説明

ホワイトバランス調整方法及びその方式並びに画像表示装置

【課題】 ユーザーが調整するパラメータを少なくすることにより調整操作を簡略化し、所望のホワイトバランスに調整するためのパラメータの変化量を視覚的に認識できるようにする。
【解決手段】 画面上に色見本とカーソルを表示する表示手段と、使用者からの入力に応じカーソルの位置を動かす移動手段と、使用者から決定のための入力があったときに、そのときのカーソルの位置に応じてRGBゲイン調整する調整手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置のホワイトバランス調整方法及びその方式並びにその方式を備える画像表示装置に関し、特に調整画面に色見本を表示し、色見本上で色選択を行うことによるホワイトバランス調整方法及びその方式並びにその方式を備える画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像表示装置のホワイトバランス調整においては、RGBの割合を調整バーや数字表示等で表示する方法がよく用いられている。
【0003】従来の技術を図2、図9、図10及び図11を用いて説明する。
【0004】図9は従来画像表示装置のうち、液晶画像表示装置の場合のその構成を示すブロック図、図2は調整を行うための操作パネルの一例、図10は従来画像表示装置のオンスクリーン表示部の構成例、図11は従来例のユーザー操作を表すフローチャートである。
【0005】図9において、CPU部900は、CPUがプログラム実行をすることにより能し、ユーザーが行ったキー操作を判別するキー入力処理部101、キー入力処理部101にて判別した操作にしたがってOSD(On Screen Display)パターンデータを生成するOSDパターンデータ生成部103、生成されたOSDパターンデータによりOSD制御データを生成するOSD制御データ生成部104、キー操作により調整したRGB各色のゲイン制御データを生成するゲイン制御データ生成部605を有する。
【0006】OSD処理部906は、CPU部900から送信されたOSD制御データをデコードするOSD制御データデコード部107、OSD制御データデコード部107にてデコードされたOSDパターンデータに従ってOSDパターンを生成するOSDパターン生成部109、OSDパターン生成部109にて生成されたOSDパターンと映像信号とを合成するOSD合成処理部110を有する。
【0007】映像処理部111は、ゲイン制御データ生成部105から送信されたゲイン制御データにしたがってRGBの各ゲインを調整するRGBゲイン制御部112、映像信号を画像表示装置で表示するための解像度に変換する密度変換制御部113を有する。
【0008】ユーザーの操作を図11のフローチャートにしたがって説明する。
【0009】ステップ801では、操作パネル200の中の上キー201もしくは下キー202を用いてメニュー表示700の調整項目のうち、例として、REDの項目701を選択する。
【0010】図9のキー入力処理部101に上キーまたは下キー入力があると、OSDパターンデータ生成部103は、図10のメニュー表示700のカーソル位置指示704が移動した表示パターンに対応するOSDパターンデータを生成し、OSD制御データ生成部104に送信する。OSDパターンデータはOSDデータ生成部104でOSD制御データデコード部107へ送信するOSDデータに変換され、OSD制御データデコード部107に送信される。
【0011】OSDデータはOSD制御データデコード部107にてデコードされてOSDパターン生成部109に送られる。OSDパターン生成部109ではカーソル移動にしたがってメニュー表示700のカーソル位置704が移動した表示パターンを生成し、OSD合成処理部109にてOSDパターンと映像信号とを合成して表示部に出力する。
【0012】ステップ802では、操作パネル200の中の左キー203もしくは右キー204を用いてメニュー表示700のREDの項目701の割合を調整する。
【0013】キー入力処理部101に左キーまたは右キー入力があると、OSDパターンデータ生成部103は、メニュー表示700のREDの割合を示すバー表示が増減した表示パターンに対応するOSDパターンデータをする。OSDパターンデータはOSD制御データ生成部104に送信される。OSDパターンデータはOSD制御データ生成部104でOSD制御データデコード部107へ送信するOSDデータに変換されOSD制御データデコード部107に送信される。
【0014】OSDデータはOSD制御データデコード部107にてデコードされてOSDパターン生成部109に送られる。OSDパターン生成部109ではメニュー表示700のRED割合を示す調整バー表示が増減した表示パターンを生成し、OSD合成処理部110にてOSDパターンと映像信号とを合成して表示部に出力する。
【0015】ステップ803では、所望のホワイトバランスへの調整が終了したら操作パネル200の中の決定キー205を押して調整作業を終了する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術では以下のような問題点があった。
