説明

メッシュ型データ・ネットワークのデータ管理システム、ノード、及びコンピュータ・プログラム製品

【課題】メッシュ型データ・ネットワークでのデータ管理システムを提供する。
【解決手段】システムでは、複数のノード300の各々が、トリガー事象324が生じたときにデータを収集し、該収集したデータ314を報告用データ・パケット310に挿入し、該報告用データ・パケット310をメッシュ型データ・ネットワーク内の上流のノード300へ送る。報告用ノード300が下流のノード300と通信している場合、報告用ノードはまた、受け取った下流データ334を前記報告用データ・パケット310に挿入して、該報告用ノード300が動作しているメッシュ型データ・ネットワーク内の一分枝からの全てのデータが、前記報告用データ・パケット310中に含まれるようにすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本書の開示内容は、一般的に云えば、データ・ネットワークに関し、またいわゆる「スマートグリッド」ハードウエア、ソフトウエア、及び配電用装置に関するものであり、更に詳しく述べると、メッシュ型データ・ネットワーク具現化手段及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
メッシュ型データ・ネットワークは、ルータ又は収集点のようなネットワーク起点から遠い方にあるノード(node)が、ルータ又は収集点に近い方にあるノードへ報告するようなトポロジイ(接続形態)を採用している。1つのレベルのノードがネットワーク起点へ直接報告し、また遠い方すなわち下流のノードが近い方すなわち上流のノードを介してネットワーク起点へ報告する。このようなトポロジイは、特定のノードがネットワーク起点へ情報を報告し又は起点から情報を受け取るために通信しなければならない距離を短縮する。距離の短縮は、通信媒体として無線周波又はマイクロ波のような電磁波を用いるネットワークにおいて所要電力を低減する。更に、信号は、伝播する距離が短くなるので、干渉などによって崩壊する可能性が小さくなる。
【0003】
メッシュ型データ・ネットワークは屡々、電力分配網、特にいわゆる「スマートグリッド」電力分配網に用いられている。典型的には、電力分配網は、マスターステーション、送電線路/送電網、サブステーション、配電線路/配電網、及び需要家を含む。高電圧及び中電圧配電網におけるサブステーションは、電気ケーブル、線路、母線バー、スイッチ、電力変圧器及び計器用変成器のような様々な一次装置を含むことができ、これらは典型的にはスイッチ・ヤード(yard)及び/又はベイ(bay) 内に配列される、。一次装置は、サブステーション自動化(SA)システムを用いて自動化することができ、また該システムは、マイクロプロセッサをベースとしたプログラム可能な二次装置(これは、一般に「インテリジェント電子装置(IED)」と呼ばれている)を使用することができる。IEDは、一次装置を保護し、制御し及び監視する。SAシステムは、一般に、装置同士の間及び/又はサブステーションと外部装置(例えば、制御センタ、遠隔のオペレータ及び/又は他のサブステーションなど)との間の通信を可能にする通信設備(例えば、イーサーネット・ネットワークなど)を含む。
【0004】
このような電力分配網内の多数のレベルでメッシュ型データ・ネットワークを用いることが可能である。例えば、サブステーションは、サブステーション内のIED、センサ及び/又は他の装置からデータを受け取るメッシュ型データ・ネットワークを用いることが可能である。更に、サブステーション自体は、電力分配網の複数のサブステーション及び他の構成要素をそれぞれノードとして含む相対的に高いレベルのメッシュ型データ・ネットワークの中の1つのノードとすることが可能である。しかしながら、メッシュ型データ・ネットワーク中のノードの数が増加するにつれて、データ収集及び報告によるデータ通信量が過大になり、その結果、パケットの衝突が生じ且つ多分にデータ損失が生じる虞がある。
【0005】
電力分配網におけるメッシュ型データ・ネットワークの実施の一例は自動的電力使用量報告である。このような実施においては、電力会社がエンドユーザーに使用した電力についての料金請求を行えるように、電力会社によってエンドユーザーの場所に設置した需要電力計に、無線周波数を用いて測定値を報告するように指令することができる。この指令は、典型的には、中央データ収集装置によって発信され、また収集装置と電力計との間の様々な装置によって中継することができる。それらの中継装置は用途によっては他の電力計であってよく、またそれらの全てはメッシュ型データ・ネットワークにおけるノードである。しかしながら、現在の無線トランシーバ技術では送信と受信を同時に行うことができないので、指令及び/又はメッシュ型データ・ネットワーク中の他のノードからの他の信号を「聴く」ために、ノードが送信を停止する時間を予め取り決めていなければならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許第7561062号
【発明の概要】
【0007】
本書に開示した本発明の実施形態は、メッシュ型データ・ネットワークのノードの形態を取ることができ、当該ノードは、所定のトリガー事象について監視を行い且つ第1の所定のトリガー事象に応答して報告用データを収集するように構成設定されたコンピュータ・システムを持ち、また当該該ノードは報告用ノードになる。コンピュータ・システムは、下流のノードから下流データを受け取ったかどうか決定する。下流データを受け取ったことに応答して、当該ノードのコンピュータ・システムは、下流データを、受け取った下流データに応じた報告用データと組み合わせ、また少なくとも報告用データを、報告用データ・パケットの報告用ペイロード部分の中に挿入する。報告用データ・パケットは、報告用ノードの上流にある別のノードへ送られる。
