説明

ラベル発行システム

【課題】ラベル発行の商品データの呼び出しに係る処理を、作業者の経験や記憶に関係なく簡単且つ誤りなく行なうことができるラベル発行システムを提供する。
【解決手段】商品を加工した作業データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された作業データを表示する作業端末装置1と、前記作業端末装置1と通信可能に接続されたラベル発行装置2とからなるラベル発行システムにおいて、前記作業端末装置1は、前記作業データに基づいて作業が終了した商品に完了の旨を入力する完了入力手段を備え、前記ラベル発行装置2は、前記完了入力手段で作業完了を入力された商品を選択可能なアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段で表示されたアイコンが選択されると、前記選択されたアイコンが作業完了した時の作業データを呼び出して印字データとして設定を行なう呼出手段と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は加工食品の商品データをラベルに印字して発行するラベル発行システムに係り、更に詳しくは加工盛り付けされた食品と、その商品データを関連付けて呼び出し、ラベルを発行するラベル発行システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、品名や値段等の商品データをラベルに印字して発行するラベルプリンタは、予め記憶手段(商品ファイル)に商品番号(品番)に対応して品名や単価等の商品データを記憶しておき、ラベル発行時に商品を見て品番を入力することで予め記憶されている品名や単価を呼び出すことができ、それにより印字データの設定がワンタッチで行なえるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、商品を見て、正確な品番を素早く判断するのには、経験が必要になる。一方、この種のラベルプリンタを操作してラベル発行作業を行なうのは、経験の浅い店員や、パートタイマーの場合が多く、正確な品番を素早く判断するのが難しい場合が予想される。
【0003】
又、従来の食品スーパーのバックヤードや食品加工場で行なわれているラベル貼付作業は、熟練した作業者が行なう為、加工された食品を一目見て商品の品名とその品番とを瞬時に判断することが出来るので、間違えることなく商品を呼び出してラベルを印字発行し、スムーズにラベル貼付作業を行なうことができる。しかし、経験の浅い店員や、パートタイマーが作業を行なう場合には、加工済みの食品を見ただけでその商品の品名或いは品番が何であるかを判断することが出来ないため、ラベルを発行する商品を特定することが出来ず、ラベル発行及びラベル貼付作業ができないという問題があった。
【0004】
また、ラベル発行に必要な商品データの呼び出しは作業者の経験と記憶とに頼り行なわれる為、類似する加工食品と勘違い或いは見間違えて別商品のデータが呼び出されてラベル発行及びラベル貼付作業が行なわれてしまうという問題がある。
このような問題が発生すると、お客は勘違い或いは見間違えられた別商品のラベルにより本来購入する商品と違った商品を購入させられることになるため、店は来店顧客を失ってしまうばかりではなく、社会的な信用を失ってしまうという大きな問題に発展するという可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平4−181422号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、ラベル発行の商品データの呼び出しに係る処理を、作業者の経験や記憶に関係なく簡単且つ誤りなく行なうことができるラベル発行システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成する為に本発明のラベル発行システムは、商品を加工した作業データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された作業データを表示する作業端末装置と、前記作業端末装置と通信可能に接続されたラベル発行装置とからなるラベル発行システムにおいて、前記作業端末装置は、前記作業データに基づいて作業が終了した商品に完了の旨を入力する完了入力手段を備え、前記ラベル発行装置は、前記完了入力手段で作業完了を入力された商品を選択可能なアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段で表示されたアイコンが選択されると、前記選択されたアイコンが作業完了した時の作業データを呼び出して印字データとして設定を行なう呼出手段と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。
前記商品を加工した作業データとは、予め加工日前に作成された作業データ、及び加工作業場において商品を加工して作成した作業データの両方を含むものである。
