説明

バイモルフ光学素子

【課題】変形可能である光学素子と電極を備える圧電セラミック製の能動素子とを備えるバイモルフ光学装置に関し、1組の第1素子に関して圧縮運動を、1組の第2素子に関しては伸張運動を生じさせるよう、前記素子が対で反対に制御される。
【解決手段】装置は、光学素子1が光学活性の第1主表面6と、第1主要面に対向する第2主表面7とを、少なくとも第1および第2の対向する側面2,3と共に備えることと、セラミック能動素子が、前記第1および第2側面上で相互に対面する少なくとも2組の圧電セラミック棒(21、22;31、32)を備え、各組が光学素子の中立軸をなす中央面のいずれかの側で第1および第2側面の一方に配置される2つの棒(21、22;31、32)を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、反対に作動される圧電セラミック製の能動素子により制御されるバイモルフ光学素子を提供する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電極を有し、中央コアにより離間する2つのセラミック層をなすバイモルフミラーに関する。
【0003】
このようなミラーは、2つのいわゆる「スキン」層を有する積層構造の形で構成されており、少なくともその1つはミラーとして使用されており、2つのセラミック層と中央コアが2つのスキン層の間に挟まれている。
【0004】
積層構造を実施することは、比較的複雑で困難である。
【0005】
バイモルフミラーに使用される積層構造のコンセプトは、このミラーの寸法もセラミック素子の寸法およびその倍数に制限してしまい、積層構造の存在によりミラーの研磨の質が制限されてしまう。
【0006】
従来技術において公知の解決策は常に、作用する光学面と平行の面へのセラミック素子のアセンブリに基づいていた。
【0007】
いかなる状況においても、セラミックは光学面と平行の面に接着されて、光学面に対して垂直な方向に積層される構造となる。
【0008】
これは、特許文献2にも該当し、ここではセラミックは光学面と対向する面に接着される。
【0009】
セラミック棒がバイモルフである、すなわち棒が連続的に接着される2つのセラミック片を備える場合、アセンブリの温度が変化するとバイメタルの効果により安定性が制限されてしまう。
【0010】
また、変形可能であるミラーの寸法が、セラミック素子の寸法より大きい場合(市販のセラミックの寸法は限られているため頻繁にあることだが)、製造者は、必要な寸法を得るために複数のセラミック片の端と端をつなげる必要があり、特許文献2では、このセラミック片の間の接合点は、ミラーの非光学面である後面に位置するが、ミラーの曲率を変更するためにセラミックに圧力がかかるとこの不連続性が明らかになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】欧州特許出願EP1723461
【特許文献2】文献EP1835302
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明は、少なくとも部分的には、このような積層構造をなしてはおらず、この構造が圧電素子を含む際に、光学素子に対して圧電素子が横方向に配置される構造を採用することにより、上述の短所の少なくとも1つを回避しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
したがって本発明は、変形可能である光学素子と、電極を備える圧電セラミックからなる能動素子とを備えるバイモルフ光学装置を提供し、上記素子は2つ1組で反対に制御され、これにより1組の第1素子の圧縮運動と、1組の第2素子の伸張運動とを生じさせ、この装置は、光学素子が光学活性の第1主表面と、第1主表面と対向する第2主表面とを少なくとも第1と第2の対向する側面と共に備えることと、セラミック能動素子が、上記第1および第2側面上で相互に対面して配置される少なくとも2組の圧電セラミックの棒を備え、各組が、光学素子の中立軸をなす中央表面のいずれかの側で第1および第2側面の一方に配置される2つの棒を有することと、を特徴とする。
【0014】
本発明の装置では、上述の原理は、これが変形可能である光学素子の中立軸のいずれかの側に配置される対向するセラミックの組から構成され、これにより一方の素子が圧縮、他方の素子が伸張、およびその逆というように反対に作動させられるため、必然的にバイモルフである。
