説明

パッケージ型空気圧装置ユニット

【課題】重量物であって防振部材が配設される空気圧装置について、点検や修理或いは交換などをするための移動作業を、容易且つ適切に行うことができるパッケージ型空気圧装置ユニットを提供すること。
【解決手段】空気圧装置が、収納ボックス20内に固定されることで構成されるパッケージ型空気圧装置ユニットであって、収納ボックス20内に設けられ、電動モータ11と空気圧ポンプ部12とがユニット化した構造を備える空気圧装置の本体部10が固定される載置台部21と、空気圧装置の本体部10の下側に固定されて設けられ、空気圧装置の本体部10と載置台部21との間に介在される複数の防振部材14と、複数の防振部材14の少なくとも一部に亘って下側に固定されて設けられ、複数の防振部材14と載置台部21との間に介在されるスライドベース15とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電動モータによって駆動される真空ポンプやブロア等の空気圧装置が、収納ボックス内に固定されることで構成されるパッケージ型空気圧装置ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
空気圧装置は、重量物であると共に、電動モータの回転駆動によって稼働する空気圧ポンプ部を有するため、定期的なメンテナンスが必要であり、防音の対策が必要な場合もある。また、限られたスペース内にコンパクトに設置することが要請されており、空気圧装置を適切に収納する必要性が生じている。しかし、空気圧装置は、重量物であり、収納された空気圧装置を、人手によって引き出して行う点検、修理、交換や配置換えなどの作業には、多大な労力がかかる。また、空気圧装置の移動を伴うため、落下などによる破損や人的傷害のリスクもある。
【0003】
これに対して、従来においては、例えば、空気圧装置が収納される収納ボックスとして、複数の被収納物を立体的に収納できるように棚状支持部を備える箱体状の収納ボックスであって、棚状支持部が、一対のビームと、その一対のビームに架け渡されるラダーとを備え、ビームが、上下の水平板部と立板部とによって階段状に設けられ、ラダーが、上面部の両端部にそれぞれ平板状に延設されてビームの上側の水平面に受けられる延長平板部を備え、且つ下面部の両端部がそれぞれビームの下側の水平面に受けられるように設けられている(特許文献1参照)ものが、本出願人によって提案されている。
【0004】
これによれば、真空ポンプやブロア等の比較的重い被収納物の保守管理や交換する際に好適に作業ができ、複数の被収納物を立体的に好適に収納できる。すなわち、被収納物を、ビーム上でスライドさせて、収納ボックスに対する出し入れや、位置決めができる構造になっており、メンテナンス作業を容易に行うことができる。
【0005】
さらに、本出願人によれば、前記ラダーの上面部には、左右方向に二列で且つ前後方向に長い被収納物の取付け用の長孔が設けられている棚状構造が提案されている(特許文献2参照)。これによれば、被収納物を、ビーム上でスライド変位させて、適切な位置に容易に設置でき、メンテナンス性も向上できる。
【0006】
しかしながら、空気圧装置の大型化などによって増大する振動を緩和するための防振部材を配設する場合に、その防振部材の固定作業を含めて空気圧装置を収納ボックス内に固定することは、多大な労力がかかる困難な作業になり、従来はその対策が提案されていない。さらに、空気圧装置の重量が増大した場合に、人手による移動作業は、さらに多大な労力がかかることになり、極めて困難な作業になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2007−100563号公報(第1頁)
【特許文献2】特開2008−255809号公報(第1頁)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
パッケージ型空気圧装置ユニットに関して解決しようとする問題点は、空気圧装置が重量物であって防振部材が配設される場合に、収納ボックス内に配置された空気圧装置を点検や修理或いは交換などのために移動する作業には多大な労力がかかり、その保守性が損なわれることにある。
