説明

ランプユニット及び遊技機

【課題】光源からの光を後方向導光手段により導いて、反射手段により所定方向に反射させることで、漏れた光を積極的に有効利用することを目的とするランプユニット及びそのランプユニットを用いた遊技機を提供する。
【解決手段】光を前方向に照射する光源(360)と、光源(360)からの光の一部を所定方向に導く導光手段(250)とを備え、導光手段(250)は、光源(360)からの光の一部を後方向に導く後方向導光手段(270)を有し、後方向導光手段(270)の後方向には、後方向導光手段(270)より導かれる光を所定方向に反射する反射手段(430)を設け、反射手段(430)によって反射された光を前方向から可視可能に形成したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、光漏れを有効活用するランプユニット及びこのランプユニットを備えた遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、スロットマシンなどの遊技機においては、前扉の上部に点灯又は点滅するランプや液晶表示装置や、音を出力可能なスピーカなどが取り付けられており、これらを用いて種々の演出が行われるように形成されている。また、特許文献1に示すように、通常、光源からの光は、直接、遊技者方向に照射されるように配置されているものが知られている。また、特許文献2に示すように、光源からの光は、光源の前面に配置された透光性樹脂等のレンズ等により拡散されるものが知られている。また、特許文献3に示すように、キャビネット内に発光体を設け、スピーカのコーン振動板等の一部に透光性を有するようにしたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−168685号公報
【特許文献2】特開2006−217959号公報
【特許文献3】特開平10−229592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記した従来のランプユニットでは、光源から発生した光を前方向に照射する以外に、積極的に有効利用することができていないといった問題点があった。
そこで、本発明は、光源からの光を導光手段により導いて、反射手段により所定方向に反射させることで、光漏れを積極的に起こし、その光を有効利用することを目的とするランプユニット及びそのランプユニットを用いた遊技機を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、光を前方向に照射可能なランプユニット(210)であって、光を前方向に照射する光源(360)と、光源(360)からの光の一部を所定方向に導く導光手段(250)とを備え、導光手段(250)は、光源(360)からの光の一部を後方向に導く後方向導光手段(270)を有し、後方向導光手段(270)の後方向には、後方向導光手段(270)より導かれる光を所定方向に反射する反射手段(430)を設けている。
そして、反射手段(430)によって反射された光を前方向から可視可能に形成したことを特徴とする。
【0006】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、反射手段(430)により反射される光の進行方向に位置して、全体又は一部に透光性を有することで、反射手段(430)に反射された光を前方向に透過可能な透過手段(400)を設けたことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、後方向導光手段(270)は、光源(360)の前方向に位置する受光部としての正面部(280)と、この正面部(280)から後方向に向かって延設された端面部(290)とを備えている。
【0007】
そして、端面部(290)の後方向側の後端には、後方向に向かって臨む発光部としての後端面(291)を形成している。
そして、導光手段(250)は、光源(360)の前方向に位置して、正面部(280)が受光しなかった光源(360)からの光の一部を前方向に導く前方向導光手段(300)を有していることを特徴とする。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、透過手段(400)は、音を前方向に出力可能なスピーカー(410)であって、そのスピーカー(410)を構成するコーン振動板(411)の全体又は一部に透光性をもたせたことを特徴とする。
【0008】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項1から4までのいずれか1項に記載のランプユニット(210)と、ランプユニット(210)の光源(360)を制御する制御装置(20)とを備えたことを特徴とする遊技機(10)である。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、後方向導光手段(270)が、光源(360)からの光の一部を後方向に導く。そして、その後方向導光手段(270)により導かれる光を、反射手段(430)が所定方向に反射する。そして、その反射手段(430)によって反射された光をランプユニット(210)の前方向から見ることができる。これにより、光源(360)からの光を、そのまま前方向に向かった光と、反射手段(430)によって、所定方向に反射された光との2種類の光に分岐することができる。結果として、光源(360)からの光を、前方向へ照射するという本来の目的の他に、別の目的に積極的に有効利用することができる。
