説明

マッサージ装置

【課題】被施療者の脹ら脛を効果的にマッサージする。
【解決手段】被施療者の下腿を挿入する凹み部28の、脹ら脛に対向する壁面に脹ら脛用エアーバッグ5及び該エアーバッグ上に指圧突起53を具えたマッサージ装置において、該指圧突起53は脹ら脛の筋肉の繊維に沿う様に縦長に形成され、脹ら脛用エアーバッグ5の左右両側部分52、52は、指圧突起53の両側にて脹ら脛を押しつける様に膨らんで、脹ら脛を効果的にマッサージする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
エアーバッグ式マッサージ機能を有するマッサージ装置において、下腿に対して効果的なマッサージを行うことのできる、マッサージ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図15、図16に示す如く、被施療者の両下腿(9)(9)を個別に挿入する上下及び前側開口の凹み部(28)(28)の後壁(33)(33)に脹ら脛用エアバック(5a)(5a)、凹み部(28)の両側壁にサイドエアーバッグ(4)(41)を具えた、マッサージ装置が実施されている。
脹ら脛用エアバック(5a)には横長の指圧突起(51a)が設けられている(特許文献1)。
【0003】
サイドエアーバッグ(4)(41)によって、脛(92)を左右から挟んだ状態で脹ら脛用エアバック(5a)(5a)を拡縮させて、脹ら脛(91)に対してマッサージを行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2005−245803
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
図16に示す如く、サイドエアーバッグ(4)(41)によって脛(92)を左右両側から挟圧すると、脹ら脛(91)の左右両側の部分の肉(93)(93)が後側に押し出されてしまい、この余分な肉が邪魔になって、脹ら脛用エアバック(5a)(5a)及び指圧用突起(51a)が脹ら脛(91)の筋肉やツボを効果的に押圧できない。
又、指圧突起(51a)は横長に形成され、即ち、脹ら脛(91)の筋肉繊維の方向とは直交する方向に向いているから、指圧突起(51a)による脹ら脛(91)への押圧を痛く感じる。
本発明は、上記問題を解決できるマッサージ装置及び該マッサージ装置を具えた椅子型マッサージ機を明らかにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1は、被施療者の下腿を挿入する凹み部(28)の脹ら脛(91)に対向する壁面に、指圧突起(53)を具えた脹ら脛用エアーバッグ(5)を配備したマッサージ装置において、該指圧突起(53)は脹ら脛(91)の筋肉繊維の方向に沿う様に縦長に形成され、脹ら脛用エアーバッグ(5)の左右両側部分(52)(52)は指圧突起(53)の両側にて、脹ら脛を押しつける様に膨らむことを特徴とする。
【0007】
請求項2は、請求項1のマッサージ装置において、指圧突起(53)の縦横の長さの比は、略5:2である。
【0008】
請求項3は、請求項1又は2のマッサージ装置において、脹ら脛用エアーバッグ(5)は、指圧突起(53)を具えた中央部分(51)と、該中央部分を挟んで位置し中央部分(51)よりも前方側に大きく膨らむ両側部分(52)(52)とで構成されている。
【0009】
請求項4は、請求項1乃至3のマッサージ装置において、凹み部(28)は前側が開口しており、凹み部の左右両壁面の該開口寄りに、脛の両側部分を左右両側から押圧するサイドエアーバッグ(4)(41)を配備している。
【0010】
