説明

ポータルシステム並びにその制御方法、プログラム及び記録媒体

【課題】利用者が企業情報ポータルの終了処理を実行したときに既に起動されたWebアプリケーションの終了処理を適切に実行する。
【解決手段】ポータルを提供するサーバ端末2と、ポータルに連係するウェブアプリケーションが稼働するサーバ端末3と、ポータルを利用するためのクライアント端末1とが、ネットワーク4を介して通信可能に接続するポータルシステムであって、サーバ端末2は、ウェブアプリケーション固有の情報としてAP終了方法情報25を記憶する記憶装置26を備え、クライアント端末1は、サーバ端末3上で稼働するウェブアプリケーションを終了させるAP終了手段17を備え、AP終了手段17は、操作者によりポータルの終了処理の実行が指示された場合、AP終了方法情報25に基づいてウェブアプリケーションの終了処理を行うことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポータルシステム並びにその制御方法、プログラム及び記録媒体に関し、特に、利用者が企業情報ポータルの終了処理を実行したときに既に起動されたWebアプリケーションの終了処理を適切に実行する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、従来Client/Server形式で構成されていたアプリケーションのWeb化が急速に進んでいる。また、合わせて企業情報内ポータル(EIP)の一形態でもあるアプリケーションポータルの普及も進んできている。企業情報ポータル(EIP)を利用して、元々は単独で動作し、また、企業内で分散して配置されている複数の異なるWebアプリケーションへのアクセスを、企業情報ポータル(EIP)を経由し、横断的に利用することで、企業内の情報資産への入り口を統合するケースが一般的になりつつある。
【0003】
企業情報ポータルでは、利用者は利用者ID、パスワード等で認証を行い企業情報ポータルの情報を取得するが、それ以降、Webアプリケーションを表示する場合は、シングルサインオン(SSO)機能を利用して認証を省略するケースが多い。しかしながら、その場合、企業情報ポータル側で起動したWebアプリケーションの管理は通常行わないので、企業情報ポータルの処理を終了しても、既に起動し利用していたWebアプリケーションは利用可能な状態になっており、問題となるケースがある。
【0004】
本発明に関連する技術としては、特許文献1,2に記載の技術がある。特許文献1には、例えば、段落0085ないし0090に、シングルサインオンにおいてユーザがアクセスした複数のWebアプリケーションシステムに関してのシングルサインオンセッション情報を生成し、この情報を基にユーザに対して現在ログイン中のアプリケーションとシングルサインオン経路を表示でき、該アプリケーションの選択ログアウトあるいは全てのアプリケーションの一括ログアウトができる(段落0091)とする技術が開示されている。また、特許文献2には、異なるウェブサイトにまたがるウェブセッションについて、セッション情報としてタスクセッション情報/スレッドセッション情報を定義し、その生成/消滅を管理する技術が開示されている。しかしながら、いずれも本発明とは構成が異なる。
【特許文献1】特開2006−031064号公報
【特許文献2】特開2004−178466号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
企業情報ポータル(EIP)は企業内のWebアプリケーションと連携することにより、利用者が企業内外に分散された情報資産に容易にアクセスできる仕組みを提供しているのが一般的な使われ方である。
【0006】
ただ、企業情報ポータル(EIP)環境で、複数のWebアプリケーションに対してシングルサインオン(SSO)を実行して並行利用している状態において、企業情報ポータルの終了処理を実行した場合、通常は既に起動された複数のWebアプリケーションは終了処理を行わないため、連携しているWebアプリケーションが利用可能な状態となっている。
【0007】
企業情報ポータルから起動したWebアプリケーションは起動されたまま放置される場合があり、通常はセッションタイムアウト時刻が来るまでセッションが開放されないため、Webアプリケーション側のメモリを確保し続けてしまい、Webアプリケーションサーバ側のリソース枯渇(例:メモリ資源の浪費)に繋がる問題がある。
【0008】
また、複数の人間が同一端末を使いまわして利用しているような環境において、前の利用者がWebアプリケーションの終了処理を行い忘れた場合には、次の利用者がこれを操作することが可能となってしまう。このような状況が発生する場合、所謂「なりすまし」のような行為が可能となってしまい、セキュリティの観点からも好ましくはない。