【0008】
別の実施形態は、メッシュ型データ・ネットワークにおけるデータ管理のためのコンピュータ・プログラム製品であり、該メッシュ型データ・ネットワークは、コンピュータ・プログラム製品を実行するように構成された演算装置を持つ少なくとも1つのノードを含む。コンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ読取り可能な記憶媒体上に格納されたコンピュータ実行可能なプログラム・コードの形態の命令を有し、該命令は、コンピュータ・プログラム製品を実行する各々のノードが、所定のトリガー事象について監視を行い、且つ第1の所定のトリガー事象に応答して報告用データを収集して、報告用ノードとなるように、当該各々のノードを構成設定する。コンピュータ・プログラム製品はまた、前記ノードが前記報告用データと前記報告用ノードによって受け取った任意の下流データとを報告用データ・パケットの報告用ペイロード部分に挿入して、該報告用データ・パケットを前記報告用ノードの上流にある別のノードへ送るように、前記ノードを構成設定する。
【0009】
別の実施形態は、メッシュ型データ・ネットワークの複数のノードを有するメッシュ型データ・ネットワーク管理システムであり、前記複数のノードの各々はそれぞれの制御装置を含み、該制御装置は、所定のトリガー事象について監視を行い、第1の所定のトリガー事象に応答して報告用データを収集し、また下流のノードが報告用ノードと通信関係にあることに応答して、複数のノードの内の下流のノードから下流データを受け取るように構成設定される。本システムは、各報告用ノードに、前記報告用データと前記報告用ノードによって受け取った任意の下流データとを報告用データ・パケットの報告用ペイロード部分に挿入させて、該報告用データ・パケットを前記報告用ノードの上流にある別のノードへ送らせる。
【0010】
本発明の他の面では、本書で述べた行為の幾分か又は全てを含み及び/又は具現化するような、方法、システム、プログラム製品、並びにそれらの各々を使用し及び生成する方法を提供する。本発明の例示する面は、本書で述べた問題の1つ以上及び/又は議論していない1つ以上の他の問題を解決するように設計される。
【0011】
開示内容のこれらの及び他の特徴は、本発明の様々な面を図示する添付の図面を参照した、本発明の様々な面についての下記の詳しい説明から一層容易に理解されよう。
【0012】
ここで、図面は縮尺通りになっていないことに留意されたい。図面は本発明の典型的な面のみを示そうとしたものであり、従って、本発明の範囲を制限するものとして考えるべきではない。図面において、同様な参照数字は同様な要素を表す。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本発明の実施形態を用いることのできる電力分配網の概略図である。
【図2】図2は、本発明の実施形態を用いることのできるメッシュ型データ・ネットワークの概要図である。
【図3】図3は、本発明の実施形態に従ったデータ・パケットの生成図である。
【図4】図4は、本発明の実施形態に従った方法の流れ図である。
【図5】図5は、本発明の実施形態を用いることのできるコンピュータ・システムを含む環境の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下の詳細な記載では、例として図面を参照しながら、本発明の実施形態を、利点及び特徴と共に説明する。前に述べたように、本発明の様々な面は、メッシュ型データ・ネットワークに使用するためのシステム、方法、及びコンピュータ記憶装置製品を提供することである。本書で用いる用語「組」は、特に明記されていない限り、1つ以上(すなわち、少なくとも1つ)を意味し、また、「任意の問題解決手法(solution)」は、任意の既知の又は将来明らかになる問題解決手法を意味する。同様に、要素が単数で記述され及び/又は表されている場合、特に明記されていない限り、このような素子が複数含まれることを認識されたい。従って、数を明記していない表現は、一般的に、特許請求の範囲を含めて、本願全体を通じて、「少なくとも1つ」を意味する。
【0015】
添付の図面について説明すると、図1は、電力発生及び分配網100の概略図を示し、この場合、マスターステーション110を送電網120に接続することができ、また送電網120は高圧電力線路を含むことができる。送電網120には送電需要家130を接続することができ、また少なくとも1つのサブステーション140が送電線路120から電力を取り出して、配電線路180を介して分岐送電需要家150、一次需要家160、及び/又は二次需要家170へ送る。必要に応じて分配網100によって分配される電力を供給するために、1つ以上の電源190をマスターステーション110によって分配網100へ接続することができる。
【0016】
マスターステーション110は、実施形態では、電力分配網構成要素を制御するように配置された少なくとも1つの演算装置112を含み、該制御には、電源190を送電網120に接続し又はそれから切断することが含まれる。更に、演算装置112は、実施形態では、電力分配網100の電力需要に電力供給をより緊密に整合させるために、適切であるように又は所望通りになるように、(例えば、石炭/ガス火力発電所、太陽光発電所、水力発電所、燃料電池電力貯蔵設備、及び他の電源のような)電源190を始動し及び/又は停止させることができる。演算装置112は、電力分配網100の構成要素及び/又は電源190と通信するために1つ以上の通信設備114を用いることができる。通信設備114には、例えば、イーサーネットをベースとした通信を用いることができる。
