説明

バッテリモジュール

【課題】本発明は、放熱特性を向上させることができるバッテリモジュールに関する。
【解決手段】本発明のバッテリモジュールは、一方向に整列される複数のバッテリセルと、前記複数のバッテリセルの間に介在するバリアとを含み、前記バリアは、複数の線形部材と、隣り合う前記線形部材の間に位置する複数の開口部と、前記線形部材の一端および他端にそれぞれ連結される第1側面部材および第2側面部材とを備え、前記複数の開口部のうち、前記バリアの中心部に位置する中心開口部は、前記一端または前記他端から前記中心部に行くほど幅が狭くなるか広くなる傾斜を有する傾斜部を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリモジュールに関し、より詳細には、複数のバッテリセルと、前記バッテリセルに介在するバリアとを含むバッテリモジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、二次電池は、充電および放電が可能で繰り返し使用可能な電池であって、1つのバッテリセルからなり、携帯電話、ノートパソコン、コンピュータ、カメラ、カムコーダなどの携帯用小型電子機器に使用されるか、複数のバッテリセルを含むバッテリパックからなり、高出力のハイブリッド電気自動車(HEV)、電気自動車(EV)などのモータ駆動用電源として使用可能である。
【0003】
前記バッテリモジュールは、高出力のモータ駆動用電源に用いられ、充電または放電動作により多くの熱を発生させ、この熱はバッテリセルを劣化させることがある。これにより、放熱特性を向上させる構造のバッテリモジュールが要求されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、放熱特性を向上させることができるバッテリモジュールを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、複数のバッテリセルと、前記バッテリセルの少なくとも1つに連接する少なくとも1つのバリアと、を含み、前記バリアは、前記バリアを横切るように延びた複数の線形部材を含み、前記線形部材は、前記バリアのいずれか一側面に向かって幅が広くなる通路形態の傾斜した中心開口部(sloping open area)を形成する。
【0006】
本発明において、前記傾斜した中心開口部は、前記バリアの中央領域に行くほど狭くなり、前記中央領域から前記バリアの側面部に向かって広くなるように形成される。
【0007】
本発明において、前記傾斜した中心開口部は、前記線形部材の間で多様な間隔を形成し、前記線形部材間の間隔は、前記バリアの一側面に向かって広くなるようにその間隔が増加するように構成される。
【0008】
本発明において、前記線形部材間の間隔は、前記バリアの一側面から内側に行くほど次第に減少するように構成される。
【0009】
本発明において、前記傾斜した中心開口部は、前記バリアの一側面に向かうほど広くなる拡張領域としての第1傾斜部と、前記バリアの他側面部に向かうほど広くなる拡張領域としての第2傾斜部と、前記第1拡張領域と前記第2拡張領域との間の平坦部と、を含む。
【0010】
本発明において、前記第1傾斜部における前記線形部材間の間隔は、前記バリアの一側面に行くほど増加し、前記第2傾斜部における前記線形部材間の間隔は、前記バリアの他側面に行くほど増加し、前記平坦部における間隔は、一定に維持されるように構成される。
【0011】
本発明において、前記傾斜した中心開口部は、前記バリアの一側面に向かって広くなる拡張領域としての傾斜部と、前記バリアの他側面での狭い領域を含む平坦部とにより形成される。
【0012】
本発明において、前記傾斜部における前記線形部材間の間隔は、前記バリアの一側面に向かって増加し、前記平坦部における前記線形部材間の間隔は、一定に維持されるように構成される。
【0013】
本発明において、前記傾斜した中心開口部は、前記バリアの他側面に向かって狭くなる前記線形部材により形成される。
【0014】
本発明において、前記複数のバッテリセル及び前記少なくとも1つのバリアは、前記線形部材の形成方向に交差する第1方向に沿って交互に配置される。
【0015】
本発明において、前記バリアは、前記少なくとも1つのバッテリセルと連接する複数の側壁を含み、前記側壁の1つは、前記バリアの一側面を形成する。
【0016】
本発明において、前記複数のバッテリセル及び前記少なくとも1つのバリアは、第1方向に沿って交互に配置され、前記複数の側壁は、前記第1方向で前記複数のバッテリセルの一対のバッテリセルの間に延びるように構成される。
【0017】
本発明において、前記複数のバッテリセル及び前記少なくとも1つのバリアは、第1方向に沿って交互に配置され、前記複数の側壁は、前記第1方向で前記複数のバッテリセルのいずれか1つに向かって延びるように構成される。
【0018】
本発明において、前記複数の側壁のいずれか1つは、前記傾斜開口部とバリアの外部との間を連通する主貫通孔(main aperture)を含む。