請求項5の椅子型マッサージ機は、被施療者が腰掛ける座部(12)、被施療者の背中を支える背凭れ部(13)を有し、座部(12)の前端に下腿マッサージユニット(2)が配備され、該下腿マッサージユニット(2)に請求項1乃至4の何れかに記載のマッサージ装置が設けられている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1乃至3のマッサージ装置は、凹み部(28)に挿入された被施療者の下腿(9)に対して、脹ら脛用エアーバッグ(5)が膨らむと、該エアーバッグの両側部分(52)(52)が脹ら脛(91)の両側を押す。脹ら脛(91)の特徴的な形状、即ち、下部より上部が太くなっている形状により、当該部分の肉は押し上げられ気味に両サイド側に押される。これにより脹ら脛(91)に余分の肉が回り込んでくることはなく、脹ら脛用エアーバッグ(5)の中央部分(51)の指圧突起(53)が脹ら脛(91)の筋肉やツボに対して効果的に押圧刺激を与えることができる。
指圧突起(53)は、脹ら脛(91)の筋肉繊維の向きに沿って縦長であり、脹ら脛(91)に傷みを感じさせることなく、より多くのツボに押圧刺激を与えることができる。
【0012】
請求項4のマッサージ装置は、サイドエアーバッグ(4)(41)が、脛(92)の両側を挟圧して下腿(9)を後方に押す作用が生じるため、前記脹ら脛用エアーバッグ(5)が膨らんでも、下腿(9)が前方に逃げることを防ぐことができ、脹ら脛用エアーバッグ(5)による脹ら脛(91)への押圧効果を高めることができる。又、被施療者は脹ら脛(91)を脹ら脛用エアーバッグ(5)に押しつける様に力を加え続ける必要ないので、楽に脹ら脛(91)にマッサージを受けることができる。
【0013】
請求項5の椅子型マッサージ機は、被施療者が座部(12)に腰掛け、背凭れ部(13)に凭れた楽な姿勢で、脹ら脛(91)にマッサージを受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】椅子型マッサージ機の正面図である。
【図2】椅子型マッサージ機の側面図である。
【図3】下腿用マッサージユニットの正面図である。
【図4】脚用ユニットの平面図である。
【図5】同上のエアーバッグを膨らませた状態の平面図である。
【図6】下腿用マッサージユニットの第2実施例の正面図である。
【図7】同上の側面からの要部断面図である。
【図8】第2実施例において、足先用ユニットのサイドエアーバッグを膨らませた状態の平面図である。
【図9】第2実施例において、足先用ユニットの後部エアーバッグを膨らませた状態の側面からの要部断面図である。
【図10】同上の平面図である。
【図11】第3実施例の下腿用マッサージユニットの正面図である。
【図12】同上の側面からの要部断面図である。
【図13】第3実施例において、足先用ユニットのサイドエアーバッグを膨らませた状態の正面図である。
【図14】同上の側面からの揺動押圧具が前傾した状態の要部断面図である。
【図15】従来例の下腿用マッサージユニットの正面図である。
【図16】従来例の下腿用マッサージユニットの平面図である。
【0015】
[第1実施例(図1乃至図5)]
図1は、椅子型マッサージ機(1)の正面図、図2はその側面図である。
椅子型マッサージ機(1)は、床面に載置されるベース(11)上に、被施療者の腰掛ける座部(12)、被施療者の凭れる背凭れ部(13)、肘を置く肘掛け(14)(14)を有している。
座部(12)の前端には、被施療者の下腿(膝から先の部分)(9)の脹ら脛(膝から足首の少し上までの部分)(91)及び足先(足首から先の部分)(90)をマッサージする下腿用マッサージユニット(2)が、図2の矢印A方向に揺動可能に配備されている。
【0016】
下腿用マッサージユニット(2)は、図1乃至図4に示すように、脹ら脛(91)をマッサージする脚用ユニット(21)と、足先(90)をマッサージする足先用ユニット(3)とを有している。
【0017】
脚用ユニット(21)は本発明のマッサージ装置の一例であって、左右の側壁(25)(25)、中央壁(26)及び後壁(27)(27)によって、脹ら脛(91)が挿入される上下及び前方が開口した凹み部(28)(28)が形成され、各凹み部(28)の両側壁面にサイドエアーバッグ(4)(41)、(4)(41)が配備され、凹み部(28)の後側壁面に脹ら脛用エアーバッグ(5)が配備されている。
【0018】
サイドエアーバッグ(4)(41)は凹み部(28)の開口側寄りに位置し、脛(92)の両側を後方へ押し気味に挟圧できる。サイドエアーバッグ(4)(41)は拡縮することで、脛(92)と脹ら脛(91)の両サイドの押圧マッサージを行うことができ、膨らみ状態を保つことで、下腿(9)が凹み部(28)の前方へ脱出することを防止できる。
