説明

バタークリーム用油脂組成物及びバタークリーム

【課題】口溶け、油性感や口中分散性が良好であり、起泡性が高く食感の軽いバタークリームの原料となる油脂組成物を提供することにある。さらに、口溶け、油性感や口中分散性が良好であり、起泡性が高く食感が軽いフィリング、トッピング、サンド用途のバタークリームを提供することにある。
【解決手段】炭素数14〜22の脂肪酸を構成脂肪酸とするジグリセリン脂肪酸エステル(A成分)及びHLBが7〜16でラウリン酸を主成分の構成脂肪酸とするポリグリセリン脂肪酸エステル(B成分)を含有し、A成分及びB成分の含有量が0.01〜20質量部であり、かつA成分100質量部に対してB成分を10〜100質量部含有するバタークリーム用油脂組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィリング、トッピング及びサンド用途に使用されるバタークリーム用油脂組成物及びそれを用いたバタークリームに関する。
【背景技術】
【0002】
バタークリームはクッキー、ビスケット、バターケーキ等のフィリング、トッピング及びサンド用途などに使用されている。例えば、ビスケットやゴーフル等におけるサンド用途には、ショートニング形態の油脂組成物を原料とし、これに粉糖及び呈味成分等を混合・攪拌して製造された無水のバタークリームが使用されている。また、ケーキのフィリング、トッピング、サンド用途にはショートニングまたはマーガリン形態の油脂組成物を原料とし、これにシロップ、呈味成分などを混合・攪拌して製造されたバタークリームが使用されている。
しかしながら、これらバタークリームにおいては油脂が連続相となっているため、食した際に油っぽく油性感があり、口溶けが悪く感じられる。
【0003】
そこで、バタークリーム用油脂組成物の改良がなされている。
使用する油脂において、融点が低い油脂を使用したり、カカオバターのように温度上昇による固体脂含量(SFC)の低下が大きい油脂を使用して、口溶けを改良している。しかし、融点が低い油脂を使用した場合、バタークリームの保型性が低下したり、油脂の染み出しが生じる等の問題があった。また、いずれの場合も溶けた油脂は油溶性であり、唾液は水溶性であるため口中での油脂の分散性が悪く、油ぽっさが残る問題点があった。
この問題を解消するため、特許文献1には、組成物中にデカグリセリンオレイン酸エステルなどの構成脂肪酸を長鎖不飽和脂肪酸とするポリグリセリン脂肪酸エステルを油脂に添加する方法が開示されている。さらに、特許文献2には、ジグリセリンオレイン酸エステル等のジグリセリン脂肪酸エステルを油脂に添加する方法が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平6−209706号公報
【特許文献2】特開平8−231981号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1及び2に開示された方法では、得られた油脂組成物の油性感の低減、口溶けの向上の点では改善が見られるが、バタークリームを調製する際の油脂組成物の起泡性が充分ではなく、軽い食感のバタークリームが得られないという問題点があった。
本発明の目的は、口溶け、油性感や口中分散性が良好で、起泡性が高く食感の軽いバタークリームの原料となる油脂組成物を提供することにある。さらには、口溶け、油性感や口中分散性が良好であり、起泡性が高く食感の軽いとの特徴を有する、フィリング、トッピング、サンド用途のバタークリームを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意研究した結果、特定のジグリセリン脂肪酸エステル(A成分)と特定のポリグリセリン脂肪酸エステル(B成分)を特定の割合で含有する油脂組成物が、上記目的を達成するものであることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は以下の第1及び第2の発明である。
【0007】
本発明において第1の発明は、炭素数14〜22の脂肪酸を構成脂肪酸とするジグリセリン脂肪酸エステル(A成分)及びHLBが7〜16でラウリン酸を主成分の構成脂肪酸とするポリグリセリン脂肪酸エステル(B成分)を含有し、A成分及びB成分の含有量が0.01〜20質量部であり、かつA成分100質量部に対してB成分を10〜100質量部含有するバタークリーム用油脂組成物である。
【0008】
本発明において第2の発明は、請求項1記載の油脂組成物を原料とするバタークリームである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の第1の発明によれば、口溶け、油性感や口中分散性が良好で、起泡性が高く食感の軽いバタークリームの原料となる油脂組成物が提供される。
本発明の第2の発明によれば、口溶け、油性感や口中分散性が良好であり、起泡性が高く食感が軽いバタークリームが提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の油脂組成物は、A成分、B成分を特定の割合で含有する油脂組成物である。
本発明において、A成分であるジグリセリンモノ脂肪酸エステルは、グリセリンの二量体中の一つの水酸基に脂肪酸がエステル結合した化合物である。これらのジグリセリンモノ脂肪酸エステルを使用すると、製造されるバタークリームにおいて、油性感、口中分散性をより改善することができる。本発明に使用するジグリセリンモノ脂肪酸エステルは、エステル結合した脂肪酸の炭素数が14〜22の脂肪酸であることが好ましい。さらに好ましくは、炭素数が16〜22の脂肪酸である。脂肪酸は飽和であっても不飽和であってもかまわないが、製造されるバタークリームの保型性を高めるためには飽和脂肪酸が適している。
本発明に使用するジグリセリンモノ脂肪酸エステルは、例えば、グリセリンをアルカリ触媒で窒素ガス150〜300℃で反応させ二量化し、これを目的の脂肪酸にてエステル化することにより製造される。本発明に、使用するジグリセリンモノ脂肪酸エステルは市販されており、理研ビタミン株式会社製造のポエムDO−100、ポエムDS−100A、ポエムDM−100、太陽化学株式会社製造のサンソフトQ−18B、サンソフトQ−18D、サンソフトQ−17B等を使用することができる。
【0011】
本発明の油脂組成物において、A成分のジグリセリン脂肪酸エステルの含有量は好ましくは0.01〜10質量%、さらに好ましくは0.1〜2質量%、最も好ましくは0.3〜1質量%である。使用量が0.01質量%未満では、油脂の油性感や口中分散性を充分に改善できず、また、10質量%を超えると乳化剤臭が生じ、風味が劣化する。
【0012】
本発明において、B成分であるポリグリセリン脂肪酸エステルはHLBが7〜16で脂肪酸残基の主成分がラウリン酸であるポリグリセリン脂肪酸エステルである。B成分のポリグリセリン脂肪酸エステルを使用すると、本発明において油脂組成物の起泡性を改善することができる。HLBが7未満であると油脂組成物の起泡性を十分に改善できず、HLBが16を超えると油脂組成物の起泡性は改善されるが、製造されるバタークリーム用組成物にB成分が完全に溶解できず、保存時に沈殿を生じるおそれがある。構成脂肪酸中のラウリン酸の割合は80質量%以上が好ましく、さらに好ましくは90質量%以上である。ラウリン酸の割合が80質量%未満のポリグリセリン脂肪酸エステルを使用しても、起泡性の改善が十分でなくなるおそれがある。
