説明

プロテインチロシンホスファターゼ阻害剤およびその使用方法

本発明は、プロテインチロシンホスファターゼ−1b(PTP1B)酵素の生体活性を調節するのに有用な式(I)および式(II)の化合物を提供する。本発明の化合物は、PTP1B酵素が要因である疾患および/または状態を治療するのに使用され得る。こうした疾患および/または状態としては、1型糖尿病、2型糖尿病、不十分な耐糖能、インスリン抵抗性、肥満、高脂血症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、低HDLレベル、アテローム性動脈硬化症、血管再狭窄症、炎症性腸疾患、膵臓炎、脂肪細胞腫瘍、脂肪細胞癌、脂肪肉腫、異脂肪血症、癌、および神経変性疾患が挙げられるが、それらのみに限定されるものではない。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物:
【化1】

(式中、
は、リンカー基であるか、あるいは存在せず;
は、H、あるいは1個もしくは複数の二重結合または三重結合を任意選択で含む、任意選択で置換されたC1〜8の直鎖または分枝状脂肪族であり、ここで、1個または複数の炭素は、Rで任意選択で置換されており、ここで、Rは、任意選択で置換されたシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリール;−C(O)−、−C(O)C(O)−、−C(O)NR11−、−C(O)NR11NR12−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR11CO−、−O−、−NR11C(O)NR12−、−OC(O)NR11−、−NR11NR12−、−NR11C(O)−、−S−、−SO−、−SO−、−NR11−、−SONR11−、または−NR11SO−であり、ここで、R11およびR12は、それぞれ独立に、H、および任意選択で置換された脂肪族、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールから選択され;あるいはXは、任意選択で置換されたシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリール;−C(O)−、−C(O)C(O)−、−C(O)NR11−、−C(O)NR11NR12−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR11CO−、−O−、−NR11C(O)NR12−、−OC(O)NR11−、−NR11NR12−、−NR11C(O)−、−S−、−SO−、−SO−、−NR11−、−SONR11−、または−NR11SO−であり、ただし、Xが−NH−である場合、Xは−CHC(O)−でも置換された−CHC(O)−でもなく;
は、H、または任意選択で置換された脂肪族、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり;あるいはXがHである場合、Rは存在せず;
は、存在しないか、H、任意選択で置換されたC1〜8の脂肪族、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり;
およびRは、それぞれ独立に、H、アルキル、またはC5〜6アリールであり;
およびRは、それぞれ独立に、Hまたはハロであり;
およびRは、それぞれ独立に、H、−OR23、または−NHR23;または任意選択で置換された脂肪族、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり;あるいは一緒になって3〜7個の炭素またはヘテロ原子を含む任意選択で置換された環を形成し;
は、HまたはC1〜3アルキルであり;
10は、Hまたはアルキルであり;あるいはRおよびR10は一緒になって、結合、または3〜7個の炭素もしくはヘテロ原子を含む任意選択で置換された環を形成し;
各Rは、それぞれ独立に、H、ハロ、−OH、−NO、−CN;任意選択で置換されたC1〜3;−OR23、−C(O)R23、−C(O)OR23、−C(O)N(R23)(R24)、−OC(O)R23、−OC(O)OR23、−OC(O)N(R23)(R24)、−N(R23)(R24)、−S(O)23、−S(O)R23、−SR23、−S(O)N(R23)(R24);NR23C(O)R24、−NR23C(O)OR24、−NR23SOOR24、−NR23C(O)N(R24)(R25)、または−NR23SON(R24)(R25)であり;ここで、R23、R24、およびR25は、それぞれ独立に、H、C1〜4アルキル、または3〜8員のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり;あるいは2個の隣接したR基は一緒になって、5〜7個の炭素またはヘテロ原子を含む任意選択で置換された芳香族または非芳香族環を形成し;nは、0、1、2、3、または4であり;あるいはRおよびRは一緒になって、任意選択で置換された芳香族または非芳香族環を形成し;
フェニル環Aの炭素原子2〜6位の各々は、Nで任意選択で置換されており;あるいはフェニル環Aの炭素原子2〜6位の隣接した任意の対は、S、N、またはOで任意選択で置換されている)
または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項2】
が、任意選択で置換されたC1〜8アルキルであり、ここで、1個または複数のメチレンが、Rで任意選択で置換されており、ここで、Rが、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−C(O)NR13−、−C(O)NR13NR14−、−CO−、−OC(O)−、−NR13CO−、−O−、−NR13C(O)NR14−、−OC(O)NR13−、−NR13NR14−、−NR13C(O)−、−S−、−SO−、−SO−、NR13−、−SONR13−、またはNR13SO−であり;ここで、R13およびR14が、それぞれ独立に、HおよびC1〜4アルキルから選択され;あるいはXが、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−C(O)NR13−、−C(O)NR13NR14−、−CO−、−OC(O)−、−NR13CO−、−O−、−NR13C(O)NR14−、−OC(O)NR13−、−NR13NR14−、−NR13C(O)−、−S−、−SO−、−SO−、−NR13−、−SONR13−、またはNR13SO−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
が、−(CH)R−、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−C(O)NR13−、−C(O)NR13NR14−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR13CO−、−O−、NR13C(O)NR14−、−OC(O)NR13−、−NR13NR14−、−NR13C(O)−、−S−、−SO−、−SO−、−NR13−、−SONR13−、または−NR13SO−である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
が、−SONR−、−(CH)OC(O)NH−、または−OC(O)NR−である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
が、存在せず、Rが、C1〜8アルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
が、存在せず、Rが、Hである、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
が、任意選択で置換されたC2〜8アルキルであり、ここで、1個または複数のメチレンが、Rで任意選択で置換されており、ここで、Rが、−C(O)−、−C(O)C(O)−、−C(O)NR11−、−C(O)NR11NR12−、−C(O)O−、−OC(O)−、−NR11C(O)O−、−O−、−NR11C(O)NR12−、−OC(O)NR11−、−NR11NR12−、−NR11C(O)−、−S−、−SO−、−SO−、−NR11−、−SONR11−、または−NR11SO−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
