説明

プロセッサの温度制御インタフェース

【課題】アプリケーションに適当な制御及び/又は同期化性能を提供することを目的とする。
【解決手段】プロセッサの温度制御インタフェース技術である。一実施例において、プロセッサは双方向インタフェースと、前記双方向インタフェースで内部の高温を示す第1の信号をアサートする出力ロジックとを含む。内部の高温が示された場合、又は前記双方向インタフェースで外部信号が受信された場合のいずれかの場合に、抑圧ロジックがプロセッサの動作を抑圧する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の開示は電子部品の分野に属する。特に、本発明の開示はプロセッサのような電子部品のための温度制御インタフェースに属する。
【背景技術】
【0002】
部品が小さくなり続けるが、より多くの電力を消費するため、電子部品の温度を制御することは継続的な努力である。マイクロプロセッサは、電力維持を可能にし、温度が特定の温度基準に達すると自己を抑圧する洗練された技術を用いる。
【0003】
例えば、1つの先行技術のプロセッサは、多様な理由でシステムがプロセッサのクロックを止めることを可能にするストップ・クロック・ピン(stop clock pin)を含む。前記ピンの1つの周知の使用は、前記ストップ・クロック・ピン(stop clock pin)に周期的な波形を提供することであり、それにより、前記プロセッサが周期的にプロセッサを停止し、再起動することをもたらす(例えば、米国特許5,560,001参照)。前記のクロック抑圧は、プロセッサの動作率を効果的に減少させ、それによって、一般的に、電力消費と温度を減少させる。
【0004】
さらに、先行技術のプロセッサは、それ自体に温度センサを有し、内部で開始された抑圧を実行し得る。温度の理由により内部で開始された抑圧が使用されると、外部信号がアサートされ、システムに警告し得る(例えば、Pentium(登録商標)4プロセッサのPROCHOT#出力信号を参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このような仕組みは、いくつかのアプリケーションに適当な制御及び/又は同期化性能を提供し得ない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のプロセッサは、
双方向インタフェースと、
前記双方向インタフェースで内部の高温を示す第1の信号をアサートする出力ロジックと、
前記双方向インタフェースに結合された抑圧ロジックと
を有するプロセッサであって、
前記第1の信号によって前記内部の高温が示される場合、又は前記双方向インタフェースで外部信号が受信される場合に、前記抑圧ロジックは前記プロセッサの動作を抑圧し、
前記内部の高温は、前記内部の高温が容認できないレベルに達したか否かを示す、前記双方向インタフェースで送信される信号により示され、
外部の高温は、第2のプロセッサの内部の高温が容認できないレベルに達したか否かを示す、第2のプロセッサからの信号により示されることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】双方向のプロセッサ・ホット(processor hot)インタフェースを有するシステムの一実施例を示したものである。
【図2】一実施例に従って、図1に示されたシステムの動作を示すフロー図である。
【図3】プロセッサ・ホット(processor hot)インタフェースを使用するマルチプロセッサシステムの一実施例を示したものである。
【図4】一実施例に従って、図3に示されたシステムの動作を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は、例を用いて示され、添付図面の図に限定されない。
【0009】
以下の説明は、プロセッサの温度制御インタフェースのための技術について述べる。以下の説明において、本発明のより十分な理解を提供するため、ロジックの実現や、クロックや、信号の名前や、システム要素の形式及び相互関係や、ロジックの分割/統合の選択のような、多数の特定の詳細が示される。しかし、前記の特定の詳細を用いずに、本発明が実行され得ることが、当業者によってわかるだろう。そのほかに、本発明を不明確にしないために、制御構造や、ゲートレベルの回路は詳細に示されていない。
【0010】
一実施例において、プロセッサの温度状態のシステム監視とシステム制御との双方を可能にする双方向のプロセッサ・ホット(PROCHOT#)インタフェースが提供される。このような双方向インタフェースは、例えば、限られた量の制御及び監視性能が、追加のピンを用いて釣り合うデスクトップ及びモバイルのシステムにおいて有用である場合がある。他の実施例において、2つのピンのPROCHOT#と強制プロセッサ・ホット(FORCEPH#)インタフェースとにより、システムが抑圧の仕組みのアサーションを監視し、制御することを可能にする。
