリカード国際協会(PCMCIA)規格、ユニバーサルシリアルバス(USB)規格、ユニバーサルシリアルバス2(USB2)規格、次世代USB規格、IEEE1394ファイアワイア規格、小型コンピュータシステムインタフェース(SCSI)規格、アドバンストテクノロジーアタッチメント(ATA)規格、シリアルATA規格、インテグレイテッドデバイスエレクトロニクス(IDE)規格、エンハンスドインテグレイテッドデバイスエレクトロニクス(EIDE)規格、ペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)規格、PCIエクスプレス規格、従来のシリアルまたはパラレル規格などを含んでもよい。
【0018】
デバイスソケット12は、別のデバイスに含まれたコネクタをメモリデバイス2のデバイスソケット12内に差し込むと、ホストコンピュータによる別のデバイス(図示せず)へのアクセスを許容する。デバイスソケット12は、ハブ6を経由してホストコネクタ4に電気的に結合される。デバイスソケット12は、接続規格と互換性があり、追加のデバイスのコネクタは、接続規格に準拠する。いくつかの実施形態において、デバイスソケット12が、ホストコネクタ4が準拠するホスト接続規格と互換性がある。
【0019】
一例として、メモリ10は、フラッシュメモリ、電気的消去書込み可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、およびバッテリーバックアップなどを備えた同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)などの他の不揮発性または揮発性メモリタイプを備えてもよい。
【0020】
ホストコネクタ4を経由してホストコンピュータにメモリデバイス2が結合されると、メモリデバイス2を有効にするように、ホストコネクタ4を介して電力が送出される。有効化されると、ハブ6が、ホストコンピュータによるメモリコントローラ8およびメモリ10へのアクセスを許容する。次いで、ホストコンピュータとメモリコントローラ8との間の通信が、電力供給されたホストコネクタ4を介して送信されてもよい。ホストコンピュータは、メモリ10に格納されたデータを読み取りまたは修正するとともに、新しいデータを格納し、または既存のデータを消去してもよい。メモリコントローラ8は、ホストコンピュータによって指定された動作に従って、メモリ10に格納されたデータを操作する。
【0021】
デバイスソケット12を経由してメモリデバイス2にデバイスが結合される場合、ハブ6は、デバイスの動作を有効にするために、ホストコンピュータからの追加の電力を要求する。ホストコンピュータから受信した電力量が、メモリデバイス2とメモリデバイス2に結合されたデバイスとの両方に電力を供給するには不十分であれば、ハブ6は、デバイスソケット12を無効にしてもよい。いくつかの実施形態において、受信電力が、メモリデバイスとデバイスソケット12に結合された追加のデバイスとの両方に電力を供給するのに不十分である場合、ハブ6が、インジケータ(図示せず)をトリガする。ホストコンピュータから受信した電力量が、メモリデバイス2とメモリデバイス2に結合されたデバイスとの両方に電力を供給するのに十分であれば、デバイスソケット12が、メモリデバイス2を介したホストコンピュータによるデバイスへのアクセスを許容する。
【0022】
ハブ6は、メモリデバイス2をホストコンピュータに与える。デバイスソケット12を経由してメモリデバイス2に別のデバイスが結合されると、ハブ6はまた、他のデバイスをホストコンピュータに与える。このようにして、デバイスをメモリデバイス2に結合することで、2つのデバイスを接続することができ、デバイスを独立させて動作させることができる。ホストコンピュータのユーザーが、メモリデバイス2またはメモリデバイス2に結合されたデバイスのいずれかを動作するように選択してもよい。ユーザーはまた、両方のデバイスを同時に動作させてもよい。
【0023】
一例として、ホストコンピュータが、利用可能なUSBポートを1つしか含まないこともある。ホストコンピュータは、USBポートに差し込んだUSBマウスを含んでもよい。ホストコネクタ4が、USBコネクタに準拠し、デバイスソケット12が、USB規格と互換性のある実施形態において、メモリデバイス2が使用中の間、メモリデバイス2により、デバイスソケット12およびホストコネクタ4を介してホストコンピュータにUSBマウスを結合できる。このようにして、ユーザーは、メモリデバイス2からデータを読み取り、および/またはメモリデバイス2にデータを格納する間、ホストコンピュータの入力デバイスとしてUSBマウスを使用し続けてもよい。
【0024】
さらに、メモリデバイス2に実質的に類似した別のメモリデバイスが、デバイスソケット12を経由してメモリデバイス2に結合されてもよい。このようにして、ユーザーが、メモリデバイス2のメモリ10とともに、他のメモリデバイス内のメモリに同時にアクセスしてもよい。次いで、ユーザーは、メモリデバイスの一方を切断して、他方のメモリデバイスを再び接続することなく、メモリデバイス間でデータのやり取りをしてもよい。十分な電力が利用可能である限り、任意の数のメモリデバイス2が、互いに結合されてもよい。
【0025】
いくつかの実施形態において、メモリデバイス2は、適切に動作するには、ホストコンピュータからほぼ100mAが必要である。典型的に、ホストコンピュータに含まれたホストコンピュータインタフェースが、USB規格と一致したホストコネクタをホストコンピュータインタフェースに差し込むと、デフォルトとしてほぼ100mAを与える。したがって、メモリデバイス2を有効にするために、十分な電力量が自動的に供給される。
【0026】