が、−(CH(mは2〜8である)、または−(CH−O−(mは2〜7である)である、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
が、ハロまたはヒドロキシルで任意選択で置換されたC1〜8のアルキル、アルケニル、またはアルキニル;あるいは任意選択で置換された5もしくは6員のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
が、ハロゲン、ハロアルキル、−R15、−OR15、−SR15、1,2−メチレンジオキシ、1,2−エチレンジオキシ、−NO、−CN、−NR1516、−NR15C(O)R16、−NR15C(O)NR1617、−NR15C(O)OR16、−NR15NR16C(O)R17、−NR15NR16C(O)NR1718、−NR15NR16C(O)OR17、−C(O)C(O)R16、−C(O)CHC(O)R16、−C(O)OR15、−C(O)R15、−C(O)N1516、−OC(O)N1516、−S(O)15、−SONR1516、−S(O)R15、−NR15SO、−NR1617、−NR15SO16、−C(=S)NR1516、−C(=NH)N1516、−(CHNHC(O)R15、−(CH15、−(CHNHC(O)NHR15、−(CHNHC(O)OR15、−(CHNHS(O)R15、または−(CHNHSO15で任意選択で置換されたシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、ここで、R15、R16、R17、およびR18が、それぞれ独立に、H、および任意選択で置換されたC1〜6アルキルから選択され;yが0〜6である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
が、メチルまたはフェニルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
が、任意選択で置換された5もしくは6員のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
が、ハロゲン、ハロアルキル、−R19、−OR19、−SR19、1,2−メチレンジオキシ、1,2−エチレンジオキシ、−NO、−CN、−NR1920、−NR19C(O)R20、−NR19C(O)NR2021、−NR19C(O)OR20、−NR19NR20C(O)R21、−NR19NR20C(O)NR2122、NR19NR20C(O)OR21、−C(O)C(O)R19、−C(O)CHC(O)R19、−C(O)OR19、−C(O)R19、−C(O)NR1920、−OC(O)NR1920、−S(O)19、−SONR1920、−S(O)R19、−NR19SONR2021、−NR19SO20、−C(=S)NR1920、−C(=NH)NR1920、−(CHNHC(O)R19、−(CH19、−(CHNHC(O)NHR19、−(CHNHC(O)OR19、−(CHNHS(O)R19、または−(CHNHSO19で任意選択で置換されたシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールであり、ここで、R19、R20、R21、およびR22が、それぞれ独立に、H、C1〜6脂肪族、あるいは5もしくは6員のアリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、またはヘテロシクロアルキルであり、yが、0〜6である、請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
が、−OHまたは−C(O)OR19で任意選択で置換されたフェニルである、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
が、−OHおよび−C(O)OCHから選択される1個または複数の基で置換されたフェニルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
が、−SONR13−、−(CH)OC(O)NH−、−C(O)NH−、または−OC(O)NR13−であり;Xが、−(CH−(mは2〜8である)、または−(CH−O−(mは2〜7である)である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
が、−SONH−または−(CH)OC(O)NH−であり;Xが、−(CHO−である、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
が、メチルまたはフェニルであり;Rが、−OHおよび−C(O)OCHから選択される1個または複数の基で任意選択で置換されたフェニルである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
およびRが、Hである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
およびRが、Fであり、Rが、Brであり、nが、0または1である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
請求項1に記載の化合物:
(2S)−{4−[2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−(3−ヒドロキシ−プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−(ジメチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(4−クロロフェニル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−(3−モルホリン−4−イル−プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(2−ピリジル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(3−ピリジル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−(3−ジメチルアミノ−プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−イミダゾール−1−イル−プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(4−クロロフェノキシ)プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(4−(フェニルアミノ)フェニルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(3−クロロフェノキシ)プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(3−ジメチルアミノフェノキシ)プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−ジメチルアミノスルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−メチルスルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−フェノキシプロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(N−ドデシルスルホニルアミノ)−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(2−アミノエタンスルホニルアミノ)−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−フェノキシ−フェニルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−ベンジル−フェニルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(N−メチル,N−フェニルアミノ)−プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