説明

プリントシステム、プリント方法および画像処理プログラム

【課題】オペレータにとって最適な色材色で印刷することができるプリントシステム、プリント方法および画像処理プログラムを提供することを目的とするものである。
【解決手段】入力された画像信号を印刷するプリントシステムにおいて、上記入力された画像信号を、複数の色材色へ色分解する色分解手段と、上記色分解された画像信号の階調特性を補正する階調特性補正手段と、印刷に使用する色材色をオペレータが指定する色材色指定手段と、上記色材色指定手段を介して指定された色材色を設定する色材色設定手段と、上記設定された内容に応じて印刷する印刷手段とを有するプリントシステムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カラー画像形成装置用の画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに係り、特に、カラー画像形成装置において用いられている色材(インクやトナーなど)色に、カラー画像信号を分解する手法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のプリンタの中には、画質を調整する場合、4色印刷時と6色印刷時との予想印刷時間を計算し、この計算された予想印刷時間を表示し、オペレータに選択させるプリンタが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記従来のカラープリンタは、色再現範囲の拡大や粒状感の低減等をするために、従来から使用されているシアン・マゼンタ・イエロー・ブラック(以下、それぞれC・M・Y・Kと記す)とは別に、次の特別な色材色を使用する。つまり、濃度の低いシアン(以下、cと記す)、濃度の低いマゼンタ(以下、mと記す)、グレー(以下、kと記す)や、レッド・グリーン・ブルー(以下、それぞれR・G・Bと記す)等、特別な色材色を使用するプリンタが存在している。
【0004】
図8は、CMYKcmの6色を使用する従来のカラープリンタ100の構成を示すブロック図である。
【0005】
従来のカラープリンタ100は、画像信号入力部101と、カラーマッチング処理部102と、色分解処理部103と、出力γ補正処理部104と、ハーフトーン処理部105と、画像信号出力部106とを有する。また、従来のカラープリンタ100は、色分解テーブル部107と、出力γ補正テーブル部108とを有する。
【0006】
カラーマッチング処理部102は、入力画像データRGBの色再現特性とプリンタの色とを合わせるために、カラーマッチング処理を実行する。色分解処理部103は、入力された多値のR’G’B’画像データを、色分解テーブル部107のテーブル情報に基づいて、四面体補間等の補間処理によって、カラープリンタの色材色であるC、M、Y、K、c、m、へ色分解処理を実行する。
【0007】
出力γ補正処理部104は、色分解処理部103から出力された多値のCMYKデータを、カラープリンタエンジンである画像信号出力部106の色再現特性に応じたCMYKcm一次元のLUTを介して、階調特性を補正する。また、出力γ補正処理部104は、多値のC’M’Y’K’c’m’を出力する。この処理によって、カラープリンタの特性に応じた補正処理が実現される。
【0008】
ハーフトーン処理部105は、補正された多値のC’M’Y’K’c’m’データを、カラープリンタで印刷可能な階調数(たとえば2値プリンターであれば、2値化するためのハーフトーン処理)を行う。そして、C”M”Y”K”c”m”2値データが出力される。
【0009】
画像信号出力部106は、入力されたC”M”Y”K”c”m”2値データに基づいて、印刷する。
【特許文献1】特開2002−248837号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
近年のカラープリンタは、その使用用途が多岐にわたり、写真のような自然画や文章などのビジネス文書はもとより、CAD等による図面文書やPOP・チラシ等、従来は印刷所で行っていた文書に加えて、CG・モノクロ写真のようなアート作品をも印刷する。
【0011】
このような様々な用途においては、プリンタに求められる性能は、多種多様である。たとえば、自然画では色再現範囲が広く、粒状感の無いことが求められ、それを実現させるには、特別な色材を増やし、濃度の低い色材で2値のドットを目立たなくする等の工夫が必要である。
【0012】
一方、モノクロ写真では、グレーバランスの安定性が第一に求められるので、各種色材の不安定性による影響を低減させるために、有彩色の色材の使用を控えることが望ましい。また、図面文書では、細線の1本1本が明瞭に印刷されることが求められるので、カラー印刷であっても、同じ場所に様々な色材が使用された結果、ドットゲインによって細線が太ることが無いように、最低限の色材を使用する必要がある。
【0013】
さらに、上記図面文書やチラシやPOPにおいては、使用している色種が少なく、CMYKの全てを使う必要が無い場合もあり、2色印刷等では、KとMとのみを使用して色材のコストを下げたいという要望もある。
【0014】
これらの要望を満たすためには、それぞれの用途に応じた色分解テーブルや出力γ補正テーブルが必要になる。
