ポーカーゲームのプレイ方法
【課題】本発明は、メダルの付与に対する期待感が高まる新たなゲームスタイルを有するプレイ方法の提供を目的とするものである。
【解決手段】ポーカーゲームのプレイ方法は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最初に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、第1ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行するポーカーゲームのプレイ方法。
【解決手段】ポーカーゲームのプレイ方法は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最初に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、第1ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行するポーカーゲームのプレイ方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポーカーゲームのプレイ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カジノ場で行われるポーカーゲームなどのプレイ方法は、最終的に配布されたカードの中に所定のコンビネーションとなる複数のカードを有するとウィンとなるウィンゲームを実行する。このようなプレイ方法では、各回のポーカーゲーム毎に、投入したメダルの数と、成立したポーカー役に応じて定められた配当とに応じたメダルが付与される。
【0003】
また、近年、ウィンとなる確率を高くした高確率ウィンゲームを実行するプレイ方法が提供されている。例えば、このようなプレイ方法として、各プレーヤーの手元に、従来の5枚より多い2組の5枚カードを配り、各組のカードを組み合わせてポーカー役を成立させるプレイ方法が提供されている(特許文献1)。
【0004】
さらに、近年では、各回のポーカーゲームに付与されるメダルの数を増加させるために、ポーカー役の成立後に、メダルの払い出し数を2倍にできるダブルダウンゲームという新たなゲームスタイルを付加させている。
【特許文献1】米国特許第5882260号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、メダルの付与に対する期待感が高まる新たなゲームスタイルを有するポーカーゲームのプレイ方法の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行するポーカーゲームのプレイ方法である。
【0007】
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布されるポーカーゲームのプレイ方法である。
【0008】
本発明の第3の態様は、本発明の第1の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与するポーカーゲームのプレイ方法である。
【0009】
本発明の第4の態様は、本発明の第1の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法である。
【0010】
本発明の第5の態様は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布されるポーカーゲームのプレイ方法である。
【0011】
本発明の第6の態様は、本発明の第5の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与するポーカーゲームのプレイ方法である。
【0012】
本発明の第7の態様は、本発明の第5の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法である。
【0013】
本発明の第8の態様は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布され、前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与するポーカーゲームのプレイ方法である。
【0014】
本発明の第9の態様は、本発明の第8の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法である。
【0015】
本発明の第10の態様は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布され、前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与し、記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によって、メダルの付与に対する期待感が高まる新たなゲームスタイルを有するポーカーゲームのプレイ方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
[ポーカーゲーム開始]
図1は、本発明の第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法を説明するフローチャートである。第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法は、複数種類のトランプカードを用い、最初に配布された複数のトランプカードのうち、プレーヤーの操作により選択されたトランプカードを別のトランプカードに交換し、最終的に配布されたトランプカードの中に所定のコンビネーションとなる複数のトランプカードを有してウィンとなると、予め定められた配当が付与するポーカーゲームのプレイ方法の一種である。
【0018】
第1ゲームフィールド(例えば、テーブル)において、複数種類のトランプカードをプレーヤーに配布し、配布した複数種類のトランプカードのうち、プレーヤーにより選択されたトランプカードを別のトランプカードに交換し、最終的に配布したトランプカードの中に、特定のコンビネーション(例えば、ハートやダイヤのフラッシュなど)が含まれているか否かを判定する(ステップS1)。特定のコンビネーションが含まれていないと判断した場合には、今回のポーカーゲームを終了する。
【0019】
特定のコンビネーションが含まれていると判定された場合、第2ゲームフィールド(例えば、テーブル)において、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームが実行される(ステップS2)。選択ゲームでは、例えば、プレーヤーが第2ゲームフィールドにおいて、裏向きで配布されたトランプカードを2枚捲るというゲームが行われる。
【0020】
次に、選択ゲームにおいて、所定の結果(例えば、捲られた2枚のカードが4や、5など同じ数字)であったか判定し(ステップS3)、所定の結果の場合、特別ゲームを実行する(ステップS4)。
【0021】
この特別ゲームにおいては、第2ゲームフィールドにおいて、選択ゲームの結果に応じた複数組のトランプカードを配布するポーカーゲームが行われる(ステップ4)。例えば、選択ゲームで捲られたカードが5の場合、第2ゲームフィールドにおいて、5組のトランプカードが配布される。さらに、第2ゲームフィールドにおいて配布されるトランプカードとして、第1ゲームフィールドに配布されるトランプカードと同一のトランプカードが配布される。そして、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布される。また、最終的に配布したトランプカードの中に配当可能なコンビネーションがある場合には、各組における配当の合計の配当が付与される。
【0022】
さらに、この特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーション(例えば、スーツがスペードとクラブのカードによるワンペア)が含まれるか否か判定する(ステップS5)。予め定められたコンビネーションの場合、特別ゲームを終了する。
【0023】