(4−メチルフェニルスルホニルアミノ)−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−イソプロピルスルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(6−フェノキシ−ピリド−3−イル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(4−(3−クロロフェノキシ)−フェニルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−フェニルアミノ−フェニルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(4−トリフルオロメトキシ−フェノキシ)プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(3,4−ジクロロフェニル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(6−モルホリン−4−イル−ピリド−3−イル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチル−カルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(2−ベンゾチオフェン)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(2−チエニル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(1−ナフチル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(4−フェニル−ブト−3E−エニルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(2−(4−クロロフェニルカルバモイル)エチル−カルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(4−ブロモ−フェノキシ)プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(3,5−ジメトキシ−4−アセチル−フェノキシ)プロピル−カルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(2−ニトロフェニルスルホニルアミノ)プロピル−カルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチル−カルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−(トリフルオロメチル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(2−ブロモ−4−{2−(3−ピリジル)スルホニルアミノ2−[4−(2−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−フェノキシ)ブチルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−[(4−{2−フェニルスルホニルアミノ−2−[3−(2−オキソ−ピロリジン−1−イル)−プロピルカルバモイル]−エチル}−フェニル)]ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(4−(4−メトキシフェニルアミノ)フェニル−カルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−[4−(2−フェニルスルホニルアミノ−3−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−3−オキソ−プロピル)−フェニル]ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(4−トリフルオロメチル−フェノキシ)プロピル−カルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(3−(4−キノリンオキシ)プロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2RS)−{4−[2−ベンゼンスルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−2−ブロモフェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2RS)−{4−[2−ベンゼンスルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−2−ブロモフェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2RS)−(4−{2−ベンゼンスルホニルアミノ−2−[4−(2−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−フェノキシ)−ブチルカルバモイル]−エチル}−2−ブロモ−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−(3−フェニルプロピルカルバモイル)−エチル]−フェニル}−ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}−ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−[4−(2−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−フェノキシ)−ブチルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−フェニルスルホニルアミノ−2−[4−(2−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−フェノキシ)−ブチルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−メチルスルホニルアミノ−2−[4−(2−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−フェノキシ)ブチル−カルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−(3−フェノキシ−プロピルカルバモイル)−エチル]フェニル}−ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−[4−(2−メトキシカルボニル−3−メチル−フェノキシ)ブチル−カルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−[3−(4−メトキシ−フェノキシ)プロピルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−[3−(4−クロロ−フェノキシ)プロピルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−(4−フェノキシ−ブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}−ジフルオロメチルホスホン酸ジエチルエステル;
(2S)−(4−{2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−[4−(3−ヒドロキシ−フェノキシ)−ブチルカルバモイル]−エチル}−フェニル)−ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−[4−(2−メトキシカルボニルフェノキシ)ブチルカルバモイル]−エチル}−フェニル)−ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−[3−(4−アセチル−2−ニトロ−フェノキシ)−プロピルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−[3−(4−メチル−フェノキシ)−プロピルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−[3−(3,4−ジクロロ−フェノキシ)−プロピルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−(4−{2−(4−ドデシルフェニルスルホニルアミノ)−2−[4−(2−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−フェノキシ)ブチルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
