説明

バーチャル映像用信号生成方法および送受信端末

【課題】 自端末の置かれている状況を正確に示す映像および振動を再現する信号を生成する。
【解決手段】 カメラと、表示装置と、振動を検出する振動センサと、振動を示す振動データに応じて振動する振動体とを備え、前記カメラで撮影された画像に基づく映像データおよび前記振動センサで検出された振動に基づく振動データを送信し、前記表示装置は受信した前記映像データによる映像を表示し、前記振動体は受信した前記振動データにより振動する送受信端末であって、前記カメラにより撮像された画像における前記振動体の振動によるぶれを除去するために前記カメラにより撮像された画像を前記受信した振動データを用いて補正する画像補正部を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像の送受信を行う映像送受信方法および送受信端末に関し、特に、振動を検出するセンサにより撮影している方向に対する振動の方向と強さを検出し、受信側の携帯端末に映像データとともに振動の情報を送信し、受信側の携帯端末ではその情報をもとに振動体を映像に合わせて振動させる映像送受信方法および送受信端末に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の携帯端末ではTV電話機能等により映像および音声を送信することが行われてきた。映像および音声を送信する意味合いは、送信側携帯端末の置かれている状況を受信側端末の利用者に伝えることであるが、映像および音声だけでは送信側がどのような状況でその映像を撮影しているのかを受信側端末の利用者が体感するには不十分であった。
【0003】
映像や音声の臨場感を増すために振動を加えることが映画などでは一般的に行われている。このような、振動を映像および音声に加えて状況を再生することのできる従来の送受信端末として、図3に示す構成が挙げられる。
【0004】
図5は振動状況を再生することのできる従来の送受信端末の構成を示すブロック図であり、映像を撮影する送信側端末1と、送信側端末1で撮影した映像を送信するための通信路2と、送信された映像を受信して再生する受信側端末3から構成されている。
【0005】
送信側端末1は、カメラ11とマイク12、映像信号符号化部13、振動センサ14、振動検知部15、データ送信部16から構成される。
【0006】
カメラ11は画像を撮影し、マイク12は音声を収録し、それぞれのデータを映像信号符号化部13に送信する。映像信号符号化部13は、カメラ11により撮影された画像のデータおよびマイク12により収録された音声のデータを対応付けて符号化し、映像データとする。
【0007】
振動センサ14は送信側端末1における撮影方向に対する振動の方向と強さを計測し、振動検知部15は振動センサ14により計測された振動の方向と強さを示す振動データを生成する。
【0008】
データ送信部16は、映像信号符号部13からの映像データに振動検知部15からの振動データを付加して、通信路2に応じた信号形式に変換した上で通信路2へ送出する。
【0009】
受信側端末3は、データ受信部31、映像信号復号化部32、表示装置33、スピーカ34、振動再現部35、振動体36で構成される。
【0010】
データ受信部31は、送信路2より受信した信号のうち、映像データを映像信号復号化部32へ送信し、振動データを振動再現部35へ送信する。
【0011】
映像信号復号化部32は、データ受信部31より取得した映像データをもとに復号化を行い、画像データを表示装置33に送付し、表示装置33は対応した画像を表示する。同時に映像信号復号化部32は、音声データをスピーカ34へ送付し、スピーカ34は対応した音声を再生する。
【0012】
振動再現部35は、データ受信部31より取得した振動データをもとに振動の方向、大きさをもとにした制御データを振動体36に送信し、振動体36は対応した振動を行う。
【0013】
次に、本従来例の動作を示す図6のフローチャートを参照して、本従来例の全体の動作について詳細に説明する。
【0014】
まず、送信側端末1において、ある時点での画像がカメラ11で撮影され、音声がマイク12で収録される(ステップA01)。撮影された画像と収録された音声は、映像信号符号化部13で符号化される(ステップA02)。一方で、同時点での端末の振動のデータが振動センサ14で計測される(ステップA03)。振動センサで計測された振動の情報は振動検知部15で撮影している方向に対する振動の方向、強さとしてデータ化される(ステップA04)。
【0015】
これらの、ある時点での映像データと振動データはデータ送信部16で結合され、通信路2に対応したデータ形式に変換され送出される(ステップA06)。
