ヒンジ回転ストッパ機構
【課題】開閉動作と回転動作が可能な2軸ヒンジにおいて、デザイン上および設計上の自由度を確保しながら、開閉途中の回転動作を可能としつつ、回転軸を反転しかつ開閉軸を閉状態としたときのがたつきを防止する。
【解決手段】第1の軸と第2の軸とを有し、前記第2の軸に沿って正方向に180°負方向に90°回転可能である2軸ヒンジであって、前記第1の軸角度が0°であり、かつ前記第2の軸が正方向に180°回転したとき、前記第2の軸と同期して回転するストッパ部材の第2の軸が負方向に90°以上回転することを抑制する面と、前記ヒンジが取り付けられる部品に設けられた係止部とが当接する。
【解決手段】第1の軸と第2の軸とを有し、前記第2の軸に沿って正方向に180°負方向に90°回転可能である2軸ヒンジであって、前記第1の軸角度が0°であり、かつ前記第2の軸が正方向に180°回転したとき、前記第2の軸と同期して回転するストッパ部材の第2の軸が負方向に90°以上回転することを抑制する面と、前記ヒンジが取り付けられる部品に設けられた係止部とが当接する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に携帯機器や撮像装置の、本体と表示部などを結合し開閉動作と回転動作を実現する2軸ヒンジに関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示装置を備えた携帯機器や撮像装置において、ユーザの視認性を高めるために、装置本体に対して表示部が開閉動作と回転動作が可能なものがある。例えば非使用時では、表示部を装置本体に対して閉状態として表示部を保護し、使用時では、表示部を開状態にしたうえで装置とユーザの位置関係に合わせて表示部を回転させたりする。
【0003】
このような動作の中で、表示部を反転しかつ装置本体に対して閉状態とする時がある。例えば記録情報を再生する場合や、記録時に装置に対してユーザが横に位置する場合である。
【0004】
このとき、ユーザが表示部を押したときのがたつきを防止するために、従来の携帯機器や撮像装置には、装置本体に表示部への突き当てリブを施したものがある。
【0005】
以下、図23、図24、図25により従来の携帯機器や撮像装置のがたつき防止の仕組みについて説明する。
【0006】
図23は、撮像装置の外観を示す図である。38は撮像装置本体である。装置の前面には図示しない光学系およびマイク39が配置され、ユーザが電源スイッチ40および撮影開始スイッチ41を操作すると、映像情報および音声情報が本体に入力される。映像情報および音声情報は本体内部でデジタル信号に変換され、図示しない記録部に記録される。
【0007】
撮像装置本体には、2軸ヒンジ42を介して表示部43が取り付けられている。ユーザは必要に応じて表示部を開閉したり、回転軸9に沿って回転したりして、様々な角度で表示部を見ることができる。
【0008】
図24は、その中で表示部を反転しかつ装置本体に対して閉状態としたときを表す図である。このとき表示部は動作上、回転軸に対して負方向44に回転可能である。撮像装置はデザイン上、外形が曲面形状であることがある。外形の一部である表示部43_1も、同じように曲面形状となり、稜線で本体と当接する。従って、ユーザが押した際にがたつきが生じる。この問題に対して、図25に示すように、表示部43収納部に設置されたリブ45を表示部外観面43_1に突き当てることで、がたつきを抑制している。
【0009】
しかしこの構成においては、表示部43収納時にリブ45と対になる凹部46が必要となり、デザイン上あるいは設計上の制約となっていた。
【0010】
この問題に対して、特許文献1のような技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特許第04079833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら特許文献1に示す従来例では、表示部の全開時のみ回転軸の回転が可能であり、他の角度においては動作が規制されてしまうという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明のヒンジ機構は、開閉軸と回転軸とを有する2軸ヒンジであって、前記開閉軸角度が0°であり、かつ前記回転軸が正方向に180°回転したとき、前記回転軸に設置された係止部と、前記ヒンジが取り付けられる部品に設けられた係止部とが当接することを特徴としている。
【0014】
また、本発明の他の特徴とするところは、前記回転軸に沿って正方向に180°、負方向に90°回転可能であって、前記回転軸に設置された係止部が、前記回転軸が負方向に90°以上回転することを抑制する面であることである。
【0015】
また、本発明の携帯機器は、第1のユニットと第2のユニットからなり、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが、前記2軸ヒンジによって結合されることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の携帯機器のその他の特徴とするところは、第2のユニットが表示部であることである。