また、特別ゲームが、選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って行われたか判定し(ステップS6)、選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って行われた場合には、特別ゲームを終了し、選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って行われていない場合には、特別ゲームを続行する(ステップS4)。例えば、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがハートとダイヤの場合、特別ゲームのゲーム回数は12回である。また、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがハートとスペードの場合、特別ゲームのゲーム回数は10回である。また、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがハートとクラブの場合、特別ゲームのゲーム回数は8回である。また、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがダイヤとスペードの場合、特別ゲームのゲーム回数は6回である。また、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがダイヤとクラブの場合、特別ゲームのゲーム回数は4回である。また、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがクラブとスペードの場合、特別ゲームのゲーム回数は2回である。
【0024】
図2は、本発明の第1実施形態に係るポーカーゲームの配当表である。配当表3に示す数字は、配当付与の対象となるカードの所定のコンビネーションに応じて付与するメダルの枚数である。例えば、遊技者がベットしたメダルの枚数が1枚の場合(配当表3の2列目)について説明する。所定のコンビネーションがロイヤルフラッシュ(「ROYAL FLUSH」)の場合は、500枚のメダルを遊技者に付与する。また、ファイブカード(「FIVE OF A KIND」)の場合は、100枚のメダルを遊技者に付与する。ストレートフラッシュ(「STRAIGHT FLUSH」)の場合は、50枚のメダルを遊技者に付与する。フォーカード(「FOUR OF A KIND」)の場合は、20枚のメダルを遊技者に付与する。フルハウス(「FULL HOUSE」)の場合は、8枚のメダルを遊技者に付与する。フラッシュ(「FLUSH」)の場合は、6枚のメダルを遊技者に付与する。ストレート(「STRAIGHT」)の場合は、4枚のメダルを遊技者に付与する。スリーカード(「THREE OF A KIND」)の場合は、2枚のメダルを遊技者に付与する。ツーペア(「TWO PAIR」)の場合は、1枚のメダルを遊技者に付与する。また、遊技者がベットしたメダルの枚数に乗じて、付与するメダルの枚数が増加する(配当表3の3列目〜6列目)。
【0025】
また、特別ゲームが行われているときは、各組における配当の合計の配当が付与される。例えば、第1ゲームフィールドにおいて1組のトランプカード、第2ゲームフィールドにおいて5組のトランプカードが用いられる特別ゲームが行われる。特別ゲームの結果、第1ゲームフィールドにおいて「ストレートフラッシュ」、第2ゲームフィールドにおいて3組の「スリーカード」のコンビネーションとなった場合、56枚のメダルが配当として配布される。
【0026】
図3から図10を用いて、ゲームが行われる様子を説明する。図3はゲームが行われる様子を示す説明図である。図3に示すように、2つのゲームフィールドを持つテーブル4上の第1ゲームフィールド4aで、3人のプレーヤー5a〜5bがポーカーを行おうとする様子が示されている。
【0027】
図4は、図3に示す説明図において、第1ゲームフィールド4a上のデックからトランプカードが3人のプレーヤー5a〜5bに配布された後の様子が表示されている。各プレーヤーは、配布されたトランプカードの内容を確認し、配布されたトランプカードの中から必要に応じて選択したトランプカードをデックのカードと交換する。
【0028】
図5は、図4に示す説明図において、行われたゲームの結果を示す説明図である。図5に示すように、テーブル4上の第1ゲームフィールド4aにおいて、手前のプレーヤー5aの手札が特定のコンビネーション(例えば、ハートのフラッシュ)となっている様子が示されている。
【0029】
図6は、選択ゲームに突入した様子を示す説明図である。テーブル4上の第2ゲームフィールド4bで複数のカードを用いて、選択ゲーム(例えば、神経衰弱)が行われる様子が示されている。図6に示すように、テーブル4上の第2ゲームフィールド4bにおいて複数のカードが裏向きで配布されている。
【0030】
図7は、図6において行われた選択ゲームの結果を示す説明図である。プレーヤーによって、2枚のカードが捲られ、ハートの5と、スペードの5とが現れている。このように、選択ゲームが所定の結果のため、特別ゲームが10回行われる。また、捲られたカードとして同じ数字を引いた場合には、その数字と同数の組のトランプカードが第2ゲームフィールド4bに配布される。例えば、捲られたカードがハートの5と、スペードの5のため、特別ゲーム中、第2ゲームフィールド4bに5組のトランプカードが配布される。また、捲られたカードで同じ数字を引かなかった場合には、第2ゲームフィールド4bにトランプカードは配布されない。
【0031】
図8は、特別ゲームに突入した様子を示す説明図である。図8に示すように、ディーラー6が、選択ゲームの結果に応じた数のデッキを用いて、第2ゲームフィールド4bにトランプカードを配布する。
【0032】
図9は、図8のデッキからカードが配布された様子を示す説明図である。図9に示すように、第1ゲームフィールド4a、第2ゲームフィールド4bにおいて、最初に配布されたカードが同一のコンビネーション(例えば、クラブの2、クラブのエース、ダイヤの6、スペードの3、ハートの7など)で配布された様子が示されている。
【0033】
図10は、図9に示すカードから他のカードにカードを交換した後の様子を示す説明図である。図10に示すように、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布される。このため、交換後に配布されるカードは、それぞれの組み合わせごとに違うものとなる様子が示されている。また、第1ゲームフィールド4aにおいては、交換の結果、Aのスリーカードが成立している。また、第2ゲームフィールド4bにおいては、交換の結果、Aのスリーカード、2のスリーカード、4のスリーカードのスリーカードが成立している。このため、各組における配当の合計である8枚のメダルが配当として付与される。また、予め定められたコンビネーションであるスリーカードが成立しているため、今回の特別ゲームで、特別ゲームは終了する。このように、本発明にかかるプレイ方法によって、メダルの付与に対する期待感が高まる新たなゲームスタイルを有するポーカーゲームのプレイ方法を提供することが可能になる。
【0034】
このように、第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかのゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行するポーカーゲームのプレイ方法の一例である。
【0035】
また、このように、第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法は、特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布されるポーカーゲームのプレイ方法の一例である。また、このように、第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法は、特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与するポーカーゲームのプレイ方法の一例である。また、このように、第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法は、特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法の一例である。
【0036】
<第2実施形態>
以下の第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
【0037】
第2実施形態では、本発明のポーカーゲームのプレイ方法によるゲームを、ゲームテーブルでなく、ポーカーゲーム機10において実行している点が、第1実施形態と異なる。
【0038】