しかしながら、デバイスソケット12にデバイスが接続されると、ハブ6は、さらなる電力のためにホストコンピュータと調停できる。典型的に、ホストコンピュータは、USB規格と一致して、最大500mAをホストコンピュータインタフェースに割り当てることができる。メモリデバイス2に結合されたデバイスが、適切に動作するように400mAより多くを要求すれば、調停が機能しなくなる。この場合、ハブ6は、非常に多くの電力がホストコンピュータインタフェースから要求されていることをユーザーに警告するように、インジケータをトリガしてもよい。さらに、ハブ6は、ユーザーが、メモリデバイス2に結合された動力不足のデバイスの動作を試みないように、デバイスソケット12を無効にしてもよい。
【0027】
さらに、メモリデバイス2に実質的に類似した複数のメモリデバイスの各々が、先行するメモリデバイスに含まれたデバイスソケットを経由してホストコンピュータに結合されてもよい。この場合、第1のメモリデバイスに含まれたハブは、下流に接続された後続するメモリデバイスを動作するために、十分な電力量を受信するようにホストコンピュータと調停する。ホストコンピュータが、500mAを第1のメモリデバイスに割り当てれば、第5のデバイスソケットを無効にして、最大4つの追加のメモリデバイスに電力が供給されてもよい。
【0028】
図2は、本発明の1つの実施形態による別のメモリデバイス14を示すブロック図である。メモリデバイス14は、ホストコネクタ16と、ハブ17と、メモリコントローラ18と、メモリ19と、デバイスソケット20とを含む。メモリデバイス14は、ホストコネクタ16を経由してホストコンピュータに結合され、メモリデバイス14を介してホストコンピュータにも結合されるように、マウス、キーボード、または別のメモリデバイスなどのデバイスにデバイスソケット20を設ける。図示した実施形態において、メモリデバイス14は、シングルポートハブの機能を従来のメモリデバイスに統合する。
【0029】
メモリデバイス14は、図1からのメモリデバイス2に実質的に類似して動作する。しかしながら、図2に図示した実施形態において、ホストコネクタは、ハブに直接結合されない。実際、ホストコネクタは、メモリコントローラを経由してハブに電気的に結合される。メモリデバイス14により、ホストコネクタ16を経由してホストコンピュータにメモリデバイス14が結合されている間も、デバイスソケット20を経由してホストコンピュータにデバイスを結合できる。ホストコネクタ16は、ホストコネクタ16をホストコンピュータに含まれたホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、ホストコンピュータ(図示せず)によるメモリ19へのアクセスを許容する。ホストコネクタ16は、メモリコントローラ18を経由してメモリ19に電気的に結合される。ホストコネクタ16は、ホスト接続規格に準拠し、ホストコンピュータインタフェースは、ホスト接続規格と互換性がある。
【0030】
デバイスソケット20は、別のデバイスに含まれたコネクタをメモリデバイス14のデバイスソケット20内に差し込むと、ホストコンピュータによる別のデバイス(図示せず)へのアクセスを許容する。デバイスソケット20は、ハブ17およびメモリコントローラ18を経由してホストコネクタ16に電気的に結合される。デバイスソケット20は、接続規格と互換性があり、追加のデバイスのコネクタは、接続規格に準拠する。いくつかの実施形態において、デバイスソケット20は、ホストコネクタ16が準拠するホスト接続規格と互換性がある。
【0031】
メモリデバイス14が、ホストコネクタ16を経由してホストコンピュータに結合されると、メモリデバイス14を有効にするようにホストコネクタ16を介して電力が送出される。有効化されると、メモリコントローラ18は、ホストコンピュータによるメモリ19およびハブ17へのアクセスを許容する。次いで、ホストコンピュータとメモリコントローラ18との間の通信が、電力供給されたホストコネクタ16を介して送信されてもよい。ホストコンピュータは、メモリ19に格納されたデータを読み取りまたは修正するとともに、新しいデータを格納し、または既存のデータを消去してもよい。メモリコントローラ18は、ホストコンピュータによって指定された動作に従って、メモリ19に格納されたデータを操作する。
【0032】
デバイスソケット20を経由してメモリデバイス14にデバイスが結合される場合、ハブ17は、デバイスの動作を有効にするために、ホストコンピュータからの追加の電力を要求する。ホストコンピュータから受信した電力量が、メモリデバイス14とメモリデバイス14に結合されたデバイスとの両方に電力を供給するには不十分であれば、ハブ17は、デバイスソケット20を無効にしてもよい。いくつかの実施形態において、受信電力が、メモリデバイスとデバイスソケット20に結合された追加のデバイスとの両方に電力を供給するのに不十分である場合、ハブ17が、インジケータ(図示せず)をトリガする。ホストコンピュータから受信した電力量が、メモリデバイス14とメモリデバイス14に結合されたデバイスとの両方に電力を供給するのに十分であれば、デバイスソケット20が、メモリデバイス14を介したホストコンピュータによるデバイスへのアクセスを許容する。
【0033】
ハブ17が、メモリデバイス14をホストコンピュータに与える。デバイスソケット20を経由してメモリデバイス14に別のデバイスが結合されると、ハブ17はまた、他のデバイスをホストコンピュータに与える。このようにして、デバイスをメモリデバイス14に結合することで、2つのデバイスを接続することができ、デバイスを独立させて動作させることができる。ホストコンピュータのユーザーが、メモリデバイス14またはメモリデバイス14に結合されたデバイスのいずれかを動作するように選択してもよい。ユーザーはまた、両方のデバイスを同時に動作させてもよい。
【0034】
図3Aおよび図3Bは、メモリデバイス24の1つの例示的な実施形態を示す略図である。メモリデバイス24は、メモリデバイスハウジング26と、ホストコネクタ28と、ホストコネクタ28上に配置されたホストコネクタコンタクト30と、メモリデバイスハウジング26に形成されたキャビティ32と、キャビティ32内に配置されたデバイスソケット34とを備える。図3Aは、メモリデバイス24の平面図を示すのに対して、図3Bは、メモリデバイス24の側面図を示す。図3Aおよび図3Bに示す実施形態において、ホストコネクタ28は、USBプラグに準拠し、デバイスソケット34は、USBレセプタクルに準拠する。USBプラグは、シールドを含む従来のUSBプラグであってもよく、または、ホストコネクタ28のフォームファクタを低下させるために、シールドを排除したシールドなしのタブを備えてもよい。他の実施形態において、ホストコネクタ28およびデバイスソケット34は、上記に挙げた規格の1つ、または、場合によっては、これから開発される別の規格など、他のホスト接続規格に見合うように準拠してもよい。