B成分のポリグリセリン脂肪酸エステルにおいて、グリセリンの重合度や、1分子中の脂肪酸の結合数は、上記のHLBの範囲内となるように調整されるが、好ましくはグリセリンの重合度が4〜10であり、1分子中のラウリン酸の結合数が1であるポリグリセリン脂肪酸エステルが使用に適している。さらに、水酸基が1000〜1100のポリグリセリンを原料としラウリン酸を結合したポリグリセリン脂肪酸エステルが使用に適している。
本発明に使用するポリグリセリン脂肪酸エステルは市販されており、坂本薬品工業株式会社製造のSYグリスターML−310、SYグリスターML−500、MYグリスターML−750、理研ビタミン株式会社製造のポエムJ−0021等を使用することができる。
【0013】
本発明のバタークリーム用油脂組成物において、A成分及びB成分の含有量が0.01〜20質量部であることが好ましい。A成分及びB成分の合計量が0.01質量部未満では本発明の効果は発揮され難くなり、20質量部を超えると油脂組成物の食味が損なわれるおそれがある。
さらに、本発明において、B成分であるポリグリセリン脂肪酸エステルはA成分のジグリセリンモノ脂肪酸エステル100質量部に対して10〜100質量部の割合で含有することが好ましい。B成分のポリグリセリン脂肪酸エステルの割合が10質量部より少ないと油脂組成物を攪拌して、起泡させる際に充分な起泡力が得られず、100質量部より多いと油脂組成物の食味が損なわれるおそれがある。
【0014】
本発明の油脂組成物において油脂は、ショートニング、マーガリン類に通常に使用されている食用油脂であればかまわない。具体的には、牛脂、豚脂、魚油、パーム油、パーム核油、菜種油、大豆油、コーン油、綿実油、ヤシ油等の天然の動植物油脂、及びこれらの硬化油、エステル交換油等が挙げられ、これらは適宜配合して使用できる。
油脂の使用量は、本発明の油脂組成物の形態により調整されるが、連続相をなすためには、油脂組成物中に50質量%以上含まれることが好ましい。
本発明に用いる油脂は、配合油中に融点20℃〜60℃の油脂を含み、好ましくは配合油としての融点が20〜45℃であり、さらに好ましくは25℃〜38℃である。油脂の融点が20℃未満ではバタークリームの保型性が低下し、油脂の染み出しが生じたりする。また、60℃以上では口溶けが悪くなり、風味が低下する。
また、食用油脂中にはトコフェロール、香料、着色料等、その他油溶性の添加物も添加することができる。
【0015】
本発明のバタークリーム用油脂組成物は、例えば、以下のような製造方法により製造することができる。ショートニング形態の場合は、まず、連続相となる油脂成分を加熱溶解し、これにA成分のジグリセリンモノ脂肪酸エステルとB成分のポリグリセリン脂肪酸エステルを溶解もしくは分散させる。これをボテーター、コンビネーター、パーフェクター等により急冷捏和処理し、さらに場合によっては熟成(テンパリング)することによって本発明の油脂組成物を得ることができる。
また、マーガリン形態の場合、まず、連続相となる油脂成分を加熱溶解し、これにA成分のジグリセリンモノ脂肪酸エステルとB成分のポリグリセリン脂肪酸エステルを溶解もしくは分散させる。これに水を加え、ボテーター、コンビネーター、パーフェクター等により急冷捏和処理し、さらに場合によっては熟成(テンパリング)することによってマーガリン形態の油脂組成物を得ることができる。水相の含有量は、油脂組成物中に10〜50質量%であることが好ましい。さらに水相には、食塩、粉乳、濃縮乳、香料、呈味成分、その他水溶性添加物等を添加することができる。
【0016】
本発明のバタークリーム用油脂組成物には、本発明の効果を損なわない範囲において、レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等の他の乳化剤を配合することができる。
【0017】
本発明の油脂組成物を原料とし、水溶性成分や呈味成分等を加えて、これを起泡することにより、バタークリームを製造することができる。水溶性成分や呈味成分としては、例えば、砂糖等の結晶状態の糖類、シロップ、水飴等の液状の糖類、粉乳や練乳等の乳製品類、粉末卵黄等の卵類、ココアパウダー等のカカオ製品類、果肉ジャム類、果汁類、チーズ類、ピーナッツペースト等のナッツ類を挙げることができるが、特に限定されるものではない。
バタークリームを起泡するためには、攪拌/混合装置であれば特に限定されるものではなく、例えば、縦型ミキサー、連続ホイップマシーン等を用いておこなうことができる。
また、バタークリームを製造する場合、原料となる本発明の油脂組成物はバタークリーム中30〜90質量%含有させることが好ましい。30質量%より少ないとバタークリームの乳化状態が反転したり、バタークリームの保型性が悪くなったりする。また、90質量%より多いと油っぽく、風味が悪くなりやすい。
【実施例】
【0018】
以下に、実施例と比較例により、本発明の油脂組成物、バタークリームにつき詳細に説明する。
【0019】
実施例1
菜種硬化油(融点36℃)20質量部、魚油硬化油(融点36℃)50質量部、菜種白絞油30質量部からなる調合油に、ジグリセリンモノオレエート0.5質量部、テトラグリセリンモノラウレート(HLB10.3)0.1質量%、レシチン0.1質量%を混合し、70℃に加熱し攪拌して溶解し、これを油相部とした。また、食塩0.1質量部、脱脂粉乳1質量部を水20質量部に加熱溶解し、水相部とした。上記油相部に水相部を添加し、混合して乳化し、これをコンビネーター(シュレーダー社製)に通し、急冷捏和した後、25℃で24時間テンパリングし、マーガリン形態のバタークリーム用油脂組成物を得た。得られた油脂組成物50質量部に対し、シロップ(商品名:ニットウハイスイトウデラックス、大日本明治製糖株式会社)50質量部を混合して縦型ミキサー(カントーミキサー)にて攪拌しバタークリームを製造した。
【0020】
実施例2〜4
表1に示した組成で、実施例1に準じた方法により、バタークリーム用油脂組成物を製造した。それらの油脂組成物を用いて、実施例1と同様にしてバタークリームを製造した。
【0021】
実施例5
魚油硬化油(融点36℃)50質量部、菜種白絞油30質量%、ヤシ硬化油(融点36℃)20質量部からなる調合油にジグリセリンモノオレエート0.5質量部、テトラグリセリンモノラウレート(HLB10.3)0.1質量%、レシチン0.1質量%を混合し、70℃に加熱し、攪拌して溶解した。これをコンビネーター(シュレーダー社製)に通し、急冷捏和し、ショートニング形態のバタークリーム用油脂組成物を得た。この油脂組成物60質量部に対し、紛糖40質量%を混合して、縦型ミキサー(カントーミキサー)にて攪拌してバタークリームを製造した。
【0022】
実施例1〜5の油脂組成物の組成を表1に記す。
【0023】
【表1】

