説明

ユーザ登録システム、ユーザ登録方法および通信装置

【課題】ユーザ宅内の家電製品などの機器情報とユーザ情報をユーザ機器情報管理センタに登録することができるユーザ登録システムを提供する。
【解決手段】ユーザ・機器情報DBと、公衆網を介してユーザ・機器情報DBと接続されるユーザ宅内の通信装置と、機器情報を通信装置に送信する機能を有する機器とを備え、通信装置は、ユーザ情報を入力するとともに、ユーザ情報および機器情報の登録に関するポリシーを入力する手段と、機器が当該通信装置と無線接続するための無線通信情報を記憶する挿抜可能な外部メモリとを備え、機器は外部メモリを接続して無線通信情報を読み出すインタフェース部を備え、無線通信情報を用いて通信装置との無線接続を確立して機器情報を送信する構成であり、通信装置は機器から送信された機器情報を受信し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報DBに転送して登録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ宅内で使用される家電製品などの機器情報(例えば、製品名、型番、製造番号等)と、ユーザ情報(例えば、氏名、住所、電話番号等)について、ユーザ宅内に設置されるホームゲートウェイ(以下、HGWという)から公衆網(例えば、インターネット)を介してユーザ機器情報管理センタに登録するユーザ登録システム、ユーザ登録方法およびユーザ登録するための通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図9は、想定されるユーザ登録システムの構成例を示す。
図9において、ユーザ宅内にはインターネット等の公衆網11に接続される通信回線を終端するONU(回線終端装置)21があり、ONU21にルータ機能を有するHGW22を介してPC(パーソナルコンピュータ)23が接続される。また、HGW22は、無線LANを介してユーザ宅内の他のPCとの無線接続も可能になっている。
【0003】
ユーザ登録システムとしては、公衆網11にユーザ機器情報管理センタのユーザ・機器情報DB(データベース)12が接続され、ユーザ宅内のHGW22に無線LANを介して家電製品などの機器24−1〜24−2が接続される構成となる。HGW22に接続されるPC23からユーザ情報を入力し、機器24−1〜24−2から無線LANを介してHGW22に機器情報を送信し、HGW22からユーザ情報および機器情報を公衆網11を介してユーザ・機器情報DB12に送信し、登録する処理を行う。
【0004】
ここで、HGW22とユーザ宅内の機器24−1〜24−2が無線LANで接続されるためにはできるだけ簡単な操作が必要になるが、セキュリティ確保のためにHGW22が近所の他家の機器25と接続しないようにする仕組みが必要である。
【0005】
そのためには、無線LANの接続設定やセキュリティ設定を簡単に行うために作られたWPS(Wi-Fi Protected Setup )で示されている方法(非特許文献1)が有効であり、例えばHGW22と機器24−1〜24−2が通信する際に両方でボタンを押すプッシュボタン認証モード(非特許文献2)がある。また、HGW22または機器24−1〜24−2に割り当てられたPINコードを対向の装置に設定するPIN認証モードがある。また、HGW22と機器24−1〜24−2に近距離無線通信(NFC:Near Field Communication)デバイスをかざすNFC認証モードがある。
【0006】
また、機器情報はユーザにとって個人情報であるので、HGW22が機器24−1〜24−2から機器情報を受信し、さらにユーザ・機器情報DB12へ登録する際には、ユーザ本人の同意をとるための仕組みが必要である。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】Wi-Fi Alliance Webサイト:http://www.wi-fi.org/wifi-protected-setup
【非特許文献2】バッファロー Webサイト:http://buffalo.jp/aoss/top.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
HGW22と機器24−1〜24−2におけるプッシュボタン認証モードでは、機器情報を登録する際に両者のボタンを所定のタイミングで押す操作が必要になる。そのとき、他家で認証作業をしている場合には、誤接続が発生する可能性があった。
【0009】
また、PIN認証モードでは、HGW22と機器24−1〜24−2の少なくとも一方に、PINコードの入力手段(例えば文字入力画面やキーボード)が必要になるが、それを機器側に備えることは現実的ではない。一方、HGW22にはPC23が接続されているので機器のPINコードの入力は可能であるが、機器ごとのPINコードを入力することは面倒であるとともに入力ミスの可能性もあった。
【0010】
また、NFC認証モードでは、HGW22と機器24−1〜24−2が無線LAN接続するためにNFCデバイスのリーダ機器を実装することはコストパフォーマンスが悪いとともに、ユーザの誤操作により意図しない機器を登録してしまう可能性もあった。
【0011】
また、ユーザ機器情報管理センタに対してユーザ登録や機器登録を行う機器が多数存在する場合、機器ごとにキー入力や音声登録等を行うのではユーザの作業負荷が大きく、入力ミスも懸念される上、それぞれの機器に文字表示画面・キーボード・音声入力部を実装する必要があり機器のコスト上昇も懸念される。
