ヒト化抗C5aR抗体
本発明は、ヒトC5a受容体に結合するヒト化抗体ならびに治療薬および診断薬としてのその使用を対象とする。本発明はさらに、前記ヒト化抗体をコードする核酸配列および組換え宿主細胞におけるその発現を対象とする。特に、本発明は、ヒトC5a受容体に特異的に結合するマウス抗体7F3に由来するヒト化抗体を対象とする。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
i)配列番号31、配列番号32、配列番号33および配列番号48の1つまたは複数と少なくとも93%同一であるアミノ酸配列を含む可変領域を含む免疫グロブリン軽鎖、ならびに/または
ii)配列番号34、配列番号35、配列番号36および配列番号39の1つまたは複数と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む可変領域を含む免疫グロブリン重鎖
を含み、ヒトC5aRに結合する、実質的に精製された、かつ/または組換えのヒト化抗体。
【請求項2】
免疫グロブリン重鎖が、配列番号34、配列番号35および配列番号36からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1に記載のヒト化抗体。
【請求項3】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号31、配列番号32および配列番号33からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1または請求項2に記載のヒト化抗体。
【請求項4】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号31として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号36として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項5】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号31として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号34として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項6】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号32として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号34として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項7】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号33として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号34として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項8】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号31として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号35として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項9】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号32として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号35として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項10】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号33として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号35として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項11】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号32として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号36として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項12】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号33として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号36として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項13】
i)免疫グロブリン軽鎖が、配列番号40および配列番号41の1つまたは複数と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む定常領域を含み、
ii)免疫グロブリン重鎖が、配列番号42、配列番号43、配列番号44および配列番号45の1つまたは複数と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む定常領域を含む、
請求項1から12のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項14】
2本の重鎖および2本の軽鎖からなる4ポリペプチド鎖構造、単鎖抗体、ダイアボディ、トリアボディまたはテトラボディである、請求項1から13のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項15】
ヒトC5aRに結合する抗体フラグメントである、請求項1から14のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項16】
前記フラグメントが、Fabフラグメントまたは単一ドメイン抗体である、請求項15に記載のヒト化抗体。
【請求項17】
配列番号31、配列番号32、配列番号33および配列番号48の1つまたは複数と少なくとも93%同一であるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、実質的に精製された、かつ/または組換えの免疫グロブリン軽鎖。
【請求項18】
配列番号34、配列番号35、配列番号36および配列番号39の1つまたは複数と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、実質的に精製された、かつ/または組換えの免疫グロブリン重鎖。
【請求項19】
請求項17に記載の免疫グロブリン軽鎖および/または請求項18に記載の免疫グロブリン重鎖を含み、ヒトC5aRに結合する、実質的に精製された、かつ/または組換えの抗体。
【請求項20】
請求項1から16または19のいずれか一項に記載の抗体および前記抗体に直接的または間接的に結合している治療薬を含むコンジュゲート。
【請求項21】
治療薬が、細胞毒、放射性同位体、免疫調節薬、抗血管新生薬、毒素、抗増殖薬、アポトーシス促進剤、化学療法剤および治療用核酸からなる群から選択される、請求項20に記載のコンジュゲート。
【請求項22】
毒素が緑膿菌外毒素またはその誘導体である、請求項21に記載のコンジュゲート。
【請求項23】
治療薬が、リンカーを介して抗体に間接的に結合している、請求項20から22のいずれか一項に記載のコンジュゲート。
【請求項24】
リンカーが、4−(4’アセチルフェノキシ)ブタン酸(AcBut)、3−アセチルフェニル酸性酸(AcPac)、4−メルカプト−4−メチル−ペンタン酸(アミド)およびその誘導体からなる群から選択される、請求項23に記載のコンジュゲート。
【請求項25】
請求項1から16または19のいずれか一項に記載の抗体および前記抗体に直接的または間接的に結合している検出可能な標識を含むコンジュゲート。
【請求項26】
前記標識が、放射標識、蛍光標識、酵素標識および造影剤からなる群から選択される、請求項25に記載のコンジュゲート。