{4−[2−(5−ジメチルアミノ−1−ナフチル)スルホニルアミノ−2−(4−フェニルブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸;
{4−[2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−2−(カルボキシ)−エチル]−フェニル}ジフルオロメチルホスホン酸ジエチルエステル;
(4−{2−[4−(2−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−フェノキシ)ブチルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2S)−{4−[2−フェニルスルホニルアミノ−2−(4−フェノキシブチルカルバモイル)−エチル]−フェニル}−ジフルオロメチルホスホン酸;または
(2S)−(4−{2−フェニルスルホニルアミノ−2−[4−(2−メトキシカルボニル−フェノキシ)ブチルカルバモイル]−エチル}−フェニル)ジフルオロメチルホスホン酸。
【請求項22】
製薬上有効な希釈剤または担体と組み合わせた、請求項1に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを含む薬剤組成物。
【請求項23】
請求項22に記載の薬剤組成物を有効量投与することを含む、1型糖尿病、2型糖尿病、不十分な耐糖能、インスリン抵抗性、肥満、高脂血症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、低HDLレベル、アテローム性動脈硬化症、血管再狭窄症、炎症性腸疾患、膵臓炎、脂肪細胞腫瘍、脂肪細胞癌、脂肪肉腫、異脂肪血症、癌、および神経変性疾患からなる群から選択される1種または複数の疾患または状態を治療、予防、または制御する方法。
【請求項24】
PTP1Bを、請求項1の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグと接触させることを含む、PTP1Bの生体活性を調節する方法。
【請求項25】
PTP1B調節量の請求項1もしくは21に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを投与することを含む、哺乳動物のPTP1Bの生体活性を調節する方法。
【請求項26】
PTP1Bおよび請求項1に記載の化合物を含む複合体。
【請求項27】
式IIaの化合物、
【化2】

(式中、
およびRは、それぞれ独立に、Hまたはハロゲンであり;
26、R27、R29、およびR30は、それぞれ独立に、H、ハロ、−OH、−NO、−CN、−CF、−CHF、−CHCH、−CHCF、−CFCF、−CHCl、−CHOH、−CHCHOH、−CHNH、−CHCHNH、−CHSOCH、−OR23、−C(O)R23、−C(O)OR23、−C(O)N(R23)(R24)、−OC(O)R23、−OC(O)OR23、−OC(O)N(R23)(R24)、−N(R23)(R24)、−S(O)23、−S(O)R23、−SR23、−S(O)N(R23)(R24)、−NR23C(O)R24、−NR23C(O)OR24、−NR23SOOR24、−NR23C(O)N(R24)(R25)、−NR23SO24、−NR23SON(R24)(R25);または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、もしくはアリールであり;ここで、R23、R24、およびR25は、それぞれ独立に、H、C1〜4アルキル、またはC3〜8のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり;
31およびR32は、それぞれ独立に、H、アルキル、またはC5〜6アリールであり;
28は、H、ハロゲン、−CN、−[CH−[C(H)3−p(R33、−C(O)OH、−C(O)(CHNH、−C(O)NH(CH33、−C=N−N−S(O)33、−(CH−CH(R34)(R35)、または−CHNR34であり;あるいはR28はR27またはR29と一緒になって、3〜8個の炭素またはヘテロ原子を含む任意選択で置換された環を形成し;ただし、R27およびR28は、両方ともHであることはなく;
各R33は、それぞれ独立に、H、ハロゲン、−C(O)OR39、−OH、−CN、−N=N−N、−N(R37)(R38)、−C(O)NH(CH39、−C(R39)(NH)C(O)OR39、−CH35、または−CH(R35)NHS(O)−R39;または任意選択で置換されたシクロアルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロアリールであり;
34は、Hまたは−N(R37)(R38)であり;
35は、H、−C(O)R34、−C(O)OR39、または−N(NH)C(O)NH(CHPhであり;
37およびR38は、それぞれ独立に、H、−C(O)OR39、−C(O)シクロアルキル−Ph、−S(O)39、−C(O)R39、−OC(O)R39、−C(O)(CH39、−S(O)、−S(O)NHR39、−S(O)N(R44)(R39)、−N(R44)(R39)、−C(O)N(R44)(R39)、または−NHC(O)N(R44)(R39);または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキル、C5〜8アリール、3〜8員のヘテロシクロアルキル、もしくは5〜8員のヘテロアリールであり;
39およびR44は、それぞれ独立に、H、または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキル、C3〜8アリール、3〜8員のヘテロシクロアルキル、もしくは5〜8員のヘテロアリールであり;
それぞれが置換基を有するフェニル環Aの炭素原子2〜6位の各々は、Nで任意選択で置換されており;あるいはフェニル環Aの炭素原子2〜6位の隣接した任意の対およびそれら各々の置換基は、S、N、またはOで任意選択で置換されており;
nは、0〜4の整数であり;mは、0、1、または2であり;pは、1〜3の整数であり;qは、0〜6の整数であり;xは、0または1であり、ただし、xが0のとき、pは1である)
または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項28】
請求項27に記載の化合物(式中、RおよびRは、ハロゲンであり;R30は、ハロゲンであり;R28はR27またはR29と一緒になって、任意選択で置換されたC5〜8シクロアルキル、アリール、5〜8員のヘテロシクロアルキル、またはヘテロアリールを形成し;それぞれが置換基を有するフェニル環Aの炭素原子2〜6位の各々は、Nで任意選択で置換されており;あるいはフェニル環Aの炭素原子2〜6位の隣接した任意の対およびそれら各々の置換基は、S、N、またはOで任意選択で置換されている)、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項29】
28およびR27が一緒になって、任意選択で置換されたCシクロアルキルを形成する、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
[(1−ブロモ−ナフタレン−2−イル)−ジフルオロ−メチル]−ホスホン酸である、請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
請求項27に記載の化合物