そこで本発明の目的は、重量物であって防振部材が配設される空気圧装置について、点検や修理或いは交換などをするための移動作業を、容易且つ適切に行うことができるパッケージ型空気圧装置ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの一形態によれば、電動モータによって駆動される真空ポンプやブロア等の空気圧装置が、収納ボックス内に固定されることで構成されるパッケージ型空気圧装置ユニットであって、前記収納ボックス内に設けられ、電動モータと空気圧ポンプ部とがユニット化した構造を備える前記空気圧装置の本体部が固定される載置台部と、前記空気圧装置の本体部の下側に固定されて設けられ、該空気圧装置の本体部を支持すると共に、振動を緩和するように、該空気圧装置の本体部と前記載置台部との間に介在される複数の防振部材と、該複数の防振部材の下側に固定されて設けられ、前記空気圧装置の本体部が前記載置台部の載置面上をスライド変位できるようにスライド面を備え、複数の防振部材と載置台部との間に介在されて該載置台部に固定されるスライドベースとを具備する。
【0010】
また、本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの一形態によれば、前記載置台部が複数段の棚状に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの一形態によれば、前記空気圧装置の本体部が、前記電動モータと前記空気圧ポンプ部とが直列に連結されて設けられ、前記空気圧ポンプ部の下側において前記空気圧装置の本体部に前記複数の防振部材が固定されていることを特徴とすることができる。
【0011】
また、本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの一形態によれば、前記空気圧装置の本体部が、前記電動モータと前記空気圧ポンプ部と該空気圧ポンプ部から吐出される空気音を消音するサイレンサ部とが直列に連結されて設けられ、前記空気圧ポンプ部の下側において前記空気圧装置の本体部に前記複数の防振部材が固定されていることを特徴とすることができる。
【0012】
また、本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの一形態によれば、前記空気圧装置の本体部と前記複数の防振部材との間に固定されて設けられ、空気圧装置の本体部を受けると共に、複数の防振部材によって支持されるポンプベースを具備することを特徴とすることができる。
【0013】
また、本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの一形態によれば、前記載置台部に前記空気圧装置の本体部の収納ボックスに対する出し入れ方向に延びる溝状ガイド部が設けられ、該溝状ガイド部に前記スライドベースから下方へ突起する突起部が嵌まり、前記空気圧装置の本体部が前記載置台部の載置面上で前記出し入れ方向へスライド変位できるように前記溝状ガイド部によって案内されることを特徴とすることができる。
【0014】
また、本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの一形態によれば、前記スライドベースが板状に設けられ、前記突起部が、前記防振部材を前記空気圧装置の本体部側へ固定する締結部材の一部であることを特徴とすることができる。
また、本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの一形態によれば、前記載置台部に固定されるように、前記スライドベースに設けられたネジ締結用の孔の少なくとも一部が、前記載置台部の前記溝状ガイド部と同方向に延びる長孔であることを特徴とすることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットによれば、重量物であって防振部材が配設される空気圧装置について、点検や修理或いは交換などをするための移動作業を、容易且つ適切に行うことができるという特別有利な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの形態例を示す正面図である。
【図2】図1の形態例の下段の空気圧装置本体を引き出した状態の斜視図である。
【図3】図2の状態の側面図である。
【図4】図1の形態例の空気圧装置本体に係る位置決め手段を示す要部拡大図を含む斜視図である。
【図5】本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの他の形態例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットの形態例を、添付図面(図1〜4)に基づいて詳細に説明する。
