説明

ファンシュラウド

【課題】エンジンルーム50から車外に漏出する騒音を低減し得るファンシュラウド1を提供すること。
【解決手段】ファンシュラウド1に、車両用のクーリングファン53を収容するシュラウド本体10と、シュラウド本体10の左右端側からそれぞれ車両フロント方向の先側に向けて延びる遮蔽部20と、を設け、遮蔽部20の先端が空気取入開口部3の左右周縁部(30、31)を覆うようにする。エンジンルーム50のなかでシュラウド本体10から空気取入開口部3に至る領域の左右側部を遮蔽部20が区画するため、エンジンルーム50の左右側方から車外への騒音の伝播経路を遮蔽部20で遮断でき、エンジンルーム50から車外に漏出する騒音を低減できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両に配設され、クーリングファンを収容するファンシュラウドに関する。
【背景技術】
【0002】
車両のエンジンルームには、エンジンやクーリングファン等の、騒音源となる各種の装置が配設されている。そして、これらの騒音源で生じる騒音を低減するための種々の技術が提案されている。
【0003】
一般に、エンジンルームの上部はエンジンフードで区画されている。エンジンルームの下部はアンダーカバーで区画されている。エンジンの上部はエンジンカバーで覆われ、エンジンの下部はアンダーカバーで覆われている。一般に、これらの部材には、吸音材が配設されているため、エンジンルームから外部に漏出する騒音はこれらの部材によって遮断・吸音される。また、クーリングファンを収容するファンシュラウドの内面に吸音材を配設する技術もある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に紹介されているファンシュラウドは、内面に吸音材が配設されているため、クーリングファンで生じ、ファンシュラウドの内部から外部に漏出する騒音を遮断・吸音できる。しかし近年では、車両に更なる静粛性が求められており、エンジンルームから車外に漏出する騒音をより一層低減する技術が求められている。
【特許文献1】特開平6−336143号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、エンジンルームから車外に漏出する騒音を低減し得るファンシュラウドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する本発明のファンシュラウドは、車両用のクーリングファンを収容するシュラウド本体と、シュラウド本体の左右端側からそれぞれ車両フロント方向の先側に向けて延びる遮蔽部と、を持ち、遮蔽部の先端は車両前面に形成されている空気取入開口部の左右周縁部を覆うことを特徴とする。
【0006】
本発明のファンシュラウドは、下記の構成(1)〜(3)の何れかを備えるのが好ましい。構成(1)〜(3)の複数を備えるのが望ましい。
(1)上記遮蔽部の上面の少なくとも一部は、エンジンルームの上部を区画するエンジンフードの下面に近接し、上記遮蔽部の下面の少なくとも一部は、エンジンルームの下部を区画するアンダーカバーの上面に近接している。
(2)上記遮蔽部の先端は、弾性変形可能なシール部からなり、シール部は上記空気取入開口部の左右周縁部に弾接する。
(3)上記遮蔽部には多孔体からなる吸音材が配設されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明の発明者らは、エンジンルームで生じた騒音が、車両のどの部分から車外に漏出しているかを調べた。その結果、車両のなかでフロント方向の先側(以下、前側と呼ぶ)部分から漏出する騒音が大きいことがわかった。車両の前側部分にはラジエータグリル等の空気取入開口部が配設されている。ラジエータグリルはエンジンルームの内外を連通する開口を持つ。このため、エンジンルーム内の騒音は空気取入開口部を介して車両の前側部分から車外に漏出すると考えられる。
【0008】