【0009】
そこで本発明は、上記実情に鑑みて、利用者が企業情報ポータルの終了処理を実行したときに既に起動されたWebアプリケーションの終了処理を適切に実行することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、ポータルを提供するポータルサーバと、前記ポータルに連係するアプリケーションが稼働するアプリケーションサーバと、前記ポータルを利用するためのクライアントとが、ネットワークを介して通信可能に接続するポータルシステムであって、前記ポータルサーバは、前記アプリケーション固有の情報としてアプリケーション終了方法情報を記憶する記憶装置を備え、前記クライアントは、前記アプリケーションサーバ上で稼働するアプリケーションを終了させるアプリケーション終了手段を備え、前記アプリケーション終了手段は、操作者により前記ポータルの終了処理の実行が指示された場合、前記アプリケーション終了方法情報に基づいて前記アプリケーションの終了処理を行うことを特徴とするポータルシステムである。
【0011】
また、第2の態様は、ポータルを提供するポータルサーバと、前記ポータルに連係するアプリケーションが稼働するアプリケーションサーバと、前記ポータルを利用するためのクライアントとが、ネットワークを介して通信可能に接続するポータルシステムの制御方法であって、前記ポータルの終了処理の実行を指示する工程と、前記クライアントが備える、前記アプリケーションサーバ上で稼働するアプリケーションを終了させるアプリケーション終了手段を用いて、前記ポータルサーバが備える記憶装置に記憶されている、前記アプリケーション固有の情報としてアプリケーション終了方法情報に基づき、前記アプリケーションの終了処理を行う工程と、を含むことを特徴とするポータルシステムの制御方法である。
【0012】
また、第3の態様は、ポータルを提供するポータルサーバと、前記ポータルに連係するアプリケーションが稼働するアプリケーションサーバと、前記ポータルを利用するためのクライアントとが、ネットワークを介して通信可能に接続するポータルシステムの前記クライアントに、前記ポータルサーバが備える記憶装置に記憶されている、前記アプリケーション固有の情報としてアプリケーション終了方法情報を取得する処理と、前記アプリケーション終了方法情報に基づき前記アプリケーションサーバ上で稼働するアプリケーションを前記アプリケーションサーバに終了させる処理と、を実行させることを特徴とするプログラムである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、利用者が企業情報ポータルの終了処理を実行したときに既に起動されたWebアプリケーションの終了処理を適切に実行することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
次に、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施形態は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータからなるクライアント端末1と、ワークステーション等のコンピュータからなるサーバ端末2、サーバ端末3と、それぞれを相互に接続するインターネットやイントラネット等のネットワーク4とから構成されている。
【0015】
クライアント端末1には、キーボード等の入力装置11と、ディスプレイ、ブラウザ等の出力装置12が接続されている。また、クライアント端末1には、利用者がクライアント端末1を操作するための操作手段13と、クライアント端末1がネットワーク4を介してサーバ端末2,3等と通信をするために通信データを送受信する送受信手段14とを備えている。
【0016】
操作手段13は、入力装置11から入力されたWebアプリケーションの操作指示をサーバ端末2、サーバ端末3に送信する機能や、サーバ端末から取得したアプリケーション画面を出力装置12に表示する機能を有する。送受信手段14は、HTTPプロトコルに従って、ネットワーク4を介してサーバ端末2、サーバ端末3とデータを送受信する機能を有する。
【0017】
また、クライアント端末1は、記憶装置16を備え、記憶装置16上にはAP情報15が格納されている。AP情報15は、Webアプリケーションを識別する情報を格納する機能を有する。
AP終了手段17は、出力装置12に表示されているアプリケーションを終了する手段を有する。
【0018】
サーバ端末2には、送受信手段21と処理手段22とを備えている。また、サーバ端末2上の記憶装置26には、セッション情報23とAP終了方法情報25が格納されている。