【請求項27】
請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体もしくはその鎖、請求項17に記載の免疫グロブリン軽鎖、請求項18に記載の免疫グロブリン重鎖、ならびに/または請求項20から23、25もしくは26のいずれか一項に記載のコンジュゲートをコードする単離および/もしくは外因性ポリヌクレオチド。
【請求項28】
請求項27に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項29】
請求項27に記載のポリヌクレオチドおよび/または請求項28に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項30】
請求項29に記載の細胞を含む非ヒトトランスジェニック生物。
【請求項31】
請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体、請求項17に記載の免疫グロブリン軽鎖、請求項18に記載の免疫グロブリン重鎖、請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲート、請求項27に記載のポリヌクレオチド、請求項28に記載のベクターおよび/または請求項29に記載の宿主細胞ならびに担体を含む組成物。
【請求項32】
抗体を産生するプロセスであって、ポリヌクレオチドが発現され、抗体が産生されるように、請求項29に記載の宿主細胞を培養することを含み、宿主細胞が、請求項27に記載の少なくとも1つのポリヌクレオチドを含むプロセス。
【請求項33】
免疫グロブリン軽鎖および免疫グロブリン重鎖が、一続きのポリヌクレオチドにある2つの別個のオープンリーディングフレームによってコードされる、請求項32に記載のプロセス。
【請求項34】
宿主細胞培養物から抗体を回収することをさらに含む、請求項32または請求項33に記載のプロセス。
【請求項35】
ヒトC5aRとそのリガンドとの相互作用を阻害するための方法であって、細胞を、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体または請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲートに曝露することを含む方法。
【請求項36】
細胞におけるヒトC5aR活性を阻害するための方法であって、細胞を、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体または請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲートに曝露することを含む方法。
【請求項37】
対象において障害を治療または予防する方法であって、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体、請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲート、請求項27に記載のポリヌクレオチド、請求項28に記載のベクター、請求項29に記載の宿主細胞および/または請求項31に記載の組成物を対象に投与することを含む方法。
【請求項38】
障害が免疫病理学的障害である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
免疫病理学的障害が自己免疫疾患である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
障害が炎症性疾患である、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
炎症性疾患が急性炎症または慢性炎症である、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
免疫病理学的障害または炎症性疾患に白血球遊走および/または白血球活性化が関与する、請求項39から41のいずれか一項に記載の方法。
【請求項43】
免疫病理学的障害または炎症性疾患に補体活性化が関与する、請求項39から41のいずれか一項に記載の方法。
【請求項44】
対象において治療薬を炎症部位に送達するための方法であって、請求項20から24のいずれか一項に記載のコンジュゲートまたはそれをコードするポリヌクレオチドを対象に投与することを含む方法。
【請求項45】
遺伝物質を、C5aRを提示する細胞に導入するための方法であって、前記細胞を、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体または請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲートと接触させることを含み、抗体またはコンジュゲートが遺伝物質に結合している、またはそれと会合している方法。
【請求項46】
試料中のヒトC5aRの存在または非存在を検出する方法であって、試料を、請求項1から16または19のいずれか一項に記載の抗体および/または請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲートと接触させること、ならびに試料をヒトC5aRと抗体またはコンジュゲートとの結合について分析することを含む方法。
【請求項47】
対象において障害を診断するための方法であって、対象またはそれから得られた試料を、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体または請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲートと接触させること、および対象または試料をヒトC5aRと抗体またはコンジュゲートとの結合について分析することを含む方法。
【請求項48】
対象から得られた組織標本または組織もしくは体液の亜分画を使用してin vitroで実施される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
障害が免疫病理学的障害である、請求項47または請求項48に記載の方法。
【請求項50】
対象において障害を治療または予防するための医薬品としての、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体、請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲート、請求項27に記載のポリヌクレオチド、請求項28に記載のベクター、請求項29に記載の宿主細胞および/または請求項31に記載の組成物の使用。
【請求項51】
対象において治療薬を炎症部位に送達するための医薬品を製造するための、請求項20から24のいずれか一項に記載のコンジュゲートまたはそれをコードするポリヌクレオチドの使用。
【請求項52】
対象において障害を治療または予防するための医薬品としての、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体、請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲート、請求項27に記載のポリヌクレオチド、請求項28に記載のベクター、請求項29に記載の宿主細胞および/または請求項31に記載の組成物の使用。
【請求項53】
対象において治療薬を炎症部位に送達するための医薬品としての、請求項20から24のいずれか一項に記載のコンジュゲートまたはそれをコードするポリヌクレオチドの使用。
【請求項54】
請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体、請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲート、請求項27に記載のポリヌクレオチド、請求項28に記載のベクター、請求項29に記載の宿主細胞および/または請求項31に記載の組成物を含むキット。
【請求項1】
i)配列番号31、配列番号32、配列番号33および配列番号48の1つまたは複数と少なくとも93%同一であるアミノ酸配列を含む可変領域を含む免疫グロブリン軽鎖、ならびに/または
ii)配列番号34、配列番号35、配列番号36および配列番号39の1つまたは複数と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む可変領域を含む免疫グロブリン重鎖