【0012】
本発明は、簡単かつ低コストな構成で、ユーザ宅内の家電製品などの機器情報とユーザ情報をユーザ機器情報管理センタに登録することができるユーザ登録システム、ユーザ登録方法およびユーザ登録するための通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
第1の発明は、ユーザを特定するユーザ情報および機器を特定する機器情報を対応付けて登録するユーザ・機器情報DBと、公衆網を介してユーザ・機器情報DBと接続されるユーザ宅内の通信装置と、機器情報を通信装置に送信する機能を有する機器とを備え、通信装置が機器から送信された機器情報を受信し、ユーザ情報および機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報DBに転送して登録するユーザ登録システムにおいて、通信装置は、ユーザ情報を入力するとともに、ユーザ情報および機器情報の登録に関するポリシーを入力する手段と、機器が当該通信装置と無線接続するための無線通信情報を記憶する挿抜可能な外部メモリとを備え、機器は、外部メモリを接続して無線通信情報を読み出すインタフェース部を備え、無線通信情報を用いて通信装置との無線接続を確立して機器情報を送信する構成であり、通信装置は、機器から送信された機器情報を受信し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報DBに転送して登録する構成である。
【0014】
第1の発明のユーザ登録システムにおいて、通信装置を提供する通信事業者が管理し、通信装置の回線IDおよびユーザ情報が登録される契約者DBと、公衆網に接続するとともに契約者DBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部とを備え、通信装置は、機器から送信された機器情報を受信し、回線IDとともにポリシーおよび機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報登録機能部に転送する構成であり、ユーザ・機器情報登録機能部は、回線IDに基づいて契約者DBに登録されているユーザ情報を読み出し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報DBに転送して登録する構成である。
【0015】
第1の発明のユーザ登録システムにおいて、通信装置が有するユーザIDおよびユーザ情報が登録されるユーザDBと、公衆網に接続するとともにユーザDBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部とを備え、通信装置は、機器から送信された機器情報を受信し、ユーザIDとともにポリシーおよび機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報登録機能部に転送する構成であり、ユーザ・機器情報登録機能部は、ユーザIDに基づいてユーザDBに登録されているユーザ情報を読み出し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報をユーザ・機器情報DBに登録する構成である。
【0016】
第1の発明のユーザ登録システムにおいて、ユーザ宅内に、スマートメータ網に接続されるスマートメータを備え、スマートメータが有するユーザIDおよびユーザ情報が登録されるユーザDBと、スマートメータ網に接続するとともにユーザDBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部とを備え、通信装置は、外部メモリにポリシーとともに機器がスマートメータと無線接続するための無線通信情報を記憶させ、スマートメータは、機器からポリシーに基づいて送信された機器情報を受信し、ユーザID、ポリシーおよび機器情報をスマートメータ網を介してユーザ・機器情報登録機能部に転送する構成であり、ユーザ・機器情報登録機能部は、ユーザIDに基づいてユーザDBに登録されているユーザ情報を読み出し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報をユーザ・機器情報DBに登録する構成である。
【0017】
第2の発明は、ユーザを特定するユーザ情報および機器を特定する機器情報を対応付けて登録するユーザ・機器情報DBと、公衆網を介してユーザ・機器情報DBと接続されるユーザ宅内の通信装置と、機器情報を通信装置に送信する機能を有する機器とを備え、通信装置が機器から送信された機器情報を受信し、ユーザ情報および機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報DBに転送して登録するユーザ登録方法において、通信装置は、ユーザ情報を入力するとともに、ユーザ情報および機器情報の登録に関するポリシーを入力し、挿抜可能な外部メモリに機器が当該通信装置と無線接続するための無線通信情報を記憶し、機器は、外部メモリを接続して無線通信情報を読み出すインタフェース部を備え、無線通信情報を用いて通信装置との無線接続を確立して機器情報を送信し、通信装置は、機器から送信された機器情報を受信し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報DBに転送して登録する。
【0018】
