説明

プリンターにおいてペーパーの終端を検出するための装置

【解決手段】
ペーパー終端を検出する装置(18)は、レシートのプリンター(10)の壁(26)に取り付けられた支持部(43)を備え、該レシートは、プリンター(10)のハウジング(15)に備えられたロール紙(14)のペーパーテープ(12)から得られる。プリンター(10)は、小売販売(POS)で用いられ、そのベース部(22)又は約90°傾斜されて前壁(24)が水平作業平面(21)上に配置される。ロール紙(14)は、ハウジング(15)に、各々プリンターの傾斜に対応する2つの位置に設置される。検出レバー(454)は支持部(43)に蝶番式に取り付けられ、約120°の角度をなす2つのアーム(55,56)が設けられる。アーム(55、56)の各端部に固定された突出要素(58,60)は、テープ切れに近づいたことを示す長さのテープがスプロケット(17)に残されてロール紙が最小寸法に達したとき、該ロール紙の中央スプロケットの孔内に嵌合するのに適する。2つの突出要素(58、60)は、プリンター(10)が2つの位置の1つに設定されたとき、該要素の1つだけがスプロケット(17)の孔に入るように配置され、支持部(43)は、ロール紙のスプロケット(17)の寸法に突出要素の各々の位置を適合させるため歯付きカム(47)を用いて壁(26)上で直線的に移動される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンター用のペーパー終端検出装置に係り、より詳しくは、ロール紙に故意に残されたペーパーテープの所定の残りの長さを検出し、該テープの終端が差し迫っていることをオペレータに知らせるための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、上記のような装置は、当該技術分野で知られている型式のプリンター、例えば、店頭小売り販売(POS)のために特殊化したプリンターに利点を提供するため使用されている。
【0003】
この型式のプリンターは、好ましくは、処理ペーパーのテープに情報が印刷されるところの、従来式の並列感熱プリンターであり、該処理ペーパーは、プリンターの成形ハウジング内の適切なハウジングに配置されたロール紙から巻き解かれる。通常、ロール紙は、その外側表面が重力作用により傾斜平面上に載置された状態で配列されており、該傾斜平面は、印刷中にテープが適切に巻き解かれることを保証するため、ロール紙を安定した位置に維持する。
【0004】
上述されたような特殊化された店頭販売のプリンターは、通常、水平平面上に設定されるが、状況によっては、作業平面上に占められる空間の量を減少させるため、例えば、垂直平面に対向して設置し、約90°回転させるように、傾斜させられることもある。
【0005】
後者の場合には、ロール紙のためのハウジングは、プリンターの変化した配置と両立する仕方で、テープが巻き解かれる間に正確な位置にロール紙を支持し、保持するのに適した更なる傾斜平面が形成される。
【0006】
従って、ペーパーの終端を検出するための装置は、プリンターが水平平面上に設定されるとき及びプリンターが傾斜されるときの両方で、テープの終端が近づいていることを正確に検出するためロール紙の両方の位置に容易に適合することができなければならない。
【0007】
米国特許番号5,820,068号及び5,884,861号では、上述した型式のプリンターが記載され、ロール紙を供給可能で且つペーパーの差し迫った終端を検出して報告するための設備が設けられている。
【0008】
ペーパーの終端を検出するための設備は、プリンターの成形ハウジングの外側に配置され、該成形ハウジングに対して回転式に取り付けられた支持部を備える。
上記支持部に取り付けられているものはレバーであり、該レバーは、ロール紙のサイズが減少したとき、ロール紙のスプロケット内の孔に嵌合するのに適した第1の突起部と、ロール紙が、ペーパーテープの差し迫った終端に対応した所定サイズにまで減少したときのみ、第1の突起部がスプロケット内の孔へと貫通することを保証するため、第1の突起部をスプロケットから分離した状態に維持するように、ロール紙の縁部に寄りかかるのに適した第2の突起部と、を有する。
【0009】
この時点において、第2の突起部は、ロール紙の側部には、もはや寄りかからず、よって第1の突起部がスプロケット内の孔内に貫通することを可能にする。かくして、レバーが回動し、これがペーパー状態の終端を報告するためマイクロスイッチを作動させる。
【0010】