【0016】
送出されたデータは、通信路2を経由して受信側端末3のデータ受信部31で受信される。受信されたデータは映像情報と振動情報が結合されているので、まずデータ受信部31で映像情報と振動情報に分離される(ステップA07,08)。
【0017】
分離されたデータのうち、映像情報は映像信号復号化部32で復号化され(ステップA09)、表示装置33で画像が表示され、スピーカ34で音声が再生される(ステップA10)。
【0018】
振動データは、振動再現部35で振動の方向、大きさを再現するための計算が行われ、振動体36に制御信号を送り振動させることにより映像に同期した振動を再現する。
【0019】
以上、説明してきたように構成され、動作を行う本従来例では、送信側端末に付属した振動センサを使用して検知した振動情報を映像情報に付加して送出し、受信側端末で受信データより復号化された映像を再生するとともに、振動情報にもとづいて振動体を振動させることにより、振動を伴う映像を再現することができる。
【0020】
なお、上述した送信側端末1および受信側端末3は別体のものとして説明したが、これらは実際には同じ筐体内に設けられ、相手先端末から送られてきた信号による、映像、音声を見聞きし、振動を体感しながら自端末で撮像した映像、録音した音声、自端末の振動状況を示す信号を相手先端末に送ることとなる。
【0021】
自端末の振動状況を示す信号として、振動センサで検出した信号をそのまま相手先端末に送ると、相手先端末から送られてきた信号による振動を含むものとなり、自端末の振動状況として正確なものとはならない。
【0022】
自端末の振動状況を示す信号を正確なものとするための従来例として、特許文献1(特開2000−49956号公報)に開示されるものが挙げられる。特許文献1には、自端末の振動センサで検出した信号から相手先端末から送られてきた振動を示す信号を差し引いて自端末の振動状況を示す信号とすることが開示されている。
【特許文献1】特開2000−49956号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
上述した従来の技術のうち、自端末の振動状況を示す信号として、振動センサで検出した信号をそのまま相手先端末に送る場合には自端末の振動状況として正確なものを示すものとはならないという問題点がある。
【0024】
特許文献1に開示される発明においては、自端末の振動状況として正確なものを示すものとなる。しかしながら、撮影した映像は相手先端末から送られてきた信号による振動が行われている状況のなかで撮影された映像となり、自端末の置かれている状況を正確に示す映像にならないという問題点がある。
【0025】
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、自端末の置かれている状況を正確に示す映像および振動を再現することのできるバーチャル映像用信号生成方法および送受信端末を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0026】
本発明の送受信端末は、カメラと、表示装置と、振動を検出する振動センサと、振動を示す振動データに応じて振動する振動体とを備え、前記カメラで撮影された画像に基づく映像データおよび前記振動センサで検出された振動に基づく振動データを送信し、前記表示装置は受信した前記映像データによる映像を表示し、前記振動体は受信した前記振動データにより振動する送受信端末であって、
前記カメラにより撮像された画像における前記振動体の振動によるぶれを除去するために前記カメラにより撮像された画像を前記受信した振動データを用いて補正する画像補正部を有することを特徴とする。
【0027】
この場合、前記振動センサにより検出された振動における前記振動体の振動による影響を除去するために前記振動センサにより検出された振動を示す検出振動データを前記受信した振動データを用いて補正する振動補正部を有するとしてもよい。
【0028】
本発明のバーチャル映像用信号生成方法は、カメラと、表示装置と、振動を検出する振動センサと、振動を示す振動データに応じて振動する振動体とを備え、前記カメラで撮影された画像に基づく映像データおよび前記振動センサで検出された振動に基づく振動データを送信し、前記表示装置は受信した前記映像データによる映像を表示し、前記振動体は受信した前記振動データにより振動する送受信端末で行われるバーチャル映像用信号生成方法であって、
前記カメラにより撮像された画像における前記振動体の振動によるぶれを除去するために前記カメラにより撮像された画像を前記受信した振動データを用いて補正するステップと、
