ブライダル情報サービスシステム
【課題】 インターネット等のネットワークを介してブライダル情報に関するサービスを行うものであって、結婚式場を運営する業者等がその顧客に対して提供するサービスのみならず、IT企業等が結婚式場を運営する業者等に対して提供するサービスを含み、また情報管理に関する機密性に優れたブライダル情報サービスシステムの提供。
【解決手段】 管理者1によって提供され、管理者1が契約者2によるアクセスを可能とし、契約者2が利用者3によるアクセスを可能とするブライダル情報サービスシステムであって、契約者2がアクセスして利用者3が公開するブライダル情報にアクセスするための利用者認証情報を発行させ、利用者認証情報を発行した認証発行情報を記録し、管理者1が認証発行情報を閲覧することを可能とするブライダル情報サービスシステム。
【解決手段】 管理者1によって提供され、管理者1が契約者2によるアクセスを可能とし、契約者2が利用者3によるアクセスを可能とするブライダル情報サービスシステムであって、契約者2がアクセスして利用者3が公開するブライダル情報にアクセスするための利用者認証情報を発行させ、利用者認証情報を発行した認証発行情報を記録し、管理者1が認証発行情報を閲覧することを可能とするブライダル情報サービスシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネット等のネットワークを介してブライダル情報に関するサービスを行うブライダル情報サービスシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット等のネットワークの普及に伴い、たとえば、結婚する二人の紹介、結婚式の模様の紹介等によって構成される、結婚に関する情報すなわちブライダル情報をネットワーク上に公開することが一般的になってきている。このような状況のもとにおいて、ホテル等、結婚式場を運営する業者がブライダル情報をインターネット上に公開するサービスを行うようになってきており、〔特許文献1〕、〔特許文献2〕等において開示されているように、かかるサービスに関する技術が種々提案されている。〔特許文献1〕、〔特許文献2〕に記載の技術は、主に、結婚式場を運営する業者が主催するホームページ上において提供するサービスに関するものである。
【0003】
一方、近年においては、IT企業などが、サービス業の種々の分野において実際にサービスを行う業者に対して、ネットワーク等に関するサービスを提供するようになってきている。すなわち、IT企業などが、ネットワーク等に関する優れた技術、ノウハウを駆使して、かかる業者の、その顧客へのネットワークに関するサービスの業務を代行するようになってきている。たとえば、かかる業者のネットワークの構築、不特定多数の潜在的顧客をターゲットとしたホームページの作成、運営、保守等の作業の代行等である。
【0004】
これによって、かかる業者は、それらの作業の負担から開放され、業務の効率化を図ることができるうえ、顧客に対して魅力的なホームページを提供することができ、顧客の獲得を拡大できるなど、種々の利点がある。
また特に、近年においては個人情報等の情報の漏洩防止が顧客の信頼を獲得し維持向上するうえで重要な課題となっており、ネットワーク上の情報保護に関する技術を有するIT企業などがかかる情報の管理を行うことは、かかる業者にとって、きわめて有益である。
【0005】
【特許文献1】特開2001−306724号公報
【特許文献2】特開2001−222598号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ブライダル情報の提供に関しては、たとえば〔特許文献1〕、〔特許文献2〕に記載されているように、結婚式場を運営する業者が提供するサービスに関する技術が提案されているのみであり、IT企業などがかかる業者に対して行う上述したようなサービスに関する技術は未だ提案されていない。これは、結婚式場を運営する業者が、結婚という、顧客にとって非常に個人的なイベントを取り扱うため、かかる業者が顧客の直接の窓口となる必要があるという、業界における特殊な事情によるところも大きい。なお、〔特許文献1〕には、インターネットサービス業者が、結婚式場を運営する業者によって提供されるサービスを請け負うことが可能である旨が記載されているが、これは結婚式場を運営する業者が行うサービスをそのままインターネットサービス業者が請け負い、結婚式場を運営する業者がその顧客に対して実体的なサービスを行うことなく、インターネットサービス業者がかかる顧客に対して実体的なサービスを提供することを示唆しているにすぎず、インターネットサービス業者が結婚式場を運営する業者に対して行うサービスを開示したものではない。そのため、結婚サービスに関する業界の事情を十分に反映したものとなっているとは言えない。
【0007】
また、IT企業などが通常のサービス業者に代行して提供するホームページは、不特定多数の潜在的顧客をターゲットとしたものであることが多いが、結婚式場を運営する業者等のように特定された顧客を対象とする業者に代行してホームページを提供する場合には、その顧客の個人情報等の情報を極めて厳密に管理する必要があり、このことは、IT企業などが結婚式場を運営する業者に対してサービスを提供する場合にも同様である。特に、結婚式場を運営する業者は、結婚という非常に個人的なイベントを取り扱うため、顧客等に関する種々多様な個人情報を顧客等から提供されることが一般的であるため、そのような情報の厳密な管理は顧客の信頼を獲得し、また維持向上するうえで極めて重要である。そして、かかる管理を行っていることは結婚式場を運営する業者にとって顧客を獲得するうえでの極めて大きなセールスポイントとなり、さらには、かかる管理を可能とすることは、IT企業にとっても顧客を獲得するうえでの極めて大きなセールスポイントとなる。
【0008】
本発明は、インターネット等のネットワークを介してブライダル情報に関するサービスを行うブライダル情報サービスシステムであって、結婚式場を運営する業者等がその顧客に対して提供するサービスのみならず、IT企業等が結婚式場を運営する業者等に対して提供するサービスを含み、また情報管理に関する機密性に優れたブライダル情報サービスシステムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ネットワーク上に公開するブライダル情報を記録するブライダル情報記録手段を有するサーバを備え、ネットワークに接続した端末に前記ブライダル情報を送信するブライダル情報サービスシステムであって、前記サーバは、このブライダル情報サービスシステムの管理者によって発行された複数の第1の認証情報を記録する第1の認証情報記録手段と、ネットワークを介して第1の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第1の認証情報と関連付けられて発行された第2の認証情報を記録する第2の認証情報記録手段とを有し、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、前記ブライダル情報を前記ブライダル情報記録手段に記録するブライダル情報サービスシステムにある。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第1の認証情報に関連付けられて発行された第2の認証情報を第2の認証情報記録手段から取り出して、前記第1の認証情報ごとに課金する情報を生成する課金情報生成手段を有することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第1の認証情報に関連付けられた期限を記録する期限記録手段と、前記期限に基づいて、この期限に関連付けられた第1の認証情報およびこの第2の認証情報に関連付けられた第2の認証情報を無効とする認証情報無効手段とを有することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第2の認証情報と関連付けられて発行された第3の認証情報を記録する第3の認証情報記録手段を有し、ネットワークを介して第3の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じてこの端末に前記ブライダル情報を送信することを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて前記ブライダル情報記録手段に記録される前記ブライダル情報に写真データを含むことを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第2の認証情報に関連付けられたメールアドレスを記録するメールアドレス記録手段と、前記メールアドレスに送信される所定の情報を記録する送信情報記録手段と、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この端末から送信された所定時期をこの第2の認証情報に関連付けて記録する時期記録手段と、前記所定時期に基づいて前記所定の情報を前記メールアドレスに送信するメール送信手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、結婚サービスに関する業界の事情を十分に反映し、インターネット等のネットワークを介してブライダル情報に関するサービスを行う、ブライダル情報に特化してサービスシステムであって、結婚式場を運営する業者等がその顧客に対して提供するサービスに関するシステムのみならず、IT企業等が結婚式場を運営する業者等に対して提供するサービスに関するシステムを含み、また情報管理に関する機密性に優れたブライダル情報サービスシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明にかかるブライダル情報サービスシステムは、ネットワーク上に公開するブライダル情報を記録するブライダル情報記録手段を有するサーバを備え、ネットワークに接続した端末に前記ブライダル情報を送信するブライダル情報サービスシステムであって、前記サーバは、このブライダル情報サービスシステムの管理者によって発行された複数の第1の認証情報を記録する第1の認証情報記録手段と、ネットワークを介して第1の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第1の認証情報と関連付けられて発行された第2の認証情報を記録する第2の認証情報記録手段とを有し、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、前記ブライダル情報を前記ブライダル情報記録手段に記録する。
【0017】
したがって、管理者からID、パスワード等の第1の認証情報としての契約者認証情報の発行を受けた契約者は、かかる契約者認証情報を用いてパーソナルコンピュータ等の端末からサーバにアクセスすることでネットワークを介して本システムにアクセスすることができ、契約者認証情報を用いて端末からネットワークを介して本システムにアクセスした契約者は、利用者に対して、利用者の本システムへのアクセスを可能とするID、パスワード等の第2の認証情報としての利用者認証情報を発行することができ、契約者から利用者認証情報の発行を受けた利用者は、かかる利用者認証情報を用いてパーソナルコンピュータ等の端末からサーバにアクセスすることで本システムにアクセスすることができ、ネットワーク上に公開する利用者のブライダル情報を記録したり編集したりすることができる。
よって、利用者認証情報の発行権限が、管理者から契約者認証情報の発行を受けた契約者に限って与えられ、また、このような契約者によって利用者認証情報の発行を受けた利用者に本システムへのアクセスを可能とすることでセキュリティー性が高いシステムとなるとともに、かかる利用者が自分のブライダル情報を、必要、好み等に応じ記録することができるとともに編集することができる。
【0018】
また、第1の認証情報に関連付けられて発行された第2の認証情報を第2の認証情報記録手段から取り出して、前記第1の認証情報ごとに課金する情報を生成する課金情報生成手段を有する。
【0019】
したがって、第1の認証情報記録手段としての契約者認証発行情報記録手段に記録された契約者認証情報と、第2の認証情報記録手段としての利用者認証発行情報記録手段に記録された、契約者認証情報と関連付けられた利用者認証情報とから、契約者が特定され、管理者は、その契約者が利用者認証情報を発行した状況に応じて、課金情報生成手段によって生成された、金額等からなる課金情報により、契約者に対し、本システムを利用したことについて、具体的には契約者が利用者に対して利用者認証情報を発行したことについての請求を行うことができるため、簡易にかかる金額を計算し、その請求を行うことができる。
【0020】
また、第1の認証情報に関連付けられた期限を記録する期限記録手段と、前記期限に基づいて、この期限に関連付けられた第1の認証情報およびこの第2の認証情報に関連付けられた第2の認証情報を無効とする認証情報無効手段とを有する。
【0021】
よって、管理者と契約者との契約により設定した期限である所定時が到来すると、認証情報無効手段によって、その契約者およびこれによって利用者認証情報を発行された利用者が本システムにアクセスすることが禁止され、契約者や利用者が本システムを不正に利用することが防止される。
【0022】
また、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第2の認証情報と関連付けられて発行された第3の認証情報を記録する第3の認証情報記録手段を有し、ネットワークを介して第3の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じてこの端末に前記ブライダル情報を送信する。
【0023】
よって、利用者が、利用者認証情報を入力することを条件にして、利用者から閲覧者にID、パスワード等の第3の認証情報としての閲覧者認証情報の発行を行うことができ、かかる発行を受けた閲覧者のみが、ネットワークを介して本システムにアクセスしてその閲覧者に閲覧者認証情報を発行した利用者のブライダル情報を閲覧できる。したがって、閲覧者認証情報の発行権限が、契約者から利用者認証情報の発行を受けた利用者に限って与えられ、また、このような利用者によって閲覧者認証情報の発行を受けた閲覧者に本システムへのアクセスを可能とすることで閲覧者は必ずその利用者のブライダル情報のみを閲覧することができ、セキュリティー性が高いシステムとなる。
【0024】
また、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて前記ブライダル情報記録手段に記録される前記ブライダル情報に写真データを含む。
【0025】
よって、利用者の好みに応じた写真がブライダル情報としてネットワーク上に公開され、結婚式に向けて雰囲気を盛り上げたり、結婚式の模様を詳しく伝えたりすることができ、見栄えが良く、利用者にとっても閲覧者にとっても非常に喜ばれるサービスを提供することができる。
【0026】
また、第2の認証情報に関連付けられたメールアドレスを記録するメールアドレス記録手段と、前記メールアドレスに送信される所定の情報を記録する送信情報記録手段と、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この端末から送信された所定時期をこの第2の認証情報に関連付けて記録する時期記録手段と、前記所定時期に基づいて前記所定の情報を前記メールアドレスに送信するメール送信手段とを有する。
【0027】
よって、利用者認証情報を用いてパーソナルコンピュータ等の端末からサーバにアクセスすることで本システムにアクセスした利用者が、利用者に子供が生まれた日付等を登録しておけば、毎年その日付に、誕生日のお祝い等を記載したメールが契約者から利用者に送信され、利用者に喜ばれるとともに契約者の印象を向上することができ、かかるメールに契約者の営業するホテル等のサービス情報を記載しておくことで、契約者の宣伝広告を、利用者の好印象のもとに行うことができるとともに、利用者がサイド契約者を利用することを促すことができる。
そして、上記した課題が解決される。
【0028】
本発明を適用したブライダル情報サービスシステムについて、以下図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明にかかるブライダル情報サービスシステムの概観を示す。
このブライダル情報サービスシステム100は、図2に示すように、IT企業等の管理者1によって提供されるものである。
【0029】
管理者1は、ブライダル情報サービスシステム100の構築、運営、保守、管理を行う。
契約者2は、管理者1の顧客であって、結婚式場を備えたホテル等、結婚式を運営する業者である。ブライダル情報サービスシステム100の使用等について管理者1と所定の契約を結んだものが契約者2となる。
利用者3は、契約者2の顧客であって、契約者2の運営する結婚式によって挙式するカップルである。ブライダル情報サービスシステム100の使用等について契約者2と所定の契約を結んだものが利用者3となる。
閲覧者4は、利用者3の親族や友人等、利用者3と交友のある者である。
【0030】
ブライダル情報サービスシステム100は、ネットワークとしてのインターネット網10(以下、適宜、単に「インターネット」ということがある)を使用し、インターネット網10に、管理者1が運営する運営者サイド11と、契約者2が運営する契約者サイド12と、利用者3が使用する利用者サイド13と、閲覧者4が使用する閲覧者サイド14とが接続されることによって構成されている。
【0031】
運営者サイド11は、管理者1が使用する情報端末である端末としてのパーソナルコンピュータ21と、パーソナルコンピュータ21によって所定の処理を行うことが可能なサーバとしてのブライダル情報サーバ22と、パーソナルコンピュータ21、ブライダル情報サーバ22及びインターネット網10を接続する通信装置23とを備えている。
ブライダル情報サーバ22は、一体の物でなく、インターネット網10その他のネットワークシステムを介して接続されているものであってもよい。パーソナルコンピュータ21、ブライダル情報サーバ22は以下説明する動作を行うことができるものであればどのようなものであってもよい。ブライダル情報サーバ22は、以下説明する各手段等の構成を備えていれば、一体の物でなく、インターネット網10その他のネットワークシステムを介して接続されているものであってもよい。パーソナルコンピュータ21、ブライダル情報サーバ22は一体型でもよいし、インターネット網10その他のネットワークシステムを介して接続されているものであってもよい。
【0032】
管理者1が使用する情報端末は、以下説明する動作を行うことができるものであればパーソナルコンピュータ21に限らず、どのようなものであってもよい。運営者サイド11には、ローカルエリアネットワーク等、インターネット網10以外のネットワークシステムを含んでいてもよい。ブライダル情報サービスシステム100がインターネット網10以外にも上述のようなネットワークに実質的に接続されている場合には、それらのネットワークをも含めてネットワークという。
【0033】
契約者サイド12は、契約者2が使用する情報端末であるパーソナルコンピュータ24を有している。契約者2は、図1に示すような2者に限らず、1者でもよいし、3者以上であってもよい。各契約者2は、必ずしも特定のパーソナルコンピュータ24を使用しなければならないというものではない。パーソナルコンピュータ24は以下説明する動作を行うことができるものであればどのようなものであってもよい。契約者2が使用する情報端末は以下説明する動作を行うことができるものであればパーソナルコンピュータ24に限らず、どのようなものであってもよい。契約者サイド12には、ローカルエリアネットワーク等、インターネット網以外のネットワークシステムを含んでいてもよい。
【0034】
利用者サイド13は、利用者3が使用する情報端末である端末としてのパーソナルコンピュータ25を有している。契約者2は、図1に示すような3者に限らず、2者以下でもよいし、4者以上であってもよい。各利用者3は、必ずしも特定のパーソナルコンピュータ25を使用しなければならないというものではない。パーソナルコンピュータ25は以下説明する動作を行うことができるものであればどのようなものであってもよい。利用者3が使用する情報端末は以下説明する動作を行うことができるものであればパーソナルコンピュータ25に限らず、どのようなものであってもよい。利用者サイド13には、ローカルエリアネットワーク等、インターネット網以外のネットワークシステムを含んでいてもよい。
【0035】
閲覧者サイド14は、閲覧者4が使用する情報端末である端末としてのパーソナルコンピュータ26を有している。閲覧者4は、図1に示すような4者に限らず、3者以下でもよいし、5者以上であってもよい。各閲覧者4は、必ずしも特定のパーソナルコンピュータ26を使用しなければならないというものではない。パーソナルコンピュータ26は以下説明する動作を行うことができるものであればどのようなものであってもよい。閲覧者4が使用する情報端末は以下説明する動作を行うことができるものであればパーソナルコンピュータ26に限らず、どのようなものであってもよい。閲覧者サイド14には、ローカルエリアネットワーク等、インターネット網以外のネットワークシステムを含んでいてもよい。
【0036】
図3に示すように、ブライダル情報サーバ22は、上述した通信装置23を介してインターネット、パーソナルコンピュータ21に接続され通信を行う通信部27と、各契約者2のホームページ等に対応したデータ等を記録したRAM,ROM等によって構成された記憶部28と、各契約者2、各利用者3、各閲覧者4及びこれらに対応した後述するID、パスワード等の各種データを記録したRAM,ROM等によって構成されたデータベース29と、通信部27、記憶部28及びデータベース29に対する各種制御を行うCPU等によって構成された制御部30とを有している。
【0037】
図4に示すように、パーソナルコンピュータ21,24,25,26は、各種情報処理を行う本体31と、本体31に後述するID、パスワード等の種々の情報を入力するキーボード、マウス等によって構成される入力部32と、本体31による情報処理の結果を画像として表示するモニタ等によって構成された表示部33と、本体31による情報処理の結果を音声として出力するスピーカ34とを有している。以下の説明において、表示部33への表示には、一般に用いられるブラウザを用いるものとする。
【0038】
本体31は、インターネットに接続され通信を行う通信部35と、所定のデータを記録した記憶部36と、入力部32から所定の情報を入力されるとともに、通信部35および記憶部36に対する各種制御、表示部33及びスピーカ34に対する各種出力を行う制御部37とを有している。なお、パーソナルコンピュータ21にあっては、通信部35は、上述した通信装置23を介してインターネット、ブライダル情報サーバ22に接続されている。
【0039】
ブライダル情報サーバ22の記憶部28には各契約者2のホームページに対応したデータ、各ホームページに与えられた所定のURL(uniform resource locators)等が記録され、通信装置23を通してパーソナルコンピュータ21からのアクセスが可能となっているとともに、インターネット網10を介してパーソナルコンピュータ24,25,26からのアクセスが可能となっている。
【0040】