検出設備の支持部は、異なる角度位置の間を手動で回転することができる。これらの角度位置は、プリンターが水平平面上に設定されるとき、プリンターが傾斜されたとき、又は、再びプリンターが垂直支持部に対して回転するときにロール紙により取られる位置に各々対応する。
【0011】
このペーパー終端検出設備は、プリンターの支持配置が変更される度に、プリンター内に挿入されたロール紙の初期寸法に関連付けて支持部の配位を調整するというオペレータの介入を必要とするという欠点を有する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の主要な目的は、既知の種類の類似の設備で出くわす欠点を持っていない、プリンターのためのペーパーの終端を検出するための装置を製造することである。
本発明の別の目的は、オペレータの介入を必要とすること無く、プリンターが呈する配位に自動的に適合する、ペーパーの終端を検出するための装置を製造することである。
【0013】
本発明の更に別の目的は、構成するのが簡単で非常に信頼性の高い、ペーパーの終端を検出するための装置を製造することである。
【実施例】
【0014】
図1乃至図8を参照すると、店頭販売(POS)で使用される形式のプリンター、好ましくは、感熱式プリンターを指し示すため参照番号10が使用されている。該プリンターは、プリンター10の成形ハウジング16の内部でハウジング15内に収容されたロール紙14(図7及び図8)から巻き解かれた処理ペーパーのテープ12上に情報を印刷する。ロール紙14は、一般的に、ペーパーテープ12が巻かれているスプロケット17から作られている。
【0015】
明瞭さのために、図1では、本発明に係るペーパーの終端を検出するための装置18を露出させるため、成形ハウジング16の一部が取り除かれている。
プリンター10は、底壁22(図2)及び前壁24により境界が形成された主要固定フレーム20を備える。フレーム20の内部にあるものは、ロール紙14のためのハウジング15である。ハウジング15は、2つの両側面壁25及び26により、ロール紙14を支持するのに適した底壁28により境界が形成されている。
【0016】
プリンター10は、異なる配位を有する操作位置で異なる態様で作働するように予め構成されており、各々P1及びP2で指し示された2つの操作位置(図7、8)の一方又は他方で作働するのに特に適している。
【0017】
より詳細には、プリンター10は、作業平面21に占める空間を減少させるため、ベース部22(図7)が水平となるように又は幾つかの態様において作業平面21上に設置することができる。また、該プリンターは、傾斜して設置することもでき、例えば、垂直平面に寄りかかって設置し、又は、約90°だけ回転してその前壁24で設置することもできる(図8)。
【0018】
ロール紙14が常に正確に配置されるように、プリンター10は、2つの上述した位置P1及びP2の一方又は他方に配置されるとき、底壁28は、各々の場合にロール紙に安定した支持を提供するため、様々に異なる傾斜を有する様々な支持表面へと分割される。
【0019】
従って、底壁28は、平坦で様々に傾斜された、2対の支持表面30、31及び32、33(図7、8)へと分割される。底壁22が作業平面21上に接した状態でプリンター10が設置されたとき、ロール紙14は、表面30及び31に寄りかかり、これに対して、前壁24が同じ作業平面21上に接した状態でプリンター10が設置されたとき、ロール紙14は、表面32及び33に寄りかかる(図8)。
【0020】
プリンター10は、ロール紙14から送られてきたテープ12上に情報を印刷するのに適した、セクター技術の分野で知られている感熱並列印刷式の印刷グループ35(図4、7)と、テープ12の印刷及び供給の後にテープの短突出部又はレシートを切断するのに適した、当該技術分野で知られている型式の移動可能なブレードを備えた自動切断機から構成される切断ユニット38と、を更に備えている。
【0021】
詳細には、印刷グループ35は、ボードの形態で典型的にはシリコンから作られたプリントヘッド36を備えており、該プリントヘッドは、固定主要フレーム20上に取り付けられた支持部で固定され、加熱要素36aの列を支えている。
【0022】
使用中には、プリントヘッド36は、詳しくは後述されるように、フレーム20上に蝶番式に取り付けられた可動構造40に回転可能に取り付けられたコントラストローラー又はプラッテン35aに対して弾性的に押しやられる。このとき、テープ12は、感熱式プリントヘッド36と、プラッテン35aとの間にあるので、テープ12は、感熱式プリントヘッド36と、プラッテン35aとの間に押圧される。加えて、これらの条件の下では、プラッテン35aは、テープ12の供給及びロール紙14からのその巻き解きを提供すように回転し、これと同時に、プリントヘッド36の加熱要素36aは、その感熱効果により、感熱ペーパー若しくは処理ペーパーのテープ12上に情報を印刷するため、選択的に励起される。