図11は、本発明のポーカーゲームのプレイ方法によるゲームを実行する、第2実施形態に係るポーカーゲーム機の概観を示す斜視図である。なお、本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いるポーカーゲーム機を例に説明するが、本発明による遊技機は、遊技媒体として、コイン、メダル、トークン、或いは遊技価値の情報を記憶したカードなどを使用した遊技機であってもよい。
【0039】
ポーカーゲーム機10の正面には、ポーカーゲームに関連する画像を表示する第1ディスプレイ32が設けられている。また、ポーカーゲーム機10の正面の第1ディスプレイ32の上部には、この第1のディスプレイとは別に設けられ、ポーカーゲームに関連する画像を表示する第2ディスプレイ33が設けられている。この第1ディスプレイ32には、遊技者に配布されたカードと、配当対象となるカードのコンビネーションを示す配当表が表示される。また、第2ディスプレイ33の少なくとも一部の領域には、タッチパネル33aが設けられている。
【0040】
また、ポーカーゲーム機10の正面右付近にはメダル投入口63が、正面下方にはメダル払出口61及びメダル受け皿67がそれぞれ設けられている。遊技者がメダル投入口63にメダルを投入することにより遊技が可能となる。また、遊技結果に従って、メダルがメダル払出口61から払い出され、メダル受け皿67に溜められる。後述するように、メダル投入口63の設けられた遊技機内部には、メダル検知センサ31(図12参照)が内蔵されている。このメダル検知センサ31は、遊技者がポーカーゲーム機10にメダルを投入したことを検知する。
【0041】
また、ポーカーゲーム機10の上方にはスピーカ46a及び46bが設けられている。このスピーカ46a及び46bは、ゲームの進展に伴った効果音などを発生する。また、ポーカーゲーム機10の略中央左右両側には、装飾ランプ36a及び36bが設けられている。この装飾ランプ36a及び36bは、ゲームの進展に伴い発光する。
【0042】
第1ディスプレイ32の下方には、遊技を進めるのに用いられるHOLDスイッチ20、DEALスイッチ24、CASH OUTスイッチ22、BET MAXスイッチ26、及びBET ONEスイッチ28が配置されている。
【0043】
HOLDスイッチ20は全部で5個設けられている。HOLDスイッチ20は、第1ディスプレイ32に表示されるカードの画像の各々と対応するように配置されている。HOLDスイッチ20は、カードの表示後に、遊技者が交換せずに残しておくカードを選択するときに用いられる。遊技者が、第1ディスプレイ32に表示される5枚のカードのうち、選択したカードの下部にあるHOLDスイッチ20を押圧操作によりオンにすると、選択されたカードは交換されずに残ることとなる。
【0044】
HOLDスイッチ20の下方左側には、CASH OUTスイッチ22、及びDEALスイッチ24が配置されている。CASH OUTスイッチ22は、ポーカーゲーム機10に貯留(以下、クレジットとする)されたメダルを払い戻すときに用いられる。遊技者がCASH OUTスイッチ22を押圧操作によりオンにすると、メダル受け皿67にメダルが払出される。DEALスイッチ24は、遊技者がカードの表示を受けるときに用いられる。遊技者がメダル投入の操作をした後、DEALスイッチ24を押圧操作することで、配布されたカードや交換された新たなカードの画像が第1ディスプレイ32に表示される。
【0045】
DEALスイッチ24の右側には、BET MAXスイッチ26及びBET ONEスイッチ28が配置されている。BET MAXスイッチ26及びBET ONEスイッチ28は、遊技者がゲームを開始するときに用いられる。BET MAXスイッチ26は、1度に5枚、すなわち最大数のメダルを賭けるときに用いられる。BET ONEスイッチ28は、当該スイッチを押圧操作する回数に応じてゲームに投入されるメダル数を増加させる。
【0046】
[ポーカーゲーム機の制御部の構成]
次に、ポーカーゲーム機10の制御部の構成について説明する。図12は、本発明の一実施形態であるポーカーゲーム機の制御回路のブロック図である。
【0047】
コントローラである主制御回路60は、中央処理装置(以下、CPUと称する)66、リード・オンリー・メモリ(以下、ROMと称する)68、ランダム・アクセス・メモリ(以下、RAMと称する)70、乱数発生部65及びインターフェイス回路群62、72が、入出力バス64を介して接続されて構成されている。入出力バス64は、データ信号、コントロール信号又はアドレス信号をCPU66に入出力する。
【0048】
CPU66は、ROM68に記憶されたコンピュータプログラムに基づいて、入出力バス64に接続される各素子や装置にデータの読み書きを行い、これら各素子や装置と協働して各種の処理を行う。また、CPU66の内部には、後述するタイマ(図示せず)が備えられている。
【0049】
入出力バス64には、記憶手段となるROM68及びRAM70も接続されている。ROM68は、ポーカーゲーム機10の遊技全体の流れを制御する制御プログラムを記憶する。また、ROM68は、制御プログラムを実行するための初期データや、ポーカーゲーム機10に内蔵された装飾ランプ36(36a,36b(図11参照))の点滅動作パターンを制御するプログラムや、第1ディスプレイ32における表示制御をするプログラムなどを記憶する。さらに、ROM68は、乱数発生部65により乱数が発生され、CPU66がポーカーゲームにおいてウィンと判定する複数種類の乱数値と第1ディスプレイ32に表示させるカードの画像とを対応付けた複数種類の抽選テーブルや、第1ディスプレイ32に表示された複数のカードの画像の図柄の組合せ態様が、所定の組合せ態様であるか、特別の組合せ態様であるか、また特定の組合せ態様であるか否かを判定するためのコンビネーション判定テーブルなどを記憶する。
【0050】
ROM68に記憶された複数種類の抽選テーブルには、ウィンと判定する乱数値の種類が所定数である通常抽選テーブルと、ウィンと判定する乱数値の種類の数が所定数より多い複数種類の高確率抽選テーブルとが含まれる。また、複数種類の高確率抽選テーブルは、それぞれ、ウィンと判定する乱数値の種類の数が異なる。
【0051】
また、ROM68には、乱数発生部65により発生された乱数と、次回のゲームにおいて、最初に配布するカードのうち、少なくとも1つ以上が、複数種類の役割を有する特定のカードである特別ゲームを提供するか否かを決定するサブゲームにおいて表示するカードの画像とを対応付けたサブゲーム抽選テーブルが記憶されている。
【0052】
なお、複数の抽選テーブルは、それぞれ異なるウィンとなる確率が異なっている。例えば、CPU66は、特別のコンビネーションとなった場合に、サブゲームを実行し、このサブゲームの結果に応じて、通常使用される抽選テーブルよりも、ウィンとなる確率が高い特別ゲーム用のテーブルのうちのいずれかを内部抽選用の抽選テーブルとして設定する。
【0053】
RAM70は、上述したプログラムで使用するフラグや変数の値を記憶する。また、RAM70には、遊技状態が特別ゲーム状態が否かを示す高確率フラグが記憶されている。
【0054】
また、入出力バス64には、乱数を発生させるための乱数発生部65が接続されている。乱数を発生させるための命令がCPU66から乱数発生部65へ送信されたときには、乱数発生部65は所定の範囲の乱数を発生し、その乱数の値を示す信号を入出力バス64に送信する。CPU66は、この発生された乱数により後述する内部抽選処理を行う。なお、乱数発生部65から発せられた乱数は、RAM70に記録される。
【0055】
なお、本実施形態においては、CPU66と入出力バス64を介して接続された乱数発生部65によって乱数を発生させている。しかし、本発明はこれに限らず、乱数発生のための手段として、CPU66の動作プログラム上で乱数発生を実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生部65は省略可能である。
【0056】
インターフェイス回路群62には、HOLDスイッチ20、DEALスイッチ24、CASH OUTスイッチ22、BET MAXスイッチ26、BET ONEスイッチ28が接続されている。これらのスイッチは、遊技者の押圧操作によりオンになったときに、それぞれのスイッチ毎に、押圧操作検出信号をインターフェイス回路群62に送信する。インターフェイス回路群62は、この押圧操作検出信号を入出力バス64に供給する。
【0057】