【0035】
メモリデバイス24は、図1からのメモリデバイス2に実質的に類似して動作する。メモリデバイス24は、ホストコネクタ28をホストコンピュータに含まれたホストコンピュータインタフェース内に差し込むことによって、ホストコンピュータに接続されてもよい。ホストコネクタコンタクト30は、メモリデバイス24とホストコンピュータとの間に電力およびデータが流れるように、ホストコンピュータインタフェースに含まれたコンタクトに結合される。USBの場合、ホストコネクタコンタクト30は、電力コンタクト、接地コンタクト、正のデータ信号コンタクト、および負のデータ信号コンタクトを含んでもよい。
【0036】
デバイスに含まれたコネクタをメモリデバイス24のデバイスソケット34に差し込むことによって、ホストコンピュータにマウス、キーボード、または別のメモリデバイスなどのデバイスが接続されてもよい。デバイスソケット34は、デバイスソケットコンタクトを含み、このコンタクトは、デバイスのコネクタ上に配置されたコネクタコンタクトと結合する。メモリデバイス24に含まれたハブ(図示せず)が、デバイスソケット34とホストコンピュータとの間に電力およびデータを送る。
【0037】
図3Aおよび図3Bに示す実施形態において、メモリデバイス24は、フラッシュメモリドライブなどのメモリドライブを備える。フラッシュメモリドライブが、電力を印加せずにデータを持続的に格納可能な内部高速ソリッドステートメモリを含む。さらに、フラッシュメモリドライブは、小型で使用しやすく、可動部品がない。メモリデバイス24が、フラッシュメモリドライブを備える場合、メモリデバイスハウジング26は、フラッシュメモリドライブのフォームファクタに準拠する。例えば、フラッシュメモリドライブのフォームファクタは、35mm〜80mmの長さL、12mm〜50mmの幅W、および4mm〜20mmの厚みTを含んでもよい。しかしながら、本発明は、フラッシュメモリドライブのフォームファクタに限定されるものではなく、他の寸法を有してもよい。
【0038】
図4は、ホストコンピュータ36に結合された2つのメモリデバイス40、46の例示的なシステムを示す略図である。ホストコンピュータ36は、ホストコンピュータインタフェース38を含む。ホストコンピュータインタフェース38は、ホスト接続規格、例えば、USBまたはUSB2と互換性がある。第1のメモリデバイス40が、第1のホストコネクタ42と、第1のデバイスソケット44とを含む。第2のメモリデバイス46が、第2のホストコネクタ48と、第2のデバイスソケット50とを含む。第1および第2のメモリデバイス40、46が、図1を参照して記載したメモリデバイス2に実質的に類似して動作する。
【0039】
第1のメモリデバイス40が、第1のホストコネクタ42をホストコンピュータインタフェース38内に差し込むことによって、ホストコンピュータ36と結合する。第1のホストコネクタ42は、ホストコンピュータインタフェース38が互換性のあるホスト接続規格に準拠する。第1のホストコネクタ42は、第1のメモリデバイス40内に含まれた第1のメモリへのホストコンピュータ36によるアクセスを与える。第1のメモリデバイス40はまた、第1のホストコネクタ42を第1のメモリおよび第1のデバイスソケット44と電気的に結合する第1のハブを含む。第1のデバイスソケット44は、別のホスト接続規格と互換性がある。いくつかの実施形態において、第1のデバイスソケット44は、第1のホストコネクタ42が準拠する同じホスト接続規格と互換性がある。
【0040】
第2のメモリデバイス46は、第2のホストコネクタ48を第1のデバイスソケット44内に差し込むことによって、第1のメモリデバイス40を経由してホストコンピュータ36と結合する。第2のホストコネクタ48は、第1のデバイスソケット44が互換性のあるホスト接続規格に準拠する。第2のホストコネクタ48は、第1のデバイスソケット44を経由して第2のメモリデバイス46内に含まれた第2のメモリへのホストコンピュータ36によるアクセスを与える。言い換えれば、ホストコンピュータ36は、第1のメモリデバイス40を介して第2のメモリデバイス46にアクセスする。第2のメモリデバイス46はまた、第2のホストコネクタ48を第2のメモリおよび第2のデバイスソケット50と電気的に結合する第2のハブを含む。
【0041】
第1のメモリデバイス40の第1のハブは、第1のメモリデバイス40の第1のメモリと第2のメモリデバイス46の第2のメモリとの両方をホストコンピュータ36に与える。ホストコンピュータ36のユーザーが、別々の独立したデバイスとして、第1および第2のメモリデバイス40および46を使用してもよい。例えば、ユーザーは、第1のメモリデバイス40を切断して、第2のメモリデバイス46を再び接続することなく、第1のメモリデバイス40の第1のメモリと第2のメモリデバイス46の第2のメモリとの間でデータのやり取りをしてもよい。
【0042】
いくつかの実施形態において、マウス、キーボード、または従来のメモリドライブなどのデバイスが、第2のデバイスソケット50を経由してホストコンピュータ36に結合されてもよい。他の実施形態において、第2のデバイスソケット50を経由してホストコンピュータ36に、第1および第2のメモリデバイス40および46に実質的に類似した第3のメモリデバイスが結合されてもよい。メモリデバイスが合わせて、ホストコンピュータインタフェース38を介して与えられた電力を超えない限り、第1および第2のメモリデバイス40および46に実質的に類似した任意の数のメモリデバイスが、図4に示すように結合されてもよい。
【0043】