第2の発明のユーザ登録方法において、通信装置を提供する通信事業者が管理し、通信装置の回線IDおよびユーザ情報が登録される契約者DBと、公衆網に接続するとともに契約者DBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部とを備え、通信装置は、機器から送信された機器情報を受信し、回線IDとともにポリシーおよび機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報登録機能部に転送し、ユーザ・機器情報登録機能部は、回線IDに基づいて契約者DBに登録されているユーザ情報を読み出し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報DBに転送して登録する。
【0019】
第2の発明のユーザ登録方法において、通信装置が有するユーザIDおよびユーザ情報が登録されるユーザDBと、公衆網に接続するとともにユーザDBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部とを備え、通信装置は、機器から送信された機器情報を受信し、ユーザIDとともにポリシーおよび機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報登録機能部に転送し、ユーザ・機器情報登録機能部は、ユーザIDに基づいてユーザDBに登録されているユーザ情報を読み出し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報をユーザ・機器情報DBに登録する。
【0020】
第2の発明のユーザ登録方法において、ユーザ宅内に、スマートメータ網に接続されるスマートメータを備え、スマートメータが有するユーザIDおよびユーザ情報が登録されるユーザDBと、スマートメータ網に接続するとともにユーザDBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部とを備え、通信装置は、外部メモリにポリシーとともに機器がスマートメータと無線接続するための無線通信情報を記憶させ、スマートメータは、機器からポリシーに基づいて送信された機器情報を受信し、ユーザID、ポリシーおよび機器情報をスマートメータ網を介してユーザ・機器情報登録機能部に転送し、ユーザ・機器情報登録機能部は、ユーザIDに基づいてユーザDBに登録されているユーザ情報を読み出し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報をユーザ・機器情報DBに登録する。
【0021】
第3の発明は、ユーザを特定するユーザ情報および機器を特定する機器情報を対応付けて登録するユーザ・機器情報DBと、公衆網を介してユーザ・機器情報DBと接続されるユーザ宅内の通信装置と、機器情報を通信装置に送信する機能を有する機器とを備え、通信装置が機器から送信された機器情報を受信し、ユーザ情報および機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報DBに転送して登録するユーザ登録システムの通信装置において、ユーザ情報を入力するとともに、ユーザ情報および機器情報の登録に関するポリシーを入力する手段と、機器が当該通信装置と無線接続するための無線通信情報を記憶する挿抜可能な外部メモリとを備え、外部メモリを接続して読み出した無線通信情報を用いて無線接続された機器から送信された機器情報を受信し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報DBに転送して登録する構成である。
【0022】
第3の発明のユーザ登録システムの通信装置において、通信事業者が管理する通信装置の回線IDおよびユーザ情報が契約者DBに登録され、公衆網に接続されるユーザ・機器情報登録機能部から契約者DBにアクセス可能であり、機器から送信された機器情報を受信し、回線IDとともにポリシーおよび機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報登録機能部に転送し、ユーザ・機器情報登録機能部を介して、回線IDに基づいて契約者DBに登録されているユーザ情報を読み出し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報DBに転送して登録する構成である。
【0023】
第3の発明のユーザ登録システムの通信装置において、通信装置が有するユーザIDおよびユーザ情報がユーザDBに登録され、公衆網に接続されるユーザ・機器情報登録機能部からユーザDBにアクセス可能であり、機器から送信された機器情報を受信し、ユーザIDとともにポリシーおよび機器情報を公衆網を介してユーザ・機器情報登録機能部に転送し、ユーザ・機器情報登録機能部を介して、ユーザIDに基づいてユーザDBに登録されているユーザ情報を読み出し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報をユーザ・機器情報DBに登録する構成である。
【発明の効果】
【0024】
本発明は、ユーザがユーザ宅内の機器のユーザ登録を行う場合に、通信装置にユーザ情報およびポリシーを設定し、機器との無線接続を行うための無線通信情報を記憶した外部メモリをユーザ登録したい機器に差し込むことにより、機器と通信装置との間で無線接続が確立し、機器から機器情報が通信装置に送信され、通信装置からユーザ・機器情報DBにポリシーを含むユーザ情報および機器情報が転送され、ポリシーに基づいて登録することができる。