【0017】第一の問題点は、ホワイトバランス調整を調整するには、調整メニュー画面のRGB3つのパラメータを調整しなければならず、所望のホワイトバランスにするには多くの操作を要するという問題があった。
【0018】第二の問題点は、調整メニュー画面にて各パラメータをどの程度変化させるとよいかがわからないため、画面を見ながら少しずつ各パラメータを変化させて調整をしなければならず、所望のホワイトバランスにするには時間がかかるという問題があった。
【0019】本発明の第一の目的は、画像表示装置のホワイトバランス調整方法及びその方式において、ユーザーが調整するパラメータを少なくすることにより調整操作を簡略化することである。
【0020】本発明の第二の目的は、画像表示装置のホワイトバランス調整方法及びその方式において、所望のホワイトバランスに調整するためのパラメータの変化量を視覚的に認識できるようにすることによって調整時間を短縮することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明によるホワイトバランス調整方法は、画面上に色見本とカーソルを表示する表示ステップと、使用者からの入力に応じ前記カーソルの位置を動かす移動ステップと、使用者から決定のための入力があったときに、そのときの前記カーソルの位置に応じてRGBゲイン調整する調整ステップと、を有することを特徴とする。
【0022】また、本発明によるホワイトバランス調整方法は、上記のホワイトバランス調整方法において、前記色見本の横軸は色温度であり、前記色見本の縦軸が黒体色度からの偏差であることを特徴とする。
【0023】更に、本発明によるホワイトバランス調整方法は、上記のホワイトバランス調整方法において、前記色見本は赤緑青を頂点とする三角形であることを特徴とする。
【0024】更に、本発明によるホワイトバランス調整方法は、上記のホワイトバランス調整方法において、前記表示ステップにおいて前記色見本上の前記カーソルの位置の色のサンプルも表示し、前記移動ステップで前記カーソル位置を動かすときに同時に前記サンプルの色も前記色見本上の前記カーソルの移動先の色に変更することを特徴とする。
【0025】更に、本発明によるホワイトバランス調整方法は、上記のホワイトバランス調整方法において、前記色見本の色は前記RGBゲイン調整が行われても不変であることを特徴とする。
【0026】本発明によるホワイトバランス調整方式は、画面上に色見本とカーソルを表示する表示手段と、使用者からの入力に応じ前記カーソルの位置を動かす移動手段と、使用者から決定のための入力があったときに、そのときの前記カーソルの位置に応じてRGBゲイン調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
【0027】また、本発明によるホワイトバランス調整方式は、上記のホワイトバランス調整方式において、前記色見本の横軸は色温度であり、前記色見本の縦軸が黒体色度からの偏差であることを特徴とする。
【0028】更に、本発明によるホワイトバランス調整方式は、上記のホワイトバランス調整方式において、前記色見本は赤緑青を頂点とする三角形であることを特徴とする。
【0029】更に、本発明によるホワイトバランス調整方式は、上記のホワイトバランス調整方式において、前記表示手段は前記色見本上の前記カーソルの位置の色のサンプルも表示し、前記移動手段は前記カーソル位置を動かすときに同時に前記サンプルの色も前記色見本上の前記カーソルの移動先の色に変更することを特徴とする。
【0030】更に、本発明によるホワイトバランス調整方式は、上記のホワイトバランス調整方式において、前記色見本の色は前記RGBゲイン調整が行われても不変とする手段を備えることを特徴とする。
【0031】本発明による画像表示装置は、上記のホワイトバランス調整方式を備えることを特徴とする。
【0032】
【発明の実施の形態】[実施形態1]次に、本発明のホワイトバランス調整方法の、実施の一形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0033】図1は本発明の色見本上で色選択を行うことによるホワイトバランス調整方法を用いた画像表示装置の実施形態としての液晶画像表示装置のブロック図、図2は調整を行うための操作パネルの一例、図3は色見本を表示して行うホワイトバランス調整の画面に表示されるメニュー表示の一例、図4はメニュー表示中の色見本についての説明図、図5は本実施形態のユーザー操作を示すフローチャートである。
【0034】CPU部100は、CPUがプログラムを実行することにより機能し、ユーザーが行ったキー操作を判別するキー入力処理部101、キー入力処理部101にて判別した操作にしたがって色選択データを生成する色選択データ生成部102、キー入力処理部101にて判別した操作にしたがってOSDパターンデータを生成するOSDパターンデータ生成部103、生成された色選択データ及びOSDパターンデータによりOSD制御データを生成するOSD制御データ生成部104、キー操作により選択した色にしたがって変化したホワイトバランスを実現するRGB各色のゲイン制御データを生成するゲイン制御データ生成部105を有する。