【0017】
図2は、本発明の実施形態を用いることのできるメッシュ型データ・ネットワーク200の概要図である。図1に示されているような電力分配網は、演算装置(1つ又は複数)112を含んでいて、演算装置(1つ又は複数)112と通信する電力分配網100の様々な装置が、それぞれノードと見なされるので、メッシュ型データ・ネットワークを含んでいる又はメッシュ型データ・ネットワークであると見なすことができる。図2に示されているように、メッシュ型データ・ネットワーク200は、ネットワーク起点210を含むと共に、通信設備215(例えば、コンピュータ・ネットワーク、無線周波又は他の電磁放射利用の通信、インターネット、又は他の適当な通信システム(1つ又は複数))を介してネットワーク起点210と通信する第1の親ノード220を含む。ネットワーク起点210は、ルータ、スイッチ、ハブ、又は他の適当なネットワーク装置であってよく、また実施形態によっては親ノードと見なすことができる。第1の親ノード220は少なくとも1つの第1の子ノード230をネットワーク起点210と連結して、例えば、収集点として作用すること、及び/又は第1の子ノード230とネットワーク起点210との間でメッセージを中継することができる。第1の子ノード230は、メッシュ型データ・ネットワーク200のトポロジイにおいてネットワーク起点210から遠くの方にあるので、第1の親ノード220の「下流」にあると表すことができる。また、第1の親ノード22は、ネットワーク起点210に近い方にあるので、第1の子ノード230の「上流」にあると表すことができる。メッシュ型データ・ネットワーク200は複数の第1の子ノード230を含むことができ、各々の第1の子ノード230は1つ以上の第2の子ノード240に対して親ノードとして作用することができ、各々の第2の子ノード240は第3の子ノード250に対して親ノードとして作用することができると云う風に、ユーザーの目標を達成するのに適切な及び/又は必要な数の層及び/又は分枝まで続く。親ノードは、該親ノードに直接に又は中間のノードを介して接続された下流のノードのための収集点として作用することができる。従って、実施形態によっては、メッシュ型データ・ネットワークのノード220乃至250の各々は、親ノード、子ノード、及び/又は収集点として作用することができる。メッシュ型データ・ネットワーク200の一部分の中のネットワーク起点210から最も遠い及び/又は少なくとも1つの子ノードも存在しないノードは、葉(leaf)ノード及び/又は端末ノードと呼ぶことができる。
【0018】
図3には、メッシュ型データ・ネットワーク200の1つのノード300が親ノードとして且つ子ノードとして概略的に示されており、該ノードは、以下にに説明するように、メッシュ型データ・ネットワーク200の任意のノードを表すことができる。メッシュ型データ・ネットワーク200の各々のノード300は、葉ノード、子ノード、及び/又は親ノードであるかに拘わらず、それ自身についてのデータ314を収集して報告用データ・パケット310を生成又は作成することができる。例えば、メッシュ型データ・ネットワーク200が自動電力計をノードとして含んでいる場合、ノード300は電力使用量データをデータ314の一部として収集することができ、しかし、他のデータも自動電力計によって収集して報告することが可能である。収集することが可能である他の種類のデータ314には、障害の報告、構成設定情報、環境情報、及び/又は特定のメッシュ型データ・ネットワークの特定のノード(1つ又は複数)に取って望ましい及び/又は適切であるような他の種類の情報が含まれる。
【0019】
報告用データ・パケット310は少なくとも報告用ペイロード部分312を含み、その中にはノードが親/上流のノード(これは、ネットワーク起点210を含むことができる)へ転送するために報告用データ314を挿入することができる。実施形態によっては、媒体アクセス制御装置(MAC)320を用いることにより、報告用ペイロード部分312及び報告用オーバーヘッド部分318を持つ報告用データ・パケット310を生成することができる。該報告用オーバーヘッド部分318は、報告用データ・パケット310、その供給元、その宛先、及び/又は他の適切な基準について、アドレス指定及び/又は他の情報を含む。MACはこの例で用いられる一種類の制御装置又はプロトコルとして認めることができるが、要望されるような及び/又は様々な実施形態の範囲内で適切であるような他の制御装置及び/又はプロトコルを用いることができる。
【0020】