【0025】
また、通信装置が通信事業者から提供されたものである場合は、通信装置から通信事業者が管理するユーザDBに回線IDに基づいてアクセスしてユーザ情報を取得し、そのユーザ情報と機器情報をリンクしてユーザ・機器情報DBに登録することができる。
【0026】
また、通信装置が機器のメーカーから提供されたものである場合は、通信装置からメーカーが管理するユーザDBにユーザIDに基づいてアクセスしてユーザ情報を取得し、そのユーザ情報と機器情報をリンクしてユーザ・機器情報DBに登録することができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の実施例1のユーザ登録システムの構成例を示す図である。
【図2】実施例1の処理シーケンスを示す図である。
【図3】本発明の実施例2のユーザ登録システムの構成例を示す図である。
【図4】実施例2の処理シーケンスを示す図である。
【図5】本発明の実施例3のユーザ登録システムの構成例を示す図である。
【図6】実施例3の処理シーケンスを示す図である。
【図7】本発明の実施例4のユーザ登録システムの構成例を示す図である。
【図8】実施例4の処理シーケンスを示す図である。
【図9】想定されるユーザ登録システムの構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例1】
【0028】
図1は、本発明の実施例1のユーザ登録システムの構成例を示す。
図1において、ユーザ宅内にはインターネット等の公衆網11に接続される通信回線を終端するONU21があり、ONU21にルータ機能を有するHGW22を介してPC23が接続される。一方、公衆網11にユーザ機器情報管理センタに設置のユーザ・機器情報DB12が接続され、ユーザ宅内のHGW22に無線アクセス網(例えば無線LAN)を介して家電製品などの機器24−1〜24−2が接続される。HGW22は、機器24−1〜24−2がHGW22と無線接続するための暗号キーなどの無線通信情報を記憶するUSBメモリ26を備える。機器24−1〜24−2は、USB−IF(インタフェース)を備え、USBメモリ26から無線通信情報を読み取ってHGW22との無線接続を確立し、機器情報の送信が可能な構成になっている。
【0029】
以下、図2を参照して実施例1の処理シーケンスについて説明する。
HGW22は、PC23から氏名、住所等のユーザ情報を入力するとともに、ユーザ情報および機器情報の登録に関するポリシーを入力する。また、HGW22は、機器24−1〜24−2がHGW22と無線接続するための暗号キーなどの無線通信情報をUSBメモリ26に記憶する。ポリシーとしては、ユーザ情報および機器情報の登録の可否、ユーザ機器情報管理センタによるユーザ情報および機器情報の利用の可否など、ユーザの同意を必要とする事項である。
【0030】
ユーザは、HGW22からUSBメモリ26を抜き取り、機器24−1〜24−2のUSB−IFに差し込む。USBメモリ26が差し込まれた機器24−1は、USBメモリ26から無線通信情報を読み出し、HGW22との無線接続処理を開始する。HGW22と機器24−1の無線接続が確立すると、機器24−1は製造番号等の機器情報をHGW22に送信する。HGW22は、予め設定されているポリシーに基づき、ユーザ情報および機器情報の登録が許可されている場合には、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報を公衆網11を介してユーザ・機器情報DB12に送信し、登録する処理を行う。ユーザ・機器情報DB12に登録されたユーザ情報および機器情報は、ユーザが指定したポリシーに基づいて運用処理される。
【0031】
このように、本実施例では、ユーザがユーザ宅内の機器24−1〜24−2のユーザ登録を行う場合には、PC23からHGW22にユーザ情報およびポリシーを設定し、HGW22のUSBメモリ26をユーザ登録したい機器24−1のUSB−IFに差し込むだけでよい。その後は、USBメモリ26が差し込まれた機器24−1とHGW22との間で無線接続が確立し、機器24−1から機器情報がHGW22に送信され、HGW22からユーザ機器情報管理センタのユーザ・機器情報DB12に転送され、ポリシーに基づいて登録される。他の機器24−2のユーザ登録を行う場合は、USBメモリ26を当該機器24−2のUSB−IFに差し込むだけで、すでに設定しているユーザ情報とともに機器24−2の機器情報の登録処理が行われる。なお、ポリシーは機器ごとに個別に設定する構成でもよい。
【0032】
また、本実施例では、HGW22との無線接続情報をUSBメモリ26を介して機器24−1〜24−2に設定する例を示したが、その他の外部メモリ(例えばSDメモリ)を利用する形態でもよい。その場合には、機器24−1〜24−2に対応するメモリインタフェースを備えることになる。以下の実施例でも同様である。
【0033】
また、本実施例では、ユーザ情報およびポリシーをPC23からHGW22に設定する例を示したが、例えばユーザ機器情報管理センタのオペレータが公衆網11を介してHGW22に設定する構成としてもよい。
【実施例2】
【0034】
図3は、本発明の実施例2のユーザ登録システムの構成例を示す。