【0035】OSD処理部106は、CPU部100から送信されたOSD制御データをデコードするOSD制御データデコード部107、OSD制御データデコード部106にてデコードされた色選択データに従ってOSD表示色を選択する色選択制御部108、OSD制御データデコード部107にてデコードされたOSDパターンデータ及び色選択制御部108で選択した表示色にしたがってOSDパターンを生成するOSDパターン生成部109、OSDパターン生成部109にて生成されたOSDパターンと映像信号とを合成するOSD合成処理部110を有する。
【0036】映像処理部111は、ゲイン制御データ生成部105から送信されたゲイン制御データにしたがってRGBの各ゲインを調整するRGBゲイン制御部112、映像信号を画像表示装置で表示するための解像度に変換する密度変換制御部113を有する。
【0037】図2を参照すると、操作パネル200は色見本上の色選択カーソル位置を移動させるための上キー201、下キー202、左キー203、右キー204、調整メニュー画面を表示させるメニューキー206、調整を終了する為の決定キー205を有する。
【0038】図3を参照すると、メニュー表示300は色見本302、色見本上の色を選択する色選択カーソル303、色選択カーソル303が選択している色を表示するサンプル色表示枠301を有する。
【0039】ユーザーの操作を図5のフローチャートにしたがって説明する。
【0040】ステップ501では、操作パネル200の上キー201、下キー202、左キー203もしくは右キー204を用いてメニュー表示300の色見本302中のカーソル303を移動させて所望のホワイトバランスに調整する。
【0041】図1のキー入力処理部101に上キー201、下キー202、左キー203もしくは右キー204入力があると、OSDパターンデータ生成部103にて、図3のメニュー表示300のカーソル303が移動した表示パターンに対応するOSDパターンデータを生成し、色選択データ生成部102では、色見本302上のカーソル303が位置する色に対応する色選択データを生成する。
【0042】色見本302は図4のCIE色度図400中の、白色近傍指示枠401付近を示し、配色も色度図と同じようにして表示する。ここで、CIE色度図400においては色温度の変化軸は直線にはならないが、画面上に表示する色見本302は横軸を色温度、縦軸を黒体色度からの偏差という座標に変換した色見本とする。
【0043】OSDパターンデータと色選択データは、ともにOSD制御データ生成部104に送信される。OSDパターンデータと色選択データはOSDデータ生成部104でOSD処理部105へ送信するOSDデータに変換されOSD処理部に送信される。
【0044】OSD制御データはOSDデータデコード部106にてデコードされて、デコードの結果の色選択データが色選択制御部108に、OSDパターンデータがOSDパターン生成部109に送られる。色選択色制御部108では変化した色選択データに従ってサンプル色表示枠501の表示色を選択し、OSDパターン生成部109ではメニュー表示300のカーソル位置303が移動した表示パターンを生成する。生成される表示パターンのホワイトバランスは、ホワイトバランス調整によらず一定とする。
【0045】また、ゲイン制御データ生成部105では、ユーザーが選択した色に従ったRGBゲインデータを生成する。RGBゲインデータは選択色ごとのテーブルとしてCPU部100内に持つ(不図示)。又は、RGBゲインデータを色温度と偏差の関数として表現できる場合は、計算によってRGBゲインデータを生成する方法をとってもよい。
【0046】ゲイン制御データは映像処理部111のRGBゲイン調整部112に送信され、112ではRGBゲインデータに従ってRGBの各ゲインを調整する。
【0047】ゲイン調整された映像信号は密度変換制御部113にて解像度変換等を行ったあとOSD合成処理部110に送られ、OSD合成処理部110にてOSDパターンと映像信号とを合成して図示しない表示部に出力する。
【0048】ユーザーは図示しない表示部に表示された映像を確認し、所望のホワイトバランスに調整されていないときにはステップ501の操作を繰り返す。合成されるOSDパターンすなわちメニュー表示300の色はホワイトバランス調整によらず一定であるので、常に見た目上の配色が変化しない色見本上から色選択が可能となる。
【0049】図1ではRGBゲイン調整部112でゲイン調整された後にOSD合成処理部110で行っているが、図6のようにOSD合成処理の後にRGBゲイン調整を行う場合には、ゲイン調整部911によりOSDパターン部分のみRGBゲインをホワイトバランス調整によらない一定値に切り換えて表示すれば、メニュー表示300の色はホワイトバランス調整によらず一定であるので、常に見た目上の配色が変化しない色見本上から色選択が可能となる。
【0050】ステップ502では、所望のホワイトバランスへの調整が終了したら操作パネル200の中の決定キー205を押して調整作業を終了する。
【0051】上記のようにすることで、ユーザーはメニュー表示300によってより容易に所望のホワイトバランスに調整することが可能となる。
