説明

ポインティングデバイス

【課題】 残留磁気や温度等の外部要因からの影響によるスイッチングの誤作動やカーソル移動等の位置ずれを生じさせることなく、精度よくポイント指定することのできるポインティングデバイスを提供することである。
【解決手段】 磁界発生部材を有するポイント指示部12と、このポイント指示部12を中心にして配置される複数の磁界検出部21,22とを備えたポインティングデバイス11において、前記各磁界検出部21,22は、前記ポイント指示部12から発生する磁界の検出方向が相反する一対の磁気抵抗素子によって構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機などの小型情報機器に搭載されるスイッチング入力機能やカーソル操作機能を備えたポインティングデバイスに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、情報機器類には、各種の機能を指定又は選択するためのキー入力部となるポインティングデバイスが備えられている。特に、小型化及び薄型化が進む携帯電話機などにあっては、テンキーやファンクションキーの配置数が制限されているため、各種の機能が選択可能な多方向スイッチが採用されている。この多方向スイッチは、二方向に傾斜可能なシーソー型のスイッチや、特許文献1に示されるように、十字方向に4個のスイッチング素子を配置した4方向スイッチなどがある。また、前記4方向スイッチの中心にセンタースイッチを設けた構造の多機能スイッチングデバイスなども多く使用されている。
【0003】
前記4方向スイッチや多機能スイッチングデバイスを構成する素子としては、電気的な導通のオンオフを検出するためのスイッチ素子や、特許文献1に記載されているような電流の変化量を検出する抵抗素子などがある。このような抵抗素子などを用いることで、単純なスイッチング以外に、ポイント指示する方向や圧力によってリニアな動きを実現するカーソル機能を持たせることができる。また、電流量の変化の他に磁気や磁界の変化を検出することによって、スイッチングやカーソル操作を行わせるようにしたポインティングデバイスもある。このような磁気や磁界を検出するための素子には磁気抵抗素子があり、磁界の方向及び磁界の強度を検出することが可能となっている。ただし、このような磁気抵抗素子は、外部から発生する不要な磁界の影響を受けたり、温度等の外部環境からの影響を受けたりすることによって、その検出精度に誤差を生じる場合がある。また、スイッチ部やカーソル部を構成する部材にマグネットなどの強磁性体を使用しているため、残留磁気によるヒステリシス損失の影響を受ける場合もある。
【0004】
図9は、前記磁気抵抗素子がスイッチングする際のポイント指示位置とそのときの出力電圧値との関係を示したものである。このグラフ中の実線で示す曲線は、ポイント指示位置の変化による理想的な出力電圧値の変化量を示したものであり、破線で示す曲線は、ヒステリシス損失が生じた場合のスイッチング特性を示したものである。このグラフに示されるように、実際の磁気抵抗素子では、スイッチングする度に前記実線で示された理想的なスイッチング曲線から+方向又は−方向にずれが生じ、磁気抵抗素子で検出される電圧値が0Vにおいて最大でΔVの誤差が生じることとなる。このようなヒステリシス損失を低減させるには、磁気抵抗素子に別途補償回路等を設けるなどして対応する場合が多い。
【特許文献1】特開2003−216323号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したように、ポイント位置の指定や移動等の検出を磁界の変化を利用する磁気抵抗素子を使用した場合には、ヒステリシス損失やその他の外部要因からの影響が避けられない。このようなヒステリシス損失等の影響を極力低減させ、検出精度の安定化を図るためには、複数の磁気抵抗素子をブリッジ構成にしたり、補償回路を付加したりするなどして構成する必要がある。
【0006】
しかしながら、前記ブリッジ構成あるいは補償回路の付加等の対策を単一の磁界検出部で行ったとしても、磁界検出部を複数使用して構成される場合には、前記磁界検出部の相互間におけるヒステリシス損失やその他の外部要因による影響が新たに発生することもある。このため、各磁界検出部単体での調整の他に、ポインティングデバイス全体としての調整手段を別途設けなければならず、この調整に要するコストや工数が多くなるといった問題がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、残留磁気や温度等の外部要因からの影響によるスイッチングの誤作動やカーソル移動等の位置ずれを生じさせることなく、精度よくポイント指定することのできるポインティングデバイスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のポインティングデバイスは、磁界発生部材を有するポイント指示部と、このポイント指示部を中心にして配置される複数の磁界検出部とを備えたポインティングデバイスにおいて、前記各磁界検出部は、前記ポイント指示部から発生する磁界の検出方向が相反する一対の磁気抵抗素子によって形成されていることを特徴とする。