前記作業データを記憶する記憶手段は、該作業データが加工日前に作成されたものである場合は上位の管理装置が備え、加工日前日に管理装置から作業端末装置に送信する方式、或いは加工日当日に必要な作業データを作業端末装置が其の都度管理装置に問い合わせする方式、又は現在必要な分のみを管理装置から都度バッチでダウンロードする方式等、何れでもよい。又、作業データが商品を加工して作成するデータである場合、商品データを呼び出し、加工した内容に応じて必要なデータを付加して作業データを作成し記憶してもよい。
前記ラベル発行装置が作業完了済みの作業データを取得する方式は、例えば作業端末装置が送信する方式、作業端末装置或いは管理装置内に作業完了済みの作業データを記憶しておき、完了済みの作業データが作られると作業端末装置からラベル発行装置へ向けて作業完了済みの作業データが作られた旨を通知し、通知を受けたラベル発行装置が作業端末装置に記憶されている作業データを直接参照する方式でもよい。
前記表示手段に表示するアイコンの形状は、ボタン形式或いは表形式等、何れの方式を用いてもよい。
本発明で言うラベル発行装置は、ラベルのみを印字発行するラベル発行装置のみならず、商品を包装しラベルを発行(貼付)する包装値付け装置も含むものである。又、ラベル発行装置は、計量部を備えたラベル発行装置、及び計量部を備えないラベル発行装置の両方を含むものとする。
【0008】
上記手段によれば、例えば、原材料を加工してトレイ等へ盛り付けてラベルを貼付する加工食品において、作業端末装置に表示される作業データに基づいて商品が加工され、トレイへの盛り付け作業を完了した時に当該商品の作業完了を完了入力手段により入力を行なうと、前記作業完了した商品が選択可能なアイコンで、通信可能に接続されたラベル発行装置の表示手段に表示される。このアイコンの表示により、経験の浅い店員や、パートタイマーであっても、加工済みの商品を見て商品名称を判断することなく、表示部に作業完了順に表示されるアイコンを選択することにより、間違えることなく素早く商品データを呼び出してラベル発行を行なうことができる。従って、品番の入力間違い等に伴うラベル発行ミスがなくなり、精度の高いラベル発行作業を行なうことができる。
【0009】
前記作業データはラベル印字データを兼ねる為、少なくとも品名と、作業の優先順位と、品揃え時間と、作業量と、完了個数と、価格と、産地と、完了フラグとを有する(請求項2)。
上記手段によれば、作業データはラベル発行時に必要なデータも兼ねて備えているので、予め商品マスタ等のファイルをラベル発行装置側に記憶させておく必要がなく、データの一元管理と、間違って異なる産地や単価がラベル印字データとしてラベル発行装置側で設定されるミスを無くすことができると共に、複数装置への入力操作とその手間を省くことが出来、更に装置毎の限られた記憶領域のメモリー負担を軽減することが出来る。
【0010】
又、前記作業端末装置は、前記作業データの少なくとも産地と価格とを変更することができる変更手段を更に備えてもよい(請求項3)。
上記手段によれば、予め記憶手段に記憶した作業データに間違いがあった場合でも、商品知識が豊富な加工エリアの加工作業者により、正しい産地名への変更や、カット小分けされる部位やその鮮度に合わせて正当な値決めを適切に行なうことができる。
【0011】
更に、前記ラベル発行装置の表示手段は、前記完了入力手段で作業完了を入力された商品の順と品揃え時間とに基づき、ラベル発行順にアイコンを選択可能に表示する発行順指示手段を備えてもよい(請求項4)。
そして、前記発行順指示手段は、アイコンを選択する順番を表す表示色或いは選択する順番を表す数字又は記号或いは画像を表示する選択指示手段を備えてもよい(請求項5)。
前記発行順指示手段の表示色としては、例えば、「赤:急ぐ」、「黄:早く」、「青:普通」等が考えられるが、使用する色数は出来る限り少なく、分かり易い一般的な原色を使用することにより、経験の浅い店員や、パートタイマーでも判別し易く、間違いを少なくすることが出来る。
上記手段によれば、表示手段に表示されるアイコンは、ラベル発行(値付け作業)の順番と優先度が分かるように、例えば、表示部の上端部から下端部方向に向かって優先度の高い順に重ならないように直列に並べて表示する方法或いはアイコンを重ねて表示し、優先度の高い作業データを最前面に表示し、優先度の低い作業データを最背面に表示する方法、或いは優先度の高いアイコンを大きく表示し、優先度の低いアイコンを小さく表示する方法等によりアイコンを表示し、その表示するアイコンの色、或いはアイコン選択の順番を数字又は記号或いは画像で表示するので、ラベル発行装置に表示されるアイコンが仮に複数表示されたとしても、値付け作業者は間違えることなくラベル発行順に選択することができる。従って、値付け作業者が経験の浅い店員や、パートタイマーであっても、ラベルを発行する順番と優先順位とが目視で容易に確認でき、間違えることなくスムーズなラベル発行作業を行なうことができる。
【0012】
又、前記表示手段に表示されるアイコンには、少なくとも作業完了順と、品名と、完了個数とが含まれ表示されるようにしてもよい(請求項6)。
上記手段によれば、経験の浅い店員や、パートタイマーであっても、ラベルを発行する対象商品の順番と品名とラベル発行枚数とを目視し、容易に理解してアイコンを選択することが出来る。
