説明

プロテインキナーゼの阻害剤としてのイミダゾピラジン

本発明は、その多くの実施形態において、プロテインおよび/またはオーロラキナーゼの阻害剤としての新規なクラスのイミダゾピラジン化合物、このような化合物を調製する方法、1種以上のこのような化合物を含む薬学的組成物、1種以上のこのような化合物を含む薬学的製剤を調製する方法、およびこのような化合物または薬学的組成物を使用した、プロテインキナーゼまたはオーロラキナーゼと関連する1種以上の疾患の治療、予防、阻害、または改善の方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学式I:
【化248】

の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグであって、ここで:
RはH、CN、−NR、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクレニル、ヘテロアリール、−C(O)NR、−N(R)C(O)R、ヘテロシクリル、(CH1−3NRで置換されたヘテロアリール、非置換アルキル、または同じかもしくは異なり得る1個以上の部分で置換され、各部分が−OR、ヘテロシクリル、−N(R)C(O)N(R)、−N(R)−C(O)OR、−(CH1−3−N(R)および−NRからなる群より独立して選択されるアルキルであり;
はH、ハロ、アリール、またはヘテロアリールであり、ここで、前記アリールおよびヘテロアリールの各々は、非置換であるか、または同じかもしくは異なり得る1個以上の部分で置換可能であり、各部分は、ハロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、−CHOR、−C(O)NR、−C(O)OH、−C(O)NH、−NR(ここで、RおよびRは、前記−NRのNと一緒にヘテロシクリル環を形成する)、−S(O)R、−S(O)R、−CN、−CHO、−SR、−C(O)OR、−C(O)R、および−ORからなる群より独立して選択され;
はH、ハロ、アリール、アリールアルキル、またはヘテロアリールであり、ここで、前記アリール、アリールアルキル、およびヘテロアリールの各々は、非置換であるか、または同じかもしくは異なり得る1個以上の部分で任意に独立して置換可能であり、各部分は、ハロ、アミド、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリール、−C(O)OH、−C(O)NH、−NR(ここで、RおよびRは、前記−NRのNと一緒にヘテロシクリル環を形成する)、−CN、アリールアルキル、−CHOR、−S(O)R、−S(O)R、−CN、−CHO、−SR、−C(O)OR、−C(O)R、ヘテロアリール、およびヘテロシクリルからなる群より独立して選択され;
はヘテロシクリル−(CR−X、ヘテロシクレニル−(CR−X、ヘテロアリール−(CR−X、またはアリール−(CR−Xであり、ここで、前記Rのヘテロシクリル−、ヘテロシクレニル−、ヘテロアリール−、またはアリール−部分の各々は、非置換であるか、または−CONR、−OR、およびアルキルからなる群より独立して選択される1個以上の部分で置換可能であり、
nは1〜6であり、
Xは−NR、−OR、−SO−R、−SR、SO、ヘテロアリール、ヘテロシクリル、およびアリールからなる群より選択され、ここで、前記ヘテロアリールまたはアリールは、非置換であるか、または−O−アルキル、アルキル、ハロ、もしくはNRからなる群より独立して選択される1個以上の部分で置換可能であり;
およびRは各々独立して、水素、アルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、またはシクロアルキルであり;
は水素、アルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、−アルキル−S−アルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、シクレニル、ヘテロシクリルアルコキシル、−S−アルキルヘテロシクリル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アルキルN(アルキル)、アルキルNH(アルキル)、アルキルN(アルケニル)、−アルキルN(アルコキシル)、−アルキル−SH、ヒドロキシアルキル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキルからなる群より選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、−アルキル−S−アルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、シクレニル、ヘテロシクリルアルコキシル、−S−アルキルヘテロシクリル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アルキルN(アルキル)、アルキルNH(アルキル)、アルキルN(アルケニル)、−アルキルN(アルコキシル)、−アルキル−SH、ヒドロキシアルキル、トリハロアルキル、ジハロアルキル、モノハロアルキルの各々は、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アリール、シクレニル、シクロアルキル、アリールアルキル、シクレニルアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、−アルキル−S−アルキル、−アルキルSH、アルコキシル、−S−アルキル、ヒドロキシアルキル、およびアミノアルキルからなる群より独立して選択される1個以上の部分で置換可能であり;
は水素、アルキル、アルケニル、アリール、シクレニル、シクロアルキル、アリールアルキル、シクレニルアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、−アルキル−S−アルキル、−アルキルSH、アルコキシル、−S−アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、−アルキル−OC(O)アルキル、−アルキルOC(O)シクロアルキル、−アルキルOC(O)アリール、−アルキルOC(O)アラルキル、−アルキルOC(O)NRアリール、−アルキルOC(O)NRアルキル、−アルキルOC(O)NRヘテロシクリル、−アルキルOC(O)NRヘテロアリール、−アルキルOC(O)NRシクロアルキル、−アルキルOC(O)ヘテロシクリル、アルキルC(O)OH、アルキルC(O)Oアルキル、−アルキルC(O)Oシクロアルキル、−アルキルC(O)Oアリール、−アルキルC(O)Oアラルキル、−アルキルC(O)ONRアリール、−アルキルC(O)ONRアルキル、−アルキルC(O)ONRヘテロシクリル、−アルキルC(O)ONRヘテロアリール、−アルキルC(O)ONRシクロアルキル、−アルキルC(O)Oヘテロシクリル、アルキルC(O)OH、およびアルキルC(O)Oアルキルからなる群より選択され、ここで、前記アリール、シクレニル、シクロアルキル、アリールアルキル、シクレニルアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、−アルキル−OC(O)アルキル、−アルキルOC(O)シクロアルキル、−アルキルOC(O)アリール、−アルキルOC(O)アラルキル、−アルキルOC(O)NRアリール、−アルキルOC(O)NRアルキル、−アルキルOC(O)NRヘテロシクリル、−アルキルOC(O)NRヘテロアリール、−アルキルOC(O)NRシクロアルキル、−アルキルOC(O)ヘテロシクリル、アルキルC(O)OH、アルキルC(O)Oアルキル、−アルキルC(O)Oシクロアルキル、−アルキルC(O)Oアリール、−アルキルC(O)Oアラルキル、−アルキルC(O)ONRアリール、−アルキルC(O)ONRアルキル、−アルキルC(O)ONRヘテロシクリル、−アルキルC(O)ONRヘテロアリール、−アルキルC(O)ONRシクロアルキル、−アルキルC(O)Oヘテロシクリル、アルキルC(O)OH、およびアルキルC(O)Oアルキルの各々は、非置換であるか、またはアルキル、アルケニル、アリール、シクレニル、シクロアルキル、アリールアルキル、シクレニルアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、−アルキル−S−アルキル、−アルキルSH、アルコキシル、−S−アルキル、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アミノ、アミノジアルキル、アミノシクロアルキル、ハロ、トリハロアルキル、ジハロアルキル、およびモノハロアルキルからなる群より独立して選択される1個以上の部分で置換可能であり;