【0015】
ところが、上記例は、ほんの一例であり、また同じ用途による印刷においても、使用者によって、求める性能が違うことも考えられるので、全ての用途毎に色分解テーブルや出力γ補正テーブルを予め作成することは、現実的ではない。
【0016】
本発明は、オペレータにとって最適な色材色で印刷することができるプリントシステム、プリント方法および画像処理プログラムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、入力された画像信号を印刷するプリントシステムにおいて、
上記入力された画像信号を、複数の色材色へ色分解する色分解手段と、
上記色分解された画像信号の階調特性を補正する階調特性補正手段と、
印刷に使用する色材色をオペレータが指定する色材色指定手段と、
上記色材色指定手段を介して指定された色材色を設定する色材色設定手段と、
上記設定された内容に応じて印刷する印刷手段と
を有するプリントシステムである。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、印刷に使用する色材色を任意に設定できるので、オペレータにとって最適な色材色で印刷することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下の実施例では、RGB画像データを入力して、プリンタで使用できる色材色に色分解して印刷を行うプリントシステムにおいて、入力画像データRGBの色再現特性とプリンタの色を合わせるためのカラーマッチング処理を有する。また、入力した多値のR’G’B’画像データを、N次元のルックアップテーブル(以下、「LUT」という)を使用して色分解する処理を有する。さらに、プリンタの色再現特性に応じた色材色毎の一次元LUTを介して、階調特性を補正する処理を適用してプリントする。
【0020】
プリンタが使用できる色材色として、CMYKcmkRGBの計10色があり、上記色分解用N次元LUTの初期セットとして、使用する色材色がK、CMY、CMYK、CMYKRGBを想定した4つを具備している。
【0021】
図3は、Cの信号を、Cとcとに同時に分解するためのLUTの変換特性を示す図である。
【0022】
また、階調特性を補正するLUTとして、プリンタの色再現特性に応じた出力γ補正用LUTの他に、図3に示すCの信号を、Cとcとに分解を同時に行うLUTや、出力を0にする(f(x)=0)LUTも具備している。
【実施例1】
【0023】
図1は、本発明の実施例1であるプリントシステム200を示すブロック図である。
【0024】
プリントシステム200は、パーソナルコンピュータ(以下、単に「PC」ともいう)201と、プリンタ202とを有する。
【0025】
プリントシステム200は、基本的には、パーソナルコンピュータ201に、出力装置としてのプリンタ202が接続されてシステムである。
【0026】
PC201は、プリンタ202の制御と画像処理について、情報処理装置として、以下に示すように、種々の処理を行う。また、PC201は、UI203と、CPU204と、作業メモリ205と、記憶装置206とを有する。
【0027】
CPU204は、記憶装置206に格納されているプログラムに従って、上記種々の処理を実行する。作業メモリ205は、上記種々の処理の際のワークエリアとして用いられる。記憶装置206は、上記プログラムと、予め用意した色分解用N次元LUT、階調特性補正用LUTとが格納されている。UI203は、上記処理の実行に関してオペレータによる入力やオペレータに対する表示などに関する処理を行い、キーボード等の入力機器やディスプレイを含む。
【0028】
プリントシステム200では、オペレータは、PC201において、種々のアプリケーションによって処理された文書、画像等を出力させることができる。すなわち、PC201におけるプリントアプリケーションによって、上記処理された画像等について、所定の画像処理を行い、印刷データとしてプリンタ202へ出力し、印刷を行わせることができる。
【0029】
図2は、プリントシステム200の概要を示す図である。
【0030】
図2に示すように、プリントシステム200は、画像信号入力部301と、カラーマッチング処理部302と、色分解処理部303と、出力γ補正処理部304と、ハーフトーン処理部305と、画像信号出力部306とを有する。プリントシステム200は、色分解テーブル部307と、γ補正テーブル部308と、マッチングテーブル部309と、ハーフトーンパラメータ部310とを有する。
【0031】
カラーマッチング処理部302は、入力画像データRGBの色再現特性とプリンタの色とを合わせるためのカラーマッチング処理を実行する。
【0032】
色分解処理部303は、入力した多値のR’G’B’画像データを、色分解テーブル部307のテーブル情報に基づいて、四面体補間処理によって、カラープリンタの色材色へ色分解する処理を実行する。なお、色分解処理部303は、N×M次のマトリクス演算で、色分解を実行するように構成してもよい。
【0033】