また、インターフェイス回路群62には、上述のメダル検知センサ31が接続されている。メダル検知センサ31からの検知信号は、インターフェイス回路群62により所定の信号に変換された後、入出力バス64に供給される。
【0058】
インターフェイス回路群72には、表示・入力制御装置200も接続されている。表示・入力制御装置200は、主制御回路60から発せられる画像表示命令に基づいて表示・入力制御装置200に接続されている第1ディスプレイ32及び第2ディスプレイ33を駆動する駆動信号を送信する。また、表示・入力制御装置200は、第2ディスプレイ33に設けられたタッチパネル33aが入力を受けた信号を入力信号をインターフェイス回路群72に供給し、入出力バス64を介してCPU66に送信する。
【0059】
また、インターフェイス回路群72には、スピーカ46(46a及び46b)、及び装飾ランプ36(36a及び36b)が接続されている。インターフェイス回路群72は、CPU66における演算処理の結果に応じて、上述した装置の各々に駆動信号や駆動電力を供給することによって制御する。
【0060】
さらに、インターフェイス回路群72には、ホッパ制御装置210も接続されている。ホッパ制御装置210は、主制御回路60から発せられるメダル払出命令に基づいて、ホッパ制御装置210に接続されているホッパ50を駆動する駆動信号を送信する。
【0061】
このように、第2実施形態に係るポーカーゲーム機10は、第1ディスプレイ(第1ディスプレイ32)において、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ディスプレイ(第2ディスプレイ33)において、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ディスプレイに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布され、前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与し、前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行う制御をするコントローラ(CPU66)を備えるポーカーゲームマシンの一例である。
【0062】
以上、第1及び第2実施形態に基づき、本発明の一例を説明してきたが、本発明がこれに限定されるものではなく、出願人は、当業者が容易に考え得る範囲や、各要素の均等物や、代替物への置換が本発明の範囲に属することを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法を説明するフローチャートである。
【図2】第1実施形態に係るポーカーゲームの配当表である。
【図3】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図4】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図5】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図6】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図7】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図8】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図9】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図10】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図11】第2実施形態に係るポーカーゲーム機の概観を説明する概観図である。
【図12】第2実施形態に係るポーカーゲーム機の電気構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
【0064】
4 テーブル
4a 第1ゲームフィールド
4b 第2ゲームフィールド
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポーカーゲームのプレイ方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、カジノ場で行われるポーカーゲームなどのプレイ方法は、最終的に配布されたカードの中に所定のコンビネーションとなる複数のカードを有するとウィンとなるウィンゲームを実行する。このようなプレイ方法では、各回のポーカーゲーム毎に、投入したメダルの数と、成立したポーカー役に応じて定められた配当とに応じたメダルが付与される。
【0003】
また、近年、ウィンとなる確率を高くした高確率ウィンゲームを実行するプレイ方法が提供されている。例えば、このようなプレイ方法として、各プレーヤーの手元に、従来の5枚より多い2組の5枚カードを配り、各組のカードを組み合わせてポーカー役を成立させるプレイ方法が提供されている(特許文献1)。
【0004】
さらに、近年では、各回のポーカーゲームに付与されるメダルの数を増加させるために、ポーカー役の成立後に、メダルの払い出し数を2倍にできるダブルダウンゲームという新たなゲームスタイルを付加させている。
【特許文献1】米国特許第5882260号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、メダルの付与に対する期待感が高まる新たなゲームスタイルを有するポーカーゲームのプレイ方法の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行するポーカーゲームのプレイ方法である。
【0007】
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布されるポーカーゲームのプレイ方法である。
【0008】
本発明の第3の態様は、本発明の第1の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与するポーカーゲームのプレイ方法である。
【0009】
本発明の第4の態様は、本発明の第1の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法である。
【0010】
本発明の第5の態様は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布されるポーカーゲームのプレイ方法である。
【0011】
本発明の第6の態様は、本発明の第5の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与するポーカーゲームのプレイ方法である。
【0012】
本発明の第7の態様は、本発明の第5の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法である。
【0013】
本発明の第8の態様は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布され、前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与するポーカーゲームのプレイ方法である。
【0014】
本発明の第9の態様は、本発明の第8の態様のプレイ方法において、前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法である。
【0015】
本発明の第10の態様は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布され、前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与し、記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法である。
【発明の効果】
【0016】
本発明によって、メダルの付与に対する期待感が高まる新たなゲームスタイルを有するポーカーゲームのプレイ方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
[ポーカーゲーム開始]