一例として、ホストコンピュータ36は、第1のホストコネクタ42をホストコンピュータインタフェース38に差し込むと、デフォルトとしてほぼ100mAを第1のメモリデバイス40に与える。第1のメモリデバイス40は、動作するのにほぼ100mAを要求する。しかしながら、第1のデバイスソケット44に第2のホストコネクタ48が差し込まれると、第1のメモリデバイス40内の第1のハブは、第2のメモリデバイス46を有効にするために追加の電力を受信するように、ホストコンピュータ36と調停しなければならない。
【0044】
第1のメモリデバイス40は、第1のハブとの調停が正常に行われると、ホストコンピュータ36から追加の400mAを受信してもよい。第2のメモリデバイス46も、動作するのにほぼ100mAを要求する。したがって、第1および第2のメモリデバイス40および46の両方が有効にされてもよく、追加の300mAが、第2のデバイスソケット50で利用可能にされてもよい。この場合、第3、第4、および第5のメモリデバイスが、先行するメモリデバイスの各々に含まれたデバイスソケットを経由して、メモリデバイス36に結合されてもよい。しかしながら、第5のメモリデバイスの第5のデバイスソケットに差し込まれた第6のデバイスを有効にするためには、十分な電力を利用できない。第5のメモリデバイスに位置する第5のハブが、第5のデバイスソケットで利用可能な電力量が不十分であることをユーザーに警告するために、第5のメモリデバイスに含まれた電力インジケータをトリガしてもよい。さらに、第5のハブは、ユーザーが、第5のソケットに差し込まれた動力不足のデバイスの動作を試みないように、第5のデバイスソケットを無効にしてもよい。
【0045】
図5は、メモリデバイス58およびホストコンピュータ54に結合された入力デバイス64の例示的なシステムを示す略図である。ホストコンピュータ54は、ホストコンピュータインタフェース56を含む。ホストコンピュータインタフェース56は、ホスト接続規格、例えば、USBまたはUSB2と互換性がある。メモリデバイス58が、第1のホストコネクタ60と、デバイスソケット62とを含む。入力デバイス64が、第2のホストコネクタ66を含む。図示した実施形態において、入力デバイス64は、マウスを備えるが、キーボード、ジョイスティック、スキャナ、プリンタ、ゲームコントローラ、ハンドヘルドコンピュータ用のドッキングステーション、ポータブルディジタルアシスタント(PDA)、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラ、携帯電話、別のハブ、ディジタルミュージックプレイヤー、ディジタルマルチメディアプレイヤー、またはデバイスソケット62の規格に準拠するコネクタを含む任意の入力デバイスなどの他の入力デバイスにも同じ原理を当てはめることができる。さらに、本発明によるメモリデバイスを介してホストコンピュータに結合されてもよい他のデバイスが、プリンタと、スキャナと、ゲームコントローラと、ハンドヘルドコンピュータ用のドッキングステーションと、または多種多様な他の周辺デバイスとを含んでもよい。いずれにせよ、メモリデバイス58は、図1を参照して記載したメモリデバイス2に実質的に類似して動作する。
【0046】
メモリデバイス58は、第1のホストコネクタ60をホストコンピュータインタフェース56に差し込むことによって、ホストコンピュータ54と結合する。第1のホストコネクタ60は、ホストコンピュータインタフェース56が互換性のあるホスト接続規格に準拠する。第1のホストコネクタ60は、メモリデバイス58内に含まれたメモリへのホストコンピュータ54によるアクセスを与える。メモリデバイス58はまた、第1のホストコネクタ60をメモリおよびデバイスソケット62に電気的に結合するハブを含む。デバイスソケット62は、ホスト接続規格と互換性がある。いくつかの実施形態において、デバイスソケット62は、第1のホストコネクタ60が準拠する同じホスト接続規格と互換性がある。
【0047】
入力デバイス64は、第2のホストコネクタ66を第1のデバイスソケット62に差し込むことによって、メモリデバイス58を経由してホストコンピュータ54と結合する。第2のホストコネクタ66は、第1のデバイスソケット62が互換性のあるホスト接続規格に準拠する。第2のホストコネクタ66は、第1のデバイスソケット62を経由して入力デバイス64へホストコンピュータ54によるアクセスを与える。入力デバイス64およびメモリデバイス58は、同時に動作してもよい。
【0048】
他の実施形態において、図5に示すように、デバイスが、ホストコンピュータインタフェース56の電力制限を超えない限り、任意のタイプのデバイスが、デバイスソケット62を経由してホストコンピュータ54に結合されてもよい。再度言うが、例えば、ホストコンピュータ54は、第1のホストコネクタ60をホストコンピュータインタフェース56に差し込むと、デフォルトとしてほぼ100mAをメモリデバイス58に与えてもよい。メモリデバイス58が、動作するのにほぼ100mAを要求すれば、最初、デフォルトは十分なものとなる。しかしながら、デバイスソケット62に第2のホストコネクタ66が差し込まれると、メモリデバイス58内のハブは、入力デバイス64を有効にするために追加の電力を受信するように、ホストコンピュータ54と調停してもよい。
【0049】
メモリデバイス58は、ハブとの調停が正常に終わると、ホストコンピュータ54から追加の400mAまで受信してもよい。入力デバイス64は、動作するのに少なくとも100mAを要求してもよい。入力デバイス64が、適切に動作するのに400mA未満を要求すれば、メモリデバイス58と入力デバイス64との両方が有効にされてもよい。入力デバイス64が、適切に動作するのに400mAより多くを要求すれば、ホストコンピュータ54とメモリデバイス58内のハブとの間の調停が機能しなくなる。この場合、ハブは、入力デバイス64が、ホストコンピュータインタフェース56で利用可能な電力より多くを要求していることをユーザーに警告するために、メモリデバイス58に含まれたインジケータをトリガしてもよい。さらに、ハブは、ユーザーが、デバイスソケット62に差し込まれた動力不足の入力デバイス64の動作を試みないように、デバイスソケット62を無効にしてもよい。