ノード300が親ノードとして作用する場合、ノード300は、それぞれの下流ペイロード部分332を含む下流データ・パケット330を受け取ることができ、該ペイロード部分332には下流データ334を挿入することができる。実施形態によっては、特に各ノードにMACが用いられる場合、下流のパケット330は、報告用オーバーヘッド部分318と同様な情報を持つ下流のオーバーヘッド部分338を含むことができる。下流データ・パケット330は、メッシュ型データ・ネットワーク200の一分枝の中の各々の更に下流のノードについての追加のノード・データ335、336を担持することができ、該各々の更に下流のノードからは下流データ・パケット330が送られ、これはそれぞれの分枝の葉ノードに至るまで送られ、該葉ノードからも下流パケット330が到達する。実施形態によっては、MAC320は、下流ペイロード部分332からのデータを報告用データ314と組み合わせて、該組み合わせたデータを報告用データ・パケット310の報告用ペイロード部分312に挿入することができる。このようにして、報告用ペイロード部分312は、報告用データ314と、受け取ったペイロード部分332中にある様々な下流のノードからのデータと含み、これらの下流のノードからのデータは全て上流の報告用データ・パケット310の中にへ送り込まれている。下流データ334及び報告用データ314は、上流のノード及び/又は収集点が使用のために該データを抽出することができるような任意の適当な態様で、組み合わせることができる。例えば、データは連結させることができ、並びに/又は報告用データ314は受け取ったデータ334に付加することができ、並びに/又は受け取ったデータ334は報告用データ314に付加することができ、並びに/又は現在の及び受け取ったデータ314,334は、符号化及び/又は圧縮技術を用いて組み合わせることができる。
【0021】
所定のトリガー事象により、ノードがそのデータを収集し及び/又は上流へ送る時を決定することができる。例えば、図3を参照して説明すると、ノード300のMAC320は、トリガー事象コード及び/又はデータ324を格納することのできるメモリ又は他の記憶装置322を含むことができる。この代わりに、トリガー事象コード及び/又はデータ324はMAC320の外部に格納することができ、また、このような目的のためにMAC320を使用するよりもむしろ別の装置によりトリガー事象を取り扱うことができる。トリガー事象としては、所定の期間が経過したこと、所定数の下流データ・パケットをそれぞれの下流のノードから受け取ったこと、或いは様々な実施形態の範囲内で要望され及び/又は適切であるような他の事象を挙げることができる。例えば、環境状態、ネットワーク・トポロジイ、電力需要などの変化、並びに/又は別の適当な事象、基準及び/又は変数の変化を、トリガー事象として用いることが可能である。更に、或るノードにおける所定のトリガー事象に優先順位を付けて、例えば、1つの事象が生じた場合に、ノードが、別の事象が生じるまでデータを収集し及び/又は上流へ送るのを待つようにすることができる。優先順位付けは、それに加えて又はその代わりに、1つの事象が生じたときに、追加のトリガー事象が生じたかどうかに拘わらず、ノードがデータを収集し及び/又は上流へ送ることを要求することができる。例えば、親ノードは、実施形態によっては、所定の期間が経過したかどうかに拘わらず、全ての下流の子ノードからデータを受け取ったときに、データを収集し及び/又は上流へ送るように構成することができ、並びに/或いは、どれくらい多数の子ノードがデータを送ったかどうかに拘わらず、所定の期間が経過したときに、データを収集し及び/又は送るように構成することができる。
【0022】
図4について説明すると、本発明の実施形態に従った方法400における処理を概略して示す。本方法はブロック402で開始して、ノードが(所定の期間が経過したこと及び所定量の下流データを受け取ったことのような)トリガー事象について監視する(ブロック404)。トリガー事象が生じたかどうか調べるために検査を行う(ブロック406)。何らトリガー事象が生じていなかった場合、監視を続ける(ブロック404へ戻る)。トリガー事象が生じていた場合、報告用データを収集し(ブロック408)、次いで、下流データを受け取ったかどうか調べるために検査を行う(ブロック410)。何ら下流データを受け取っていなかった場合、報告用データを含む報告用データ・パケットを生成又は作成して(ブロック412)、上流へ送る(ブロック414)。この時点で、方法は監視(ブロック404)へ戻るか又は停止する(ブロック416)ことができる。ブロック410において下流データを受け取ったと判定された場合、現在のデータと下流データとを組み合わせて(ブロック418)、それらを用いて報告用データ・パケット(ブロック412)を作成し、前に述べたように上流へ送る(ブロック414)。ここに示した流れ図は単なる一例に過ぎず、この流れ図又はその中に示した様々な段階(又は動作)に対して多数の変形を、本発明の精神から逸脱せずに行うことができる。例えば、様々な段階は異なる順序で遂行することができ、或いは様々な段階に対して付加、削除又は修正を行うことができる。これらの変形の全ては、特許請求の範囲に記載の本発明の一部と考えられる。
【0023】
次に、図5について説明すると、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理コンピュータ・プログラム製品についての例示の環境500を、本発明の一実施形態に従って概略的に示す。これに関して、環境500は、メッシュ型データ・ネットワーク200の一部とすることのできるMAC又は他の演算装置のようなコンピュータ・システム510を含み、該コンピュータ・システム510は、様々な実施形態に従ったメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理方法を実行するために本書に述べた処理を遂行することができる。詳しく述べると、図示のコンピュータ・システム510は、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520を含み、該プログラム520は、前に述べた一実施形態のメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理方法のような、本書に述べた処理を遂行することによって、メッシュ型データ・ネットワークにおけるデータを管理するように、コンピュータ・システム510を動作させる。