【0017】
また、本発明の映像音声記録装置は、第1のユニットと第2のユニットからなり、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが、前記2軸ヒンジによって結合されることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の映像音声記録装置のその他の特徴とするところは、第2のユニットが表示部であることである。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように、本発明によれば、開閉動作と回転動作が可能な2軸ヒンジにおいて、デザイン上および設計上の自由度を確保しながら、開閉途中の回転動作を可能としつつ、回転軸を反転しかつ開閉軸を閉状態としたときのがたつきを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明による映像音声記録装置の外観を表す前方斜視図である。
【図2】本発明による映像音声記録装置の外観を表す後方斜視図である。
【図3】本発明による映像音声記録装置の、表示部を開いた状態を表す図である。
【図4】本発明による映像音声記録装置の、表示部を開き180°回転した状態を表す図である。
【図5】本発明による映像音声記録装置の、表示部を開き-90°回転した状態を表す図である。
【図6】本発明による映像音声記録装置の、表示部を開き180°回転した後、表示部を閉じた状態を表す図である。
【図7】本発明による映像音声記録装置の、第1の実施形態に基づく2軸ヒンジが収納されている状態を表す図である。
【図8】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジの全体像を表す図である。
【図9】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジの別の方向から見た全体像を表す図である。
【図10】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジの、開閉軸を90°回転させた状態を表す図である。
【図11】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジの、開閉軸を90°回転させた状態の別の方向から見た図である。
【図12】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジに、ヒンジカバーを取り付けた状態を表す図である。
【図13】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジに、ヒンジカバーを取り付けた状態を別の方向から見た図である。
【図14】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジを開閉軸を90°回転させた状態を、回転軸方向に見た図である。
【図15】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジを開閉軸を90°回転させ、かつ回転軸を180°回転させた状態を、回転軸方向に見た図である。
【図16】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジを開閉軸を90°回転させ、かつ回転軸を180°回転させた後、さらに開閉軸を-90°回転させて閉状態とした図である。
【図17】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジを開閉軸を90°回転させ、かつ回転軸を180°回転させた後、さらに開閉軸を-90°回転させて閉じた状態を、回転軸方向に見た図である。
【図18】第2の実施形態に基づく2軸ヒンジの全体像を表す図である。
【図19】第2の実施形態に基づく2軸ヒンジの別の方向から見た全体像を表す図である。
【図20】第2の実施形態に基づく2軸ヒンジの、開閉軸を90°回転させた状態を表す図である。
【図21】第2の実施形態に基づく2軸ヒンジ開閉軸を90°回転させ、かつ回転軸を180°回転させた後、さらに開閉軸を-90°回転させて閉状態とした図である。
【図22】第2の実施形態に基づく2軸ヒンジを開閉軸を90°回転させ、かつ回転軸を180°回転させた後、さらに開閉軸を-90°回転させて閉じた状態を、回転軸方向に見た図である。
【図23】従来例の、表示部を開いた状態を表す図である。
【図24】従来例の、表示部を開き180°回転した後、表示部を閉じた状態を表す図である。
【図25】従来例の、表示部を開き180°回転した後、表示部を閉じた状態を別の方向から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】
<第1の実施形態>
図1、図2は、本発明による映像音声記録装置の外観を表す図である。
【0023】