【0050】
図6は、本発明の別の実施形態によるメモリデバイス70を示すブロック図である。メモリデバイス70は、ホストコネクタ72と、ハブ74と、メモリコントローラ76と、メモリ78と、デバイスソケット80と、インジケータ82とを含む。メモリデバイス70は、図1に示すメモリデバイス2と実質的に類似して動作する。メモリデバイス70は、ホストコネクタ72を経由してホストコンピュータと結合し、メモリデバイス70を介してホストコンピュータとも結合するように、デバイスにデバイスソケット80を設ける。デバイスは、マウス、キーボード、ジョイスティック、スキャナ、プリンタ、ゲームコントローラ、ハンドヘルドコンピュータ用のドッキングステーション、ポータブルディジタルアシスタント(PDA)、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラ、携帯電話、別のハブ、ディジタルミュージックプレイヤー、ディジタルマルチメディアプレイヤー、またはメモリドライブを備えてもよい。図示した実施形態において、メモリデバイス70は、デュアルポートハブの機能を従来のメモリデバイスに統合する。他の実施形態において、図2に示すメモリデバイス14と実質的に類似して動作するメモリデバイスが、インジケータ82を含んでもよい。この実施形態において、メモリデバイスは、シングルポートハブの機能を従来のメモリデバイスに統合する。
【0051】
ホストコネクタ72は、ホストコネクタ72をホストコンピュータに含まれたホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、ホストコンピュータ(図示せず)によるメモリ78へのアクセスを許容する。ホストコネクタ72は、ハブ74およびメモリコントローラ76を経由してメモリ78に電気的に結合される。ホストコネクタ72は、ホスト接続規格に準拠し、ホストコンピュータインタフェースは、ホスト接続規格と互換性がある。
【0052】
デバイスソケット80は、デバイスに含まれたコネクタをデバイスソケット80内に差し込むと、ホストコンピュータによるデバイス(図示せず)へのアクセスを許容する。デバイスソケット80は、ハブ74を経由してホストコネクタに電気的に結合される。デバイスソケット80は、接続規格と互換性があり、デバイスのコネクタは、接続規格に準拠する。いくつかの実施形態において、デバイスソケット80は、ホストコネクタ72が準拠するホスト接続規格と互換性がある。
【0053】
一例として、メモリ78は、フラッシュメモリ、電気的消去書込み可能な読出し専用メモリ(EEPROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、およびバッテリーバックアップなどを備えた同期型ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)などの他の不揮発性または揮発性メモリタイプを備えてもよい。
【0054】
ホストコネクタ72を経由してホストコンピュータに、メモリデバイス70が結合されると、メモリデバイス70を有効にするように、ホストコネクタ72を介して電力が送出される。有効化されると、ハブ74が、ホストコンピュータによるメモリコントローラ76およびメモリ78へのアクセスを許容する。次いで、ホストコンピュータとメモリコントローラ76との間の通信が、電力供給されたホストコネクタ72を介して送信されてもよい。ホストコンピュータは、メモリ78に格納されたデータを読み取りまたは修正するとともに、新しいデータを格納し、または既存のデータを消去してもよい。メモリコントローラ76は、ホストコンピュータによって指定された動作に従って、メモリ78に格納されたデータを操作する。
【0055】
典型的に、ホストコンピュータは、ホストコネクタ72をホストコンピュータインタフェースに差し込むと、メモリデバイス70を有効にするのに十分であるデフォルト電力量を与える。再度言うが、デフォルト電力量は、例えば、ほぼ100mAであってもよい。しかしながら、デバイスソケット80内にデバイスが差し込まれると、ハブ74は、追加の電力のためにホストコンピュータと調停しなければならない。ホストコンピュータは、USB規格に従って500mAなどをホストコンピュータインタフェースに割り当てるための電力の上限値を有してもよい。
【0056】
メモリデバイス70に結合されたメモリデバイス70とデバイスとの両方が、適切に動作するための電力の上限値より多くを要求すれば、ハブ74とホストコンピュータとの間の電力調停が機能しなくなる。この場合、ハブ74は、非常に多くの電力がホストコンピュータインタフェースで要求されていることをユーザーに警告するように、インジケータ82をトリガしてもよい。さらに、ハブ74は、ユーザーが、メモリデバイス70に結合された動力不足のデバイスの動作を試みないように、デバイスソケット80を無効にしてもよい。
【0057】
インジケータ82は、不十分な電力を示すためにユーザーに視認させることができる発光ダイオード(LED)または別の要素を備えてもよい。1つの実施形態において、インジケータ82は、メモリデバイス72の通常動作中にオフのままにされ、不十分な電力量の受信に応答して、ハブ74によってトリガされるときオンにしてもよい。別の実施形態において、インジケータ82は、メモリデバイス72の通常動作中にオンのままにされ、ハブ74によってトリガされるときオンとオフに点滅されてもよい。いくつかの実施形態において、インジケータ82は、メモリデバイス70の通常動作中、第1の色を表示してもよく、ハブ74によってトリガされると、第2の色を表示してもよい。
【0058】