【0024】
図示のコンピュータ・システム510は、処理コンポーネント又はユニット(PU)512(例えば、1つ以上のプロセッサ)、入出力(I/O)コンポーネント514(例えば、1つ以上のI/Oインターフェース及び/又は装置)、記憶コンポーネント516(例えば、記憶階層)、及び通信路517を含む。一般に、処理コンポーネント512は、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520のようなプログラム・コードを実行する。データ管理プログラム520は、1つ以上のコンピュータ読取り可能な記憶媒体又は装置を含むことのできる記憶コンポーネント516の中に少なくとも部分的に固定される。処理コンポーネント512は、プログラム・コードを実行しながら、データを処理することができ、その結果、変換されたデータを、更に処理するために記憶コンポーネント516及び/又はI/Oコンポーネント514から読み出し又はそれらへ書き込むことができる。通信路517は、コンピュータ・システム510内の各々のコンポーネントの間に通信リンクを提供する。I/O コンポーネント514は、任意の種類の通信リンクを用いてシステム・ユーザーがコンピュータ・システム510と通信できるようにするために、人間のユーザーとコンピュータ・システム510及び/又は1つ以上の通信装置との相互作用を可能にする1つ以上の人間I/O装置を有することができる。実施形態によっては、ネットワーク形成ハードウエア/ソフトウエアのような通信設備530により、ノードに設けられている演算装置510が該ノードの中及び外にある他の装置と通信することができる。これに関して、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520は、人及び/又はシステム・ユーザーがメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520と相互作用できるようにする一組のインターフェース(例えば、グラフィカル・ユーザー・インターフェース(1つ又は複数)、アプリケーション・プログラム、インターフェース、及び/又は同様なもの)を管理することができる。更に、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520は、任意の問題解決手法を用いて、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理データ518のようなデータを管理する(例えば、格納し、検索し、作成し、操作し、編成し、提供すること等を行う)ことができる。
【0025】
コンピュータ・システム510は、それにインストールされたメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520のようなプログラム・コードを実行する能力のある1つ以上の汎用コンピューティング製品(例えば、演算装置)を有することができる。本書で用いられる用語「プログラム・コード」は、理解されるように、任意の言語、コード又は表記で記述した任意の一群の命令を意味し、該一群の命令は、演算装置が、直接に、或いは次の(イ)別の言語、コード又は表記への変換、(ロ)異なる材料形態での再生、及び/又は(ハ)解凍の内の任意の組合せの後に、特定の行為を遂行する情報処理能力を持つように作用する。更に、コンピュータ・コードは、オブジェクト・コード、ソース・コード、及び/又は実行可能なコードを含むことができ、また少なくとも1つのコンピュータ読取り可能な媒体上にあるときコンピュータ・プログラム製品の一部を形成することができる。理解されるように、用語「コンピュータ読取り可能な媒体」は、それからプログラム・コードのコピーを演算装置によって読み取り、再生し、又は別の方法で伝送することのできる1つ以上の任意の種類の有形の表現媒体(現在知られている又は将来開発されるもの)を有することができる。例えば、コンピュータ読取り可能な媒体は、1つ以上のポータブル記憶装置製品、演算装置の1つ以上のメモリ/記憶コンポーネント、紙、及び/又は同様なものを有することができる。メモリ/記憶コンポーネントの例としては、磁気媒体(フレキシブルディスク、ハードディスク・ドライブ、テープなど)、光学式媒体(コンパクト・ディスク、ディジタル多用途/ビデオ・ディスク、光磁気ディスクなど)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、フラッシュROM、消去可能なプログラマブル読出し専用メモリ(EPROM)、或いは、その上にコンピュータ・プログラム・コードを記憶させることができ且つそれによりコンピュータ・プログラム・コードをコンピュータにロードしてコンピュータによって実行することのできる(現在知られている又は将来開発され及び/又は発見される)任意の他のコンピュータ読取り可能な記憶媒体が挙げられる。コンピュータがコンピュータ・プログラム・コードを実行するとき、該コンピュータは本発明を実施するための装置となり、また、汎用マイクロプロセッサ上では、コンピュータ・コード・セグメントでマイクロプロセッサを構成設定することによって特定の論理回路を作成される。実行可能な命令の技術的効果は、ノードにおいて、トリガー事象が生じたときにデータを収集し、該収集したデータと任意の下流又は子ノードからの任意の受け取った下流データとを報告用データ・パケットのペイロード部分に挿入し、次いで該報告用データ・パケットを上流ノードへ上流に送るようにする、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理方法及び/又はシステム及び/又はコンピュータ・プログラム製品を具現化することである。トリガー事象としては、所定の期間の経過、所定量の下流データの受信、並びに/或いは望ましい及び/又は適切な他の規準を挙げることができる。