【0015】
また、セラミックは光学面に平行の面に、または光学面に平行の面の間にではなく、横方向側面に接着される。したがって、これは積層構造ではない。
【0016】
特許文献2に説明される装置のような従来技術の装置とは異なり、セラミックの曲率がミラーの湾曲にはもはや直接使用されることはない。
【0017】
セラミック棒は、光学素子側面に、それら自らの側面を介して接着される。従来技術では、接着面は平坦ではなく、ミラーが曲げられる曲率に沿っていた。
【0018】
本発明では、棒の側面は平坦なままであり、セラミック棒の作動によりその長さの変更が生じる。長さが変えられた棒の作用により、湾曲が生じさせられる。ミラーの側面の棒の作動により生じた湾曲は、期待に反して、ミラーの中央に対して均一に広がる。
【0019】
したがって本発明は、新たな機能分析から生じるものである。
【発明の効果】
【0020】
この構造は、複数の長所も有する。
【0021】
最も重要なことは、セラミック素子が外側面に配置されており、これにより特許文献1に説明される積層構造と比較すると、中立軸のいずれかの側にこれから可能な限り離れて配置され、ミラーに対する作用が最大化されることが可能になることである。
【0022】
セラミックとミラーとの間の接続が改良されたため、ミラーの湾曲時における正確性および安定性が向上する。
【0023】
セラミックは光学面下または上にはないため、セラミック素子の間の接続部はより見えにくくなり、このような接続部はミラーの幅全体に亘って滑らかになる。
【0024】
特許文献2の説明とは対照的に、本発明の構造は、光学素子の中立軸に対して対称であり、バイメタルによる熱的効果が回避され(工業用の棒が、相互に接着されている複数のセラミック素子からなる場合でも)、これにより優れた熱安定性が得られる。
【0025】
後面にセラミック(モノモルフまたはバイモルフ)を使用する解決策は優れた対応ではなく、作動の幅も小さく、バイメタルの熱的効果にさらされてしまうため、これらの長所は従来のミラーがバイモルフミラーに変形される際に特に重要である。
【0026】
少なくとも1つの制御バーが、上記の主表面と同一平面上にある面を有することが可能である。
【0027】
装置は、少なくとも1つの主表面が、第1および第2側面に直線部に沿って交差することと、上記セラミック棒の少なくともいくつかは直線状であり、上記の直線部に平行に配置されることとを特徴とし得る。
【0028】
装置は、少なくとも1つの主表面が、第1および第2側面に凹部または凸部である曲線部に沿って交差することと、上記セラミック棒の少なくともいくつかは直線状であり、上記曲線部の平均方向に平行に配置されることと、を特徴とし得る。
【0029】
装置は、少なくとも1つの主表面が、第1および第2側面に凹部または凸部である曲線部に沿って交差することと、上記セラミック棒の少なくともいくつかは湾曲しており、上記曲線部に沿うよう配置されることと、を特徴とし得る。
【0030】
少なくとも1つのセラミック棒は、端と端が接続されて配置される、および/または重ねられて配置される少なくとも2つの圧電セラミック素子を備え得る。
【0031】
有利には、光学素子は直方体であり、好適には形状は正方形または長方形であり、素子が長方形の場合は、第1および第2側面はその長辺に沿って延伸する。
【0032】
直方体の幅lに対する長さLの比率は有利には、1から100の範囲内にあり、より具体的には3から50の範囲内、好適には3から25の範囲内にある。
【0033】
幅lはたとえば、10ミリメートル(mm)から80mmの範囲内にあり得る。
【0034】
長さLはたとえば、40mmから1500mmの範囲内にあり得る。
【0035】
光学素子の厚さeはたとえば、5mmから100mmの範囲内にあり得る。
【0036】
光学装置はまた、第3および第4の対向する側面上に同様に配置される圧電セラミックの上記の棒の組を少なくとも2つ含み得る。
【0037】
本発明の装置は、単に2つまたは4つの側面に取り付けられるだけの反対に作動する圧電アクチュエータの実施であるため、変形可能であるあらゆる光学装置と共に実施可能である。
【0038】
例として、光学素子は、少なくとも第1主表面が研磨される鏡体であり得る。
【0039】
例として、光学素子は、少なくとも第1主表面が少なくとも1つの格子パターンをなす回折格子であり得る。