契約者2のホームページは、管理者1、契約者2等によって作成され、これに対応するデータが記憶部28に記録され、パーソナルコンピュータ21,24,25,26からの所定のURLの入力に応じて表示される。契約者2のホームページは、管理者1その他の者が契約者2の求めに応じてパーソナルコンピュータ21やその他の情報端末を用いて作成したものであっても、契約者2自身がパーソナルコンピュータ24やその他の情報端末を用いて作成したものであってもよい。作成されたホームページに対応したデータが記憶部28にアップロードされる。
【0041】
図5に、契約者2のホームページのトップページの表示例を示す。このトップページ40には、ご婚礼お写真ギャラリーという表題のバナー41が表示されている。このバナー中には、ID入力欄とパスワード入力欄とが備えられており、入力部32により、それぞれID、パスワードを入力可能となっている。バナー41はトップページ40上に表示するのでなく、図26に示した、トップページ40にリンクを張ったログイン専用ページ42を設けて、ログイン専用ページ42上でID、パスワードを入力するようにしてもよい。図5に示したトップページ40は契約者サイド12のパーソナルコンピュータ24に記録されたデータに基づいて表示しても良い。
ID、パスワードはそれぞれ、管理者1、契約者2、各利用者3、各閲覧者4のそれぞれに、互いに異なるものが発行され、次のように予め発行されたID、パスワードに該当する情報を入力することにより、後述する特定のページを開くことが許可され、後述する特定の処理を行うことが可能となる。
【0042】
なお、本形態において、ブライダル情報サービスシステム100は、かかるID、パスワードを発行された管理者1、契約者2、各利用者3、各閲覧者4がかかるID、パスワードを入力することによってアクセス可能となる、特定の、いわば閉じられた系、言い換えると領域によって形成されるシステムを意味し、ブライダル情報サーバ22によって構成されるが、図5に示したトップページ40のように、不特定多数の者がアクセスできる領域をも含めてブライダル情報サービスシステム100としてもよい。
【0043】
管理者1用のID、パスワードすなわち管理者認証情報は、管理者1自身によって、各契約者2に対応して、あるいは各契約者2に共通したものとして、パーソナルコンピュータ21を用いて、あるいはその他の方法によって決められ、パーソナルコンピュータ21その他の端末装置を用いて記憶部28の管理者用ID記憶領域、管理者用パスワード記憶領域に記憶されている。この記憶動作は制御部30によって制御され、この記憶動作によって実質的に管理者認証情報が発行されたということができるため、制御部30は管理者認証発行手段として機能するものである。なお、管理者認証情報は、ブライダル情報サーバ22により、管理者1による所定の操作に応じて制御部30により自動的に決定されて発行され管理者1に通知されるものであっても良い。管理者認証情報は、記憶部28に記録される。よって、記憶部28は、管理者認証発行情報記録手段として機能するものである。
【0044】
契約者2用のID、パスワードすなわち契約者認証情報は、管理者1との契約に応じて、管理者1によって、パーソナルコンピュータ21を用いて、あるいはその他の方法によって決められ、パーソナルコンピュータ21その他の端末装置を用いて記憶部28の契約者用ID記憶領域、契約者用パスワード記憶領域に記憶されている。よって、契約者2は、管理者1が契約者認証情報を発行することによって、ブライダル情報サービスシステム100にアクセスすることが可能とされる。また契約者認証情報の記憶動作は制御部30によって制御され、この記憶動作によって実質的に契約者認証情報が発行されたということができるため、制御部30は契約者認証発行手段として機能するものである。なお、契約者認証情報は、ブライダル情報サーバ22により、管理者1による所定の操作に応じて制御部30により自動的に決定されて発行され管理者1に通知されるものであっても良い。契約者認証情報は、記憶部28および後述するようにデータベース29に記録される。よって、記憶部28、データベース29は、契約者認証発行情報記録手段として機能するものである。
【0045】
利用者3用のID、パスワードすなわち利用者認証情報は、契約者2との契約に応じて、契約者2によって、パーソナルコンピュータ24を用いて、あるいはその他の方法によって決められ、パーソナルコンピュータ24その他の端末装置を用いて記憶部28の利用者用ID記憶領域、利用者用パスワード記憶領域に記憶されている。よって、利用者3は、契約者2が利用者認証情報を発行することによって、ブライダル情報サービスシステム100にアクセスすることが可能とされる。また利用者認証情報の記憶動作は制御部30によって制御され、この記憶動作によって実質的に利用者認証情報が発行されたということができるため、制御部30は利用者認証発行手段として機能するものである。なお、利用者認証情報は、ブライダル情報サーバ22により、契約者2による所定の操作に応じて制御部30により自動的に決定されて発行され契約者2に通知されるものであっても良い。利用者認証情報は、記憶部28および後述するようにデータベース29に記録される。よって、記憶部28、データベース29は、利用者認証発行情報記録手段として機能するものである。
【0046】
閲覧者4用のID、パスワードすなわち閲覧者認証情報は、利用者3の発意または閲覧者4の求めにより、利用者3によって、パーソナルコンピュータ25を用いて、あるいはその他の方法によって決められ、パーソナルコンピュータ25その他の端末装置を用いて記憶部28の閲覧者用ID記憶領域、閲覧者用パスワード記憶領域に記憶されている。よって、閲覧者4は、利用者3が閲覧者認証情報を発行することにより、ブライダル情報サービスシステム100にアクセスすることが可能とされる。また閲覧者認証情報の記憶動作は制御部30によって制御され、この記憶動作によって実質的に閲覧者認証情報が発行されたということができるため、制御部30は閲覧者認証発行手段として機能するものである。なお、閲覧者認証情報は、ブライダル情報サーバ22により、利用者3による所定の操作に応じて制御部30により自動的に決定されて発行され利用者3に通知されるものであっても良い。閲覧者認証情報は、記憶部28および後述するようにデータベース29に記録される。よって、記憶部28、データベース29は、閲覧者認証発行情報記録手段として機能するものである。
【0047】
図5に示したトップページ40は契約者サイド12のパーソナルコンピュータ24に記録されたデータに基づいて表示しても良い。またバナー41をトップページ40上に表示するのでなく、図6に示した、トップページ40にリンクを張ったログイン専用ページ42を設けて、ログイン専用ページ42上でID、パスワードを入力するようにしてもよい。
【0048】
図6に示すように、管理者1、契約者2、利用者3、閲覧者4等によって、パーソナルコンピュータ21,24,25,26等の端末装置から所定のURLが指定され、アクセス要求すなわち接続要求がなされると(S1)、ブライダル情報サーバ22の記憶部28から該当するトップページ40またはログイン専用ページ42が記憶部28から呼び出され、ID、パスワード入力画面が当該端末装置に提供されその表示部33に表示される(S2)。
【0049】
ブライダル情報サーバ22は、ID、パスワードが入力されるまで待機し(S3)、ID、パスワードが入力されるとその照合を行う(S4)。入力されたID、パスワードが記憶部28に記録されている何れのID、パスワードすなわち何れの認証情報にも適合しない場合には図示しない照合NG画面が当該端末装置に提供されその表示部33に表示される(S5)。入力されたID、パスワードが記憶部28に記録されている何れかのID、パスワードに適合すると、それが管理者認証情報に適合するか否かを判断する(S6)。
【0050】
この処理は、データベース29に記録された認証情報を制御部30が読み出して照合することによって行われる。よって、制御部30およびデータベース29は、管理者1が契約者2に発行した契約者認証情報を入力することを条件に、契約者2に対して後述する利用者認証発行手段としての制御部30へのアクセスを許可する契約者アクセス許可手段として機能し、また、契約者2が利用者3に発行した利用者認証情報を入力することを条件に、利用者3に対して後述する閲覧者認証発行手段としての制御部30へのアクセスを許可する利用者アクセス許可手段として機能し、また、利用者3が閲覧者4に発行した閲覧者認証情報を入力することを条件に、閲覧者4に対して後述するように利用者3へのメールを送る権限を与えるメール許可手段として機能している。
IDとパスワードとにより表示すべきアカウントすなわち後述する管理者トップページ、契約者トップページ、利用者トップページ、閲覧者トップページが自動判別されるため、バナー41、ログイン専用ページ42等の少なくとも1つの入り口を設置しておくだけでよい。
【0051】
ブライダル情報サーバ22は、管理者認証情報に適合すると判断した場合には、管理者用ページ処理に移行し(S7)、管理者認証情報に適合しないと判断した場合には、契約者認証情報に適合するか否かを判断する(S8)。
ブライダル情報サーバ22は、契約者認証情報に適合すると判断した場合には、契約者用ページ処理に移行し(S9)、契約者認証情報に適合しないと判断した場合には、利用者認証情報に適合するか否かを判断する(S10)。
ブライダル情報サーバ22は、利用者認証情報に適合すると判断した場合には、利用者用ページ処理に移行し(S11)、利用者認証情報に適合しないと判断した場合には、利用者用ページ処理に移行する(S12)。
【0052】
図7に示すように、管理者ページ処理においては、管理者トップページとしての図8に示す管理メニューがパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S21)。
管理メニューにおいて、新規ID発行ボタンが押下されID発行要求が選択されるか(S22)、契約者一覧ボタンが押下され契約者一覧要求が選択されるか(S24)、アクセス解析ボタンが押下されアクセス解析要求が選択されるか(S26)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
ブライダル情報サーバ22は、ID発行要求がなされたと判断した場合には、ID発行ページ処理に移行し(S23)、契約者一覧要求がなされたと判断した場合には、契約者一覧ページ処理に移行し(S25)、アクセス解析要求がなされたと判断した場合には、アクセス解析ページ処理に移行(S27)する。
【0053】
図9に示すように、ID発行ページ処理においては、ID発行ページとしての図10に示す契約者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S31)。
契約者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S32)、設定ボタンが押下されID発行要求がなされるか(S34)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
【0054】
契約者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図8に示した管理メニューに戻る(S33)。
契約者設定画面において、設定ボタンが押下された場合には、契約者設定画面において、契約者名、ID、パスワード、契約開始日、契約終了日、契約者2のメールアドレス等の、所定の必要な項目が入力されているかが判断される(S35)。
【0055】
所定の必要な項目が入力されていない場合には、再入力を促す旨の表示および契約者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示され(S36)、所定の必要な項目が入力されている場合には、ID、パスワードすなわち契約者認証情報が発行され(S37)、発行されたID、パスワードが、メールにて、契約者設定画面で入力された契約者2のメールアドレスに自動的に送信される(S38)。メールの内容は、ID、パスワードの他、契約開始日、契約終了日等、種々の情報を含めることができる。かかるメールの作成、送信は制御部30によって行われる。よって、制御部30は管理者メール作成手段、管理者メール送信手段として機能する。
【0056】
その後、契約者設定画面に代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図7に示したステップS21に戻り、図8に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S39)。
【0057】
ここで、契約者設定画面において入力された各項目は、記憶部28に一旦記録されたのち、契約者2と関連付けられた状態でデータベース29に記録される。契約者2が複数ある場合には、それぞれの契約者2ごとに各項目が記録される。記憶部28、データベース29は、契約者認証情報に関連付けられた契約者2のメールアドレスを記録する契約者メールアドレス記録手段として機能する。
上述した契約者設定画面において入力すべき契約開始日とは、管理者1と契約者2との契約により契約者2が契約者認証情報を用いたアクセスが可能とされるとともに利用者認証情報を発行することが可能となる日である。契約終了日とは、管理者1と契約者2との契約により契約者2が契約者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であって利用者認証情報を発行することができる日の最終日である。
契約終了日は、単に契約者2が契約者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であって利用者認証情報を発行することができる日の最終日であってもよいが、これとともに、利用者3が利用者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であって閲覧者認証情報を発行することができる日の最終日、閲覧者4が閲覧者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日とすることができる。
【0058】
すなわち、契約者2は、契約終了日の翌日の到来により、契約者認証情報が無効とされ、契約者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止される。この処理は制御部30が、内蔵の時計を参照しつつ行うため、制御部30は、契約者認証情報無効手段、契約者アクセス禁止手段として機能する。また、これに加え利用者3が、契約終了日の翌日の到来により、利用者認証情報が無効とされ、利用者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止されるようにされた場合には、制御部30は、同様に、利用者認証情報無効手段、利用者アクセス禁止手段として機能し、さらに、これに加え閲覧者4が、契約終了日の翌日の到来により、閲覧者認証情報を無効とされ、閲覧者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止されるようにされた場合には、制御部は、同様に閲覧者認証情報無効手段、閲覧者アクセス禁止手段として機能する。なお、契約終了日でなく、契約開始日からの契約期間を入力するようにしてもよい。記憶部28、データベース29は、契約者認証情報に関連付けられた契約終了日、言い換えると期限を記録する、契約者期限記録手段として機能する。
【0059】
契約者2は管理者1に対してメールを通じて契約期間の延長を申し入れることができる。この申し入れを促すため、管理者1は契約終了日以前の決められた所定の時にメールを送信することができ、かかる所定の時を予めデータベース29に登録しておくことにより、自動的に送信するように構成することも可能であり、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は契約期間更新確認メール発送手段として機能する。また、かかるメールへの返信メールとして契約者2から管理者1に契約期間の延長の申し入れを行うメールが管理者1に届いたときは、制御部30がかかる期間を自動的に延長するようにしても良く、これを行うために、たとえば管理者1が契約者2に送信するメールに、特定のデータを添付し、これを返信メールに載せ、制御部30がこれを読み取ってかかる延長を行うよう構成することができ、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は契約期間更新確認メール発送手段として機能する。
【0060】
図11に示すように、契約者一覧ページ処理においては、全ての契約者2をデータベース29から取得し(S41)、契約者一覧ページを生成し(S42)、契約者一覧ページとしての図12に示した契約者一覧がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S43)。図12に示した契約者一覧においては、各契約者2の名称と、このそれぞれに関連付けられている契約開始日、契約終了日が表示されているが、少なくとも契約者2の名称が表示されれば良く、これに関連付けられる項目はデータベース29に記録されている項目から適宜選択できるようにすることができる。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は契約者一覧作成手段として機能する。
【0061】
契約者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S44)、入力部32を構成するマウスのポインタ等によって契約者一覧上における何れかの契約者2の名称が選択され契約者2の指定が行われるか(S46)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
契約者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図8に示した管理メニューに戻る(S45)。
契約者一覧において、契約者2の指定が行われた場合には、図10に示した契約者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S47)。
【0062】
契約者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされるか(S48)、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S49)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
契約者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされた場合は(S48)、契約者設定画面に入力された各項目の内容が、データベース29に記録されていた対応する項目の内容と置き換えられることで、データベース29に登録され(S50)、再度、図10に示した契約者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S47)。
契約者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合は(S48)、ステップS43に戻り、図10に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される。
【0063】
契約者設定画面においては、発行ID数、今月ID数、契約残、今月請求額が確認できるようになっている。発行ID数とは、その契約者2が現時点までに発行した有効なIDの総数すなわち利用者認証情報の総数である。今月ID数とは、その契約者2が当月に発行したID数すなわち利用者認証情報の数である。契約残とは、その契約者2との契約の残り期間である。今月請求額とは、今月ID数を元に算出した、契約者2に対する請求額である。算出は制御部30が行う。よって、制御部30は、記憶部28、あるいはデータベース29に記録された、契約者認証情報に関連付けられて発行された利用者認証発行情報を取り出し、管理者1から、契約者2ごとへの課金に関する情報を生成する課金情報生成手段として機能するものである。
【0064】
課金の計算方法は、本形態では、今月ID数と今月ID数1つ当たりの金額との積によって求めるが、利用者3による利用期間を考慮に入れて、発行ID数と発行ID数1つ当たりの金額との積によって求めてもよいし、今月ID数、発行ID数に段階を設け、たとえばかかる数が5以内であればいくら、5を超えて10以内であればいくらと定めるなど各段階の限度数に応じて定めた金額を課金するようにしてもよい。
【0065】
契約者設定画面においては、発行ID数の欄、今月ID数の欄において利用者認証情報の数を閲覧し確認することが可能となっており、この確認は、制御部30が、契約者設定画面をパーソナルコンピュータ21に提供しその表示部33に表示させることによって行われるものであるため、制御部30は、管理者1が利用者認証情報発行手段を閲覧することを可能とする利用者発行情報閲覧手段として機能するものである。管理者1は、本形態では、利用者認証情報について、その数のみを閲覧し確認することが可能となっており、これによって、管理者1は後述する利用者設定画面の閲覧を実質的に禁止されるため、利用者3のプライバシーが高度に保たれるが、利用者認証情報の内容すなわちID、パスワードをも管理者1が閲覧できるようにしてもよい。制御部30は、利用者発行情報閲覧手段として機能する一方、利用者設定情報閲覧禁止手段としても機能している。
【0066】
図13に示すように、アクセス解析ページ処理においては、図示しない解析条件入力ページがパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S51)。解析条件入力ページにおいては、契約者2の名称、ブライダル情報サービスシステム100へのログイン回数その他の条件が入力されるようになっている。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S52)、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下されるか(S54)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図8に示した管理メニューに戻る(S53)。
解析条件入力ページにおいて、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下された場合には、入力された解析条件に応じて、記憶部28、データベース29に記録されたデータのうち、主にデータベース29に格納されている該当データを参照して所定の解析が行われ、解析結果がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S55)。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は契約者アクセス解析手段として機能する。
【0067】
その後、解析条件入力ページに代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図7に示したステップS21に戻り、図8に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S56)。
【0068】
図14に示すように、契約者ページ処理においては、契約者トップページとしての図15に示す管理メニューがパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S61)。
管理メニューにおいて、新規ID発行ボタンが押下されID発行要求が選択されるか(S62)、利用者一覧ボタンが押下され利用者一覧要求が選択されるか(S64)、アクセス解析ボタンが押下されアクセス解析要求が選択されるか(S66)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