本実施例の特徴は、通信事業者が提供するHGW22を利用し、HGW22に関するユーザ情報が通信事業者のHGW契約者DB13に登録され、当該ユーザ情報とユーザ宅内の機器24−1〜24−2の機器情報をリンクしてユーザ機器情報管理センタのユーザ・機器情報DB12に登録する構成にある。ユーザ宅内の構成は実施例1と同様であるが、PC23はHGW22にポリシーのみを設定するものとする。公衆網11には、ユーザ機器情報管理センタに設置のユーザ・機器情報DB12が接続されるとともに、通信事業者のユーザ・機器情報登録機能部14を介してHGW契約者DB13が接続される。
【0035】
以下、図4を参照して実施例2の処理シーケンスについて説明する。
HGW22は、PC23からユーザ情報および機器情報の登録に関するポリシーを入力する。また、HGW22は、機器24−1〜24−2がHGW22と無線接続するための暗号キーなどの無線通信情報をUSBメモリ26に記憶する。また、HGW22は通信事業者から提供されているので、その回線IDとともに氏名、住所等のユーザ情報がHGW契約者DB13に登録されている。
【0036】
ユーザは、HGW22からUSBメモリ26を抜き取り、機器24−1〜24−2のUSB−IFに差し込む。USBメモリ26が差し込まれた機器24−1は、USBメモリ26から無線通信情報を読み出し、HGW22との無線接続処理を開始する。HGW22と機器24−1の無線接続が確立すると、機器24−1は製造番号等の機器情報をHGW22に送信する。HGW22は、予め設定されているポリシーに基づき、ユーザ情報および機器情報の登録が許可されている場合には、回線IDとともにポリシーおよび機器情報を公衆網11を介してユーザ・機器情報登録機能部14に送信する。ユーザ・機器情報登録機能部14は、回線IDに基づいてHGW契約者DB13に登録されているユーザ情報を取り出し、ポリシーに基づくユーザ情報の全部や一部および機器情報を公衆網11を介してユーザ・機器情報DB12に転送し、登録する処理を行う。ユーザ・機器情報DB12に登録されたユーザ情報および機器情報は、ユーザが指定したポリシーに基づいて運用処理される。
【0037】
このように、本実施例では、ユーザがユーザ宅内の機器24−1〜24−2のユーザ登録を行う場合には、PC23からHGW22にポリシーを設定し、HGW22のUSBメモリ26をユーザ登録したい機器24−1のUSB−IFに差し込むだけでよい。その後は、USBメモリ26が差し込まれた機器24−1とHGW22との間で無線接続が確立し、機器24−1から機器情報がHGW22に送信され、HGW22から回線ID、ポリシーおよび機器情報がユーザ・機器情報登録機能部14に送信され、さらにHGW契約者DB13から得られたユーザ情報と合せてユーザ機器情報管理センタのユーザ・機器情報DB12に転送され、ポリシーに基づいて登録される。他の機器24−2のユーザ登録を行う場合は、USBメモリ26を当該機器24−2のUSB−IFに差し込むだけで、同様に機器24−2の機器情報の登録処理が行われる。なお、ポリシーは機器ごとに個別に設定する構成でもよい。
【0038】
また、本実施例では、ポリシーをPC23からHGW22に設定する例を示したが、例えばユーザ機器情報管理センタまたは通信事業者のオペレータが公衆網11を介してHGW22に設定する構成としてもよい。
【実施例3】
【0039】
図5は、本発明の実施例3のユーザ登録システムの構成例を示す。
本実施例の特徴は、ユーザ機器情報管理センタのメンバーである機器メーカーが提供する特定機器(例えばテレビ)27を利用し、特定機器27に関するユーザ情報が当該機器メーカーの特定機器ユーザDB15に登録され、当該ユーザ情報とユーザ宅内の機器24−1〜24−2の機器情報をリンクしてユーザ機器情報管理センタのユーザ・機器情報DB12に登録する構成にある。ユーザ宅内の構成は基本的には実施例1と同様であるが、特定機器27はHGW22、ONU21を介して公衆網11に接続される。特定機器27は、USBメモリ26、HGW22を介して公衆網11に接続するとともに他の機器24−1〜24−2に無線接続する通信部28、ユーザ情報やポリシーを入力する入力部(例えばテレビのリモコンの受信部)29を備える。なお、特定機器ユーザDB15に対するユーザ情報の登録方法は、ユーザが入力部29から入力し、通信部28を介して特定機器ユーザDB15に直接登録してもよいし、ユーザ登録ハガキ等の送付によりメーカー側が登録処理を行ってもよい。
【0040】
公衆網11には、ユーザ機器情報管理センタに設置のユーザ・機器情報DB12とともに、ユーザ・機器情報登録機能部16を介して特定機器ユーザDB15が接続される。また、ユーザ・機器情報登録機能部16とユーザ・機器情報DB12が接続される。
【0041】
以下、図6を参照して実施例3の処理シーケンスについて説明する。
特定機器27の入力部20には、ユーザ情報および機器情報の登録に関するポリシーが入力される。特定機器27は、機器24−1〜24−2が特定機器27の通信部28と無線接続するための暗号キーなどの無線通信情報をUSBメモリ26に記憶する。また、特定機器27のユーザ情報は、ユーザIDとともに特定機器ユーザDB15に登録されている。
【0042】