さらに、化学式Iにおける任意の−NRにおいて、前記RおよびRは、前記−NRのNと任意に一緒に結合して、環または架橋環を形成可能であり、ここで、前記環または架橋環の各々は、非置換であるか、または同じであるかもしくは異なり得る、ヒドロキシル、−SH、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、−アルキル−SH、アルコキシル、−S−アルキル、−CO−アルキル、−CO−アルケニル、アリールアルキル、シクレニルアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクレニル、シクロアルキル、スピロヘテロシクリル、スピロヘテロシクレニル、スピロヘテロアリール、スピロシクリル、スピロシクレニル、スピロアリール、アルコキシアルキル、−アルキル−S−アルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ハロ、トリハロアルキル、ジハロアルキル、CN、およびモノハロアルキルからなる群より独立して選択される1個以上の部分で置換可能である、
化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
が非置換ヘテロアリールまたはアルキルで置換されたヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
がアルキルで置換されたヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
がピラゾリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
がアルキルで置換されたピラゾリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が1−メチル−ピラゾール−4−イルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
RがHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
RがCNである、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Rが−C(O)NRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
Rが−C(O)NHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
Rがヘテロシクレニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
Rがテトラヒドロピリジニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
Rが1,2,3,6−テトラヒドロピリジニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
Rが同じかまた異なり得る1個以上の部分で置換されたアルキルであり、各部分は−ORおよび−NRからなる群より独立して選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
Rが1個以上の−NRで置換されたアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
Rが−NHで置換されたアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
Rが−NH(メチル)で置換されたアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
がヘテロシクリルメチルで置換されたヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
がヘテロアリール−CH−Xであり、ここで、Xは−OR、−SOR、−NR、または−SRであり;Rが水素、−アルキルN(アルキル)、ヘテロシクリルアルキル、またはヘテロシクレニルアルキルであり;RがまたはRおよびRが前記−NRのNと任意に一緒に結合し、環または架橋環を形成可能であり、ここで、前記環または架橋環は、非置換であるか、または同じであるかもしくは異なり得る、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシル、アルコキシルアルキル、ヒドロキシアルキル、アリールアルキル、アリール、ヘテロスピロシクリル、ヘテロスピロシクレニル、ヘテロスピロアリール、および−COアルキルからなる群より独立して選択される1個以上の部分で置換可能である、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
がヘテロアリール−CH−Xまたはヘテロアリール−CHメチル−Xであり、ここで、Xは−NRであり、Rは−アルキルN(アルキル)、アルキル、アルコキシアルキル、ヒドロキシアルキル、アリールアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、または−アルキルSHであり、ここで、前記アリールアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、またはヘテロアリールアルキルの各々は、非置換であるか、またはヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、アルキル、もしくはヒドロキシルで置換可能であり;Rは水素、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルコキシアルキル、または−アルキルN(アルキル)であり;あるいはRおよびRは、前記−NRのNと任意に一緒に結合され、環または架橋環を形成可能であり、ここで、前記環または架橋環は、非置換であるか、または同じであるかもしくは異なり得る、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシル、アルコキシルアルキル、ヒドロキシアルキル、アリールアルキル、アリール、ヘテロスピロシクリル、ヘテロスピロシクレニル、ヘテロスピロアリール、および−COアルキルからなる群より独立して選択される1個以上の部分で置換可能である、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
がヘテロアリール−CH−Xであり、前記ヘテロアリール−CH−Xのヘテロアリールはアルキルまたは−CONRで置換され、ここで、Xは−NRであり、Rはアルキルであり、Rはアルキルであり、あるいはRおよびRは前記−NRのNと任意に一緒に結合され環を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
がアリール−CH−Xであり、ここで、前記アリール−CH−Xのアリールは非置換であるかまたはアルキルで置換可能であり、ここで、Xはヘテロシクリルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】