本発明に係るパッケージ型空気圧装置ユニットは、電動モータ11によって駆動される真空ポンプやブロア等の空気圧装置が、収納ボックス20内に固定されることで構成されている。なお、真空ポンプとしては、例えば、ベーンポンプや、非接触型のポンプであるクローポンプ又はスクリューポンプなどの回転ポンプが挙げられる。
【0018】
21は載置台部であり、収納ボックス20内に設けられ、電動モータ11と空気圧ポンプ部12とがユニット化した構造を備える空気圧装置の本体部10が固定される部位になっている。
本形態例の載置台部21は、収納ボックス20内に複数段が棚状に設けられている。図に示した形態例では、矩形の収納ボックス20内に、載置台部21が2段に設けられ、各載置台部21には、冷却用の空気が流通するように通気用の開口21bが設けられている。
【0019】
14は防振部材であり、空気圧装置の本体部10の下側に固定されて設けられ、その空気圧装置の本体部10を支持すると共に、振動を緩和するように、空気圧装置の本体部10と載置台部21との間に介在されるもので、複数が配されている。
本形態例の防振部材14は、円柱状の防振ゴムであり、空気圧ポンプ部12の下側に位置する部位に4個が平面的にバランスよく配置されている。なお、防振部材14の形態や個数は特に限定されるものではなく、適宜選択的に設定すればよい。
【0020】
15はスライドベースであり、複数の防振部材14の下側に固定されて設けられ、空気圧装置の本体部10が載置台部21の載置面21a上をスライド変位できるようにスライド面15aを備え、複数の防振部材14と載置台部21との間に介在されて載置台部21に固定される。
本形態例のスライドベース15は、金属板材によって設けられ、構造強度を高めるため、折り返し部15cを備えている。また、このスライドベース15は、空気圧装置の本体部10の出し入れ方向に配置された二つの防振部材14に亘ってその下側に固定される形態となっており、一対が設けられている。なお、スライドベース15の形態は、これに限定されるものではなく、例えば、四つの防振部材14の全部に亘ってその下側に固定される一枚の板によって形成されていてもよい。
【0021】
以上に説明した構成に係るパッケージ型空気圧装置ユニットによれば、配設される防振部材が邪魔になることなく、一台又は複数台の空気圧装置を載置台部21の載置面21a上でスライドさせて収納ボックス20内に好適に収納できる。そして、メンテナンス時には、空気圧装置の本体部10を、載置台部21の載置面21a上でスライドさせて手前へ安全に引き出すことができる。例えば、オイル交換などの保守点検作業では、空気圧装置の本体部10を載置面21a上で手前に引き出した状態で行えばよい。また、オーバーホールや入れ替えなど空気圧装置の本体部10を外へ取り出す作業では、空気圧装置の本体部10をさらにスライドさせて別の移動可能な作業台へ乗せ換え、外部へ移動することができる。
【0022】
また、本形態例のパッケージ型空気圧装置ユニットによれば、前面についてパネルや扉などの閉鎖部材によって閉じれば、空気圧装置の本体部10を好適に収納できることから、防音性能を向上させることが可能になる。さらに、空気圧装置の本体部10を好適に収納できることから、収納ボックス20にコントローラなどを設けることによって、インバータ制御などの運転制御が可能になる。また、簡単な部品と構成で、空気圧装置の本体部10が載置面21a上で好適にスライド変位できる形態とすることができ、安価に製造することができる。
さらに、本形態例によれば、防振部材14が空気圧装置の本体部10に固定されて一体形状となっているため、その一体形状によって試運転などの作業を簡単に行うことができる利点もある。
【0023】
また、本形態例では、空気圧装置の本体部10が、電動モータ11と空気圧ポンプ部12とが直列に連結されて設けられ、空気圧ポンプ部12の下側において空気圧装置の本体部10に複数の防振部材14が固定されている。
これによれば、電動モータ11と空気圧ポンプ部12とがコンパクトに一体化された構造の空気圧装置の本体部10とすることができる。そして、その空気圧装置の本体部10を、空気圧ポンプ部12の下側における複数の防振部材14によってバランス良く防振状態で支持することができ、防音効果を高めることができる。
【0024】