ユーザは、特定機器27からUSBメモリ26を抜き取り、機器24−1〜24−2のUSB−IFに差し込む。USBメモリ26が差し込まれた機器24−1は、USBメモリ26から無線通信情報を読み出し、特定機器27の通信部28との無線接続処理を開始する。通信部28と機器24−1の無線接続が確立すると、機器24−1は製造番号等の機器情報を通信部28に送信する。通信部28は、予め設定されているポリシーに基づき、ユーザ情報および機器情報の登録が許可されている場合には、ユーザIDとともにポリシーおよび機器情報を公衆網11を介してユーザ・機器情報登録機能部16に送信する。ユーザ・機器情報登録機能部16は、ユーザIDに基づいて特定機器ユーザDB15に登録されているユーザ情報を取り出し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報をユーザ・機器情報DB12に登録する処理を行う。ユーザ・機器情報DB12に登録されたユーザ情報および機器情報は、ユーザが指定したポリシーに基づいて運用処理される。
【0043】
このように、本実施例では、ユーザがユーザ宅内の機器24−1〜24−2のユーザ登録を行う場合には、特定機器27の入力部29からポリシーを設定し、特定機器27のUSBメモリ26をユーザ登録したい機器24−1のUSB−IFに差し込むだけでよい。その後は、USBメモリ26が差し込まれた機器24−1とHGW22との間で無線接続が確立し、機器24−1から機器情報が特定機器27の通信部28に送信され、通信部28からユーザID、ポリシーおよび機器情報がユーザ・機器情報登録機能部16に送信され、さらに特定機器ユーザDB15から得られたユーザ情報と合せてユーザ・機器情報DB12に転送され、ポリシーに基づいて登録される。他の機器24−2のユーザ登録を行う場合は、そのUSBメモリ26を当該機器24−2のUSB−IFに差し込むだけで、同様に機器24−2の機器情報の登録処理が行われる。なお、ポリシーは機器ごとに個別に設定する構成でもよい。
【実施例4】
【0044】
図7は、本発明の実施例4のユーザ登録システムの構成例を示す。
本実施例の特徴は、ユーザ宅内にあるスマートメータ30を介して、機器24−1〜24−2の機器登録とユーザ登録を行う構成である。スマートメータ30に関するユーザ情報がユーザIDとともにスマートメータ網17に接続されるスマートメータユーザDB18に登録され、当該ユーザ情報とユーザ宅内の機器24−1〜24−2の機器情報をリンクしてユーザ機器情報管理センタのユーザ・機器情報DB12に登録する構成とする。
【0045】
以下、図8を参照して実施例4の処理シーケンスについて説明する。
HGW22は、PC23から機器情報の登録に関するポリシーを入力する。また、HGW22は、機器24−1〜24−2がスマートメータ30と無線接続するための暗号キーなどの無線通信情報およびポリシーをUSBメモリ26に記憶する。
【0046】
ユーザは、HGW22からUSBメモリ26を抜き取り、機器24−1〜24−2のUSB−IFに差し込む。USBメモリ26が差し込まれた機器24−1は、USBメモリ26から無線通信情報およびポリシーを読み出し、スマートメータ30との無線接続処理を開始する。スマートメータ30と機器24−1の無線接続が確立すると、機器24−1はポリシーに基づいて、製造番号等の機器情報をスマートメータ30に送信する。スマートメータ30は、ユーザIDおよびポリシーを含む機器情報をスマートメータ網17を介してユーザ・機器情報登録機能部16に送信する。ユーザ・機器情報登録機能部16は、ユーザIDに基づいてスマートメータユーザDB18に登録されているユーザ情報を取り出し、ポリシーを含むユーザ情報および機器情報をユーザ・機器情報DB12に登録する処理を行う。ユーザ・機器情報DB12に登録されたユーザ情報および機器情報は、ユーザが指定したポリシーに基づいて運用処理される。
【0047】
なお、本実施例では、ポリシーをPC23からHGW22に設定する例を示したが、例えばユーザ機器情報管理センタのオペレータが公衆網11を介してHGW22に設定する構成としてもよい。
【0048】
また、USBメモリ26は、図5に示す実施例3のように特定機器27から抜き取って機器24−1〜24−2のUSB−IFに差し込むような構成でもよい。
【符号の説明】
【0049】
11 公衆網(インターネット等)
12 ユーザ・機器情報DB
13 HGW契約者DB
14 ユーザ・機器情報登録機能部
15 特定機器ユーザDB
16 ユーザ・機器情報登録機能部
17 スマートメータ網
18 スマートメータDB
21 ONU(回線終端装置)
22 HGW(ホームゲートウェイ)
23 PC(パーソナルコンピュータ)
24,25 機器
26 USBメモリ
27 特定機器
28 通信部
29 入力部
30 スマートメータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザを特定するユーザ情報および機器を特定する機器情報を対応付けて登録するユーザ・機器情報DBと、
公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBと接続されるユーザ宅内の通信装置と、
前記機器情報を前記通信装置に送信する機能を有する機器と
を備え、前記通信装置が前記機器から送信された機器情報を受信し、前記ユーザ情報および前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBに転送して登録するユーザ登録システムにおいて、
前記通信装置は、前記ユーザ情報を入力するとともに、前記ユーザ情報および前記機器情報の登録に関するポリシーを入力する手段と、前記機器が当該通信装置と無線接続するための無線通信情報を記憶する挿抜可能な外部メモリとを備え、
前記機器は、前記外部メモリを接続して前記無線通信情報を読み出すインタフェース部を備え、前記無線通信情報を用いて前記通信装置との無線接続を確立して前記機器情報を送信する構成であり、