【0023】
切断ユニット38は、開放可能な型式である。該切断ユニットは、フレーム上に提供された第1のブレードと、可動構造部40上に提供された第2のブレードと、を備えており(図4)、これらの2つのブレードを取り外すことができる。切断ユニット38は、内部ハウジング15へのアクセスを可能にするため構造部40が固定フレーム20から離れる方に移動されるとき、開放される。
【0024】
特に、構造部40は、該構造部が前壁24の反対側端部でフレーム20上にひっくり返された閉鎖位置C(図2)から、ピン42の回りに回転して、構造部40が前壁24の方向にひっくり返された開放位置A(図4)へと至ることができる。
【0025】
特に、構造部40のフレーム20に対する回転は、ピン51を用いてフレーム20に蝶番式に取り付けられたカバー39の回転から開始される(図7)。
構造部40は、ピン41から作られたリンクブロックを用いてカバー39に接続される。ピン41は、構造部40から横方向に突出し、カバー39内の溝41aと係合する。
【0026】
更に加えて、カバー39は、図示しないラッチを用いて閉鎖位置Cに維持される。該ラッチは、ボタン49を用いて開放されたとき、感熱ヘッド36を、プラッテン35aから離れる方に移動させる。このようにして、カバー39及び構造部40を、加熱要素36aのコントラストローラー35aに対する負荷の下、摺動を発生させること無く、フレーム20に対して回転させることができる。
【0027】
構造部40が位置Aへと回転されるとき、ハウジング15は、開放状態に留まっている。かくして、オペレータは、使い終わったロール紙を新しいロール紙14に取り替えるため、又は、通常のメンテナンスのため、構造部へとアクセスすることができる。
【0028】
特に、位置Aでは、ペーパー12の相対的ストリップを、それがプリントヘッド36を通過するように配列して、それにより、構造部40が位置C内に再び回転されるとき、ペーパー12のストリップは、印刷のため、並びに、切断ユニット38により切断するため、プリントヘッド36とプラッテン35aとの間に既に正確に配置されており、よって新しいロール紙を容易且つ快適にハウジング15内に挿入することができる。
【0029】
ペーパーの終端を検出するための装置18が図5に示されている。該装置は、ハウジング15の壁26上に直線的に摺動することができる支持部43を備え、該支持部は壁26の溝45内に係合するガイド44により案内される(図3)。支持部43の位置は、調整部材(図2)により制御され、該調整部材は、ピン42に螺合され歯付きカム47と一体成形された回転アーム46を備え、該歯付きカム47は、アーム43を回転させて支持部43の対応する直線運動が存在するように、支持部43の歯(図1、5)と係合する。支持部43とフレーム20の突起部52との間に配置されたスプリング50は、支持部43の運動に弾性的に抵抗し、2つの方向における規則的な移動を保証する。
【0030】
支持部43上に蝶番式に取り付けられているものは、約120°の角度を形成して互いに発散する2つのアーム55及び56が設けられた検出レバー54(図5,6)である。アーム55及び56の各々は、その端部で、突出要素58及び60を各々支持する。該突出要素58及び60は、ハウジング15の内部に向かってレバー54の平面にほぼ垂直な方向に延在し、壁26の2つのアパーチャ62及び64を通過する(図3)。
【0031】
2つの突出要素58及び60は、支持部43に取り付けられレバー54上に作用する図面に図示されていない弾性部材を用いて、ハウジング15の内部に向かって絶えず押しやられ、それにより、突出要素の各々は、ハウジング15に挿入されるとき、プリンター10の2つの位置の各々で、ロール紙14の縁部に着座する。
【0032】
新しいロール紙の挿入を容易にするため、構造部40が開放位置Aに向かって回転されるとき、要素58及び60は、構造部40と一体形成されレバー54と協働するように設けられた楔形要素57を用いて壁26から後方に維持される(図2、図4)。
【0033】