ところで、空気取入開口部の後方、すなわちエンジンルームは、上部がエンジンフードで区画され、下部がアンダーカバーで区画されている。エンジンフードは、ラジエータグリル等の空気取入開口部の上側周縁部を直接覆うか、或いは、空気取入開口部の上側周縁部を覆うフロントクロスメンバ等を覆う。アンダーカバーは空気取入開口部の下側周縁部を直接覆うか、或いは、空気取入開口部の下側周縁部を覆うフロントクロスメンバやフロントバンパ等を覆う。したがって、エンジンルームの上方や下方から車外への騒音の伝達経路は、エンジンフードやアンダーカバーで遮断されており、エンジンルームの上方や下方から車外への騒音の漏出量は小さいと考えられる。また、上述したように、エンジンフードやアンダーカバーには一般に吸音材が配設されているため、エンジンルームの上部や下部に伝達した騒音は、これらの部材で吸音される。
【0009】
一方、エンジンルームの左右側部はエンジンフードやアンダーカバーで区画されていない。したがって、エンジンルームの左右側方に伝幡した騒音は、ボデーの側面を構成する部材(例えばフロントバンパやサイドメンバ等)の隙間から外界に漏出するか、または、エンジンルームの左右側方から車両の前側部分に伝幡し、空気取入開口部を介して車外に漏出すると考えられる。その結果、車両の前側部分から漏出する騒音が大きくなると考えられる。
【0010】
本発明のファンシュラウドは、クーリングファンを収容するシュラウド本体と、シュラウド本体の左右端側からそれぞれ車両フロント方向の先側に向けて延びる遮蔽部と、を持つ。そして、遮蔽部の先端は空気取入開口部の左右周縁部を覆う。換言すれば、遮蔽部は、エンジンルームのなかでシュラウド本体から空気取入開口部に至る領域の左右側部を区画する。したがって、本発明のファンシュラウドでは、エンジンルームの左右側方から車外への騒音の伝幡経路を遮蔽部で遮断でき、エンジンルームから車外に漏出する騒音を低減できる。なお、本発明のファンシュラウドは、エンジンルームの上方や下方がエンジンフードやアンダーカバーで区画されていない車両に配設しても良い。この場合にも、少なくともエンジンルームのなかでシュラウド本体から空気取入開口部に至る領域の左右側部を遮蔽部で区画することで、エンジンルームの左右側方から車外への騒音の伝播経路を遮蔽部で遮断できる。したがって、この場合にも、エンジンルームから車外に漏出する騒音を低減できる。また、遮蔽部はシュラウド本体と一体であり、ファンシュラウドの一部からなるため、遮蔽部を車体に取り付ける工程は容易である。このため、本発明のファンシュラウドによると、車両の製造コストを低減できる利点もある。
【0011】
本発明のファンシュラウドが上記構成(1)を備える場合には、エンジンルームのなかでシュラウド本体から空気取入開口部に至る領域を、遮蔽部とエンジンフードとアンダーカバーとでより確実に区画できる。したがって、エンジンルームから車外に漏出する騒音をより確実に低減できる。
【0012】
本発明のファンシュラウドが上記構成(2)を備える場合には、空気取入開口部の左右周縁部を遮蔽部の先端(シール部)でシールすることで、エンジンルームのなかでシュラウド本体から空気取入開口部に至る領域の左右側部を、遮蔽部で確実に区画できる。したがって、エンジンルームから車外に漏出する騒音をより確実に低減できる。
【0013】
本発明のファンシュラウドが上記構成(3)を備える場合には、エンジンフードやアンダーカバーだけでなく、遮蔽部によってもエンジンルーム内の騒音を吸音できる。したがって、この場合には、エンジンルームから車外に漏出する騒音をより一層低減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明のファンシュラウドは、シュラウド本体と遮蔽部とを持つ。シュラウド本体としては、既知構造からなる通常のファンシュラウドを用いることができる。シュラウド本体の内面には、防音材を配設してもよい。遮蔽部は、シュラウド本体の左右端側からそれぞれ車両フロント方向の先側に向けて延び、先端が空気取入開口部の左右周縁部を覆う。遮蔽部の先端は、空気取入開口部の左右周縁部に当接していても良いし、空気取入開口部の左右周縁部に近接しているだけでも良い。遮蔽部の先端が空気取入開口部の左右周縁部に当接している場合には、空気取入開口部の左右周縁部を遮蔽部で確実に区画できる。よって、エンジンルームから車外に漏出する騒音をより確実に低減できる。