1は映像情報入力部、2は音声情報を入力するマイク・ユニットである。3は映像音声記録装置本体であり、ユーザが装置を使うとき、主にこの部分を把持する。4は電源投入スイッチ、5は撮影開始・終了スイッチである。6_1は映像音声記録装置の表示部外観であり、カバーに収納された2軸ヒンジ7によって本体と結合されている。2軸ヒンジ7は開閉と回転が可能であり、ユーザは必要に応じて図3のように、開閉軸8を中心に表示部6を開閉して、様々な角度で表示部6を見ることができる。図4に示すように、2軸ヒンジ7の回転軸9に沿って正方向に180°回転が可能である。また図5に示すように、2軸ヒンジ7の回転軸9に沿って-90°の回転することも可能である。
【0024】
図4の状態から開閉軸8に沿って表示部6を回転させ、表示部6を収納状態にすることで、図6のように表示部6を露出させることができる。これは、表示部6に配置される操作部(例えばタッチパネルや各種ボタン)を操作しながら、映像音声記録装置によって記録した映像音声情報を再生するときなどに有効である。図7は、映像音声記録装置に本発明による2軸ヒンジ7が内蔵されている状態を表す図である。映像音声記録装置の本体3と表示部6とを、2軸ヒンジ7が結合している。
【0025】
図8、図9は、2軸ヒンジ7のカバーを外したヒンジ7本体を表した図である。
【0026】
2軸ヒンジ7は、ベース部材10によって装置本体に固定される。11は後述するように、本発明のがたつきを防止するための係止部本体で、ベース部材10と位置を保つように装置本体に固定される。係止部本体11から2軸ヒンジ7の中心に向かって突起形状12が伸びている。突起形状12は、先端に平面13を持つ。軸材14と軸ユニット15は、ヒンジ開閉軸であり、そのうち軸ユニット15は開閉時の摩擦とクリック感を生成するためのカムを備える。回転保持部材16は、開閉軸8と回転軸9を中継し、表示部6の開閉と同期して回転する。18は開閉ストッパであり、図10と図11に示すように、回転保持部材16と同期して回転し、回転保持部材16が90°回転すると、ベース部材10に設けられた開閉ストッパ19に当接する。
【0027】
回動部材20は、回転保持部材16に対して回転する。回動部材20には、回動部材20と同期して回転する回転ストッパ21が加締められている。回動部材20と回転ストッパ21との間には、中央に回動部材が貫通する図示しない穴を持つ円弧形状板バネ17が、一定量付勢された状態で挟まれており、回動部材20を保持している。
【0028】
回転ストッパ21は、回動部材20が-90°あるいは180°回転したときに、回転保持部材16に設けられた突起部22に当接して、それ以上の回転をしないようにする。表示部6は、回動部材20に加締められた表示部固定部材23によって、ヒンジ7に固定される。
【0029】
図12は、2軸ヒンジ7にカバー24を取り付けた状態を表す図である。カバー24には溝25が設けられており、溝25を通して、突起形状12がカバー外部から内部へ伸びている。
【0030】
図13は、図10に示す軸材14および軸ユニット15を90°回転させたときの2軸ヒンジ本体7にカバー24を取り付けた状態を表す図である。カバー24は2軸ヒンジ7と一緒に回転し、カバーに設けられた溝25は、突起形状12に対して相対的に動く。
【0031】
図14は、軸材14,軸ユニット15を回転させたときの2軸ヒンジ7を、回転軸9方向に見た様子を表したものである。回動部材20に回転ストッパ21が加締められており、回動部材20と一緒に回転する。回転ストッパ21には平面21_1と平面21_2が設けられており、回動部材20が180°回転したときは平面21_1とストッパ22に設けられた平面22_1が当接し、回動部材20が−90°回転したときは平面21_2とストッパ22に設けられた平面22_2が当接し、それ以上回転しないようにする。
【0032】
図15は、回動部材20が180°回転したときの様子を表したものである。回転ストッパ21に設けられた平面21_1と突起部22に設けられた平面22_1が当接している。
【0033】
図16は、図15の状態から開閉軸8を0°として閉状態にしたものである。このとき映像音声記録装置の外観は図6のようになる。回転軸が-90°であるときにストッパ22に設けられた平面22_2と当接する回転ストッパの平面21_2が、突起形状12に設けられた平面13と当接し、回転軸が逆方向に回るのを防いでいる。この結果、本発明による映像音声記録装置は、表示部6を反転しかつ装置本体に対して閉状態としたときのがたつきを防止することができる。
【0034】
<第2の実施形態>
図18、図19は、本発明による2軸ヒンジの、第2の実施形態を示す図である。図18に示す2軸ヒンジは、第1の実施形態と同様、図1から図7に示すように映像音声記録装置に収納される。第2の実施形態における2軸ヒンジは、ベース部材26によって映像音声記録装置本体に固定される。27は後述するように、本発明のガタツキを防止するための係止部本体で、係止部28が設けられ、ベース部材26と位置を保つように装置本体に固定される。軸材29と軸ユニット30は、ヒンジ開閉軸であり、そのうち軸ユニット30は開閉時の摩擦とクリック感を生成するためのカムを備える。回転保持部材31は開閉軸8と回転軸9を中継し、表示部6と同期して回転する。33は開閉ストッパであり、図20に示すように、第1の実施形態で示す図10と図11と同様に板材31と同期して回転し、回転保持部材31が90°回転すると、ベース部材26に設けられた平面26_1に当接し、それ以上の回転をしないようにする。