従って、構造部40が閉鎖位置Cまで回転されるとき、突出要素58及び60の一方又は他方は、ロール紙14に残っているペーパーテープの長さが所定の最小値に達するときまで、ロール紙14の縁部上に載置されている。ペーパーテープの長さが所定の最小値に達したとき、これに従って、連係した突出要素58又は60は、ロール紙14のスプロケット17内の孔19に入り、レバー54の回転を引き起こし、支持部43に取り付けられたマイクロスイッチ68を作働させ、かくしてペーパー信号の終端信号を発生させる。
【0034】
明瞭にするため、ロール紙14がその最小寸法に達し、よって突出要素58及び60の一方又は他方のいずれかがスプロケット17内を貫通したときの該ロール紙の位置が、図7及び図8で点線及び破線で示されている。
【0035】
本発明の目的の一つに従って、ペーパーテープが正に使い果たされようとしているとき、プリンター10が作業平面21上に如何なる仕方で配置されていようとも、2つの突出要素58又は60のうち一つだけがスプロケット17の孔19に嵌合することができる仕方で、レバー54のアーム55及び56のサイズが定められている。
【0036】
特に、プリンター10がベース22(図2、図7)が水平に作業平面21上に設定されたとき、レバー54が構造部40から離れて位置A内へと回転された状態に維持されるので(図4)、新しいロール紙14が、ハウジング15に自在に挿入される。従って、新しいロール紙14は、重力によって底部壁28の表面30及び31上に配置される(図7)。
【0037】
この状況では、ペーパー条件の終端を報告するため提供された突出要素、例えば、突出要素58は、テープが引き出されているためにロール紙14の直径が減少している間に、ロール紙14の縁部上に載置されたままとなっている。
【0038】
次に、なおもスプロケット17に巻かれているロール紙14の寸法が、ペーパーテープの計画された残りの長さに対応するその最小のレベルに達したとき、突出要素58は、ロール紙のスプロケット17の孔19内に貫通することができ、その一方で、突出要素60は、ロール紙が最小寸法に達した故に、その運動をもはや妨げられないので、ハウジング15の内部で自在に移動可能な状態を維持する。
【0039】
同様の状況が、プリンター10がその前壁24で作業平面21上に設置されたときにも起こり得る(図8)。
上記位置では、ペーパーの新しいロール紙14は、底壁28の表面32及び33に寄りかかり、ロール紙14が、計画された残りの長さに対応するその最小寸法に達したとき、突出要素60は、対応するスプロケット17の孔19内へと貫通することができ、今やロール紙14のクリアランス領域の外側にある、突出要素58は、その縁部とは干渉しない。
【0040】
従って、様々な構成要素の形状及びサイズにおける変化、並びに、部品の改善、又は追加及び/又は代用を、本発明の範囲から逸脱すること無く、本発明に係るプリンターのペーパーの終端を検出するための装置になし得ることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】図1は、本発明により説明されるような、ペーパーの終端を検出するための装置を使用したプリンターの部分断面で示した側面斜視図である。
【図2】図2は、成形ハウジング無しの図1のプリンターの側面斜視図である。
【図3】図3は、図2のプリンターの頂部から見た斜視図である。
【図4】図4は、各々の成形ハウジングユニットを転倒した位置で示した図2のプリンターの側面斜視図である。
【図5】図5は、図1のプリンターで使用された、ペーパーの終端を検出するための装置の側面斜視図である。
【図6】図6は、図5の装置の詳細を示す。
【図7】図7は、図1のプリンターの、そのベース上に設置したときの縦断面図である。
【図8】図8は、図1のプリンターの、その正面壁上に設置したときの縦断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリンター(10)のためのペーパーの終端を検出するための装置であって、
前記ペーパー(12)は、ハウジング(15)内に配置されたロール紙(14)に巻かれ、該ロール紙(14)は、前記プリンターが第1の操作位置(P1)又は第2の操作位置(P2)にあるとき、各々、前記ハウジング(15)内の様々に異なる位置を占めるのに適しており、前記検出装置は、前記ロール紙が所定の最小の長さのペーパーを残したとき該ロール紙(14)のスプロケット(17)と協働するのに適したセンサー手段(54,58、60)を備えており、