【0013】
また、前記ラベル発行装置は、前記作業端末装置と通信可能に複数接続され、他のラベル発行装置でアイコンが選択された場合或いは既にラベル発行済みのアイコンである場合には、ラベル発行装置の表示手段が前記選択されたアイコン或いはラベル発行済みのアイコンを選択出来ない旨の表示或いは非表示にして当然アイコンを選択不可とする選択可否手段を備えてもよい(請求項7)。
【0014】
上記手段によれば、ラベル発行装置が作業端末装置と通信可能に複数台接続された場合において、今選択しようとしたアイコンが他のラベル発行装置で既に選択された場合、或いはラベル発行済みのアイコンである場合、ラベル発行装置の表示手段が前記選択されたアイコン或いはラベル発行済みのアイコンを選択できない旨の表示或いは非表示にして当該アイコンを選択不可とする選択可否手段を備えたので、複数人によりラベル発行作業を行なう場合、間違えて発行済みのアイコンや異なる商品のアイコンを選択してしまうことを無くすことができる。ラベルの重複発行を防止できる。
【発明の効果】
【0015】
本発明のラベル発行システムは請求項1記載の構成により、ラベル発行を行なう作業者(値付け作業員)が経験の浅い店員や、パートタイマーであっても、加工済みの商品を見て商品名称を判断することなく、表示部に作業完了順に表示されるアイコンを選択することにより、間違えることなく素早く商品データを呼び出してラベル発行を行なうことができる。従って、品番の入力間違い等に伴うラベル発行ミスがなくなり、精度の高いラベル発行作業を行なうことができる。
又、請求項2記載の構成により、作業データはラベル発行時に必要なデータも兼ねて備えているので、予め商品マスタ等のファイルをラベル発行装置側に記憶させておく必要がなく、データの一元管理と、間違って異なる産地や単価がラベル印字データとしてラベル発行装置側で設定されるミスを無くすことができると共に、複数装置への入力操作とその手間を省くことが出来、更に装置毎の限られた記憶領域のメモリー負担を軽減することが出来る。
【0016】
更に、請求項3記載の構成により、予め記憶手段に記憶した作業データに間違いがあった場合でも、商品知識が豊富な加工エリアの加工作業者により、正しい産地名への変更や、カット小分けされる部位やその鮮度に合わせて正当な値決めを適切に行なうことができる。
また、請求項4、5記載の構成により、表示手段に表示されるアイコンは、ラベル発行(値付け作業)の順番と優先度を色、又は数字や記号で表示するので、ラベル発行装置に表示されるアイコンが仮に複数表示されたとしても、値付け作業者は間違えることなく選択することができる。従って、値付け作業者が経験の浅い店員や、パートタイマーであっても、ラベルを発行する順番と優先順位とが目視で容易に確認でき、間違えることなくスムーズなラベル発行作業を行なうことができる。
【0017】
又、請求項6記載の構成により、経験の浅い店員や、パートタイマーであっても、ラベルを発行する対象商品の順番と品名とラベル発行枚数とを目視によって容易に理解して目的のアイコンを間違いなく選択することが出来る。
更に、請求項7記載の構成により、複数人によりラベル発行作業を行なう場合、間違えて発行済みのアイコンや異なる商品のアイコンを選択してしまうことを無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係るラベル発行システムのシステム構成の一例を示す図。
【図2】他のシステム構成を示す図。
【図3】作業端末装置の電気ブロック図。
【図4】ラベル発行装置の電気ブロック図。
【図5】作業データの構成を示す説明図。
【図6】ラベル発行装置から作業端末装置へ送信される応答電文のファイル図
【図7】ラベル発行を示すフローチャート図。
【図8】作業端末装置の表示部に表示される画面の一例を示す図。
【図9】ラベル発行装置の表示手段に表示される画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
【0020】
スーパーマーケットなど小売店のバックヤードにおいて、精肉、鮮魚、野菜等、生鮮食品は加工エリアにてカット或いはスライス等の加工作業を行ない、それらをトレイに盛り付けた状態でバット(容器)に載せて値付けエリアへ移動させ、値付けエリアにて包装値付け作業をした後に、売場へ所定の時間に運び出す品揃え作業をしている。そして、前記値付け作業は、計量ラベルプリンタや計量値付け装置等により自動化されているものの、値付け処理する商品の品名や単価など商品データから所要の印字データを値付け装置に事前にセットする必要がある。
しかしながら、値付け作業者は値付けエリアに運ばれたバット上の商品を見ただけでは、当該商品の種別や単価などを判断することは難しく、作業台帳を見て確認する、或いは加工エリアの加工作業者に確認する等の手数を要し、作業性が低下する等の問題があった。
本発明は、上記したラベル発行に必要な商品データの呼び出しが人の経験と記憶とに頼り行なわれている従来の問題点を解決するラベル発行システムである。
【0021】