【0035】
回動部材34は、回転保持部材31に対して回転する。回動部材34には、回動部材34と同期して回転する回転ストッパ35が加締められている。回動部材34と回転ストッパ35との間には、中央に回動部材34が貫通する図示しない穴を持つ円弧形状板バネ32が、一定量付勢された状態で挟まれており、回動部材34を保持している。
【0036】
回転ストッパ35は、回動部材34が-90°あるいは180°回転したときに、回転保持部材31に設けられた突起部36に当接して、それ以上の回転をしないようにする。表示部6は、回動部材34に加締められた表示部固定部材37によって、ヒンジ7に固定される。
【0037】
図21、図22は、回転軸9を180°回転させ、さらに開閉軸8を0°として閉状態にしたものである。このとき、映像音声記録装置の外観は図6と同様である。板材35に設けられた平面35_1が突起部36に設けられた平面36_1に当接し、回動部材34が180°以上回転するのを防ぐと同時に、回転ストッパ35の平面35_2が係止部本体27に設けられた係止部28と当接し、回動部材34が逆方向に回るのを防いでいる。この結果、本発明による映像音声記録装置は、表示部6を反転しかつ装置本体に対して閉状態としたときのがたつきを防止することができる。
【0038】
第2の実施形態では、回動部材34が逆方向に回るのを防ぐ回転ストッパ上の平面35_2を、表示部が-90°以上回転するのを防ぐための平面と独立させたことで、装置本体近くに設けることができる。従って第1の実施形態と比べ、係止部27の高さを低くでき、外観上、目立ち難くすることができる。
【0039】
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1‥‥映像情報入力部
2‥‥マイク・ユニット
3‥‥映像音声記録装置本体
4‥‥電源投入スイッチ
5‥‥撮影開始・終了スイッチ
6‥‥表示部
6_1‥‥表示部外観
7‥‥2軸ヒンジ
8‥‥表示部開閉軸
9‥‥表示部回転軸
10‥‥ヒンジ・ベース部材
11‥‥係止部本体
12‥‥突起形状
13‥‥ガタツキ防止のための平面
14‥‥軸部材
15‥‥軸ユニット
16‥‥開閉軸と回転軸を中継する回転保持部材
17‥‥円弧形状バネ
18‥‥開閉ストッパ
19‥‥ベース部材側開閉ストッパ
20‥‥回動部材
21‥‥回転軸側の回転ストッパ
21_1‥‥回転軸側の回転ストッパに設けられた平面
21_2‥‥回転軸側の回転ストッパに設けられた平面
22‥‥開閉軸と回転軸を中継する部材に設けられた突起部
22_1‥‥開閉軸と回転軸を中継する部材に設けられた突起部に設けられた平面
22_2‥‥開閉軸と回転軸を中継する部材に設けられた突起部に設けられた平面
23‥‥表示部固定部材
24‥‥ヒンジ・カバー
25‥‥溝
26‥‥ベース部材
26_1‥‥ベース部材側開閉ストッパ
27‥‥係止部本体
28‥‥係止部
29‥‥軸部材
30‥‥軸ユニット
31‥‥開閉軸と回転軸を中継する回転保持部材
32‥‥円弧形状バネ
33‥‥開閉ストッパ
34‥‥回動部材
35‥‥回転軸側の回転ストッパ
35_1‥‥回転軸側の回転ストッパに設けられた平面
35_2‥‥回転軸側の回転ストッパに設けられた平面
36‥‥開閉軸と回転軸を中継する部材に設けられた突起部
36_1‥‥開閉軸と回転軸を中継する部材に設けられた突起部に設けられた平面
37‥‥表示部固定部材
38‥‥映像音声記録装置本体
39‥‥光学系およびマイク
40‥‥電源投入スイッチ
41‥‥撮影開始・終了スイッチ
42‥‥2軸ヒンジ
43‥‥表示部
43_1‥‥表示部外観面
44‥‥2軸ヒンジ回転軸の負方向の回転
45‥‥ガタツキ防止のためのリブ
46‥‥ガタツキ防止のためのリブを収納するための凹部
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に携帯機器や撮像装置の、本体と表示部などを結合し開閉動作と回転動作を実現する2軸ヒンジに関するものである。
【背景技術】
【0002】
表示装置を備えた携帯機器や撮像装置において、ユーザの視認性を高めるために、装置本体に対して表示部が開閉動作と回転動作が可能なものがある。例えば非使用時では、表示部を装置本体に対して閉状態として表示部を保護し、使用時では、表示部を開状態にしたうえで装置とユーザの位置関係に合わせて表示部を回転させたりする。
【0003】
このような動作の中で、表示部を反転しかつ装置本体に対して閉状態とする時がある。例えば記録情報を再生する場合や、記録時に装置に対してユーザが横に位置する場合である。
【0004】
このとき、ユーザが表示部を押したときのがたつきを防止するために、従来の携帯機器や撮像装置には、装置本体に表示部への突き当てリブを施したものがある。
【0005】
以下、図23、図24、図25により従来の携帯機器や撮像装置のがたつき防止の仕組みについて説明する。