前記通信装置は、前記機器から送信された前記機器情報を受信し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBに転送して登録する構成である
ことを特徴とするユーザ登録システム。
【請求項2】
請求項1に記載のユーザ登録システムにおいて、
前記通信装置を提供する通信事業者が管理し、前記通信装置の回線IDおよびユーザ情報が登録される契約者DBと、
前記公衆網に接続するとともに前記契約者DBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部と
を備え、
前記通信装置は、前記機器から送信された前記機器情報を受信し、前記回線IDとともに前記ポリシーおよび前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報登録機能部に転送する構成であり、
前記ユーザ・機器情報登録機能部は、前記回線IDに基づいて前記契約者DBに登録されているユーザ情報を読み出し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBに転送して登録する構成である
ことを特徴とするユーザ登録システム。
【請求項3】
請求項1に記載のユーザ登録システムにおいて、
前記通信装置が有するユーザIDおよびユーザ情報が登録されるユーザDBと、
前記公衆網に接続するとともに前記ユーザDBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部と
を備え、
前記通信装置は、前記機器から送信された前記機器情報を受信し、前記ユーザIDとともに前記ポリシーおよび前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報登録機能部に転送する構成であり、
前記ユーザ・機器情報登録機能部は、前記ユーザIDに基づいて前記ユーザDBに登録されているユーザ情報を読み出し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記ユーザ・機器情報DBに登録する構成である
ことを特徴とするユーザ登録システム。
【請求項4】
請求項1に記載のユーザ登録システムにおいて、
前記ユーザ宅内に、スマートメータ網に接続されるスマートメータを備え、
前記スマートメータが有するユーザIDおよびユーザ情報が登録されるユーザDBと、
前記スマートメータ網に接続するとともに前記ユーザDBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部と
を備え、
前記通信装置は、前記外部メモリに前記ポリシーとともに前記機器が前記スマートメータと無線接続するための無線通信情報を記憶させ、
前記スマートメータは、前記機器から前記ポリシーに基づいて送信された前記機器情報を受信し、前記ユーザID、前記ポリシーおよび前記機器情報を前記スマートメータ網を介して前記ユーザ・機器情報登録機能部に転送する構成であり、
前記ユーザ・機器情報登録機能部は、前記ユーザIDに基づいて前記ユーザDBに登録されているユーザ情報を読み出し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記ユーザ・機器情報DBに登録する構成である
ことを特徴とするユーザ登録システム。
【請求項5】
ユーザを特定するユーザ情報および機器を特定する機器情報を対応付けて登録するユーザ・機器情報DBと、
公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBと接続されるユーザ宅内の通信装置と、
前記機器情報を前記通信装置に送信する機能を有する機器と
を備え、前記通信装置が前記機器から送信された機器情報を受信し、前記ユーザ情報および前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBに転送して登録するユーザ登録方法において、
前記通信装置は、前記ユーザ情報を入力するとともに、前記ユーザ情報および前記機器情報の登録に関するポリシーを入力し、挿抜可能な外部メモリに前記機器が当該通信装置と無線接続するための無線通信情報を記憶し、
前記機器は、前記外部メモリを接続して前記無線通信情報を読み出すインタフェース部を備え、前記無線通信情報を用いて前記通信装置との無線接続を確立して前記機器情報を送信し、
前記通信装置は、前記機器から送信された前記機器情報を受信し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBに転送して登録する
ことを特徴とするユーザ登録方法。
【請求項6】
請求項5に記載のユーザ登録方法において、
前記通信装置を提供する通信事業者が管理し、前記通信装置の回線IDおよびユーザ情報が登録される契約者DBと、
前記公衆網に接続するとともに前記契約者DBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部と
を備え、
前記通信装置は、前記機器から送信された前記機器情報を受信し、前記回線IDとともに前記ポリシーおよび前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報登録機能部に転送し、