【0011】
“プロセッサ”は、ある実施例においては、単一の集積回路として形成され得る。他の実施例においては、複数の集積回路が一緒にプロセッサを形成し得る。更に他の実施例においては、ハードウェアとソフトウェアルーチン(例えば、バイナリ変換ルーチン)が一緒にプロセッサを構成し得る。多くの異なる形式の集積回路や、他の電子部品が、前記の温度制御技術の使用から恩恵を受け得る。例えば、プロセッサ100は、多目的プロセッサ(例えば、マイクロプロセッサ)である場合があり、又は、特定目的プロセッサ又は装置である場合がある。例えば、システムで用いられるデジタル信号プロセッサや、グラフィックプロセッサや、ネットワークプロセッサや、システムで使用され得るその他の形式の特定目的の部品は、認識可能な制御可能な抑圧のシステムから恩恵を受け得る。
【0012】
図1は双方向のプロセッサ・ホット(processor hot)インタフェース(PROCHOT#インタフェース節点117)を有するプロセッサ100の一実施例を示したものである。インタフェースは、他の構成要素へのインタフェースになる少なくとも1つのインタフェース節点を提供し得るピン、ボール、他の形式のコネクタ、又はそれらのセットである場合がある。プロセッサ100は、プロセッサ自体の温度を監視する温度監視ロジック110を含む。多様な周知の又は利用可能な温度監視技術が使用され得る。例えば、温度を監視する内蔵式の回路が使用され得る。その他、外部センサ又は電力消費推定技術(例えば、活動計測装置/監視装置、電流監視装置等)が使用され得る。温度監視装置110は、過熱信号のための信号線112を介して、インタフェース節点117を駆動する出力ドライバ115と結合される。過熱信号はまた、マルチプレクサ130を通して抑圧ロジック120に経路をとる。マルチプレクサはヒューズ140により制御され、図示される実施例において、ヒューズ140は片方向と双方向の動作モードのいずれかを選択する。
【0013】
図1の実施例において、システムロジック150は、プロセッサ100とインタフェース接続し、ドライバ155を介してPROCHOT#信号を駆動し得る、又は入力バッファ160を介してPROCHOT#信号を受信し得る。システムロジックは、いつ全システムが容認できない温度レベルに達したかを判断するいくつかの温度センサをそれ自体に含み、それに従って、PROCHOT#信号を駆動し得る。
【0014】
図1のシステムの一実施例の動作が図2に示される。ブロック200において、異なる動作モードが分離される。ある実施例においては、半導体ヒューズが飛び、動作モードが選択され得る。機器構成レジスタ等のような他の選択技術もまた、動作モードを選択するために用いられ得る。出力のみのモードでは、ヒューズ140によって、マルチプレクサ130が抑圧ロジック120への入力として過熱を選択することをもたらす。したがって、PROCHOT#信号の外部状態は判断されず、ブロック205に示される通り、PROCHOT#の効果的な出力のみ行う。
【0015】
双方向のシングルピンモードにおいて、システムロジック150とプロセッサ100とが、抑圧を制御するためにPROCHOT#を駆動し得る。ブロック215と225に示される通り、プロセッサ100が、その温度を監視し、PROCHOT#インタフェースを監視する。温度が選択された基準を超えない場合は、ブロック220に示す通り、プロセッサは温度を監視し続ける。同様に、PROCHOT#信号がアサートされていない場合は、ブロック230に示す通り、プロセッサは100インタフェースを監視し続ける。PROCHOT#信号がアサートされる場合、又は温度が選択された基準を超える場合のいずれかの場合に、ブロック240に示す通り、抑圧ロジック120によってプロセッサの動作が抑圧される。
【0016】
前記抑圧ロジックによって実行された抑圧は、何らかの適切な周知の技術又はその他の利用可能な抑圧技術であり得る。例えば、装置へのクロックが、周期的に止められ得る。その他、パイプラインのある段階でスループットを制限することによって処理スループットが減少され得る。その他、クロック周波数が変更され得る。プロセッサによる処理量を効果的に減少させる前記の又はその他の技術が、抑圧ロジックに用いられ得る。
【0017】
