説明

ポリケタール化合物、合成および用途

本発明はポリケタール化合物に関する。この化合物は、オキソカルボン酸(例えばケト酸、セミアルデヒド、およびそのエステル)と、1分子当たり2つ以上の環状ケタールエステル部分を形成するテトラオールおよびより高次のポリオールとの選択的ケタール化によって合成され、その環状ケタール部分はビス-、トリス-またはポリケタール構造に配置される。本発明はさらに、これらの化合物の用途およびその後続の反応に関する。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
構造Iを有するポリケタール:
【化1】

(式中、
αは少なくとも1の整数であり;
R1は、水素、金属カチオン、有機カチオン、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはオリゴマーもしくはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R1は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R2、R3、R4、R5およびR6は独立に、水素、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリールまたはアルカリールであり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R2、R3、R4、R5およびR6は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R7は、共有結合、メチレン、エチレン、ヒドロキシメチレンまたは酸素であり、R7は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R8およびR9は独立に、水素、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;
aは0であるかまたは1〜12の整数であり、ただし、aは出現ごとに同じかまたは異なっており;
bは0または1であり、ただし、b=0は5員環
【化2】

を表し、
b=1は6員環
【化3】

を表し、
bは出現ごとに同じかまたは異なっている)。
【請求項2】
請求項1に記載の1つまたは複数のポリケタールを含む配合物。
【請求項3】
請求項2に記載の配合物を含む物品。
【請求項4】
構造IIIを含む繰り返し単位を1種以上含むポリマー組成物:
【化4】

(式中、
R1は、二価の、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはオリゴマーもしくはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R1は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R2、R3、R4、R5およびR6は独立に、水素、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリールまたはアルカリールであり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R2、R3、R4、R5およびR6は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R7は、共有結合、メチレン、エチレン、ヒドロキシメチレン、酸素、または-CH2-O-CH2-であり、R7は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R8およびR9は独立に、水素、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R8およびR9は出現ごとに同じかまたは異なっており;
aは0であるかまたは1〜12の整数であり、ただし、aは出現ごとに同じかまたは異なっており;
bは0または1であり、ただし、b=0は5員環:
【化5】

を表し、
b=1は6員環:
【化6】

を表し、
bは出現ごとに同じかまたは異なっており;
αは少なくとも1の整数であり、ただし、αは出現ごとに同じかまたは異なっており;
βは少なくとも1の整数である)。
【請求項5】
請求項4に記載のポリマー組成物を1種以上含む配合物。
【請求項6】
請求項5に記載の配合物を含む物品。
【請求項7】
構造IVを含む繰り返し単位を1種以上含むポリマー組成物:
【化7】

(式中、
R1は、二価の、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはオリゴマーもしくはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R1は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R2およびR3は独立に、水素、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリールまたはアルカリールであり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R2およびR3は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R4は、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリールまたはアルカリールであり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R4は出現ごとに同じかまたは異なっており;
aは0であるかまたは1〜12の整数であり、ただし、aは出現ごとに同じかまたは異なっており;
βは少なくとも1の整数である)。
【請求項8】
請求項7に記載の1つまたは複数のポリマー組成物を含む配合物。
【請求項9】
請求項8に記載の配合物を含む物品。
【請求項10】
構造Vを有するポリケタール:
【化8】

(式中、
R1は、水素、金属カチオン、有機カチオン、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはオリゴマーもしくはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R1は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R2およびR3は独立に、水素、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリールまたはアルカリールであり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R2、R3、R4、R5およびR6は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R4およびR5は独立に、水素、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;
aは0であるかまたは1〜12の整数であり、aは出現ごとに同じかまたは異なっており;
bは0または1であり、ただし、b=0は5員環:
【化9】

を表し、
b=1は6員環:
【化10】

を表し、
bは出現ごとに同じかまたは異なっていてよく;
αは少なくとも1の整数である)。
【請求項11】
請求項10に記載のポリケタールを1種以上含む配合物。
【請求項12】
請求項11に記載の配合物を含む物品。
【請求項13】
構造VIを有するポリケタール:
【化11】

(式中、
R1は、水素、金属カチオン、有機カチオン、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはオリゴマーもしくはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R1は出現ごとに同じかまたは異なっており;
αは1または2である)。
【請求項14】
請求項13に記載の化合物を1種以上含む配合物。
【請求項15】
請求項14に記載の配合物を含む物品。
【請求項16】
構造VIIを含む繰り返し単位を1種以上含むポリマー組成物:
【化12】

(式中、
R1は、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはオリゴマーもしくはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R1は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R2およびR3は独立に、水素、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリールまたはアルカリールであり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R2、R3、R4、R5およびR6は出現ごとに同じかまたは異なっており;
R4およびR5は独立に、水素、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;
aは0であるかまたは1〜12の整数であり、aは出現ごとに同じかまたは異なっており;
bは0または1であり、ただし、b=0は5員環:
【化13】

を表し、
b=1は6員環:
【化14】

を表し、
bは出現ごとに同じかまたは異なっていてよく;
αは少なくとも1の整数であり、aは出現ごとに同じかまたは異なっており;
βは少なくとも1の整数である)。
【請求項17】
請求項16に記載のポリマー組成物を1種以上含む配合物。
【請求項18】
請求項17に記載の配合物を含む物品。
【請求項19】
構造VIIIを含む繰り返し単位を1種以上含むポリマー組成物:
【化15】

(式中、
R1は、二価の、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはオリゴマーもしくはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R1は出現ごとに同じかまたは異なっており;
αは1または2であり、αは出現ごとに同じかまたは異なっており;
βは少なくとも1の整数である)。
【請求項20】
請求項19に記載のポリマー組成物を1種以上含む配合物。
【請求項21】
請求項20に記載の配合物を含む物品。
【請求項22】
構造Xを含む繰り返し単位を1種以上含むポリマー組成物:
【化16】

(式中、
R1は、二価の直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル、直鎖状、分枝状もしくは環状アルケニル、アルキニル、アリール、アルカリール、またはオリゴマーもしくはポリマー部分であり;かつ、1個もしくは複数のヘテロ原子を任意選択で含んでいてもよく;R1は出現ごとに同じかまたは異なっており、βは少なくとも1の整数である)。
【請求項23】
請求項22に記載のポリマー組成物を1種以上含む配合物。
【請求項24】
請求項23に記載の配合物を含む物品。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図1C】
image rotate

【図1D】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2011−500585(P2011−500585A)
【公表日】平成23年1月6日(2011.1.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−529038(P2010−529038)
【出願日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際出願番号】PCT/US2008/079337
【国際公開番号】WO2009/049041
【国際公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【出願人】(510015279)サジティス・インコーポレイテッド (5)
【Fターム(参考)】