説明

ピロロ[1,2−b]ピリダジン誘導体

代謝性及び細胞増殖性の疾患及び状態の、治療又は予防において有用である、化合物、医薬組成物及び方法を、本発明で提供する。特に本発明は、脂質代謝及び細胞増殖に関与する蛋白質の活性を調節する化合物を提供する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)
【化1】


(式中、X及びYは、単結合、(C−C)アルキレン、ヘテロ(C−C)アルキレン、−O−、−CO−、−S(O)−、−C(O)−、−NR−、−C(O)NR−、−N(R)C(O)NR−、−N(R)CO−、−SONR−及び−N(R)SONR−からなる群から独立して選択される二価の結合であり;
は、H、ハロゲン、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、フルオロ(C−C)アルキル、シクロ(C−C)アルキル、ヘテロ(C−C)アルキル、ヘテロシクロ(C−C)アルキル、アリール、アリール(C−C)アルキル、ヘテロアリール、OR、SR、C(O)R、CO、C(O)NR、SO、SONR、NO及びCNからなる群から選択され;
は、(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル、OR、ハロゲン、NO、NR、CN及びWからなる群から選択され(式中、W
【化2】


からなる群から選択される);
及びRは結合して、N、O及びSからなる群から選択されるヘテロ原子を0個又は1個有する5、6若しくは7員の縮合環を形成してもよく;
は、H、(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル、OR、ハロゲン、NO、NR、CN及びWからなる群から選択され(式中、Wは、
【化3】


からなる群から選択される);
及びRは結合して、N、O及びSからなる群から選択されるヘテロ原子を0個又は1個有する5、6若しくは7員の縮合環を形成してもよく;
は、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、フルオロ(C−C)アルキル、ヘテロ(C−C)アルキル、シクロ(C−C)アルキル、ヘテロシクロ(C−C)アルキル、アリール、アリール(C−C)アルキル、ヘテロアリール、OR、SR、NR、C(O)R、CO、C(O)NR、SO及びSONRからなる群から選択され;
は、H、(C−C)アルキル、フルオロ(C−C)アルキル、シクロ(C−C)アルキル、ヘテロ(C−C)アルキル、ヘテロシクロ(C−C)アルキル、アリール、アリール(C−C)アルキル、ヘテロアリール、ハロゲン、OR、NR、CN、C(O)R、CO、C(O)NR、OC(O)R、OCO、OC(O)NR、NRC(O)R、NRCO及びNRC(O)NRからなる群から選択され;
は、OR、NR及びS(O)からなる群から選択され;
及びRは、H、(C−C)アルキル、アリール及びアリール(C−C)アルキルからなる群から独立して選択され;
及びR10はそれぞれ、H、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、フルオロ(C−C)アルキル、アリール及びアリール(C−C)アルキルからなる群から独立して選択されるか;又はR及びR10は結合して、N、O及びSからなる群から独立して選択される0、1、2又は3個のヘテロ原子を有する5、6若しくは7員の縮合環を形成し;
11はそれぞれ、H、(C−C)アルキル、アリール及びアリール(C−C)アルキルからなる群から独立して選択され;
及びRはそれぞれ、H、(C−C)アルキル、シクロ(C−C)アルキル、アリール及びアリール(C−C)アルキルからなる群から独立して選択され;
はそれぞれ、(C−C)アルキル、シクロ(C−C)アルキル、アリール及びアリール(C−C)アルキルからなる群から独立して選択され;
及びRは、H、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、(C−C)アルキニル、フルオロ(C−C)アルキル、C(O)R、アリール及びアリール(C−C)アルキルからなる群から独立して選択され;
及びRは結合して、それらが結合する窒素原子、並びにN、O及びSからなる群から独立して選択される0、1若しくは2個の追加のヘテロ原子を有する4、5、6若しくは7員の環を形成してもよく;
は、H、(C−C)アルキル、アミノ、(C−C)アルキルアミノ、(C−C)ジアルキルアミノ、アリール(C−C)アルキル及び(C−C)アルコキシからなる群から選択され;かつ
下付き文字k及びmは独立して0、1又は2である。)の化合物、又は医薬的に許容されるその塩若しくはそのプロドラッグ。
【請求項2】
R4が置換又は非置換のフェニルである、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
式(II):
【化4】