前記振動センサにより検出された振動における前記振動体の振動による影響を除去するために前記振動センサにより検出された振動を示す検出振動データを前記受信した振動データを用いて補正するステップと、
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0029】
上記のように構成される本発明においては、相手先端末からの振動信号による振動が行われている状態で撮影された画像、検出された振動から、相手先端末からの振動信号による振動による影響が除去されて相手先端末への映像信号や振動信号とされるので、自端末の置かれている状況を正確に示す映像信号および振動信号とすることができる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0031】
図1は本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。図1に示される送受信端末104は通信路103を介して他の送受信端末(不図示)と送受信を行うもので、図3に示した送信側端末1の機能を備える送信ブロック101と、受信側端末3の機能を備える受信ブロック102から構成されている。
【0032】
送信ブロック101は、カメラ111、マイク112、映像信号符号化部113、振動センサ114、振動検知部115、データ送信部116、画像補正部117、振動補正部118から構成される。
【0033】
受信ブロック103は、データ受信部131、映像信号復号化部132、表示装置133、スピーカ134、振動再現部135、振動体136から構成される。
【0034】
本実施例の動作について、まず、受信ブロック103の動作から説明する。
【0035】
データ受信部131は、通信路103より受信した信号のうち、映像データを映像信号復号化部132へ送信し、振動データを振動再現部135へ送信する。
【0036】
映像信号復号化部132は、データ受信部131より取得した映像データをもとに復号化を行い、画像データを表示装置133に送付し、表示装置133は対応した画像を表示する。同時に映像信号復号化部132は、音声データをスピーカ134へ送付し、スピーカ134は対応した音声を再生する。
【0037】
振動再現部135は、データ受信部131より取得した振動データをもとに振動の方向、大きさをもとにした制御データを振動体136に送信し、振動体136は対応した振動を行う。
【0038】
次に、送信ブロック101の動作について説明する。
【0039】
カメラ111は画像を撮影し、その映像データを画像補正部117へ送信する。マイク112は音声を収録し、その音声データを映像信号符号化部113に送信する。
【0040】
上記の映像データは、相手先端末からの振動データにより振動体136が振動している状況下で撮影されたものであり、振動によるぶれを含んだものとなっている。
【0041】
画像補正部117は、振動体136による画像のぶれを除去するために設けられたもので、画像補正部117には映像データの他にデータ受信部131から相手先端末からの振動データが送られてきている。画像補正部117は、カメラ111で撮影された画像に対して、データ受信部131からの振動データをもとに、振動体136が振動することによる画像のぶれ等の影響を補正し、映像信号符号化部113に送信する。ここで行われる画像のぶれ等の影響の補正手法としては、振動データによりカメラ111の動きを予測し、その動きによる撮影画像のぶれがキャンセルされるように撮影画像全体を動かすことが挙げられるが、電子カメラの手ぶれ補正に使用されているさまざまな手法を用いることができ、これに限定されるものではない。
【0042】
映像信号符号化部113は、カメラ111により撮影され、画像補正部117にて補正された画像のデータおよびマイク12により収録された音声のデータを対応付けて符号化し、映像データとしてデータ送信部116へ送出する。
【0043】
振動センサ114は送受信端末104における撮影方向に対する振動の方向と強さを計測して振動検知部115へ送出し、振動検知部115は振動センサ114により計測された振動の方向と強さを示す振動データを生成し、振動補正部118へ送出する。
【0044】
上記の振動データは、相手先端末からの振動データにより振動体136が振動している状況下で計測されたものであり、振動体136による振動を含んだものとなっている。
【0045】
振動補正部118は、同様に相手側端末から受信したデータに対応して自端末の振動体136が振動することにより、振動センサ114で計測される振動データが、端末に外的に加えられた振動に振動体136の振動が加わったものとなるため、この振動を除去するために設けられている。振動補正部118には映像データの他にデータ受信部131から相手先端末からの振動データが送られてきている。