ブライダル情報サーバ22は、ID発行要求がなされたと判断した場合には、ID発行ページ処理に移行し(S63)、利用者一覧要求がなされたと判断した場合には、利用者一覧ページ処理に移行し(S65)、アクセス解析要求がなされたと判断した場合には、アクセス解析ページ処理に移行(S67)する。
【0069】
図9を参照して、契約者のID発行ページ処理について説明する。このID発行ページ処理は、管理者ページ処理におけるID発行ページ処理とほぼ同様であるため、その説明に使用した図9を用いて説明する。このID発行ページ処理においては、ID発行ページとしての図16に示す利用者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S31)。
利用者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S32)、設定ボタンが押下されID発行要求がなされるか(S34)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
【0070】
利用者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図15に示した管理メニューに戻る(S33)。
利用者設定画面において、設定ボタンが押下された場合には、利用者設定画面において、利用者名、ID、パスワード、公開開始日、公開終了日、デザイン選択、テキスト、利用者3のメールアドレス等の、所定の必要な項目が入力されているかが判断される(S35)。
【0071】
所定の必要な項目が入力されていない場合には、再入力を促す旨の表示および利用者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示され(S36)、所定の必要な項目が入力されている場合には、ID、パスワードすなわち利用者認証情報が発行され(S37)、発行されたID、パスワードが、メールにて、利用者設定画面で入力された利用者3のメールアドレスに自動的に送信される(S38)。メールの内容は、ID、パスワードの他、公開開始日、公開終了日等、種々の情報を含めることができる。また、実際に公開されるブライダル情報を表示した画面を、ビットマップ等の画像表示ファイルに変換し、このファイルを添付するようにしてもよい。かかるファイルは、データ量の少ないファイル形式を採用したものであることが望ましい。かかるメールの作成、送信は制御部30によって行われる。よって、制御部30は契約者メール作成手段、契約者メール送信手段として機能する。
【0072】
その後、利用者設定画面に代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図14に示したステップS21に戻り、図15に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S39)。
【0073】
ここで、利用者設定画面において入力された各項目は、記憶部28に一旦記録されたのち、契約者2および利用者3と関連付けられた状態でデータベース29に記録される。契約者2、利用者3が複数ある場合には、それぞれの契約者2、利用者3ごとに各項目が記録される。記憶部28、データベース29は、利用者認証情報に関連付けられた利用者3のメールアドレスを記録する利用者メールアドレス記録手段として機能する。
上述した利用者設定画面において入力すべき公開開始日とは、契約者2と利用者3との契約により利用者3のブライダル情報がブライダル情報サービスシステム100上に公開され、また利用者3が利用者認証情報を用いたアクセスが可能とされるとともに閲覧者認証情報を発行することが可能となる日である。公開終了日とは、契約者2と利用者3との契約により利用者3のブライダル情報がブライダル情報サービスシステム100上に公開される日の最終日であり、また利用者3が契約者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であり閲覧者認証情報を発行することができる日の最終日である。
公開終了日は、単に利用者3のブライダル情報がブライダル情報サービスシステム100上に公開される日の最終日であり、また利用者3が利用者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であり閲覧者認証情報を発行することができる日の最終日であってもよいが、これとともに、閲覧者4が閲覧者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日とすることができる。
【0074】
すなわち、利用者3は、公開終了日の翌日の到来により、利用者認証情報が無効とされ、利用者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止される。この処理は制御部30が、内蔵の時計を参照しつつ行うため、制御部30は、利用者アクセス禁止手段として機能する。また、これに加え閲覧者4が、公開終了日の翌日の到来により、閲覧者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止されるようにされた場合には、制御部30は、同様に閲覧者アクセス禁止手段として機能する。なお、公開終了日でなく、公開開始日からの契約期間を入力するようにしてもよい。記憶部28、データベース29は、利用者認証情報に関連付けられた公開終了日、言い換えると期限を記録する、利用者期限記録手段として機能する。
【0075】
利用者3は契約者2に対してメールを通じて契約期間の延長を申し入れることができる。この申し入れを促すため、利用者3は公開終了日以前の決められた所定の時にメールを送信することができ、かかる所定の時を予めデータベース29に登録しておくことにより、自動的に送信するように構成することも可能であり、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は公開期間更新確認メール発送手段として機能する。また、かかるメールへの返信メールとして利用者3から契約者2に公開期間の延長の申し入れを行うメールが契約者2に届いたときは、制御部30がかかる期間を自動的に延長するようにしても良く、これを行うために、たとえば契約者2が利用者3に送信するメールに、特定のデータを添付し、これを返信メールに載せ、制御部30がこれを読み取ってかかる延長を行うよう構成することができ、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は公開期間更新確認メール発送手段として機能する。
【0076】
公開開始日は契約開始日以降でなければならないため、入力された公開開始日が契約開始日より前であるときには、ステップS36においてその旨および公開開始日に適切な日付を再入力すべき旨が表示される。
公開終了日は契約終了日以前でなければならないため、入力された公開終了日が契約終了日より後であるときには、ステップS36においてその旨および公開開始日に適切な日付を再入力すべき旨が表示される。
【0077】
デザイン選択は、利用者3が公開するブライダル情報に関する表示のレイアウトを選択するものである。複数のデザインテンプレートが用意されており、何れかを自由に選択することで、公開されるブライダル情報の視覚的な雰囲気を引き立てることができる。
テキストとしては、デザイン選択により選択されたレイアウト中に表示されるテキストの内容を書き込む。
また、利用者設定画面では、ロゴアップロードボタンを押下することで、選択されたデザインに合わせたたとえば○○○ホテルといった会社ロゴすなわち契約者2の社名ロゴ等をアップロードできるようになっている。
また、利用者設定画面では、写真アップロードボタンを押下することで、選択された写真たとえば結婚する二人の生い立ちや結婚式の模様を撮影した写真をアップロードできるようになっている。
ロゴアップロードによりアップロードされるロゴ、写真アップロードによりアップロードされる写真は、契約者2が予め用意し、パーソナルコンピュータ24の記憶部36に記録したものである。写真は契約者2がデジタルカメラを用いて撮影したものであれば、記憶部36への入力が容易である。写真は、アップロードされる時点でサムネイル表示用と拡大表示用とに自動的にリサイズされ、サムネイル画面で表示されているサムネイルを選択することで、選択したサムネイルの拡大画像が別ウィンドウで表示され、内容を良く確認できるようになる。
【0078】
図17に示すように、利用者一覧ページ処理においては、その契約者2に関係する全ての利用者3をデータベース29から取得し(S71)、利用者一覧ページを生成し(S72)、利用者一覧ページとしての図18に示した利用者一覧がパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S73)。図18に示した利用者一覧においては、各利用者3の名前または名称と、このそれぞれに関連付けられている公開開始日、公開終了日が表示されているが、少なくとも利用者3の名前または名称が表示されれば良く、これに関連付けられる項目はデータベース29に記録されている項目から適宜選択できるようにすることができる。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は利用者一覧作成手段として機能する。
【0079】
利用者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S74)、入力部32を構成するマウスのポインタ等によって利用者一覧上における何れかの利用者3の名前または名称が選択され利用者3の指定が行われるか(S76)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
利用者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図15に示した管理メニューに戻る(S75)。
契約者一覧において、利用者3の指定が行われた場合には、図16に示した利用者設定画面がパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S77)。
【0080】
利用者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされるか(S78)、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S79)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
利用者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされた場合は(S78)、利用者設定画面に入力された各項目の内容が、データベース29に記録されていた対応する項目の内容と置き換えられることで、データベース29に登録され(S80)、再度、図16に示した利用者設定画面がパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S77)。
利用者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合は(S78)、ステップS73に戻り、図15に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される。
【0081】
図13を参照して、契約者2が行うアクセス解析ページ処理について説明する。このアクセス解析ページ処理は、管理者ページ処理におけるアクセス解析ページ処理とほぼ同様であるため、その説明に使用した図13を用いて説明する。このアクセス解析ページ処理においては、図示しない解析条件入力ページがパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S51)。解析条件入力ページにおいては、利用者3の名前、ブライダル情報サービスシステム100へのログイン回数その他の条件が入力されるようになっている。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S52)、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下されるか(S54)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図15に示した管理メニューに戻る(S53)。
解析条件入力ページにおいて、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下された場合には、入力された解析条件に応じて、記憶部28、データベース29に記録されたデータのうち、主にデータベース29に格納されている該当データを参照して所定の解析が行われ、解析結果がパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S55)。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は利用者アクセス解析手段として機能する。
【0082】
その後、解析条件入力ページに代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図14に示したステップS61に戻り、図15に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S56)。
【0083】
図19に示すように、利用者ページ処理においては、利用者トップページとしての図20に示す管理メニューがパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S81)。
管理メニューにおいて、新規ID発行ボタンが押下されID発行要求が選択されるか(S82)、閲覧者一覧ボタンが押下され閲覧者一覧要求が選択されるか(S84)、アクセス解析ボタンが押下されアクセス解析要求が選択されるか(S86)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
ブライダル情報サーバ22は、ID発行要求がなされたと判断した場合には、ID発行ページ処理に移行し(S83)、閲覧者一覧要求がなされたと判断した場合には、閲覧者一覧ページ処理に移行し(S85)、アクセス解析要求がなされたと判断した場合には、アクセス解析ページ処理に移行(S87)する。
【0084】
図9を参照して、利用者のID発行ページ処理について説明する。このID発行ページ処理は、管理者ページ処理、契約者ページ処理におけるID発行ページ処理とほぼ同様であるため、その説明に使用した図9を用いて説明する。このID発行ページ処理においては、ID発行ページとしての図16に示した利用者設定画面を簡易化した図示しない閲覧者設定画面がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S31)。
閲覧者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S32)、設定ボタンが押下されID発行要求がなされるか(S34)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
【0085】
閲覧者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図20に示した管理メニューに戻る(S33)。
閲覧者設定画面において、設定ボタンが押下された場合には、閲覧者設定画面において、閲覧者名、ID、パスワード、公開開始日、公開終了日、デザイン選択、テキスト、閲覧者4のメールアドレス等の、所定の必要な項目が入力されているかが判断される(S35)。
【0086】
所定の必要な項目が入力されていない場合には、再入力を促す旨の表示および閲覧者設定画面がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示され(S36)、所定の必要な項目が入力されている場合には、ID、パスワードすなわち閲覧者認証情報が発行され(S37)、発行されたID、パスワードが、メールにて、閲覧者設定画面で入力された閲覧者4のメールアドレスに自動的に送信される(S38)。メールの内容は、ID、パスワードの他、閲覧開始日、閲覧終了日等、種々の情報を含めることができる。また、実際に公開されるブライダル情報を表示した画面を、ビットマップ等の画像表示ファイルに変換し、このファイルを添付するようにしてもよい。かかるファイルは、データ量の少ないファイル形式を採用したものであることが望ましい。かかるメールの作成、送信は制御部30によって行われる。よって、制御部30は利用者メール作成手段、利用者メール送信手段として機能する。
【0087】
閲覧者設定画面は、利用者設定画面と比べると、公開開始日、公開終了日がそれぞれ閲覧開始日、閲覧終了日に変わっているとともに、ロゴアップロードボタン、テキスト入力欄、写真アップロードボタンが省略されている。なお、テキスト入力欄は利用者設定画面と同様に備えられていてもよい。デザイン選択は、利用者設定画面と同様に複数のデザインテンプレートが用意されており、何れかを自由に選択することで、利用者3の好みに応じて、公開される写真などのブライダル情報の視覚的な雰囲気を引き立てることができる。
【0088】
また、閲覧者設定画面には、結婚式のときに閲覧者4が座る席の配置を入力する画面を含めることができる。閲覧者4の席が入力されたときには、ブライダル情報として公開され、閲覧者4が閲覧可能になるとともに、閲覧者4へのメールにその情報が添付される。かかる情報は、画像化された座席表とすることができ、ビットマップ等の画像表示ファイルに変換し、このファイルを添付するようにしてもよい。かかるファイルは、データ量の少ないファイル形式を採用したものであることが望ましい。このような処理は制御部30によって行われ、この場合、制御部30は、閲覧者席公開手段、閲覧者席メール添付手段として機能する。閲覧者4にとって結婚式のときに座る席が予めわかって便利である。
【0089】
ここで、利用者設定画面において入力された各項目は、記憶部28に一旦記録されたのち、契約者2、利用者3および閲覧者4と関連付けられた状態でデータベース29に記録される。契約者2、利用者3、閲覧者4が複数ある場合には、それぞれの契約者2、利用者3、閲覧者4ごとに各項目が記録される。記憶部28、データベース29は、閲覧者認証情報に関連付けられた閲覧者4のメールアドレスを記録する閲覧者メールアドレス記録手段として機能する。
上述した閲覧者設定画面において入力すべき閲覧開始日とは、利用者3の発意や閲覧者4の求めにより、閲覧者4が閲覧者認証情報を用いたアクセスを可能とされるとともに後述するように利用者3にメッセージを送ることが可能となる日である。公開終了日とは、閲覧者4が閲覧者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であり利用者3にメッセージを送ることができる日の最終日である。
すなわち、閲覧者4は、閲覧終了日の翌日の到来により、閲覧者認証情報が無効とされ、閲覧者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止される。この処理は制御部30が、内蔵の時計を参照しつつ行うため、制御部30は、閲覧者アクセス禁止手段として機能する。なお、閲覧終了日でなく、閲覧開始日からの閲覧許可期間を入力するようにしてもよい。記憶部28、データベース29は、閲覧者認証情報に関連付けられた閲覧終了日、言い換えると期限を記録する、閲覧者期限記録手段として機能する。
【0090】
閲覧者4は利用者3に対してメールを通じて契約期間の延長を申し入れることができる。利用者3は閲覧終了日以前の決められた所定の時にメールを送信することができ、かかる所定の時を予めデータベース29に登録しておくことにより、自動的に送信するように構成することも可能であり、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は閲覧期間更新確認メール発送手段として機能する。また、かかるメールへの返信メールとして閲覧者4から利用者3に契約期間の延長の申し入れを行うメールが利用者3に届いたときは、制御部30がかかる期間を自動的に延長するようにしても良く、これを行うために、たとえば利用者3が閲覧者4に送信するメールに、特定のデータを添付し、これを返信メールに載せ、制御部30がこれを読み取ってかかる延長を行うよう構成することができ、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は閲覧期間更新確認メール発送手段として機能する。
【0091】
閲覧開始日は公開開始日以降でなければならないため、入力された閲覧開始日が公開開始日より前であるときには、ステップS36においてその旨および閲覧開始日に適切な日付を再入力すべき旨が表示される。
閲覧終了日は公開終了日以前でなければならないため、入力された閲覧終了日が公開終了日より後であるときには、ステップS36においてその旨および閲覧開始日に適切な日付を再入力すべき旨が表示される。
【0092】
ステップS38において閲覧者4にメールが送信された後、利用者設定画面に代わって、図21に示す新郎新婦設定画面が表示される。
新郎新婦設定画面では、契約者2が利用者設定画面でアップロードした写真がサムネイルとして並べて表示されており、図22に示す新郎新婦プロフィール画面や図23に示すサムネイル画面等によって構成されブライダル情報サービスシステム100上に公開されるブライダル情報のコンテンツとして表示する写真と、新郎新婦プロフィール画面、サムネイル画面等において背景として表示する画像とを選択することができるようになっているとともに、新郎新婦プロフィール画面において表示する新郎、新婦それぞれのプロフィールと、閲覧者4に対するメッセージとをテキストで入力することができるようになっている。サムネイル画面では、表示されているサムネイルを入力部32を構成するマウスのポインタ等でクリックするなどして選択することで、選択したサムネイルの拡大画像が別ウィンドウで表示され、内容を良く確認できる。
【0093】
利用者3がかかる選択や入力を行った後、新郎新婦設定画面で送信ボタンを押下すると、新郎新婦設定画面で選択、入力した情報が、記憶部28に一旦記録されたのち、利用者3と関連付けられた状態でデータベース29に記録されアップロードされ、これによってブライダル情報サービスシステム100上に公開される当該利用者3のブライダル情報のコンテンツが更新される。よって、データベース29は、利用者3が利用者認証情報を入力することを条件にブライダル情報をネットワーク上に公開する態様を編集可能とするブライダル情報設定手段として機能する。またこの処理は、制御部30がデータベース29の書き換えることによって行われるため、制御部30は、データベース29に変えて、またデータベース29とともに、ブライダル情報設定手段として機能するとも言える。
【0094】
送信ボタンの押下と同時に図22に示す新郎新婦プロフィール画面や図23に示すサムネイル画面等が自動的に立ち上がり、それぞれ別のウィンドウ上で見ることができるようになって、利用者3がその更新後の状態を確認できるようになる。なお、送信ボタンの押下と同時に自動的に立ち上がるのは新郎新婦プロフィール画面のみであってもよい。新郎新婦プロフィール画面にはサムネイル画面等にジャンプするボタンやサムネイル画面等を立ち上げるボタン等が設けられており、このようなボタンを押下することでサムネイル画面等の更新を確認できる。