メモリデバイス70と実質的に類似した複数のメモリデバイスの各々が、先行するメモリデバイスに含まれたデバイスソケットを経由してホストコンピュータに接続されてもよい。一例として、単一のホストコンピュータインタフェースを介して500mAの電力を与えるホストコンピュータに、最大で5つの100mAメモリデバイスが結合されてもよい。この場合、メモリデバイス70、第1のメモリデバイスに含まれたハブ74が、下流に接続された後続するメモリデバイスを動作するのに十分な電力量、例えば、500mAを受信するように、ホストコンピュータと調停する。ホストコンピュータが、第1のメモリデバイスへ電力の上限値を割り当てれば、4つの追加のメモリデバイスにも電力が供給されてもよい。第5のデバイスに含まれた第5のハブは、第5のデバイスソケットに差し込まれた第6のデバイスを有効にするのに利用可能な電力量が不十分であるかを決定する。第5のハブは、第5のデバイスに含まれた第5のインジケータをトリガし、第5のデバイスソケットを無効にしてもよい。
【0059】
図7は、メモリデバイス84の例示的な実施形態を示す略図である。メモリデバイス84は、メモリデバイスハウジング86と、ホストコネクタ88と、ホストコネクタ88上に配置されたホストコネクタコンタクト90と、メモリデバイスハウジング86に形成されたキャビティ92と、キャビティ92内に配置されたデバイスソケット94と、メモリデバイスハウジング86上に配置されたインジケータ96とを備える。図7は、メモリデバイス84の平面図を示す。図7に示す実施形態において、ホストコネクタ88は、USBプラグに準拠し、デバイスソケット94は、USBレセプタクルに準拠する。他の実施形態において、ホストコネクタ88およびデバイスソケット94は、上記に挙げた規格などの他のホスト接続規格に見合うように準拠してもよい。
【0060】
メモリデバイス84は、図6からのメモリデバイス70と実質的に類似して動作する。ホストコネクタ88をホストコンピュータに含まれたホストコンピュータインタフェース内に差し込むことによって、ホストコンピュータにメモリデバイス84が接続されてもよい。ホストコネクタコンタクト90は、メモリデバイス84とホストコンピュータとの間に電力およびデータが流れるように、ホストコンピュータインタフェースに含まれたコンタクトと結合する。
【0061】
デバイスに含まれたコネクタをメモリデバイス84のデバイスソケット94に差し込むことによって、ホストコンピュータにマウス、キーボード、または別のメモリデバイスなどのデバイスが接続されてもよい。デバイスソケット94は、デバイスソケットコンタクトを含み、このコンタクトは、デバイスのコネクタ上に配置されたコネクタコンタクトと結合する。メモリデバイス84に含まれたハブ(図示せず)が、デバイスソケット94とホストコンピュータとの間に電力およびデータを送る。
【0062】
ホストコンピュータが、メモリデバイス84とデバイスソケット92に差し込まれたデバイスとの両方を有効にするために、ホストコンピュータインタフェースに十分な電力量を供給しなければ、メモリデバイス84内のハブは、インジケータ96をトリガする。インジケータ96は、LEDを備えてもよい。インジケータ96が、非常に多くの電力がホストコンピュータインタフェースで要求されていることをユーザーに警告する。
【0063】
図7に示す実施形態において、メモリデバイス84は、フラッシュメモリドライブなどのメモリドライブを備える。再度言うが、フラッシュメモリドライブは、電力を印加せずにデータを持続的に格納可能な内部高速ソリッドステートメモリを含む。さらに、フラッシュメモリドライブは、小型で使用しやすく、可動部品がない。
【0064】
図8は、ハブ機能付きメモリデバイスを有効にする1つの例示的な方法を示すフローチャートである。この方法は、図6に示すメモリデバイス70に適用されてもよい。メモリデバイス70は、ホストコネクタ72をホストコンピュータに含まれたホストコンピュータインタフェースに差し込むことによって、ホストコンピュータと結合する。メモリデバイス70はまた、メモリデバイス70を介してホストコンピュータとも結合するように、マウス、キーボード、または任意の他の入力デバイス、または別のメモリデバイスなどのデバイスにデバイスソケット80を設ける。このようにして、メモリデバイス70は、デュアルポートハブの機能を従来のメモリデバイスに統合する。さらなる実施形態において、複数のデバイスソケットを備えたメモリデバイスも考慮に入れる。この場合、複数ポートハブと複数の追加デバイスを含むであろうメモリデバイスは、複数のソケットを経由してメモリデバイスに直接結合されてもよい。
【0065】
図8を参照すると、ホストコネクタ72をホストコンピュータインタフェースに差し込むと、メモリデバイス70が、メモリデバイス70(100)を有効にするために、ホストコンピュータからの電力量を受信する。場合によっては、受信した電力量は、ホストコンピュータによってホストコンピュータインタフェースに与えられたデフォルト電力量である。一例として、受信した電力量は、ほぼ100mAであってもよい。メモリデバイス70が、ホストコンピュータから電力を受信すると、メモリデバイス70内のハブ74は、ホストコネクタ72およびメモリコントローラ76(102)を経由してメモリ78へのホストコンピュータによるアクセスを許容する。次いで、ホストコンピュータとメモリコントローラ76との間の通信が、電力供給されたホストコネクタ72を介して送信されてもよい。ホストコンピュータは、メモリ78に格納されたデータを読み取りまたは修正するとともに、新しいデータを格納し、または既存のデータを消去してもよい。メモリコントローラ76は、ホストコンピュータによって指定された動作に従って、メモリ78に格納されたデータを操作する。
【0066】
メモリデバイス70のデバイスソケット80にデバイスが差し込まれると、ハブ74は、メモリデバイス70と、デバイスソケット80(104)を経由してメモリデバイス70に結合されたデバイスとの両方を有効にする電力量を要求する。ハブ74は、ホストコネクタ72をホストコンピュータインタフェースに差し込むと、受信した電力量の他に電力を受信するように、ホストコンピュータと調停する。一例として、ホストコンピュータは、ホストコンピュータインタフェースに対して、最大で500mA、すなわち、100mAのデフォルトに加えて400mAを与えてもよい。他の形態として、追加の電力をより細かく増分させて与えてもよい。いずれにせよ、メモリデバイス70およびメモリデバイス70に結合されたデバイスが、ホストコンピュータインタフェースに利用可能な電力の上限値より多くを要求すれば、十分な電力が受信されないため(106の「NO」の分岐)、追加電力の要求は機能しなくなる。