【0019】
脹ら脛用エアーバッグ(5)は、袋部(50)と該袋部上に設けた指圧突起(53)とによって構成される。
袋部(50)は軟質のシートによって、凹み部(28)の後側壁面より少し小さい略矩形に形成されている。
指圧突起(53)は、袋部(50)の幅方向の中央部の上部に縦長に設けられている。実施例の指圧突起(53)の縦長さと横長さの比は、略5:2であり、実寸では50mm前後:20mm前後である。
指圧突起(53)は強い力を加えると弾性変形するが、袋部(50)より肉厚且つ硬質であって、袋部(50)が拡縮しても、指圧突起(53)の形状は殆んど変化しない。
【0020】
袋部(50)は中央部分(51)と両側部分(52)(52)とからなり、夫々袋部(50)の横幅の略1/3を占めている。中央部分(51)に前記指圧突起(53)が位置している。
図5に示す如く、袋部(50)の中央部分(51)の前方への膨らみ高さよりも両側部分(52)(52)の前方への膨らみ高さの方が大であり、袋部(50)全体が膨らんだ状態において、両側部分(52)(52)の膨らみ高さは、指圧突起(53)の前進端とほぼ同じ或いは、それよりも少し前位置に達する。
上記袋部(50)の両側部分(52)(52)は、脹ら脛(91)の太い部分より少し下側をより強く押圧する位置にある。
【0021】
実施例の脹ら脛用エアーバッグ(5)は、袋部(50)を一体形成して、中央部分(51)と両側部分(52)(52)の境界線を上下端を余して線状に溶着(54)(54)して形成されているが、中央部分(51)と両側部分(52)(52)を別体とすることもできる。
【0022】
図3に示す足先用ユニット(3)は、左右の側壁(31)(31)、中央壁(32)及び後壁(33)(33)によって、被施療者の足先(90)が挿入される上側及び前面の開口した凹み部(34)(34)が形成されており、凹み部(34)の下側は、被施療者の足裏を支える足裏受け部(35)により閉じられている。
各凹み部(34)の両側壁面に足先マッサージ用のサイドエアーバッグ(6)(6)が配備されている。
【0023】
然して、椅子型マッサージ機(1)の座部(12)に坐った被施療者が下腿用マッサージユニット(2)の脚用ユニット(21)の凹み部(28)及び足先用ユニット(3)の凹み部(34)に下腿(9)を挿入する。
脹ら脛(91)をマッサージする場合、上側の凹み部(28)の開口寄りの両サイドエアーバッグ(4)(41)を膨らませて、脹ら脛(91)の両側を後方に押し気味に挟圧する。
【0024】
次に脹ら脛用エアーバッグ(5)を拡縮させる。
脹ら脛用エアーバッグ(5)が膨らむと、該エアーバッグの両側部分(52)(52)が脹ら脛(91)の両側を押す。脹ら脛(91)の特徴的な形状、即ち、下部より上部が太くなっている形状と、脹ら脛用エアーバッグ(5)の両側部分(52)(52)が脹ら脛(91)の最大太さ部分よりも少し下側をより強く押圧する位置にあることにより、当該部分の肉は押し上げられ気味に両サイド側に押される。これにより前記サイドエアーバッグ(4)(41)よる押圧で脹ら脛(91)側に余分の肉が回り込でくることを阻止して、脹ら脛用エアーバッグ(5)の中央部分(51)の指圧突起(53)が脹ら脛(91)のツボに対して効果的に押圧刺激を与えることができる。
【0025】
指圧突起(53)は、脹ら脛(91)の筋肉繊維の向きに沿って縦長であり、脹ら脛(91)に傷みを感じさせることなく、より多くのツボに押圧刺激を与えることができる。
尚、指圧突起(53)の縦長さと横長さの比、5:2は、脹ら脛(91)の平均的な長さと幅、及び複数の被施療者の試験体験結果から得たものである。
【0026】
足先用ユニット(3)においては、両サイドエアバック(6)(6)の拡縮によって足先(90)にマッサージを施すことができる。