送受信手段21は、HTTPプロトコルに従って、ネットワーク4を介してクライアント端末1とデータを送受信する機能を有する。
処理手段22は、送受信手段21経由でクライアント端末1からサーバ端末2への操作指示を受信し、実際の処理を行い、送受信手段21経由でクライアント端末1へ処理結果を送信する機能を有する。
セッション管理手段24は、送受信手段21経由でクライアント端末1からサーバ端末2への操作指示を受信したときに、処理に必要なクライアント端末1のセッション情報をセッション情報記憶部23に格納/更新/削除する機能を有する。
【0019】
AP終了方法情報25には、連携Webアプリケーションの終了処理を行う場合に利用するアプリケーション固有の情報を格納する機能を有する。
認証手段27には、送受信手段21経由でクライアント端末1からサーバ端末2へ利用者の情報を受信し、認証処理を実施する機能を有する。
AP終了設定情報28には、クライアント端末1からサーバ端末2へ終了処理が行われた場合に連携Webアプリケーションの終了処理を行うかどうかを判定するための設定を格納する機能を有する。
【0020】
サーバ端末3には、送受信手段31と処理手段32とを備えている。また、サーバ端末3上の記憶装置35には、セッション情報33が格納されている。
送受信手段31は、HTTPプロトコルに従って、ネットワーク4を介してクライアント端末1とデータを送受信する機能を有する。
処理手段32は、送受信手段31経由でクライアント端末1からサーバ端末2への操作指示を受信し、実際の処理を行い、送受信手段31経由でクライアント端末1へ処理結果を送信する機能を有する。
【0021】
セッション管理手段34は、送受信手段31経由でクライアント端末1からサーバ端末2への操作指示を受信したときに、処理に必要なクライアント端末1のセッション情報をセッション情報記憶部33に格納/更新/削除する機能を有する。
認証手段36には、送受信手段31経由でクライアント端末1からサーバ端末3へ利用者の情報を受信し、認証処理を実施する機能を有する。
【0022】
クライアント端末1はHTTPのクライアントとして動作し、サーバ端末2、サーバ端末3はそれぞれHTTPのサーバとして動作する。かかる本実施形態の動作について、図1、図2、図3、図4を参照して、詳細に説明する。
【0023】
予め、サーバ端末2上のAP終了設定情報28に、企業情報ポータル(EIP)の終了処理が行われた場合にサーバ端末3上のWebアプリケーションの終了処理を行うかどうかの判定に関する設定、およびAP終了方法情報25に、予め、サーバ端末3上のWebアプリケーションを終了する処理を行うための情報(URL等)を設定しておく。
【0024】
企業情報ポータルの開始処理は、サーバ端末2がクライアント端末1から、送受信手段21を経由して利用者情報(ユーザIDやパスワードなど)を受信、認証手段27を実行し、認証後、クライアント端末1からサーバ端末2上の企業情報ポータルを利用するための情報がセッション情報23に利用者情報が格納されるまでの一連のプロセスとする。
【0025】
企業情報ポータルの終了処理は、サーバ端末2がクライアント端末1から、送受信手段21を経由して終了の情報を受信後、セッション情報23に格納されている利用者情報が削除されるまでの一連のプロセスとする。
【0026】
Webアプリケーションの開始処理は、サーバ端末3がクライアント端末1から、送受信手段31を経由して利用者情報(ユーザIDやパスワードなど)を受信、認証手段36を実行し、認証後、クライアント端末1からサーバ端末3上の企業情報ポータルを利用するための情報がセッション情報33に利用者情報が格納されるまでの一連のプロセスとする。
【0027】
Webアプリケーションの終了処理は、サーバ端末3がクライアント端末1から、送受信手段31を経由して終了の情報を受信後、セッション情報33に格納されている利用者情報が削除されるまでの一連のプロセスとする。
【0028】
図2は、サーバ端末2上の企業情報ポータル(EIP)利用中に、サーバ端末3上のWebアプリケーションの開始処理が実行された場合にクライアント端末1上で行われる処理を示したものである。
【0029】
図2を参照すると、クライアント端末1上で企業情報ポータル(EIP)利用中に、クライアント端末1からサーバ端末3上のWebアプリケーションに対してシングルサインオン(SSO)機能等を利用して開始処理を実行した場合の処理が示されている。企業情報ポータルから連係Webアプリケーションを起動すると(ステップS21)、クライアント端末1上のAP情報15にWebアプリケーション固有の情報(サーバ端末3上のWebアプリケーションを起動した情報)があるか否か調べられた上で(ステップS22)、なければ、格納される(ステップS23)。