【0006】
図23は、撮像装置の外観を示す図である。38は撮像装置本体である。装置の前面には図示しない光学系およびマイク39が配置され、ユーザが電源スイッチ40および撮影開始スイッチ41を操作すると、映像情報および音声情報が本体に入力される。映像情報および音声情報は本体内部でデジタル信号に変換され、図示しない記録部に記録される。
【0007】
撮像装置本体には、2軸ヒンジ42を介して表示部43が取り付けられている。ユーザは必要に応じて表示部を開閉したり、回転軸9に沿って回転したりして、様々な角度で表示部を見ることができる。
【0008】
図24は、その中で表示部を反転しかつ装置本体に対して閉状態としたときを表す図である。このとき表示部は動作上、回転軸に対して負方向44に回転可能である。撮像装置はデザイン上、外形が曲面形状であることがある。外形の一部である表示部43_1も、同じように曲面形状となり、稜線で本体と当接する。従って、ユーザが押した際にがたつきが生じる。この問題に対して、図25に示すように、表示部43収納部に設置されたリブ45を表示部外観面43_1に突き当てることで、がたつきを抑制している。
【0009】
しかしこの構成においては、表示部43収納時にリブ45と対になる凹部46が必要となり、デザイン上あるいは設計上の制約となっていた。
【0010】
この問題に対して、特許文献1のような技術が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】特許第04079833号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
しかしながら特許文献1に示す従来例では、表示部の全開時のみ回転軸の回転が可能であり、他の角度においては動作が規制されてしまうという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明のヒンジ機構は、開閉軸と回転軸とを有する2軸ヒンジであって、前記開閉軸角度が0°であり、かつ前記回転軸が正方向に180°回転したとき、前記回転軸に設置された係止部と、前記ヒンジが取り付けられる部品に設けられた係止部とが当接することを特徴としている。
【0014】
また、本発明の他の特徴とするところは、前記回転軸に沿って正方向に180°、負方向に90°回転可能であって、前記回転軸に設置された係止部が、前記回転軸が負方向に90°以上回転することを抑制する面であることである。
【0015】
また、本発明の携帯機器は、第1のユニットと第2のユニットからなり、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが、前記2軸ヒンジによって結合されることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の携帯機器のその他の特徴とするところは、第2のユニットが表示部であることである。
【0017】
また、本発明の映像音声記録装置は、第1のユニットと第2のユニットからなり、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが、前記2軸ヒンジによって結合されることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の映像音声記録装置のその他の特徴とするところは、第2のユニットが表示部であることである。
【発明の効果】
【0019】
以上説明したように、本発明によれば、開閉動作と回転動作が可能な2軸ヒンジにおいて、デザイン上および設計上の自由度を確保しながら、開閉途中の回転動作を可能としつつ、回転軸を反転しかつ開閉軸を閉状態としたときのがたつきを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明による映像音声記録装置の外観を表す前方斜視図である。
【図2】本発明による映像音声記録装置の外観を表す後方斜視図である。
【図3】本発明による映像音声記録装置の、表示部を開いた状態を表す図である。
【図4】本発明による映像音声記録装置の、表示部を開き180°回転した状態を表す図である。
【図5】本発明による映像音声記録装置の、表示部を開き-90°回転した状態を表す図である。
【図6】本発明による映像音声記録装置の、表示部を開き180°回転した後、表示部を閉じた状態を表す図である。
【図7】本発明による映像音声記録装置の、第1の実施形態に基づく2軸ヒンジが収納されている状態を表す図である。
【図8】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジの全体像を表す図である。
【図9】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジの別の方向から見た全体像を表す図である。
【図10】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジの、開閉軸を90°回転させた状態を表す図である。