出力γ補正処理部304は、色分解処理部303が出力した多値の画像データ(K、CMY、CMYK、CMYKRGB)のいずれかを、カラープリンタエンジンである画像信号出力部306の色再現特性に応じた一次元のLUTを介して、階調特性を補正する。そして、多値の色材色に応じた画像データを出力する。
【0034】
ハーフトーン処理部305は、多値の色材色に応じた画像データをカラープリンタで、2値データで出力する。つまり、印刷可能な階調数、たとえば2値プリンタならば、2値化するためのハーフトーン処理を行い、2値データを出力する。
【0035】
画像信号出力部306は、入力された2値データに基づいて、印刷する。
【0036】
色分解テーブル部307は、K、CMY、CMYK、CMKYRGBに色分解するN次元LUTを格納し、図4を用いて後述するが、オペレータの指示に応じて適宜最適なものが選択される。
【0037】
なお、N次元のルックアップテーブルは、印刷に使用する色材色の数に応じて、少なくとも1つを具備するが、N次元のルックアップテーブルを、印刷に使用する色材色の数に応じて、適宜生成するようにしてもよい。
【0038】
また、色分解処理部303が、N×M次のマトリクス演算で、色分解を実行する構成である場合は、N×M次のマトリクス演算の係数を、印刷に使用する色材色の数に応じて、少なくとも1組具備する。この場合、N×M次のマトリクス演算の係数を、印刷に使用する色材色の数に応じて、適宜生成するようにしてもよい。
【0039】
γ補正テーブル部308は、カラープリンタエンジンの色再現特性に応じて各色材色の出力を補正する出力γ補正用一次元LUTを格納している。また、γ補正テーブル部308は、CMKをそれぞれC+c、M+m、K+kに分解する一次元LUTと、色材の出力を制限する一次元LUT(f(x)=0)とを格納している。
【0040】
マッチングテーブル部309は、色分解テーブル部307に格納されているテーブルに対応するカラーマッチングテーブルを格納している。
【0041】
ハーフトーンパラメータ部310は、各色材色に対応したハーフトーンのパラメータを格納している。
【0042】
図4は、プリントシステム200の動作を示すフローチャートである。
【0043】
図5は、実施例1において、使用色材色選択ダイアログを示す図である。
【0044】
S1では、UI203を介して、図5に示す使用色材色選択ダイアログを、オペレータが操作し、印刷に使用する色材色を設定する。プリントシステム200では、Kを使用しないときには、kも使用しないという制限があり、図5(b)に示すように、Kのチェックが外れると、kのチェックがグレーアウトし、選択できない。また、Cとc(図5(c))、Mとmについても、上記と同様である。
【0045】
また、S1で設定された使用色材色に基づいて、マッチングテーブル部309、色分解テーブル部307、γ補正テーブル部308、ハーフトーンパラメータ部310に格納されているテーブルとパラメータとの中から、各処理で使用するものを選出する。この選出に際して、マッチングテーブルと色分解テーブルとは、後述の図6に示すフローチャートに基づいて決定され、γ補正テーブルは、図7に示す表を参照して決定される。
【0046】
ハーフトーンパラメータは、出力γ補正処理の結果として出力される各色材色用(CMYKcmkRGBの計10色分)のパラメータが、予め用意され、印刷で使用する色材に対応するパラメータが選択される。
【0047】
S2では、PC201が入力画像を読み込み、画像データを保持する。
【0048】
S3では、決定されたマッチングテーブルを使用して、カラーマッチング処理が適用される。
【0049】
S4では、決定された色分解テーブルを使用して、色分解処理が実行される。
【0050】
S5では、決定されたγ補正テーブルを使用して、出力γ補正処理が実行される。
【0051】
S6では、決定されたハーフトーンパラメータを使用して、ハーフトーン処理が実行される。
【0052】
S7では、各種処理が適用された出力画像データを、画像信号出力部306に送り、印刷する。
【0053】
図6は、プリントシステム200において、色分解テーブルを選択する処理を示すフローチャートである。
【0054】
S11では、RGBのいずれかの色材を使用するかどうかを判定し、RGBのいずれかの色材を使用する場合、S12で、マッチングテーブルと、色分解テーブルとしてCMYKRGBのテーブルセットとを選択する。
【0055】
S13では、Kを使用するかどうかを判定し、Kを使用しなければ、S14で、CMYのテーブルセットを選択する。
【0056】
S15では、K以外(CMYcm)を使用するかどうかを判定し、K以外(CMYcm)を使用しない場合、S16で、Kのテーブルセットを選択し、K以外(CMYcm)を使用する場合、S17で、CMYKのテーブルセットを選択する。
【0057】
図7は、プリントシステム200において、γ補正テーブルを選択する際に参照する表を示す図である。
【0058】
図7に示す表を参照することによって、出力γ補正処理で使用されるγ補正テーブルが決定される。
【0059】
まず、図6に示すフローチャートによって決定された色分解テーブルの種類に応じて分岐があり、その後に、色分解処理された色によって決定条件が異なる。
【0060】