(式中、
式中、R12はそれぞれ、(C−C)アルキル、フルオロ(C−C)アルキル、ハロゲン及びアリールからなる群から選択され;下付き文字nは0、1、2又は3である)を有する、請求項2記載の化合物。
【請求項4】
がNRである、請求項2記載の化合物。
【請求項5】
が、アゼチジニル、ピロリル、ピロリジニル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル及びインドリルからなる群から選択される、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
式(III):
【化5】


(式中、
13はそれぞれ、(C−C)アルキル、フルオロ(C−C)アルキル、ハロゲン及びアリールからなる群から選択され;下付き文字pは0、1、2又は3である。)を有する、請求項5記載の化合物。
【請求項7】
がNRである、請求項2記載の化合物。
【請求項8】
式(IV):
【化6】


(式中、R12及びR13はそれぞれ、(C−C)アルキル、フルオロ(C−C)アルキル、ハロゲン及びアリールからなる群から選択され;下付き文字n及びpは独立して0、1、2又は3である。)を有する、請求項7記載の化合物。
【請求項9】
がH又はハロゲンを示す、請求項8記載の化合物。
【請求項10】
X及びYが、単結合、(C−C)アルキレン、−C(O)−、−CO−、−N(R)C(O)−及び−N(R)CO−からなる群から独立して選択される、請求項8記載の化合物。
【請求項11】
X及びYが、単結合、(C−C)アルキレン及び−CO−からなる群から選択され;Rが(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル、OR及びWからなる群から独立して選択され;かつRが(C−C)アルキル、アリール(C−C)アルキル、OR及びWからなる群から選択される、請求項10記載の化合物。
【請求項12】
X及びYが−CO−であり、かつR及びRが独立して、(C−C)アルキル又はアリール(C−C)アルキルである、請求項11記載の化合物。
【請求項13】
Xが単結合であり、RがWである、請求項11記載の化合物。
【請求項14】
が、H、(C−C)アルキル、(C−C)アルケニル、フルオロ(C−C)アルキル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、フェニル、ピリジル及びベンジルからなる群から選択される、請求項9記載の化合物。
【請求項15】
及びRが結合して、N若しくはOを環員として有する5又は6員の縮合環を形成する、請求項9記載の化合物。
【請求項16】
医薬的に許容される担体又は賦形剤、及び請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物を含む、医薬組成物。
【請求項17】
肥満、糖尿病、拒食症、過食症、悪液質、X症候群、インシュリン抵抗、高血糖症、高尿酸血症、高インシュリン血症、高コレステロール血症、高脂血症、異常脂質血症、混合異常脂質血症、高トリグリセリド血症、非アルコール性肝脂肪性疾患、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、急性心不全、鬱血性心不全、冠動脈疾患、心筋症、心筋梗塞、狭心症、高血圧症、低血圧症、脳卒中、虚血、虚血再かん流障害、動脈瘤、再狭窄、血管狭窄症、固形腫瘍、皮膚癌、黒色腫、リンパ腫、乳癌、肺癌、結腸直腸癌、胃癌、食道癌、膵
臓癌、前立腺癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱癌、子宮頸癌、子宮癌、精巣癌及び卵巣癌からなる群から選択される疾患又は状態の治療方法であって、治療上有効量の請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物を、それを必要とする被験体に投与することを含む、方法。
【請求項18】
DGAT調節に反応性である疾患又は状態を治療する方法であって、治療上有効量の請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物を、それを必要とする被験体に投与することを含む、方法。
【請求項19】