(式中、R30またはR26のうちの一方は、ハロゲンであり;R28は、−[CH−[C(H)3−p(R33、−C(O)NH(CH33、−(CH−CHR3435、または−CHNR34であり;R33は、それぞれ独立に、H、ハロゲン、−C(O)OR39、−OH、−CN、−C(O)NH(CHPh、−C(R39)(NH)C(O)O(R39)、−CH35、または−CHR35(NHS(O)−アルキル);または任意選択で置換されたシクロアルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロアリールであり;
34は、Hまたは−NHR38であり;
35は、Hまたは−C(O)R34であり;
38は、H、−C(O)R39、−C(O)OR39、−OC(O)R39、−C(O)シクロアルキル−Ph、−S(O)39、−C(O)(CH39、−S(O)NHR39、−N(R39)(R44)、または−NHC(O)NHR39;または任意選択で置換されたC1〜6アルキルであり;
各R39は、それぞれ独立に、H、ならびに任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8アリール、および3〜8員のヘテロアリールから選択され;
それぞれが置換基を有するフェニル環Aの炭素原子2〜6位の各々は、Nで任意選択で置換されており;あるいはフェニル環Aの炭素原子2〜6位の隣接した任意の対およびそれら各々の置換基は、S、N、またはOで任意選択で置換されており;
nは、1〜4の整数であり;mは、0、1、または2であり;pは、1〜3の整数であり;qは、0〜6の整数であり;xは、0または1であり、ただし、xが0のとき、pは1である)
または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項32】
式IIbの化合物:
【化3】

(式中、
26、R27、およびR29は、それぞれ独立に、H、ハロ、−OH、−NO、−CN、−CF、−CHF、−CHCH、−CHCF、−CFCF、−CHCl、−CHOH、−CHCHOH、−CHNH、−CHCHNH、−CHSOCH、−OR23、−C(O)R23、−C(O)OR23、−C(O)N(R23)(R24)、−OC(O)R23、−OC(O)OR23、−OC(O)N(R23)(R24)、−N(R23)(R24)、−S(O)23、−S(O)R23、−SR23、−S(O)N(R23)(R24);−NR23C(O)R24、−NR23C(O)OR24、−NR23SOOR24、−NR23C(O)N(R24)(R25)、−NR23SO24、またはNR23SON(R24)(R25);または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、もしくはアリールであり;ここで、R23、R24、およびR25は、それぞれ独立に、H、C1〜4アルキル、またはC3〜8のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり;
31およびR32は、それぞれ独立に、H、アルキル、またはC5〜6アリールであり;
28は、ハロゲン、−CN、−[CH−[C(H)3−p(R33、−C(O)OH、−C(O)(CHNH、−C(O)NH(CH33、−C=N−N−S(O)33、−(CH−CHR3435、または−CHNR34であり;あるいはR28はR27またはR29と一緒になって、3〜8個の炭素またはヘテロ原子を含む任意選択で置換された環を形成し;
各R33は、それぞれ独立に、H、ハロゲン、−C(O)OR39、−OH、−CN、−N=N−N、−N(R37)(R38)、−C(O)NH(CHPh、−C(R39)(NH)C(O)OR39、−CH35、または−CH−(R35−(NHS(O)−R39);または任意選択で置換されたシクロアルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロアリールであり;
34は、Hまたは−NR3738であり;
35は、H、−C(O)R34、−C(O)OR39、または−N(NH)C(O)NH(CHPhであり;
37およびR38は、それぞれ独立に、H、−C(O)R39、−C(O)OR39、−OC(O)R39、−N(R39)(R44)、−C(O)シクロアルキル−Ph、−S(O)39、−C(O)(CH39、−S(O)NR4439、−C(O)N(R44)(R39)、または−NHC(O)N(R44)(R39);または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキル、3〜8員のヘテロシクロアルキル、C5〜8アリール、もしくは5〜8員のヘテロアリールであり;
39およびR44は、それぞれ独立に、H、任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキル、3〜8員のヘテロシクロアルキル、C5〜8アリール、または5〜8員のヘテロアリールであり;
それぞれが置換基を有するフェニル環Aの炭素原子3〜6位の各々は、Nで任意選択で置換されており;あるいはフェニル環Aの炭素原子3〜6位の隣接した任意の対およびそれら各々の置換基は、S、N、またはOで任意選択で置換されており;
nは、0〜4の整数であり;mは、0、1、または2であり;pは、1〜3の整数であり;qは、0〜6の整数であり;xは、0または1であり、ただし、xが0のとき、pは1である)
または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項33】
請求項32に記載の化合物(式中、R28は、−[CH[C(H)3−P(R33、−C(O)NH(CH33、または−(CH−CHR3435であり;各R33は、それぞれ独立に、H、ハロゲン、−C(O)OR39、−OH、−CN、−C(O)NH(CHPh、−C(R39)(NH)C(O)OR39、−CH35、または−CHR35(NHS(O)39);または任意選択で置換されたシクロアルキル、アリール、ヘテロシクロアルキル、もしくはヘテロアリールであり;
34は、Hまたは−NR3738であり;
35は、H、−C(O)R34、または−COOR39であり;
37およびR38は、それぞれ独立に、H、−C(O)R39、−C(O)OR39、−OC(O)R39、−C(O)シクロアルキル−Ph、−S(O)39、−C(O)(CH39、−S(O)NHR39、または−NHC(O)NHR39;または任意選択で置換されたC1〜6アルキルであり;
各R39は、それぞれ独立に、H、ならびに任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8アリール、および3〜8員のヘテロアリールから選択され;
それぞれが置換基を有するフェニル環Aの炭素原子2〜6位の各々は、Nで任意選択で置換されており;あるいはフェニル環Aの炭素原子2〜6位の隣接した任意の対およびそれら各々の置換基は、S、N、またはOで任意選択で置換されており;
nは、0〜4の整数であり;mは、0、1、または2であり;pは、1〜3の整数であり;qは、0〜6の整数であり;xは、0または1であり、ただし、xが0のとき、pは1である)
または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項34】
28が、−(CH−CHR3435であり、環Aが、フェニルである、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
34が、−NR3738であり、R35が、Hである、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
請求項32に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグと、製薬上許容される希釈剤または担体と、を含む薬剤組成物。
【請求項37】
式IIcの化合物:
【化4】

(式中、
26、R27、およびR29は、それぞれ独立に、H、ハロ、−OH、NO、−CN、−CF、−CHF、−CHCH、−CHCF、−CFCF、−CHCl、−CHOH、−CHCHOH、−CHNH、−CHCHNH、−CHSOCH、−OR23、−C(O)R23、−C(O)OR23、−C(O)N(R23)(R24)、−OC(O)R23、−OC(O)OR23、−OC(O)N(R23)(R24)、−N(R23)(R24)、−S(O)23、−S(O)R23、−SR23、−S(O)N(R23)(R24);NR23C(O)R24、−NR23C(O)OR24、−NR23SOOR24、−NR23C(O)N(R24)(R25)、NRSO24、−NR23SON(R24)(R25)、または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、もしくはアリールであり;ここで、R23、R24、およびR25は、それぞれ独立に、H、C1〜4アルキル、またはC3〜8のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり;