【化249】

で置換されたイソチアゾール、チオフェン、またはピリミジンである、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
が、
【化250】

であり、ここで、Xは−NR、−OR、−SO−R、および−SRからなる群より選択され、
は水素、アルキル、アルケニル、アルコキシアルキル、−アルキル−S−アルキル、アミノアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、シクレニル、ヘテロシクリルアルコキシル、−S−アルキルヘテロシクリル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、アルキルN(アルキル)、アルキルNH(アルキル)、アルキルN(アルケニル)、−アルキルN(アルコキシル)、−アルキル−SH、およびヒドロキシアルキルからなる群より選択され、ここで、前記アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクロアルキル、シクロアルキル、シクレニル、ヘテロシクリルアルコキシル、−S−アルキルヘテロシクリル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクレニルの各々は、非置換であるか、またはアルキル、アルコキシアルキル、およびヒドロキシアルキルからなる群より独立して選択される1個以上の部分で置換可能であり、
は水素、アルキル、アルケニル、アリール、シクレニル、シクロアルキル、アリールアルキル、シクレニルアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アルコキシアルキル、−アルキル−S−アルキル、−アルキルSH、アルコキシル、−S−アルキル、ヒドロキシアルキル、およびアミノアルキルからなる群より選択され、ここで、前記アリール、シクレニル、シクロアルキル、アリールアルキル、シクレニルアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、およびヘテロシクロアルキルアルキルの各々は、非置換であるか、または1個以上のアルキルで置換可能であり、
さらに、化学式Iにおける任意の−NRにおいて、前記RおよびRは、前記−NRのNと任意に一緒に結合して、環または架橋環を形成し、ここで、前記環または架橋環の各々は、非置換であるか、または同じであるかもしくは異なり得る、ヒドロキシル、−SH、アルキル、アルケニル、ヒドロキシアルキル、−アルキル−SH、アルコキシル、−S−アルキル、−CO−アルキル、−CO−アルケニル、アリールアルキル、シクレニルアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクレニルアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、アリール、シクレニル、シクロアルキル、スピロヘテロシクリル、スピロヘテロシクレニル、スピロヘテロアリール、スピロシクリル、スピロシクレニル、スピロアリール、アルコキシアルキル、−アルキル−S−アルキル、ヘテロシクリル、およびヘテロシクレニルからなる群より独立して選択される1個以上の部分で置換可能である、
請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
以下の化学式:
【化251】