上記疾患又は状態が、肥満、糖尿病、拒食症、過食症、悪液質、X症候群、インシュリン抵抗、高血糖症、高尿酸血症、高インシュリン血症、高コレステロール血症、高脂血症、異常脂質血症、混合異常脂質血症、高トリグリセリド血症、非アルコール性肝脂肪性疾患、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、急性心不全、鬱血性心不全、冠動脈疾患、心筋症、心筋梗塞、狭心症、高血圧症、低血圧症、脳卒中、虚血、虚血再かん流障害、動脈瘤、再狭窄、血管狭窄症、固形腫瘍、皮膚癌、黒色腫、リンパ腫、乳癌、肺癌、結腸直腸癌、胃癌、食道癌、膵臓癌、前立腺癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱癌、子宮頸癌、子宮癌、精巣癌及び卵巣癌からなる群から選択される、請求項18記載の方法。
【請求項20】
DGATが介在する疾患又は状態を治療する方法であって、治療上有効量の請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物を、それを必要とする被験体に投与することを含む、方法。
【請求項21】
上記疾患又は状態が、肥満、糖尿病、拒食症、過食症、悪液質、X症候群、インシュリン抵抗、高血糖症、高尿酸血症、高インシュリン血症、高コレステロール血症、高脂血症、異常脂質血症、混合異常脂質血症、高トリグリセリド血症、非アルコール性肝脂肪性疾患、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、急性心不全、鬱血性心不全、冠動脈疾患、心筋症、心筋梗塞、狭心症、高血圧症、低血圧症、脳卒中、虚血、虚血再かん流障害、動脈瘤、再狭窄、血管狭窄症、固形腫瘍、皮膚癌、黒色腫、リンパ腫、乳癌、肺癌、結腸直腸癌、胃癌、食道癌、膵臓癌、前立腺癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱癌、子宮頸癌、子宮癌、精巣癌及び卵巣癌からなる群から選択される、請求項20記載の方法。
【請求項22】
DGATを調節する方法であって、細胞と、請求項1〜16のいずれか1項に記載の化合物とを接触させることを含む、方法。
【請求項23】
上記化合物がDGAT阻害剤である、請求項22記載の方法。
【請求項24】
上記化合物が経口的、非経口的又は局所的に投与される、請求項18記載の方法。
【請求項25】
上記化合物が第二の治療薬剤との併用で投与される、請求項18記載の方法。
【請求項26】
上記第二の治療薬剤が、肥満、糖尿病、拒食症、過食症、悪液質、X症候群、インシュリン抵抗、高血糖症、高尿酸血症、高インシュリン血症、高コレステロール血症、高脂血症、異常脂質血症、混合異常脂質血症、高トリグリセリド血症、非アルコール性肝脂肪性疾患、アテローム性動脈硬化症、動脈硬化症、急性心不全、鬱血性心不全、冠動脈疾患、心筋症、心筋梗塞、狭心症、高血圧症、低血圧症、脳卒中、虚血、虚血再かん流障害、動脈瘤、再狭窄、血管狭窄症、固形腫瘍、皮膚癌、黒色腫、リンパ腫、乳癌、肺癌、結腸直腸癌、胃癌、食道癌、膵臓癌、前立腺癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱癌、子宮頸癌、子宮癌、精巣癌及び卵巣癌からなる群から選択される疾患又は状態の治療に有用である、請求項25記載の方法。
【請求項27】
上記第二の治療薬剤が、抗高脂血症剤;血漿HDL上昇剤;抗高コレステロール血症剤
;アシル補酵素Aコレステロール アシルトランスフェラーゼ阻害剤;ニコチン酸及びその塩並びにナイアシンアミド;コレステロール吸収阻害剤;胆汁酸捕捉剤アニオン交換樹脂;LDL受容体誘導剤;フィブレート;ビタミンB及び医薬的に許容されるその塩;ビタミンB12;ビタミンB;抗酸化ビタミン;β−ブロッカー;アンジオテンシンII拮抗薬;アンジオテンシン変換酵素阻害剤;及び血小板凝集阻害剤からなる群から選択される、請求項25記載の方法。


【公表番号】特表2007−501801(P2007−501801A)
【公表日】平成19年2月1日(2007.2.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−522779(P2006−522779)
【出願日】平成16年8月6日(2004.8.6)
【国際出願番号】PCT/US2004/025590
【国際公開番号】WO2005/013907
【国際公開日】平成17年2月17日(2005.2.17)
【出願人】(000004569)日本たばこ産業株式会社 (406)
【Fターム(参考)】