図1は、本発明の第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法を説明するフローチャートである。第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法は、複数種類のトランプカードを用い、最初に配布された複数のトランプカードのうち、プレーヤーの操作により選択されたトランプカードを別のトランプカードに交換し、最終的に配布されたトランプカードの中に所定のコンビネーションとなる複数のトランプカードを有してウィンとなると、予め定められた配当が付与するポーカーゲームのプレイ方法の一種である。
【0018】
第1ゲームフィールド(例えば、テーブル)において、複数種類のトランプカードをプレーヤーに配布し、配布した複数種類のトランプカードのうち、プレーヤーにより選択されたトランプカードを別のトランプカードに交換し、最終的に配布したトランプカードの中に、特定のコンビネーション(例えば、ハートやダイヤのフラッシュなど)が含まれているか否かを判定する(ステップS1)。特定のコンビネーションが含まれていないと判断した場合には、今回のポーカーゲームを終了する。
【0019】
特定のコンビネーションが含まれていると判定された場合、第2ゲームフィールド(例えば、テーブル)において、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームが実行される(ステップS2)。選択ゲームでは、例えば、プレーヤーが第2ゲームフィールドにおいて、裏向きで配布されたトランプカードを2枚捲るというゲームが行われる。
【0020】
次に、選択ゲームにおいて、所定の結果(例えば、捲られた2枚のカードが4や、5など同じ数字)であったか判定し(ステップS3)、所定の結果の場合、特別ゲームを実行する(ステップS4)。
【0021】
この特別ゲームにおいては、第2ゲームフィールドにおいて、選択ゲームの結果に応じた複数組のトランプカードを配布するポーカーゲームが行われる(ステップ4)。例えば、選択ゲームで捲られたカードが5の場合、第2ゲームフィールドにおいて、5組のトランプカードが配布される。さらに、第2ゲームフィールドにおいて配布されるトランプカードとして、第1ゲームフィールドに配布されるトランプカードと同一のトランプカードが配布される。そして、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布される。また、最終的に配布したトランプカードの中に配当可能なコンビネーションがある場合には、各組における配当の合計の配当が付与される。
【0022】
さらに、この特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーション(例えば、スーツがスペードとクラブのカードによるワンペア)が含まれるか否か判定する(ステップS5)。予め定められたコンビネーションの場合、特別ゲームを終了する。
【0023】
また、特別ゲームが、選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って行われたか判定し(ステップS6)、選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って行われた場合には、特別ゲームを終了し、選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って行われていない場合には、特別ゲームを続行する(ステップS4)。例えば、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがハートとダイヤの場合、特別ゲームのゲーム回数は12回である。また、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがハートとスペードの場合、特別ゲームのゲーム回数は10回である。また、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがハートとクラブの場合、特別ゲームのゲーム回数は8回である。また、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがダイヤとスペードの場合、特別ゲームのゲーム回数は6回である。また、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがダイヤとクラブの場合、特別ゲームのゲーム回数は4回である。また、選択ゲームで、捲られた2枚のカードがクラブとスペードの場合、特別ゲームのゲーム回数は2回である。
【0024】
図2は、本発明の第1実施形態に係るポーカーゲームの配当表である。配当表3に示す数字は、配当付与の対象となるカードの所定のコンビネーションに応じて付与するメダルの枚数である。例えば、遊技者がベットしたメダルの枚数が1枚の場合(配当表3の2列目)について説明する。所定のコンビネーションがロイヤルフラッシュ(「ROYAL FLUSH」)の場合は、500枚のメダルを遊技者に付与する。また、ファイブカード(「FIVE OF A KIND」)の場合は、100枚のメダルを遊技者に付与する。ストレートフラッシュ(「STRAIGHT FLUSH」)の場合は、50枚のメダルを遊技者に付与する。フォーカード(「FOUR OF A KIND」)の場合は、20枚のメダルを遊技者に付与する。フルハウス(「FULL HOUSE」)の場合は、8枚のメダルを遊技者に付与する。フラッシュ(「FLUSH」)の場合は、6枚のメダルを遊技者に付与する。ストレート(「STRAIGHT」)の場合は、4枚のメダルを遊技者に付与する。スリーカード(「THREE OF A KIND」)の場合は、2枚のメダルを遊技者に付与する。ツーペア(「TWO PAIR」)の場合は、1枚のメダルを遊技者に付与する。また、遊技者がベットしたメダルの枚数に乗じて、付与するメダルの枚数が増加する(配当表3の3列目〜6列目)。
【0025】
また、特別ゲームが行われているときは、各組における配当の合計の配当が付与される。例えば、第1ゲームフィールドにおいて1組のトランプカード、第2ゲームフィールドにおいて5組のトランプカードが用いられる特別ゲームが行われる。特別ゲームの結果、第1ゲームフィールドにおいて「ストレートフラッシュ」、第2ゲームフィールドにおいて3組の「スリーカード」のコンビネーションとなった場合、56枚のメダルが配当として配布される。
【0026】
図3から図10を用いて、ゲームが行われる様子を説明する。図3はゲームが行われる様子を示す説明図である。図3に示すように、2つのゲームフィールドを持つテーブル4上の第1ゲームフィールド4aで、3人のプレーヤー5a〜5bがポーカーを行おうとする様子が示されている。
【0027】
図4は、図3に示す説明図において、第1ゲームフィールド4a上のデックからトランプカードが3人のプレーヤー5a〜5bに配布された後の様子が表示されている。各プレーヤーは、配布されたトランプカードの内容を確認し、配布されたトランプカードの中から必要に応じて選択したトランプカードをデックのカードと交換する。
【0028】
図5は、図4に示す説明図において、行われたゲームの結果を示す説明図である。図5に示すように、テーブル4上の第1ゲームフィールド4aにおいて、手前のプレーヤー5aの手札が特定のコンビネーション(例えば、ハートのフラッシュ)となっている様子が示されている。
【0029】
図6は、選択ゲームに突入した様子を示す説明図である。テーブル4上の第2ゲームフィールド4bで複数のカードを用いて、選択ゲーム(例えば、神経衰弱)が行われる様子が示されている。図6に示すように、テーブル4上の第2ゲームフィールド4bにおいて複数のカードが裏向きで配布されている。
【0030】
図7は、図6において行われた選択ゲームの結果を示す説明図である。プレーヤーによって、2枚のカードが捲られ、ハートの5と、スペードの5とが現れている。このように、選択ゲームが所定の結果のため、特別ゲームが10回行われる。また、捲られたカードとして同じ数字を引いた場合には、その数字と同数の組のトランプカードが第2ゲームフィールド4bに配布される。例えば、捲られたカードがハートの5と、スペードの5のため、特別ゲーム中、第2ゲームフィールド4bに5組のトランプカードが配布される。また、捲られたカードで同じ数字を引かなかった場合には、第2ゲームフィールド4bにトランプカードは配布されない。
【0031】
図8は、特別ゲームに突入した様子を示す説明図である。図8に示すように、ディーラー6が、選択ゲームの結果に応じた数のデッキを用いて、第2ゲームフィールド4bにトランプカードを配布する。
