説明

ミシン

【課題】
正確な速度調整が可能なミシンを提供する。
【解決手段】
加工布に縫い目を形成する縫製装置400(縫製手段)と、縫製を開始および停止するためのスイッチ装置300(スイッチ手段)と、加工布の縫製速度を調整する速度調整装置200(速度調整手段)と、を備え、速度調整装置200は、使用者が縫製速度を調整する速度調整ダイヤル210と、速度調整ダイヤル210とは別体に設け、速度調整ダイヤル210の回転が伝達されるロータリボリューム230(センサ手段)と、を備え、速度調整ダイヤル210に対するロータリボリューム230のギア比は1より小さい構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、縫製速度の速度調整が行えるミシンに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ミシンは縫製速度を調整するためスライドボリュームを使用したものが知られている。この様なミシンでは使用者が操作部となるスライドボリュームをスライドさせ調整することで、スライドボリュームのスライド操作によって、抵抗値が変化する構成となっており、抵抗値の変化によりミシンのモータ速度を変えて縫製速度を可変する(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−96088号公報(第1頁、図1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示されるミシンでは、スライドボリュームはミシン使用時に使用者の手で操作し易い位置に設けられ、直線的に操作できるようになっており、スライドボリュームは操作し易いよう一般的に20mm前後直線的に動き、操作することが可能である。このように速度調整をする際、操作部のスライド量に対する速度の変化量が大きくなってしまい、微調整が難しくなり、正確な速度調整が難しい。
【0005】
そこで、本発明はこのような従来の構成が有していた問題を解決するものであり、微調整し易いミシンとすること、正確な速度調整が可能なミシンとすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決するために講じた第1の手段は、加工布に縫い目を形成する縫製手段と、該縫製手段の縫製速度を調整する速度調整手段とを備え、前記速度調整手段は、縫製速度を調整する速度調整ダイヤルと、該速度調整ダイヤルと別体に設けられ、前記速度調整ダイヤルの回転が伝達され、前記速度調整ダイヤルの回転を検出するセンサ手段とを有し、前記速度調整ダイヤルに対する前記センサ手段との回転比は1より小さい構成とした。
【0007】
この場合、前記速度調整手段は、前記センサ手段から前記速度調整ダイヤルの回転信号に基づいて縫製速度を制御する制御手段を備え、該制御手段は、速度切り替え手段により縫製速度の制御パターンの変更が行えると良い。
【0008】
また、前記速度調整ダイヤルは、前記縫製手段を支持するアーム部の下方から突出すると良い。
【0009】
更に、前記センサ手段は、速度レベル表示部が設けられ、前記アーム部に設けられた速度レベル表示窓部から前記速度レベル表示部が表示されると良い。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、速度調整手段は速度調整ダイヤルとセンサ手段を別体に備え、速度調整ダイヤルに対するセンサ手段との回転比は1より小さい。このことから、縫製速度を合わせるための速度調整ダイヤルの操作量が増え、速度レベルの調整範囲が従来よりも広がり、緩やかな速度変化となる。このため、微調整も可能であり、使用者にとって使い勝手の良い速度調整ができる。また、調整ダイヤルに1回転以上の操作量を与えても、速度レベル表示部は正確に速度を表示することができる。また、操作部がダイヤルであるため、従来のスライド式のものと比べ、正確な速度調整ができ、使用者の操作性が向上する。
【0011】
また、制御切り替え手段を備えることで制御パターンを切り替えが容易にでき、使用者の好みに合わせた速度制御が可能になる。
【0012】
更に、速度調整ダイヤルは、ミシンのアーム部の下方から速度調整ダイヤルの一部が突出し、加工布を縫製する箇所から近い位置にあるため、裁縫中において、容易に指先で速度調整ダイヤルの側面をまわして速度調整が行える。また、操作部がダイヤル式なので、従来技術のスライド式と比べ、速度調整を行っても、操作部は一定の位置にある。このため、目線を変えることなく速度調整ダイヤルによる速度調整ができ操作性が向上する。
【0013】
また、速度レベル表示窓部はミシンの外郭に設けられているので、電機・電子部品を使用せず、安価な構成の速度レベル表示機能を提供できる。また、窓部を通して現在の速度レベルを目視できるので、使用者の意図に沿った操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態におけるミシンの正面図である。
【図2】図1に示す速度調整装置の構成を示す裏面から見た斜視図である。