【0024】
表1において、下記の乳化剤を使用した。
ジグリセリンモノオレエート:ポエムDO−100(理研ビタミン株式会社製、HLB8.0)、
ジグリセリンモノステアレート:ポエムDS−100(理研ビタミン株式会社製、HLB8.0)、
テトラグリセリンモノラウレート:SYグリスターML−310 (阪本薬品工業株式会社製、HLB10.3)、
ヘキサグリセリンモノラウレート:SYグリスターML−500(阪本薬品工業株式会社製、HLB13.5)、
デカグリセリンモノラウレート:SYグリスターML−750(阪本薬品工業株式会社製、HLB14.8)、
レシチン:日清レシチンDX(日清オイリオ株式会社)
【0025】
次いで以下の方法により油脂組成物の起泡性およびバタークリームの食感を評価した。
(1)ホイッピング価
油脂組成物を1晩25℃に調温し、縦型ミキサー(カントーミキサー、高速回転)にて、10分間攪拌した。攪拌後の油脂組成物を軽量カップ(内径10cm、113mL)にヘラを用いて充填し、質量を測定した。油脂組成物の起泡性は次式で示されるホイッピング価で評価した。
ホイッピング価:(攪拌前の油脂組成物の質量)/(攪拌後の油脂組成物の質量)×100
(2)バタークリームの食感
製造されたバタークリームの風味、食感を以下の基準に従い、官能評価した。評価基準は以下の通りである。
(油性感の評価基準)
◎:油っぽさがなく良好
○:さっぱりしているが、ややキレが劣る
△:やや油っぽさを感じる
×:油っぽく、キレが悪い
(食感の評価基準)
◎:非常に軽く、口溶け良好
○:軽く、口溶け良好
△:やや重いが口溶け良好
×:重い食感、口溶け不良
(口中分散性の評価基準)
◎:大変良好
○:良好
△:やや劣る
×:不良
【0026】
結果を表2に示す。
【0027】
【表2】