又、足先用ユニット(3)の足裏受け部(35)に指圧凸部を具えた足裏用エアーバッグ(図示せず)を設けて、足裏に押圧刺激を与えてマッサージすることができる。この場合、足裏用エアーバッグの指圧凸部の当たった特定の個所に局部的に押圧刺激を与えることができるだけで足裏の広い範囲に刺激を与えることができない。
又、足裏に対して上向きの単純な押圧刺激を与えることができるだけである。
以下の第2実施例は、足裏の前後の広い範囲に、線を描く様に押圧刺激を与えてマッサージを施すことができる点を特徴とする。
【0027】
[第2実施例(図6乃至図10)]
足先用ユニット(3)の凹み部(34)(34)の両側壁の前側開口寄りに前記サイドエアバック(6)(6)が配備される、該サイドエアバック(6)(6)は、図8に示す如く、膨らんだときに足先(90)の甲の両側を挟み付ける様に押圧する。サイドエアーバック(6)(6)が膨らむと、足先(90)には下向き及び後方へ力が加わる。
凹み部(34)(34)の後壁(33)(33)に、足首近傍を前方に押圧可能な後部エアーバッグ(61)が配備されている。
【0028】
足裏受け部(35)の扁平中空フレーム(36)内に上下に拡縮する足裏用エアーバッグ(8)を配備し、該エアーバッグの上面中央に突設した先端半球状の突起(81)をフレーム(36)に開設した孔(30)から少し臨出させている。
突起(81)は、足裏用エアーバッグ(8)より硬質であり、該エアーバッグ(8)が縮んでも殆んど変形しない。
【0029】
然して、サイドエアバック(6)(6)と後部エアーバッグ(61)を交互に膨らませると、足先(90)は前後に移動する。足裏用エアーバッグ(8)を膨らませると、該エアーバッグ(8)上の突起(81)が上昇して上向きに足裏を押圧する。
サイドエアバック(6)(6)と後部エアーバッグ(61)を交互に膨らませつつ、足裏用エアーバッグ(8)を膨らませると、前後方向に線を引く様に足裏を強く押圧することができる。
サイドエアバック(6)(6)と後部エアーバッグ(61)の膨縮のタイミングに対して、足裏用エアーバッグ(8)の拡縮のタイミングを任意に設定可能とすれば、変化に富んだ足裏への押圧刺激を、足裏の前後の広い範囲に与えることができる。
【0030】
上記第2実施例は、足裏用エアーバッグ(8)を別途設ける必要があり、コスト高を招来し、又、制御も複雑となる。
以下の第3実施例は、上記問題を解決できる点を特徴とする。
尚、第2、第3実施例において、脚用ユニット(21)は、第1実施例と同じであるが、その構成は図示せず省略している。
【0031】
[第3実施例(図11乃至図14)]
下腿用マッサージユニット(2)の足先用ユニット(3)の凹み部(34)(34)の両側壁の前側開口寄りに、第2実施例と同様にしてサイドエアーバック(6)(6)が配備されている。
第3実施例は、足先用ユニット(3)の足裏受け部(35)に足裏を押圧刺激する揺動押圧具(7)を配備したことを特徴とする。
揺動押圧具(7)は前後に長いバー体に形成され、足裏受け部(35)のフレーム(36)に開設された前後に長い長孔(37)に余裕のある状態に嵌まっている。
【0032】
揺動押圧具(7)はフレーム(36)に支持された回転支持軸(72)によって長さ中央を中心に両端が上下動する様に揺動可能に支持されている。
揺動押圧具(7)は上面の前後に凹み(73)(73)を設けることによって、上面の前後両端、及び中央部に凸部(74)(75)(76)を形成している。
揺動押圧具(7)は、標準的な足裏の大きさに対して、前端凸部(74)が被施療者のつま先から土踏まずの間に位置し、後端凸部(75)が土踏まずから踵の間に位置し、中央凸部(76)が土踏まずに対向して位置する様に足裏受け部(35)に支持されている。
前記フレーム(36)は揺動押圧具(7)の後端から後側は1段高くなっており、水平姿勢の揺動押圧具(7)の各凸部(74)(75)(76)は、フレーム(36)の高段面(39)より少し高く位置している。
フレーム(36)及び揺動押圧具(7)にはカバー(図示せず)が被さっている。
【0033】
然して、足先用ユニット(3)の凹み部(34)(34)に足先(90)を挿入し、揺動押圧具(7)に足裏を当てる。