【0010】
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、反射手段(430)によって反射される光の進行方向に位置する透過手段(400)は、全体又は一部に透光性を有している。これにより、反射手段(430)により反射された光は、透過手段(400)を前方向に透過して、前方向から可視可能となっている。
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、前方向導光手段(300)により、光源(360)からの光の一部を、前方向に向けて、外部に案内する。
【0011】
更に、導光板(261)の正面部(280)が、光源(360)の前方向に位置して、受光部として光源(360)からの光を受光する。この正面部(280)により受光された光の一部は、正面部(280)内部を通って、正面部(280)の端部から後方向に向かって延設された端面部(290)に入る。そして、その光は、端面部(290)の後方向側の後端に位置すると共に後方向に向かって臨む後端面(291)から、後方向に向かって照射される。そして、この端面部(290)の後端面(291)から後方向に向かって照射された光は、反射手段(430)によって、所定方向に反射される。この反射された光は、前方向から可視可能に形成されている。
このように、端面部(290)が後方向に向かって延設されて、その延設された後端に発光部としての後端面(291)が位置することで、発光部としての後端面(291)を、後方向に近づけることができて、より効率的に光源(360)からの光の一部を後方向に導くことができる。
【0012】
また、前方向導光手段(300)が、光源(360)からの光の一部を、前方向に導く。これにより、光源(360)からの光を、前方向導光手段(300)を介して、前方向に導く光と、後方向導光手段(270)及び反射手段(430)によって、所定方向に反射された光との2種類の光に分岐することができる。結果として、光源(360)からの光を有効利用することができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加えて、透過手段(400)としてのスピーカー(410)のコーン振動板(411)の全体又は一部に透光性を持たせたことにより、反射手段(430)から反射された光を、コーン振動板(411)の全体又は一部に透過させ、その光を前方向へ照射させることができる。これにより、スピーカー(410)のコーン振動板(411)の全体又は一部を光らせることができる。
【0013】
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、請求項1から4までのいずれか1項に記載のランプユニット(210)と、このランプユニット(210)の光源(360)を制御する制御装置(20)とを備えた遊技機(10)を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態であって、上部装飾体の外観正面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態であって、正面レンズ、本体枠(固定部)、導光手段、LED基板、スピーカーカバー、スピーカー本体及び収納ボックスの分解斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態であって、導光手段、LED基板、スピーカーカバー、スピーカー本体及び収納ボックスの外観斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態であって、上部装飾体の縦断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態であって、導光レンズ用孔及び凹面反射鏡を示す外観斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態であって、凹面反射鏡、導光手段、光源、透過手段及び収納ボックスの縦断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態であって、凹面反射鏡、導光手段、光源、透過手段及び収納ボックスの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
(第1の実施の形態)