【0015】
本発明のファンシュラウドは、遮蔽部の先端が空気取入開口部の一つであるラジエータグリルの左右周縁部を覆うとともに、他の空気取入開口部の左右周縁部を覆っても良い。例えば、車両のフロントバンパーにエンジンルームの内外を連通する開口が形成されている場合などには、遮蔽部がこの開口の左右周縁部を覆うことで、エンジンルームから車外に漏出する騒音をより確実に低減できる。
【0016】
遮蔽部の先端が、弾性変形可能なシール部からなる場合、シール部以外の遮蔽部(以下、遮蔽部本体と呼ぶ)とシール部とを同じ材料で形成しても良いし、異なる材料で形成しても良い。例えば、シール部をゴムやエラストマなどにの弾性材料で形成する場合には、シール部が非常に弾性変形し易くなるために、シール部すなわち遮蔽部の先端で空気取入開口部の左右周縁部を確実にシールできる。また、例えば、シール部を遮蔽部本体よりも薄肉にする場合には、シール部が弾性変形し易くなるため、シール部と遮蔽部本体とを同じ材料で形成できる。この場合には、ファンシュラウドを安価に製造できる利点がある。
【0017】
遮蔽部に多孔体からなる吸音材を配設する場合、吸音材としてはスポンジや織布、不織布等の既知構造からなるものを使用できる。
【実施例】
【0018】
以下、本発明のファンシュラウドを図面を基に説明する。
【0019】
(実施例)
実施例のファンシュラウドは、上記構成(1)〜(3)を備える。実施例のファンシュラウドを配設した車両を模式的に表す斜視図を図1に示す。実施例のファンシュラウドを模式的に表す斜視図を図2に示す。以下、実施例1において上、下、左、右、前、後とは、図1および2に示す上、下、左、右、前、後を指す。
【0020】
図1に示すように、実施例のファンシュラウド1は、エンジンルーム50の前側部分に配設される。ファンシュラウド1は、ラジエータグリル3、ラジエータ52、およびクーリングファン53の後方に配される。ファンシュラウド1は、シュラウド本体10と遮蔽部20とを持つ。
【0021】
図2に示すように、シュラウド本体10は略箱状をなす。シュラウド本体10は、ラジエータ52と2つのクーリングファン53とを収容する。詳しくは、シュラウド本体10の後側部分には、クーリングファン53の外形に対応した形状の2つの凹部11が形成されている。各凹部11の中央部には、クーリングファン53の軸部(図略)を収容する軸開口12が形成されている。クーリングファン53の軸部はこの軸開口12から車両の後方側に挿通される。シュラウド本体10の後方には図略の駆動装置が配設されている。クーリングファン53の軸部はこの駆動装置に接続されている。シュラウド本体10の前側部分はラジエータ52を収容する。また、シュラウド本体10は内面側に突出する図略の嵌合爪をもつ。この嵌合爪は、ラジエータ52に形成されている図略の嵌合孔と嵌合する。したがって、シュラウド本体10はラジエータ52を収容しつつラジエータ52に固定される。ラジエータ52はフロントクロスメンバ54と図略のアンダーカバーとに固定されている。ラジエータ52の上面は、フロントクロスメンバ54の下面に当接している。ラジエータ52の下面はアンダーカバーの上面に当接している。
【0022】
遮蔽部20はシュラウド本体10の左右端側からそれぞれ前側(車両フロント方向の先側)に向けて延びる。シュラウド本体10の左端側から延びる遮蔽部20を左側遮蔽部21と呼び、シュラウド本体10の右端側から延びる遮蔽部20を右側遮蔽部22と呼ぶ。左側遮蔽部21および右側遮蔽部22は、シュラウド本体10を挟んで対称な形状をなす。実施例のファンシュラウド1において、遮蔽部20は遮蔽部本体25とシール部26とからなる。シール部26は、左側遮蔽部21の先端および右側遮蔽部22の先端からなり、弾性変形可能である。実施例のファンシュラウド1において、シール部26はPP(ポリプロピレン)製であり、遮蔽部本体25およびシュラウド本体10もまたPP製である。