【0032】
図9は、図8のデッキからカードが配布された様子を示す説明図である。図9に示すように、第1ゲームフィールド4a、第2ゲームフィールド4bにおいて、最初に配布されたカードが同一のコンビネーション(例えば、クラブの2、クラブのエース、ダイヤの6、スペードの3、ハートの7など)で配布された様子が示されている。
【0033】
図10は、図9に示すカードから他のカードにカードを交換した後の様子を示す説明図である。図10に示すように、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布される。このため、交換後に配布されるカードは、それぞれの組み合わせごとに違うものとなる様子が示されている。また、第1ゲームフィールド4aにおいては、交換の結果、Aのスリーカードが成立している。また、第2ゲームフィールド4bにおいては、交換の結果、Aのスリーカード、2のスリーカード、4のスリーカードのスリーカードが成立している。このため、各組における配当の合計である8枚のメダルが配当として付与される。また、予め定められたコンビネーションであるスリーカードが成立しているため、今回の特別ゲームで、特別ゲームは終了する。このように、本発明にかかるプレイ方法によって、メダルの付与に対する期待感が高まる新たなゲームスタイルを有するポーカーゲームのプレイ方法を提供することが可能になる。
【0034】
このように、第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法は、第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかのゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行するポーカーゲームのプレイ方法の一例である。
【0035】
また、このように、第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法は、特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布されるポーカーゲームのプレイ方法の一例である。また、このように、第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法は、特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与するポーカーゲームのプレイ方法の一例である。また、このように、第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法は、特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法の一例である。
【0036】
<第2実施形態>
以下の第2実施形態の説明にあたって、第1実施形態と同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
【0037】
第2実施形態では、本発明のポーカーゲームのプレイ方法によるゲームを、ゲームテーブルでなく、ポーカーゲーム機10において実行している点が、第1実施形態と異なる。
【0038】
図11は、本発明のポーカーゲームのプレイ方法によるゲームを実行する、第2実施形態に係るポーカーゲーム機の概観を示す斜視図である。なお、本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いるポーカーゲーム機を例に説明するが、本発明による遊技機は、遊技媒体として、コイン、メダル、トークン、或いは遊技価値の情報を記憶したカードなどを使用した遊技機であってもよい。
【0039】
ポーカーゲーム機10の正面には、ポーカーゲームに関連する画像を表示する第1ディスプレイ32が設けられている。また、ポーカーゲーム機10の正面の第1ディスプレイ32の上部には、この第1のディスプレイとは別に設けられ、ポーカーゲームに関連する画像を表示する第2ディスプレイ33が設けられている。この第1ディスプレイ32には、遊技者に配布されたカードと、配当対象となるカードのコンビネーションを示す配当表が表示される。また、第2ディスプレイ33の少なくとも一部の領域には、タッチパネル33aが設けられている。
【0040】
また、ポーカーゲーム機10の正面右付近にはメダル投入口63が、正面下方にはメダル払出口61及びメダル受け皿67がそれぞれ設けられている。遊技者がメダル投入口63にメダルを投入することにより遊技が可能となる。また、遊技結果に従って、メダルがメダル払出口61から払い出され、メダル受け皿67に溜められる。後述するように、メダル投入口63の設けられた遊技機内部には、メダル検知センサ31(図12参照)が内蔵されている。このメダル検知センサ31は、遊技者がポーカーゲーム機10にメダルを投入したことを検知する。
【0041】
また、ポーカーゲーム機10の上方にはスピーカ46a及び46bが設けられている。このスピーカ46a及び46bは、ゲームの進展に伴った効果音などを発生する。また、ポーカーゲーム機10の略中央左右両側には、装飾ランプ36a及び36bが設けられている。この装飾ランプ36a及び36bは、ゲームの進展に伴い発光する。
【0042】
第1ディスプレイ32の下方には、遊技を進めるのに用いられるHOLDスイッチ20、DEALスイッチ24、CASH OUTスイッチ22、BET MAXスイッチ26、及びBET ONEスイッチ28が配置されている。
【0043】
HOLDスイッチ20は全部で5個設けられている。HOLDスイッチ20は、第1ディスプレイ32に表示されるカードの画像の各々と対応するように配置されている。HOLDスイッチ20は、カードの表示後に、遊技者が交換せずに残しておくカードを選択するときに用いられる。遊技者が、第1ディスプレイ32に表示される5枚のカードのうち、選択したカードの下部にあるHOLDスイッチ20を押圧操作によりオンにすると、選択されたカードは交換されずに残ることとなる。
【0044】
HOLDスイッチ20の下方左側には、CASH OUTスイッチ22、及びDEALスイッチ24が配置されている。CASH OUTスイッチ22は、ポーカーゲーム機10に貯留(以下、クレジットとする)されたメダルを払い戻すときに用いられる。遊技者がCASH OUTスイッチ22を押圧操作によりオンにすると、メダル受け皿67にメダルが払出される。DEALスイッチ24は、遊技者がカードの表示を受けるときに用いられる。遊技者がメダル投入の操作をした後、DEALスイッチ24を押圧操作することで、配布されたカードや交換された新たなカードの画像が第1ディスプレイ32に表示される。
【0045】
DEALスイッチ24の右側には、BET MAXスイッチ26及びBET ONEスイッチ28が配置されている。BET MAXスイッチ26及びBET ONEスイッチ28は、遊技者がゲームを開始するときに用いられる。BET MAXスイッチ26は、1度に5枚、すなわち最大数のメダルを賭けるときに用いられる。BET ONEスイッチ28は、当該スイッチを押圧操作する回数に応じてゲームに投入されるメダル数を増加させる。
【0046】
[ポーカーゲーム機の制御部の構成]
次に、ポーカーゲーム機10の制御部の構成について説明する。図12は、本発明の一実施形態であるポーカーゲーム機の制御回路のブロック図である。
【0047】
コントローラである主制御回路60は、中央処理装置(以下、CPUと称する)66、リード・オンリー・メモリ(以下、ROMと称する)68、ランダム・アクセス・メモリ(以下、RAMと称する)70、乱数発生部65及びインターフェイス回路群62、72が、入出力バス64を介して接続されて構成されている。入出力バス64は、データ信号、コントロール信号又はアドレス信号をCPU66に入出力する。
【0048】
CPU66は、ROM68に記憶されたコンピュータプログラムに基づいて、入出力バス64に接続される各素子や装置にデータの読み書きを行い、これら各素子や装置と協働して各種の処理を行う。また、CPU66の内部には、後述するタイマ(図示せず)が備えられている。
【0049】