前記ユーザ・機器情報登録機能部は、前記回線IDに基づいて前記契約者DBに登録されているユーザ情報を読み出し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBに転送して登録する
ことを特徴とするユーザ登録方法。
【請求項7】
請求項5に記載のユーザ登録方法において、
前記通信装置が有するユーザIDおよびユーザ情報が登録されるユーザDBと、
前記公衆網に接続するとともに前記ユーザDBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部と
を備え、
前記通信装置は、前記機器から送信された前記機器情報を受信し、前記ユーザIDとともに前記ポリシーおよび前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報登録機能部に転送し、
前記ユーザ・機器情報登録機能部は、前記ユーザIDに基づいて前記ユーザDBに登録されているユーザ情報を読み出し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記ユーザ・機器情報DBに登録する
ことを特徴とするユーザ登録方法。
【請求項8】
請求項8に記載のユーザ登録方法において、
前記ユーザ宅内に、スマートメータ網に接続されるスマートメータを備え、
前記スマートメータが有するユーザIDおよびユーザ情報が登録されるユーザDBと、
前記スマートメータ網に接続するとともに前記ユーザDBにアクセス可能なユーザ・機器情報登録機能部と
を備え、
前記通信装置は、前記外部メモリに前記ポリシーとともに前記機器が前記スマートメータと無線接続するための無線通信情報を記憶させ、
前記スマートメータは、前記機器から前記ポリシーに基づいて送信された前記機器情報を受信し、前記ユーザID、前記ポリシーおよび前記機器情報を前記スマートメータ網を介して前記ユーザ・機器情報登録機能部に転送し、
前記ユーザ・機器情報登録機能部は、前記ユーザIDに基づいて前記ユーザDBに登録されているユーザ情報を読み出し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記ユーザ・機器情報DBに登録する
ことを特徴とするユーザ登録方法。
【請求項9】
ユーザを特定するユーザ情報および機器を特定する機器情報を対応付けて登録するユーザ・機器情報DBと、
公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBと接続されるユーザ宅内の通信装置と、
前記機器情報を前記通信装置に送信する機能を有する機器と
を備え、前記通信装置が前記機器から送信された機器情報を受信し、前記ユーザ情報および前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBに転送して登録するユーザ登録システムの通信装置において、
前記ユーザ情報を入力するとともに、前記ユーザ情報および前記機器情報の登録に関するポリシーを入力する手段と、前記機器が当該通信装置と無線接続するための無線通信情報を記憶する挿抜可能な外部メモリとを備え、
前記外部メモリを接続して読み出した前記無線通信情報を用いて無線接続された前記機器から送信された前記機器情報を受信し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBに転送して登録する構成である
ことを特徴とするユーザ登録システムの通信装置。
【請求項10】
請求項9に記載のユーザ登録システムの通信装置において、
通信事業者が管理する通信装置の回線IDおよびユーザ情報が契約者DBに登録され、 前記公衆網に接続されるユーザ・機器情報登録機能部から前記契約者DBにアクセス可能であり、
前記機器から送信された前記機器情報を受信し、前記回線IDとともに前記ポリシーおよび前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報登録機能部に転送し、前記ユーザ・機器情報登録機能部を介して、前記回線IDに基づいて前記契約者DBに登録されているユーザ情報を読み出し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報DBに転送して登録する構成である
ことを特徴とするユーザ登録システムの通信装置。
【請求項11】
請求項9に記載のユーザ登録システムの通信装置において、
前記通信装置が有するユーザIDおよびユーザ情報がユーザDBに登録され、
前記公衆網に接続されるユーザ・機器情報登録機能部から前記ユーザDBにアクセス可能であり、
前記機器から送信された前記機器情報を受信し、前記ユーザIDとともに前記ポリシーおよび前記機器情報を前記公衆網を介して前記ユーザ・機器情報登録機能部に転送し、前記ユーザ・機器情報登録機能部を介して、前記ユーザIDに基づいて前記ユーザDBに登録されているユーザ情報を読み出し、前記ポリシーを含む前記ユーザ情報および前記機器情報を前記ユーザ・機器情報DBに登録する構成である
ことを特徴とするユーザ登録システムの通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−231260(P2012−231260A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−97537(P2011−97537)
【出願日】平成23年4月25日(2011.4.25)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】