【0046】
振動補正部118は、振動検知部115で計測された振動情報に対してデータ受信部131から送信された振動データをもとに、振動体136の振動により加算されたデータを除去した振動データをデータ送信部116へ送信する。これにより、例えば、送受信端末104が外的に振動させられていない状態で、振動体136のみが振動している場合、振動補正部118がデータ送信部116へ送出する振動データは動いていない状態を示すもの(0)となる。
【0047】
データ送信部116は、映像信号符号部113からの映像データに振動補正部118からの振動データを付加して、通信路103に応じた信号形式に変換した上で通信路103へ送出する。
【0048】
次に、本実施例の動作を示す図2のフローチャートを参照して、本実施例の全体の動作について詳細に説明する。
【0049】
まず、送信側端末101において、ある時点での画像がカメラ111で撮影され、音声がマイク112で収録される(ステップA101)。撮影された画像については、画像補正部117により相手先端末から送られてきた振動データによるブレが除去された映像とされ、収録された音声とともに映像信号符号化部113で符号化される(ステップA102)。
【0050】
一方で、同時点での端末の振動のデータが振動センサ114で計測される(ステップA103)。振動センサ114で計測された振動の情報は振動検知部115で撮影している方向に対する振動の方向、強さとしてデータ化され、振動補正部118にて相手先端末から送られてきた振動データが除去される(ステップA104)。
【0051】
これらの、ある時点での映像データと振動データはデータ送信部116で結合され、通信路103に対応したデータ形式に変換され送出される(ステップA106)。
【0052】
送出されたデータは、通信路103を経由して受信側端末103のデータ受信部131で受信される。受信されたデータは映像情報と振動情報が結合されているので、まずデータ受信部131で映像情報と振動情報に分離される(ステップA107,108)。
【0053】
分離されたデータのうち、映像情報は映像信号復号化部32で復号化され(ステップA109)、表示装置133で画像が表示され、スピーカ134で音声が再生される(ステップA110)。
【0054】
振動データは、振動再現部135で振動の方向、大きさを再現するための計算が行われ、振動体136に制御信号を送り振動させることにより映像に同期した振動を再現する。
【0055】
次に、具体例を用いて説明する
送受信端末104を例えば携帯電話とした場合、通信路103は携帯電話網となる。
【0056】
カメラ111で、ある時点の画像を撮影し、また、音声をマイク112で収録する。このデータは映像信号符号化部113にてMPEG4、AMR等により符号化される。この画像は、相手先端末から送られてきた振動データによる振動体136の振動の影響が生じないものとなっている。
【0057】
一方で、同じ時点で、送信側携帯電話に取り付けられた振動センサ114により、撮影方向に対する振動の方向と強さが計測され、振動検出部115でデータ化される。このデータは、相手先端末から送られてきた振動データによる振動体136の振動の影響が生じないものとなっている。
【0058】
データの形式は、例えば撮影の方向をxy座標、撮影の垂直方向をz座標としてxyz座標系での各方向の加速度を測定したものであり、図3のような状態を計測した場合、(x,y,z)=(2,1,1)<単位はG>のような形で表される。
【0059】
データ送信部116では、ある時点での映像データと振動データが結合され、さらに無線信号に変換されて送信路である携帯電話網(通信路103)に送出される。
【0060】
送出された無線信号は受信側携帯電話(受信側端末103)のデータ受信部131で受信され、それぞれ映像情報と振動情報に分離される。
【0061】
映像情報は、映像信号復号化部でMPEG4,AMR等により復号化され、画像はLCD等の表示装置133で表示され、音声は外部スピーカ等のスピーカ134から再生される。
【0062】
振動情報は、振動再現部135で受信側の状況を再現するように計算され、例えば図3のような情報が送信されてきた場合、受信側端末について図4のような振動を発生するような振動を発生するための制御信号のパラメータが計算され、振動体136に制御信号が送られることにより映像に同期した振動が再現される。
【0063】