【0040】
本発明のその他の特徴および長所は、以下の説明を図面と共に参照することによりさらに明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、本発明の装置、たとえばミラーの斜視図である。
【図2】図2は、図1の側面図である。
【図3】図3は、棒が光学素子の表面からオフセットしている変形例である。
【図4】図4aおよび図4bは、電極対の2つの異なる実施形態である。
【図5】図5は、4つの側面に実装された電極対を示す。
【図6】図6aから図6cは、少なくとも1つの主表面が湾曲している異なる実施形態である。
【発明を実施するための形態】
【0042】
図1は、長方形の長辺に沿った2つの主側面2および3と、2つの端部の側面4および5とを備える長方形の変形可能な光学素子1を示している。上面6は光学的機能を担い、たとえばこれは長手方向および/または横方向で平坦または湾曲(凹形または凸形)しているミラーを形成するよう研磨されているか、またはたとえば長方形の長い側面に対して垂直または平行である線を有する1つまたはそれ以上の格子バターンを備え、これにより長手方向および/または横方向で平坦または湾曲(凹形または凸形)し、反射または回折で機能する回折格子を形成する。
【0043】
側面2は、(平面6および7が平坦であるか、わずかにのみ湾曲している場合に)中立軸を画定する光学素子1の中央平面P(図2において一点鎖線で示される)に対して略平行であり、好適には対称的に離間する圧電棒の第1の組21、22を支持する。同様のことが、側面3に固定される棒31および32に関しても該当する。少なくとも1つの面が湾曲している場合、中立軸は平坦でない中央面である。
【0044】
表面6は、平面、円筒形、トロイダル形、球形または非球面(たとえば楕円形、放物線形または双曲線形)であることができ、したがって一定または一定ではない曲率半径を有する。図示される実施例では、面6は平面であり、直線部6、6、6、6により画定される。
【0045】
底面7は任意で光学機能を備えることが可能であり、上面6と同様に、平面であるか、または湾曲(凹形または凸形)していることが可能である。
【0046】
面6(および/または7)の曲率半径は、圧電棒を支持していない方向(ここでは横面4および5)でたとえば10mmから∞(平面)の範囲にあり、圧電棒を支持している方向(ここでは長手方向面2および3)で100mmから∞の範囲である。
【0047】
この曲率は、正方形の光学素子1に関しても実施可能である。
【0048】
曲率は、圧電素子の組21、22、31、32により生じる曲率と同じ方向に向けられるか、またはこれに対して垂直である。
【0049】
各棒21、22、31、32は、圧電セラミックの1つの部材、または端と端が接続されて配置される複数の部材からなる。
【0050】
これらの圧電棒21、22、31、32は、好適には面6および7と同一高さであり、中立軸からこれらを可能な限り離間させ、これにより棒に与えられる所定の制御信号で光学素子1の最大曲率が得られ、その一方で棒の接着部の応力が最小化される。
【0051】
棒21および22は対抗するため、たとえばそれらの電極(不図示)に同じ制御信号が与えられると、図2に示されるように、棒21では圧縮、棒22では伸張、またはその逆が生じる。図2は、平面から始まる凹面である形状Cを設けるように、光学活性面6の曲率を変更するための光学素子1の曲率を(誇張して)示す図である。
【0052】
凹面または凸面である面6から開始する場合、変化の幅を修正することなく曲率の変更の範囲をずらすことが可能である。
【0053】
棒21、22、31、32は、側面2および3に接着される。これらは好適には、この面の長さ全体に亘って延伸する。ミラーでは、面6の研磨後に接着が行われ、それにより、特に部品1は単一の部材のため製造が容易になる。
【0054】
この特徴により、既存のパッシブミラーをアクティブミラーに変形することが可能になるが、これは積層構造では不可能である。
【0055】
その他の光学素子、特に回折格子では、圧電棒21、22、31、32は、面6の仕上げ後に、すなわちここに光学的特性が与えられた後に、接着され得る。
【0056】