条件1は、入力された色を使用するかどうかの分岐であり、入力された色を使用しない場合、その入力値を全て0にするテーブルを選択する。
【0061】
条件2は、入力された色を更に分解するかどうかの分岐であり、入力された色を分解する場合、図3に示す色分解を同時に行うγ補正テーブルを選択する。入力色を使用し、色分解も行わない場合、通常の階調補正を行うγ補正テーブルを選択する。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の実施例1であるプリントシステム200のロック図である。
【図2】プリントシステム200の概要を示す図である。
【図3】Cの信号を、Cとcとに同時に分解するためのLUTの変換特性を示す図である
【図4】プリントシステム200の動作を示すフローチャートである。
【図5】実施例1において、使用色材色選択ダイアログを示す図である。
【図6】プリントシステム200において、色分解テーブルを選択する処理を示すフローチャートである。
【図7】プリントシステム200において、γ補正テーブルを選択する際に参照する表を示す図である。
【図8】CMYKcmの6色を使用する従来のカラープリンタ100の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0063】
200…プリントシステム、
201…PC、
202…プリンタ、
203…UI、
204…CPU、
205…ワークメモリ、
206…記憶装置、
301…画像信号入力部、
302…カラーマッチング処理部、
303…色分解処理部、
304…出力γ補正処理部、
305…ハーフトーン処理部、
306…画像信号出力部、
307…色分解テーブル部、
308…γ補正テーブル部、
309…マッチングテーブル部、
310…ハーフトーンパラメータ部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力された画像信号を印刷するプリントシステムにおいて、
上記入力された画像信号を、複数の色材色へ色分解する色分解手段と;
上記色分解された画像信号の階調特性を補正する階調特性補正手段と;
印刷に使用する色材色をオペレータが指定する色材色指定手段と;
上記色材色指定手段を介して指定された色材色を設定する色材色設定手段と;
上記設定された内容に応じて印刷する印刷手段と;
を有することを特徴とするプリントシステム。
【請求項2】
請求項1において、
上記色分解手段は、N次元のルックアップテーブルを使用して、色分解する手段であることを特徴とするプリントシステム。
【請求項3】
請求項2において、
上記N次元のルックアップテーブルを、印刷に使用する色材色の数に応じて、少なくとも1つ具備することを特徴とするプリントシステム。
【請求項4】
請求項2において、
N次元のルックアップテーブルを、印刷に使用する色材色の数に応じて、適宜生成することを特徴とするプリントシステム。
【請求項5】
請求項1において、
上記色分解手段は、N×M次のマトリクス演算で、色分解する手段であることを特徴とするプリントシステム。
【請求項6】
請求項5において、
上記N×M次のマトリクス演算の係数を、印刷に使用する色材色の数に応じて、少なくとも1組具備することを特徴とするプリントシステム。
【請求項7】
請求項5において、
上記N×M次のマトリクス演算の係数を、印刷に使用する色材色の数に応じて、適宜生成することを特徴とするプリントシステム。
【請求項8】
請求項1において、
上記色分解手段は、各色材色の分光反射特性を元に生成される関数によって、色分解する手段であることを特徴とするプリントシステム。
【請求項9】
請求項1において、
上記階調特性補正手段は、色分解された画像信号の色材色を、更に制限する手段であることを特徴とするプリントシステム。
【請求項10】
請求項1において、
上記階調特性補正手段は、色分解された画像信号の色材色を、更に分解する手段であることを特徴とするプリントシステム。
【請求項11】
入力された画像信号を印刷するプリント方法において、
上記入力された画像信号を、複数の色材色へ色分解する色分解工程と;
上記色分解された画像信号の階調特性を補正する階調特性補正工程と;
オペレータによって指定された色材色を設定する色材色設定工程と;
上記設定された内容に応じて印刷する印刷工程と;
を有することを特徴とするプリント方法。
【請求項12】
入力された画像信号を、複数の色材色へ色分解する色分解手順と;
上記色分解された画像信号の階調特性を補正する階調特性補正手順と;
オペレータによって指定された色材色を設定する色材色設定手順と;
上記設定された内容に応じて印刷する印刷手順と;
をプリントシステムに実行させる画像処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2007−134878(P2007−134878A)
【公開日】平成19年5月31日(2007.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−324756(P2005−324756)
【出願日】平成17年11月9日(2005.11.9)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】