【0067】
十分な電力が受信されなければ(106の「NO」の分岐)、ハブ74は、メモリデバイス70(108)に含まれたインジケータ82をトリガする。インジケータ82が、メモリデバイス70のデバイスソケット80内に差し込まれたデバイスを有効にする電力量が不十分であることをユーザーに警告する。ハブ74はまた、メモリデバイス70(110)のデバイスソケット80を無効にする。このようにして、ユーザーは、動力不足の状態にあるメモリデバイス70に結合されたデバイスの使用を試みることができない。受信した電力が十分であれば(106の「YES」の分岐)、ハブ74は、デバイスソケット80(112)を経由してデバイスへのホストコンピュータによるアクセスを許容する。
【0068】
本発明のさまざまな実施形態について記載してきた。例えば、メモリデバイスと、メモリデバイスのデバイスソケットに差し込まれたデバイスとの両方が、ホストコンピュータに同時に結合されてもよいように、デバイスソケットおよびハブ機能とを含むメモリデバイスについて記載してきた。したがって、メモリデバイスにより、ホストコンピュータに含まれた同じホストコンピュータインタフェースを介してホストコンピュータに複数のデバイスを結合できるようになる。さらに、デバイスソケットに差し込まれたデバイスを有効にするのに不十分な電力量を受信するメモリデバイスに応答してトリガされるインジケータについても記載してきた。
【0069】
しかしながら、本発明の範囲を逸脱することなく、さまざまな変更がなされてもよい。例えば、本発明は、USBデバイスソケットを含むUSBメモリドライブの点から主に記載してきた。ホストコネクタとメモリデバイスのデバイスソケットとの両方は、種々のホスト接続規格に準拠してもよい。ホストコネクタおよびデバイスソケットは、異なるホスト接続規格に準拠してもよい。さらに、メモリコントローラおよびメモリデバイスに含まれたハブは、単一のコントローラとして統合されてもよい。メモリチップはまた、メモリコントローラと統合されてもよい。また、さらなる実施形態において、メモリデバイスが、複数の他のデバイスを受信するように複数のソケットを含んでもよい。この場合、メモリデバイスは、ソケットの各々に対して電力を調停するマルチポートハブを含んでもよい。各ソケットは、動作するのに十分な電力を有しているかを特定するために、独自のインジケータを含んでもよい。上記および他の実施形態は、特許請求の範囲内のものである。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】本発明の1つの実施形態によるによるメモリデバイスを示すブロック図である。
【図2】本発明の1つの実施形態による別のメモリデバイスを示すブロック図である。
【図3A】メモリデバイスの1つの例示的な実施形態を示す略図である。
【図3B】メモリデバイスの1つの例示的な実施形態を示す略図である。
【図4】ホストコンピュータに結合された2つのメモリデバイスの1つの例示的なシステムを示す略図である。
【図5】ホストコンピュータに結合されたメモリデバイスおよび入力デバイスの1つの例示的なシステムを示す略図である。
【図6】本発明の別の実施形態によるメモリデバイスを示すブロック図である。
【図7】メモリデバイスの1つの例示的な実施形態を示す略図である。
【図8】ハブ機能付きメモリデバイスを有効にする1つの例示的な方法を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリと、
前記メモリに電気的に結合されたハブと、
前記ハブに電気的に結合され、ホストコネクタをホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、前記メモリへのアクセスを許容するホストコネクタと、
前記ハブに電気的に結合され、デバイスに含まれたコネクタをデバイスソケット内に差し込むと、デバイスへのアクセスを許容するデバイスソケットと、を備える、メモリデバイス。
【請求項2】
メモリコントローラをさらに備え、前記ハブが、前記メモリコントローラを経由して前記メモリに電気的に結合される、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項3】
前記ホストコネクタが、前記メモリコントローラを経由して前記ハブに電気的に結合される、請求項2に記載のメモリデバイス。
【請求項4】
前記ホストコネクタが、前記ハブを経由して前記メモリへのアクセスを許容する、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項5】
前記デバイスソケットが、前記ホストコネクタおよび前記ハブを経由して前記デバイスへのアクセスを許容する、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項6】
前記ハブに電気的に結合されたインジケータをさらに備え、前記ホストコンピュータから受信した電力量が、前記メモリデバイスおよび前記デバイスに電力を供給するには不十分である場合、前記ハブが、前記インジケータをトリガする、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項7】
前記インジケータが、発光ダイオード(LED)を備える、請求項6に記載のメモリデバイス。
【請求項8】
前記ホストコンピュータから受信した電力量が、前記メモリデバイスおよび前記デバイスに電力を供給するには不十分である場合、前記ハブが、前記デバイスソケットを無効にする、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項9】