【0026】
コンピュータ・プログラム・コードは、任意のプログラミング言語で符号化されたソフトウエアの形態におけるように、制御装置によって実行可能であるコンピュータ命令で記述することができる。適当なコンピュータ命令及び/又はプログラミング言語の例としては、限定するものではないが、アセンブリ言語、Verilog、Verilog−HDL(Verilogハードウエア記述言語)、高速ICハードウエア記述言語(VHSIC−HDL又はVHDL)、フォートラン(Formula Translation) 、C、C++、C#、Java(商標)、アルゴル(Algorithmic Language)、BASIC(Beginner All-Purpose Symbolic Instruction Code)、APL(Aプログラミング言語)、ActiveX、Python、Perl、php、Tcl(ツール指令言語)、HTML(ハイパーテキスト・マークアップ言語)、XML(拡張可能なマークアップ言語)、並びにこれらの及び/又は他の(現在知られている又は将来開発され及び/又は発見される)ものの内の1つ以上の任意の組合せ又は派生物が挙げられる。これに関して、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520は、システム・ソフトウエア及び/又はアプリケーション・ソフトウエアの任意の組合せとして具現化することができる。
【0027】
更に、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520は、一組のモジュール522を使用して具現化することができる。この場合、モジュール522は、コンピュータ・システム510に、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520によって用いられる一組のタスクを遂行させることができ、またメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520の他の部分から切り離して別個に開発し及び/又は具現化することができる。本書で用いられる用語「コンポーネント」は、任意の問題解決手法を用いてそれに関連して記述される機能を具現化する(ソフトウエアを持っている又は持っていない)任意の構成設定のハードウエアを意味し、また、用語「モジュール」は、コンピュータ・システム510が、任意の問題解決手法を用いてそれに関連して記述される様々な行為(アクション)を具現化できるようにするプログラム・コードを意味する。モジュールは、処理コンポーネント512を含むコンピュータ・システム510の記憶コンポーネント516に固定されているとき、行為を具現化するコンポーネントの重要な部分である。とは云え、理解されるように、2つ以上のコンポーネント、モジュール、及び/又はシステムが、それらのそれぞれのハードウエア及び/又はソフトウエアの幾分か/全てを共用することができる。更に、理解されるように、本書で説明した機能の幾分かは具現化できないことがあり、或いは追加の機能をコンピュータ・システム510の一部として含めることができる。
【0028】
コンピュータ・システム510が多数の演算装置を有している場合、各演算装置は、それに固定されたメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520の一部分(例えば、1つ以上のモジュール522)のみを持つことができる。しかしながら、コンピュータ・システム510及びメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520は、本書に述べた処理を遂行することができる様々な考えられる等価なコンピュータ・システムの内の代表的なものに過ぎないことが理解されよう。これに関して、他の実施形態では、コンピュータ・システム510及びメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520によって提供される機能は、プログラム・コードを持っている又は持っていない汎用及び/又は専用ハードウエアの任意の組合せを含んでいる1つ以上の演算装置によって少なくとも部分的に具現化することができる。各実施形態において、ハードウエア及びプログラム・コード(含まれている場合)は、それぞれ標準的なエンジニアリング及びプログラミング手法を用いて作成することができる。
【0029】
それにも拘わらず、コンピュータ・システム510が多数の演算装置を含んでいる場合、それらの演算装置は任意の種類の通信リンクを介して通信することができる。更に、本書で述べた処理を遂行しながら、コンピュータ・システム510は任意の種類の通信リンクを用いて1つ以上の他のコンピュータ・システムと通信することができる。いずれの場合も、通信リンクは、様々な種類の有線及び/又は無線リンクの任意の組合せを有し、及び/又は1つ以上の種類のネットワークの任意の組合せを有し、及び/又は様々な種類の(現在知られている又は将来開発され及び/又は発見される)伝送技術及びプロトコルの任意の組合せを利用することができる。
【0030】