本明細書では、遊技機において遊技を行う遊技者から見て、遊技機から遊技者の手前側に向かう方向を「前方向」とし、その反対方向を「後方向」とする。また、「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機の方を向いて位置している遊技者から見た場合の左方向や、右方向を意味する。そして、遊技を行う遊技者が遊技機を前方向から見たときの遊技機の面を「遊技機の前面」とする。また、遊技機に配置される各部材において、遊技機に配置した部材を前方向から見たときのその部材の面を、「その部材の前面」とし、遊技機に配置した部材を後方向から見たときのその部材の面を、「その部材の後面」として記載する。
【0016】
図1に示すように、本実施の形態に係る遊技機としてのスロットマシンは、前方向に向かって開口する開口部を有する四角箱状の筐体11と、この筐体11の開口部を開閉自在に塞ぐ前扉14とを有する。前記前扉14は、開口部の上部を開閉自在に塞ぐ上扉3と、開口部の下部を開閉自在に塞ぐ下扉4とを備えている。
また、上扉3の下部には、上パネル12aを備えている。そして、この上パネル12aの略中央には、三個の回転リール40の円周に貼付したリールテープ42上の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる表示窓13が形成されている。この表示窓13は、3個全ての回転リール40の回転が停止した際には、縦3列横3行に配置した合計9個の図柄を遊技者に見せるように形成されている。
【0017】
前記表示窓13の奥には、3個の駆動モータによって図柄表示手段としての回転リール40を回転させるためのリールユニット60が配置されてある。前記回転リール40は、左端側に位置する左リール43と、右端側に位置する右リール45と、この左リール43及び右リール45の間に位置する中リール44とからなる。
そして、上パネル12aの上側には、上部装飾体200が形成されている。この上部装飾体200は、上扉3の上部に着脱自在に固定されるものであって、中空箱形の本体枠201(図5)に種々の演出用デバイスを取り付けた構造になっている。そして、図1に示すように、本体枠201の前面下側左右に、光を前方向に照射可能なランプユニット210が形成されている。なお、このランプユニット210については、後で詳細に説明する。
【0018】
そして、上パネル12aの前面に実際に描かれているものではないが、後述する有効ラインになり得るラインとして、横方向や、斜め方向等に3個の回転リール40の各3個の所定図柄の停止位置を結んだ5本のライン(L1〜L5)が形成されている。
前記下扉4の中央部には、下パネル12bを備えている。そして、下扉4は、その下パネル12bの上に位置して、下扉4の上部から前方向へ向けて突出する操作部12cを備えている。
前記操作部12cには、その操作部12cの右方向側に位置して遊技媒体としてのメダルを投入するためのメダル投入口18と、このメダル投入口18の左方向に位置して貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるベットスイッチ16と、このベットスイッチ16の左方向に位置してクレジットしたメダルを払い出すための精算スイッチ17と、ベットスイッチ16の下方向に位置してメダルの投入若しくはベットスイッチ16の操作を条件に回転リール40の回転を開始させるためのスタートスイッチ30と、このスタートスイッチ30の右方向に位置して操作により対応する回転リール40の回転を停止させるためのストップスイッチ50とを備えている。
【0019】
前記下扉4の奥には、いわゆるホッパーユニットであって、メダルを貯留することができるとともに、メダルを払い出すことができる貯留払い出し手段65と、電源投入又は電源遮断のための操作が可能な電源スイッチ6を有すると共に各部品に電力を供給するための電源装置5とが配置されている。
そして、下扉4の下部には、所定の役の図柄が有効ライン上に表示された場合に、貯留払い出し手段65からメダルが払い出される払い出し口32が形成され、この払い出し口32の下方には、払い出し口32から払い出されたメダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状の払い出し皿33が形成されている。
【0020】
本実施の形態に係る遊技機10は、原則として、ベットスイッチ16の操作又はメダル投入により所定枚数のメダルを投入することにより遊技開始可能状態となって遊技の開始を可能とし、この遊技開始可能状態におけるスタートスイッチ30の押下操作により、回転リール40の回転を開始させて遊技を開始すると共に、役抽選を行い、各回転リール40に対応するストップスイッチ50の押下タイミング及び役抽選の結果に基づいて、回転リール40の回転を役抽選の結果に適合するように停止させ、停止時の図柄の組み合わせによって、当選した役を構成する図柄の組み合わせが有効ライン上に停止表示された場合に、所定枚数のメダルを払い出す等の所定の特典(利益)を遊技者に付与する等の処理が終了することで1回の遊技が終了するスロットマシンである。
【0021】