を含み、ヒトC5aRに結合する、実質的に精製された、かつ/または組換えのヒト化抗体。
【請求項2】
免疫グロブリン重鎖が、配列番号34、配列番号35および配列番号36からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1に記載のヒト化抗体。
【請求項3】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号31、配列番号32および配列番号33からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1または請求項2に記載のヒト化抗体。
【請求項4】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号31として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号36として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項5】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号31として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号34として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項6】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号32として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号34として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項7】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号33として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号34として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項8】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号31として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号35として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項9】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号32として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号35として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項10】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号33として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号35として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項11】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号32として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号36として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項12】
免疫グロブリン軽鎖が、配列番号33として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含み、免疫グロブリン重鎖が、配列番号36として示されるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項13】
i)免疫グロブリン軽鎖が、配列番号40および配列番号41の1つまたは複数と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む定常領域を含み、
ii)免疫グロブリン重鎖が、配列番号42、配列番号43、配列番号44および配列番号45の1つまたは複数と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む定常領域を含む、
請求項1から12のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項14】
2本の重鎖および2本の軽鎖からなる4ポリペプチド鎖構造、単鎖抗体、ダイアボディ、トリアボディまたはテトラボディである、請求項1から13のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項15】
ヒトC5aRに結合する抗体フラグメントである、請求項1から14のいずれか一項に記載のヒト化抗体。
【請求項16】
前記フラグメントが、Fabフラグメントまたは単一ドメイン抗体である、請求項15に記載のヒト化抗体。
【請求項17】
配列番号31、配列番号32、配列番号33および配列番号48の1つまたは複数と少なくとも93%同一であるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、実質的に精製された、かつ/または組換えの免疫グロブリン軽鎖。
【請求項18】
配列番号34、配列番号35、配列番号36および配列番号39の1つまたは複数と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む可変領域を含む、実質的に精製された、かつ/または組換えの免疫グロブリン重鎖。
【請求項19】
請求項17に記載の免疫グロブリン軽鎖および/または請求項18に記載の免疫グロブリン重鎖を含み、ヒトC5aRに結合する、実質的に精製された、かつ/または組換えの抗体。
【請求項20】
請求項1から16または19のいずれか一項に記載の抗体および前記抗体に直接的または間接的に結合している治療薬を含むコンジュゲート。
【請求項21】
治療薬が、細胞毒、放射性同位体、免疫調節薬、抗血管新生薬、毒素、抗増殖薬、アポトーシス促進剤、化学療法剤および治療用核酸からなる群から選択される、請求項20に記載のコンジュゲート。
【請求項22】
毒素が緑膿菌外毒素またはその誘導体である、請求項21に記載のコンジュゲート。
【請求項23】
治療薬が、リンカーを介して抗体に間接的に結合している、請求項20から22のいずれか一項に記載のコンジュゲート。
【請求項24】
リンカーが、4−(4’アセチルフェノキシ)ブタン酸(AcBut)、3−アセチルフェニル酸性酸(AcPac)、4−メルカプト−4−メチル−ペンタン酸(アミド)およびその誘導体からなる群から選択される、請求項23に記載のコンジュゲート。
【請求項25】
請求項1から16または19のいずれか一項に記載の抗体および前記抗体に直接的または間接的に結合している検出可能な標識を含むコンジュゲート。
【請求項26】
前記標識が、放射標識、蛍光標識、酵素標識および造影剤からなる群から選択される、請求項25に記載のコンジュゲート。
【請求項27】
請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体もしくはその鎖、請求項17に記載の免疫グロブリン軽鎖、請求項18に記載の免疫グロブリン重鎖、ならびに/または請求項20から23、25もしくは26のいずれか一項に記載のコンジュゲートをコードする単離および/もしくは外因性ポリヌクレオチド。
【請求項28】
請求項27に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
【請求項29】
請求項27に記載のポリヌクレオチドおよび/または請求項28に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項30】
請求項29に記載の細胞を含む非ヒトトランスジェニック生物。
【請求項31】