【図11】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジの、開閉軸を90°回転させた状態の別の方向から見た図である。
【図12】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジに、ヒンジカバーを取り付けた状態を表す図である。
【図13】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジに、ヒンジカバーを取り付けた状態を別の方向から見た図である。
【図14】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジを開閉軸を90°回転させた状態を、回転軸方向に見た図である。
【図15】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジを開閉軸を90°回転させ、かつ回転軸を180°回転させた状態を、回転軸方向に見た図である。
【図16】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジを開閉軸を90°回転させ、かつ回転軸を180°回転させた後、さらに開閉軸を-90°回転させて閉状態とした図である。
【図17】第1の実施形態に基づく2軸ヒンジを開閉軸を90°回転させ、かつ回転軸を180°回転させた後、さらに開閉軸を-90°回転させて閉じた状態を、回転軸方向に見た図である。
【図18】第2の実施形態に基づく2軸ヒンジの全体像を表す図である。
【図19】第2の実施形態に基づく2軸ヒンジの別の方向から見た全体像を表す図である。
【図20】第2の実施形態に基づく2軸ヒンジの、開閉軸を90°回転させた状態を表す図である。
【図21】第2の実施形態に基づく2軸ヒンジ開閉軸を90°回転させ、かつ回転軸を180°回転させた後、さらに開閉軸を-90°回転させて閉状態とした図である。
【図22】第2の実施形態に基づく2軸ヒンジを開閉軸を90°回転させ、かつ回転軸を180°回転させた後、さらに開閉軸を-90°回転させて閉じた状態を、回転軸方向に見た図である。
【図23】従来例の、表示部を開いた状態を表す図である。
【図24】従来例の、表示部を開き180°回転した後、表示部を閉じた状態を表す図である。
【図25】従来例の、表示部を開き180°回転した後、表示部を閉じた状態を別の方向から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【0022】
<第1の実施形態>
図1、図2は、本発明による映像音声記録装置の外観を表す図である。
【0023】
1は映像情報入力部、2は音声情報を入力するマイク・ユニットである。3は映像音声記録装置本体であり、ユーザが装置を使うとき、主にこの部分を把持する。4は電源投入スイッチ、5は撮影開始・終了スイッチである。6_1は映像音声記録装置の表示部外観であり、カバーに収納された2軸ヒンジ7によって本体と結合されている。2軸ヒンジ7は開閉と回転が可能であり、ユーザは必要に応じて図3のように、開閉軸8を中心に表示部6を開閉して、様々な角度で表示部6を見ることができる。図4に示すように、2軸ヒンジ7の回転軸9に沿って正方向に180°回転が可能である。また図5に示すように、2軸ヒンジ7の回転軸9に沿って-90°の回転することも可能である。
【0024】
図4の状態から開閉軸8に沿って表示部6を回転させ、表示部6を収納状態にすることで、図6のように表示部6を露出させることができる。これは、表示部6に配置される操作部(例えばタッチパネルや各種ボタン)を操作しながら、映像音声記録装置によって記録した映像音声情報を再生するときなどに有効である。図7は、映像音声記録装置に本発明による2軸ヒンジ7が内蔵されている状態を表す図である。映像音声記録装置の本体3と表示部6とを、2軸ヒンジ7が結合している。
【0025】
図8、図9は、2軸ヒンジ7のカバーを外したヒンジ7本体を表した図である。
【0026】
2軸ヒンジ7は、ベース部材10によって装置本体に固定される。11は後述するように、本発明のがたつきを防止するための係止部本体で、ベース部材10と位置を保つように装置本体に固定される。係止部本体11から2軸ヒンジ7の中心に向かって突起形状12が伸びている。突起形状12は、先端に平面13を持つ。軸材14と軸ユニット15は、ヒンジ開閉軸であり、そのうち軸ユニット15は開閉時の摩擦とクリック感を生成するためのカムを備える。回転保持部材16は、開閉軸8と回転軸9を中継し、表示部6の開閉と同期して回転する。18は開閉ストッパであり、図10と図11に示すように、回転保持部材16と同期して回転し、回転保持部材16が90°回転すると、ベース部材10に設けられた開閉ストッパ19に当接する。
【0027】
回動部材20は、回転保持部材16に対して回転する。回動部材20には、回動部材20と同期して回転する回転ストッパ21が加締められている。回動部材20と回転ストッパ21との間には、中央に回動部材が貫通する図示しない穴を持つ円弧形状板バネ17が、一定量付勢された状態で挟まれており、回動部材20を保持している。
【0028】