【0019】
本発明において、前記線形部材は、前記バリアを横切る方向に延びた他の周辺開口部を形成する。
【0020】
本発明において、前記複数の側壁の1つは、前記周辺開口部とバリアの外部との間を連通する複数の第2貫通孔(secondary aperture)を含み、前記主貫通孔の領域が前記第2貫通孔の領域より大きく形成される。
【0021】
本発明は、複数のバッテリセルと、前記バッテリセルの少なくとも1つに連接する少なくとも1つのバリアと、を含み、前記バリアは、前記バリアに沿って横切る方向に延びた複数の線形部材を含み、前記線形部材は、第1通路と、前記第1通路に連結された第2通路とを形成し、前記第2通路は、前記第1通路より狭く形成され、前記線形部材間の流体の流動が前記第2通路内に集中するバッテリモジュールを提供する。
【0022】
本発明において、前記第1通路は、前記バリアの一側面に向かって幅が広くなり、前記線形部材は、前記第2通路に連結された第3通路をさらに形成し、前記第2通路は、前記第1通路と前記第3通路との間に形成され、前記第3通路は、前記バリアの他側面に向かって幅が広くなるように構成される。
【0023】
本発明において、前記第1通路は、前記バリアの一側面に向かって幅が広くなり、前記第2通路は、前記バリアの他側面に形成される。
【0024】
本発明において、前記第1通路は、前記バリアの一側面に向かって幅が広くなり、前記第2通路は、前記バリアの中央に形成される。
【0025】
また、本発明のバッテリモジュールは、一方向に整列される複数のバッテリセルと、前記複数のバッテリセルの間に介在するバリアとを含み、前記バリアは、複数の線形部材と、隣り合う前記線形部材の間に位置する複数の開口部と、前記線形部材の一端および他端にそれぞれ連結される第1側面部材および第2側面部材とを備え、前記複数の開口部のうち、前記バリアの中心部に位置する中心開口部は、前記一端または前記他端から前記中心部に行くほど幅が狭くなるか広くなる傾斜を有する傾斜部を備える。
【発明の効果】
【0026】
以上、本発明によれば、バッテリセルの熱が集中する領域に対応するバリアの領域で熱伝達媒体の速度が増加するように開口部を形成し、バッテリセルを短時間に効果的に冷却することができる。
【0027】
これにより、バッテリセルの熱交換効率が向上し、必要な熱伝達媒体の量を減少させることが可能なため、生産費を節減することができる。
【0028】
また、冷却効率が向上し、複数回の充放電によってもバッテリセルが劣化しにくいバッテリパックを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の好ましい実施形態にかかるバッテリモジュールを概略的に示す斜視図である。
【図2】図1に示すバッテリモジュールの分解斜視図である。
【図3】本実施形態にかかるバッテリセルの間に介在したバリアの斜視図である。
【図4A】本発明の第1実施形態にかかるバリアの正面図である。
【図4B】本発明の第2実施形態にかかるバリアの正面図である。
【図4C】本発明の第3実施形態にかかるバリアの正面図である。
【図5】本発明の第4実施形態にかかるバリアの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
その他、実施形態の具体的な事項は、詳細な説明および図面に含まれている。
【0031】
本発明の利点および特徴、そして、それらを達成する方法は、添付する図面とともに詳細に後述する実施形態を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、以下に開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現可能であり、以下の説明において、ある部分が他の部分に連結されているとするとき、それは、直接的に連結されている場合のみならず、その中間に他の素子を挟んで電気的に連結されている場合をも含む。また、図面において、本発明と関係のない部分は本発明の説明を明確にするために省略し、明細書全体にわたり、類似の部分については同一の図面符号を付した。
【0032】
以下、添付した図面を参照して、本発明について説明する。
【0033】
図1は、本発明の好ましい実施形態にかかるバッテリモジュールを概略的に示す斜視図であり、図2は、図1に示すバッテリモジュールの分解斜視図であり、図3は、本実施形態にかかるバッテリセルの間に介在したバリアの斜視図であり、図4Aないし図4Cは、本発明の第1ないし第3実施形態にかかるバリアの正面図であり、図5は、本発明の第4実施形態にかかるバリアの斜視図である。
【0034】
図1ないし図3を参照して説明すれば、本発明の第1実施形態にかかるバッテリモジュール100は、第1方向に整列される複数のバッテリセル10を含む。前記バッテリモジュール100は、前記第1方向で前記複数のバッテリセル10の間に介在するバリア150を含む。例えば、前記複数のバッテリセル10と前記複数のバリア150とは、第1方向で交互に配置され、前記バリアの各々は、前記バッテリセル10と連接可能である。