【図3】図2に示すロータリボリュームの取付けを示す斜視図である。
【図4】ロータリボリューム側の歯車の正面図である。
【図5】ロータリボリューム側の歯車の裏面から見た斜視図である。
【図6】ミシンの縫製速度の制御を示すブロック図である。
【図7】本発明の第1実施形態におけるミシンに採用されるダイヤル操作量と縫い速度との関係を示す制御パターンのグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明のミシン100構成を示す正面図である。ミシン100は主としてベッド部102とベッド部102に支持された脚柱部103と、脚柱部103の上方からベッド部102に対して平行且つ対向して設けられたアーム部101と、アーム部101の自由端となった一方に設けられた頭部104とを備えている。更に、ミシン100は縫い速度を調整する速度調整装置(速度調整手段)200と、起動/停止を行うスイッチ(スイッチ手段)300と、加工布に対して縫製を行う縫製装置(縫製手段)400とを備えている。
【0017】
速度調整装置200は、操作方法の簡便化を図るため、速度調整ダイヤル210をミシン100のアーム部101と頭部104との間の位置且つ加工布を押さえるベッド部102の上方に設けてられている。縫い速度を調整する速度調整ダイヤル210は、使用者が操作し易いようにアーム部101の下方に設けられ、下方の一部が突出するよう設けられている。速度レベル表示窓部110は、速度調整ダイヤル210を回転させた場合に、設定した速度レベルを窓部から通して使用者に対して表示するものであり、速度調整ダイヤル210の表面には使用者が指で操作する円弧状の凹部211が設けられている。
【0018】
図2は、図1に示す速度調整装置200の構成を説明するために、裏面から見た場合の説明用の斜視図である。この図では理解を容易にするため、ミシン100のアーム部101のハウジングは省略している。速度調整装置200は、歯車220を備えた速度調整ダイヤル210と、歯車240を備えたロータリボリューム230とを備え、それぞれの歯車220,240の噛合により、速度調整ダイヤル210の回転が歯車240と同軸に配設される図3に示すロータリボリューム230に伝達される構成となっており、歯車240と歯車240と一体で回転するロータリボリューム230はセンサ手段として機能する。ダイヤル側歯車220の回転量をロータリボリューム側歯車240の回転量より多くするため、ダイヤル側歯車220に対するロータリボリューム側歯車240のギア比(回転比)を1より小さく構成している。尚、本実施形態においては、歯車220,240のギア比を1.5:1としている。本実施形態では、両者の噛合により一方の回転を他方へと伝達する構成としたが、プーリを設けてベルト等により回転を伝達する構成としても良い。
【0019】
この場合、速度調整ダイヤル側の歯車220とロータリボリューム側の歯車240は、枠状となったアーム部101の裏面に取り付けられるベース260に対して一方の側に回転自在に取り付けられる。速度調整ダイヤル210と速度調整ダイヤル側の歯車220は、速度調整ダイヤル210の先端に設けられた嵌合爪212とダイヤル側歯車220の内側に一体で設けられたの嵌合爪221とが嵌合し、速度調整ダイヤル210とダイヤル側歯車220は一体回転する。
【0020】
ベース260は、ミシン100のアーム部101のハウジング裏面に取り付ける取付け用ボス261およびロータリボリューム230を備えた基板250を取り付ける取付け用ボス262とを備えている。歯車240の内径に周方向において所定範囲で凹部が形成されており、ロータリボリューム側の歯車240の回転範囲を規制する凸部263をベース260は一体で備えており、歯車240が所定範囲でしか回転しない構成となっている。
【0021】
図3は、図2に示されるロータリボリューム230の構成を基板250の表面から見た斜視図である。ロータリボリューム230は、歯車240の回転が伝達される回転軸231が基板250の中央に設けられており、歯車240と一体回転するように構成されているので、歯車240の回転によりロータリボルーム内部に設けられた図示しない抵抗の抵抗値が変化するよう設けられている。本実施形態では、抵抗値が最低値(Rmin)から最高値(Rmax)まで1回転以内で変化するロータリボリュームを使用しているが、歯車240の回転の量を検出して、図6に示すCPU(制御手段)280に抵抗値または電圧などの信号が入力されるものであれば良い。基板250は電気配線が設けられており、ベース260に取り付けられる取付け穴251を2箇所のコーナー部に有し、図2に示すようにネジ270によって、ベース260に固定されている。
【0022】