本実施の形態では、図示しない制御装置(制御基板)が、遊技機10の内部の筐体11の所定位置に設けられ、この制御装置が、後述する光源360の各LED基板370に制御信号を送信し、この制御信号を受信した各LED基板370が、後述する各LED361を動作させるように形成されている。
(ランプユニット210)
前記ランプユニット210は、光を前方向に照射可能なものである。このランプユニット210は、本体枠201の前面の左右下部にそれぞれ1個ずつ、合計2個配置されている。各ランプユニット210は、本体枠201の前面の左右下部に位置して本体枠201と連続する固定部211に固定されて形成されている。そして、前記固定部211の前面側には、正面レンズ220が固定され、前記固定部211の後面側には、導光手段250が固定され、更に、この導光手段250には、光源360が固定されている。そして、前記固定部211には、導光手段250からの光を所定方向に反射する反射手段430を有する収納ボックス420が固定されている。更には、前記固定部211には、反射手段430により反射される光の進行方向に位置して、一部に透光性を有することで、前記反射手段430に反射された光を前方向に透過可能な透過手段400が固定されている。すなわち、ランプユニット210は、固定部211に固定された、導光手段250、光源360、収納ボックス420(反射手段430)及び透過手段400を備えている。
【0022】
具体的には、ランプユニット210は、図3に示すように、導光手段250、LED361を有するLED基板370、スピーカーカバー380、スピーカー本体413、収納ボックス420を指すものである。なお、ランプユニット210の構成は、上述したものに限定されるものではなく、上述したものに固定部211(固定部211が本実施の形態のように本体枠201と一体となっているもの、また、固定部211が本体枠201と別体となって本体枠201に取り付けられているものの両方を含む)を加えてもよく、更に、その固定部211に取り付けられる正面レンズ220を含めるようにしてもよい。
前記導光手段250は、光源360からの光の一部を後方向に導く後方向導光手段270と、その光源360からの光の一部を前方向に導く前方向導光手段300とを有している。
【0023】
(固定部211)
固定部211は、本体枠201の左右下部に位置している。この固定部211は、光源360を固定した導光手段250と、透過手段400としてのスピーカー410と、反射手段430を有する収納ボックス420と、正面レンズ220とを固定可能なものである。この固定部211は、図2に示すように、本体枠201に連続するとともに、本体枠201と一体に形成されている枠状部分である。
各固定部211の上部には、スピーカー410を取り付けるためのスピーカー用孔381が形成されている。そして、各固定部211の下部には、後方向に凹状に窪んだ凹面反射鏡350が左右方向(横方向)に3個、形成されている。この凹面反射鏡350の略中心には、前方向導光手段300を凹面反射鏡350の後方向から差し込むための導光レンズ用孔352が形成されている。そして、凹面反射鏡350の前面には、前方向導光手段300からの光を拡散可能な四角状の多数の凹みである蛇腹状凹部351が形成されている。
【0024】
なお、この固定部211は、本体枠201に連続するとともに、本体枠201と一体に形成されているものであるが、必ずしも本体枠201と一体となっているものに限定されるものではなく、固定部211を、本体枠201とは、分離したものとして形成してもよい。例えば、固定部211を、本体枠201に締結部材等により固定可能であって、上述したスピーカー410や、導光手段250や、正面レンズ220等を取り付け可能な取付用の枠部材として、ランプユニット210を構成する部品となるように形成してもよい。
(導光手段250)
この導光手段250は、透光性樹脂からなり、後面が開口する全体形状が略箱状であって、その箱状内部に固定する光源360からの光を受光するものである。そして、この導光手段250は、光源360からの光の一部を前方向に照射させると共に、受光した光源360からの光の一部を後方向に照射可能な導光板261を有している。この導光板261を有することにより、導光手段250は、光源360からの光の一部を前方向へ導くと共に、光源360からの光の一部を後方向へ導くことができる。すなわち、この導光手段250は、光を分岐することができる機能を有する。
【0025】
具体的には、この導光手段250は、光源360からの光の一部を後方向に導く後方向導光手段270と、光源360からの光の一部を前方向に導く前方向導光手段300とを備えている。
後方向導光手段270としての導光板261は、図7に示すように、縦断面形状が略コ字状となるような後面が開口する略箱状に形成されている。後方向導光手段270としての導光板261は、光源360の前方向に位置する受光部としての正面部280と、この正面部280の端部から後方向に向かって延設された端面部290とを備えている。なお、端面部290は、必ずしも正面部280の端部から後方向に延設されるものに限定されるものではなく、正面部280の途中から後方向に延設されるように形成してもよい。