【0035】
ここで、前記バリア150は、複数の線形部材155と、隣り合う前記線形部材155との間に位置する複数の開口部Oとを含む。前記線形部材155は、第2方向に配置される。すなわち、前記第2方向は、前記第1方向に垂直な方向である。例えば、第1方向とは、前記線形部材155と交差する方向である。前記線形部材155は、前記横切る方向で波状(wave shape)に形成できる。すなわち、前記線形部材155は、連接するバッテリセル10を横切って延びる方向で湾曲(カーブ)および/または屈曲(ベント、bent)の形態を有することができる。
【0036】
前記バリア150は、前記連接するバッテリセル10の少なくとも1つに隣接する複数の側壁を含む。すなわち、各側壁は、前記バリア150の側面部を形成することができる。例えば、前記バリアの側壁は、第1側面部材151と、前記第1側面部材151の他側に連結された第2側面部材152とを含む。各開口部Oは、少なくとも1つの線形部材155と、第1側面部材151および第2側面部材152とにより形成できる。前記第1側面部材151及び第2側面部材152は、連接するバッテリセル10の両側の側面部をすべて囲むことも可能である。
【0037】
前記バリアの側壁はさらに、第1側面部材151および第2側面部材152をそれぞれバッテリセル10の上部および下部で連結する第3側面部材153および第4側面部材154を備える。第3側面部材153と第4側面部材154とは、連接するバッテリセル10のすべてをそれぞれ上部と下部とで囲むことができる。
【0038】
バリアの側壁の少なくとも1つはさらに、貫通孔156を含む。前記貫通孔156は、対応する開口部Oとバリアの外部との間を連通可能にする。例えば、第1側面部材151及び第2側面部材152は、開口部Oに対応する領域で両側とも貫通孔156を含むことができる。第1および第2側面部材151、152は、複数の貫通孔156を含み、各貫通孔156は、開口部Oのいずれか1つに対応することができる。
【0039】
前記側壁は、少なくとも1つの主貫通孔156と、少なくとも1つの第2貫通孔156とを含む。主貫通孔156は、傾斜した中心開口部Ocを有する開口部に対応する。複数の第2貫通孔は、他の開口部の周辺開口部Osに対応する。ここで、貫通孔156の大きさは、対応する開口部の大きさに応じて異なる。すなわち、側壁に隣接する開口部Oの大きさが大きければ、貫通孔の大きさも大きくなり得る。ここで、主貫通孔156は、第2貫通孔156より領域が大きく形成される。
【0040】
前記複数の開口部Oのうち、バリア150の中心部に位置する中心開口部Ocは、少なくとも1つの傾斜部Sを備える。例えば、前記傾斜部Sは、第2方向で中心開口部Ocの幅が変化可能である。他の開口部O、すなわち、周辺開口部Osは、前記中心開口部Ocの上部または下部側に位置する。前記周辺開口部Osは、傾斜部がなく一定の幅を有することができる。本発明において、一組の前記線形部材155は、中心開口部Ocを形成し、前記中心開口部Ocは、少なくとも1つの第1通路と、第1通路に連結された第2通路とを形成する。第2通路は、第1通路より狭く形成され、線形部材間の流体の流速や流動が第2通路に集中することができる。例えば、傾斜した中心開口部Ocは、開口部Oの中央に向かって狭くなる傾斜部Sを含み、前記傾斜部は、集中した通路E1から拡張し、前記バリアの側面部の少なくともいずれか1つに向かって幅が広くなる通路を形成することができる。傾斜した中心開口部は、線形部材の間で多様な間隔を有することができ、前記間隔は、バリアの側面部のいずれか1つに向かって延びる通路に応じて増加することができる。前記線形部材間の間隔は、バリアの側面部から内側に向かうほど減少することができる。前記線形部材間の間隔は、前記バリアの側面部から遠くなるほど急激に減少することも可能である。
【0041】
図4Aを参照すれば、前記傾斜した中心傾斜部、すなわち、前記傾斜部Sは、第1側面部材151が位置する一端から中心部に行くほど幅が狭くなる第1傾斜を有する第1傾斜部S1と、第2側面部材152が位置する他端から中心部に行くほど幅が狭くなる第2傾斜を有する第2傾斜部S2とからなる。前記第1傾斜部は、第1側面部材151の近傍で幅が次第に減少する。そして、前記第1側面部材151から遠くなるほど幅がさらに大きく減少する。第2傾斜部S2も、中心部に行くほど幅が狭くなる。また、傾斜した中心開口部Ocは、第1平坦部E1を含むことができる。前記第1傾斜および前記第2傾斜の大きさは同一であり、前記第1傾斜部S1および前記第2傾斜部S2の間には、幅が一定の第1平坦部E1が備えられる。前記第1平坦部E1は、第1傾斜部と第2傾斜部との間で流体を連通させる。
【0042】
本発明の実施形態において、第1傾斜部S1は、前記バリア150の一側面に向かって幅が拡張する第1拡張領域であり得る。また、第2傾斜部S2は、前記バリア150の一側面に向かって幅が拡張する第2拡張領域であり得る。第1平坦部E1は、狭い領域で幅が一定に維持される。第1拡張領域としての第1傾斜部における前記線形部材間の間隔は、バリアの一側面に向かって増加し、第2拡張領域としての第2傾斜部における線形部材間の間隔は、バリアの他側面に向かって増加する。第1平坦部では間隔が実質的に一定に維持されるため、傾斜部Sを含まない。
