説明

プリンタ

【課題】 大画面ディスプレイを搭載しながらも、プリンタ本体の大型化を抑えることができる、実用性に富んだ優れたプリンタの提供。
【解決手段】 ディスプレイ部(8)は筐体(1)に対して横又は縦方向にスライド移動自在なスライド機構を有する。筐体(1)に形成したメンテナンス用の開口(84)を覆う状態と、この開口(84)を露出させる状態にすることが可能である。開口(84)を露出させる状態では、ユーザーが開口(84)から筐体(1)内部のプリント部の少なくとも一部にアクセスしてメンテナンスが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリントする画像を確認するためのディスプレイを備えたプリンタの技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラで撮影した画像を、PC(パーソナルコンピュータ)を用いることなくプリントすることが可能な、いわゆるダイレクトプリント機能を持ったフォトプリンタが普及している。これは、プリンタとデジタルカメラとを直接接続して、あるいはデジタルカメラで用いたメモリカードをプリンタに設けたスロットに装着して、撮影した画像を読み出してプリントを行なう。
【0003】
多くのフォトプリンタは、液晶表示器等の小型ディスプレイを備えており、取り込んだ画像をディスプレイに表示して、ユーザーが確認して指定した画像をプリントする。特許文献1や特許文献2には、このようなディスプレイを備えたフォトプリンタの例が開示されている。
【特許文献1】特開2004−172842号公報
【特許文献2】特開2004−207926号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のフォトプリンタには、ユーザーインターフェースの視認性や操作性といった部分に、より一層の改善の余地がある。例えば、最近の進化したデジタルカメラで得られる高画素数の画像をプリント前に表示して確認するには、プリンタに設けたディスプレイもできるだけ大型で高精細なものであることが好ましい。一方では、プリンタ本体の小型化が求められている。そのため、従来のプリンタでは、装置レイアウト上の制約により、大きくても3〜4インチ程度の小型ディスプレイを用いたものが主流であった。
【0005】
本発明は上述の課題の認識に鑑みてなされたものである。
【0006】
本発明の目的は、新規な装置レイアウトを採用することで、従来以上の大画面ディスプレイを搭載しながらも、プリンタ本体の大型化を抑えることができる、実用性に富んだ優れたプリンタの提供である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明は、少なくとも一つの面に開口が形成された筐体と、前記筐体内に設けられ、メディアに画像形成を行なうプリント部と、前記筐体の開口が形成された面に取り付けられ、プリントに関する情報を表示するディスプレイ部とを有し、前記ディスプレイ部は、前記筐体に対してスライド移動自在であって、前記開口を覆う状態と前記開口を露出させる状態にすることが可能であり、前記開口を露出させる状態では、ユーザーが前記開口から前記筐体内のプリント部の少なくとも一部にアクセスが可能となることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、従来以上の大画面ディスプレイを搭載しながらも、プリンタ本体の大型化を抑えることができる、実用性に富んだ優れたプリンタを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示する。ただしこの実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する主旨のものではない。
【0010】
以下、インクジェット方式のフォトプリンタを例に挙げて説明する。インクジェット方式は、発熱体を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式など、さまざまな式を用いることができる。
【0011】
本発明の適用範囲はインクジェット方式に限らない。例えば、電子写真方式、サーマル方式、ドットインパクト方式などの様々な方式のプリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機などのオフィスユースやホームユースの機器や、商業用や工業用のプリント装置等の各種プリンタにも適用可能である。なお、本明細書では、紙やフィルム等のシート状のプリントメディアを「メディア」と称する。
【0012】
図1はディスプレイ付きフォトプリンタの外観斜視図を示す。図2は横方向から見た断面図、図3はプリンタ内部の構成図である。
【0013】
装置全体は大きくは、筐体1、メディア供給部2、搬送部3、排出部4、キャリッジ部5、クリーニング部6、インクタンク部7、ディスプレイ部8、電装部9から構成されている。また、これらメディア供給部2、搬送部3、排出部4、キャリッジ部5、クリーニング部6、インクタンク部7をまとめてプリント部と称する。以下、これらの項目毎に説明していく。