第3のモードにおいて、ブロック210に示す通り、双方向のデュアルピンPROCHOT#の実現が用いられ得る。図3と4が、デュアルピンの実現を用いる一実施例の更なる詳細を提供する。デュアルピンの実現は、プロセッサの内部の温度計測装置の監視と、抑圧命令のアサーションとの双方を可能にし得る。シングルピンにおいて、抑圧命令をアサートすることは、プロセッサの同じピンのアサーションをマスクする。図3の実施例において、説明目的で2つのプロセッサが示されるが、追加のプロセッサも加えられ得る。プロセッサ300とプロセッサ350との双方は、FORCEPH#とPROCHOT#ピンを有する。信号線364と362はそれぞれ、システムロジックによって駆動されたFORCEPH#信号をプロセッサ300及び350に結合し、信号線302及び352はそれぞれ、プロセッサ300及び350によって駆動されたPROCHOT#信号をシステムロジックに運ぶ。
【0018】
プロセッサ300は、いつプロセッサ300が過熱になったか(ある実施例においては、いつ過電力が消費されたか)を検出する監視装置310を含む。それぞれの番号が付されたブロックは、ラッチのような遅延要素を表す。監視装置310から過熱信号を受信し、信号線302でPROCHOT#信号を駆動するように、ドライバ305が結合される。マルチプレクサ330への第1の経路は、遅延ブロック313−1と遅延ブロック313−2とを通して、マルチプレクサ330の“w”入力に過熱信号を取り込む。マルチプレクサ330への第2の経路は、遅延ブロック313−1を通して、出力ドライバ305を通過し(その結果、信号線302で何らかの外部アサート信号を取得する)、反転ドライバ307を通して、遅延ブロック314−2と314−3を通して、マルチプレクサ330の“b”入力に過熱信号を取り込む。
【0019】
マルチプレクサへの第3の経路は、信号線302(PROCHOT#)からと信号線364からの双方の入力を含み、システムロジック360によって駆動される。信号線364は、いつ動作を抑圧するかを判断するために外部検討材料が用いられることを可能にする強制プロセッサ・ホット(FORCEPH#)信号線である場合がある。一実施例においては、双方のプロセッサが同時に自分を抑圧していなくても、システムが同時に(すなわち、外部バスクロックの同じクロック周期の間に)複数のプロセッサの抑圧を開始することを望み得る。この実施例においては、抑圧ロジック320への過熱信号の遅延を、システムロジックの経路を通じた予期された遅延に一致させることが望ましい。例えば、図3の実施例において、過熱信号は、遅延ブロック313−1と出力ドライバ305を通して、遅延ブロック316−2と組み合わせロジック363と遅延ブロック316−3を通して、システムロジック370に入り、遅延ブロック316−4と組み合わせロジック371と遅延ロジック316−5を通して、システムロジック360に戻り、遅延ブロック316−6と組み合わせロジック367と遅延ブロック316−7を通して、第2のプロセッサ350に入る。第2のプロセッサがプロセッサ300で示したものと同じロジックを有すると仮定すると、経路は、入力バッファ309と、2つの遅延ブロック316−8及び316−9と、ORゲート311と、マルチプレクサ330の“f”入力とに対応する要素を通して続く。
【0020】
同様に、プロセッサ300の内部の過熱信号の経路は、9つの遅延ブロックとORゲート311を含む。デュアルピンモードにおいて、内部で、過熱信号は、遅延ブロック313−1及び313−2を通して、遅延ブロック315−1から315−9を通して、ORゲート311に通ずる。システムロジック360及び370が信号線364でFORCEPH#をアサートする場合、又は抑圧が実行されることを監視装置310が示す場合に、ORゲートは、抑圧が実行される指示をマルチプレクサ330に与える。システムロジックの構成要素360及び370は、ローカル(360)又はグローバル(370)の特定用途向け集積回路(ASIC)であり得る。しかし、ロジックの何らか又は全てが分離しているか統合しているかどうかは、開示された技術に重要なことではない。ロジックは、プロセッサ自体に、又はバスブリッジのような他のシステム要素に、又はASICやそれと同様のものに含まれ得る。さらに、多様な遅延の絶対数又は長さは重要ではない。しかし、遅延の一致を提供することは、ある実施例において望ましい。
【0021】
図3の実施例において、マルチプレクサへの2つの制御入力(fuseBiDirProcHotEnとfuseMPdecode)がどちらのモードが選択されたかを制御する。マルチプロセッサ(デュアルピン)のPROCHOT#/FORCEPH#の実現が望ましいことをヒューズfuseMPdecodeが示すと、マルチプレクサへの経路“f”が選択される。双方向モードのみが望ましいことをヒューズfuseBiDirProcHotEnが示すと、マルチプレクサへの入力“b”が選択される。双方向モードとマルチプロセッサ(デュアルピン)のモードの双方ともが望ましくないことをヒューズが示すと、出力のみのモードが使用され、マルチプレクサへの経路“w”が選択される。
【0022】