【0043】
第1傾斜部S1は、第1通路を形成する。すなわち、熱伝達媒体がバリアの一側面に向かって幅が広くなる第1側面部材151内の主貫通孔156に連結された通路に入る。第2傾斜部S2は、第3通路を形成し、熱伝達媒体が第2側面部材152内の主貫通孔156に連結された通路を介して排出される。第3通路は、第2側面部材152に向かって幅が広くなる。しかし、本発明の実施形態は、これに限定されず、通路の数は多様に変化可能である。本発明において、第1傾斜部及び第2傾斜部は、同一の大きさで互いに対称である。第1平坦部E1は、第1傾斜部と第2傾斜部との間で均一な幅を有し、中心開口部Ocは、中心線に対して対称であり得る。
【0044】
一方、線形部材155は、中心開口部Ocを中心として上側および/または下側に順に複数個備えられ、周辺開口部Osも形成することができる。例えば、線形部材155の他の組が周辺開口部を形成することができ、一定の幅を有することができる。また、その形態は、波状や、屈曲、湾曲などの多様な形状を有することができる。開口部の対向する両側にはさらに、第1および第2側面部材151、152上に対応する貫通孔156を備えることができる。本発明の実施形態によれば、複数の周辺開口部Osは、中心開口部Ocの両側に形成された複数の線形部材155間の空間に形成され、幅が一定に形成されることが好ましいが、線形部材155の形態や使用目的に応じて多様な形態を有するように形成可能である。例えば、周辺開口部Osの形状は、中心開口部Ocを形成する線形部材155の組の形状に応じて変化可能である。
【0045】
バリア150は、隣り合うバッテリセル10の間に介在し、バリア150の両方向でバッテリセル10を収容することができる。この場合、前記線形部材155は、前記第1側面部材151と前記第2側面部材152とがそれぞれ前記バッテリセル10と直接接触する第1内面151aまたは第2内面152aに連結される。第1内面151aは、第1側面部材の第1外面151bとは反対に位置し、第1外面151bは、バリア150の外部に露出する。また、第2側面部材の第2内面152aは、第2側面部材の第2外面152bとは反対に位置し、第2外面152bは、バリア150の外部に露出する。第1および第2側面部材151、152は、連接する少なくとも1つのバッテリセルと接触することができる。複数の線形部材155は、例えば、第1内面151a、第2内面152aの近傍で付着して位置することができる。前記のように、バリア150によりバッテリセル10の間には開口部O(Oc、Os)が備えられ、このような開口部Oは、複数回の充放電過程でバッテリセル10から発生する熱が累積しないように熱を放出する通路の役割を果たし、熱がバッテリモジュールの内部に蓄積されないようにする。また、前記開口部Oは、バッテリセル10の冷却または加熱のための熱伝達媒体の通路になってもよい。
【0046】
本発明において、熱伝達媒体は、前記バッテリモジュール100の一側でバリア150の貫通孔156に流入する。その後、熱伝達媒体は、周囲と熱交換、すなわち、少なくとも1つのバッテリセルと熱交換をし、その間、バリア150により備えられた開口部Oを通過しながら、バッテリセル10の広い面と直接対面して熱交換をし、バッテリモジュール100のバリアの貫通孔156から排出され、バッテリセル10が所定の温度に維持できるようにする。
【0047】
流体である熱伝達媒体は、狭い通路を流れるときに速度が増加し、広い通路を流れるときに速度が減少するため、第1傾斜部S1および第2傾斜部S2での熱伝達媒体の速度よりも、第1平坦部E1での熱伝達媒体の速度が大きくなり、これをバッテリセル10の効率的な冷却に適用することができる。例えば、バッテリセル10から放出される熱がバッテリセル10の中心部に集中する場合、バッテリセル10の中心部に対応する第1平坦部E1での熱伝達媒体の速度の大きさが、第1傾斜部S1および第2傾斜部S2での熱伝達媒体の速度より大きいため、バッテリセル10を短時間に効果的に冷却することができる。また、バッテリセル10の熱交換効率が向上し、必要な熱伝達媒体の量を減少させることが可能なため、生産費を節減することができる。
【0048】
バッテリセル10は、電極組立体と電解液とを電池ケースに収容させた後、前記電池ケースをキャップ組立体14で密閉させることにより製造できる。キャップ組立体14は、前記キャップ組立体14上の両端に備えられる正極端子11および負極端子12と、前記端子11、12の間に備えられるベント部13とを含むことができる。前記電極組立体は、正極板および負極板と、これら極板の間に介在したセパレータとからなり得る。前記正極板は正極端子11に連結され、負極板は負極端子12に連結され、電極組立体および電解液の電気化学的な反応により発生するエネルギーは外部に伝達される。また、ベント部13は、バッテリセル10の内部で発生する気体を外部に放出する通路の役割を果たす。
