モノクローナル抗体5c8が特異的に結合するタンパク質
【課題】ATCC受付番号HB10916のハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体に関連する技術を提供する。
【解決手段】ATCC受付番号HB10916のハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体5c8により特異的に認識されるタンパク質に結合することが可能なモノクローナル抗体を提供する。この発明はまたATCC受付番号HB10916のハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体5c8により特異的に認識される単離タンパク質を提供する。この発明は、さらに、ATCC受付番号HB10916のハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体5c8により特異的に認識されるタンパク質をコードする単離核酸分子を提供する。この発明はまたB細胞に接触依存性ヘルパー機能を本質的に付与し得るD1.1と呼ばれるATCC受付番号CRL10915のヒトCD4-T細胞白血病細胞を提供する。
【解決手段】ATCC受付番号HB10916のハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体5c8により特異的に認識されるタンパク質に結合することが可能なモノクローナル抗体を提供する。この発明はまたATCC受付番号HB10916のハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体5c8により特異的に認識される単離タンパク質を提供する。この発明は、さらに、ATCC受付番号HB10916のハイブリドーマによって産生されるモノクローナル抗体5c8により特異的に認識されるタンパク質をコードする単離核酸分子を提供する。この発明はまたB細胞に接触依存性ヘルパー機能を本質的に付与し得るD1.1と呼ばれるATCC受付番号CRL10915のヒトCD4-T細胞白血病細胞を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ATCC受付番号10916を有するハイブリドーマによって産生されたモノクローナル抗体5c8が特異的に結合し、活性化T細胞及び/又はATCC受付番号CRL10915を有するJurkatD1.1細胞株によって発現できる、細胞膜及び他の細胞成分を含まないタンパク質。
【請求項2】
活性化T細胞の表面から単離でき、且つB細胞のT細胞活性化に必要な請求項1に記載のタンパク質。
【請求項3】
SDS/PAGEによる見かけの分子量が30,000である請求項1又は2に記載のタンパク質。
【請求項4】
ATCC受けTけ番号CRL10195を有するJurkatD1.1細胞株によって発現される請求項1に記載のタンパク質。
【請求項5】
B細胞の末端分化を誘発し得る請求項1〜4のいずれかに記載のタンパク質。
【請求項6】
検出できるマーカーで標識された請求項1〜5のいずれかに記載のタンパク質。
【請求項7】
検出できるマーカーが放射性同位体、酵素、色素又はビオチンである請求項6に記載のタンパク質。
【請求項8】
請求項1〜5のいずれかに記載のタンパク質をコードする核酸分子。
【請求項9】
該核酸分子がDNA、RNA又はcDNAである請求項8に記載の核酸分子。
【請求項10】
RNA転写のプロモーターに作動可能に連結した請求項8又は9に記載の核酸分子を包含する遺伝子トランスファーベクター。
【請求項11】
該ベクターがプラスミド又はウイルスベクターである請求項10に記載の遺伝子トランスファーベクター。
【請求項12】
適当なホスト細胞内に請求項10〜11のいずれかに記載の遺伝子トランスファーベクターを包含するホストベクター系。
【請求項13】
該ホスト細胞が真核細胞である請求項12に記載のホストベクター系。
【請求項14】
該ホスト細胞がイースト細胞又は哺乳類細胞である請求項12又は13に記載のホストベクター系。
【請求項15】
ATCC受付番号CRL10915を有するヒト細胞株D1.1。
【請求項16】
遺伝子トランスファーベクターによってコードされるタンパク質の産生を許容する条件下で請求項12〜14のいずれかに記載のホストベクター系を培養し、該タンパク質を回収することを包含するタンパク質の製造方法。
【請求項17】
該細胞株によるタンパク質の産生を許容する条件下で請求項15に記載の細胞株を培養することを包含する請求項1に記載のタンパク質の製造方法。
【請求項18】
請求項1〜5のいずれかに記載のタンパク質又はポリペプチドを包含する薬学的組成物。
【請求項19】
(i)動物からのB細胞を含む試料をB細胞の末端分化の誘導を許容する条件下で培養し、
(ii)試料を請求項15に記載の細胞株で発現できるタンパク質又はポリペプチドを発現する細胞と接触させてB細胞の末端分化を誘導し、
(iii)試料を、薬学的化合物がB細胞の末端分化のT細胞誘導を阻害することができるかどうか、B細胞の末端分化のT細胞誘導を抑制する薬学的化合物の有効量と接触させ、かつ
(iv)T細胞株が薬学的化合物の存在下でB細胞の末端分化を誘導するかどうかを定める
ことを包含する活性化T細胞によってT細胞ヘルパー機能を抑制する能力について薬学的化合物をスクリーニングする方法。
【請求項20】
請求項1〜5のいずれかに記載のタンパク質を、低ガンマグロブリン血症に罹患した動物の治療用薬学的組成物の製造に使用する方法。
【請求項21】
動物が哺乳類である請求項19又は20に記載の方法。
【請求項22】
哺乳類がヒトである請求項21に記載の方法。
【請求項23】
該B細胞が感作B細胞又は休止B細胞である請求項19、21又は22のいずれかに記載の方法。
【請求項1】
ATCC受付番号10916を有するハイブリドーマによって産生されたモノクローナル抗体5c8が特異的に結合し、活性化T細胞及び/又はATCC受付番号CRL10915を有するJurkatD1.1細胞株によって発現できる、細胞膜及び他の細胞成分を含まないタンパク質。
【請求項2】