請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体、請求項17に記載の免疫グロブリン軽鎖、請求項18に記載の免疫グロブリン重鎖、請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲート、請求項27に記載のポリヌクレオチド、請求項28に記載のベクターおよび/または請求項29に記載の宿主細胞ならびに担体を含む組成物。
【請求項32】
抗体を産生するプロセスであって、ポリヌクレオチドが発現され、抗体が産生されるように、請求項29に記載の宿主細胞を培養することを含み、宿主細胞が、請求項27に記載の少なくとも1つのポリヌクレオチドを含むプロセス。
【請求項33】
免疫グロブリン軽鎖および免疫グロブリン重鎖が、一続きのポリヌクレオチドにある2つの別個のオープンリーディングフレームによってコードされる、請求項32に記載のプロセス。
【請求項34】
宿主細胞培養物から抗体を回収することをさらに含む、請求項32または請求項33に記載のプロセス。
【請求項35】
ヒトC5aRとそのリガンドとの相互作用を阻害するための方法であって、細胞を、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体または請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲートに曝露することを含む方法。
【請求項36】
細胞におけるヒトC5aR活性を阻害するための方法であって、細胞を、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体または請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲートに曝露することを含む方法。
【請求項37】
対象において障害を治療または予防する方法であって、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体、請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲート、請求項27に記載のポリヌクレオチド、請求項28に記載のベクター、請求項29に記載の宿主細胞および/または請求項31に記載の組成物を対象に投与することを含む方法。
【請求項38】
障害が免疫病理学的障害である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
免疫病理学的障害が自己免疫疾患である、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
障害が炎症性疾患である、請求項37に記載の方法。
【請求項41】
炎症性疾患が急性炎症または慢性炎症である、請求項39に記載の方法。
【請求項42】
免疫病理学的障害または炎症性疾患に白血球遊走および/または白血球活性化が関与する、請求項39から41のいずれか一項に記載の方法。
【請求項43】
免疫病理学的障害または炎症性疾患に補体活性化が関与する、請求項39から41のいずれか一項に記載の方法。
【請求項44】
対象において治療薬を炎症部位に送達するための方法であって、請求項20から24のいずれか一項に記載のコンジュゲートまたはそれをコードするポリヌクレオチドを対象に投与することを含む方法。
【請求項45】
遺伝物質を、C5aRを提示する細胞に導入するための方法であって、前記細胞を、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体または請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲートと接触させることを含み、抗体またはコンジュゲートが遺伝物質に結合している、またはそれと会合している方法。
【請求項46】
試料中のヒトC5aRの存在または非存在を検出する方法であって、試料を、請求項1から16または19のいずれか一項に記載の抗体および/または請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲートと接触させること、ならびに試料をヒトC5aRと抗体またはコンジュゲートとの結合について分析することを含む方法。
【請求項47】
対象において障害を診断するための方法であって、対象またはそれから得られた試料を、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体または請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲートと接触させること、および対象または試料をヒトC5aRと抗体またはコンジュゲートとの結合について分析することを含む方法。
【請求項48】
対象から得られた組織標本または組織もしくは体液の亜分画を使用してin vitroで実施される、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
障害が免疫病理学的障害である、請求項47または請求項48に記載の方法。
【請求項50】
対象において障害を治療または予防するための医薬品としての、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体、請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲート、請求項27に記載のポリヌクレオチド、請求項28に記載のベクター、請求項29に記載の宿主細胞および/または請求項31に記載の組成物の使用。
【請求項51】
対象において治療薬を炎症部位に送達するための医薬品を製造するための、請求項20から24のいずれか一項に記載のコンジュゲートまたはそれをコードするポリヌクレオチドの使用。
【請求項52】
対象において障害を治療または予防するための医薬品としての、請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体、請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲート、請求項27に記載のポリヌクレオチド、請求項28に記載のベクター、請求項29に記載の宿主細胞および/または請求項31に記載の組成物の使用。
【請求項53】
対象において治療薬を炎症部位に送達するための医薬品としての、請求項20から24のいずれか一項に記載のコンジュゲートまたはそれをコードするポリヌクレオチドの使用。
【請求項54】
請求項1から16もしくは19のいずれか一項に記載の抗体、請求項20から26のいずれか一項に記載のコンジュゲート、請求項27に記載のポリヌクレオチド、請求項28に記載のベクター、請求項29に記載の宿主細胞および/または請求項31に記載の組成物を含むキット。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図12C】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【公表番号】特表2011−515073(P2011−515073A)
【公表日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−547002(P2010−547002)
【出願日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際出願番号】PCT/AU2009/000184
【国際公開番号】WO2009/103113
【国際公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【出願人】(509050328)ジーツー インフラメイション プロプライエタリー リミテッド (3)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年2月19日(2009.2.19)
【国際出願番号】PCT/AU2009/000184
【国際公開番号】WO2009/103113
【国際公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【出願人】(509050328)ジーツー インフラメイション プロプライエタリー リミテッド (3)
【Fターム(参考)】
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