【0014】
(A)筐体
プリンタの外枠である筐体1は、設置床101の上に設置した際に縦長形状となる箱体であり、後述するように少なくとも一つの面に開口が形成されている。全体形状は、図2に示すように直方体を基本に前後方向に僅かに傾けた形状としている。筐体1の前面100を僅かに上向きに傾斜させることで、前面側からのディスプレイ部8の視認性および操作性を高めると共に、メンテナンスの際の前面側からのアクセスのし易さを考慮したデザインとしている。なお、ここで言う「縦長形状」とは、設置する際の筐体の底面の面積が、筐体の前面の面積よりも小さい形状をいう。また、「前面」とは、プリンタを使用する際にユーザーに向かい合う正面である。
【0015】
(B)メディア供給部
メディア供給部2は、プリントを行なうメディアをプリント部に供給する機構を総称したもので、供給口10、圧板11、サイドガイド12、供給ローラ21、分離ローラ22から構成される。
【0016】
筐体1の上面には、ユーザーがメディアPを複数枚まとめて挿入するための供給口10が形成されている。ここから挿入したメディアPは、複数枚が積層した状態で、鉛直方向に対して僅かに斜めに傾いた支持面を有する圧板11で支持する。また、可動のサイドガイド12によりメディアPの幅方向を規制する。メディアPが大きなサイズの場合は、その一部は筐体1から上にはみ出るが、使用には支障は無い。筐体1は設置した際に縦長形状であり、ディスプレイ部8と略平行(平行又は概ね平行である位置関係を言う)に、筐体1に複数枚のメディアPが縦方向に収納される。
【0017】
圧板11で支持したメディアPを供給する際には、まずメディアPの先端を供給ローラ21と分離ローラ22の間に挿入して、供給ローラ21の回転によってメディアPを搬送する。もし、2つのローラの間に複数枚が重なってメディアが挿入されても、分離ローラ22が最上位以外のメディアの搬送を規制するようになっており、最上位のメディア一枚のみを分離して送る。
【0018】
(C)搬送部/排出部
搬送部3は、プリントを行なう際にメディアを搬送する機構を総称したもので、ガイド31、搬送ローラ32、ピンチローラ33、プラテン34から構成されている。また、排出部4は、プリントの済んだメディアを筐体1の外に排出する機構であり、排出ローラ41、拍車42、排出口43から構成されている。
【0019】
メディア供給部2から供給するメディアPは、ガイド31により案内する。そして搬送ローラ32、ピンチローラ33からなるローラ対で挟持して、搬送ローラ32の駆動によって、ムラの無いプリントのために副走査方向に一定速度で搬送する。プラテン34は、プリント中のメディアPと記録ヘッドとの距離を適正に保つためのガイドである。
【0020】
プリント中およびプリントの済んだメディアPは、排出ローラ41、拍車42から構成されるローラ対で搬送して、排出口43から筐体1の外に排出する。排出口43は、筐体1の正面100のディスプレイ部8の下方位置に形成している。
【0021】
(D)キャリッジ部
キャリッジ部5は、メディアの上にインクジェット方式でプリントを行なって画像形成する機構を総称したものである。キャリッジ51、記録ヘッド52、ガイドシャフト53、ガイドレール54、ベルト56から構成されている。
【0022】
キャリッジ51は4色に対応した吐出ノズルを備えた記録ヘッド52を保持する。キャリッジ51は、記録ヘッド52のインク吐出面をプラテン34上のメディアPに対向させる共に、メディアの搬送方向(副走査方向)に直交する主走査方向に往復移動する。ガイドシャフト53、およびキャリッジ51の上端を保持してガイドするガイドレール54によって、キャリッジ51を主走査方向に移動可能に支持している。キャリッジ51の移動は、不図示のモータの駆動力をベルト56で伝達して行なう。移動に応じて記録ヘッド52からインクを吐出させてメディアPに画像形成を行なう。
【0023】
(E)クリ−ニング部
クリーニング部6は、記録ヘッド52の吐出ノズル周辺の吐出面のクリーニングを行なう機構であり、ポンプ61、キャップ62、ブレード63から構成されている。プリンタの動作シーケンスの中で、所定のタイミングで、ポンプ61及びブレード63を用いたクリーニングを行なう。また、非使用時には記録ヘッド52の吐出ノズルをキャップ62で覆って、記録ヘッド52の乾燥を抑える。
【0024】
(F)インクタンク部
インクタンク部7は、記録ヘッド52に供給するインクを収容するインクタンクを総称したものである。Y、M、C、Bkの4色の独立したメインのインクタンク71、およびキャリッジ部5に搭載した4つの独立したサブのインクタンクであるサブタンク55からなる。インクタンク71およびサブタンク55は、ホルダを含む機構に保持され、交換のためにそれぞれ着脱自在となっている。4色の各インクタンク71から、ジョイント72およびフレキシブルなチューブ73(4本が束になっている)を介して、各色毎に4つのサブタンク55にインクを供給する。記録ヘッド52には、サブタンク55から各色毎にインクを供給するようになっている。
【0025】