積層構造のミラーと比較すると、使用されるセラミック部材はミラーの表面を覆わないため、より小さくなっており、コストが低減される。したがってその寸法は、曲率に望ましい値に構成される。たとえば、棒は2mmから30mmの範囲内にある幅lと、2mmから30mmの範囲内にある高さhとを有することが可能である。また、ミラーを構成する表面薄層の下に電極がないため、電極間の接続部による局所的な変形がもはや発生することがない。
【0057】
光学素子1は、光学において適切であるあらゆる材料で作られ得る。たとえば、ガラス、シリカ、シリコン、炭化ケイ素、ゲルマニウム、レーザーガラス、ZnSおよびZnSe、金属である。
【0058】
図3は、セラミック棒21、22、31、32が、たとえば10mmより小さい、たとえば0.1mmから4mmの範囲内にある距離dにより、面6および7から離間している変形例を示している。これは、面6が凹面または凸面である際に特に適している。
【0059】
図4aおよび図4bは、端と端が接続されて配置される(図4a)および/または重ねられる(図4b)(符号21、21’、22、22’)各棒21、21、21、22、22、22、31、31、31等を有する発明の変形の実施形態を示している。
【0060】
複数の圧電セラミック棒が、端と端が接続されて共に接着される際(長いミラー用)、光学素子1の側面2および3に形成される接続部は、光学活性面6の平面構造に不具合を生じさせない。そのような不具合が、時間が経過してから生じることもあり得ない(図4a)。
【0061】
棒21、22、31、32は、接着される2つの個別の棒を重ね合わせることにより形成され得る(図4b)。
【0062】
図5は、正方形または長方形である光学素子1の面4および5に接着され、好適には面6および7が平面またはわずかに湾曲している場合に中立軸をなす中央面Pで対称に離間される追加的な圧電棒41、42、51、52を有することにより、垂直の2つの軸に沿って湾曲され得るバイモルフミラーを示す。これらの棒41、42、51、52は、面6および7と好適には同一平面上にあるか、または図3に示されるように、そこからオフセットされる面を有する。面6および/または7は、圧電素子の組により生じる曲率の1つまたは2つの方向に、またはその方向に対して垂直に平坦である、または湾曲していることが可能である。曲率半径は、100mmから∞の範囲内にあり得る。
【0063】
2組の側面の圧電アクチュエータによるダブルアクチュエーションは、正方形または長方形の形を有する光学部品での使用に特に適している。L/lの比率は、1(正方形)から5の範囲内にあり得る。
【0064】
図6aは、長手方向および横断方向いずれでも凹面である、研磨された上面6を備えるミラーを示している。棒21、22、31、32は、直線状であり、長手方向に配置されている。
【0065】
これらは相互に平行であり、上面6と側面2または3の接点である曲線部62または63の平均方向に向けられている。曲線部64および65は、それぞれ上面6と側面4および5との間の接点に対応する。図示される実施例では、この方向は底面7と平行であり、この面は平面であるが、これは長手方向および/または横断方向に凸面または凹面でもあってもよい。この方向は、特に放物線または双曲線の形である曲線部に関しては、頂点Sにおける接平面と略平行である。この構成は、上面6が長手方向にのみ湾曲している場合にも同様に実施し得る(図6b)。上面6と側面4および5との交差はその際、直線部6および6に沿って生じる。
【0066】
図6cは、長手方向に凹面である研磨された上面6を有するミラーを示している。面6に隣接する棒210および310は、上面6と側面2または3との接点である曲線部62または63に沿う。棒22および32は直線状であり、底面7と平行である長手方向に沿って延伸する。図示される実施例では、棒21および31は、上面6から上記の距離dにより離間される。これらは、曲線部と同一平面上にあってもよい。
【0067】
したがって、直線状のまたは曲線状の棒は、直線部(6、6、6、6)または曲線部(62、63、64、65)に、一定であるか、またはそれ以外の、ただし10mm以下、特に4mmの距離dで、接近して沿うように配置される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