【0026】
正面部280は、光源360の前方向に位置する略長方形の薄板状の導光板261の一部であって、正面側には横方向の途中に前後方向に2個の段差が形成され、この段差により3個のLED361に対応する3つの領域に区分されている。この正面部280は、光源360からの光を受光する受光部として機能する。そして、正面部280は、受光した光を、正面部280の中心付近から離れる方向(正面部280の端縁に設けた端面部290の方向)へ導光するように形成されている。
また、正面部280には、各LED361の前方向に対応する位置に正面孔304が形成されている。
【0027】
なお、図4に示すように、正面部280には、長手方向の一方側に、ねじ等の締結部材を後方向から挿入して、締結部材を介して固定部211との間で固定可能な固定用孔293が形成されている。
端面部290は、正面部280の略長方形状の各辺から後方向に向かって薄板状の導光板261が延設され、全体として略角筒形状となっている。端面部290の前方向側は、正面部280の端部と連続するように形成されている。また、端面部290の後方向側の後端には、後方向に向かって臨む後端面291が形成されている。正面部280で受光した光の一部は、正面部280及び端面部290の内部を通って、この後端面291から後方向に向かって照射されるように形成されている。すなわち、端面部290は、正面部280に接続する前方向の箇所(端面)が、正面部280から光を受光し、その受光した光を後方向側の後端面291へ導光する。この後端面291は、後方向へ光を照射する発光部として機能する。
【0028】
なお、端面部290の上下には、弾性変形可能であって、本体枠201の突部(図示せず)に係合可能な係合片292が形成されている。
ここで、導光手段250の後方向導光手段270は、長方形状の正面部280の4辺(上縁、下縁、右縁、左縁)に端面部290を形成しているが、必ずしもこれに限定されることなく、長方形の正面部280の4辺のうち、少なくとも1つの辺に後方向に延設される端面部290を形成すればよいものである。具体的には、例えば、長方形状の正面部280の4辺のうち上縁の1辺にのみ端面部290を形成してもよく、また、上縁及び下縁の2辺にのみ端面部290を形成してもよく、また、上縁、下縁、右縁若しくは左縁のうちの3辺に端面部290を形成してもよい。
【0029】
前方向導光手段300は、光源360の前方向に位置して、正面部280が受光しなかった光源360からの光の一部を前方向に導くものである。前方向導光手段300は、正面部280に開口する正面孔304と、この正面孔304の前方向に位置して、正面部280の前面から、前方向に向かって突出する円柱状の前方向導光レンズ301を備えている。この前方向導光レンズ301は、正面孔304と同様に、各LED361の前方向に対応する位置に形成されている。この前方向導光レンズ301の正面部280側には、正面部280に開口する正面孔304から連通すると共に内部空間が円柱状となるように前方向に向かって凹んだ連通凹部305が形成されている。この連通凹部305の円柱状の内部空間の中心軸と、円柱状の前方向導光レンズ301の中心軸とは同一軸となるように形成されている。そして、連通凹部305の内径は、前方向導光レンズ301の外径よりも小さくなるように形成されている。
【0030】
なお、前方向導光レンズ301の連通凹部305と、正面部280の正面孔304とにより全体として、正面部280の後面から前方向導光レンズ301の内部にまで連続して、凹状に窪んだ円柱状の空間である円柱凹部303を形成している。これにより、LED361から前方向に向かって照射された光が、正面部280の正面孔304から連通凹部305に進むことができるように形成されている。
前方向導光レンズ301は、固定部211の後方向から、固定部211の凹面反射鏡350に設けた導光レンズ用孔352に差し込まれている。そして、前方向導光レンズ301の前面側の一部が、導光レンズ用孔352から前方向に向かって突出するような状態となっている。
【0031】
前方向導光レンズ301の前面には、後方向に円錐状に窪んだ拡散凹部302が形成されている。円柱凹部303を通過して拡散凹部302の円錐状の側面に反射された光源360からの光が、図7に示すように、凹面反射鏡350に照射されるように形成されているものである。そして、その凹面反射鏡350に照射された光が、再度、前方向に向かって照射されるように形成されている。なお、凹面反射鏡350の表面には、蛇腹状凹部351が形成されていることにより、光が前方向に向かって、特定の狭い領域に集中することなく、光を拡散させることができる。
なお、前方向導光レンズ301を設けずに、正面孔304だけを、前方向導光手段300として形成してもよい。この場合、正面孔304を通過した光源360からの光が前方向に導かれる。
【0032】