図4は、ロータリボリューム230に取り付けられるロータリボリューム側歯車240の形状を示す正面図である。歯車240は樹脂より成り、表面に速度レベル表示部241を有する。速度レベル表示部241は、0〜10までの数字が周方向に等間隔で設けられていると共に、この0〜10までの数字の内径側には同じく周方向に幅が徐々に広くなった速度表示帯が周方向方向にて等間隔の範囲で一体に設けられている。本実施例では、速度レベルの変化がわかりやすいように、数字と速度表示帯の目盛りを併せて表示しているが、視覚的に速度レベルの変化が使用者にとって容易に認識できるものであれば良い。歯車240の中心には、数字の「8」が示された側に凸形状を有する円弧状の軸嵌合孔244が設けられ、軸嵌合孔244に回転軸231(図3)の先端部が嵌合する構成となっている。
【0023】
図5は、歯車240の裏面から見た場合の形状を示す斜視図である。歯車240の一方の側に設けられる回転範囲規制リブ242は、図2に示されるベース260に一体で形成された回転範囲規制する凸部263により、歯車240の回転がロータリボリューム230の許容回転範囲を超えることを防止する。歯車240は、裏面の中央がボス形状となっており、ボス形状の部分に等間隔で設けられた4つの取付け爪243が形成されており、によって、ベース260に対して位置決めされて回転自在に取り付けられる。
【0024】
図6は、ミシン100の縫製速度を決めるブロック図である。本実施形態におけるミシン100は使用者がアーム部101の下方から一部突出する速度調整ダイヤル210の凹部211を右手の人差し指にて操作すると、速度調整ダイヤル210の回転が噛合する歯車240に伝達される。その結果、歯車240と同軸に設けられたロータリボリューム230に回転が伝達され同期して回転する。そして、その回転信号がCPU280に歯車240の位置に応じた信号(抵抗値の変化による電圧)が入力されて、図6に示す速度変化機構290により縫製速度が可変設定される。また、速度切り替え手段281は、制御を司るCPU280に各パターンの信号を送り、速度変化機構290を駆動することにより縫製装置400を制御して、縫い針や加工布を送るベース部102に設けられる図示しない送り機構の送り速度を同期させ、縫い針の縫製速度を制御する。
【0025】
図7は、速度切り替え手段281の制御パターンの一例、即ち、ダイヤル操作量と縫い速度との関係を示すグラフである。速度切り替え手段281は、ダイヤル操作量に対して縫い速度を直線的に変化させたり(パターン1)、ダイヤル操作量が小さい場合には縫い速度を押さえ、大きくなると縫い速度を増加させたり(パターン2)、ダイヤル操作量が小さい場合と大きい場合で縫い速度を大きく変化させたり(パターン3)、ダイヤル操作量が一定以上になると縫い速度があまり変化しない上限リミッタが設定される(パターン4)ように設定することができ、これは制御手段であるCPU280に対し図示しない制御回路に設けられたディップスイッチの状態によりRAMに記憶されたパターン情報が読み込まれて、変更が行えるようになっている。この場合、ミシン100のアーム部101に設置された別途、専用スイッチを備えても良い。また、どのパターンを選択したかは、LCD等で使用者に対して表示させることも可能である。
【0026】
上記したように本実施形態では、パターン1(通常)、パターン2(低速重視)、パターン3(中速重視)、パターン4(高速重視)の4パターンに区分けされれているが、この限りではない。パターン1(通常)は、速度調整ダイヤル210操作量と共に縫製速度は比例的に変化し、パターン2(低速重視)は、超低速から低速までの縫い速度の立ち上がりを緩やかにしている。同様に、パターン3(中速重視)では、低速から中速までを制御し、パターン4(高速重視)では、中速から高速までを制御している。
【0027】
以下、本実施形態におけるミシン100の動作について説明する。
【0028】
上記した構成において、ミシン100は、スイッチ300のON/OFF操作により縫製装置400を起動/停止させ、速度調整装置200より縫製速度が変更されるようになっている。速度調整装置200は、速度調整ダイヤル210の凹部211を使用者は右手の人差し指で回転させると、速度調整ダイヤル210に取り付けられた図2に示す歯車220が回転する。歯車220の回転は、歯車220に噛合する歯車240に伝達され、その結果、歯車240の軸嵌合孔244に取り付けられたロータリボリューム230に回転が伝達される。
【0029】
この場合、歯車220は、ロータリボリューム側の歯車240に対するギア比が1より小さいため、ロータリボリューム230の回転角度に対して速度調整ダイヤル210の回転角度が増える。ロータリボリューム230に伝達された回転量は、ロータリボリューム内部の抵抗値が変化してCPU280に入力され、縫製速度を変更する。また、CPU280は、速度切り替え装置281により、各パターンに応じた信号により縫製速度の制御パターンを変更することが可能である。
【0030】
また、歯車240の表面に設けられた速度レベル表示部241の帯状表示と速度レベルを示す数字は、ミシン100のアーム部101に設けられた速度レベル表示窓部110を介して使用者が認識できるようになっている。
【0031】
以下、本実施形態の効果について説明する。
【0032】