【0030】
図3は、サーバ端末2上の企業情報ポータル(EIP)利用中に、サーバ端末3上のWebアプリケーションの終了処理が実行された場合にクライアント端末1上で行われる処理を示したものである。
【0031】
図3を参照すると、クライアント端末1からサーバ端末3上のWebアプリケーションを終了処理を実行した場合の書が示されている。クライアント端末1からサーバ端末3上のWebアプリケーションの終了処理を実行した後(ステップS31)、同時に、クライアント端末1上のAP情報15に格納されているWebアプリケーション固有の情報(サーバ端末3上のWebアプリケーションを起動した情報)を確認し(ステップS32)、該当する情報があればこれを削除する(ステップS33)。
【0032】
図4は企業情報ポータル(EIP)の終了処理実行時にクライアント端末1及びサーバ端末3上で実行されるWebアプリケーションの終了処理を示したものである。
【0033】
図4を参照すると、利用者がサーバ端末2上の企業情報ポータル(EIP)の終了処理(例:ログアウトボタンを押下などの終了処理)を実行した場合の処理が示されている。利用者がクライアント端末1を操作して企業情報ポータルの終了処理を実行すると(ステップS41)、終了処理を受信したサーバ端末2で、AP終了設定情報28に設定されているWebアプリケーションの終了処理を行うか否かの設定を確認する(ステップS42,43)。
【0034】
ここで終了処理を行う設定となっている場合(ステップS43、Yes)、サーバ端末2は、AP終了方法情報25より終了方法(URL)を取得し(ステップS44)、クライアント端末1に送信する。クライアント端末1は、取得した終了方法(URL)の情報を基に、サーバ端末3上のWebアプリケーションの終了処理を実施する(ステップS45)。同時に、AP情報15から取得したWebアプリケーション固有の情報(サーバ端末3上のWebアプリケーションを起動した情報)を参照する(ステップS46)。
【0035】
サーバ端末3上のWebアプリケーションに関する情報が存在すれば(ステップS46、Yes)、AP終了手段17を実行してクライアント端末1上のWebアプリケーションを表示している画面を終了する(ステップS47)。
【0036】
本実施形態の効果は、次の3点に顕著である。
第一の効果は、Webアプリケーションサーバで消費している無駄なメモリを開放し、Webアプリケーションサーバのリソース浪費の具合を下げることが挙げられる。
【0037】
第二の効果は、企業情報ポータルの終了処理と連動してブラウザに表示されたWebアプリケーションの画面を終了させることにより、セキュリティ性の向上が挙げられる。
複数の利用者が同一端末を使いまわす局面は一般的に多々あり、利用者が意識してWebアプリケーションの終了処理を実行しなければ、次の利用者が前の利用者になりすますことによるセキュリティ問題に発展しかねない。
【0038】
第三の効果は、企業情報ポータルの終了処理を実行するだけで、企業情報ポータルから起動したWebアプリケーションを連動終了させられることによる、利用者の利便性向上が挙げられる。
通常、企業情報ポータルの終了処理を実行しても、既に起動していたWebアプリケーションの終了処理は実行されないため、これらを全て個別に終了処理を実行しなければならない。本案を適用することにより、利用者の操作上の煩わしさを除去し利便性を向上させることが可能になる。
【0039】
なお、本実施形態のAP終了手段17の機能は、クライアント端末1にインストールされたソフトウェアプログラムにより、クライアント端末1のハードウェアリソースを利用して、実現される。このソフトウェアプログラムも本発明の一実施の形態に該当する。また、このソフトウェアプログラムは、電磁的方法や光学的方法によって情報を記録することができる記録媒体に格納することができ、この記録媒体も本発明の一実施の形態に該当する。
なお、ウェブアプリケーションが稼働するアプリケーションサーバとして機能するサーバ端末3は、物理的に1個のサーバとは限らない。サーバ端末3が複数台存在する場合でも本発明は実施可能である。また、サーバ端末3上で稼働するウェブアプリケーションも1つに限定されることはなく、複数のウェブアプリケーションが稼働可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明による実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明による実施の形態の、企業情報ポータルからWebアプリケーションを起動させる動作の手順例を示すフローチャートである。