【0023】
左側遮蔽部21のなかでシール部26の上側部分は、空気取入開口部であるラジエータグリル3の左側周縁部30に対応した形状をなし、ラジエータグリル3の左側周縁部30に弾接している。右側遮蔽部22のシール部26は、上側部分がラジエータグリル3の右側周縁部31に対応した形状をなし、ラジエータグリル3の右側周縁部31に弾接している。2つのシール部26の下側部分は、フロントバンパの内面に対応した形状をなし、フロントバンパの内面に弾接している。
【0024】
左側遮蔽部21および右側遮蔽部22は、上面の一部がエンジンフード(図略)の下面に近接している。詳しくは、エンジンフードの下面には吸音材が配設されており、左側遮蔽部21および右側遮蔽部22の上面の一部は、この吸音材に弾接している。エンジンフードの前側端部はラジエータグリル3の上側周縁部32に弾接している。
【0025】
左側遮蔽部21および右側遮蔽部22の下面は、アンダーカバー(図略)の上面に近接している。詳しくは、左側遮蔽部21および右側遮蔽部22の下面には図略の嵌合爪が形成されており、アンダーカバーの上面には、嵌合爪に対応した位置に図略の嵌合孔が形成されている。左側遮蔽部21および右側遮蔽部22の嵌合爪と、アンダーカバーの嵌合孔とは嵌合し、左側遮蔽部21および右側遮蔽部22の下面は、アンダーカバー(図略)の上面に近接している。アンダーカバーの上面には、吸音材が配設されている。アンダーカバーの前側端部は、ラジエータグリル3の下側周縁部33に弾接している。
【0026】
遮蔽部20の内面には、図略の吸音材が配設されている。吸音材は不織布からなり、スポンジ状をなす。実施例のファンシュラウド1では、遮蔽部20の内面全体に吸音材が配設されている。
【0027】
実施例のファンシュラウド1は、シュラウド本体10の左右端側から前方に向けて延びる遮蔽部20をもち、遮蔽部20の先端(シール部26)が、ラジエータグリル3の左右周縁部(30、31)に弾接している。このため、エンジンルーム50のなかでシュラウド本体10からラジエータグリル3に至る領域の左右側部は、遮蔽部20によって確実に区画されている。したがって、エンジンルーム50の左右側方から車外への騒音の伝播経路は遮蔽部20で確実に遮断される。また、遮蔽部20には吸音材が配設されているため、エンジンルーム50の左右側部に伝播した騒音は、遮蔽部20で吸音される。よって、実施例のファンシュラウド1を配設した車両では、エンジンルーム50から車外に漏出する騒音が低減する。
【0028】
また、エンジンルーム50の上部はエンジンフードで区画され、下部はアンダーカバーで区画されている。そして、エンジンフードの前側端部はラジエータグリル3の上側周縁部32に弾接し、アンダーカバーの前側端部は、ラジエータグリル3の下側周縁部33に弾接している。したがって、エンジンルーム50の上方や下方から車外への騒音の伝播経路は、エンジンフードやアンダーカバーで遮断される。また、エンジンフードやアンダーカバーには吸音材が配設されているため、エンジンルーム50の上部や下部に伝播した騒音は、エンジンフードやアンダーカバーで吸音される。よって、エンジンルーム50から車外に漏出する騒音はより一層低減する。
【0029】
さらに、実施例のファンシュラウド1では、遮蔽部20の上面の一部がエンジンフードの下面に近接し、遮蔽部20の下面の一部がアンダーカバーの上面に近接している。このため、エンジンルーム50のなかでシュラウド本体10からラジエータグリル3に至る領域は、遮蔽部20とエンジンフードとアンダーカバーとで確実に区画される。よって、エンジンルーム50から車外に漏出する騒音はより確実に低減する。
【0030】