また、インクタンク71とサブタンク55に分けるのではなく、サブタンク55のインク収容量を増やして、メインのインクタンク71を廃する構成としてもよい。
【0026】
(G)ディスプレイ部
ディスプレイ部8は、ユーザーに対してプリントに関する種々の情報を表示すると共に、ユーザーが情報入力を行なうユーザーインタフェースとなるユニットである。プリントに関する種々の情報とは、プリントを行なう前の画像の表示(サムネイル表示や1枚の拡大表示)、プリンタの操作のための表示(メディアの種類、サイズ、プリント枚数などの表示)、メンテナンスのための表示(インクタンク交換やジャム処理などにおける、メンテナンスの操作手順の表示)などである。
【0027】
ディスプレイ部8は、表示パネル82と、それを保持して補強するフレーム枠体81を有し、筐体1の前面100に、後述するようにスライド移動自在に取り付けている。表示パネル82は、大画面且つ高精細(対角5〜20インチ、例えばXGA15インチ)の液晶または有機EL方式のフラットパネル型のディスプレイである。また、表示パネル82は、表示部に重ねて、静電方式、圧電方式等の透明タッチパネルからなる入力手段を一体化しており、ユーザーは表示画面を見ながらタッチパネル操作により情報入力することが可能となっている。なお、図4に示すように、入力手段としてタッチパネルの代わりに、別体の入力デバイス95を用いるようにしてもよい。
【0028】
筐体1の前面に設けたディスプレイ部8は、筐体1内の圧板11およびメディアPおよびとほぼ平行になっている。また、キャリッジ部5とインクタンク部7は、筐体1内部で、圧板11およびメディアPとディスプレイ部8の間の平行空間に配して、装置の集積度を高めている。
【0029】
(H)電装部
電装部9は、プリンタ全体の制御や処理を行う電気処理系であり、メイン基板91、電源基板92を含む。さらに、プリントする画像を供給するメモリカード94を挿入して装着するメモリスロット93と、PCやデジタルデジタルカメラ等の外部情報機器と接続するためのUSBやIEEE1394などインターフェースであるコネクタ96、97を含む。これらは、筐体1のディスプレイ部8を取り付けた前面100とは異なる面に設け、後述のようにディスプレイ部8をスライド移動させた際に、干渉しないようになっている。
【0030】
以上の構成のプリンタにおいて、ディスプレイ部8は、筐体1の前面100に平行な方向に、横方向または縦方向にスライド移動自在となっている。このスライド移動によって、筐体1に形成したメンテナンス用の開口を覆う状態とこの開口を露出させる状態のいずれかにすることが可能である。そして、開口を露出させる状態で、ユーザーがここから筐体内部のプリント部にアクセスして、メンテナンスを行なうことを可能にする。
【0031】
これについて、図5および図6を用いて説明する。両図はディスプレイ部8をスライドさせて開状態にして、筐体に形成した開口を露出させたときの正面図である。
【0032】
図5において、筐体1の前面にはメンテナンス用の開口84が形成されており、開口84から、筐体1の内部のプリント部の一部が露出している。筐体1の前面100には、横方向に配した2本のスライドレール83を含むスライド機構を設けている。このスライド機構により、ディスプレイ部8は、矢印に示す横方向(筐体の前面100に平行で、且つ設置床101の面に平行な方向)にスライド移動自在となっている。
【0033】
図6は別の形態を示す。筐体1の前面100に、縦方向に配した2本のスライドレール83を含むスライド機構を設けている。ディスプレイ部8は、矢印に示す上下の縦方向(筐体の前面100に平行で、且つ設置床101の面と交差する方向)にスライド移動自在となっている。
【0034】
図5または図6の構成において、ディスプレイ部8を開状態にすると、筐体1の前面に形成した開口84が露出する。ユーザーは開口84から筐体1内部のプリント部の少なくとも一部にアクセスして種々のメンテナンスを行なうことができる。プリント部とは先に説明したように、メディア供給部2、搬送部3、排出部4、キャリッジ部5、クリーニング部6、インクタンク部7をまとめて総称したものである。
【0035】
メンテナンスには、例えば次のようなものがある。
(1)ジャムの復帰作業
プリント中にメディアPがジャムを起こして詰まった際に、ユーザーが詰まったメディアを取り除くジャム処理である。装置がジャムを検知したら、表示パネル82に、メディア供給部2、搬送部3、排出部4のどこにジャムの発生したかのジャム位置や、復帰のための操作手順を表示して、ユーザーの便宜を図る。
(2)インクタンクの交換作業
空になった色のインクタンク71あるいはサブタンク55を、ユーザーが交換する交換作業である。ディスプレイ部8をスライド移動して開けると、キャリッジ51が自動的に開口84の中央付近に移動して、交換作業を容易にしている。このとき、表示パネル82に、交換が必要なインクタンクと操作手順を表示して、ユーザーの便宜を図る。
(3)その他のメンテナンス
キャリッジ部5の記録ヘッド52の点検や交換、ジョイント72やチューブ73の点検や交換、クリーニング部6の点検や交換などのメンテナンス作業である。ディスプレイ部8をスライド移動して開けると、キャリッジ51が自動的に開口84の中央付近に移動して、メンテナンス作業を容易にしている。