【化252】

【化253】

【化254】

【化255】

によって表される化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項26】
精製形態である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項27】
単離形態である、請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項28】
少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアと組み合わせた、治療有効量の請求項1に記載の少なくとも1種の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグを含む、薬学的組成物。
【請求項29】
請求項2に記載の化合物とは異なる1種以上の抗癌剤をさらに含む、請求項28に記載の薬学的組成物。
【請求項30】
該1種以上の抗癌剤が、細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、リポソーマルドキソルビシン(例えば、カエリックス(登録商標)、ミオセット(登録商標)、ドキシル(登録商標))、タキソテレ、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトキシトレキサート、テモゾロマイド、シクロホスファミド、SCH 66336、R115777(登録商標)、L778,123(登録商標)、BMS 214662(登録商標)、イレッサ(登録商標)、タルセバ(登録商標)、EGFRに対する抗体、IGFRに対する抗体(例えば、2005年6月23日に公開された米国特許出願公開第2005/0136063号において公開されたものが含まれる)、KSP阻害剤(例えば、国際公開第2006/098962号および国際公開第2006/098961号において公開されたものなど;イスピネシブ、CytokineticsからのSB−743921など)、中心体関連タンパク質E(「CENP−E」)阻害剤(例えば、GSK−923295)、グリーベック(登録商標)、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホルアミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、フルダラビンホスフェート、オキサリプラチン、ロイコビリン、ELOXATIN(商標)、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、シスプラチン、カルボプラチン、ヒドロキシウレア、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミゾール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベクザー、ボルテゾミブ(「ベルケード」)、ゼバリン、トリセノックス、ゼローダ、ビノレルビン、ポルフィマー、エルビツックス、リポソーマル、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エクセメスタン、フルベストラント、イホスフォミド、リツキシマブ、C225(登録商標)、サトリプラチン、ミロターグ、アバスチン、リツキサン、パニツビマブ、ステント、ソラフィニブ、スプリセブ(ダスチニブ)、ニロチニブ、タイカーブ(ラパチニブ)、およびカンパスからなる群より選択される、請求項29に記載の薬学的組成物。
【請求項31】
1種以上のオーロラキナーゼを阻害する方法であって、治療有効量の請求項1に記載の少なくとも1種の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項32】
オーロラキナーゼを阻害することによって1種以上の疾患を治療する方法であって、治療有効量の請求項1に記載の少なくとも1種の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグを患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項33】
オーロラキナーゼを阻害することによって1種以上の疾患を治療する方法であって、そのような治療の必要がある哺乳動物に、
請求項1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグである、一定量の第1の化合物;および
請求項1に記載の化合物とは異なる抗癌剤である、少なくとも1種の一定量の第2の化合物
を投与する工程を含み、
ここで、該第1の化合物および該第2の化合物の量が治療効果を生じる、方法。
【請求項34】
該オーロラキナーゼがオーロラAである、請求項31、32、または33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
該オーロラキナーゼがオーロラBである、請求項31、32、または33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項36】
該疾患が以下からなる群:
膀胱腫瘍、乳房腫瘍(BRCA変異乳癌を含む)、結腸直腸腫瘍、結腸腫瘍、腎臓腫瘍、肝臓腫瘍、肺腫瘍、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、頭頸部腫瘍、食道腫瘍、膀胱腫瘍、胆嚢腫瘍、卵巣腫瘍、膵臓腫瘍、胃腫瘍、子宮頸腫瘍、甲状腺腫瘍、前立腺腫瘍、および扁平上皮癌を含む皮膚腫瘍;
白血病、急性リンパ性白血病、急性リンパ芽球性白血病、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫、ヘアリー細胞リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、骨髄腫、およびバーキットリンパ腫;
慢性リンパ性白血病(「CLL」);
急性および慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、ならびに前骨髄球白血病;
線維肉腫、横紋筋肉腫;
頭頸部腫瘍、マントル細胞リンパ腫、骨髄腫;
星状細胞腫、神経芽細胞腫、神経膠腫、グリア芽細胞腫、悪性神経膠腫瘍、星状細胞腫、肝細胞癌、消化管間質腫瘍(「GIST」)、および神経鞘腫;
黒色腫、多発性骨髄腫、精上皮腫、奇形癌腫、骨肉腫、色素性乾皮症、角化棘細胞腫、甲状腺濾胞癌、およびカポジ肉腫
より選択される、請求項32または33のいずれかに記載の方法。
【請求項37】