【0009】
前記ポイント指示部を中心にして配置される複数の磁界検出部は、前記ポイント指示部を通る少なくとも1本の軸上に一対配置され、一方の磁界検出部と他方の磁界検出部とは、互いに磁界の検出方向が相反する磁気抵抗素子同士が対応するようにブリッジ回路を構成する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るポインティングデバイスによれば、ポイント指示部を中心にして一軸上に対向配置される磁界検出部が、磁界の検出方向が相反する一対の磁気抵抗素子によって形成され、このそれぞれの磁気抵抗素子がブリッジ回路を構成することで、各磁界検出部間で生じる残留磁気成分が相殺され、ヒステリシス損失が生じないように自動調整される。このため、磁気抵抗素子のような磁性材料に特有な損失による影響や温度等の変化による外部環境の変化による影響が低減され、ポイント検出位置のずれが生じない高精度なポインティングデバイスを構成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、添付図面に基づいて本発明に係るポインティングデバイスの実施形態を詳細に説明する。ここで、図1は第1実施形態のポインティングデバイスの概念図、図2は前記ポインティングデバイスを構成する磁界検出部の平面図、図3は前記ポインティングデバイスの等価回路図である。
【0012】
本発明の第1実施形態のポインティングデバイス11は、図1に示すように、スイッチング部やカーソル移動部等に相当するポイント指示部12と、このポイント指示部12の移動を検出する一対の磁界検出部21,22と、この磁界検出部21,22によって検出された磁界の変化を位置情報となる電気信号に変換する制御部13とを備えて構成されている。前記ポイント指示部12は、磁気発生部材である双極性のマグネット又は強磁性体によって構成され、その中心部を基点として前記左右方向の磁界検出部21,22に対して接近あるいは離れるように移動可能に配置される。このポイント指示部12では、図1の仮想線で示したように、磁界がN極からS極に向かって発生している。
【0013】
前記磁界検出部21,22は、図2に示すように、双方向の磁界を検出するように形成された一対の磁気抵抗素子(MR)21a,21b及び磁気抵抗素子(MR)22a,22bを備え、それぞれ前記ポイント指示部12を挟んだ一軸上の対向した位置に配置される。ここで、前記MR21a,MR21bは、前記ポイント指示部12が全体的に右方向(+)よりに移動した際に増加する磁界が検出され、前記MR22a,MR22bは、減少する磁界が検出される。また、左方向(−)よりに移動した際に前記MR21a,MR21bは、減少する磁界が検出され、前記MR22a,MR22bは、増加する磁界が検出される。
【0014】
前記MR21a,21b及びMR22a,22bは、NiFeなどの強磁性体金属を主成分とする薄膜で形成され、図2に示したように、格子状に屈曲したエレメント25と、このエレメント25に発生する磁界の変化量に応じた電気信号を取り出すための一対の電極26とで一体形成されている。このため、前記磁界検出部21,22には、それぞれ4本の入出力信号線が接続され、前記制御部13を介してポイント指示部12の移動量に対応したポイント位置信号が出力される。
【0015】
前述したように、本発明のポインティングデバイス11では、磁界検出部21,22がポイント指示部12を挟んで対極した位置に設けられ、双方のMR21a,21b及びMR22a,22bでブリッジ回路15を構成している。このため、個々の磁界検出部21,22におけるヒステリシス損失の影響は考慮しなくともよいので、補償回路等の付加機能が省略でき、構成が簡略化されるといった利点を有している。
【0016】
前記制御部13は、図3に示すような差動アンプ14を備える。この差動アンプ14は、前記磁界検出部21,22を構成しているMR21a,MR21b,MR22a,MR22bからなるブリッジ回路15の差動出力信号を入力する一対の差動入力部と、一本の出力部を備える。この出力部から得られる電気信号は、携帯電話等の液晶表示部に表示されるカーソルを制御する位置情報となる。
【0017】
前記ブリッジ回路15は、図3に示したように、MR21aとMR21b、MR22aとMR22bとがそれぞれ対向するように接続される。そして、このブリッジ回路15の接点a―c間には電源電圧が供給され、接点b,dからはそれぞれ差動アンプ14の差動入力部に接続される。
【0018】
前記ポインティングデバイス11は、図1に示したように、ポイント指示部12が前記磁界検出部21,22から等距離のX軸上の中心位置にある場合は、前記ブリッジ回路15を構成するMR21a,MR22b、MR22a,MR21bで検出される磁界の方向及び強さが均一となる。このため、差動アンプ14の入力端子(−IN,+IN)には入力される電位差はゼロとなり、前記位置情報となる出力信号は変化しない。
【0019】