【0095】
その後、新郎新婦設定画面に代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図19に示したステップS81に戻り、図20に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S39)。
【0096】
図24に示すように、閲覧者一覧ページ処理においては、その利用者3に関係する全ての閲覧者4をデータベース29から取得し(S91)、閲覧者一覧ページを生成し(S92)、閲覧者一覧ページとしての図25に示した閲覧者一覧がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S93)。図25に示した閲覧者一覧においては、各閲覧者4の名前または名称と、このそれぞれに関連付けられている閲覧開始日、閲覧終了日が表示されているが、少なくとも閲覧者4の名前または名称が表示されれば良く、これに関連付けられる項目はデータベース29に記録されている項目から適宜選択できるようにすることができる。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は閲覧者一覧作成手段として機能する。
【0097】
閲覧者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S94)、入力部32を構成するマウスのポインタ等によって閲覧者一覧上における何れかの閲覧者4の名前または名称が選択され閲覧者4の指定が行われるか(S96)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
閲覧者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図20に示した管理メニューに戻る(S95)。
閲覧者一覧において、閲覧者4の指定が行われた場合には、閲覧者設定画面がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S97)。
【0098】
閲覧者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされるか(S98)、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S99)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
閲覧者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされた場合は(S98)、閲覧者設定画面に入力された各項目の内容が、データベース29に記録されていた対応する項目の内容と置き換えられることで、データベース29に登録され(S100)、再度、閲覧者設定画面がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S77)。
閲覧者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合は(S98)、ステップS93に戻り、図25に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される。
【0099】
図13を参照して、利用者3が行うアクセス解析ページ処理について説明する。このアクセス解析ページ処理は、管理者ページ処理、契約者ページ処理におけるアクセス解析ページ処理とほぼ同様であるため、その説明に使用した図13を用いて説明する。このアクセス解析ページ処理においては、図示しない解析条件入力ページがパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S51)。解析条件入力ページにおいては、閲覧者4の名前、ブライダル情報サービスシステム100へのログイン回数その他の条件が入力されるようになっている。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S52)、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下されるか(S54)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図20に示した管理メニューに戻る(S53)。
解析条件入力ページにおいて、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下された場合には、入力された解析条件に応じて、記憶部28、データベース29に記録されたデータのうち、主にデータベース29に格納されている該当データを参照して所定の解析が行われ、解析結果がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S55)。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は閲覧者アクセス解析手段として機能する。
【0100】
その後、解析条件入力ページに代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図19に示したステップS81に戻り、図20に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S56)。
【0101】
図22に示すように、閲覧者ページ処理においては、閲覧者トップページとしての新郎新婦プロフィール画面がパーソナルコンピュータ26に提供されその表示部33に表示される。
閲覧者4は、新郎新婦プロフィール画面に表示された新郎新婦の写真、新郎、新婦それぞれのプロフィール、メッセージを見ることができる。
【0102】
新郎新婦プロフィール画面にはサムネイル画面等にジャンプするボタンやサムネイル画面等を立ち上げるボタン等が設けられており、サムネイルを、サムネイル画面上において、入力部32を構成するマウスのポインタでクリックすること等によって選択すると、選択されたサムネイルの拡大画像が別ウィンドウで表示される。
新郎新婦プロフィール画面には閲覧者4の名前、メールアドレス、メッセージを入力する欄と送信ボタンとが設けられており、たとえばメッセージを入力する欄に利用者3に対するお祝いのメッセージ、写真の感想等を入力するなど、それぞれの欄に、入力部32を構成するキーボード等によって適宜入力を行った後、送信ボタンを押下すると、データベース29に記録されている利用者3のアドレスに、名前欄に入力した名前、メールアドレス欄に入力したメールアドレスおよびメッセージ欄に入力したメッセージがメールとして送信される。かかるメールの送信は制御部30によって行われる。よって、制御部30は閲覧者メール送信手段として機能する。新郎新婦プロフィール画面において入力されたメールアドレスは、記憶部28に一旦記録されたのち、契約者2、利用者3および閲覧者4と関連付けられた状態でデータベース29に記録される。契約者2、利用者3、閲覧者4が複数ある場合には、それぞれの契約者2、利用者3、閲覧者4ごとにメールアドレスが記録される。
【0103】
このメールは、記憶部28やデータベース29に記録され、利用者3がウェブ上で、閲覧者設定画面上などで閲覧するようにしてもよい。また、記憶部28やデータベース29に記録する場合、ブライダル情報として公開しても良く、結婚式前からの公開を行えば結婚式に向けてムードを盛り上げることができるとともに、結婚式後の公開では結婚式参加者の感想等で余韻を楽しむことができる。また、記憶部28やデータベース29に記録する場合、記録された内容を契約者2が閲覧することができ、削除することができるようにすれば、不適切な内容のメールが利用者3に送信されたり公開されたりすることを防止でき、利用者3等が不愉快な思いをすることを未然に防ぐことができる。
【0104】
以上のような処理を行うブライダル情報サービスシステム100において、結婚式の日は公開開始日、閲覧開始日以降であって良く、ブライダル情報たとえば結婚する二人の生い立ち、プロフィール等を結婚式の日より前に紹介し、閲覧者4に事前に知らせておくこともできる。閲覧者4に送信するメール、図5、22、23に示した画面等において、結婚式場の場所、時間等の案内を表示し、またそのような表示を行うサイトへのリンクを表示しておくことで、結婚式への招待を、事前に確実に行うことができる。また、事前に、閲覧者4が新郎や新婦の写真、プロフィールを閲覧することができるため、新郎、新婦の何れか一方しか知らない招待客等の閲覧者4に、新郎、新婦の紹介を事前に行うことができ、閲覧者4に喜ばれる。さらに、遠方に住んでいて結婚式に参加できない閲覧者4にとっても、結婚式前後の情報が得られ、喜ばれる。
【0105】
利用者3にとっては、公開するブライダル情報の内容すなわちブライダル情報を表示するページのデザイン、テキスト、紹介する写真などを全て利用者3によって選ぶことができ、ホームページを開設できるため、利用者3の満足度の高いサービスの提供が可能となっている。また、かかる内容について、紹介する写真は契約者2がアップロードしたもののみから選ぶことができるようになっていることなど、契約者2による管理が可能であるため、不適切な情報を公開することが防止される。ただし、利用者3が自分で撮影した写真など、契約者2がアップロードしたもの以外の写真を公開できるようにしてもよい。
【0106】
契約者2にとっては、公開されるブライダル情報の内容が利用者3の好みに応じて充実され、ビューが向上すること、ブライダルサービスの差別化を図ることができる。また、結婚式の終了後も、利用者3や閲覧者4との継続的な関係を続けることで、種々の利点がある。すなわち、利用者3については、結婚記念日に利用者3にお祝いのメールを利用者3に送信することで、契約者2の宣伝、広告等を行うことができる。たとえば、お祝いのメッセージに併せて、契約者2がホテルやレストラン等のサービスを行う業者である場合には宿泊や食事、プレゼント等の特典を送付することで、利用者3がさらに契約者2を利用するように促すことができる。また、利用者3に子供が誕生した場合などに、誕生日を記憶部28やデータベース29に登録することができるように構成し、同様の特典を送付し、利用者3の利用をさらに促すことができる。これらメールの送付、利用の記録、誕生日の記録を記憶部28やデータベース29に登録することで利用者3に関するデータベースが拡充され、契約者2、利用者3の双方にとって上述した利点がある。このような場合、データベース29に利用者3と関連付けてその結婚した月日、子供の誕生日等を登録しておき、かかるメールを自動的に発送するようにすることができる。
【0107】
かかるメールによって契約者2から利用者3に送られる、宿泊や食事、プレゼント等の特典等に関する所定の情報は、契約者2によって記憶部28やデータベース29に記録される。よって、記憶部28やデータベース29は、送信情報記録手段として機能する。かかる誕生日などの所定時期は利用者認証情報と関連付けられて、利用者3によって記憶部28やデータベース29に記録され登録される。よって、記憶部28やデータベース29は時期記録手段として機能する。また、制御部30は、かかる所定の情報を、かかる所定時期に基づいて、利用者3に対して、利用者メールアドレス記録手段として機能する記憶部28やデータベース29から呼び出した利用者メールアドレスに、メールによって送信する所定情報メール送信手段として機能する。
【0108】
また、閲覧者4についても、利用者3にメールを送付した閲覧者4のメールアドレス等を記憶部28やデータベース29に登録することで閲覧者4に関するデータベースを拡充し、これにより、契約者2の宣伝、広告を行うことができる。すなわち利用者3の友人等は、結婚予備軍であり、そのような閲覧者4に対しブライダルフェア等の案内をメールで送信することや、これに併せて結婚式の割引の特典などを送付することで、高い確率で集客することができる。この場合、同様に所定の情報は、記憶部28やデータベース29に記録され、記憶部28やデータベース29は、送信情報記録手段として機能する。制御部30は、かかる所定の情報を、閲覧者4に対して、閲覧者メールアドレス記録手段として機能する記憶部28やデータベース29から呼び出した閲覧者メールアドレスに、メールによって送信する所定情報メール送信手段として機能する。
【0109】
そして、ブライダル情報サービスシステム100においては、以上の処理が、管理者1にとっても、契約者2にとっても、利用者3にとっても、閲覧者4にとっても、上述した簡単な操作によって得られる。かかる操作は、上述したようにウェブブラウザ上で全て行うことができる。
【0110】
以上説明した本形態のブライダル情報サービスシステム100によると、以下の各構成を備えるブライダル情報サービスシステムが実現される。
ネットワーク(インターネット網10)上に公開するブライダル情報を記録するブライダル情報記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)を有するサーバ(ブライダル情報サーバ22)を備え、ネットワークに接続した端末(パーソナルコンピュータ24、25、26)に前記ブライダル情報を送信するブライダル情報サービスシステムであって、前記サーバは、このブライダル情報サービスシステムの管理者によって発行された複数の第1の認証情報を記録する第1の認証情報記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)と、ネットワークを介して第1の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第1の認証情報と関連付けられて発行された第2の認証情報を記録する第2の認証情報記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)とを有し、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、前記ブライダル情報を前記ブライダル情報記録手段に記録するブライダル情報サービスシステム。
【0111】
第1の認証情報に関連付けられて発行された第2の認証情報を第2の認証情報記録手段から取り出して、前記第1の認証情報ごとに課金する情報を生成する課金情報生成手段(制御部30)を有するブライダル情報サービスシステム。
【0112】
第1の認証情報に関連付けられた期限を記録する期限記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)と、前記期限に基づいて、この期限に関連付けられた第1の認証情報およびこの第2の認証情報に関連付けられた第2の認証情報を無効とする認証情報無効手段(制御部30)とを有するブライダル情報サービスシステム。
【0113】
ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第2の認証情報と関連付けられて発行された第3の認証情報を記録する第3の認証情報記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)を有し、ネットワークを介して第3の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じてこの端末に前記ブライダル情報を送信するブライダル情報サービスシステム。
【0114】
ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて前記ブライダル情報記録手段に記録される前記ブライダル情報に写真データ(サムネイル用データ、拡大写真用データ)を含むブライダル情報サービスシステム。
【0115】
第2の認証情報に関連付けられたメールアドレスを記録するメールアドレス記録手段と、前記メールアドレスに送信される所定の情報を記録する送信情報記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)と、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この端末から送信された所定時期をこの第2の認証情報に関連付けて記録する時期記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)と、前記所定時期に基づいて前記所定の情報を前記メールアドレスに送信するメール送信手段(制御部30)とを有するブライダル情報サービスシステム。
【0116】
本発明にかかるブライダル情報サービスシステムを構成する、サーバ、ブライダル情報記録手段、第1ないし第3の認証情報記録手段、課金情報生成手段、期限記録手段、認証情報無効手段、メールアドレス記録手段、送信情報記録手段、時期記録手段、メール送信手段などの構成、ブライダル情報、各認証情報、利用者へのメールの内容については前述した形態の各要素に限らず任意に変更可能である。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0117】
【図1】本発明にかかるブライダル情報サービスシステムを適用可能なネットワークシステムの構成図である。
【図2】本発明にかかるブライダル情報サービスシステムを使用する者の関係を示す概念図である。
【図3】図1に示した運営者サイドに備えられたサーバの構成の概略を示すブロック図である。
【図4】図1に示した契約者、利用者、閲覧者の各サイドにおいて用いられる端末の構成の概略を示すブロック図である。
【図5】各認証情報を入力して本発明にかかるブライダル情報サービスシステムにアクセスするためのサイトの表示例を示す図である。
【図6】本発明にかかるブライダル情報サービスシステムのメインフローチャートの例を示す図である。
【図7】図6に示した管理者用ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図8】図7に示した管理者トップページの表示例を示す図である。
【図9】図7に示したID発行ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図10】図9に示したID発行ページの表示例を示す図である。
【図11】図7に示した契約者一覧ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図12】図11に示した契約者一覧ページの表示例を示す図である。
【図13】図7に示したアクセス解析ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図14】図6に示した契約者用ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図15】図14に示した契約者トップページの表示例を示す図である。
【図16】図9に示したID発行ページの表示例を示す図である。
【図17】図14に示した利用者一覧ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図18】図17に示した利用者一覧ページの表示例を示す図である。
【図19】図6に示した利用者用ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図20】図19に示した利用者トップページの表示例を示す図である。
【図21】本発明にかかるブライダル情報サービスシステムにおいて公開するブライダル情報の入力を行う設定画面の表示例を示す図である。
【図22】図21に示した設定画面において入力したブライダル情報を、本発明にかかるブライダル情報サービスシステムにおいて表示する表示例を示す図である。
【図23】図21に示した設定画面において入力したブライダル情報を、本発明にかかるブライダル情報サービスシステムにおいて別に表示する表示例を示す図である。
【図24】図6に示した閲覧者用ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図25】図24に示した利用者一覧ページの表示例を示す図である。
【図26】各認証情報を入力して本発明にかかるブライダル情報サービスシステムにアクセスするためのサイトの他の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0118】
1 管理者
22 サーバ
24 端末
25 端末
26 端末
28 第1の認証情報記録手段、第2の認証情報記録手段、第3の認証情報記録手段、期限記録手段、メールアドレス記録手段、送信情報記録手段、時期記録手段
29 ブライダル情報記録手段、第1の認証情報記録手段、第2の認証情報記録手段、第3の認証情報記録手段、期限記録手段、メールアドレス記録手段、送信情報記録手段、時期記録手段
30 課金情報生成手段、認証情報無効手段、メール送信手段
100 ブライダル情報サービスシステム
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネット等のネットワークを介してブライダル情報に関するサービスを行うブライダル情報サービスシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット等のネットワークの普及に伴い、たとえば、結婚する二人の紹介、結婚式の模様の紹介等によって構成される、結婚に関する情報すなわちブライダル情報をネットワーク上に公開することが一般的になってきている。このような状況のもとにおいて、ホテル等、結婚式場を運営する業者がブライダル情報をインターネット上に公開するサービスを行うようになってきており、〔特許文献1〕、〔特許文献2〕等において開示されているように、かかるサービスに関する技術が種々提案されている。〔特許文献1〕、〔特許文献2〕に記載の技術は、主に、結婚式場を運営する業者が主催するホームページ上において提供するサービスに関するものである。
【0003】
一方、近年においては、IT企業などが、サービス業の種々の分野において実際にサービスを行う業者に対して、ネットワーク等に関するサービスを提供するようになってきている。すなわち、IT企業などが、ネットワーク等に関する優れた技術、ノウハウを駆使して、かかる業者の、その顧客へのネットワークに関するサービスの業務を代行するようになってきている。たとえば、かかる業者のネットワークの構築、不特定多数の潜在的顧客をターゲットとしたホームページの作成、運営、保守等の作業の代行等である。
【0004】
これによって、かかる業者は、それらの作業の負担から開放され、業務の効率化を図ることができるうえ、顧客に対して魅力的なホームページを提供することができ、顧客の獲得を拡大できるなど、種々の利点がある。
また特に、近年においては個人情報等の情報の漏洩防止が顧客の信頼を獲得し維持向上するうえで重要な課題となっており、ネットワーク上の情報保護に関する技術を有するIT企業などがかかる情報の管理を行うことは、かかる業者にとって、きわめて有益である。
【0005】
【特許文献1】特開2001−306724号公報
【特許文献2】特開2001−222598号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ブライダル情報の提供に関しては、たとえば〔特許文献1〕、〔特許文献2〕に記載されているように、結婚式場を運営する業者が提供するサービスに関する技術が提案されているのみであり、IT企業などがかかる業者に対して行う上述したようなサービスに関する技術は未だ提案されていない。これは、結婚式場を運営する業者が、結婚という、顧客にとって非常に個人的なイベントを取り扱うため、かかる業者が顧客の直接の窓口となる必要があるという、業界における特殊な事情によるところも大きい。なお、〔特許文献1〕には、インターネットサービス業者が、結婚式場を運営する業者によって提供されるサービスを請け負うことが可能である旨が記載されているが、これは結婚式場を運営する業者が行うサービスをそのままインターネットサービス業者が請け負い、結婚式場を運営する業者がその顧客に対して実体的なサービスを行うことなく、インターネットサービス業者がかかる顧客に対して実体的なサービスを提供することを示唆しているにすぎず、インターネットサービス業者が結婚式場を運営する業者に対して行うサービスを開示したものではない。そのため、結婚サービスに関する業界の事情を十分に反映したものとなっているとは言えない。