回転ストッパ21は、回動部材20が-90°あるいは180°回転したときに、回転保持部材16に設けられた突起部22に当接して、それ以上の回転をしないようにする。表示部6は、回動部材20に加締められた表示部固定部材23によって、ヒンジ7に固定される。
【0029】
図12は、2軸ヒンジ7にカバー24を取り付けた状態を表す図である。カバー24には溝25が設けられており、溝25を通して、突起形状12がカバー外部から内部へ伸びている。
【0030】
図13は、図10に示す軸材14および軸ユニット15を90°回転させたときの2軸ヒンジ本体7にカバー24を取り付けた状態を表す図である。カバー24は2軸ヒンジ7と一緒に回転し、カバーに設けられた溝25は、突起形状12に対して相対的に動く。
【0031】
図14は、軸材14,軸ユニット15を回転させたときの2軸ヒンジ7を、回転軸9方向に見た様子を表したものである。回動部材20に回転ストッパ21が加締められており、回動部材20と一緒に回転する。回転ストッパ21には平面21_1と平面21_2が設けられており、回動部材20が180°回転したときは平面21_1とストッパ22に設けられた平面22_1が当接し、回動部材20が−90°回転したときは平面21_2とストッパ22に設けられた平面22_2が当接し、それ以上回転しないようにする。
【0032】
図15は、回動部材20が180°回転したときの様子を表したものである。回転ストッパ21に設けられた平面21_1と突起部22に設けられた平面22_1が当接している。
【0033】
図16は、図15の状態から開閉軸8を0°として閉状態にしたものである。このとき映像音声記録装置の外観は図6のようになる。回転軸が-90°であるときにストッパ22に設けられた平面22_2と当接する回転ストッパの平面21_2が、突起形状12に設けられた平面13と当接し、回転軸が逆方向に回るのを防いでいる。この結果、本発明による映像音声記録装置は、表示部6を反転しかつ装置本体に対して閉状態としたときのがたつきを防止することができる。
【0034】
<第2の実施形態>
図18、図19は、本発明による2軸ヒンジの、第2の実施形態を示す図である。図18に示す2軸ヒンジは、第1の実施形態と同様、図1から図7に示すように映像音声記録装置に収納される。第2の実施形態における2軸ヒンジは、ベース部材26によって映像音声記録装置本体に固定される。27は後述するように、本発明のガタツキを防止するための係止部本体で、係止部28が設けられ、ベース部材26と位置を保つように装置本体に固定される。軸材29と軸ユニット30は、ヒンジ開閉軸であり、そのうち軸ユニット30は開閉時の摩擦とクリック感を生成するためのカムを備える。回転保持部材31は開閉軸8と回転軸9を中継し、表示部6と同期して回転する。33は開閉ストッパであり、図20に示すように、第1の実施形態で示す図10と図11と同様に板材31と同期して回転し、回転保持部材31が90°回転すると、ベース部材26に設けられた平面26_1に当接し、それ以上の回転をしないようにする。
【0035】
回動部材34は、回転保持部材31に対して回転する。回動部材34には、回動部材34と同期して回転する回転ストッパ35が加締められている。回動部材34と回転ストッパ35との間には、中央に回動部材34が貫通する図示しない穴を持つ円弧形状板バネ32が、一定量付勢された状態で挟まれており、回動部材34を保持している。
【0036】
回転ストッパ35は、回動部材34が-90°あるいは180°回転したときに、回転保持部材31に設けられた突起部36に当接して、それ以上の回転をしないようにする。表示部6は、回動部材34に加締められた表示部固定部材37によって、ヒンジ7に固定される。
【0037】
図21、図22は、回転軸9を180°回転させ、さらに開閉軸8を0°として閉状態にしたものである。このとき、映像音声記録装置の外観は図6と同様である。板材35に設けられた平面35_1が突起部36に設けられた平面36_1に当接し、回動部材34が180°以上回転するのを防ぐと同時に、回転ストッパ35の平面35_2が係止部本体27に設けられた係止部28と当接し、回動部材34が逆方向に回るのを防いでいる。この結果、本発明による映像音声記録装置は、表示部6を反転しかつ装置本体に対して閉状態としたときのがたつきを防止することができる。
【0038】
第2の実施形態では、回動部材34が逆方向に回るのを防ぐ回転ストッパ上の平面35_2を、表示部が-90°以上回転するのを防ぐための平面と独立させたことで、装置本体近くに設けることができる。従って第1の実施形態と比べ、係止部27の高さを低くでき、外観上、目立ち難くすることができる。
【0039】
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1‥‥映像情報入力部
2‥‥マイク・ユニット
3‥‥映像音声記録装置本体
4‥‥電源投入スイッチ
5‥‥撮影開始・終了スイッチ
6‥‥表示部
6_1‥‥表示部外観
7‥‥2軸ヒンジ
8‥‥表示部開閉軸
9‥‥表示部回転軸
10‥‥ヒンジ・ベース部材
11‥‥係止部本体
12‥‥突起形状