【0052】[実施形態2]本発明の第二の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0053】図6は、色見本を表示して行うホワイトバランス調整のメニュー表示の一例である。
【0054】色見本として、R、G、Bを頂点とした正三角形1001を表示する。中心を白色とし、各頂点R、G、Bに近づくにしたがって対応した色が濃くなる配色とする。図1のキー入力処理部101に上キー201、下キー202、左キー203もしくは右キー204入力があると、OSDパターンデータ生成部103にて、図7のメニュー表示1000のカーソル1002が移動した表示パターンに対応するOSDパターンデータを生成する。
【0055】OSDパターンデータは、OSD制御データ生成部104に送信され、OSD制御データデコード部107へ送信するOSD制御データに変換されOSD制御データデコード部107に送信される。
【0056】OSD制御データはOSD制御データデコード部107にてデコードされて、デコードの結果のOSDパターンデータはOSDパターン生成部109に送られる。OSDパターン生成部109ではメニュー表示1000のカーソル位置1002が移動した表示パターンを生成する。生成される表示パターンのホワイトバランスは、ホワイトバランス調整によらず一定とする。
【0057】また、ゲイン制御データ生成部105では、ユーザーが選択した色に従ったRGBゲインデータを生成する。RGBゲインデータは選択色ごとのテーブルとしてCPU部内に持つ(不図示)。
【0058】図8を用いて色平面上で選択した色ごとのRGBゲインデータの設定例を説明する。ゲインは最大となるときを100%とし、0%〜100%の範囲で変化するものとする。
【0059】三角形1100の各頂点R、G、Bから向かい合う底辺GB、BR、RGにおろした垂線と底辺との交点をそれぞれE、D、Fとする。また、3つの垂線の交点を点Oとする。
【0060】緑(G)のゲインについて説明すると、四角形GFOEの内部はゲイン100%とし、残りの部分は点Gから離れるにしたがってゲインは小さくなり、辺BR上でのゲインは0%とする。たとえば、辺FB上のゲインは、点Fでは100%、辺FBの中点では50%、点Bでは0%と変化する。また、直線OD上のゲインは点Oでは100%、直線ODの中点では50%、点Dでは0%となる。
【0061】赤(R)、青(B)についても同様にすることで、三角形の中心となる点Oではすべてのゲインが100%になり、標準の白色を中心とすることができる。
【0062】ゲイン制御データは映像処理部211のRGBゲイン調整部212に送信され、RGBゲイン調整部212ではRGBゲインデータに従ってRGBの各ゲインを調整する。
【0063】ゲイン調整された映像信号は密度変換制御部113にて解像度変換等を行ったあとOSD処理部106に送られる。
【0064】ユーザーは図示しない表示部に表示された映像を確認し、所望のホワイトバランスに調整されていないときにはステップ501の操作を繰り返す。合成されるOSDパターンすなわちメニュー表示1000の色はホワイトバランス調整によらず一定であるので、常に見た目上の配色が変化しない色見本上から色選択が可能となる。
【0065】ステップ502では、所望のホワイトバランスへの調整が終了したら操作パネル200の中の決定キー205を押して調整作業を終了する。
【0066】なお、実施形態2において、実施形態1と同様に、メニュー表示1000に実施形態1の場合のサンプル色表示枠301を挿入して、図6のキー入力処理部101とOSD制御データ生成部104の間に色選択データ生成部102を挿入して、OSD制御データデコード部107とOSDパターン生成部109の間に色選択制御部108を挿入することにより、カーソル1002の位置のサンプル色を表示するようにすることもできる。
【0067】
【発明の効果】本発明の第一の効果は、ホワイトバランス調整において、画面上に色見本を表示し、色見本上から色を選択して調整を行うような調整画面にすることにより、ユーザーは色選択のみの操作となり、調整操作が簡略化されるという利点がある。
【0068】本発明の第二の効果は、画面上に色見本と現在カーソルで選択した色のサンプル色表示枠を表示することにより、現在の調整状態の把握ができ、さらに次のキー入力操作で調整状態がどのように変化するかを視覚的に確認することができるようになり、調整時間が短縮されるという利点がある。
【0069】本発明の第三の効果は、画面上に表示する色見本を、CIE色度図の横軸を色温度、縦軸を黒体色度からの偏差という座標に変換した色見本を表示することにより、色温度を変化させる場合には横軸方向にカーソルを動かし、色温度を変化させないで微調整する場合には縦軸方向にカーソルを動かすという調整が可能となるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態のホワイトバランス調整方式のブロック図である。
【図2】本発明の第一実施形態の調整を行うための操作パネルの一例である。
【図3】本発明の第一実施形態のメニュー表示の一例である。
【図4】本発明の第一実施形態のメニュー表示中の色見本の説明図である。