変形可能である光学素子と電極を備える圧電セラミック製の能動素子とを備え、1組の第1素子に関して圧縮運動を、1組の第2素子に関しては伸張運動を生じさせるよう、前記素子が対で反対に制御されるバイモルフ光学装置において、装置が、光学素子(1)が光学活性の第1主表面(6)と、第1主要面に対向する第2主表面(7)とを、少なくとも第1および第2の対向する側面(2、3)と共に備えることと、セラミック能動素子が、前記第1および第2側面(2、3)上で相互に対面する少なくとも2組の圧電セラミック棒(21、22;31、32)を備え、各組が光学素子(1)の中立軸をなす中央面のいずれかの側で第1および第2側面(2、3)の一方に配置される2つの棒(21、22;31、32)を備えることと、を特徴とするバイモルフ光学装置。
【請求項2】
前記主表面(6、7)の少なくとも1つが、第1および第2側面(2、3)に直線部(6、6、6、6)に沿って交差することと、前記セラミック棒(21、31)の少なくともいくつかが直線状であり、直線部に平行に配置されることと、を特徴とする、請求項1記載のバイモルフ光学装置。
【請求項3】
前記主表面(6、7)の少なくとも1つが、第1および第2側面(2、3)に凹部または凸部である曲線部(62、63、64、65)に沿って交差することと、前記セラミック棒(21、31)の少なくともいくつかが直線状であり、前記曲線部の平均方向に平行に配置されることと、を特徴とする、請求項1記載のバイモルフ光学装置。
【請求項4】
前記主表面(6、7)の少なくとも1つが、第1および第2側面(2、3)に凹部または凸部である曲線部(62、63、64、65)に沿って交差することと、前記セラミック棒(210、310)の少なくともいくつかが湾曲しており、前記曲線部に沿うように配置されることと、を特徴とする、請求項1記載のバイモルフ光学装置。
【請求項5】
少なくとも1つのセラミック棒が、端と端が接続されて配置される(21、21、21、22、22、22、31、31、31)および/または重ね合わされる(21、21’、22、22’、31、31’、32、32’)少なくとも2つの圧電セラミック素子を備えることを特徴とする、請求項1記載のバイモルフ光学装置。
【請求項6】
前記光学素子(1)が直方体の形を有することと、前記第1および第2側面(2、3)が長方形の長辺に沿って延伸することと、を特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のバイモルフ光学装置。
【請求項7】
前記直方体の幅lに対する長さLの比率が、1から100の範囲内にあることを特徴とする、請求項6記載のバイモルフ光学装置。
【請求項8】
前記幅lが10mmから80mmの範囲内にあることを特徴とする、請求項7記載のバイモルフ光学装置。
【請求項9】
幅l長さLが、40mmから1500mmの範囲内にあることを特徴とする、請求項7または8記載のバイモルフ光学装置。
【請求項10】
棒(21、22、31、32、41、42、51、52)の幅lが、2mmから30mmの範囲内にあることと、高さhが2mmから30mmの範囲内にあることと、を特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載のバイモルフ光学装置。
【請求項11】
少なくとも2つの前記圧電セラミック棒(41、42、51、52)の組を含む第3および第4の対向する側面(4、5)も含むことを特徴とする、請求項6から10のいずれか一項に記載のバイモルフ光学装置。
【請求項12】
前記光学素子(1)の厚さeが、5mmから100mmの範囲内にあることを特徴とする、請求項1から11のいずれか一項に記載のバイモルフ光学装置。
【請求項13】
前記光学素子が鏡体であることと、少なくとも第1主表面(6)が研磨されていることと、を特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載のバイモルフ光学装置。
【請求項14】
幅l光学素子が格子であることと、少なくとも第1主表面(6)が少なくとも1つの格子パターンを備えることと、を特徴とする、請求項1から12のいずれか一項に記載のバイモルフ光学装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−20110(P2013−20110A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−153623(P2011−153623)
【出願日】平成23年7月12日(2011.7.12)
【出願人】(500303191)タレス エスウーエスオー (2)
【Fターム(参考)】