【0028】
比較例1〜6
表3に示す組成で、実施例1に準じた方法により、油脂組成物を調製し、さらに実施例1と同様にバタークリームを製造して、評価した。結果を表4に示す。
【0029】
【表3】

【0030】
表3において、下記の乳化剤を使用した。
ジグリセリンモオノレエート:ポエムDO−100(理研ビタミン株式会社製、HLB8.0)、
テトラグリセリンモノラウレート:SYグリスターML−310(阪本薬品工業株式会社製、HLB10.3)、
テトラグリセリンモノステアレート:SYグリスターMS−3S(阪本薬品工業株式会社製、HLB8.4)、
テトラグリセリンモノオレエート:SYグリスターMO−3S(阪本薬品工業株式会社製、HLB8.8)、
モノグリセリンモノラウレート:エマルジーML(理研ビタミン株式会社製、HLB4.3)、
レシチン:日清レシチンDX(日清オイリオ株式会社)
【0031】
【表4】

【0032】
本発明の実施例1〜5(表2)および比較例1〜6(表4)の結果より、ジグリセリン脂肪酸エステル(A成分)及び、HLBが7〜16でラウリン酸を構成脂肪酸とするポリグリセリン脂肪酸エステル(B成分)を特定の比率で含有する本発明の油脂組成物は、起泡性が高く、バタークリームとしたとき、油性感および口中分散性の良好な油脂組成物であった。A成分、B成分をそれぞれ単独で使用した場合(比較例1、2)、A成分とB成分との比率が本発明の範囲を満たさない場合(比較例6)、乳化剤成分としてテトラグリセリンモノステアレート(比較例3)、テトラグリセリンモノオレエート(比較例4)、モノグリセリンモノラウレート(比較例5)を使用した場合に比べ、本発明の実施例では良好な結果が得られることがわかった。
また、本油脂組成物に糖または呈味成分を添加混合して得られたバタークリームは、食感が軽く、口溶けが良好であり、且つ油性感、口中分散性に優れたバタークリームであることがわかった。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
炭素数14〜22の脂肪酸を構成脂肪酸とするジグリセリン脂肪酸エステル(A成分)及びHLBが7〜16でラウリン酸を主成分の構成脂肪酸とするポリグリセリン脂肪酸エステル(B成分)を含有し、A成分及びB成分の含有量が0.01〜20質量部であり、かつA成分100質量部に対してB成分を10〜100質量部含有するバタークリーム用油脂組成物。
【請求項2】
請求項1記載の油脂組成物を原料とするバタークリーム。

【公開番号】特開2006−273925(P2006−273925A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−91773(P2005−91773)
【出願日】平成17年3月28日(2005.3.28)
【出願人】(000004341)日本油脂株式会社 (896)
【Fターム(参考)】