以上、説明してきたように構成され、動作を行う本従来例では、送信側端末に付属した振動センサを使用して検知した振動情報を映像情報に付加して送出し、受信側端末で受信データより復号化された映像を再生するとともに、振動情報にもとづいて振動体を振動させることにより、振動を伴う映像を再現することができる。
【0064】
これにより、例えば高速でカーブを曲がっている自動車の中で撮影された映像を受信した受信側端末のユーザーは、送信側と同様の、高速でカーブを曲がっているような振動を体感することができる。
【0065】
また、振動の情報について単に振動のあるなしを送信するだけではなく、撮影した方向に対する振動の方向、強さを送信し、受信側でそれを再現するように振動体の制御を行い振動させる(例えば、送信側で上方に振動したことを検知した場合、受信側の振動体を上方に振動させる)ことにより、受信側端末のユーザーはより忠実な振動を体感することができる。
【0066】
本実施例における映像データおよび振動データは、相手先端末から送られてきた振動データによる振動の影響が生じないものとなっているため、相手側に送信する自端末の振動情報を付加した映像データおよび振動データを正確なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した実施例の動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明で用いられる振動を示す信号を説明するための図である。
【図4】本発明で用いられる振動を示す信号を説明するための図である。
【図5】従来例の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示した従来例の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0068】
101 送信ブロック
102 受信ブロック
103 通信路
104 送受信端末
111 カメラ
112 マイク
113 映像信号符号化部
114 振動センサ
115 振動検知部
116 データ送受信部
117 画像補正部
118 振動補正部
131 データ送受信部
132 映像信号復号化部
133 表示装置
134 スピーカ
135 振動再現部
136 振動体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラと、表示装置と、振動を検出する振動センサと、振動を示す振動データに応じて振動する振動体とを備え、前記カメラで撮影された画像に基づく映像データおよび前記振動センサで検出された振動に基づく振動データを送信し、前記表示装置は受信した前記映像データによる映像を表示し、前記振動体は受信した前記振動データにより振動する送受信端末であって、
前記カメラにより撮像された画像における前記振動体の振動によるぶれを除去するために前記カメラにより撮像された画像を前記受信した振動データを用いて補正する画像補正部を有することを特徴とする送受信端末。
【請求項2】
請求項1記載の送受信端末において、
前記振動センサにより検出された振動における前記振動体の振動による影響を除去するために前記振動センサにより検出された振動を示す検出振動データを前記受信した振動データを用いて補正する振動補正部を有することを特徴とする送受信端末。
【請求項3】
カメラと、表示装置と、振動を検出する振動センサと、振動を示す振動データに応じて振動する振動体とを備え、前記カメラで撮影された画像に基づく映像データおよび前記振動センサで検出された振動に基づく振動データを送信し、前記表示装置は受信した前記映像データによる映像を表示し、前記振動体は受信した前記振動データにより振動する送受信端末で行われるバーチャル映像用信号生成方法であって、
前記カメラにより撮像された画像における前記振動体の振動によるぶれを除去するために前記カメラにより撮像された画像を前記受信した振動データを用いて補正するステップと、
前記振動センサにより検出された振動における前記振動体の振動による影響を除去するために前記振動センサにより検出された振動を示す検出振動データを前記受信した振動データを用いて補正するステップと、
を有することを特徴とするバーチャル映像用信号生成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−36360(P2007−36360A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−212767(P2005−212767)
【出願日】平成17年7月22日(2005.7.22)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】