活性化T細胞の表面から単離でき、且つB細胞のT細胞活性化に必要な請求項1に記載のタンパク質。
【請求項3】
SDS/PAGEによる見かけの分子量が30,000である請求項1又は2に記載のタンパク質。
【請求項4】
ATCC受けTけ番号CRL10195を有するJurkatD1.1細胞株によって発現される請求項1に記載のタンパク質。
【請求項5】
B細胞の末端分化を誘発し得る請求項1〜4のいずれかに記載のタンパク質。
【請求項6】
検出できるマーカーで標識された請求項1〜5のいずれかに記載のタンパク質。
【請求項7】
検出できるマーカーが放射性同位体、酵素、色素又はビオチンである請求項6に記載のタンパク質。
【請求項8】
請求項1〜5のいずれかに記載のタンパク質をコードする核酸分子。
【請求項9】
該核酸分子がDNA、RNA又はcDNAである請求項8に記載の核酸分子。
【請求項10】
RNA転写のプロモーターに作動可能に連結した請求項8又は9に記載の核酸分子を包含する遺伝子トランスファーベクター。
【請求項11】
該ベクターがプラスミド又はウイルスベクターである請求項10に記載の遺伝子トランスファーベクター。
【請求項12】
適当なホスト細胞内に請求項10〜11のいずれかに記載の遺伝子トランスファーベクターを包含するホストベクター系。
【請求項13】
該ホスト細胞が真核細胞である請求項12に記載のホストベクター系。
【請求項14】
該ホスト細胞がイースト細胞又は哺乳類細胞である請求項12又は13に記載のホストベクター系。
【請求項15】
ATCC受付番号CRL10915を有するヒト細胞株D1.1。
【請求項16】
遺伝子トランスファーベクターによってコードされるタンパク質の産生を許容する条件下で請求項12〜14のいずれかに記載のホストベクター系を培養し、該タンパク質を回収することを包含するタンパク質の製造方法。
【請求項17】
該細胞株によるタンパク質の産生を許容する条件下で請求項15に記載の細胞株を培養することを包含する請求項1に記載のタンパク質の製造方法。
【請求項18】
請求項1〜5のいずれかに記載のタンパク質又はポリペプチドを包含する薬学的組成物。
【請求項19】
(i)動物からのB細胞を含む試料をB細胞の末端分化の誘導を許容する条件下で培養し、
(ii)試料を請求項15に記載の細胞株で発現できるタンパク質又はポリペプチドを発現する細胞と接触させてB細胞の末端分化を誘導し、
(iii)試料を、薬学的化合物がB細胞の末端分化のT細胞誘導を阻害することができるかどうか、B細胞の末端分化のT細胞誘導を抑制する薬学的化合物の有効量と接触させ、かつ
(iv)T細胞株が薬学的化合物の存在下でB細胞の末端分化を誘導するかどうかを定める
ことを包含する活性化T細胞によってT細胞ヘルパー機能を抑制する能力について薬学的化合物をスクリーニングする方法。
【請求項20】
請求項1〜5のいずれかに記載のタンパク質を、低ガンマグロブリン血症に罹患した動物の治療用薬学的組成物の製造に使用する方法。
【請求項21】
動物が哺乳類である請求項19又は20に記載の方法。
【請求項22】
哺乳類がヒトである請求項21に記載の方法。
【請求項23】
該B細胞が感作B細胞又は休止B細胞である請求項19、21又は22のいずれかに記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5−1】
【図5−2】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17−1】
【図17−2】
【図17−3】
【図18】
【図19A−1】
【図19A−2】
【図19B−1】
【図19B−2】
【図19C−1】
【図19C−2】
【図19D−1】
【図19D−2】
【図20A−1】
【図20A−2】
【図20B−1】
【図20B−2】
【図21A−1】
【図21A−2】
【図21B−1】
【図21B−2】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5−1】
【図5−2】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14A】
【図14B】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17−1】
【図17−2】
【図17−3】
【図18】
【図19A−1】
【図19A−2】
【図19B−1】
【図19B−2】
【図19C−1】
【図19C−2】
【図19D−1】
【図19D−2】
【図20A−1】
【図20A−2】
【図20B−1】
【図20B−2】
【図21A−1】
【図21A−2】
【図21B−1】
【図21B−2】
【公開番号】特開2006−34293(P2006−34293A)
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−223474(P2005−223474)
【出願日】平成17年8月1日(2005.8.1)
【分割の表示】特願2002−100023(P2002−100023)の分割
【原出願日】平成4年11月16日(1992.11.16)
【出願人】(592104782)ザ・トラスティーズ・オブ・コランビア・ユニバーシティー・イン・ザ・シティー・オブ・ニューヨーク (21)
【氏名又は名称原語表記】THE TRUSTEES OF COLUMBIA UNIVERSITY IN THE CITY OF NEW YORK
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月1日(2005.8.1)
【分割の表示】特願2002−100023(P2002−100023)の分割
【原出願日】平成4年11月16日(1992.11.16)
【出願人】(592104782)ザ・トラスティーズ・オブ・コランビア・ユニバーシティー・イン・ザ・シティー・オブ・ニューヨーク (21)
【氏名又は名称原語表記】THE TRUSTEES OF COLUMBIA UNIVERSITY IN THE CITY OF NEW YORK
【Fターム(参考)】
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