また、正面孔304を設けずに、前方向導光レンズ301だけを、前方向導光手段300として形成してもよい。この場合、正面部280を正面方向に透過した光源360からの光が、前方向導光レンズ301を介して、前方向に導かれる。
(光源360)
光源360は、複数の色の光を前方向に照射可能なものである。具体的には、この光源360は、複数色の光を照射可能なLED361(いわゆる発光ダイオード、Light Emitting Diode)と、このLED361が配設されるとともに、このLED361に種々の制御信号及び電力を供給するための配線が施されているLED基板370とを備えている。このLED基板370は、前述したように導光手段250の内部に固定される。前記LED361は、いわゆる3色LEDであり、内部に赤色、緑色、青色の発光体をもち、それらの発光調整により、複数色を発光可能なものである。本実施の形態は、1つのLED基板370には、同一機能のLED361がLED基板370の前面に複数個(各LED基板370に3個)、並べて配置されている。このLED361は、1つのLED361により、赤色、紫色、青色、水色、緑色、黄色、白色の7色の光を発光可能なものである。そして、このLED361は、制御装置(制御基板)が、各LED基板370に制御信号を送信し、この制御信号を受信した各LED基板370が、各LED361を動作させることにより、所定の色を、所定の時間だけ点灯し、次々と点灯する色を変更することができるように形成されている。
【0033】
本実施の形態では、複数色を発光可能な1種類のLED361で、構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、単色LEDである赤色LEDと、緑色LEDと、青色LEDとを、それぞれ配置して、3つのLEDのうち1つを消灯し残りを点灯する等の点灯調整をすることにより、異なる複数色を発生させるようにしてもよい。
(収納ボックス420)
収納ボックス420は、図3及び図4に示すように、前面が開口している四角箱状のものであって、内部に反射手段430としての反射鏡面部431を備えている。この反射鏡面部431は、収納ボックス420の箱状の内面を、光が反射可能な鏡面加工を施すことにより形成されている。この反射鏡面部431は、後方向導光手段270の後方向に位置して、後方向導光手段270より後方向に導かれる光を所定方向に反射するものである。この反射鏡面部431によって反射された光は、後述する透光性を有する透過手段400としてのスピーカー410を透過して、ランプユニット210の前面から可視可能に形成されている。なお、反射手段430は、このような反射鏡面部431に限定されることなく、収納ボックス420の内面に光を反射することが可能なシート状のものや、鏡板等を貼付することにより形成してもよい。
【0034】
この収納ボックス420は、その後方向からねじ込まれる締結部材(図示せず)により、スピーカー410及び導光手段250の後方向を覆うような状態で、固定部211の後面に固定されている。
反射鏡面部431は、後端面291から受け取った光を、適切にスピーカー410の方向に反射するように傾斜角度を設けた傾斜部432を上部に設けている。なお、この傾斜部432は、上側に向かうにつれて傾斜角度が大きくなるように、複数段階に傾斜するように形成してもよく、また、上側に向かうにつれて傾斜角度が大きくなるような曲面に形成してもよい。
(透過手段400)
透過手段400は、反射手段430により反射される光の進行方向に位置して、一部又は全部に透光性を有することで、反射手段430に反射された光を前方向に透過可能なものである。
【0035】
本実施の形態に係る透過手段400は、音を前方向に出力可能なスピーカー410である。このスピーカー410は、振動することにより音を発生させるコーン振動板411及びこのコーン振動板411を駆動させるための駆動装置412からなるスピーカー本体413と、このスピーカー本体413の前面を覆うスピーカーカバー380とを備えている。
前記スピーカー本体413の前記コーン振動板411は、透光性を有する樹脂部材からなり、コーン振動板411が全体として透光性を有している。もちろん、コーン振動板411の一部にのみ透光性を有するようにしてもよい。
前記スピーカー本体413の前記駆動装置412は、コーン振動板411の後面に位置してコーン振動板411を振動させるためのコイル等を内蔵しているものであり、非透光性となっている。もちろん、この駆動装置412を構成する各種部材も、可能な限り透光性材料を使用することにより、スピーカー本体413の略全体を透光性を有するものに形成してもよい。また、コーン振動板411のみ非透光性材料を使用して、その他の部分を、透光性を有する材料で形成してもよい。
【0036】
前記スピーカーカバー380は、スピーカー本体413の前面に位置して、スピーカー本体413を保護するためのものである。このスピーカーカバー380は、多数の微少孔414が開口して、スピーカー本体413から発生した音を前方向に向かって伝達することができるものである。