【0007】
また、IT企業などが通常のサービス業者に代行して提供するホームページは、不特定多数の潜在的顧客をターゲットとしたものであることが多いが、結婚式場を運営する業者等のように特定された顧客を対象とする業者に代行してホームページを提供する場合には、その顧客の個人情報等の情報を極めて厳密に管理する必要があり、このことは、IT企業などが結婚式場を運営する業者に対してサービスを提供する場合にも同様である。特に、結婚式場を運営する業者は、結婚という非常に個人的なイベントを取り扱うため、顧客等に関する種々多様な個人情報を顧客等から提供されることが一般的であるため、そのような情報の厳密な管理は顧客の信頼を獲得し、また維持向上するうえで極めて重要である。そして、かかる管理を行っていることは結婚式場を運営する業者にとって顧客を獲得するうえでの極めて大きなセールスポイントとなり、さらには、かかる管理を可能とすることは、IT企業にとっても顧客を獲得するうえでの極めて大きなセールスポイントとなる。
【0008】
本発明は、インターネット等のネットワークを介してブライダル情報に関するサービスを行うブライダル情報サービスシステムであって、結婚式場を運営する業者等がその顧客に対して提供するサービスのみならず、IT企業等が結婚式場を運営する業者等に対して提供するサービスを含み、また情報管理に関する機密性に優れたブライダル情報サービスシステムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ネットワーク上に公開するブライダル情報を記録するブライダル情報記録手段を有するサーバを備え、ネットワークに接続した端末に前記ブライダル情報を送信するブライダル情報サービスシステムであって、前記サーバは、このブライダル情報サービスシステムの管理者によって発行された複数の第1の認証情報を記録する第1の認証情報記録手段と、ネットワークを介して第1の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第1の認証情報と関連付けられて発行された第2の認証情報を記録する第2の認証情報記録手段とを有し、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、前記ブライダル情報を前記ブライダル情報記録手段に記録するブライダル情報サービスシステムにある。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第1の認証情報に関連付けられて発行された第2の認証情報を第2の認証情報記録手段から取り出して、前記第1の認証情報ごとに課金する情報を生成する課金情報生成手段を有することを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第1の認証情報に関連付けられた期限を記録する期限記録手段と、前記期限に基づいて、この期限に関連付けられた第1の認証情報およびこの第2の認証情報に関連付けられた第2の認証情報を無効とする認証情報無効手段とを有することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第2の認証情報と関連付けられて発行された第3の認証情報を記録する第3の認証情報記録手段を有し、ネットワークを介して第3の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じてこの端末に前記ブライダル情報を送信することを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて前記ブライダル情報記録手段に記録される前記ブライダル情報に写真データを含むことを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第2の認証情報に関連付けられたメールアドレスを記録するメールアドレス記録手段と、前記メールアドレスに送信される所定の情報を記録する送信情報記録手段と、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この端末から送信された所定時期をこの第2の認証情報に関連付けて記録する時期記録手段と、前記所定時期に基づいて前記所定の情報を前記メールアドレスに送信するメール送信手段とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、結婚サービスに関する業界の事情を十分に反映し、インターネット等のネットワークを介してブライダル情報に関するサービスを行う、ブライダル情報に特化してサービスシステムであって、結婚式場を運営する業者等がその顧客に対して提供するサービスに関するシステムのみならず、IT企業等が結婚式場を運営する業者等に対して提供するサービスに関するシステムを含み、また情報管理に関する機密性に優れたブライダル情報サービスシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明にかかるブライダル情報サービスシステムは、ネットワーク上に公開するブライダル情報を記録するブライダル情報記録手段を有するサーバを備え、ネットワークに接続した端末に前記ブライダル情報を送信するブライダル情報サービスシステムであって、前記サーバは、このブライダル情報サービスシステムの管理者によって発行された複数の第1の認証情報を記録する第1の認証情報記録手段と、ネットワークを介して第1の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第1の認証情報と関連付けられて発行された第2の認証情報を記録する第2の認証情報記録手段とを有し、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、前記ブライダル情報を前記ブライダル情報記録手段に記録する。
【0017】
したがって、管理者からID、パスワード等の第1の認証情報としての契約者認証情報の発行を受けた契約者は、かかる契約者認証情報を用いてパーソナルコンピュータ等の端末からサーバにアクセスすることでネットワークを介して本システムにアクセスすることができ、契約者認証情報を用いて端末からネットワークを介して本システムにアクセスした契約者は、利用者に対して、利用者の本システムへのアクセスを可能とするID、パスワード等の第2の認証情報としての利用者認証情報を発行することができ、契約者から利用者認証情報の発行を受けた利用者は、かかる利用者認証情報を用いてパーソナルコンピュータ等の端末からサーバにアクセスすることで本システムにアクセスすることができ、ネットワーク上に公開する利用者のブライダル情報を記録したり編集したりすることができる。
よって、利用者認証情報の発行権限が、管理者から契約者認証情報の発行を受けた契約者に限って与えられ、また、このような契約者によって利用者認証情報の発行を受けた利用者に本システムへのアクセスを可能とすることでセキュリティー性が高いシステムとなるとともに、かかる利用者が自分のブライダル情報を、必要、好み等に応じ記録することができるとともに編集することができる。
【0018】
また、第1の認証情報に関連付けられて発行された第2の認証情報を第2の認証情報記録手段から取り出して、前記第1の認証情報ごとに課金する情報を生成する課金情報生成手段を有する。
【0019】
したがって、第1の認証情報記録手段としての契約者認証発行情報記録手段に記録された契約者認証情報と、第2の認証情報記録手段としての利用者認証発行情報記録手段に記録された、契約者認証情報と関連付けられた利用者認証情報とから、契約者が特定され、管理者は、その契約者が利用者認証情報を発行した状況に応じて、課金情報生成手段によって生成された、金額等からなる課金情報により、契約者に対し、本システムを利用したことについて、具体的には契約者が利用者に対して利用者認証情報を発行したことについての請求を行うことができるため、簡易にかかる金額を計算し、その請求を行うことができる。
【0020】
また、第1の認証情報に関連付けられた期限を記録する期限記録手段と、前記期限に基づいて、この期限に関連付けられた第1の認証情報およびこの第2の認証情報に関連付けられた第2の認証情報を無効とする認証情報無効手段とを有する。
【0021】
よって、管理者と契約者との契約により設定した期限である所定時が到来すると、認証情報無効手段によって、その契約者およびこれによって利用者認証情報を発行された利用者が本システムにアクセスすることが禁止され、契約者や利用者が本システムを不正に利用することが防止される。
【0022】
また、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第2の認証情報と関連付けられて発行された第3の認証情報を記録する第3の認証情報記録手段を有し、ネットワークを介して第3の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じてこの端末に前記ブライダル情報を送信する。
【0023】
よって、利用者が、利用者認証情報を入力することを条件にして、利用者から閲覧者にID、パスワード等の第3の認証情報としての閲覧者認証情報の発行を行うことができ、かかる発行を受けた閲覧者のみが、ネットワークを介して本システムにアクセスしてその閲覧者に閲覧者認証情報を発行した利用者のブライダル情報を閲覧できる。したがって、閲覧者認証情報の発行権限が、契約者から利用者認証情報の発行を受けた利用者に限って与えられ、また、このような利用者によって閲覧者認証情報の発行を受けた閲覧者に本システムへのアクセスを可能とすることで閲覧者は必ずその利用者のブライダル情報のみを閲覧することができ、セキュリティー性が高いシステムとなる。
【0024】
また、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて前記ブライダル情報記録手段に記録される前記ブライダル情報に写真データを含む。
【0025】
よって、利用者の好みに応じた写真がブライダル情報としてネットワーク上に公開され、結婚式に向けて雰囲気を盛り上げたり、結婚式の模様を詳しく伝えたりすることができ、見栄えが良く、利用者にとっても閲覧者にとっても非常に喜ばれるサービスを提供することができる。
【0026】
また、第2の認証情報に関連付けられたメールアドレスを記録するメールアドレス記録手段と、前記メールアドレスに送信される所定の情報を記録する送信情報記録手段と、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この端末から送信された所定時期をこの第2の認証情報に関連付けて記録する時期記録手段と、前記所定時期に基づいて前記所定の情報を前記メールアドレスに送信するメール送信手段とを有する。
【0027】
よって、利用者認証情報を用いてパーソナルコンピュータ等の端末からサーバにアクセスすることで本システムにアクセスした利用者が、利用者に子供が生まれた日付等を登録しておけば、毎年その日付に、誕生日のお祝い等を記載したメールが契約者から利用者に送信され、利用者に喜ばれるとともに契約者の印象を向上することができ、かかるメールに契約者の営業するホテル等のサービス情報を記載しておくことで、契約者の宣伝広告を、利用者の好印象のもとに行うことができるとともに、利用者がサイド契約者を利用することを促すことができる。
そして、上記した課題が解決される。
【0028】
本発明を適用したブライダル情報サービスシステムについて、以下図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明にかかるブライダル情報サービスシステムの概観を示す。
このブライダル情報サービスシステム100は、図2に示すように、IT企業等の管理者1によって提供されるものである。
【0029】
管理者1は、ブライダル情報サービスシステム100の構築、運営、保守、管理を行う。
契約者2は、管理者1の顧客であって、結婚式場を備えたホテル等、結婚式を運営する業者である。ブライダル情報サービスシステム100の使用等について管理者1と所定の契約を結んだものが契約者2となる。
利用者3は、契約者2の顧客であって、契約者2の運営する結婚式によって挙式するカップルである。ブライダル情報サービスシステム100の使用等について契約者2と所定の契約を結んだものが利用者3となる。
閲覧者4は、利用者3の親族や友人等、利用者3と交友のある者である。
【0030】
ブライダル情報サービスシステム100は、ネットワークとしてのインターネット網10(以下、適宜、単に「インターネット」ということがある)を使用し、インターネット網10に、管理者1が運営する運営者サイド11と、契約者2が運営する契約者サイド12と、利用者3が使用する利用者サイド13と、閲覧者4が使用する閲覧者サイド14とが接続されることによって構成されている。
【0031】
運営者サイド11は、管理者1が使用する情報端末である端末としてのパーソナルコンピュータ21と、パーソナルコンピュータ21によって所定の処理を行うことが可能なサーバとしてのブライダル情報サーバ22と、パーソナルコンピュータ21、ブライダル情報サーバ22及びインターネット網10を接続する通信装置23とを備えている。
ブライダル情報サーバ22は、一体の物でなく、インターネット網10その他のネットワークシステムを介して接続されているものであってもよい。パーソナルコンピュータ21、ブライダル情報サーバ22は以下説明する動作を行うことができるものであればどのようなものであってもよい。ブライダル情報サーバ22は、以下説明する各手段等の構成を備えていれば、一体の物でなく、インターネット網10その他のネットワークシステムを介して接続されているものであってもよい。パーソナルコンピュータ21、ブライダル情報サーバ22は一体型でもよいし、インターネット網10その他のネットワークシステムを介して接続されているものであってもよい。
【0032】
管理者1が使用する情報端末は、以下説明する動作を行うことができるものであればパーソナルコンピュータ21に限らず、どのようなものであってもよい。運営者サイド11には、ローカルエリアネットワーク等、インターネット網10以外のネットワークシステムを含んでいてもよい。ブライダル情報サービスシステム100がインターネット網10以外にも上述のようなネットワークに実質的に接続されている場合には、それらのネットワークをも含めてネットワークという。
【0033】
契約者サイド12は、契約者2が使用する情報端末であるパーソナルコンピュータ24を有している。契約者2は、図1に示すような2者に限らず、1者でもよいし、3者以上であってもよい。各契約者2は、必ずしも特定のパーソナルコンピュータ24を使用しなければならないというものではない。パーソナルコンピュータ24は以下説明する動作を行うことができるものであればどのようなものであってもよい。契約者2が使用する情報端末は以下説明する動作を行うことができるものであればパーソナルコンピュータ24に限らず、どのようなものであってもよい。契約者サイド12には、ローカルエリアネットワーク等、インターネット網以外のネットワークシステムを含んでいてもよい。
【0034】
利用者サイド13は、利用者3が使用する情報端末である端末としてのパーソナルコンピュータ25を有している。契約者2は、図1に示すような3者に限らず、2者以下でもよいし、4者以上であってもよい。各利用者3は、必ずしも特定のパーソナルコンピュータ25を使用しなければならないというものではない。パーソナルコンピュータ25は以下説明する動作を行うことができるものであればどのようなものであってもよい。利用者3が使用する情報端末は以下説明する動作を行うことができるものであればパーソナルコンピュータ25に限らず、どのようなものであってもよい。利用者サイド13には、ローカルエリアネットワーク等、インターネット網以外のネットワークシステムを含んでいてもよい。
【0035】
閲覧者サイド14は、閲覧者4が使用する情報端末である端末としてのパーソナルコンピュータ26を有している。閲覧者4は、図1に示すような4者に限らず、3者以下でもよいし、5者以上であってもよい。各閲覧者4は、必ずしも特定のパーソナルコンピュータ26を使用しなければならないというものではない。パーソナルコンピュータ26は以下説明する動作を行うことができるものであればどのようなものであってもよい。閲覧者4が使用する情報端末は以下説明する動作を行うことができるものであればパーソナルコンピュータ26に限らず、どのようなものであってもよい。閲覧者サイド14には、ローカルエリアネットワーク等、インターネット網以外のネットワークシステムを含んでいてもよい。
【0036】
図3に示すように、ブライダル情報サーバ22は、上述した通信装置23を介してインターネット、パーソナルコンピュータ21に接続され通信を行う通信部27と、各契約者2のホームページ等に対応したデータ等を記録したRAM,ROM等によって構成された記憶部28と、各契約者2、各利用者3、各閲覧者4及びこれらに対応した後述するID、パスワード等の各種データを記録したRAM,ROM等によって構成されたデータベース29と、通信部27、記憶部28及びデータベース29に対する各種制御を行うCPU等によって構成された制御部30とを有している。
【0037】
図4に示すように、パーソナルコンピュータ21,24,25,26は、各種情報処理を行う本体31と、本体31に後述するID、パスワード等の種々の情報を入力するキーボード、マウス等によって構成される入力部32と、本体31による情報処理の結果を画像として表示するモニタ等によって構成された表示部33と、本体31による情報処理の結果を音声として出力するスピーカ34とを有している。以下の説明において、表示部33への表示には、一般に用いられるブラウザを用いるものとする。
【0038】
本体31は、インターネットに接続され通信を行う通信部35と、所定のデータを記録した記憶部36と、入力部32から所定の情報を入力されるとともに、通信部35および記憶部36に対する各種制御、表示部33及びスピーカ34に対する各種出力を行う制御部37とを有している。なお、パーソナルコンピュータ21にあっては、通信部35は、上述した通信装置23を介してインターネット、ブライダル情報サーバ22に接続されている。
【0039】
ブライダル情報サーバ22の記憶部28には各契約者2のホームページに対応したデータ、各ホームページに与えられた所定のURL(uniform resource locators)等が記録され、通信装置23を通してパーソナルコンピュータ21からのアクセスが可能となっているとともに、インターネット網10を介してパーソナルコンピュータ24,25,26からのアクセスが可能となっている。
【0040】
契約者2のホームページは、管理者1、契約者2等によって作成され、これに対応するデータが記憶部28に記録され、パーソナルコンピュータ21,24,25,26からの所定のURLの入力に応じて表示される。契約者2のホームページは、管理者1その他の者が契約者2の求めに応じてパーソナルコンピュータ21やその他の情報端末を用いて作成したものであっても、契約者2自身がパーソナルコンピュータ24やその他の情報端末を用いて作成したものであってもよい。作成されたホームページに対応したデータが記憶部28にアップロードされる。
【0041】
図5に、契約者2のホームページのトップページの表示例を示す。このトップページ40には、ご婚礼お写真ギャラリーという表題のバナー41が表示されている。このバナー中には、ID入力欄とパスワード入力欄とが備えられており、入力部32により、それぞれID、パスワードを入力可能となっている。バナー41はトップページ40上に表示するのでなく、図26に示した、トップページ40にリンクを張ったログイン専用ページ42を設けて、ログイン専用ページ42上でID、パスワードを入力するようにしてもよい。図5に示したトップページ40は契約者サイド12のパーソナルコンピュータ24に記録されたデータに基づいて表示しても良い。
ID、パスワードはそれぞれ、管理者1、契約者2、各利用者3、各閲覧者4のそれぞれに、互いに異なるものが発行され、次のように予め発行されたID、パスワードに該当する情報を入力することにより、後述する特定のページを開くことが許可され、後述する特定の処理を行うことが可能となる。
【0042】
なお、本形態において、ブライダル情報サービスシステム100は、かかるID、パスワードを発行された管理者1、契約者2、各利用者3、各閲覧者4がかかるID、パスワードを入力することによってアクセス可能となる、特定の、いわば閉じられた系、言い換えると領域によって形成されるシステムを意味し、ブライダル情報サーバ22によって構成されるが、図5に示したトップページ40のように、不特定多数の者がアクセスできる領域をも含めてブライダル情報サービスシステム100としてもよい。
【0043】
管理者1用のID、パスワードすなわち管理者認証情報は、管理者1自身によって、各契約者2に対応して、あるいは各契約者2に共通したものとして、パーソナルコンピュータ21を用いて、あるいはその他の方法によって決められ、パーソナルコンピュータ21その他の端末装置を用いて記憶部28の管理者用ID記憶領域、管理者用パスワード記憶領域に記憶されている。この記憶動作は制御部30によって制御され、この記憶動作によって実質的に管理者認証情報が発行されたということができるため、制御部30は管理者認証発行手段として機能するものである。なお、管理者認証情報は、ブライダル情報サーバ22により、管理者1による所定の操作に応じて制御部30により自動的に決定されて発行され管理者1に通知されるものであっても良い。管理者認証情報は、記憶部28に記録される。よって、記憶部28は、管理者認証発行情報記録手段として機能するものである。
【0044】
契約者2用のID、パスワードすなわち契約者認証情報は、管理者1との契約に応じて、管理者1によって、パーソナルコンピュータ21を用いて、あるいはその他の方法によって決められ、パーソナルコンピュータ21その他の端末装置を用いて記憶部28の契約者用ID記憶領域、契約者用パスワード記憶領域に記憶されている。よって、契約者2は、管理者1が契約者認証情報を発行することによって、ブライダル情報サービスシステム100にアクセスすることが可能とされる。また契約者認証情報の記憶動作は制御部30によって制御され、この記憶動作によって実質的に契約者認証情報が発行されたということができるため、制御部30は契約者認証発行手段として機能するものである。なお、契約者認証情報は、ブライダル情報サーバ22により、管理者1による所定の操作に応じて制御部30により自動的に決定されて発行され管理者1に通知されるものであっても良い。契約者認証情報は、記憶部28および後述するようにデータベース29に記録される。よって、記憶部28、データベース29は、契約者認証発行情報記録手段として機能するものである。
【0045】