【0049】
ハウジングは、複数のバッテリセル10とバリア150とを固定させることにより、バッテリモジュール100として形成させることができる。前記ハウジングは、バッテリセル10の外側に配置された一対の第1および第2エンドプレート110、120と、これら第1および第2エンドプレート110、120を連結する連結部材とからなり得る。
【0050】
第1および第2エンドプレート110、120は、それぞれ両端に備えられるバッテリセル10と面接触するように配置され、複数のバッテリセル10を内側に加圧することができる。複数の連結部材が第1エンドプレート110及び第2エンドプレート120を互いに連結することができる。
【0051】
第1および第2エンドプレート110、120と連結部材とは、複数のバッテリセル10を収容するために一定の空間を区画し、バッテリセル10は、区画された空間中に一方向に整列されて具備できる。このとき、前記バッテリセル10は、広い平面が互いに対向するように並んで整列される。隣り合う2つのバッテリセル10の正極端子11または負極端子12は、バスバー(bus−bar)15を介して電気的に連結できる。バスバー15には、正極端子11および負極端子12が貫通可能なホールが備えられ、前記ホールを介して正極端子11および負極端子12が貫通して連結されたバスバー15は、ナット16などの部材により固定可能である。
【0052】
第1および第2エンドプレート110、120と連結部材とは、複数のバッテリセル10を積層する空間を形成する。少なくとも1つのバリア150は、前記バッテリモジュール100内に位置する。例えば、バッテリセル10は、第1方向に配置できる。バッテリセルは、順に配置され、第1方向でより広い平面で互いに向かい合って配置可能である。
【0053】
隣り合う2つのバッテリセル10の正極端子11または負極端子12は、バスバー(bus−bar)15を介して電気的に連結できる。バスバー15には、正極端子11および負極端子12が貫通可能なホールが備えられ、前記ホールを介して正極端子11および負極端子12が貫通して連結されたバスバー15は、ナット16などの部材により固定可能である。
【0054】
前記第1および第2エンドプレート110、120により支持される複数のバッテリセル10は、正極端子11および負極端子12が互いに交互に配置されるように整列され、隣り合う端子を直列となるように連結することができる。
【0055】
複数の連結部材は、サイドブラケット130を含むことができる。サイドブラケット130は、バッテリセル10の対向する側面を支持することができる。一側面のサイドブラケット130は、バッテリモジュール100においてバリア150の第1側面部材151の各々に重なって位置する。他側面のサイドブラケット130も同様である。ボトムブラケット140は、バッテリモジュールの下面に沿って延びて下面を支持する。ボトムブラケット140は、バッテリモジュール100のバリアの第4側面部材154の各々と重なって位置する。
【0056】
一対のサイドブラケット130の各一端とボトムブラケット140とはそれぞれ第1エンドプレート110に連結可能であり、反対端部は第2エンドプレート120に連結される。したがって、前述した第1および第2エンドプレート110、120と、一対のサイドブラケット130およびボトムブラケット140とが連結される。本発明において、各構成の連結は、ボルトあるいはナットにより行われるが、溶接などの多様な方策が考えられる。
【0057】
本発明における、サイドブラケット、ボトムブラケット、エンドプレートなどは、複数のバッテリセル10を安定的に固定するためのもので、本実施形態に限定されず、多様に変形して実施することができる。また、前記バッテリセル10の連結構造およびバッテリセル10の個数は、バッテリモジュール100の設計に応じて多様に変形可能である。
【0058】
図4Bを参照すれば、本発明の第2実施形態にかかるバリア250は、傾斜部SIIを含む。
【0059】
第2実施形態のように、線形部材255は、中心開口部Ocを中心として両側に順に複数個備えられ、一定の幅を有することが好ましいが、使用目的に応じて多様な形態を有するように形成可能である。
【0060】
バリア250は、連接するバッテリセル10の少なくとも1つに隣接する複数の側壁を含む。例えば、第1、第2、第3、第4側壁部材251、252、253、254を含む。線形部材255の端部は第1側壁部材の第1内面251aに連結され、他側は第2側壁部材の第2内面252aに連結される。第1外面251b、第2外面252bは、バリア250の外部に露出する。
【0061】
傾斜部SIIは、第3傾斜部S3を含む。第3傾斜部S3は、実質的に第1傾斜部S1、第2傾斜部S2と同一または類似している。第3傾斜部S3は、第2側面部材252から中心開口部Ocの中央に向かって狭くなる形態である。しかし、前記第3傾斜部が第1側面部材251から延びることも可能である。第2平坦部E2は、第3傾斜部に連結され、バリア150の中心開口部Ocを形成する。第2平坦部E2は、第1平坦部E1と同一または類似しており、一定の幅を有する。