このスピーカーカバー380は、透光性を有する樹脂からなり、光輝くコーン振動板411を遊技機10の前方向に位置する遊技者から視認することができるように形成されている。なお、スピーカーカバー380を非透光性のものから形成し、多数の微少孔414から、発光するスピーカー410を覗くことができるように形成してもよい。
【0037】
このスピーカーカバー380の前面の一部は、固定部211の後方向から、固定部211に開口したスピーカー用孔381へ差し込まれるように形成されている。そして、スピーカーカバー380及びスピーカー本体413は、固定部211の後方向から収納ボックス420とともに、ねじ等の締結部材により固定部211の後面に固定されるものである。
後方向導光手段270の端面部290の後端面291から照射された光は、収納ボックス420の反射鏡面部431により反射され、その反射された光は、コーン振動板411の後方向から照射される。そして、コーン振動板411及びスピーカーカバー380が透光性を有するため、その光は、コーン振動板411及びスピーカーカバー380を透過して前方向から可視可能となり、その光を遊技機10の外部から見ることができるように形成されている。これにより、スピーカー410のコーン振動板411を全体として輝かせることができ、幻想的な雰囲気を漂わせることができて視覚的効果に優れたものとなる。
【0038】
本実施の形態では、透過手段400として、透光性を有するコーン振動板411を有するスピーカー410を使用したが、特にこれに限定されることない。反射手段430により反射される光の進行方向に位置して、全体又は一部に透光性を有することで、反射手段430に反射された光を、その透過手段400の前方向に透過可能なものであり、結果として、その光を遊技機10の外部へ照射することができるものであれば、スピーカー410の代わりに、他のものでもよい。例えば、透過手段400は、スピーカー410を設けずに、本実施の形態のスピーカーカバー380を設けた位置に、全体又は一部が透光性を有する樹脂又はガラスからなるレンズのようなものを設けてもよいものである。また、上述したスピーカー410や、レンズ以外に、全体又は一部に透光性(例えば、透明樹脂からなるもの)を有するキャラクターの人形や動物の姿を現したようなものでもよい。また、そのような人形等の場合は、腕や足や顔等の一部がソレノイドやモーター等により可動可能に形成されているようなものでもよい。
【0039】
(正面レンズ220)
正面レンズ220は、固定部211の前面に固定されると共に正面部280及び前方向導光レンズ301の前方向に位置して、正面部280及び前方向導光レンズ301を通過した光源360からの光を、更に拡散させながら前方向に案内し、その光を遊技機10の外部に案内するものである。具体的には、この正面レンズ220は、固定部211の凹面反射鏡350の前面側を覆うように取り付けられている。この正面レンズ220の後面には、光を拡散させるための多数の溝が形成されている。この正面レンズ220は、透光性を有し、有色の樹脂からなるものであるが、無色透明のものを使用することもできる。
【0040】
(作用)
本実施の形態では、正面部280が、光源360の前方向に位置して、受光部として光源360からの光を受光する。正面部280は、漏れた光として有効活用されていなかったLED361の前方向以外、具体的には、正面孔304以外に照射された光の一部を受光する。この受光された光の一部は、正面部280としての導光板261内部を通って、正面部280の端部から後方向に向かって延設された端面部290に入る。そして、その光の一部は、端面部290の後端面291から、収納ボックス420の反射鏡面部431に向かって照射される。そして、その照射された光の一部は、その反射鏡面部431によって、透過手段400としてのスピーカー410が配置されている方向に反射される。そして、その反射された光の一部は、透光性を有するコーン振動板411及びスピーカーカバー380を透過する。そして、その透過した光は、遊技機10の前方向にいる遊技者から可視可能となる。
【0041】
本実施の形態では、端面部290が後方向に向かって延設されて、その延設された後端に発光部としての後端面291が形成されている。これにより、発光部としての後端面291を、反射鏡面部431に近づけることができ、効率的に光源360からの光の一部を後方向の反射鏡面部431に導くことができる。
また、コーン振動板411及びスピーカーカバー380に透光性を持たせている。これにより、反射鏡面部431から反射された光の一部は、コーン振動板411及びスピーカーカバー380を透過し、その光をスピーカー410の前方向へ照射させることができ、その光を遊技機10の外部に照射させることができる。これにより、スピーカー410を光らせることができ、スピーカー410を視覚的効果の高いものにすることができる。更に、スピーカー410を光らせるための専用の光源を不要とし、そのような専用光源のための設置スペースが無い場合にも活用することが可能となる。
【0042】