前記ポイント指示部12がX軸上を磁界検出部21が配置されている方向に向かって移動すると、例えば、磁気が増加するにしたがって電気抵抗が減少するMRの場合、図3の回路に示されるように、MR21aとMR22aの分圧回路部の出力値は増加方向に変化し、MR22bとMR21bの分圧回路部の出力値は減少方向に変化する。このため、前記ブリッジ回路15の平衡状態が崩れ、差動アンプ14の入力端子(−IN,+IN)に正方向の電位差が生じ、前記ポイント指示部12の移動位置に応じた信号がVout端子より出力される。
【0020】
また、前記ポイント指示部12が前記磁界検出部21からX軸上の中心位置に向かって移動すると、例えば、磁気が増加するにしたがって電気抵抗が減少するMRの場合、図3の回路に示されるように、MR21aとMR22aの分圧回路部の出力値は減少方向に変化し、MR22bとMR21bの分圧回路部の出力値は増加方向に変化する。このため、前記ブリッジ回路15の各出力電圧が差動アンプ14の入力端子(−IN,+IN)に生じ、前記ポイント指示部12の移動位置に応じた信号がVout端子より出力される。
【0021】
前記ポイント指示部12がX軸上を磁界検出部22が配置されている方向に向かって移動する場合や磁界検出部22から離れる方向に向かって移動する場合も、MR22a,MR22b及びMR21a,MR21bによって、磁界の強度が検出され、前記ポイント指示部12の移動位置に応じた信号がVout端子より出力される。
【0022】
前述したように、本発明のポインティングデバイス11では、前記ポイント指示部12を中心とした両端に設けられる磁界検出部が単に配置されているのではなく、それぞれの磁界検出部21,22において、磁界の検出方向が相反するMR21a,21b及びMR22a,22bで構成されていると共に、前記MR全体がブリッジ回路15を構成している。このため、個々の磁界検出部21,22で生じるヒステリシス損失等の残留磁気や温度等の外部環境の影響を互いに消し合う方向で自動調整することができ、図4に示されるように、前記ポインティングデバイス11のスイッチングにおけるポイント指示位置と出力電圧値との関係は、図9に示した理想的な曲線に近いものとなる。また、複数の磁界検出部全体で一つのブリッジ回路という平衡状態を形成しているため、それぞれの磁界検出部の製造上のバラツキを互いに吸収し合うことで、前記ポイント指示部12が発する磁界の向く方向の特定や磁界の強さを正確に検出すると共に、その検出精度を長期間維持することが可能となる。
【0023】
図5及び図6は、第2実施形態のポインティングデバイス31を示したものである。このポインティングデバイス31は、リング状のポイント指示部32を中心にしたX軸方向及びY軸方向にそれぞれ一対の磁界検出部21,22及び磁界検出部23,24を配置して形成され、二次元方向における多方向スイッチングやカーソル移動を可能とするように構成されている。
【0024】
前記ポイント指示部32は、外周部がN極で内周部がS極で形成されたリング状のマグネット又は強磁性体によって構成されており、図6に示したように、N極からS極に向かう磁界がポイント指示部32の外周に沿って渦巻き状に発生するようになっている。このポイント指示部32は、リングの中心を基点として図面上の左右方向及び上下方向にスライド可能となるように配置される。
【0025】
前記X軸方向の磁界検出部21,22は、前記第1実施形態のポインティングデバイス11において説明したものと同じ構成であり、図3に示したようなブリッジ回路15を形成している。また、Y軸方向の磁界検出部23,24は、前記磁界検出部21,22と同じ構成であると共に、同様のブリッジ回路を形成し、前記ポイント指示部32を挟んだY軸上に対向するように配置される。したがって、本実施形態のポインティングデバイス31では、X軸方向とY軸方向とでそれぞれ独自にブリッジ回路及び作動アンプによって、前記ポイント指示部32の磁界の方向及び磁界の強さの調整が行われることになる。
【0026】
上記構成からなるポインティングデバイス31は、X軸及びY軸方向にそれぞれ一対の磁界検出部21〜24を配置しているため、4方向へのスイッチング機能と共に、360度の方向に移動可能なカーソル機能を有している。また、前記カーソル機能においては、前記4方向に配置されている磁界検出部21〜24に対するポイント指示部32の接近あるいは離れる位置をリニアに検出することができるので、カーソルの移動を正確且つ迅速に行える。また、X軸方向の磁界検出部21,22に備える磁気抵抗素子及びY軸方向の磁界検出部23,24に備える磁気抵抗素子のそれぞれがブリッジ回路を形成しているので、前記ポイント指示部32の移動量とその検出位置とのずれが発生せず、精度よくスイッチングやカーソル移動が行える。
【0027】
図7及び図8は、上記ポインティングデバイス31を組み込んだキー入力装置41の一例を示したものである。このキー入力装置41は、外部接続用の電極部や配線パターンが形成された回路基板42と、この回路基板42の中央に配置されるリング状の磁界発生部材46を備えたポイント指示部43と、前記磁界発生部材46の周囲に一定の距離を隔てて配置されるX軸方向の磁界検出部21,22及びY軸方向の磁界検出部23,24と、前記ポイント指示部43の外周をカバーするケーシング45とによって形成されている。前記磁界発生部材46は、リング状の強磁性体48と、この強磁性体48に対して磁界を発生させる電磁石49とを備える。なお、前記磁界発生部材46は、前記図5に示したポイント指示部32のようなリング状のマグネットであってもよい。