本発明のラベル発行システムは、原材料を加工し盛り付けをする加工作業者が使用する作業データ、又は加工作業者が加工することで作成した作業データを作業端末装置に表示させ、前記表示した作業データに基づいて加工業者が作業完了した商品に加工完了の旨を入力し、加工された生鮮食品が順次値付け作業者がいる値付けエリアへ運ばれた時に、ラベル発行装置の表示手段に前記加工作業が完了した生鮮食品のアイコンが選択可能に表示される。これにより、加工された生鮮食品とラベル発行装置に表示されたアイコンとを対応付けることが可能となる。
【0022】
即ち、本発明のラベル発行システムは、商品を加工した作業データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された作業データを表示する作業端末装置と、前記作業端末装置と通信可能に接続されたラベル発行装置とからなるラベル発行システムにおいて、前記作業端末装置は、前記作業データに基づいて作業が終了した商品に完了の旨を入力する完了入力手段を備え、前記ラベル発行装置は、前記完了入力手段で作業完了を入力された商品を選択可能なアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段で表示されたアイコンが選択されると、前記選択されたアイコンが作業完了した時の作業データを呼び出して印字データとして設定を行なう呼出手段と、を備える。
【0023】
図1は本発明に係るラベル発行システムの一例を示すシステム構成図で、管理装置3と作業端末装置1とラベル発行装置2と包装値付け装置(包装ラベル貼付装置)4がLAN接続されており、各装置でデータが必要な時にLANを介してデータ通信が行なわれる。尚、前記装置間の接続方式は有線或いは無線、どちらの方式を用いてもよい。
【0024】
上位の管理装置3は事務所などに設置され、原材料の入出庫管理、販売スケジュール、商品マスタ、特売ファイル、作業データ等の入力及び管理を行なう装置である。原材料の入荷と販売スケジュールとに基づき、優先順位と品揃え時間に合わせた商品の加工盛り付けを行なう作業データD(図5参照)が作成され、記憶手段(ハードディスク)に記憶される。尚、管理装置3で管理されている作業データDは、前日(加工日の前日)に作業端末装置1へ送信され、翌日(加工日当日)に加工エリアの加工作業者が前記作業端末装置1の電源を入れると該作業端末装置1の表示部14に作業データが表示される(図8参照)。
【0025】
作業端末装置1は図3に示すように、各ブロックを制御するCPU10にバス10aを介してROM11、RAM12、通信部13、表示部(タッチパネル)14、操作部15が接続されて構成されている。
即ち、作業端末装置は、電源をONすることにより、LANを介して上位の管理装置3から送信された作業データを表示部14に表示する。
上記CPU10は、ROM11の制御プログラムに従ってRAM12のワークエリアを用いて処理を行なうことにより作業端末装置1の動作を統括して制御する。
上記ROM11には前記CPU10が実行する、予め決められた制御プログラムが記憶されている。
上記RAM12は、前記CPUが動作する為に必要なフラグやレジスタを設け、複数の記憶領域を有し、各ファイルから読み出されたデータが一時的に格納される。
【0026】
上記通信部13は、LAN等のネットワークを介して管理装置3、ラベル発行装置2、包装値付け装置4との間でデータ通信を行なう。
上記表示部14は、液晶タッチパネルで構成され、管理装置3から送信された作業データを表示する。
上記操作部15は、前記表示部14の表面がタッチされることで各種の表示と、操作を可能とするもので、各種モードの切換や、各種操作(例えば、加工作業が終了した商品に作業完了の旨を入力する(完了入力手段)、作業データの産地名、価格等の書き換え変更(変更手段))が出来るように構成されている。
作業端末装置1の完了入力手段の操作で送信される加工完了済みの作業データは、LANを介してラベル発行装置2或いは包装値付け装置4へデータ送信され、ラベル発行装置2或いは包装値付け装置4は前記データを受信すると即時に装置の表示部に選択可能なアイコンを表示する。
尚、複数の作業端末装置1とラベル発行装置2とが通信可能に接続されている場合、複数の作業端末装置で表示した作業データを完了させる毎に対象となる商品のアイコンを全てのラベル発行装置の表示部に表示してもよいし、ラベル発行のみの作業の場合にはラベル発行装置へ送信し、包装作業が必要な場合には包装値付け装置(包装ラベル貼付装置)へ送信するようにしてもよい。
【0027】
ラベル発行装置2は、計量ラベルプリンタで、加工エリアでの加工盛り付けが完了して値付けエリアに運ばれてきた商品を計量部で計量し、その計量したデータと、前記加工エリアの作業端末装置1による完了入力手段の操作で該ラベル発行装置2の表示手段に表示される当該商品のアイコン5を選択することで呼び出される作業データ(単価)とにより、商品の値段を算出し、その値段と前記作業データに含まれている商品データとで所要の印字データを設定し、ラベルを印字発行する。
【0028】
前記ラベル発行装置2は、図4の電気的構成を示すブロック図に示すように、各ブロックを制御するCPU20にバス20aを介してROM21、RAM22、表示部(表示手段)23、操作部24、計量部25、印字部26、通信部27が接続されている。