本書に述べたように、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520は、コンピュータ・システム510が、図4に概略的に示されているもののような、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理製品及び/又は方法を具現化できるようにする。コンピュータ・システム510は、任意の問題解決手法を用いてメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理データ518を得ることができる。例えば、コンピュータ・システム510は、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理データ518を生成し、1つ以上のデータ記憶場所からメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理データ518を検索し、ノードの中又は外の別のシステム又は装置からメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理データ518を受け取ることなどを行うように、生成し及び/又は用いることができる。
【0031】
別の実施形態では、本発明は、図4に概略的に示し且つ説明した処理のような、本書に述べた処理の幾分か又は全てを具現化する(メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム520(図5)のような)一コピーのプログラム・コードを供給する方法を提供する。この場合、コンピュータ・システムは、本書に述べた処理の幾分か又は全てを具現化する一コピーのプログラム・コードを処理して、一組のデータ信号を(第2の別の場所で受信するために)生成して送信することができ、該一組のデータ信号は、該一組のデータ信号の中の一コピーのプログラム・コードを符号化するような態様で設定又は変更された1つ以上のその特性を持つようにする。同様に、本発明の一実施形態は、本書に述べた処理の幾分か又は全てを具現化する一コピーのプログラム・コードを取得する方法を提供し、該プログラム・コードは、コンピュータ・システムが、ここに述べた一組のデータ信号を受信して、該一組のデータ信号を、少なくとも1つのコンピュータ読取り可能な媒体中に固定される一コピーのコンピュータ・プログラムへ変換するようにすることを含む。いずれの場合も、一組のデータ信号は任意の種類の通信リンクを用いて送信/受信することができる。
【0032】
更に別の実施形態では、本発明は、メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理製品及び/又は方法を具現化するためのシステムを生成する方法を提供する。この場合、コンピュータ・システム510(図5)のようなコンピュータ・システムを取得すること(例えば、作成し、維持し、利用可能とすること等)ができ、また本書に述べた処理を遂行するための1つ以上のコンポーネントを取得して(例えば、作成、購入、使用、修正などを行って)コンピュータ・システムに配置することができる。これに関して、配置には、(1)プログラム・コードを演算装置にインストールすること、(2)1つ以上の演算及び/又はI/O装置をコンピュータ・システムに追加すること、(3)本書に述べた処理を遂行することができるようにコンピュータ・システムを組み入れ及び/又は修正すること、並びに/又は同様なことの1つ以上を含むことができる。
【0033】
本発明の様々な面は、加入申し込み、広告、及び/又は料金に基づいて本書に述べた処理を遂行するビジネス方法の一部として具現化することができることが理解されよう。すなわち、サービス提供者が、本書に述べたようなメッシュ型データ・ネットワーク・データ管理製品及び/又は方法を実施することを申し出る(提示する)ことができる。この場合、サービス提供者は、1つ以上の需要家のために本書に述べた処理を遂行するコンピュータ・システム510(図5)のようなコンピュータ・システムの管理(例えば、作成、維持、サポートなど)を行うことができる。この見返りとして、サービス提供者は、加入及び/又は料金契約の下に需要家(1つ又は複数)から支払いを受けること、1つ以上の第3者への広告の販売により支払いを受けること等を受けることができる。
【0034】
以上、本発明を限られた数の実施形態のみに関連して詳しく説明したが、本発明がこのような開示した実施形態に制限されるものではないことは直ぐに理解されよう。むしろ、本発明は、これまで説明していないが本発明の精神及び範囲に相応する任意の数の変形、変更、置換又は等価な構成を取り入れるように修正することができる。更に、本発明の様々な実施形態を説明したが、本発明の様々な面が説明した実施形態の幾分かのみを含み得ることを理解されたい。従って、本発明は、上記の説明によって制限されるものと考えるべきではなく、「特許請求の範囲」に記載の範囲によって制限される。
【符号の説明】
【0035】
100 電力発生及び分配網
110 マスターステーション
112 演算装置
114 通信設備
120 送電網
130 送電需要家
140 サブステーション
150 分岐送電需要家
160 一次需要家
170 二次需要家
180 配電線路
190 電源
200 メッシュ型データ・ネットワーク
210 ネットワーク起点
215 通信設備
220 第1の親ノード
230 第1の子ノード
240 第2の子ノード
250 第3の子ノード
300 ノード
310 報告用データ・パケット
312 報告用ペイロード部分
314 報告用データ