31およびR32は、それぞれ独立に、H、アルキル、またはC5〜6アリールであり;
40は、H、アルキル、アルキレン、−C(O)OR39、−C(O)N(R37)(R38)、または−N(NH)C(O)NH(CHPhであり;
41は、−N(R37)(R38)であり;
37およびR38は、それぞれ独立に、H、−C(O)OR39、−C(O)シクロアルキル−Ph、−S(O)39、−C(O)R39、−OC(O)R39、−C(O)(CH39、−S(O)NHR39、−S(O)N(R44)(R39)、−C(O)N(R44)(R39)、または−NHC(O)N(R44)(R39);または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキル、3〜8員のヘテロシクロアルキル、C5〜8アリール、もしくは5〜8員のヘテロアリールであり;
39およびR44は、それぞれ独立に、H、または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキル、3〜8員のヘテロシクロアルキル、C5〜8アリール、もしくは5〜8員のヘテロアリールであり;
nは、0〜4の整数であり;qは、0〜6の整数であり;
それぞれが置換基を有するフェニル環Aの炭素原子3、5、または6位の各々は、Nで任意選択で置換され;あるいはフェニル環Aの炭素原子5および6位を一緒にしたものならびにそれら各々の置換基は、S、N、またはOで任意選択で置換されている)
または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項38】
請求項37に記載の化合物(式中、R40は、−C(O)NHCHであり;R37は、Hであり;R38は、−C(O)R39、−C(O)OR39、−OC(O)R39、−C(O)シクロアルキル−Ph、−S(O)39、−OC(O)R39、−C(O)(CH39、または−S(O)NHR39;または任意選択で置換されたC1〜6アルキルである)、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項39】
41が、−NHS(O)39である、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
請求項37に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグと、製薬上許容される希釈剤または担体と、を含む薬剤組成物。
【請求項41】
式IIdの化合物:
【化5】

(式中、
26、R27、およびR29は、それぞれ独立に、H、ハロ、−OH、−NO、−CN、−CF、−CHF、−CHCH、−CHCF、−CFCF、−CHCl、−CHOH、−CHCHOH、−CHNH、−CHCHNH、−CHSOCH、−OR23、−C(O)R23、−C(O)OR23、−C(O)N(R23)(R24)、−OC(O)R23、−OC(O)OR23、−OC(O)N(R23)(R24)、−N(R23)(R24)、−S(O)23、−S(O)R23、−SR23、−S(O)N(R23)(R24);−NR23C(O)R24、−NR23C(O)OR24、−NR23SOOR24、−NR23C(O)N(R24)(R25)、−NR23SO24、−NR23SON(R24)(R25)、または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、もしくはアリールであり;ここで、R23、R24、およびR25は、それぞれ独立に、H、C1〜4アルキル、またはC3〜8のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり;
31およびR32は、それぞれ独立に、H、アルキル、またはC5〜6アリールであり;
40は、H、C1〜6アルキル、アルキレン、−C(O)OR37、−C(O)N(R37)(R38)、または−N(NH)C(O)NH(CHPhであり、ここで、R37およびR38は、それぞれ独立に、H、−C(O)OR39、−C(O)シクロアルキル−Ph、−S(O)39、−OC(O)R39、−C(O)(CH39、−S(O)N(R44)(R39)、−C(O)N(R44)(R39)、または−NHC(O)N(R44)(R39);または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキル、3〜8員のヘテロシクロアルキル、C5〜8アリール、もしくは5〜8員のヘテロアリールであり;
42は、H、任意選択で置換されたC1〜3アルキル、−C(O)OH、−C(O)CH、−C(O)シクロプロピル−Ph、−S(O)39、−S(O)NHR39、または−C(O)(CH39であり;それぞれが置換基を有するフェニル環Aの炭素原子3、5、または6位の各々は、Nで任意選択で置換されており;あるいはフェニル環Aの炭素原子5および6位を一緒にしたものならびにそれら各々の置換基は、S、N、またはOで任意選択で置換されており;
39は、H、任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキル、3〜8員のヘテロシクロアルキル、C5〜8アリール、または5〜8員のヘテロアリールである)
または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項42】
42が、−S(O)39、−S(O)NHR39、または−C(O)(CH2)39であり;R40が、H、C1〜6アルキル、アルキレン、−C(O)OR39、または−C(O)N(R37)(R38)である、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
31およびR32が、両方ともHである、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
請求項41に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグと、製薬上許容される希釈剤または担体と、を含む薬剤組成物。
【請求項45】
式IIeの化合物:
【化6】

(式中、
26、R27、およびR29は、それぞれ独立に、H、ハロ、−OH、−NO、−CN、−CF、−CHF、−CHCH、−CHCF、−CFCF、−CHCl、−CHOH、−CHCHOH、−CHNH、−CHCHNH、−CHSOCH、−OR23、−C(O)R23、−C(O)OR23、−C(O)N(R23)(R24)、−OC(O)R23、−OC(O)OR23、−OC(O)N(R23)(R24)、−N(R23)(R24)、−S(O)23、−S(O)R23、−SR23、−S(O)N(R23)(R24);−NR23C(O)R24、−NR23C(O)OR24、−NR23SOOR24、−NR23C(O)N(R24)(R25)、−NR23SO24、−NR23SON(R24)(R25)、または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、もしくはアリールであり;ここで、R23、R24、およびR25は、それぞれ独立に、H、C1〜4アルキルまたはC3〜8シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり;
31およびR32は、それぞれ独立に、H、アルキル、またはC5〜6アリールであり;
40は、H、アルキル、アルキレン、−C(O)OR39、−C(O)N(R37)(R38)、または−N(NH)C(O)NH(CHPhであり;
37およびR38は、それぞれ独立に、H、−C(O)OR39、−C(O)シクロアルキル−Ph、−S(O)39、−C(O)R39、−OC(O)R39、−C(O)(CH39、−S(O)、−S(O)NHR39、−S(O)N(R44)(R39)、N(R44)(R39)、−C(O)N(R44)(R39)、または−NHC(O)N(R44)(R39);または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8シクロアルキル、C5〜8アリール、3〜8員のヘテロシクロアルキル、もしくは5〜8員のヘテロアリールであり;