利用者3用のID、パスワードすなわち利用者認証情報は、契約者2との契約に応じて、契約者2によって、パーソナルコンピュータ24を用いて、あるいはその他の方法によって決められ、パーソナルコンピュータ24その他の端末装置を用いて記憶部28の利用者用ID記憶領域、利用者用パスワード記憶領域に記憶されている。よって、利用者3は、契約者2が利用者認証情報を発行することによって、ブライダル情報サービスシステム100にアクセスすることが可能とされる。また利用者認証情報の記憶動作は制御部30によって制御され、この記憶動作によって実質的に利用者認証情報が発行されたということができるため、制御部30は利用者認証発行手段として機能するものである。なお、利用者認証情報は、ブライダル情報サーバ22により、契約者2による所定の操作に応じて制御部30により自動的に決定されて発行され契約者2に通知されるものであっても良い。利用者認証情報は、記憶部28および後述するようにデータベース29に記録される。よって、記憶部28、データベース29は、利用者認証発行情報記録手段として機能するものである。
【0046】
閲覧者4用のID、パスワードすなわち閲覧者認証情報は、利用者3の発意または閲覧者4の求めにより、利用者3によって、パーソナルコンピュータ25を用いて、あるいはその他の方法によって決められ、パーソナルコンピュータ25その他の端末装置を用いて記憶部28の閲覧者用ID記憶領域、閲覧者用パスワード記憶領域に記憶されている。よって、閲覧者4は、利用者3が閲覧者認証情報を発行することにより、ブライダル情報サービスシステム100にアクセスすることが可能とされる。また閲覧者認証情報の記憶動作は制御部30によって制御され、この記憶動作によって実質的に閲覧者認証情報が発行されたということができるため、制御部30は閲覧者認証発行手段として機能するものである。なお、閲覧者認証情報は、ブライダル情報サーバ22により、利用者3による所定の操作に応じて制御部30により自動的に決定されて発行され利用者3に通知されるものであっても良い。閲覧者認証情報は、記憶部28および後述するようにデータベース29に記録される。よって、記憶部28、データベース29は、閲覧者認証発行情報記録手段として機能するものである。
【0047】
図5に示したトップページ40は契約者サイド12のパーソナルコンピュータ24に記録されたデータに基づいて表示しても良い。またバナー41をトップページ40上に表示するのでなく、図6に示した、トップページ40にリンクを張ったログイン専用ページ42を設けて、ログイン専用ページ42上でID、パスワードを入力するようにしてもよい。
【0048】
図6に示すように、管理者1、契約者2、利用者3、閲覧者4等によって、パーソナルコンピュータ21,24,25,26等の端末装置から所定のURLが指定され、アクセス要求すなわち接続要求がなされると(S1)、ブライダル情報サーバ22の記憶部28から該当するトップページ40またはログイン専用ページ42が記憶部28から呼び出され、ID、パスワード入力画面が当該端末装置に提供されその表示部33に表示される(S2)。
【0049】
ブライダル情報サーバ22は、ID、パスワードが入力されるまで待機し(S3)、ID、パスワードが入力されるとその照合を行う(S4)。入力されたID、パスワードが記憶部28に記録されている何れのID、パスワードすなわち何れの認証情報にも適合しない場合には図示しない照合NG画面が当該端末装置に提供されその表示部33に表示される(S5)。入力されたID、パスワードが記憶部28に記録されている何れかのID、パスワードに適合すると、それが管理者認証情報に適合するか否かを判断する(S6)。
【0050】
この処理は、データベース29に記録された認証情報を制御部30が読み出して照合することによって行われる。よって、制御部30およびデータベース29は、管理者1が契約者2に発行した契約者認証情報を入力することを条件に、契約者2に対して後述する利用者認証発行手段としての制御部30へのアクセスを許可する契約者アクセス許可手段として機能し、また、契約者2が利用者3に発行した利用者認証情報を入力することを条件に、利用者3に対して後述する閲覧者認証発行手段としての制御部30へのアクセスを許可する利用者アクセス許可手段として機能し、また、利用者3が閲覧者4に発行した閲覧者認証情報を入力することを条件に、閲覧者4に対して後述するように利用者3へのメールを送る権限を与えるメール許可手段として機能している。
IDとパスワードとにより表示すべきアカウントすなわち後述する管理者トップページ、契約者トップページ、利用者トップページ、閲覧者トップページが自動判別されるため、バナー41、ログイン専用ページ42等の少なくとも1つの入り口を設置しておくだけでよい。
【0051】
ブライダル情報サーバ22は、管理者認証情報に適合すると判断した場合には、管理者用ページ処理に移行し(S7)、管理者認証情報に適合しないと判断した場合には、契約者認証情報に適合するか否かを判断する(S8)。
ブライダル情報サーバ22は、契約者認証情報に適合すると判断した場合には、契約者用ページ処理に移行し(S9)、契約者認証情報に適合しないと判断した場合には、利用者認証情報に適合するか否かを判断する(S10)。
ブライダル情報サーバ22は、利用者認証情報に適合すると判断した場合には、利用者用ページ処理に移行し(S11)、利用者認証情報に適合しないと判断した場合には、利用者用ページ処理に移行する(S12)。
【0052】
図7に示すように、管理者ページ処理においては、管理者トップページとしての図8に示す管理メニューがパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S21)。
管理メニューにおいて、新規ID発行ボタンが押下されID発行要求が選択されるか(S22)、契約者一覧ボタンが押下され契約者一覧要求が選択されるか(S24)、アクセス解析ボタンが押下されアクセス解析要求が選択されるか(S26)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
ブライダル情報サーバ22は、ID発行要求がなされたと判断した場合には、ID発行ページ処理に移行し(S23)、契約者一覧要求がなされたと判断した場合には、契約者一覧ページ処理に移行し(S25)、アクセス解析要求がなされたと判断した場合には、アクセス解析ページ処理に移行(S27)する。
【0053】
図9に示すように、ID発行ページ処理においては、ID発行ページとしての図10に示す契約者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S31)。
契約者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S32)、設定ボタンが押下されID発行要求がなされるか(S34)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
【0054】
契約者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図8に示した管理メニューに戻る(S33)。
契約者設定画面において、設定ボタンが押下された場合には、契約者設定画面において、契約者名、ID、パスワード、契約開始日、契約終了日、契約者2のメールアドレス等の、所定の必要な項目が入力されているかが判断される(S35)。
【0055】
所定の必要な項目が入力されていない場合には、再入力を促す旨の表示および契約者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示され(S36)、所定の必要な項目が入力されている場合には、ID、パスワードすなわち契約者認証情報が発行され(S37)、発行されたID、パスワードが、メールにて、契約者設定画面で入力された契約者2のメールアドレスに自動的に送信される(S38)。メールの内容は、ID、パスワードの他、契約開始日、契約終了日等、種々の情報を含めることができる。かかるメールの作成、送信は制御部30によって行われる。よって、制御部30は管理者メール作成手段、管理者メール送信手段として機能する。
【0056】
その後、契約者設定画面に代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図7に示したステップS21に戻り、図8に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S39)。
【0057】
ここで、契約者設定画面において入力された各項目は、記憶部28に一旦記録されたのち、契約者2と関連付けられた状態でデータベース29に記録される。契約者2が複数ある場合には、それぞれの契約者2ごとに各項目が記録される。記憶部28、データベース29は、契約者認証情報に関連付けられた契約者2のメールアドレスを記録する契約者メールアドレス記録手段として機能する。
上述した契約者設定画面において入力すべき契約開始日とは、管理者1と契約者2との契約により契約者2が契約者認証情報を用いたアクセスが可能とされるとともに利用者認証情報を発行することが可能となる日である。契約終了日とは、管理者1と契約者2との契約により契約者2が契約者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であって利用者認証情報を発行することができる日の最終日である。
契約終了日は、単に契約者2が契約者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であって利用者認証情報を発行することができる日の最終日であってもよいが、これとともに、利用者3が利用者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であって閲覧者認証情報を発行することができる日の最終日、閲覧者4が閲覧者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日とすることができる。
【0058】
すなわち、契約者2は、契約終了日の翌日の到来により、契約者認証情報が無効とされ、契約者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止される。この処理は制御部30が、内蔵の時計を参照しつつ行うため、制御部30は、契約者認証情報無効手段、契約者アクセス禁止手段として機能する。また、これに加え利用者3が、契約終了日の翌日の到来により、利用者認証情報が無効とされ、利用者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止されるようにされた場合には、制御部30は、同様に、利用者認証情報無効手段、利用者アクセス禁止手段として機能し、さらに、これに加え閲覧者4が、契約終了日の翌日の到来により、閲覧者認証情報を無効とされ、閲覧者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止されるようにされた場合には、制御部は、同様に閲覧者認証情報無効手段、閲覧者アクセス禁止手段として機能する。なお、契約終了日でなく、契約開始日からの契約期間を入力するようにしてもよい。記憶部28、データベース29は、契約者認証情報に関連付けられた契約終了日、言い換えると期限を記録する、契約者期限記録手段として機能する。
【0059】
契約者2は管理者1に対してメールを通じて契約期間の延長を申し入れることができる。この申し入れを促すため、管理者1は契約終了日以前の決められた所定の時にメールを送信することができ、かかる所定の時を予めデータベース29に登録しておくことにより、自動的に送信するように構成することも可能であり、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は契約期間更新確認メール発送手段として機能する。また、かかるメールへの返信メールとして契約者2から管理者1に契約期間の延長の申し入れを行うメールが管理者1に届いたときは、制御部30がかかる期間を自動的に延長するようにしても良く、これを行うために、たとえば管理者1が契約者2に送信するメールに、特定のデータを添付し、これを返信メールに載せ、制御部30がこれを読み取ってかかる延長を行うよう構成することができ、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は契約期間更新確認メール発送手段として機能する。
【0060】
図11に示すように、契約者一覧ページ処理においては、全ての契約者2をデータベース29から取得し(S41)、契約者一覧ページを生成し(S42)、契約者一覧ページとしての図12に示した契約者一覧がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S43)。図12に示した契約者一覧においては、各契約者2の名称と、このそれぞれに関連付けられている契約開始日、契約終了日が表示されているが、少なくとも契約者2の名称が表示されれば良く、これに関連付けられる項目はデータベース29に記録されている項目から適宜選択できるようにすることができる。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は契約者一覧作成手段として機能する。
【0061】
契約者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S44)、入力部32を構成するマウスのポインタ等によって契約者一覧上における何れかの契約者2の名称が選択され契約者2の指定が行われるか(S46)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
契約者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図8に示した管理メニューに戻る(S45)。
契約者一覧において、契約者2の指定が行われた場合には、図10に示した契約者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S47)。
【0062】
契約者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされるか(S48)、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S49)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
契約者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされた場合は(S48)、契約者設定画面に入力された各項目の内容が、データベース29に記録されていた対応する項目の内容と置き換えられることで、データベース29に登録され(S50)、再度、図10に示した契約者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S47)。
契約者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合は(S48)、ステップS43に戻り、図10に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される。
【0063】
契約者設定画面においては、発行ID数、今月ID数、契約残、今月請求額が確認できるようになっている。発行ID数とは、その契約者2が現時点までに発行した有効なIDの総数すなわち利用者認証情報の総数である。今月ID数とは、その契約者2が当月に発行したID数すなわち利用者認証情報の数である。契約残とは、その契約者2との契約の残り期間である。今月請求額とは、今月ID数を元に算出した、契約者2に対する請求額である。算出は制御部30が行う。よって、制御部30は、記憶部28、あるいはデータベース29に記録された、契約者認証情報に関連付けられて発行された利用者認証発行情報を取り出し、管理者1から、契約者2ごとへの課金に関する情報を生成する課金情報生成手段として機能するものである。
【0064】
課金の計算方法は、本形態では、今月ID数と今月ID数1つ当たりの金額との積によって求めるが、利用者3による利用期間を考慮に入れて、発行ID数と発行ID数1つ当たりの金額との積によって求めてもよいし、今月ID数、発行ID数に段階を設け、たとえばかかる数が5以内であればいくら、5を超えて10以内であればいくらと定めるなど各段階の限度数に応じて定めた金額を課金するようにしてもよい。
【0065】
契約者設定画面においては、発行ID数の欄、今月ID数の欄において利用者認証情報の数を閲覧し確認することが可能となっており、この確認は、制御部30が、契約者設定画面をパーソナルコンピュータ21に提供しその表示部33に表示させることによって行われるものであるため、制御部30は、管理者1が利用者認証情報発行手段を閲覧することを可能とする利用者発行情報閲覧手段として機能するものである。管理者1は、本形態では、利用者認証情報について、その数のみを閲覧し確認することが可能となっており、これによって、管理者1は後述する利用者設定画面の閲覧を実質的に禁止されるため、利用者3のプライバシーが高度に保たれるが、利用者認証情報の内容すなわちID、パスワードをも管理者1が閲覧できるようにしてもよい。制御部30は、利用者発行情報閲覧手段として機能する一方、利用者設定情報閲覧禁止手段としても機能している。
【0066】
図13に示すように、アクセス解析ページ処理においては、図示しない解析条件入力ページがパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S51)。解析条件入力ページにおいては、契約者2の名称、ブライダル情報サービスシステム100へのログイン回数その他の条件が入力されるようになっている。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S52)、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下されるか(S54)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図8に示した管理メニューに戻る(S53)。
解析条件入力ページにおいて、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下された場合には、入力された解析条件に応じて、記憶部28、データベース29に記録されたデータのうち、主にデータベース29に格納されている該当データを参照して所定の解析が行われ、解析結果がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S55)。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は契約者アクセス解析手段として機能する。
【0067】
その後、解析条件入力ページに代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図7に示したステップS21に戻り、図8に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S56)。
【0068】
図14に示すように、契約者ページ処理においては、契約者トップページとしての図15に示す管理メニューがパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S61)。
管理メニューにおいて、新規ID発行ボタンが押下されID発行要求が選択されるか(S62)、利用者一覧ボタンが押下され利用者一覧要求が選択されるか(S64)、アクセス解析ボタンが押下されアクセス解析要求が選択されるか(S66)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
ブライダル情報サーバ22は、ID発行要求がなされたと判断した場合には、ID発行ページ処理に移行し(S63)、利用者一覧要求がなされたと判断した場合には、利用者一覧ページ処理に移行し(S65)、アクセス解析要求がなされたと判断した場合には、アクセス解析ページ処理に移行(S67)する。
【0069】
図9を参照して、契約者のID発行ページ処理について説明する。このID発行ページ処理は、管理者ページ処理におけるID発行ページ処理とほぼ同様であるため、その説明に使用した図9を用いて説明する。このID発行ページ処理においては、ID発行ページとしての図16に示す利用者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示される(S31)。
利用者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S32)、設定ボタンが押下されID発行要求がなされるか(S34)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
【0070】
利用者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図15に示した管理メニューに戻る(S33)。
利用者設定画面において、設定ボタンが押下された場合には、利用者設定画面において、利用者名、ID、パスワード、公開開始日、公開終了日、デザイン選択、テキスト、利用者3のメールアドレス等の、所定の必要な項目が入力されているかが判断される(S35)。
【0071】
所定の必要な項目が入力されていない場合には、再入力を促す旨の表示および利用者設定画面がパーソナルコンピュータ21に提供されその表示部33に表示され(S36)、所定の必要な項目が入力されている場合には、ID、パスワードすなわち利用者認証情報が発行され(S37)、発行されたID、パスワードが、メールにて、利用者設定画面で入力された利用者3のメールアドレスに自動的に送信される(S38)。メールの内容は、ID、パスワードの他、公開開始日、公開終了日等、種々の情報を含めることができる。また、実際に公開されるブライダル情報を表示した画面を、ビットマップ等の画像表示ファイルに変換し、このファイルを添付するようにしてもよい。かかるファイルは、データ量の少ないファイル形式を採用したものであることが望ましい。かかるメールの作成、送信は制御部30によって行われる。よって、制御部30は契約者メール作成手段、契約者メール送信手段として機能する。
【0072】
その後、利用者設定画面に代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図14に示したステップS21に戻り、図15に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S39)。
【0073】
ここで、利用者設定画面において入力された各項目は、記憶部28に一旦記録されたのち、契約者2および利用者3と関連付けられた状態でデータベース29に記録される。契約者2、利用者3が複数ある場合には、それぞれの契約者2、利用者3ごとに各項目が記録される。記憶部28、データベース29は、利用者認証情報に関連付けられた利用者3のメールアドレスを記録する利用者メールアドレス記録手段として機能する。
上述した利用者設定画面において入力すべき公開開始日とは、契約者2と利用者3との契約により利用者3のブライダル情報がブライダル情報サービスシステム100上に公開され、また利用者3が利用者認証情報を用いたアクセスが可能とされるとともに閲覧者認証情報を発行することが可能となる日である。公開終了日とは、契約者2と利用者3との契約により利用者3のブライダル情報がブライダル情報サービスシステム100上に公開される日の最終日であり、また利用者3が契約者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であり閲覧者認証情報を発行することができる日の最終日である。