【0062】
本発明において、バリア250の中心開口部Ocは、一組の線形部材255により規定される傾斜した開口部を含む。傾斜した開口部は、第1拡張領域を含むことができる。すなわち、第3傾斜部S3は、バリアの一側面に向かって幅が広くなる。中心開口部Ocはさらに、狭い領域として第2平坦部E2を含むが、これは、第1側面部材でバリアの他の側面側に形成される。第1拡張領域における線形部材間の間隔は、バリアの一側面に向かって拡張し、狭い領域は、線形部材間の間隔が一定に維持される。中心開口部の中央は、第2平坦部E2を含む。
【0063】
本発明の実施形態において、一組の線形部材255は、中心開口部Ocを含む。線形部材の他の組は、周辺開口部Osを形成するために線形部材の上側あるいは下側に連続して提供される。周辺開口部は、均一な幅を有するが、目的に応じて多様な形態で具備可能である。
【0064】
追加的に、流体である熱伝達媒体は、狭い通路を流れるときに速度が増加し、広い通路を流れるときに速度が減少するため、第3傾斜部S3での熱伝達媒体の速度よりも、第2平坦部E2での熱伝達媒体の速度が大きくなり、これをバッテリセル10の効率的な冷却に適用することができる。
【0065】
図4Cを参照すれば、本発明の第3実施形態にかかるバリア350は、傾斜部SIIIを含むことができる。バリア350は、バリア150、250と類似しているため、繰り返しの説明は省略する。バリア350は、複数の線形部材355により形成される複数の開口部Oを含む。バリア350は、隣接するバッテリセル10の少なくとも1つに隣接する複数の側壁を含む。例えば、バリアは、第1、第2、第3、第4側面部材351、352、353、354を含む。複数の線形部材355の端部は第1側面部材の第1内面351aに連結され、反対側は第2側面部材352の第2内面352aに連結される。第1外面351b、第2外面252bは、バリア350の外部と向かい合う。
【0066】
傾斜部SIIIは、第4傾斜部S4を含む。第4傾斜部S4は、中心開口部Ocを規定する。第4傾斜部S4は、第1側面部材の一端から第2側面部材の他端に向かうにつれて幅が変化する傾斜を有する。したがって、線形部材により形成された傾斜部がバリア350の反対側面に向かって次第に減少する。例えば、中心開口部の幅が次第に一側から他側に向かうにつれて増加する。第2側面部材に隣接する中心開口部Ocの幅は、第1バリア150の第2傾斜部S2と同様に次第に増加する。
【0067】
第1および第2実施形態と同様に、線形部材355は、中心開口部Ocを中心として両側に順に複数個備えられ、一定の幅を有することが好ましいが、使用目的に応じて多様な形態を有するように形成可能である。
【0068】
また、周辺開口部Osは、中心開口部Ocの両側に形成された複数の線形部材355間の空間に形成され、幅が一定に形成されることが好ましいが、線形部材355の形態や使用目的に応じて多様な形態を有するように形成可能である。
【0069】
流体である熱伝達媒体は、狭い通路を流れるときに速度が増加し、広い通路を流れるときに速度が減少するため、第4傾斜部S4での熱伝達媒体の速度は、第2側面部材352が位置する他端での速度よりも、第1側面部材351が位置する一端での熱伝達媒体の速度が大きくなり、これをバッテリセル10の効率的な冷却に適用することができる。
【0070】
第1ないし第3実施形態のように、傾斜部S、SII、SIIIは曲線からなり得るが、これに限定されるものではなく、傾斜部S、SII、SIIIは直線からなってもよい。
【0071】
図5を参照すれば、本発明の第1実施形態ないし第3実施形態におけるバリア150、250、350がバリア150、250、350の両方向でバッテリセル10を収容するのとは異なり、本発明の第4実施形態にかかるバリア450は、バリア450の一方向でバッテリセル10を収容することができる。例えば、バリア450は、複数の線形部材455を含む。線形部材は、側壁により囲まれる。複数の側壁は、第1、第2、第3、第4側壁部材451、452、453、454を含む。バッテリセルは、線形部材に隣接して位置し、複数の側壁の内側に配置される。
【0072】
線形部材は、前記第1側面部材451の第1側部エッジ面451bまたは前記第2側面部材452の第2側部エッジ面452bに連結される。
【0073】
前記複数の開口部O’のうち、バリア450の中心部に位置する中心開口部Oc’は、傾斜部S’を備える。
【0074】
傾斜部S’は、第1側面部材451が位置する一端から中心部に行くほど幅が狭くなる第1傾斜を有する第1傾斜部S1’と、第2側面部材452が位置する他端から中心部に行くほど幅が狭くなる第2傾斜を有する第2傾斜部S2’とからなる。
【0075】
ここで、前記第1傾斜および前記第2傾斜の大きさは同一であり、前記第1傾斜部S1’および前記第2傾斜部S2’の間には、幅が一定の第1平坦部E1’が備えられる。
【0076】