なお、実施例のファンシュラウド1は、シュラウド本体10が箱状をなし、内部にラジエータ52を収容しているが、本発明のファンシュラウド1ではシュラウド本体10がラジエータ52を収容しなくても良い。この場合にも、エンジンルーム50のなかでシュラウド本体10からラジエータグリル3に至る領域の左右側部は、遮蔽部20で区画される。よってこの場合にも、実施例のファンシュラウド1と同様に、エンジンルーム50から車外に漏出する騒音は低減する。
【0031】
(比較例)
比較例のファンシュラウドは、遮蔽部を持たないこと以外は実施例のファンシュラウドと同じである。すなわち、比較例のファンシュラウドは、従来のファンシュラウドである。
【0032】
(車外騒音測定試験)
実施例のファンシュラウドと比較例のファンシュラウドとを車両に配設し、エンジンルームから外界に漏出する騒音を測定した。詳しくは、車両の前部左側ドアから1m左方に離れた位置(車両前左方)と、車両の前部右側ドアから1m右方に離れた位置(車両前右方)と、車両の前端から1m前方に離れた位置(車両前方)と、の3箇所に騒音測定装置(騒音計)を配置して、エンジンが動いている状態で各位置における騒音を測定した。騒音測定試験の結果を表1に示す。なお、表1における騒音低減率とは、比較例のファンシュラウドを配設した車両における騒音を基準として、実施例のファンシュラウドを配設した車両の騒音が、どの程度低減しているかを表す値であり、下式1に基づいて算出した。
【0033】
(式1)
騒音低減率=100−a/b×100
なお、式中aは実施例のファンシュラウドを配設した車両における騒音を指し、bは比較例のファンシュラウドを配設した車両における騒音を指す。
【0034】
【表1】

【0035】
表1に示すように、実施例のファンシュラウドを配設した車両は、比較例のファンシュラウドを配設した車両に比べて、各測定位置における騒音が1割以上低減している。この結果から、本発明のファンシュラウドによると、エンジンルームから車外に漏出する騒音を大きく低減できることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】実施例のファンシュラウドを配設した車両を模式的に表す斜視図である。
【図2】実施例のファンシュラウドを模式的に表す斜視図である。
【符号の説明】
【0037】
1:ファンシュラウド、3:ラジエータグリル、10:シュラウド本体、20:遮蔽部、26:シール部、30:ラジエータグリルの左側周縁部、31:ラジエータグリルの右側周縁部、50:エンジンルーム、52:ラジエータ、53:クーリングファン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用のクーリングファンを収容するシュラウド本体と、該シュラウド本体の左右端側からそれぞれ車両フロント方向の先側に向けて延びる遮蔽部と、を持ち、該遮蔽部の先端は車両前面に形成されている空気取入開口部の左右周縁部を覆うことを特徴とするファンシュラウド。
【請求項2】
前記遮蔽部の上面の少なくとも一部は、エンジンルームの上部を区画するエンジンフードの下面に近接し、
前記遮蔽部の下面の少なくとも一部は、エンジンルームの下部を区画するアンダーカバーの上面に近接している請求項1に記載のファンシュラウド。
【請求項3】
前記遮蔽部の先端は、弾性変形可能なシール部からなり、該シール部は前記空気取入開口部の左右周縁部に弾接する請求項1に記載のファンシュラウド。
【請求項4】
前記遮蔽部には多孔体からなる吸音材が配設されている請求項1に記載のファンシュラウド。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−255264(P2007−255264A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−79021(P2006−79021)
【出願日】平成18年3月22日(2006.3.22)
【出願人】(000241463)豊田合成株式会社 (3,467)
【Fターム(参考)】