318 報告用オーバーヘッド部分
320 媒体アクセス制御装置(MAC)
322 記憶装置
324 トリガー事象コード及び/又はデータ
330 下流データ・パケット
332 下流ペイロード部分
334 下流データ
335 追加のノード・データ
336 追加のノード・データ
338 下流のオーバーヘッド部分
400 方法
500 環境
512 処理コンポーネント(PU)
514 入出力(I/O)コンポーネント
517 通信路
518 メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理データ
520 メッシュ型データ・ネットワーク・データ管理プログラム
522 モジュール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ・プログラム製品を実行するように構成された演算装置(320)を持つ少なくとも1つのノード(300)を含むメッシュ型データ・ネットワーク(200)におけるデータ管理のためのコンピュータ・プログラム製品(520)であって、コンピュータ読取り可能な記憶媒体(322)上に格納されたコンピュータ実行可能なプログラム・コードの形態の命令を有する当該コンピュータ・プログラム製品(520)において、
前記命令は、当該コンピュータ・プログラム製品(520)を実行する各々のノード(300)が、
所定のトリガー事象(324)について監視を行い、
第1の所定のトリガー事象(324)に応答して報告用データ(314)を収集して、該ノード(300)が報告用ノードとなるようにし、
下流のノード(300)から下流データ(334)を受け取ったかどうか判定し、
下流データ(334)を受け取ったことに応答して下流データ(334)を報告用データ(314)と組み合わせ、
少なくとも前記報告用データ(314)を報告用データ・パケット(310)の報告用ペイロード部分(312)に挿入し、
該報告用データ・パケット(310)を前記報告用ノード(300)の上流にある別のノード(300)へ送るように、各々のノード(300)を構成設定すること、
を特徴とするコンピュータ・プログラム製品(520)。
【請求項2】
前記第1の所定のトリガー事象(324)として、前記報告用ノード(300)に接続された各々の下流のノード(300)から下流データ・パケット(330)を受け取ったことが含まれている、請求項1記載のコンピュータ・プログラム製品(520)。
【請求項3】
第2の所定のトリガー事象(324)として、第1の所定の期間が経過したことが含まれ、前記第1及び第2のトリガー事象(324)の内の一方が、前記第1及び第2のトリガー事象(324)の内の他方よりも優先する、請求項1乃至2のいずれか1項に記載のコンピュータ・プログラム製品(520)。
【請求項4】
下流データ・パケット(330)の下流ペイロード部分(332)が前記下流データ(334)を担持しており、前記コンピュータ・システム(320)が更に、前記組み合わされた報告用データ(314)及び下流データ(334)を前記報告用ペイロード部分(312)に挿入するように構成されている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンピュータ・プログラム製品(520)。
【請求項5】
前記コンピュータ・システム(320)は、前記報告用データ(314)と前記下流データ(334)とを連結によって組み合わせるように構成されている、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンピュータ・プログラム製品(520)。
【請求項6】
前記連結は、前記報告用データ(314)を前記下流データ(334)に付加することを含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコンピュータ・プログラム製品(520)。
【請求項7】
前記連結は、前記下流データ(334)を前記報告用データ(314)に付加することを含む、請求項5記載のコンピュータ・プログラム製品(520)。
【請求項8】
前記第1の所定のトリガー事象(324)は、第1の所定の期間が経過したことである、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコンピュータ・プログラム製品(520)。
【請求項9】
前記コンピュータ・システム(320)は、報告用データ・パケット(310)を生成するように構成された媒体アクセス制御装置(MAC)を含んでいる、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のコンピュータ・プログラム製品(520)。
【請求項10】
前記報告用ノード(300)は、下流のノード(300)がそれに接続されているとき、親ノード(300)として作用する、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のコンピュータ・プログラム製品(520)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−235457(P2012−235457A)
【公開日】平成24年11月29日(2012.11.29)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−97237(P2012−97237)
【出願日】平成24年4月23日(2012.4.23)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】