【図3】本発明による実施の形態の、Webアプリケーションを終了させる処理の際にクライアント端末1で行われる処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明による実施の形態の、企業情報ポータルからWebアプリケーションを終了させる動作の手順例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0041】
1 クライアント端末
2,3 サーバ端末
4 ネットワーク
11 入力装置
12 出力装置
13 操作手段
14,21,31 送受信手段
15 AP情報
16 記憶装置
17 AP終了手段
22,32 処理手段
23,33 セッション情報
24,34 セッション管理手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ポータルを提供するポータルサーバと、前記ポータルに連係するアプリケーションが稼働するアプリケーションサーバと、前記ポータルを利用するためのクライアントとが、ネットワークを介して通信可能に接続するポータルシステムであって、
前記ポータルサーバは、前記アプリケーション固有の情報としてアプリケーション終了方法情報を記憶する記憶装置を備え、
前記クライアントは、前記アプリケーションサーバ上で稼働するアプリケーションを終了させるアプリケーション終了手段を備え、
前記アプリケーション終了手段は、操作者により前記ポータルの終了処理の実行が指示された場合、前記アプリケーション終了方法情報に基づいて前記アプリケーションの終了処理を行うことを特徴とするポータルシステム。
【請求項2】
前記クライアントは、前記ポータルと連係させて起動したアプリケーションを識別する起動情報を記憶する記憶装置を備え、
前記アプリケーション終了手段は、操作者により前記ポータルの終了処理の実行が指示された場合、前記クライアントの記憶装置に記憶されている起動情報を確認して起動情報があれば、起動情報のあるアプリケーションの終了処理を行うことを特徴とする請求項1記載のポータルシステム。
【請求項3】
前記ポータルサーバの記憶装置は、前記ポータルの終了の際に前記アプリケーション終了手段が連係するアプリケーションの終了処理を行うか否かという情報が設定されたアプリケーション終了設定情報を記憶し、
前記アプリケーション終了手段は、操作者により前記ポータルの終了処理の実行が指示された場合、前記アプリケーション終了設定情報を確認して終了処理を行う設定があれば、該設定のあるアプリケーションの終了処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載のポータルシステム。
【請求項4】
ポータルを提供するポータルサーバと、前記ポータルに連係するアプリケーションが稼働するアプリケーションサーバと、前記ポータルを利用するためのクライアントとが、ネットワークを介して通信可能に接続するポータルシステムの制御方法であって、
前記ポータルの終了処理の実行を指示する工程と、
前記クライアントが備える、前記アプリケーションサーバ上で稼働するアプリケーションを終了させるアプリケーション終了手段を用いて、
前記ポータルサーバが備える記憶装置に記憶されている、前記アプリケーション固有の情報としてアプリケーション終了方法情報に基づき、
前記アプリケーションの終了処理を行う工程と、
を含むことを特徴とするポータルシステムの制御方法。
【請求項5】
ポータルを提供するポータルサーバと、前記ポータルに連係するアプリケーションが稼働するアプリケーションサーバと、前記ポータルを利用するためのクライアントとが、ネットワークを介して通信可能に接続するポータルシステムの前記クライアントに、
前記ポータルサーバが備える記憶装置に記憶されている、前記アプリケーション固有の情報としてアプリケーション終了方法情報を取得する処理と、
前記アプリケーション終了方法情報に基づき前記アプリケーションサーバ上で稼働するアプリケーションを前記アプリケーションサーバに終了させる処理と、
を実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項6】
請求項5記載のプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−32192(P2009−32192A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−197934(P2007−197934)
【出願日】平成19年7月30日(2007.7.30)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】