CPU20は、ROM21の制御プログラムに従ってRAM22のワークエリアを用いて処理を行なうことによりラベル発行装置2の動作を統括して制御する。
上記ROM21には前記CPU20が実行する各種制御プログラムが記憶されている。
上記RAM22は、前記CPU20がROM21の制御プログラムを実行する場合に用いる各種フラグやレジスタを設け、複数の記憶領域を有し、各ファイルから読み出されたデータが一時的に格納される。即ち、前記作業端末装置1から送信される作業完了済みの作業データが一時的に格納される。
上記表示部23は、液晶タッチパネルで構成され、各種データの表示、各種メッセージの表示を行なう。
上記操作部24は、キーボードと前記表示部を構成するタッチパネルとで構成され、表示部に表示されたアイコン5の選択、各種データの入力を行なうものである。
上記計量部25は、計量皿に載置された商品の計量信号をCPU20へ供給するものである。
上記印字部26は、サーマルプリンタを備え、CPU20の指令に基づいてラベルに品名、値段、単価等の印字を行ない、印字したラベルをラベル発行口に発行するものである。
通信部27は、LAN等のネットワークを介して管理装置3、作業端末装置1、包装値付け装置4との間でデータ通信を行なう。
【0029】
前記表示部23に表示される作業完了済みの商品を表すアイコン5は、図9のラベル発行装置の画面表示例に示すように表形式で表示し、且つラベル発行順(値付け作業の順)が表示色変更手段(色)で表示されている。
前記表示色変更手段による色としては、「赤:急ぐ」、「黄:早く」、「青:普通」等が考えられるが、使用する色数はできる限り少なく、分かり易い一般的な原色を使用することにより、経験の浅い店員や、パートタイマーでも判別し易く、間違いを少なくすることができる。その表示色の選択は、現在の日付時刻と品揃え時間とを比較し、現在の日付時刻から品揃え時間を減算し、その減算した結果の数値が小さいものより「赤:急ぐ」→「黄:早く」→「青:普通」の色をつける、或いは品揃え時間が現在の日付時刻に近いものから「赤:急ぐ」→「黄:早く」→「青:普通」の色をつけるようにしてもよい。
又、ラベル発行順(値付け作業の優先順)は色で識別することに限らず、例えば表示画面におけるアイコン5の表示位置で値付け作業の優先度を表す方式を用いてもよい。この場合、優先度の高いアイコン5を表示画面の上部へ位置させ、優先度が低いアイコンは表示画面の下部位置に位置させるようにしてもよい。
又、ラベル発行装置2は、図1に示すように、前記作業端末装置と通信可能に複数接続された場合、他のラベル発行装置2でアイコンが選択された場合或いは既にラベル発行済みのアイコンである場合には、ラベル発行装置の表示部23が前記選択されたアイコン或いはラベル発行済みのアイコンを選択できない旨の表示或いは非表示にして当該アイコンを選択不可とする選択可否手段を備えている。例えば、図1に示すように2台のラベル発行装置(1)、(2)が作業端末装置(1)、(2)と通信可能に接続された場合において、ラベル発行装置(2)の表示部に表示されたあるアイコンが、ラベル発行装置(1)において既に選択された場合、或いは既にラベル発行済みである場合、ラベル発行装置(2)の表示部23には前記ラベル発行装置(1)で既に選択されたアイコン或いはラベル発行済みのアイコンについて選択できない旨の表示をする。又は、ラベル発行装置(2)の表示部23に前記アイコンを非表示にして、当該アイコンが重複して選択されるのを防止する。
【0030】
包装値付け装置4は、加工エリアでの加工盛り付けが完了して値付けエリアに運ばれてきた商品を商品載置部で計量し、計量後の商品をストレッチフィルム等で包装し、その包装した商品に対してラベルを発行貼付する装置で、ラベル発行は前記ラベル発行装置2と同様、商品載置部で計量した計量値と、包装値付け装置4の表示手段に表示された当該商品のアイコン5を選択することで呼び出された作業データ(単価)Dとにより商品の値段を算出し、その値段と前記作業データに含まれている商品データとで所要の印字データを設定し、ラベルを印字発行することができる。
【0031】
図5は記憶手段に記憶される作業データDの構成を示し、商品毎に優先順位、品揃え時間、識別コード、商品名称、産地名、作業量(加工量、個数)、企画、販売価格、単位、完了フラグ等の項目が設定されている。
上記優先順位は、加工作業の優先順位を表し、例えば「朝一」は朝一番に加工してほしい商品、「昼」は昼までに加工すればよい商品等を表す。
上記品揃え時間は、ラベルを貼付した商品を売場へ陳列する時間を表し、従ってこの品揃え時間を目標として、加工エリアにおける加工作業、値付けエリアにおけるラベル発行が行なわれる。
【0032】
図6はラベル発行装置2から作業端末装置1に送信する作業データの受信に関する応答電文の構成(項目)を示し、送信元装置番号(ラベル発行装置番号)、受取端末装置番号(作業端末装置の番号)、識別コード、結果、理由、備考等の項目で構成されている。
前記結果の項目には、作業データが正しく受信された場合は「OK」、作業データが正しく受信されなかった場合は「NG」が表示され、「NG」の場合はその内容(例えば、データの一部が欠落している等)が表示される。