図4は、デュアルピンモード(例えば、図3の実施例のマルチプレクサ330の経路“f”)が選択されたマルチプロセッサシステムの動作を示したものである。ブロック400において、高温が検知される(例えば監視装置310によって)。ブロック410において、PROCHOT#信号がシステムロジックにアサートされる。ブロック420に示す通り、内部の過熱信号が遅延される。図3の実施例において、遅延313−1と313−2と315−3から315−9を通じた経路が遅延を与える。ブロック425に示す通り、アサートされたPROCHOT#信号はまた、システムロジックを通して伝搬し、遅延を受け、結果としてシステムの他のプロセッサ(群)へのFORCEPH#信号の生成をする。例えば、図3の実施例において、FORCEPH#信号は、信号線362でプロセッサ350にアサートされる。
【0023】
何らかの内部遅延に加えて、システムロジックを通じた経路における遅延と合致させるように設計された第1のプロセッサ内の遅延のため、ブロック430と435に示す通り、プロセッサは同期して抑圧を始める。あるシステムにおいては、このような抑圧の同期を、一定の率のプロセッサの動作と保持させ、それによって進行と温度/電力の関係とをおおよそ等しくすることが望ましい。したがって、プロセッサが別の方法で抑圧状態に入らない場合でも、プロセッサは強制的に抑圧状態になり得る。
【0024】
このように、プロセッサの温度制御インタフェース技術が開示される。特定の例示的な実施例が添付の図面において説明され、示されたが、前記実施例は、広範囲の発明の単なる実例であり、制限するものではなく、本発明は示され、説明された特定の構造や構成に限定されず、したがって、この開示を検討することにより、当業者に多様な他の改良が思い浮かぶことがわかる。
【0025】
以上の実施例に関し、更に、以下の項目を開示する。
【0026】
(1)双方向インタフェースと、
前記双方向インタフェース上で内部の高温を示す第1の信号をアサートする出力ロジックと、
前記双方向のインタフェースに結合された抑圧ロジックと
を有するプロセッサであって、
前記第1の信号によって前記内部の高温が示される場合、又は、前記双方向インタフェースで外部信号が受信される場合のいずれかの場合に、前記抑圧ロジックが前記プロセッサの動作を抑圧するプロセッサ。
【0027】
(2)(1)に記載のプロセッサであって、
前記双方向インタフェースが単一のインタフェース節点であるプロセッサ。
【0028】
(3)(1)に記載のプロセッサであって、
前記第1の信号のための第1の経路と、
前記外部信号のための第2の経路と、
片方向モードにおいて前記外部信号を無視する前記第1の経路と、双方向の単一のインタフェースモードにおいて前記外部信号を判断する前記第2の経路のいずれかを選択する選択ロジックと
を更に有するプロセッサ。
【0029】
(4)(3)に記載のプロセッサであって、
前記双方向インタフェースが、第1のインタフェース節点と、第2のインタフェース節点とを有し、
前記第2のインタフェース節点が、入力であり、
前記選択ロジックが、双方向のデュアルのインタフェースモードにおいて第3の経路を更に選択するプロセッサ。
【0030】
(5)(4)に記載のプロセッサであって、
前記第3の経路が、
第1の遅延を有する前記第1の信号のための内部信号の経路と、
第2の遅延を有する前記外部信号のための外部信号の経路と
を有し、
前記第1の遅延が前記第2の遅延に外部遅延を加えたものと一致するプロセッサ。
【0031】
(6)(1)に記載のプロセッサであって、
前記双方向インタフェースが、
デュアルピンモードが可能な場合に、前記第1の信号を出力する第1のインタフェース節点と、外部の信号を受信する第2のインタフェース節点と、
双方向モードが可能な場合に、単一の双方向インタフェース節点と
を有するプロセッサ。
【0032】
(7)(6)に記載のプロセッサであって、
前記第1の信号の第1の経路における第1の遅延と、
前記第2の信号の第2の経路における第2の遅延とを更に有し、
前記第1の経路の前記第1の遅延が、前記第2の経路の前記第2の遅延に外部遅延を加えたものと一致するプロセッサ。
【0033】
(8)高温を示す内部信号を出力する第1のインタフェース節点と、
外部信号を受信する第2のインタフェース節点と、
前記内部信号又は前記外部信号に応じて、第1のプロセッサを抑圧する抑圧ロジックと
を有する第1のプロセッサと、
前記外部信号をアサートするシステムロジックと
を有するシステム。
【0034】
(9)(8)に記載のシステムであって、
第2のプロセッサの高温を示す第2のプロセッサ内部信号を出力する第2のプロセッサの第1のインタフェース節点と、
第2の外部信号を受信する第2のプロセッサの第2のインタフェース節点と、
前記第2のプロセッサ内部信号又は前記第2の外部信号に応じて、前記第2のプロセッサを抑圧する第2のプロセッサの抑圧ロジックと
を有する第2のプロセッサを有し、