【0028】
前記ポイント指示部43は、前記磁界発生部材46と、この磁界発生部材46の中央部に取り付けられるキートップ部47とによって構成され、前記回路基板42の中心部に配置されているバネ部材44に載置されている下端部を基点として移動可能に設置されている。前記キートップ部47は、ケーシング45に開設されている孔部の範囲内を前記磁界発生部材46と共に任意の方向にスライド可能となっている。そして、このキートップ部47のスライドする方向に配置されている磁界検出部21〜24に接近あるいは離れる際にその移動量が検出される。
【0029】
以上説明したように、本発明のポインティングデバイス11は、ポイント指示部12を中心とした一軸上に対向して配置される一対の磁界検出部21,22で構成され、それぞれの磁界検出部21,22に備える磁界の検出方向が相反する一対の磁気抵抗素子同士のブリッジ回路15を基本構成としている。このため、第2実施形態のポインティングデバイス31のように、4方向の位置を検出する場合は、前記基本構成のポインティングデバイス11を一対追加するだけでよく、さらに、ポイント位置の検出精度を高める場合は、必要に応じて前記基本構成のポインティングデバイスを一対単位で追加することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明に係る第1実施形態のポインティングデバイスの概念図である。
【図2】前記ポインティングデバイスを構成する磁界検出部の構成を示す平面図である。
【図3】前記ポインティングデバイスの等価回路図である。
【図4】前記ポインティングデバイスのスイッチング特性を示すグラフである。
【図5】本発明に係る第2実施形態のポインティングデバイスの回路図である。
【図6】前記ポインティングデバイスの概念図である。
【図7】上記第2実施形態のポインティングデバイスを組み込んで形成されたキー入力装置の一例を示す平面図である。
【図8】前記キー入力装置の断面図である。
【図9】ヒステリシス損失に伴うポイント位置検出誤差を示すグラフである。
【符号の説明】
【0031】
11 ポインティングデバイス
12 ポイント指示部
13 制御部
14 差動アンプ
15 ブリッジ回路
20 基板
21 磁界検出部
21a,21b 磁気抵抗素子
22 磁界検出部
22a,22b 磁気抵抗素子
23 磁界検出部
24 磁界検出部
41 キー入力装置
42 回路基板
43 ポイント指示部
44 バネ部材
45 ケーシング
46 磁界発生部材
47 キートップ部
48 強磁性体
49 電磁石

【特許請求の範囲】
【請求項1】
磁界発生部材を有するポイント指示部と、このポイント指示部を中心にして配置される複数の磁界検出部とを備えたポインティングデバイスにおいて、
前記各磁界検出部は、前記ポイント指示部から発生する磁界の検出方向が相反する一対の磁気抵抗素子によって形成されていることを特徴とするポインティングデバイス。
【請求項2】
前記ポイント指示部を中心にして配置される複数の磁界検出部は、前記ポイント指示部を通る少なくとも1本の軸上に一対配置され、一方の磁界検出部と他方の磁界検出部とは、互いに磁界の検出方向が相反する磁気抵抗素子同士が対応するようにブリッジ回路を構成されてなる請求項1記載のポインティングデバイス。
【請求項3】
前記ポイント指示部を中心にしたX軸方向及びY軸方向にそれぞれ前記磁界検出部を一対配置し、各軸ごとに互いに磁界の検出方向が相反する磁気抵抗素子同士が対応するようにブリッジ回路を構成されてなる請求項1又は2記載のポインティングデバイス。
【請求項4】
前記ポイント指示部は、棒状又はリング状の双極性のマグネットを備える請求項1記載のポインティングデバイス。
【請求項5】
前記ポイント指示部は、強磁性体及びこの強磁性体に付加される電磁石を備える請求項1記載のポインティングデバイス。
【請求項6】
前記ポイント指示部は、前記各磁界検出部が配置されている方向に対して接近あるいは離れるように移動可能に配置される請求項1記載のポインティングデバイス。
【請求項7】
前記ブリッジ回路には、前記一対の磁気検出部によって検出された磁界強度を入力信号とし、この入力信号に基づいて前記ポイント指示部の位置情報を示す出力信号に変換する差動アンプを備える請求項2又は3記載のポインティングデバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2007−172494(P2007−172494A)
【公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−372264(P2005−372264)
【出願日】平成17年12月26日(2005.12.26)
【出願人】(000131430)シチズン電子株式会社 (798)
【Fターム(参考)】