【0033】
次に、本発明に係る作業端末装置1とラベル発行装置2の動作の概略を図7のフローチャートに基づいて説明する。
[作業端末装置]
S101…上位管理装置3より定期的に作業データDを受信する。作業データは、前日に
管理装置より翌日実施するデータをバッチで受信する方式でもよい。
S102…加工盛り付けを行なう作業者に前記受信した作業データを選択可能に表示する

表示方法は、一覧表示或いは一件毎の表示の何れでもよい。
一覧表示する場合には、作業の優先順位、品揃え時間、商品コードの昇順で表
示する。これにより、作業者の作業段取りが決まるので重要な表示となる。作
業の優先順位には、緊急追加、追加、朝一、開店前、午前中、昼、午後一、夕
方、などがある。作業者が作業を開始する時間帯を一目で分かり易い呼び名で
表示させることにより作業者に作業開始の目安を与える。
品揃え時間は、商品を陳列する棚に品出しする商品が全て並びきった状態とな
る時間が表示される。
これにより作業者は、何時までに作業を完了させなければならないかを理解す
ることができる。
S103…作業を行なう対象の作業データを選択する。
作業データの選択方法としては、一覧表示された中から作業を行なう対象の行
を指でタッチすることにより、タッチされた行が反転表示或いは輝度表示され
ることにより選択されたことを表してもよい、或いは行が選択されると1件表
示の画面に切換え、設定されている対象商品のデータの設定項目全てを表示す
る方式の何れでもよい。
S104…商品が作業データの内容と違いがないか、変更の必要がないかを判断する。
指示内容に変更が有る場合(YES)はS105へ進み、指示内容に変更が無い
場合(NO)はS106へ進む。変更がある場合は、変更を行なうボタンをタッ
チして変更を行なう。変更を行なう項目としては、産地名称、販売価格、個体
識別番号などである。
【0034】
S105…変更ボタンがタッチされると変更画面が表示される。産地名である場合は、あ
いうえおのインデックスより対象となる産地の頭文字を選択することにより、
産地の選択候補が一覧表示されるのでその中から選択する。選択候補を選択し
ない場合には、直接産地名を操作部より入力する。
S106…対象商品の作業データに表示されている作業量(個数)が完了したか判断し、
作業を完了した場合(YES)は完了ボタンをタッチし、S107へ進む。作業
が完了していない場合(NO)はS104へ戻り作業データに変更に変更がない
か判断される。作業開始後のデータの変更とは、例えば、肉のカット、盛り付
けの作業中、作業者が肉(商品)を見て作業データに表示された産地名と異な
るのに気付いた場合、産地名を変更する必要があり、S104→S105で正
しい産地名に変更する。完了ボタンは、選択表示した行、或いは1件表示画面
の中に設定されている。
完了ボタンがタッチされると、作業端末装置はラベル発行装置に現在作業を完
了した作業データを送信する。ラベル発行装置側の動作は別途後述する。
S107…ラベル発行装置から前記作業完了済みの作業データを受信したかの返答電文
(図6参照)の受信を待つ。所定時間待っても返答がない場合にはエラー表示
を行なう。
本実施例では、送信したデータが正しく受信されたか否かの返答電文を受信し
ているがこれに限らず、返答電文を待たずに、正しく受信するまで送信を繰り
返してもよい。この場合、作業データの表示とは別に送信のみを行なうプログ
ラムを起動しておき並列で実行させるようにすることにより効率よく作業を進
めることができるので、適宜用途に合わせて動作させるようにするとよい。
【0035】
S108…受け取った返答電文がエラーであるか否かの判定を行なう。エラーである場合
(NO)はS109へ進み、それ以外(YES)はS110へ進む。
S109…受信した返答電文のエラー情報、或いは送信できない場合には自らが生成した
エラー情報を作業端末の表示画面に表示し作業者へ伝える。
S110…次の作業データが存在するか否かが判断される。次の作業データが存在する場
合(YES)にはS103進み、次に作業を行なう作業データが存在しない場合
(NO)、即ち作業データの全てが完了している場合には終了する。
この終了に関しては、例えば、作業データ全体(全件)に対しての判定でも良
く、或いは、現在時刻(作業端末装置の日付時刻)が何時であるかにより午前
中、または品揃え時刻までの作業データが完了した場合でもよい。この場合、
品揃え時刻何分前までに完了しなければエラーを表示する方式を組み込んでも
よい。プログラムが起動される毎に作業単位(時間単位)で完了したか否かを
判定してもよい。
【0036】
[ラベル発行装置]
S201…作業端末装置からの作業完了済みの作業データを受信待ちする。この作業完了
済みの作業データを受信待ちするプログラムは別プログラムとして単独で起動
させておき、定期的(所定時刻毎)に監視して作業完了済みの作業データを受
信してもよい。
S202…受信した作業完了済みの作業データに問題がないかの判定を行なう。受信した
データに問題が無かった場合(YES)にはS203へ進み、受信したデータが