上記の動作において、速度調整装置200は速度調整ダイヤル210とロータリボリューム230を別体に備え、速度調整ダイヤル210に対するロータリボリューム230とのギア比は1より小さいため、縫製速度を合わせるための速度調整ダイヤル210の操作量が増え、速度レベルの調整範囲が拡がり、緩やかな速度変化となる。このため、縫製速度の微調整ができ、使用者にとって使い勝手の良い速度調整ができる。また、操作部となる速度調整ダイヤル210がダイヤル式であるため、従来のスライド式の速度調整を行うものに比べ、正確且つ微妙な速度調整ができ操作性が向上する。
【0033】
また、速度切り替え装置281の縫い速度のパターン変更により簡単な方法で速度制御を替えることが可能になる。パターン1(通常)では、速度調整ダイヤル210操作量と共に縫製速度は比例的に変化する。パターン2(低速重視)では、超低速から低速まで縫い速度の立ち上がりを緩やかにし速度調整ダイヤル210の操作量を増やすことで、低速を多用する使用者が速度調整をしやすいように制御にしている。同様に、パターン3(中速重視)では、低速から中速までを制御し、パターン4(高速重視)では、中速から高速までを制御し、初心者から熟練者まで様々な使用者の速度調整の要求を満たすことができる。
【0034】
また、速度調整ダイヤル210の一部がミシン100のアーム部101の下方から突出し、加工布を縫製するベッド部102に対応する位置にて突出しているため、裁縫中において、使用中に容易に右手の人差し指等の指先でダイヤル側面をまわして速度調整ができる。この場合、ダイヤル式なので、従来のスライド式と比べ、速度調整を行っても、操作部は一定の位置にある。このため、使用者は目線を変えることなく速度調整ができ、操作性が向上する。また、速度調整ダイヤル210の表面に凹部211を設けることにより、速度調整ダイヤル210を掴んで速度調整する方法に加え、凹部211に指を入れて速度調整する方法、そして、縫製作業を途中で止めることなく指先でダイヤル側面をまわして速度調整することができ、使用者の使用状況に応じた操作が可能になる。
【0035】
また、歯車240の表面に設けられた速度レベル表示部241は、ミシン100のアーム部101に設けられた速度レベル表示窓部110を通して表示される。このため、電機・電子部品を使用せず、安価な構成の速度レベル表示機能が使用者に提供できる。また、速度調整装置200はミシン100のアーム部101に設けられ、ベッド部102の上方に位置するため、速度調整をする際に速度レベルがすぐに確認でき、使用者の操作性が向上する。
【符号の説明】
【0036】
100・・・ミシン
101・・・アーム部
102・・・ベース部
103・・・脚柱部
110・・・速度レベル表示窓
200・・・速度調整装置(速度調整手段)
210・・・速度調整ダイヤル
230・・・ロータリボリューム(センサ手段)
240・・・ロータリボユーム側歯車(歯車)
241・・・速度レベル表示部
280・・・CPU(制御手段)
281・・・速度切り替え装置(速度切り替え手段)
300・・・スイッチ(スイッチ手段)
400・・・縫製装置(縫製手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加工布に縫い目を形成する縫製手段と、
該縫製手段の縫製速度を調整する速度調整手段とを備え、
前記速度調整手段は、縫製速度を調整する速度調整ダイヤルと、該速度調整ダイヤルと別体に設けられ、前記速度調整ダイヤルの回転が伝達され、前記速度調整ダイヤルの回転を検出するセンサ手段とを有し、
前記速度調整ダイヤルに対する前記センサ手段の回転比は1より小さいことを特徴とするミシン。
【請求項2】
前記速度調整手段は、前記センサ手段から前記速度調整ダイヤルの回転信号に基づいて縫製速度を制御する制御手段を備え、
該制御手段は、速度切り替え手段により縫製速度の制御パターンの変更が行えることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
【請求項3】
前記速度調整ダイヤルは、前記縫製手段を支持するアーム部の下方から突出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のミシン。
【請求項4】
前記センサ手段は、速度レベル表示部が設けられ、前記アーム部に設けられた速度レベル表示窓部から前記速度レベル表示部が表示されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のミシン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−30642(P2011−30642A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−177804(P2009−177804)
【出願日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【出願人】(000000011)アイシン精機株式会社 (5,421)
【Fターム(参考)】