少なくとも1つの側壁は、貫通孔456を含むことができる。例えば、バリア450の側壁は、貫通孔456を介して開口部とバリアの外側とを連通させる。例えば、第1および第2側面部材451、452は、中心開口部Oc’、周辺開口部Os’の位置に対応する貫通孔をすべて含む。第1および第2側面部材451、452は、少なくとも1つの主貫通孔456と、少なくとも1つの第2貫通孔とを含む。主貫通孔の領域は第2貫通孔より大きく形成できる。複数の第2貫通孔は、同一の面積を有する。
【0077】
線形部材455の組は、開口部O’を形成する。すなわち、中心開口部Ocは、少なくとも1つの第1通路と、第1通路に連結された第2通路とを含む。第1および第2通路は、熱伝達媒体の流動のための経路となる。第2通路は、第1通路より小さく形成し、第2通路で流体が集中することができる。
【0078】
一方、線形部材455は、中心開口部Oc’を中心として両側に順に複数個備えられ、一定の幅を有することが好ましいが、使用目的に応じて多様な形態を有するように形成可能である。
【0079】
流体である熱伝達媒体は、狭い通路を流れるときに速度が増加し、広い通路を流れるときに速度が減少するため、第1傾斜部S1’および第2傾斜部S2’での熱伝達媒体の速度よりも、第1平坦部E1’での熱伝達媒体の速度が大きくなり、これをバッテリセル10の効率的な冷却に適用することができる。
【0080】
第1実施形態ないし第4実施形態において、線形部材155、255、355、455は、複数のバッテリセル10の気体の排出通路であるベント部13を密閉しないように形成されることが好ましい。前記ベント部13は、バッテリセル10の内部で発生する気体の圧力が所定以上の場合に、気体がバッテリセル10から排出される通路の役割を果たすことができるため、バッテリセル10が内圧により破損するのを防止する。
【0081】
第1実施形態ないし第4実施形態において、バッテリセル10から放出される熱がバッテリセル10の中心部に集中する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、バッテリセル10から放出される熱が集中する箇所での熱伝達媒体の速度が大きくなるように設計することが可能である。
【0082】
本発明の実施形態によれば、バッテリセルの熱が集中する領域に対応するバリアの領域で熱伝達媒体の速度が増加するように開口部を形成し、バッテリセルを短時間に効果的に冷却することができる。
【0083】
これにより、バッテリセルの熱交換効率が向上し、必要な熱伝達媒体の量を減少させることが可能なため、生産費を節減することができる。
【0084】
本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更しなくても他の具体的な形態で実施可能であることを理解することができる。そのため、以上で記述した実施形態は、すべての面で例示的なものであって、限定的ではないものと理解しなければならない。本発明の範囲は、上記の詳細な説明ではなく後述する特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味および範囲、そして、その均等の概念から導き出されるすべての変更または変形した形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
【符号の説明】
【0085】
10 バッテリセル
11 正極端子
12 負極端子
13 ベント部
14 キャップ組立体
100 バッテリモジュール
110、120 エンドプレート
130 サイドブラケット
140 ボトムブラケット
150、250、350、450 バリア
151、251、351、451 第1側面部材
152、252、352、452 第2側面部材
153、253、353、453 第3側面部材
154、254、354、454 第4側面部材
155、255、355、455 線形部材
、SII、SIII、S’ 傾斜部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のバッテリセルと、
前記バッテリセルの少なくとも1つに連接する少なくとも1つのバリアと、を含み、
前記バリアは、前記バリアを横切るように延びた複数の線形部材を含み、前記線形部材は、前記バリアのいずれか一側面に向かって幅が広くなる通路形態の傾斜した中心開口部を形成することを特徴とするバッテリモジュール。
【請求項2】
前記傾斜した中心開口部は、前記バリアの中央領域に行くほど狭くなり、前記中央領域から前記バリアの側面部に向かって広くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項3】
前記傾斜した中心開口部は、前記線形部材の間で多様な間隔を形成し、前記線形部材間の間隔は、前記バリアの一側面に向かって広くなるようにその間隔が増加することを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項4】
前記線形部材間の間隔は、前記バリアの一側面から内側に行くほど次第に減少することを特徴とする請求項3に記載のバッテリモジュール。