放射線治療をさらに含む、請求項31、32、または33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
該抗癌剤が、細胞増殖抑制剤、シスプラチン、ドキソルビシン、タキソテレ、タキソール、エトポシド、イリノテカン、カンプトスター、トポテカン、パクリタキセル、ドセタキセル、エポチロン、タモキシフェン、5−フルオロウラシル、メトキシトレキサート、テモゾロマイド、シクロホスファミド、SCH 66336、R115777、L778,123、BMS 214662、イレッサ、タルセバ、EGFRに対する抗体、グリーベック、イントロン、ara−C、アドリアマイシン、サイトキサン、ゲムシタビン、ウラシルマスタード、クロルメチン、イホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ピポブロマン、トリエチレンメラミン、トリエチレンチオホスホルアミン、ブスルファン、カルムスチン、ロムスチン、ストレプトゾシン、ダカルバジン、フロクスウリジン、シタラビン、6−メルカプトプリン、6−チオグアニン、フルダラビンホスフェート、オキサリプラチン、ロイコビリン、ELOXATIN(商標)、ペントスタチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ブレオマイシン、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン、エピルビシン、イダルビシン、ミトラマイシン、デオキシコホルマイシン、マイトマイシン−C、L−アスパラギナーゼ、テニポシド、17α−エチニルエストラジオール、ジエチルスチルベストロール、テストステロン、プレドニゾン、フルオキシメステロン、プロピオン酸ドロモスタノロン、テストラクトン、酢酸メゲストロール、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、クロロトリアニセン、ヒドロキシプロゲステロン、アミノグルテチミド、エストラムスチン、酢酸メドロキシプロゲステロン、ロイプロリド、フルタミド、トレミフェン、ゴセレリン、シスプラチン、カルボプラチン、ヒドロキシウレア、アムサクリン、プロカルバジン、ミトタン、ミトキサントロン、レバミゾール、ナベルベン、アナストラゾール、レトラゾール、カペシタビン、レロキサフィン、ドロロキサフィン、ヘキサメチルメラミン、アバスチン、ハーセプチン、ベクザー、ベルケード、ゼバリン、トリセノックス、ゼローダ、ビノレルビン、ポルフィマー、エルビツックス、リポソーマル、チオテパ、アルトレタミン、メルファラン、トラスツズマブ、レロゾール、フルベストラント、エクセメスタン、フルベストラント、イホスフォミド、リツキシマブ、C225、カンパス、クロファラビン、クラドリビン、アフィジコロン、リツキサン、スニチニブ、ダサチニブ、テザシタビン、Sml1、フルダラビン、ペントスタチン、トリアピン、ジドックス、トリミドックス、アミドックス、3−AP、およびMDL−101、731からなる群より選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項39】
1種以上のキナーゼを阻害する方法であって、前記キナーゼが、サイクリン依存性キナーゼ、チェックポイントキナーゼ、チロシンキナーゼ、およびPim−1キナーゼからなる群より選択され、該方法は、治療有効量の請求項1に記載の少なくとも1種の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグをこのような阻害の必要がある患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項40】
1種以上のキナーゼを阻害することによって1種以上の疾患を治療する方法であって、前記キナーゼが、サイクリン依存性キナーゼ、チェックポイントキナーゼ、チロシンキナーゼ、およびPim−1キナーゼからなる群より選択され、該方法は、治療有効量の請求項1に記載の少なくとも1種の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグをこのような治療の必要がある患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項41】
前記サイクリン依存性キナーゼがCDK1またはCDK2から選択され、前記チェックポイントキナーゼがCHK−1またはCHK−2から選択され、前記チロシンキナーゼがVEGF−R2、EGFR、HER2、SRC、JAK、およびTEKからなる群より選択される、請求項39または請求項40に記載の方法。
【請求項42】
癌を治療する方法であって、治療有効量の請求項1に記載の少なくとも1種の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグを投与する工程を含む、方法。
【請求項43】
1種以上のキナーゼを阻害する方法であって、前記キナーゼが、サイクリン依存性キナーゼ、チェックポイントキナーゼ、チロシンキナーゼ、およびPim−1キナーゼからなる群より選択され、該方法は、治療有効量の請求項25に記載の少なくとも1種の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグをこのような阻害の必要がある患者に投与する工程を含む、方法。
【請求項44】
オーロラキナーゼを阻害することによって1種以上の疾患を阻害する方法であって、そのような治療の必要がある哺乳動物に、
請求項25に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグである、一定量の第1の化合物;および
請求項25に記載の化合物とは異なる抗癌剤である、少なくとも1種の一定量の第2の化合物
を投与する工程を含み、
ここで、該第1の化合物および該第2の化合物の量が治療効果を生じる、方法。
【請求項45】
少なくとも1種の薬学的に受容可能なキャリアと組み合わせた、治療有効量の請求項25に記載された少なくとも1種の化合物またはその薬学的に受容可能な塩、溶媒和物、エステル、もしくはプロドラッグを含む、薬学的組成物。

【公表番号】特表2010−529195(P2010−529195A)
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−512177(P2010−512177)
【出願日】平成20年6月11日(2008.6.11)
【国際出願番号】PCT/US2008/007295
【国際公開番号】WO2008/156614
【国際公開日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】