入出力バス64には、記憶手段となるROM68及びRAM70も接続されている。ROM68は、ポーカーゲーム機10の遊技全体の流れを制御する制御プログラムを記憶する。また、ROM68は、制御プログラムを実行するための初期データや、ポーカーゲーム機10に内蔵された装飾ランプ36(36a,36b(図11参照))の点滅動作パターンを制御するプログラムや、第1ディスプレイ32における表示制御をするプログラムなどを記憶する。さらに、ROM68は、乱数発生部65により乱数が発生され、CPU66がポーカーゲームにおいてウィンと判定する複数種類の乱数値と第1ディスプレイ32に表示させるカードの画像とを対応付けた複数種類の抽選テーブルや、第1ディスプレイ32に表示された複数のカードの画像の図柄の組合せ態様が、所定の組合せ態様であるか、特別の組合せ態様であるか、また特定の組合せ態様であるか否かを判定するためのコンビネーション判定テーブルなどを記憶する。
【0050】
ROM68に記憶された複数種類の抽選テーブルには、ウィンと判定する乱数値の種類が所定数である通常抽選テーブルと、ウィンと判定する乱数値の種類の数が所定数より多い複数種類の高確率抽選テーブルとが含まれる。また、複数種類の高確率抽選テーブルは、それぞれ、ウィンと判定する乱数値の種類の数が異なる。
【0051】
また、ROM68には、乱数発生部65により発生された乱数と、次回のゲームにおいて、最初に配布するカードのうち、少なくとも1つ以上が、複数種類の役割を有する特定のカードである特別ゲームを提供するか否かを決定するサブゲームにおいて表示するカードの画像とを対応付けたサブゲーム抽選テーブルが記憶されている。
【0052】
なお、複数の抽選テーブルは、それぞれ異なるウィンとなる確率が異なっている。例えば、CPU66は、特別のコンビネーションとなった場合に、サブゲームを実行し、このサブゲームの結果に応じて、通常使用される抽選テーブルよりも、ウィンとなる確率が高い特別ゲーム用のテーブルのうちのいずれかを内部抽選用の抽選テーブルとして設定する。
【0053】
RAM70は、上述したプログラムで使用するフラグや変数の値を記憶する。また、RAM70には、遊技状態が特別ゲーム状態が否かを示す高確率フラグが記憶されている。
【0054】
また、入出力バス64には、乱数を発生させるための乱数発生部65が接続されている。乱数を発生させるための命令がCPU66から乱数発生部65へ送信されたときには、乱数発生部65は所定の範囲の乱数を発生し、その乱数の値を示す信号を入出力バス64に送信する。CPU66は、この発生された乱数により後述する内部抽選処理を行う。なお、乱数発生部65から発せられた乱数は、RAM70に記録される。
【0055】
なお、本実施形態においては、CPU66と入出力バス64を介して接続された乱数発生部65によって乱数を発生させている。しかし、本発明はこれに限らず、乱数発生のための手段として、CPU66の動作プログラム上で乱数発生を実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生部65は省略可能である。
【0056】
インターフェイス回路群62には、HOLDスイッチ20、DEALスイッチ24、CASH OUTスイッチ22、BET MAXスイッチ26、BET ONEスイッチ28が接続されている。これらのスイッチは、遊技者の押圧操作によりオンになったときに、それぞれのスイッチ毎に、押圧操作検出信号をインターフェイス回路群62に送信する。インターフェイス回路群62は、この押圧操作検出信号を入出力バス64に供給する。
【0057】
また、インターフェイス回路群62には、上述のメダル検知センサ31が接続されている。メダル検知センサ31からの検知信号は、インターフェイス回路群62により所定の信号に変換された後、入出力バス64に供給される。
【0058】
インターフェイス回路群72には、表示・入力制御装置200も接続されている。表示・入力制御装置200は、主制御回路60から発せられる画像表示命令に基づいて表示・入力制御装置200に接続されている第1ディスプレイ32及び第2ディスプレイ33を駆動する駆動信号を送信する。また、表示・入力制御装置200は、第2ディスプレイ33に設けられたタッチパネル33aが入力を受けた信号を入力信号をインターフェイス回路群72に供給し、入出力バス64を介してCPU66に送信する。
【0059】
また、インターフェイス回路群72には、スピーカ46(46a及び46b)、及び装飾ランプ36(36a及び36b)が接続されている。インターフェイス回路群72は、CPU66における演算処理の結果に応じて、上述した装置の各々に駆動信号や駆動電力を供給することによって制御する。
【0060】
さらに、インターフェイス回路群72には、ホッパ制御装置210も接続されている。ホッパ制御装置210は、主制御回路60から発せられるメダル払出命令に基づいて、ホッパ制御装置210に接続されているホッパ50を駆動する駆動信号を送信する。
【0061】
このように、第2実施形態に係るポーカーゲーム機10は、第1ディスプレイ(第1ディスプレイ32)において、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ディスプレイ(第2ディスプレイ33)において、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ディスプレイに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布され、前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与し、前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行う制御をするコントローラ(CPU66)を備えるポーカーゲームマシンの一例である。
【0062】
以上、第1及び第2実施形態に基づき、本発明の一例を説明してきたが、本発明がこれに限定されるものではなく、出願人は、当業者が容易に考え得る範囲や、各要素の均等物や、代替物への置換が本発明の範囲に属することを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】第1実施形態に係るポーカーゲームのプレイ方法を説明するフローチャートである。
【図2】第1実施形態に係るポーカーゲームの配当表である。
【図3】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図4】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図5】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図6】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図7】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図8】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図9】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図10】第1実施形態に係るポーカーゲームの説明図である。
【図11】第2実施形態に係るポーカーゲーム機の概観を説明する概観図である。
【図12】第2実施形態に係るポーカーゲーム機の電気構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
【0064】
4 テーブル
4a 第1ゲームフィールド
4b 第2ゲームフィールド
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、
最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、
前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行するポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項2】
前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布される請求項1に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項3】
前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与する請求項1に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項4】