さらに、空気圧装置の本体部10が、電動モータ11と空気圧ポンプ部12とその空気圧ポンプ部12から吐出される空気音を消音するサイレンサ部13とが直列に連結されて設けられ、空気圧ポンプ部12の下側において空気圧装置の本体部10に複数の防振部材14が固定されている。
【0025】
これによれば、空気圧装置の本体部10の両脇部の下側である電動モータ11の下側スペース11aとサイレンサ部13の下側スペース13aに、フォークリフト等のリフトの爪が挿入できるスペースを確保することができる。これは、防振部材14が空気圧ポンプ部12の下側に介在することで、適切な高さの下側スペース11a、13aが生じることによる。このため、本形態例の空気圧装置の本体部10については、フォークリフト等を利用して適切に持ち上げることができ、その状態で引き出して運搬することができる。なお、本形態例のサイレンサ部13は矩形形状であり、リフトの爪の上で転動することを防止できる形態になっており、安全に運搬作業を行うことができる。
以上のように、空気圧装置の本体部10の移動作業を機械化することができ、人手による作業を軽減できる。
【0026】
16はポンプベースであり、空気圧装置の本体部10と複数の防振部材14との間に固定されて設けられ、空気圧装置の本体部10を受けると共に、複数の防振部材14によって支持されるように設けられている。
これによれば、剛性を高めることができ、防振効果を向上できる。また、このポンプベース16を介して複数の防振部材14を空気圧装置の本体部10へ固定することができ、複数の防振部材14をバランスの取れた適切な位置に固定することができる。
【0027】
また、図5のように、剛性の高い幅広のポンプベース160を用い、そのポンプベース160上に空気圧装置の本体部10を固定する形態によれば、そのポンプベース160の下側に、フォークリフト等のリフトの爪が挿入できるスペースを確保することができる。この形態によっても、空気圧装置の本体部10の移動作業を機械化でき、人手による作業を軽減できる。
なお、図5の形態例では、リフトの爪が挿入できるスペースを十分に確保するように、スライドベース150が高さのある剛性の高い形態になっている。また、この形態例では、スライドベース150の下面がスライド面150aになっており、後述するような突起部は設けられていない。
【0028】
また、図1〜4に示す形態例では、載置台部21に空気圧装置の本体部10の収納ボックス20に対する出し入れ方向に延びる溝状ガイド部21cが設けられ、その溝状ガイド部21cにスライドベース15から下方へ突起する突起部が嵌まり、空気圧装置の本体部10が載置台部21の載置面21a上で前記出し入れ方向へスライド変位できるように溝状ガイド部21cによって案内される。
【0029】
本形態例の溝状ガイド部21cは、出し入れ方向(前後方向)について突っ切った形状に、断面が門形に折り曲げられた板材をスリット状に切り欠いて一対が設けられ、前記突起部(頭部17a)が左右方向へ移動することを規制して左右方向の位置決めができるように作用する。溝状ガイド部21cが、突っ切った形状に設けられているため、本ユニットの設置状況より、空気圧装置の本体部10を、収納ボックス20の表裏の両側について、引き出すことができる。このため、収納ボックス20の表裏のどちらからでも保守点検などの作業を好適に行うことができる。
【0030】
また、本形態例のスライドベース15は板状に設けられ、前記突起部が、防振部材14を空気圧装置の本体部10側へ固定する締結部材の一部によって構成されている。本形態例の締結部材の一部は、ボルト17の頭部17aになっているが、これに限定されるものではなく、例えば、ボルト17の軸部であってもよい。
これによれば、低床化でき、装置の全体高さを低くすることができ、空気圧装置の本体部10をコンパクトに収納できる。また、防振部材14の固定用のボルト17を兼用して、前記突起部を設けることができる。このため、部品を増やすことがなく、低コストで合理的に位置決め機能を得ることができる。
【0031】
15bは長孔であり、載置台部21に固定されるように、スライドベース15に設けられたネジ締結用の孔の少なくとも一部であって、載置台部21の溝状ガイド部21cと同方向に延びる形状になっている。
このように長孔15bを設けることで、空気圧装置の本体部10を、載置台部21上で適切且つ容易に位置決めをして固定することができる。すなわち、空気圧装置の本体部10の据え付け時に、ボルト18をスライドベース15の長孔15bを通るようにして載置台部21へ仮止めし、空気圧装置の本体部10を前後方向へスライドさせることで位置決めをすることができる。