異常なデータである場合(NO)はS204へ進む。
S203…受信OKの返答電文を作成する。
S204…異常NGの返答電文を作成する。
S205…作成された返答電文を作業端末装置へ送信する。
S206…受信OKの作業データに基いて、ラベル発行装置の表示部へアイコンを表示す
る。
前記アイコンの表示の仕方としては、日付時刻と作業完了済みの作業データに
設定されている品揃え時間を比較し、その昇順にアイコンを並べて表示させる

又、表示する方法としては、優先度の高いアイコンは赤色、次に優先度の高い
アイコンは黄色、あまり急がないものは青色等、色分けして表示する。そして
、前記アイコンには、品名、値段等も表示することにより、印字発行されたラ
ベルと見比べることにより発行間違いを容易に判断することが出来る。
【0037】
S207…選択するアイコンがあるか否かが判断され、存在する場合(YES)はS208
へ進み、存在しない場合(NO)はS201に戻る。
S208…アイコンが選択されたか否かを判定する。アイコンが選択された場合(YES)
はS209へ進み、選択されていない場合(NO)は選択を待つ。
S209…選択されたアイコンの作業データに基いて、ラベルを発行する印字データとし
て画面へ表示する。
S210…ラベル発行のボタンが押されると作業量(個数)と同数のラベルが発行される

ラベル発行には、計量装置で計量された重量が安定すると該計量された重量値
と単価データを掛け算して値段を算出し、確定した後にラベルを順次発行する
計量ラベル発行と、1パックの重量が予め所定量盛り付けられており定額で販
売される場合には、計量部に載置されたパックの重量値に関わらず、現在載置
されたパックの重量値が安定すると定額ラベルを発行する定額ラベル発行とが
ある。
計量部を備えていないラベル発行装置である場合は、作業データの作業量と同
数のラベルを連続して発行するか、発行したラベルが手で摘み取られたら(ラ
ベル検知センサが現在発行したラベルの存在を検出しない状態)の時に次のラ
ベルを発行する。
S211…作業データ(印字データ)の作業量と同数のラベルを発行したか否かの判定を
行なう。作業データの作業量と同数のラベルを発行した場合(YES)、完了し
たと判定しS212へ進む。ラベル発行が完了していない場合(NO)はS21
0へ戻る。
S212…現在、ラベル発行を完了したアイコンを非表示にしてS207へ戻る。
【0038】
本発明のラベル発行システムは上記したように、原材料を加工し盛り付けをする加工作業者が使用する作業データを作業端末装置に表示させ、前記表示した作業データに基いて加工作業者が作業完了した商品に完了の旨を入力し、加工された生鮮食品が順次値付け作業者が居る値付けエリアへ運ばれた時に、ラベル発行装置の表示部に前記加工作業が完了した生鮮食品のアイコンが選択可能に表示される。これにより、加工された生鮮食品とラベル発行装置に表示されたアイコンとを対応付けることが可能となる。
また、作業データがラベル印字データを兼ねているので、ラベル発行装置で呼び出したデータが加工作業済み商品以外であることがなく、且つ、各装置に予め商品マスタ等を記憶させておく必要もなくなる。
そして、表示されるアイコンは、値付け作業の順番とその優先度が分かる色とその順番を表示するので、ラベル発行装置に表示されるアイコンが仮に複数表示されたとしても値付け作業者は間違えることなく選択することができる。
【0039】
本発明は図示の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
(1)実施例では、前日に管理装置から作業端末装置に作業データを送信する方式であるがこれに限らず、当日必要な作業データをその都度作業端末装置が管理装置へ問い合わせして取得する方式、或いは現在必要な分のみを管理装置からその都度バッチでダウンロードする方式でもよい。
(2)実施例では、作業端末装置より作業データを送信する方式を説明したが、これに限らず、作業端末装置或いは管理装置内に作業完了済みの作業データを記憶しておき、完了済みの作業データが作られると作業端末装置からラベル発行装置或いは包装値付け装置へ向けて作業完了済みの作業データが作られた旨を通知し、通知を受けたラベル発行装置或いは包装値付け装置が作業端末装置に記憶されている作業データを直接参照する方式でもよい。この方式を使うことにより、各装置の記憶エリアの書き換え頻度を減少させることができるので、記憶部(ハードディスク或いはメモリ)の劣化や老朽化の進行を抑えることができる。
(3)実施例では、ラベル発行装置の表示部(表示手段)に表示されるアイコンの表示色を変えてラベル発行順(アイコンの選択順)を表示しているが、アイコンを選択する順番は数字又は記号或いは画像による選択指示手段で表示してもよい。