前記ホストコネクタが、ホスト接続規格に準拠し、前記ホストコンピュータインタフェースが、前記ホスト接続規格と互換性がある、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項10】
前記デバイスソケットが、前記ホスト接続規格と互換性があり、前記デバイスに含まれる前記コネクタが、前記ホスト接続規格に準拠する、請求項9に記載のメモリデバイス。
【請求項11】
前記ホスト接続規格が、ユニバーサルシリアルバス(USB)規格およびユニバーサルシリアルバス2(USB2)規格のいずれかを含む、請求項9に記載のメモリデバイス。
【請求項12】
ホストコンピュータインタフェースを含むホストコンピュータと、
コネクタを含むデバイスと、
メモリデバイスと、を備えるシステムであって、前記メモリデバイスが、
メモリと、
前記メモリに電気的に結合されたハブと、
前記ハブに電気的に結合され、ホストコネクタを前記ホストコンピュータの前記ホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、前記メモリへのアクセスを許容するホストコネクタと、
前記ハブに電気的に結合され、前記デバイスの前記コネクタを前記メモリデバイスのデバイスソケットに差し込むと、前記デバイスへのアクセスを許容するデバイスソケットと、を含む、システム。
【請求項13】
前記メモリデバイスが、第1のメモリデバイスを備え、前記デバイスソケットが、第1のデバイスソケットを備え、前記デバイスが、第2のメモリデバイスを備え、前記コネクタが、第2のホストコネクタを備え、前記第2のメモリデバイスが、
第2のメモリと、
前記第2のメモリおよび前記第2のホストコネクタに電気的に結合される第2のハブであって、前記第2のホストコネクタを前記第1のデバイスソケット内に差し込むと、前記第2のホストコネクタが前記第2のメモリへのアクセスを許容する、第2のハブと、
前記第2のハブに電気的に結合される第2のデバイスソケットであって、別のデバイスに含まれる別のコネクタを前記第2のデバイスソケット内に差し込むと、別のデバイスへのアクセスを許容する第2のデバイスソケットと、をさらに含む、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記別のデバイスが、第3のメモリデバイスを備え、前記別のコネクタが、第3のホストコネクタを備える、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記デバイスが、マウス、キーボード、ジョイスティック、スキャナ、プリンタ、ゲームコントローラ、ハンドヘルドコンピュータ用のドッキングステーション、ポータブルディジタルアシスタント(PDA)、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラ、携帯電話、別のハブ、ディジタルミュージックプレイヤー、ディジタルマルチメディアプレイヤー、およびメモリドライブの1つを備える、請求項12に記載のシステム。
【請求項16】
前記メモリデバイスのホストコネクタを前記ホストコンピュータのホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、メモリデバイスの動作を有効にするように、ホストコンピュータから電力量を受信するステップと、
前記ホストコネクタを前記ホストコンピュータインタフェース内に差し込むと、前記ホストコンピュータを経由して前記メモリデバイス内のメモリへのアクセスを許容するステップと、
前記別のデバイスのコネクタを前記メモリデバイスのデバイスソケット内に差し込むと、前記メモリデバイスを介した前記ホストコンピュータによる別のデバイスへのアクセスを許容するステップと、を含む、方法。
【請求項17】
前記メモリデバイスが、第1のメモリデバイスを備え、前記別のデバイスが、第2のメモリデバイスを備え、前記別のデバイスへのアクセスを許容するステップが、前記第2のメモリデバイスに含まれた第2のメモリへのアクセスを許容するステップを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記メモリデバイスの動作と、前記メモリデバイスに結合された前記別のデバイスの動作を有効にするように、ホストコンピュータからの電力量を要求するステップと、
前記ホストコンピュータから受信した電力量が、前記メモリデバイスおよび前記メモリデバイスに結合された前記別のデバイスの両方に電力を供給するには不十分である場合、前記メモリデバイスに含まれたインジケータをトリガするステップと、をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記ホストコンピュータから受信した電力が、前記メモリデバイスおよび前記メモリデバイスに結合された前記別のデバイスの両方に電力を供給するのに十分である場合、前記メモリデバイスを介した前記ホストコンピュータによる前記別のデバイスへのアクセスを有効にするステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記ホストデバイスから受信した電力が、前記メモリデバイスおよび前記メモリデバイスに結合された前記別のデバイスの両方に電力を供給するには不十分である場合、前記メモリデバイスを介して前記ホストコンピュータによる前記別のデバイスへのアクセスを無効にするステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2008−511916(P2008−511916A)
【公表日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−529937(P2007−529937)
【出願日】平成17年8月12日(2005.8.12)
【国際出願番号】PCT/US2005/028977
【国際公開番号】WO2006/026137
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(596099398)イメイション・コーポレイション (37)
【氏名又は名称原語表記】Imation Corp.
【Fターム(参考)】