39は、H、または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、アリール、もしくはヘテロアリールであり;
43は、H、−NHR39、またはR39であり;
nは、0〜4の整数であり;
それぞれが置換基を有するフェニル環Aの炭素原子3、5、または6位の各々は、Nで任意選択で置換されており;あるいはフェニル環Aの炭素原子5および6位ならびにそれら各々の置換基は、S、N、またはOで任意選択で置換されている)
または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項46】
請求項45に記載の化合物(式中、R26、R27、およびR29は、各々Hであり;R40は、−C(O)NR3738であり;R43は、H、または−NH;または任意選択で置換されたC1〜6アルキル、C3〜8アリール、もしくは3〜8員のヘテロアリールである)、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグ。
【請求項47】
37が、Hであり;R38が、任意選択で置換されたC1〜6アルキルであり;R43が、任意選択で置換されたC1〜6アルキルまたはアリールである、請求項46に記載の化合物。
【請求項48】
請求項27に記載の化合物:
{[4−(2−アセチルアミノ−2−カルバモイル−エチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
[4−(ホスホノ−ジフルオロ−メチル)−フェニル]酢酸ベンジルエステル;
[4−(ホスホノ−ジフルオロ−メチル)−フェニル]酢酸;
4−{2−[4−(2−メトキシカルボニル−3−ヒドロキシ−フェノキシ)ブチルカルバモイル]−エチル}−フェニルジフルオロメチルホスホン酸;
4−メチル−2−ニトロ−フェニルジフルオロメチルホスホン酸;
2−アミノ−3−[3−ブロモ−4−(ジフルオロホスホノメチル)フェニル]プロピオン酸;
[(2−ブロモ−4−エチルアミノメチル−フェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
{[2−ブロモ−4−(4−フェニルブチルカルバモイル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
[(2−ブロモ−3−メチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
{[4−(2−アセチルアミノエチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
[(4−アジドメチル−2−ブロモフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
{[2−ブロモ−4−(2−ベンゾイルオキシアミノエチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−フルオロフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−メチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−ヒドラジノメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
({2−ブロモ−4−[3−(4−フェニルブチル)−1−アミノウレイドメチル]フェニル}ジフルオロメチル)−ホスホン酸;
({2−ブロモ−4−[3−(4−フェニルブチル)−1−アミノウレイドメチル]フェニル}ジフルオロ−メチル)−ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−シアノメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
{[4−(2−ベンゼンスルホニルアミノエチル)−2−ブロモフェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
{[4−(2−アセチルアミノエチル)−2−ブロモフェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
{[4−(2−ベンゾイルアミノエチル)−2−ブロモフェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
{[2−ブロモ−4−(2−フェニルアセチルアミノエチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
({2−ブロモ−4−[2−(3−フェニルプロピオニルアミノ)エチル]フェニル}ジフルオロメチル)−ホスホン酸;
({2−ブロモ−4−[2−(4−フェニルブチリルアミノ)エチル]フェニル}ジフルオロメチル)−ホスホン酸;
({2−ブロモ−4−[2−(5−フェニルペンタノイルアミノ)エチル]フェニル}ジフルオロメチル)−ホスホン酸;
({2−ブロモ−4−[2−(4−1H−インドール−3−イル−ブチリルアミノ)エチル]フェニル}ジフルオロメチル)−ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−{2−[(2−フェニルシクロプロパンカルボニル)アミノ]エチル}フェニル)ジフルオロメチル]−ホスホン酸;
({4−[2−(アセチルエチルアミノ)エチル]−2−ブロモフェニル}ジフルオロメチル)ホスホン酸;
({2−ブロモ−4−[2−(エチル−(2−フェニルアセチル)アミノ)エチル]フェニル}ジフルオロメチル)−ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−{2−[エチル−(3−フェニルプロピオニル)アミノ]エチル}フェニル)ジフルオロメチル]−ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−{2−[エチル−(2−フェニルシクロプロパンカルボニル)アミノ]エチル}フェニル)−ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−ヒドロキシメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
3−ブロモ−4−(ホスホノジフルオロメチル)安息香酸;
[(2−ブロモ−4−カルバモイルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
{[2−ブロモ−4−(4−フェニルブチルカルバモイル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
[3−ブロモ−4−(ホスホノジフルオロメチル)フェニル]酢酸メチルエステル;
[3−ブロモ−4−(ホスホノジフルオロメチル)フェニル]酢酸;
{[2−ブロモ−4−(フェネチルカルバモイルメチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
{[4−(ベンゾイルアミノメチル)−2−ブロモフェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
{[4−(アセチルアミノメチル)−2−ブロモフェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
{[4−(2−アミノエチル)−2−ブロモフェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
{[2−ブロモ−4−(2−エチルアミノエチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
[(4−アジドメチル−2−ブロモフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−エチルアミノメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−ジメチルアミノメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−ジエチルアミノメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(4−アゼチジン−1−イルメチル−2−ブロモフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−ピロリジン−1−イルメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