前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行う請求項1に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項5】
第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、
最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、
前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、
前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布されるポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項6】
前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与する請求項5に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項7】
前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行う請求項5に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項8】
第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、
最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、
前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、
前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布され、
前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与するポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項9】
前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行う請求項8に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項10】
第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、
最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、
前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、
前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布され、
前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与し、
前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項1】
第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、
最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、
前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行するポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項2】
前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布される請求項1に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項3】
前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与する請求項1に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項4】
前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行う請求項1に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項5】
第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、
最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、
前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、
前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布されるポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項6】
前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与する請求項5に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項7】
前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行う請求項5に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項8】
第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、
最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、
前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、
前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布され、
前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与するポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項9】
前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行う請求項8に記載のポーカーゲームのプレイ方法。
【請求項10】
第1ゲームフィールドにおいて、数字及びマークが記された複数種類のカードを用いて行うポーカーゲームを実行し、
最終的に配布されたカードの中に、特定のコンビネーションが含まれてウィンとなった場合、第2ゲームフィールドにおいて、別途用意された複数種類のカードのうち、プレーヤーが同じ種類のカードを選択する選択ゲームを実行し、
前記選択ゲームの結果に応じたゲーム回数に亘って、いずれかの前記ゲームフィールドに複数組のカードを配布し、各組のカードのそれぞれのコンビネーションに応じた配当を付与する特別ゲームを実行し、
前記特別ゲームにおいて、各組のカードは、最初に配布されたカードが同一であり、別のカードに交換する際は、ランダムに選択されたカードが配布され、
前記特別ゲームにおいて、各組における配当の合計の配当を付与し、
前記特別ゲームにおいて、各組で最終的に配布されたカードの中に、予め定められたコンビネーションが含まれるまで、特別ゲームを継続して行うポーカーゲームのプレイ方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2008−142287(P2008−142287A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−332654(P2006−332654)
【出願日】平成18年12月8日(2006.12.8)
【出願人】(598098526)アルゼ株式会社 (7,628)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年12月8日(2006.12.8)
【出願人】(598098526)アルゼ株式会社 (7,628)
【Fターム(参考)】
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