【請求項5】
前記傾斜した中心開口部は、前記バリアの一側面に向かうほど広くなる拡張領域としての第1傾斜部と、前記バリアの他側面部に向かうほど広くなる拡張領域としての第2傾斜部と、前記第1拡張領域と前記第2拡張領域との間の平坦部と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項6】
前記第1傾斜部における前記線形部材間の間隔は、前記バリアの一側面に行くほど増加し、前記第2傾斜部における前記線形部材間の間隔は、前記バリアの他側面に行くほど増加し、前記平坦部における間隔は、一定に維持されることを特徴とする請求項5に記載のバッテリモジュール。
【請求項7】
前記傾斜した中心開口部は、前記バリアの一側面に向かって広くなる拡張領域としての傾斜部と、前記バリアの他側面での狭い領域を含む平坦部とにより形成されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項8】
前記傾斜部における前記線形部材間の間隔は、前記バリアの一側面に向かって増加し、前記平坦部における前記線形部材間の間隔は、一定に維持されることを特徴とする請求項7に記載のバッテリモジュール。
【請求項9】
前記傾斜した中心開口部は、前記バリアの他側面に向かって狭くなる前記線形部材により形成されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項10】
前記複数のバッテリセル及び前記少なくとも1つのバリアは、前記線形部材の形成方向に交差する第1方向に沿って交互に配置されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項11】
前記バリアは、前記少なくとも1つのバッテリセルと連接する複数の側壁を含み、前記側壁の1つは、前記バリアの一側面を形成することを特徴とする請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項12】
前記複数のバッテリセル及び前記少なくとも1つのバリアは、第1方向に沿って交互に配置され、前記複数の側壁は、前記第1方向で前記複数のバッテリセルの一対のバッテリセルの間に延びることを特徴とする請求項11に記載のバッテリモジュール。
【請求項13】
前記複数のバッテリセル及び前記少なくとも1つのバリアは、第1方向に沿って交互に配置され、前記複数の側壁は、前記第1方向で前記複数のバッテリセルのいずれか1つに向かって延びることを特徴とする請求項11に記載のバッテリモジュール。
【請求項14】
前記複数の側壁のいずれか1つは、前記傾斜開口部とバリアの外部との間を連通する主貫通孔を含むことを特徴とする請求項11に記載のバッテリモジュール。
【請求項15】
前記線形部材は、前記バリアを横切る方向に延びた他の周辺開口部を形成することを特徴とする請求項14に記載のバッテリモジュール。
【請求項16】
前記複数の側壁の1つは、前記周辺開口部とバリアの外部との間を連通する複数の第2貫通孔を含み、前記主貫通孔の領域が前記第2貫通孔の領域より大きく形成されていることを特徴とする請求項15に記載のバッテリモジュール。
【請求項17】
複数のバッテリセルと、
前記バッテリセルの少なくとも1つに連接する少なくとも1つのバリアと、を含み、
前記バリアは、前記バリアに沿って横切る方向に延びた複数の線形部材を含み、
前記線形部材は、第1通路と、前記第1通路に連結された第2通路とを形成し、前記第2通路は、前記第1通路より狭く形成され、前記線形部材間の流体の流動が前記第2通路内に集中することを特徴とするバッテリモジュール。
【請求項18】
前記第1通路は、前記バリアの一側面に向かって幅が広くなり、
前記線形部材は、前記第2通路に連結された第3通路をさらに形成し、
前記第2通路は、前記第1通路と前記第3通路との間に形成され、
前記第3通路は、前記バリアの他側面に向かって幅が広くなることを特徴とする請求項17に記載のバッテリモジュール。
【請求項19】
前記第1通路は、前記バリアの一側面に向かって幅が広くなり、前記第2通路は、前記バリアの他側面に形成されることを特徴とする請求項17に記載のバッテリモジュール。
【請求項20】
前記第1通路は、前記バリアの一側面に向かって幅が広くなり、前記第2通路は、前記バリアの中央に形成されることを特徴とする請求項17に記載のバッテリモジュール。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−38066(P2013−38066A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−113214(P2012−113214)
【出願日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【出願人】(509139597)エス・ビー リモーティブ 株式会社 (130)
【氏名又は名称原語表記】SB Limotive Co.,Ltd.
【Fターム(参考)】