【図5】本発明の実施形態のユーザー操作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第二実施形態のホワイトバランス調整方式のブロック図である。
【図7】本発明の第二実施形態のメニュー表示の一例である。
【図8】本発明の第二実施形態の色見本の説明図である。
【図9】従来例のホワイトバランス調整方式のブロック図である。
【図10】従来例のメニュー表示の一例である。
【図11】従来例のユーザー操作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 CPU部
101 キー入力処理部
102 色選択データ生成部
103 OSDパターンデータ生成部
104 OSD制御データ生成部
105、605 ゲイン制御データ生成部
106 OSD処理部
107 OSD制御データデコード部
108 色選択制御部
109 OSDパターン生成部
110 OSD合成処理部
111 映像処理部
112 RGBゲイン調整部
113 密度変換制御部
200 操作パネル
201 上キー
202 下キー
203 左キー
204 右キー
205 決定キー
206 メニューキー
300、700、1000 メニュー表示
301 サンプル色表示枠
302、1001 色見本
303、1002 色選択カーソル
400 CIE色度図
401 白色近傍指示枠
701 REDバー表示
702 GREENバー表示
703 BLUEバー表示
704 カーソル位置指示
911 ゲイン切替部
1100 説明図

【特許請求の範囲】
【請求項1】 画面上に色見本とカーソルを表示する表示ステップと、使用者からの入力に応じ前記カーソルの位置を動かす移動ステップと、使用者から決定のための入力があったときに、そのときの前記カーソルの位置に応じてRGBゲイン調整する調整ステップと、を有することを特徴とするホワイトバランス調整方法。
【請求項2】 請求項1に記載のホワイトバランス調整方法において、前記色見本の横軸は色温度であり、前記色見本の縦軸が黒体色度からの偏差であることを特徴とするホワイトバランス調整方法。
【請求項3】 請求項1に記載のホワイトバランス調整方法において、前記色見本は赤緑青を頂点とする三角形であることを特徴とするホワイトバランス調整方法。
【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のホワイトバランス調整方法において、前記表示ステップにおいて前記色見本上の前記カーソルの位置の色のサンプルも表示し、前記移動ステップで前記カーソル位置を動かすときに同時に前記サンプルの色も前記色見本上の前記カーソルの移動先の色に変更することを特徴とするホワイトバランス調整方法。
【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のホワイトバランス調整方法において、前記色見本の色は前記RGBゲイン調整が行われても不変であることを特徴とするホワイトバランス調整方法。
【請求項6】 画面上に色見本とカーソルを表示する表示手段と、使用者からの入力に応じ前記カーソルの位置を動かす移動手段と、使用者から決定のための入力があったときに、そのときの前記カーソルの位置に応じてRGBゲイン調整する調整手段と、を備えることを特徴とするホワイトバランス調整方式。
【請求項7】 請求項6に記載のホワイトバランス調整方式において、前記色見本の横軸は色温度であり、前記色見本の縦軸が黒体色度からの偏差であることを特徴とするホワイトバランス調整方式。
【請求項8】 請求項6に記載のホワイトバランス調整方式において、前記色見本は赤緑青を頂点とする三角形であることを特徴とするホワイトバランス調整方式。
【請求項9】 請求項6乃至8のいずれか1項に記載のホワイトバランス調整方式において、前記表示手段は前記色見本上の前記カーソルの位置の色のサンプルも表示し、前記移動手段は前記カーソル位置を動かすときに同時に前記サンプルの色も前記色見本上の前記カーソルの移動先の色に変更することを特徴とするホワイトバランス調整方式。
【請求項10】 請求項6乃至9のいずれか1項に記載のホワイトバランス調整方式において、前記色見本の色は前記RGBゲイン調整が行われても不変とする手段を備えることを特徴とするホワイトバランス調整方式。
【請求項11】 請求項6乃至10の何れか1項に記載のホワイトバランス調整方式を備えることを特徴とする画像表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図7】
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【図8】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2001−177846(P2001−177846A)
【公開日】平成13年6月29日(2001.6.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−363165
【出願日】平成11年12月21日(1999.12.21)
【出願人】(300016765)エヌイーシービューテクノロジー株式会社 (289)
【Fターム(参考)】