足先用ユニット(3)のサイドエアバック(6)(6)を膨らませて、該サイドエアバックによって足先(90)の甲の両側を押すと、つま先側に下向きの力が作用する。足裏が載っている揺動押圧具(7)は回転支持軸(72)を中心に前後端は上下に揺動可能であるから、つま先がフレーム(36)の前側低段面(38)に当たるまで傾く。このとき揺動押圧具(7)の後端凸部(75)が足裏の踵側を強く押圧する
サイドエアバック(6)(6)が縮むと、足裏は踵がフレーム(36)の高段面(39)に当たるまで自重で戻り、このとき揺動押圧具(7)の前端の凸部(74)が足裏の踵側を押圧刺激する。
揺動押圧具(7)の中央凸部(76)は揺動押圧具(7)の揺動毎に土踏まず近傍を押圧刺激する。
【0034】
上記した様に、揺動押圧具(7)はサイドエアバック(6)(6)の拡縮によって、足裏のつま先側から踵側の広い範囲にマッサージ施すことができる。
又、第2実施例の様な足裏用のエアーバッグ必要しないので、製作コストを抑えることかでき、エアーバッグの制御も簡素化できる。
尚、図14の二点鎖線で示す如く、足先用ユニット(3)の凹み部(34)(34)の後壁(33)に、足首近傍を前方へ押圧する後部エアーバッグ(61)を配備することができる。踵は足首より後側に膨らんでいるから、後部エアーバッグ(61)が膨らむと、踵踵は下向きの力を受けるから、前記の如くサイドエアバック(6)(6)が膨らだ際に、揺動押圧具(7)の後端凸部(75)が上向き変位するとき、足裏の踵側の持ち上がりは防止され、より強く足裏に押圧刺激を与えることができる。
【0035】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【符号の説明】
【0036】
1 椅子型マッサージ機
2 下腿用マッサージユニット
21 脚用ユニット
3 足先用ユニット
21 サイドエアーバッグ
41 サイドエアーバッグ
5 脹ら脛用エアーバッグ
53 指圧突起
6 サイドエアバック
61 後部エアーバッグ
7 揺動押圧具
8 足裏用エアーバッグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被施療者の下腿を挿入する凹み部(28)の脹ら脛(91)に対向する壁面に、指圧突起(53)を具えた脹ら脛用エアーバッグ(5)を配備したマッサージ装置において、該指圧突起(53)は脹ら脛(91)の筋肉繊維の方向に沿う様に縦長に形成され、脹ら脛用エアーバッグ(5)の左右両側部分(52)(52)は指圧突起(53)の両側にて、脹ら脛を押しつける様に膨らむことを特徴とする、マッサージ装置。
【請求項2】
指圧突起(53)の縦横の長さの比は、略5:2である、請求項1に記載のマッサージ装置。
【請求項3】
脹ら脛用エアーバッグ(5)は、指圧突起(53)を具えた中央部分(51)と、該中央部分(51)を挟んで位置し中央部分(51)よりも前方側に大きく膨らむ両側部分(52)(52)とで構成されている、請求項1又は2に記載のマッサージ装置。
【請求項4】
凹み部(28)は前側が開口しており、凹み部の左右両壁面の該開口寄りに、脛の両側部分を左右両側から押圧するサイドエアーバッグ(4)(41)を配備している、請求項1乃至3の何れかに記載のマッサージ装置。
【請求項5】
被施療者が腰掛ける座部(12)、被施療者の背中を支える背凭れ部(13)を有し、座部(12)の前端に下腿マッサージユニット(2)が配備され、該下腿マッサージユニット(2)に請求項1乃至4の何れかに記載のマッサージ装置が設けられている、椅子型マッサージ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2011−5094(P2011−5094A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−153168(P2009−153168)
【出願日】平成21年6月29日(2009.6.29)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)三洋電機コンシューマエレクトロニクス株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】