【0032】
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
【符号の説明】
【0033】
10 空気圧装置の本体部
11 電動モータ
11a 下側スペース
12 空気圧ポンプ部
13 サイレンサ部
13a 下側スペース
14 防振部材
15 スライドベース
15a スライド面
15b 長孔
15c 折返し部
16 ポンプベース
17 ボルト
17a 頭部
18 ボルト
20 収納ボックス
21 載置台部
21a 載置面
21b 通気用の開口
21c 溝状ガイド部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電動モータによって駆動される真空ポンプやブロア等の空気圧装置が、収納ボックス内に固定されることで構成されるパッケージ型空気圧装置ユニットであって、
前記収納ボックス内に設けられ、電動モータと空気圧ポンプ部とがユニット化した構造を備える前記空気圧装置の本体部が固定される載置台部と、
前記空気圧装置の本体部の下側に固定されて設けられ、該空気圧装置の本体部を支持すると共に、振動を緩和するように、該空気圧装置の本体部と前記載置台部との間に介在される複数の防振部材と、
該複数の防振部材の下側に固定されて設けられ、前記空気圧装置の本体部が前記載置台部の載置面上をスライド変位できるようにスライド面を備え、複数の防振部材と載置台部との間に介在されて該載置台部に固定されるスライドベースとを具備することを特徴とするパッケージ型空気圧装置ユニット。
【請求項2】
前記載置台部が複数段の棚状に設けられていることを特徴とする請求項1記載のパッケージ型空気圧装置ユニット。
【請求項3】
前記空気圧装置の本体部が、前記電動モータと前記空気圧ポンプ部とが直列に連結されて設けられ、前記空気圧ポンプ部の下側において前記空気圧装置の本体部に前記複数の防振部材が固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のパッケージ型空気圧装置ユニット。
【請求項4】
前記空気圧装置の本体部が、前記電動モータと前記空気圧ポンプ部と該空気圧ポンプ部から吐出される空気音を消音するサイレンサ部とが直列に連結されて設けられ、前記空気圧ポンプ部の下側において前記空気圧装置の本体部に前記複数の防振部材が固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のパッケージ型空気圧装置ユニット。
【請求項5】
前記空気圧装置の本体部と前記複数の防振部材との間に固定されて設けられ、空気圧装置の本体部を受けると共に、複数の防振部材によって支持されるポンプベースを具備することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパッケージ型空気圧装置ユニット。
【請求項6】
前記載置台部に前記空気圧装置の本体部の収納ボックスに対する出し入れ方向に延びる溝状ガイド部が設けられ、該溝状ガイド部に前記スライドベースから下方へ突起する突起部が嵌まり、前記空気圧装置の本体部が前記載置台部の載置面上で前記出し入れ方向へスライド変位できるように前記溝状ガイド部によって案内されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のパッケージ型空気圧装置ユニット。
【請求項7】
前記スライドベースが板状に設けられ、前記突起部が、前記防振部材を前記空気圧装置の本体部側へ固定する締結部材の一部であることを特徴とする請求項6記載のパッケージ型空気圧装置ユニット。
【請求項8】
前記載置台部に固定されるように、前記スライドベースに設けられたネジ締結用の孔の少なくとも一部が、前記載置台部の前記溝状ガイド部と同方向に延びる長孔であることを特徴とする請求項6又は7記載のパッケージ型空気圧装置ユニット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−127224(P2012−127224A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−277835(P2010−277835)
【出願日】平成22年12月14日(2010.12.14)
【出願人】(000103921)オリオン機械株式会社 (450)
【Fターム(参考)】