{[2−ブロモ−4−(2,5−ジヒドロ−ピロール−1−イルメチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−ピペリジン−1−イルメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−モルホリン−4−イルメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
{[2−ブロモ−4−(4−メチルピペラジン−1−イルメチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸;
[(1−ブロモ−ナフタレン−2−イル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
(6−ブロモ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2−ブロモ−5−メチルフェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
(2−ブロモ−5−ヒドロキシフェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
[(4−ブロモ−ビフェニル−3−イル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−5−ブロモメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−4−トリフルオロメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]ジフルオロメチルホスホン酸;
(2−フルオロ−4−メチルフェニル)ジフルオロメチルホスホン酸;
ナトリウム(2−ブロモ−4−クロロフェニル)ジフルオロメチルホスホネート;
(3−ブロモナフタレン−2−イル)ジフルオロメチルホスホン酸;
[2−ブロモ−(4−ジブロモメチル)フェニル]ジフルオロメチル−ホスホン酸;
(2−ブロモ−5−メトキシフェニル)ジフルオロメチル−ホスホン酸;
(2−ブロモ−5−エトキシフェニル)ジフルオロメチル−ホスホン酸;
(2−ブロモ−5−ヨードフェニル)ジフルオロメチル−ホスホン酸;
(2−ヨード−4−メチルフェニル)ジフルオロメチル−ホスホン酸;
[4−(ジフルオロ−ホスホノメチル)フェニル]酢酸ベンジルエステル;
[4−(ジフルオロ−ホスホノメチル)フェニル]酢酸;
3−{3−ブロモ−4−[(ジエトキシホスホリル)ジフルオロメチル]フェニル}−2−メタンスルホニルアミノプロピオン酸;
{[2−ブロモ−4−(2−カルバモイル−2−メタンスルホニルアミノエチル)フェニル]ジフルオロメチルホスホン酸;
{[2−ブロモ−4−(2−メタンスルホニルアミノ−2−メチルカルバモイルエチル)フェニル]−ジフルオロメチル}ホスホン酸;
{[2−ブロモ−4−(2−ジメチルカルバモイル−2−メタンスルホニルアミノエチル)フェニル]−ジフルオロメチル}ホスホン酸;
[(2−ブロモ−3,4−ジメチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;
[(2−ブロモ−3−メチルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸;または
[(2−ブロモ−4−イソプロピルフェニル)ジフルオロメチル]ホスホン酸。
【請求項49】
{[2−ブロモ−4−(2−メタンスルホニルアミノ−2−メチル−カルバモイルエチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸である化合物。
【請求項50】
製薬上有効な希釈剤または担体と組み合わせた、請求項27に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを含む薬剤組成物。
【請求項51】
製薬上有効な希釈剤または担体と組み合わせた、{[2−ブロモ−4−(2−エタンスルホニルアミノ−2−メチル−カルバモイルエチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを含む薬剤組成物。
【請求項52】
請求項45に記載の薬剤組成物を有効量投与することを含む、1型糖尿病、2型糖尿病、不十分な耐糖能、インスリン抵抗性、肥満、高脂血症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、低HDLレベル、アテローム性動脈硬化症、血管再狭窄症、炎症性腸疾患、膵臓炎、脂肪細胞腫瘍、脂肪細胞癌、脂肪肉腫、異脂肪血症、癌、および神経変性疾患からなる群から選択される1種または複数の疾患または状態を治療、予防、または制御する方法。
【請求項53】
PTP1Bを、請求項27に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグと接触させることを含む、PTP1Bの生体活性を調節する方法。
【請求項54】
PTP1B調節量の請求項45に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを投与することを含む、哺乳動物のPTP1Bの生体活性を調節する方法。
【請求項55】
PTP1B調節量の{[2−ブロモ−4−(2−エタンスルホニルアミノ−2−メチルカルバモイルエチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを投与することを含む、哺乳動物のPTP1Bの生体活性を調節する方法。
【請求項56】
PTP1B調節量の請求項27に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを投与することを含む、哺乳動物のPTP1Bの生体活性を調節する方法。
【請求項57】
PTP1Bおよび請求項27に記載の化合物を含む複合体。
【請求項58】
TC−PTPを、請求項27に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグと接触させることを含む、TC−PTPの生体活性を調節する方法。
【請求項59】
TC−PTP調節量の請求項27に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを投与することを含む、哺乳動物のTC−PTPの生体活性を調節する方法。
【請求項60】
TC−PTP調節量の請求項45に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを投与することを含む、哺乳動物のTC−PTPの生体活性を調節する方法。
【請求項61】
TC−PTPおよび請求項27に記載の化合物を含む複合体。
【請求項62】
有効量の請求項27に記載の化合物、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを投与することを含む、それを必要とする哺乳動物のインスリン感受性を増大させる方法。
【請求項63】
有効量の{[2−ブロモ−4−(2−メタンスルホニルアミノ−2−メチルカルバモイルエチル)フェニル]ジフルオロメチル}ホスホン酸、または薬剤として許容されるその塩、エステル、もしくはプロドラッグを投与することを含む、それを必要とする哺乳動物のインスリン感受性を増大させる方法。

【公表番号】特表2008−520575(P2008−520575A)
【公表日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−541423(P2007−541423)
【出願日】平成17年11月15日(2005.11.15)
【国際出願番号】PCT/US2005/041269
【国際公開番号】WO2006/055525
【国際公開日】平成18年5月26日(2006.5.26)
【出願人】(507156130)セプタイア インコーポレイテッド (1)
【氏名又は名称原語表記】CEPTYR,INC.
【Fターム(参考)】