公開終了日は、単に利用者3のブライダル情報がブライダル情報サービスシステム100上に公開される日の最終日であり、また利用者3が利用者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であり閲覧者認証情報を発行することができる日の最終日であってもよいが、これとともに、閲覧者4が閲覧者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日とすることができる。
【0074】
すなわち、利用者3は、公開終了日の翌日の到来により、利用者認証情報が無効とされ、利用者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止される。この処理は制御部30が、内蔵の時計を参照しつつ行うため、制御部30は、利用者アクセス禁止手段として機能する。また、これに加え閲覧者4が、公開終了日の翌日の到来により、閲覧者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止されるようにされた場合には、制御部30は、同様に閲覧者アクセス禁止手段として機能する。なお、公開終了日でなく、公開開始日からの契約期間を入力するようにしてもよい。記憶部28、データベース29は、利用者認証情報に関連付けられた公開終了日、言い換えると期限を記録する、利用者期限記録手段として機能する。
【0075】
利用者3は契約者2に対してメールを通じて契約期間の延長を申し入れることができる。この申し入れを促すため、利用者3は公開終了日以前の決められた所定の時にメールを送信することができ、かかる所定の時を予めデータベース29に登録しておくことにより、自動的に送信するように構成することも可能であり、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は公開期間更新確認メール発送手段として機能する。また、かかるメールへの返信メールとして利用者3から契約者2に公開期間の延長の申し入れを行うメールが契約者2に届いたときは、制御部30がかかる期間を自動的に延長するようにしても良く、これを行うために、たとえば契約者2が利用者3に送信するメールに、特定のデータを添付し、これを返信メールに載せ、制御部30がこれを読み取ってかかる延長を行うよう構成することができ、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は公開期間更新確認メール発送手段として機能する。
【0076】
公開開始日は契約開始日以降でなければならないため、入力された公開開始日が契約開始日より前であるときには、ステップS36においてその旨および公開開始日に適切な日付を再入力すべき旨が表示される。
公開終了日は契約終了日以前でなければならないため、入力された公開終了日が契約終了日より後であるときには、ステップS36においてその旨および公開開始日に適切な日付を再入力すべき旨が表示される。
【0077】
デザイン選択は、利用者3が公開するブライダル情報に関する表示のレイアウトを選択するものである。複数のデザインテンプレートが用意されており、何れかを自由に選択することで、公開されるブライダル情報の視覚的な雰囲気を引き立てることができる。
テキストとしては、デザイン選択により選択されたレイアウト中に表示されるテキストの内容を書き込む。
また、利用者設定画面では、ロゴアップロードボタンを押下することで、選択されたデザインに合わせたたとえば○○○ホテルといった会社ロゴすなわち契約者2の社名ロゴ等をアップロードできるようになっている。
また、利用者設定画面では、写真アップロードボタンを押下することで、選択された写真たとえば結婚する二人の生い立ちや結婚式の模様を撮影した写真をアップロードできるようになっている。
ロゴアップロードによりアップロードされるロゴ、写真アップロードによりアップロードされる写真は、契約者2が予め用意し、パーソナルコンピュータ24の記憶部36に記録したものである。写真は契約者2がデジタルカメラを用いて撮影したものであれば、記憶部36への入力が容易である。写真は、アップロードされる時点でサムネイル表示用と拡大表示用とに自動的にリサイズされ、サムネイル画面で表示されているサムネイルを選択することで、選択したサムネイルの拡大画像が別ウィンドウで表示され、内容を良く確認できるようになる。
【0078】
図17に示すように、利用者一覧ページ処理においては、その契約者2に関係する全ての利用者3をデータベース29から取得し(S71)、利用者一覧ページを生成し(S72)、利用者一覧ページとしての図18に示した利用者一覧がパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S73)。図18に示した利用者一覧においては、各利用者3の名前または名称と、このそれぞれに関連付けられている公開開始日、公開終了日が表示されているが、少なくとも利用者3の名前または名称が表示されれば良く、これに関連付けられる項目はデータベース29に記録されている項目から適宜選択できるようにすることができる。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は利用者一覧作成手段として機能する。
【0079】
利用者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S74)、入力部32を構成するマウスのポインタ等によって利用者一覧上における何れかの利用者3の名前または名称が選択され利用者3の指定が行われるか(S76)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
利用者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図15に示した管理メニューに戻る(S75)。
契約者一覧において、利用者3の指定が行われた場合には、図16に示した利用者設定画面がパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S77)。
【0080】
利用者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされるか(S78)、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S79)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
利用者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされた場合は(S78)、利用者設定画面に入力された各項目の内容が、データベース29に記録されていた対応する項目の内容と置き換えられることで、データベース29に登録され(S80)、再度、図16に示した利用者設定画面がパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S77)。
利用者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合は(S78)、ステップS73に戻り、図15に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される。
【0081】
図13を参照して、契約者2が行うアクセス解析ページ処理について説明する。このアクセス解析ページ処理は、管理者ページ処理におけるアクセス解析ページ処理とほぼ同様であるため、その説明に使用した図13を用いて説明する。このアクセス解析ページ処理においては、図示しない解析条件入力ページがパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S51)。解析条件入力ページにおいては、利用者3の名前、ブライダル情報サービスシステム100へのログイン回数その他の条件が入力されるようになっている。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S52)、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下されるか(S54)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図15に示した管理メニューに戻る(S53)。
解析条件入力ページにおいて、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下された場合には、入力された解析条件に応じて、記憶部28、データベース29に記録されたデータのうち、主にデータベース29に格納されている該当データを参照して所定の解析が行われ、解析結果がパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S55)。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は利用者アクセス解析手段として機能する。
【0082】
その後、解析条件入力ページに代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図14に示したステップS61に戻り、図15に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ24に提供されその表示部33に表示される(S56)。
【0083】
図19に示すように、利用者ページ処理においては、利用者トップページとしての図20に示す管理メニューがパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S81)。
管理メニューにおいて、新規ID発行ボタンが押下されID発行要求が選択されるか(S82)、閲覧者一覧ボタンが押下され閲覧者一覧要求が選択されるか(S84)、アクセス解析ボタンが押下されアクセス解析要求が選択されるか(S86)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
ブライダル情報サーバ22は、ID発行要求がなされたと判断した場合には、ID発行ページ処理に移行し(S83)、閲覧者一覧要求がなされたと判断した場合には、閲覧者一覧ページ処理に移行し(S85)、アクセス解析要求がなされたと判断した場合には、アクセス解析ページ処理に移行(S87)する。
【0084】
図9を参照して、利用者のID発行ページ処理について説明する。このID発行ページ処理は、管理者ページ処理、契約者ページ処理におけるID発行ページ処理とほぼ同様であるため、その説明に使用した図9を用いて説明する。このID発行ページ処理においては、ID発行ページとしての図16に示した利用者設定画面を簡易化した図示しない閲覧者設定画面がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S31)。
閲覧者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S32)、設定ボタンが押下されID発行要求がなされるか(S34)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
【0085】
閲覧者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図20に示した管理メニューに戻る(S33)。
閲覧者設定画面において、設定ボタンが押下された場合には、閲覧者設定画面において、閲覧者名、ID、パスワード、公開開始日、公開終了日、デザイン選択、テキスト、閲覧者4のメールアドレス等の、所定の必要な項目が入力されているかが判断される(S35)。
【0086】
所定の必要な項目が入力されていない場合には、再入力を促す旨の表示および閲覧者設定画面がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示され(S36)、所定の必要な項目が入力されている場合には、ID、パスワードすなわち閲覧者認証情報が発行され(S37)、発行されたID、パスワードが、メールにて、閲覧者設定画面で入力された閲覧者4のメールアドレスに自動的に送信される(S38)。メールの内容は、ID、パスワードの他、閲覧開始日、閲覧終了日等、種々の情報を含めることができる。また、実際に公開されるブライダル情報を表示した画面を、ビットマップ等の画像表示ファイルに変換し、このファイルを添付するようにしてもよい。かかるファイルは、データ量の少ないファイル形式を採用したものであることが望ましい。かかるメールの作成、送信は制御部30によって行われる。よって、制御部30は利用者メール作成手段、利用者メール送信手段として機能する。
【0087】
閲覧者設定画面は、利用者設定画面と比べると、公開開始日、公開終了日がそれぞれ閲覧開始日、閲覧終了日に変わっているとともに、ロゴアップロードボタン、テキスト入力欄、写真アップロードボタンが省略されている。なお、テキスト入力欄は利用者設定画面と同様に備えられていてもよい。デザイン選択は、利用者設定画面と同様に複数のデザインテンプレートが用意されており、何れかを自由に選択することで、利用者3の好みに応じて、公開される写真などのブライダル情報の視覚的な雰囲気を引き立てることができる。
【0088】
また、閲覧者設定画面には、結婚式のときに閲覧者4が座る席の配置を入力する画面を含めることができる。閲覧者4の席が入力されたときには、ブライダル情報として公開され、閲覧者4が閲覧可能になるとともに、閲覧者4へのメールにその情報が添付される。かかる情報は、画像化された座席表とすることができ、ビットマップ等の画像表示ファイルに変換し、このファイルを添付するようにしてもよい。かかるファイルは、データ量の少ないファイル形式を採用したものであることが望ましい。このような処理は制御部30によって行われ、この場合、制御部30は、閲覧者席公開手段、閲覧者席メール添付手段として機能する。閲覧者4にとって結婚式のときに座る席が予めわかって便利である。
【0089】
ここで、利用者設定画面において入力された各項目は、記憶部28に一旦記録されたのち、契約者2、利用者3および閲覧者4と関連付けられた状態でデータベース29に記録される。契約者2、利用者3、閲覧者4が複数ある場合には、それぞれの契約者2、利用者3、閲覧者4ごとに各項目が記録される。記憶部28、データベース29は、閲覧者認証情報に関連付けられた閲覧者4のメールアドレスを記録する閲覧者メールアドレス記録手段として機能する。
上述した閲覧者設定画面において入力すべき閲覧開始日とは、利用者3の発意や閲覧者4の求めにより、閲覧者4が閲覧者認証情報を用いたアクセスを可能とされるとともに後述するように利用者3にメッセージを送ることが可能となる日である。公開終了日とは、閲覧者4が閲覧者認証情報を用いたアクセスができる日の最終日であり利用者3にメッセージを送ることができる日の最終日である。
すなわち、閲覧者4は、閲覧終了日の翌日の到来により、閲覧者認証情報が無効とされ、閲覧者認証情報を用いても、ブライダル情報サービスシステム100へのアクセスが禁止される。この処理は制御部30が、内蔵の時計を参照しつつ行うため、制御部30は、閲覧者アクセス禁止手段として機能する。なお、閲覧終了日でなく、閲覧開始日からの閲覧許可期間を入力するようにしてもよい。記憶部28、データベース29は、閲覧者認証情報に関連付けられた閲覧終了日、言い換えると期限を記録する、閲覧者期限記録手段として機能する。
【0090】
閲覧者4は利用者3に対してメールを通じて契約期間の延長を申し入れることができる。利用者3は閲覧終了日以前の決められた所定の時にメールを送信することができ、かかる所定の時を予めデータベース29に登録しておくことにより、自動的に送信するように構成することも可能であり、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は閲覧期間更新確認メール発送手段として機能する。また、かかるメールへの返信メールとして閲覧者4から利用者3に契約期間の延長の申し入れを行うメールが利用者3に届いたときは、制御部30がかかる期間を自動的に延長するようにしても良く、これを行うために、たとえば利用者3が閲覧者4に送信するメールに、特定のデータを添付し、これを返信メールに載せ、制御部30がこれを読み取ってかかる延長を行うよう構成することができ、この場合には、制御部30がかかる処理を行うようにすることができ、この制御部30は閲覧期間更新確認メール発送手段として機能する。
【0091】
閲覧開始日は公開開始日以降でなければならないため、入力された閲覧開始日が公開開始日より前であるときには、ステップS36においてその旨および閲覧開始日に適切な日付を再入力すべき旨が表示される。
閲覧終了日は公開終了日以前でなければならないため、入力された閲覧終了日が公開終了日より後であるときには、ステップS36においてその旨および閲覧開始日に適切な日付を再入力すべき旨が表示される。
【0092】
ステップS38において閲覧者4にメールが送信された後、利用者設定画面に代わって、図21に示す新郎新婦設定画面が表示される。
新郎新婦設定画面では、契約者2が利用者設定画面でアップロードした写真がサムネイルとして並べて表示されており、図22に示す新郎新婦プロフィール画面や図23に示すサムネイル画面等によって構成されブライダル情報サービスシステム100上に公開されるブライダル情報のコンテンツとして表示する写真と、新郎新婦プロフィール画面、サムネイル画面等において背景として表示する画像とを選択することができるようになっているとともに、新郎新婦プロフィール画面において表示する新郎、新婦それぞれのプロフィールと、閲覧者4に対するメッセージとをテキストで入力することができるようになっている。サムネイル画面では、表示されているサムネイルを入力部32を構成するマウスのポインタ等でクリックするなどして選択することで、選択したサムネイルの拡大画像が別ウィンドウで表示され、内容を良く確認できる。
【0093】
利用者3がかかる選択や入力を行った後、新郎新婦設定画面で送信ボタンを押下すると、新郎新婦設定画面で選択、入力した情報が、記憶部28に一旦記録されたのち、利用者3と関連付けられた状態でデータベース29に記録されアップロードされ、これによってブライダル情報サービスシステム100上に公開される当該利用者3のブライダル情報のコンテンツが更新される。よって、データベース29は、利用者3が利用者認証情報を入力することを条件にブライダル情報をネットワーク上に公開する態様を編集可能とするブライダル情報設定手段として機能する。またこの処理は、制御部30がデータベース29の書き換えることによって行われるため、制御部30は、データベース29に変えて、またデータベース29とともに、ブライダル情報設定手段として機能するとも言える。
【0094】
送信ボタンの押下と同時に図22に示す新郎新婦プロフィール画面や図23に示すサムネイル画面等が自動的に立ち上がり、それぞれ別のウィンドウ上で見ることができるようになって、利用者3がその更新後の状態を確認できるようになる。なお、送信ボタンの押下と同時に自動的に立ち上がるのは新郎新婦プロフィール画面のみであってもよい。新郎新婦プロフィール画面にはサムネイル画面等にジャンプするボタンやサムネイル画面等を立ち上げるボタン等が設けられており、このようなボタンを押下することでサムネイル画面等の更新を確認できる。
【0095】
その後、新郎新婦設定画面に代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図19に示したステップS81に戻り、図20に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S39)。
【0096】
図24に示すように、閲覧者一覧ページ処理においては、その利用者3に関係する全ての閲覧者4をデータベース29から取得し(S91)、閲覧者一覧ページを生成し(S92)、閲覧者一覧ページとしての図25に示した閲覧者一覧がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S93)。図25に示した閲覧者一覧においては、各閲覧者4の名前または名称と、このそれぞれに関連付けられている閲覧開始日、閲覧終了日が表示されているが、少なくとも閲覧者4の名前または名称が表示されれば良く、これに関連付けられる項目はデータベース29に記録されている項目から適宜選択できるようにすることができる。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は閲覧者一覧作成手段として機能する。
【0097】
閲覧者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S94)、入力部32を構成するマウスのポインタ等によって閲覧者一覧上における何れかの閲覧者4の名前または名称が選択され閲覧者4の指定が行われるか(S96)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
閲覧者一覧において、図示しない戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図20に示した管理メニューに戻る(S95)。
閲覧者一覧において、閲覧者4の指定が行われた場合には、閲覧者設定画面がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S97)。
【0098】
閲覧者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされるか(S98)、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S99)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
閲覧者設定画面において、設定ボタンが押下され、更新要求がなされた場合は(S98)、閲覧者設定画面に入力された各項目の内容が、データベース29に記録されていた対応する項目の内容と置き換えられることで、データベース29に登録され(S100)、再度、閲覧者設定画面がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S77)。
閲覧者設定画面において、中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合は(S98)、ステップS93に戻り、図25に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される。
【0099】
図13を参照して、利用者3が行うアクセス解析ページ処理について説明する。このアクセス解析ページ処理は、管理者ページ処理、契約者ページ処理におけるアクセス解析ページ処理とほぼ同様であるため、その説明に使用した図13を用いて説明する。このアクセス解析ページ処理においては、図示しない解析条件入力ページがパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S51)。解析条件入力ページにおいては、閲覧者4の名前、ブライダル情報サービスシステム100へのログイン回数その他の条件が入力されるようになっている。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるか(S52)、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下されるか(S54)の何れかのときまで、ブライダル情報サーバ22は待機する。