13‥‥ガタツキ防止のための平面
14‥‥軸部材
15‥‥軸ユニット
16‥‥開閉軸と回転軸を中継する回転保持部材
17‥‥円弧形状バネ
18‥‥開閉ストッパ
19‥‥ベース部材側開閉ストッパ
20‥‥回動部材
21‥‥回転軸側の回転ストッパ
21_1‥‥回転軸側の回転ストッパに設けられた平面
21_2‥‥回転軸側の回転ストッパに設けられた平面
22‥‥開閉軸と回転軸を中継する部材に設けられた突起部
22_1‥‥開閉軸と回転軸を中継する部材に設けられた突起部に設けられた平面
22_2‥‥開閉軸と回転軸を中継する部材に設けられた突起部に設けられた平面
23‥‥表示部固定部材
24‥‥ヒンジ・カバー
25‥‥溝
26‥‥ベース部材
26_1‥‥ベース部材側開閉ストッパ
27‥‥係止部本体
28‥‥係止部
29‥‥軸部材
30‥‥軸ユニット
31‥‥開閉軸と回転軸を中継する回転保持部材
32‥‥円弧形状バネ
33‥‥開閉ストッパ
34‥‥回動部材
35‥‥回転軸側の回転ストッパ
35_1‥‥回転軸側の回転ストッパに設けられた平面
35_2‥‥回転軸側の回転ストッパに設けられた平面
36‥‥開閉軸と回転軸を中継する部材に設けられた突起部
36_1‥‥開閉軸と回転軸を中継する部材に設けられた突起部に設けられた平面
37‥‥表示部固定部材
38‥‥映像音声記録装置本体
39‥‥光学系およびマイク
40‥‥電源投入スイッチ
41‥‥撮影開始・終了スイッチ
42‥‥2軸ヒンジ
43‥‥表示部
43_1‥‥表示部外観面
44‥‥2軸ヒンジ回転軸の負方向の回転
45‥‥ガタツキ防止のためのリブ
46‥‥ガタツキ防止のためのリブを収納するための凹部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉軸と回転軸とを有する2軸ヒンジであって、前記開閉軸角度が0°であり、かつ前記回転軸が正方向に180°回転したとき、前記回転軸に設置された係止部と、前記ヒンジが取り付けられる部品に設けられた係止部とが当接することを特徴とする、ヒンジ機構。
【請求項2】
前記回転軸に沿って正方向に180°、負方向に90°回転可能であって、前記回転軸に設置された係止部が、前記回転軸が負方向に90°以上回転することを抑制する面であることを特徴とする請求項1に記載の、2軸ヒンジ機構。
【請求項3】
第1のユニットと第2のユニットから成る携帯機器であって、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが、請求項2に記載の2軸ヒンジによって結合されることを特徴とする、携帯機器。
【請求項4】
第2のユニットが表示部である、請求項3に記載の携帯機器。
【請求項5】
第1のユニットと第2のユニットからなる映像音声記録装置であって、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが、請求項2に記載の2軸ヒンジによって結合されることを特徴とする、映像音声記録装置。
【請求項6】
第2のユニットが表示部である、請求項5に記載の映像音声記録装置。
【請求項1】
開閉軸と回転軸とを有する2軸ヒンジであって、前記開閉軸角度が0°であり、かつ前記回転軸が正方向に180°回転したとき、前記回転軸に設置された係止部と、前記ヒンジが取り付けられる部品に設けられた係止部とが当接することを特徴とする、ヒンジ機構。
【請求項2】
前記回転軸に沿って正方向に180°、負方向に90°回転可能であって、前記回転軸に設置された係止部が、前記回転軸が負方向に90°以上回転することを抑制する面であることを特徴とする請求項1に記載の、2軸ヒンジ機構。
【請求項3】
第1のユニットと第2のユニットから成る携帯機器であって、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが、請求項2に記載の2軸ヒンジによって結合されることを特徴とする、携帯機器。
【請求項4】
第2のユニットが表示部である、請求項3に記載の携帯機器。
【請求項5】
第1のユニットと第2のユニットからなる映像音声記録装置であって、前記第1のユニットと前記第2のユニットとが、請求項2に記載の2軸ヒンジによって結合されることを特徴とする、映像音声記録装置。
【請求項6】
第2のユニットが表示部である、請求項5に記載の映像音声記録装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【公開番号】特開2012−82946(P2012−82946A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−232107(P2010−232107)
【出願日】平成22年10月15日(2010.10.15)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年10月15日(2010.10.15)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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