【0036】
以上、本実施形態のプリンタは、設置床101に設置した際に縦長形状となる筐体1として、ディスプレイ部8と収納するメディアPの間の平行空間に、キャリッジ部5とインクタンク部7を配し、コンパクトなレイアウトを実現している。加えて、ディスプレイ部8がスライド移動して、メンテナンスの開口84が露出するようにしている。これにより、フットプリントが小さいコンパクトな装置サイズでありながら、大画面のディスプレイを搭載することができ、加えてメンテナンス時の操作性も高い。すなわち、装置の小型化と良好な操作性を高い次元で両立するものである。
【0037】
特に、ディスプレイ部8は筐体1の前面100に対して平行な方向に横又は縦方向にスライド移動するので、次のようなメリットがある。一つは、メンテナンスの際に、ユーザーが、開口84にアクセスする向きと、メンテナンスを助ける情報を表示するディスプレイを見る向きががほぼ一致する。このため、ディスプレイでメンテナンス情報を確認しながら、同じ方向からメンテナンスを行なうことができ、その使い勝手は非常に高いものである。もう一つは、プリント時とメンテナンス時でユーザーは同じ向きからディスプレイを見ることになり、統一した使い勝手となり、ユーザーの混乱を招く心配がない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】実施形態のプリンタの外観斜視図
【図2】図1のプリンタの断面図
【図3】図1のプリンタの内部の構成図
【図4】図1の別の形態のプリンタの外観斜視図
【図5】ディスプレイ部を横方向にスライド移動した時の正面図
【図6】ディスプレイ部を縦方向にスライド移動した時の正面図
【符号の説明】
【0039】
1 筐体
2 メディア供給部
3 搬送部
4 排出部
5 キャリッジ部
6 クリーニング部
7 インクタンク部
8 ディスプレイ部
9 電装部
51 キャリッジ
52 記録ヘッド
55 サブタンク
71 インクタンク
82 表示パネル
84 開口
93 メモリスロット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つの面に開口が形成された筐体と、
前記筐体内に設けられ、メディアに画像形成を行なうプリント部と、
前記筐体の開口が形成された面に取り付けられ、プリントに関する情報を表示するディスプレイ部とを有し、
前記ディスプレイ部は、前記筐体に対してスライド移動自在であって、前記開口を覆う状態と前記開口を露出させる状態にすることが可能であり、前記開口を露出させる状態では、ユーザーが前記開口から前記筐体内のプリント部の少なくとも一部にアクセスが可能となることを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
前記開口を露出させる状態では、前記ディスプレイ部に前記プリント部のメンテナンスに関する情報を表示することを特徴とする、請求項1記載のプリンタ。
【請求項3】
前記ディスプレイ部は、前記筐体の開口が形成された面に平行に、横方向または縦方向にスライド移動自在であることを特徴とする、請求項1又は2記載のプリンタ。
【請求項4】
前記筐体は設置した際に縦長形状であり、前記ディスプレイ部は前記筐体の前面に取り付けられ、前記ディスプレイ部と略平行に、前記筐体の内部で複数枚のメディアが縦方向に収納されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか記載のプリンタ。
【請求項5】
前記プリント部は、メディアを搬送する機構、シートに画像形成を行なう機構、インクを収容するインクタンクを保持する機構を有し、ユーザーは前記開口から、前記インクタンクの交換、メディアのジャム処理の少なくとも一方が可能であることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか記載のプリンタ。
【請求項6】
前記プリント部は、インクジェット方式の記録ヘッドを保持して往復移動させるキャリッジ部を有することを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか記載のプリンタ。
【請求項7】
プリントする画像を供給するメモリカードを装着するスロットを、前記筐体の前記ディスプレイ部を取り付けた面とは異なる面に設けたことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか記載のプリンタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−64437(P2010−64437A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−235007(P2008−235007)
【出願日】平成20年9月12日(2008.9.12)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】