解析条件入力ページにおいて、図示しない中止ボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下された場合には、図20に示した管理メニューに戻る(S53)。
解析条件入力ページにおいて、少なくとも1つの解析条件が入力されて解析開始ボタンが押下された場合には、入力された解析条件に応じて、記憶部28、データベース29に記録されたデータのうち、主にデータベース29に格納されている該当データを参照して所定の解析が行われ、解析結果がパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S55)。この処理は制御部30によって行われ、制御部30は閲覧者アクセス解析手段として機能する。
【0100】
その後、解析条件入力ページに代わって表示された図示しない画面上の戻るボタンまたは図示しないブラウザの戻るボタンが押下されるまでブライダル情報サーバ22は待機し、何れかのボタンが押下されると、図19に示したステップS81に戻り、図20に示した管理メニューがパーソナルコンピュータ25に提供されその表示部33に表示される(S56)。
【0101】
図22に示すように、閲覧者ページ処理においては、閲覧者トップページとしての新郎新婦プロフィール画面がパーソナルコンピュータ26に提供されその表示部33に表示される。
閲覧者4は、新郎新婦プロフィール画面に表示された新郎新婦の写真、新郎、新婦それぞれのプロフィール、メッセージを見ることができる。
【0102】
新郎新婦プロフィール画面にはサムネイル画面等にジャンプするボタンやサムネイル画面等を立ち上げるボタン等が設けられており、サムネイルを、サムネイル画面上において、入力部32を構成するマウスのポインタでクリックすること等によって選択すると、選択されたサムネイルの拡大画像が別ウィンドウで表示される。
新郎新婦プロフィール画面には閲覧者4の名前、メールアドレス、メッセージを入力する欄と送信ボタンとが設けられており、たとえばメッセージを入力する欄に利用者3に対するお祝いのメッセージ、写真の感想等を入力するなど、それぞれの欄に、入力部32を構成するキーボード等によって適宜入力を行った後、送信ボタンを押下すると、データベース29に記録されている利用者3のアドレスに、名前欄に入力した名前、メールアドレス欄に入力したメールアドレスおよびメッセージ欄に入力したメッセージがメールとして送信される。かかるメールの送信は制御部30によって行われる。よって、制御部30は閲覧者メール送信手段として機能する。新郎新婦プロフィール画面において入力されたメールアドレスは、記憶部28に一旦記録されたのち、契約者2、利用者3および閲覧者4と関連付けられた状態でデータベース29に記録される。契約者2、利用者3、閲覧者4が複数ある場合には、それぞれの契約者2、利用者3、閲覧者4ごとにメールアドレスが記録される。
【0103】
このメールは、記憶部28やデータベース29に記録され、利用者3がウェブ上で、閲覧者設定画面上などで閲覧するようにしてもよい。また、記憶部28やデータベース29に記録する場合、ブライダル情報として公開しても良く、結婚式前からの公開を行えば結婚式に向けてムードを盛り上げることができるとともに、結婚式後の公開では結婚式参加者の感想等で余韻を楽しむことができる。また、記憶部28やデータベース29に記録する場合、記録された内容を契約者2が閲覧することができ、削除することができるようにすれば、不適切な内容のメールが利用者3に送信されたり公開されたりすることを防止でき、利用者3等が不愉快な思いをすることを未然に防ぐことができる。
【0104】
以上のような処理を行うブライダル情報サービスシステム100において、結婚式の日は公開開始日、閲覧開始日以降であって良く、ブライダル情報たとえば結婚する二人の生い立ち、プロフィール等を結婚式の日より前に紹介し、閲覧者4に事前に知らせておくこともできる。閲覧者4に送信するメール、図5、22、23に示した画面等において、結婚式場の場所、時間等の案内を表示し、またそのような表示を行うサイトへのリンクを表示しておくことで、結婚式への招待を、事前に確実に行うことができる。また、事前に、閲覧者4が新郎や新婦の写真、プロフィールを閲覧することができるため、新郎、新婦の何れか一方しか知らない招待客等の閲覧者4に、新郎、新婦の紹介を事前に行うことができ、閲覧者4に喜ばれる。さらに、遠方に住んでいて結婚式に参加できない閲覧者4にとっても、結婚式前後の情報が得られ、喜ばれる。
【0105】
利用者3にとっては、公開するブライダル情報の内容すなわちブライダル情報を表示するページのデザイン、テキスト、紹介する写真などを全て利用者3によって選ぶことができ、ホームページを開設できるため、利用者3の満足度の高いサービスの提供が可能となっている。また、かかる内容について、紹介する写真は契約者2がアップロードしたもののみから選ぶことができるようになっていることなど、契約者2による管理が可能であるため、不適切な情報を公開することが防止される。ただし、利用者3が自分で撮影した写真など、契約者2がアップロードしたもの以外の写真を公開できるようにしてもよい。
【0106】
契約者2にとっては、公開されるブライダル情報の内容が利用者3の好みに応じて充実され、ビューが向上すること、ブライダルサービスの差別化を図ることができる。また、結婚式の終了後も、利用者3や閲覧者4との継続的な関係を続けることで、種々の利点がある。すなわち、利用者3については、結婚記念日に利用者3にお祝いのメールを利用者3に送信することで、契約者2の宣伝、広告等を行うことができる。たとえば、お祝いのメッセージに併せて、契約者2がホテルやレストラン等のサービスを行う業者である場合には宿泊や食事、プレゼント等の特典を送付することで、利用者3がさらに契約者2を利用するように促すことができる。また、利用者3に子供が誕生した場合などに、誕生日を記憶部28やデータベース29に登録することができるように構成し、同様の特典を送付し、利用者3の利用をさらに促すことができる。これらメールの送付、利用の記録、誕生日の記録を記憶部28やデータベース29に登録することで利用者3に関するデータベースが拡充され、契約者2、利用者3の双方にとって上述した利点がある。このような場合、データベース29に利用者3と関連付けてその結婚した月日、子供の誕生日等を登録しておき、かかるメールを自動的に発送するようにすることができる。
【0107】
かかるメールによって契約者2から利用者3に送られる、宿泊や食事、プレゼント等の特典等に関する所定の情報は、契約者2によって記憶部28やデータベース29に記録される。よって、記憶部28やデータベース29は、送信情報記録手段として機能する。かかる誕生日などの所定時期は利用者認証情報と関連付けられて、利用者3によって記憶部28やデータベース29に記録され登録される。よって、記憶部28やデータベース29は時期記録手段として機能する。また、制御部30は、かかる所定の情報を、かかる所定時期に基づいて、利用者3に対して、利用者メールアドレス記録手段として機能する記憶部28やデータベース29から呼び出した利用者メールアドレスに、メールによって送信する所定情報メール送信手段として機能する。
【0108】
また、閲覧者4についても、利用者3にメールを送付した閲覧者4のメールアドレス等を記憶部28やデータベース29に登録することで閲覧者4に関するデータベースを拡充し、これにより、契約者2の宣伝、広告を行うことができる。すなわち利用者3の友人等は、結婚予備軍であり、そのような閲覧者4に対しブライダルフェア等の案内をメールで送信することや、これに併せて結婚式の割引の特典などを送付することで、高い確率で集客することができる。この場合、同様に所定の情報は、記憶部28やデータベース29に記録され、記憶部28やデータベース29は、送信情報記録手段として機能する。制御部30は、かかる所定の情報を、閲覧者4に対して、閲覧者メールアドレス記録手段として機能する記憶部28やデータベース29から呼び出した閲覧者メールアドレスに、メールによって送信する所定情報メール送信手段として機能する。
【0109】
そして、ブライダル情報サービスシステム100においては、以上の処理が、管理者1にとっても、契約者2にとっても、利用者3にとっても、閲覧者4にとっても、上述した簡単な操作によって得られる。かかる操作は、上述したようにウェブブラウザ上で全て行うことができる。
【0110】
以上説明した本形態のブライダル情報サービスシステム100によると、以下の各構成を備えるブライダル情報サービスシステムが実現される。
ネットワーク(インターネット網10)上に公開するブライダル情報を記録するブライダル情報記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)を有するサーバ(ブライダル情報サーバ22)を備え、ネットワークに接続した端末(パーソナルコンピュータ24、25、26)に前記ブライダル情報を送信するブライダル情報サービスシステムであって、前記サーバは、このブライダル情報サービスシステムの管理者によって発行された複数の第1の認証情報を記録する第1の認証情報記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)と、ネットワークを介して第1の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第1の認証情報と関連付けられて発行された第2の認証情報を記録する第2の認証情報記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)とを有し、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、前記ブライダル情報を前記ブライダル情報記録手段に記録するブライダル情報サービスシステム。
【0111】
第1の認証情報に関連付けられて発行された第2の認証情報を第2の認証情報記録手段から取り出して、前記第1の認証情報ごとに課金する情報を生成する課金情報生成手段(制御部30)を有するブライダル情報サービスシステム。
【0112】
第1の認証情報に関連付けられた期限を記録する期限記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)と、前記期限に基づいて、この期限に関連付けられた第1の認証情報およびこの第2の認証情報に関連付けられた第2の認証情報を無効とする認証情報無効手段(制御部30)とを有するブライダル情報サービスシステム。
【0113】
ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第2の認証情報と関連付けられて発行された第3の認証情報を記録する第3の認証情報記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)を有し、ネットワークを介して第3の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じてこの端末に前記ブライダル情報を送信するブライダル情報サービスシステム。
【0114】
ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて前記ブライダル情報記録手段に記録される前記ブライダル情報に写真データ(サムネイル用データ、拡大写真用データ)を含むブライダル情報サービスシステム。
【0115】
第2の認証情報に関連付けられたメールアドレスを記録するメールアドレス記録手段と、前記メールアドレスに送信される所定の情報を記録する送信情報記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)と、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この端末から送信された所定時期をこの第2の認証情報に関連付けて記録する時期記録手段(記憶部28および/またはデータベース29)と、前記所定時期に基づいて前記所定の情報を前記メールアドレスに送信するメール送信手段(制御部30)とを有するブライダル情報サービスシステム。
【0116】
本発明にかかるブライダル情報サービスシステムを構成する、サーバ、ブライダル情報記録手段、第1ないし第3の認証情報記録手段、課金情報生成手段、期限記録手段、認証情報無効手段、メールアドレス記録手段、送信情報記録手段、時期記録手段、メール送信手段などの構成、ブライダル情報、各認証情報、利用者へのメールの内容については前述した形態の各要素に限らず任意に変更可能である。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0117】
【図1】本発明にかかるブライダル情報サービスシステムを適用可能なネットワークシステムの構成図である。
【図2】本発明にかかるブライダル情報サービスシステムを使用する者の関係を示す概念図である。
【図3】図1に示した運営者サイドに備えられたサーバの構成の概略を示すブロック図である。
【図4】図1に示した契約者、利用者、閲覧者の各サイドにおいて用いられる端末の構成の概略を示すブロック図である。
【図5】各認証情報を入力して本発明にかかるブライダル情報サービスシステムにアクセスするためのサイトの表示例を示す図である。
【図6】本発明にかかるブライダル情報サービスシステムのメインフローチャートの例を示す図である。
【図7】図6に示した管理者用ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図8】図7に示した管理者トップページの表示例を示す図である。
【図9】図7に示したID発行ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図10】図9に示したID発行ページの表示例を示す図である。
【図11】図7に示した契約者一覧ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図12】図11に示した契約者一覧ページの表示例を示す図である。
【図13】図7に示したアクセス解析ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図14】図6に示した契約者用ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図15】図14に示した契約者トップページの表示例を示す図である。
【図16】図9に示したID発行ページの表示例を示す図である。
【図17】図14に示した利用者一覧ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図18】図17に示した利用者一覧ページの表示例を示す図である。
【図19】図6に示した利用者用ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図20】図19に示した利用者トップページの表示例を示す図である。
【図21】本発明にかかるブライダル情報サービスシステムにおいて公開するブライダル情報の入力を行う設定画面の表示例を示す図である。
【図22】図21に示した設定画面において入力したブライダル情報を、本発明にかかるブライダル情報サービスシステムにおいて表示する表示例を示す図である。
【図23】図21に示した設定画面において入力したブライダル情報を、本発明にかかるブライダル情報サービスシステムにおいて別に表示する表示例を示す図である。
【図24】図6に示した閲覧者用ページ処理のフローチャートの例を示す図である。
【図25】図24に示した利用者一覧ページの表示例を示す図である。
【図26】各認証情報を入力して本発明にかかるブライダル情報サービスシステムにアクセスするためのサイトの他の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0118】
1 管理者
22 サーバ
24 端末
25 端末
26 端末
28 第1の認証情報記録手段、第2の認証情報記録手段、第3の認証情報記録手段、期限記録手段、メールアドレス記録手段、送信情報記録手段、時期記録手段
29 ブライダル情報記録手段、第1の認証情報記録手段、第2の認証情報記録手段、第3の認証情報記録手段、期限記録手段、メールアドレス記録手段、送信情報記録手段、時期記録手段
30 課金情報生成手段、認証情報無効手段、メール送信手段
100 ブライダル情報サービスシステム
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク上に公開するブライダル情報を記録するブライダル情報記録手段を有するサーバを備え、ネットワークに接続した端末に前記ブライダル情報を送信するブライダル情報サービスシステムであって、
前記サーバは、
このブライダル情報サービスシステムの管理者によって発行された複数の第1の認証情報を記録する第1の認証情報記録手段と、
ネットワークを介して第1の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第1の認証情報と関連付けられて発行された第2の認証情報を記録する第2の認証情報記録手段とを有し、
ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、前記ブライダル情報を前記ブライダル情報記録手段に記録するブライダル情報サービスシステム。
【請求項2】
請求項1記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第1の認証情報に関連付けられて発行された第2の認証情報を第2の認証情報記録手段から取り出して、前記第1の認証情報ごとに課金する情報を生成する課金情報生成手段を有することを特徴とするブライダル情報サービスシステム。
【請求項3】
請求項1または2記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第1の認証情報に関連付けられた期限を記録する期限記録手段と、前記期限に基づいて、この期限に関連付けられた第1の認証情報およびこの第2の認証情報に関連付けられた第2の認証情報を無効とする認証情報無効手段とを有することを特徴とするブライダル情報サービスシステム。
【請求項4】
請求項1ないし3の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第2の認証情報と関連付けられて発行された第3の認証情報を記録する第3の認証情報記録手段を有し、ネットワークを介して第3の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じてこの端末に前記ブライダル情報を送信することを特徴とするブライダル情報サービスシステム。
【請求項5】
請求項1ないし4の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて前記ブライダル情報記録手段に記録される前記ブライダル情報に写真データを含むことを特徴とするブライダル情報サービスシステム。
【請求項6】
請求項1ないし5の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第2の認証情報に関連付けられたメールアドレスを記録するメールアドレス記録手段と、前記メールアドレスに送信される所定の情報を記録する送信情報記録手段と、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この端末から送信された所定時期をこの第2の認証情報に関連付けて記録する時期記録手段と、前記所定時期に基づいて前記所定の情報を前記メールアドレスに送信するメール送信手段とを有することを特徴とするブライダル情報サービスシステム。
【請求項1】
ネットワーク上に公開するブライダル情報を記録するブライダル情報記録手段を有するサーバを備え、ネットワークに接続した端末に前記ブライダル情報を送信するブライダル情報サービスシステムであって、
前記サーバは、
このブライダル情報サービスシステムの管理者によって発行された複数の第1の認証情報を記録する第1の認証情報記録手段と、
ネットワークを介して第1の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第1の認証情報と関連付けられて発行された第2の認証情報を記録する第2の認証情報記録手段とを有し、
ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、前記ブライダル情報を前記ブライダル情報記録手段に記録するブライダル情報サービスシステム。
【請求項2】
請求項1記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第1の認証情報に関連付けられて発行された第2の認証情報を第2の認証情報記録手段から取り出して、前記第1の認証情報ごとに課金する情報を生成する課金情報生成手段を有することを特徴とするブライダル情報サービスシステム。
【請求項3】
請求項1または2記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第1の認証情報に関連付けられた期限を記録する期限記録手段と、前記期限に基づいて、この期限に関連付けられた第1の認証情報およびこの第2の認証情報に関連付けられた第2の認証情報を無効とする認証情報無効手段とを有することを特徴とするブライダル情報サービスシステム。
【請求項4】
請求項1ないし3の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この第2の認証情報と関連付けられて発行された第3の認証情報を記録する第3の認証情報記録手段を有し、ネットワークを介して第3の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じてこの端末に前記ブライダル情報を送信することを特徴とするブライダル情報サービスシステム。
【請求項5】
請求項1ないし4の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて前記ブライダル情報記録手段に記録される前記ブライダル情報に写真データを含むことを特徴とするブライダル情報サービスシステム。
【請求項6】
請求項1ないし5の何れか1つに記載のブライダル情報サービスシステムにおいて、第2の認証情報に関連付けられたメールアドレスを記録するメールアドレス記録手段と、前記メールアドレスに送信される所定の情報を記録する送信情報記録手段と、ネットワークを介して第2の認証情報を送信してきた端末からの操作に応じて、この端末から送信された所定時期をこの第2の認証情報に関連付けて記録する時期記録手段と、前記所定時期に基づいて前記所定の情報を前記メールアドレスに送信するメール送信手段とを有することを特徴とするブライダル情報サービスシステム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公開番号】特開2006−236276(P2006−236276A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−53956(P2005−53956)
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(503220118)有限会社アイネット (1)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年2月28日(2005.2.28)
【出願人】(503220118)有限会社アイネット (1)
【Fターム(参考)】
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