前記システムロジックは、前記第2のプロセッサが前記第2のプロセッサの高温を示す前記第2のプロセッサの内部信号を出力することに応じて、前記第1のプロセッサへの前記外部信号をアサートするシステム。
【0035】
(10)(9)に記載のシステムであって、
前記第1のプロセッサが、
前記抑圧ロジックへの前記内部信号の第1の経路における第1の遅延と、
前記抑圧ロジックへの前記外部信号の第2の経路における第2の遅延と
を更に有し、
前記第1の遅延が、前記第2の遅延にシステムロジックの遅延を加えたものと一致するシステム。
【0036】
(11)(10)に記載のシステムであって、
前記第1のプロセッサと前記第2のプロセッサが、前記第2のプロセッサの内部信号に応じて、同期して抑圧を開始するシステム。
【0037】
(12)(11)に記載のシステムであって、
前記第1のプロセッサと前記第2のプロセッサが、同じ単一のクロック周期で抑圧を開始するシステム。
【0038】
(13)双方向インタフェースで内部的に測定された高温を示す第1の信号を励振し、
前記第1の信号が励振された場合、又は、前記双方向インタフェースで外部信号が受信された場合のいずれかの場合に動作を抑圧することを有する方法。
【0039】
(14)(13)に記載の方法であって、
励振することが、
選択された温度基準に達したかどうか検証し、
前記選択された温度基準に達した場合に、前記第1の信号を励振することを有する方法。
【0040】
(15)(13)に記載の方法であって、
前記インタフェース節点が、単一の双方向インタフェース節点である方法。
【0041】
(16)(13)に記載の方法であって、
異なる遅延経路を通して、前記第1の信号と外部信号を遅延させることを更に有する方法。
【0042】
(17)(13)に記載の方法であって、
前記インタフェース節点として単一の双方向インタフェース節点を用いる第1のモード、又は、2つのインタフェース節点を用いる第2のモードのいずれかを選択することを更に有する方法。
【0043】
(18)(17)に記載の方法であって、
前記第2のモードにおいて、他のプロセッサと同時に抑圧をもたらす前記第1の信号を遅延させることを更に有する方法。
【0044】
(19)第1のプロセッサの内部で測定された高温を示し、
前記第1のプロセッサの内部で測定された高温に応じた抑圧と、第2のプロセッサの抑圧とを同期させることを有する方法。
【0045】
(20)(19)に記載の方法であって、
示すことが、第1のインタフェース節点の第1の信号を励振することを有する方法。
【0046】
(21)(20)に記載の方法であって、
同期させることが、
前記第1の信号を受信し、前記第2のプロセッサへの第2の信号をアサートし、
少なくとも第1のプロセッサが動作を抑圧することを始めることを遅延させ、前記第1のプロセッサと前記第2のプロセッサが同期して動作を抑圧することを可能にすることを有する方法。
【0047】
(22)(21)に記載の方法であって、
遅延させることが、前記第2のプロセッサが抑圧を始める同じクロック周期まで、前記第1のプロセッサが抑圧することを妨げることを有する方法。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを前記プロセッサの外部のロジックに結合する回路と、
前記回路に結合され、前記プロセッサの温度を監視する温度センサであり、前記回路は、前記プロセッサの前記温度に基づくデータを、前記プロセッサの外部の前記ロジックに提供する温度センサと、
前記プロセッサの外部の前記ロジックにより生成された情報に応じて、パイプラインの1つ以上の段階のスループットを制限することにより、又は前記プロセッサのクロックを停止することにより、前記プロセッサのパイプラインの処理スループットを減少させる抑圧ロジックと
を有するプロセッサ。
【請求項2】
前記プロセッサの外部の前記ロジックは、複数のプロセッサの消費電力を管理する、請求項1に記載のプロセッサ。
【請求項3】
前記回路を前記プロセッサの外部の前記ロジックに結合する1つ以上の信号線を更に有する、請求項1に記載のプロセッサ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−238337(P2012−238337A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−189850(P2012−189850)
【出願日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【分割の表示】特願2010−281680(P2010−281680)の分割
【原出願日】平成15年3月6日(2003.3.6)
【出願人】(593096712)インテル コーポレイション (931)
【Fターム(参考)】