前記センサー手段は、前記ハウジングに対して移動可能なレバー(54)を備え、該レバーは、2つのアーム(55、56)を備え、該2つのアームは、一方の端部で各々の対応する突出要素(58、60)を支持し、該突出要素(58、60)の各々は、前記プリンターが第1の操作位置(P1)又は第2の操作位置(P2)にあるとき、各々、前記スプロケット(17)の孔(19)と係合するのに適していることを特徴とする、装置。
【請求項2】
前記レバー(54)は、前記ハウジング(15)の壁(26)上に取り付けられた支持部(43)に蝶番式に取り付けられており、前記レバー(54)は、前記突出要素(58、60)が前記ロール紙(14)の縁部に載るとき、又は、前記突出要素(58、60)のうち一つだけが前記スプロケット17の孔(19)と嵌合するとき、前記壁(26)に垂直な平面に従って2つの角度位置の一方又は他方に位置することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記突出要素(58、60)の各々の位置を前記スプロケット(17)の異なる寸法に適合させるため、前記支持部(43)は、前記壁(26)上を直線的に摺動し、該壁(26)上で回転するカム式の調整部材(46,47)により移動されることを特徴とする、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記レバー(54)は、前記突出要素(58又は60)の一方又は他方が前記スプロケット(17)内の孔(19)に嵌合するときペーパー終端信号を発生させるためのマイクロスイッチ(68)と協働することを特徴とする、上記請求項のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記レバー(54)の前記2つのアーム(55、56)は、相互に間隔を広げて約120°の角度をなすことを特徴とする、上記請求項のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記2つのアーム(55、56)は、前記プリンター(10)の前記操作位置の各々で前記突出要素(58又は56)の一つだけが前記孔(19)と嵌合することができるようにサイズが定められていることを特徴とする、上記請求項のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記ハウジング(15)は、少なくとも2つのグループの支持表面(30、31及び32、33)が設けられ、前記グループの各々の支持表面は、前記プリンター(10)が前記第1の操作位置又は前記第2の操作位置にあるとき、各々、前記ロール紙(14)を支持するのに適していることを特徴とする、上記請求項のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
ロール紙(14)に巻かれたペーパーテープ(12)から作られたレシートのためのプリンター(10)であって、前記ロール紙は該プリンター(10)のハウジング(15)内に配置され、該ロール紙(14)は、前記プリンターが第1の操作位置(P1)又は第2の操作位置(P2)であるとき、各々、該ハウジング(15)の異なる位置を占めるのに適しており、前記プリンターは、前記レシートに情報を印刷するための印刷グループと、該レシートを前記ペーパーテープから分離するための切断ユニットと、前記ロール紙が所定の長さのペーパーを残したとき該ロール紙(14)のスプロケット(17)と協働するのに適したセンサー手段(54、58、60)を有するペーパー終端を検出するための装置と、を備え、
前記センサー手段(54、58、60)は、前記ハウジングに対して移動可能であるレバー(54)を備え、該レバーには、2つのアーム(55、56)が設けられ、該2つのアームは、一端部で、突出要素(58、60)を支持し、該突出要素(58、60)の各々は、前記プリンターが第1の操作位置(P1)又は第2の操作位置(P2)であるとき、各々、前記スプロケット(17)内の孔(19)に嵌合するのに適していることを特徴とする、プリンター。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−518642(P2007−518642A)
【公表日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−516820(P2006−516820)
【出願日】平成16年6月22日(2004.6.22)
【国際出願番号】PCT/IT2004/000360
【国際公開番号】WO2004/113088
【国際公開日】平成16年12月29日(2004.12.29)
【出願人】(503148270)テレコム・イタリア・エッセ・ピー・アー (87)
【Fターム(参考)】