(4)本実施例では、文字及び図形或いは色等を組み合わせてラベル発行装置の表示部へアイコンを表示させているがこれに限らず、ラベル発行装置側に対象となる商品(食品)の写真データ(画像)を識別コード毎に記憶させておき、その写真(画像データ)をアイコンとして表示してもよい。また、予め写真(画像データ)をラベル発行装置側に登録する手間等を削減する為に、作業端末装置に加工盛り付けをした食品を撮像するカメラを接続し、作業者が作業データに基づいて、食品の加工盛り付け作業を完了した旨を作業端末装置に入力した時に、作業者の手元にある加工盛り付け済みの食品を撮像し、完了済みの作業データと共に該撮像データをラベル発行装置へ送信してもよい。この方式を用いれば、ラベル発行装置側で、作業データの優先順位と品揃え時間とに基いて、該加工済み食品の写真(画像データ)が表示されるので、ラベル発行を行なう作業者は実物である加工盛り付け済みの食品とアイコン表示されている写真(画像データ)を目視照合確認してから選択することができるので、アイコンの選択ミスを削減することができ、ラベル発行ミスを更に削減することができるという効果を奏する。
(5)本実施例では、作業端末装置に作業データを表示させているがこれに限らず、加工盛付を行う作業場の責任者によって、当日に加工盛付た商品を順次品出しする場合には、加工盛付した作業データを記憶させ、その作業データをラベル発行装置側にアイコン表示させても良い。棚に陳列された商品の売れ行きが良く、急いで商品を加工盛付し品出しをしなければならない場合にラベル発行装置に今加工盛付作業が終わった商品のデータがアイコン表示されるので、ラベル発行を行う作業者は間違えることなくアイコンを選択してラベルを発行することが出来る。
また、無線ハンディターミナル等を使い、店の棚に陳列された商品の売れ行き状況を見て離れた場所より加工場へ加工盛付の指示を行っても良い。この場合、ハンディターミナルで加工盛付する商品を呼び出し不足している商品の数或いは完売するであろう数量を入力し、加工盛付を行う作業場の作業端末装置へ加工盛付を行う商品の加工指示を無線通信により指示しても良い。
【符号の説明】
【0040】
1…作業端末装置 2…ラベル発行装置
3…管理装置 4…包装値付け装置
5…アイコン 14…作業端末装置の表示部
15…作業端末装置の操作部(完了入力手段) 23…ラベル発行装置の表示部
24…ラベル発行装置の操作部 26…ラベル発行装置の操作部
D…作業データ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
商品を加工した作業データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された作業データを表示する作業端末装置と、前記作業端末装置と通信可能に接続されたラベル発行装置とからなるラベル発行システムにおいて、
前記作業端末装置は、前記作業データに基づいて作業が終了した商品のデータに作業完了の旨を入力する完了入力手段を備え、
前記ラベル発行装置は、前記完了入力手段で作業完了を入力された商品を選択可能なアイコンで表示する表示手段と、前記表示手段で表示されたアイコンが選択されると、前記選択されたアイコンが作業完了した時の作業データを呼び出して印字データとして設定を行なう呼出手段と、
を備えたことを特徴とするラベル発行システム。
【請求項2】
前記作業データは、少なくとも品名と、作業の優先順位と、品揃え時間と、作業量と、完了個数と、価格と、産地と、完了フラグとからなることを特徴とする請求項1記載のラベル発行システム。
【請求項3】
前記作業端末装置は、前記作業データの少なくとも産地と価格とを変更することができる変更手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のラベル発行システム。
【請求項4】
前記表示手段は、前記完了入力手段で作業完了を入力された商品の順と品揃え時間とに基づき、ラベル発行順にアイコンを選択可能に表示する発行順指示手段を更に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のラベル発行システム。
【請求項5】
前記発行順指示手段は、アイコンを選択する順番を表す表示色或いは選択する順番を表す数字又は記号或いは画像を表示する選択指示手段を更に備えたことを特徴とする請求項4記載のラベル発行システム。
【請求項6】
前記表示手段で表示されるアイコンは、少なくとも作業完了順と、品名と、完了個数とが含まれ表示されることを特徴とする請求項1又は4又は5記載のラベル発行システム。
【請求項7】
前記ラベル発行装置は、前記作業端末装置と通信可能に複数接続され、他のラベル発行装置でアイコンが選択された場合或いは既にラベル発行済みのアイコンである場合には、ラベル発行装置の表示手段が前記選択されたアイコン或いはラベル発行済みのアイコンを選択出来ない旨の表示或いは非表示にして当然アイコンを選択不可とする選択可否手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載のラベル発行システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−191904(P2010−191904A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−38331(P2009−38331)
【出願日】平成21年2月20日(2009.2.20)
【出願人】(000145068)株式会社寺岡精工 (317)
【Fターム(参考)】