一方、正面部280の正面孔304から入り込んだ光は、正面部280の前面に設けた前方向導光手段300に進む。
前方向導光手段300は、正面孔304から前方向に入り込んだ光源360からの光を、連通凹部305を介して、前方向導光レンズ301の前面に案内する。そして、前方向導光レンズ301に入り込んだ光の一部は、拡散凹部302に反射されて、前方向導光レンズ301の周辺の凹面反射鏡350に照射される。そして、その凹面反射鏡350に照射された光は、凹面反射鏡350により前方向に向かって反射される。その際、凹面反射鏡350の表面に蛇腹状凹部351を形成したことにより、光を拡散させることができる。そして、凹面反射鏡350の前方向に正面レンズ220を設けたことで、その拡散された光を遊技機10の前方向に更に拡散させながら案内することができる。この正面レンズ220は、後面に多数の溝を有することにより、更に光を拡散させている。なお、正面レンズ220の前面を、所定の方向に傾斜角度を有するように形成することにより、特定の方向へ光の進行方向を変えることもできる。
【0043】
このように、光源360からの光を、正面部280の正面孔304を通過して、前方向導光レンズ301、凹面反射鏡350及び正面レンズ220を介して、遊技機10の外部に照射される光と、正面部280から端面部290に入って、その端面部290の後端面291から後方向へ照射され、反射鏡面部431によって一度、反射されてコーン振動板411及びスピーカーカバー380を透過して、遊技機10の外部に照射される光との2種類の光に分岐することができる。
結果として、光源360からの光を、後方向導光手段270により、後方向に導くという、一種の光漏れを積極的に発生させることができる。そして、その光を、透過手段400としてのスピーカー410側の方向に導くことで、コーン振動板411を光らせることができる。
【0044】
したがって、光源360の光を、その前方向へ照射するという本来の目的の他に、透光性を有するコーン振動板411を光らせるという別の目的に積極的に有効利用することができる。そして、そのようなランプユニット210を備えた遊技機10を提供することができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態は、図8に示すように、端面部290の後方向側に、斜め上方向に折り曲げた曲折部295を設けたことに特徴を有するものである。そして、この曲折部295の後方向側の後端に発光部としての後端面291を形成しているものである。
具体的には、本実施の形態に係る端面部290のうち、上下の端面部290は、正面部280の端縁から後方向側に延設された端面部本体296と、この端面部本体296の後端から斜め上方向に折り曲がった曲折部295とを備えているものである。端面部本体296は、正面部280に接続する前方向の箇所(端面)が、正面部280から光を受光し、その受光した光を端面部本体296の後方向側の箇所(端面)へ導光する。そして、曲折部295が、端面部本体296に接続する曲折部295の前方向側の箇所(端面)からその光を受光し、その受光した光を曲折部295の端面部本体296側と反対側の後端面291へ導光する。
【0045】
曲折部295は、斜め上方向に折り曲げられて形成されているため、曲折部295の後端の後端面291から照射された光の大部分を、より適切な角度で反射手段430に反射させて、スピーカー410へ照射させることができる。
なお、曲折部295の傾斜角度は、反射鏡面部431により反射された光が、透過手段400(コーン振動板411)へ直接向かうような反射角となるように形成されている。すなわち、曲折部295から照射された光の反射鏡面部431への入射角が上記状況(反射光がコーン振動板411へ直接向かうような状況)を発生できるような適切な入射角となるように、曲折部295の傾斜角度が設定されている。
【0046】
なお、曲折部295は、上側の端面部290と、下側の端面部290との両方に形成されているが、特に、上側に設けた曲折部295については、反射鏡面部431の傾斜部432に向けて、光が導かれるように形成することが望ましい。この場合に、傾斜部432は、上側の曲折部295から受け取った光を、適切に透過手段400(コーン振動板411)の方向に反射するような傾斜角度に形成されている。
曲折部295の後端の後端面291は、第1の実施の形態のときよりも、後方向に位置するように形成されている。すなわち、後端面291が、第1の実施の形態よりも、反射手段430の反射鏡面部431側に近い位置に配置されている。後端面291を第1の実施の形態よりも反射鏡面部431に近づけたことにより、後端面291からスピーカー410へ届くまでの光路の距離を短縮することができ、より強い光を効率的にスピーカー410へ照射することができる。
【0047】
上述した第1及び第2の実施の形態において、ランプユニット210には、透過手段400としてのスピーカー410まで含めたものとして記載しているが、特にこれに限定されるものではない。ランプユニット210に、透過手段400としてのスピーカー410を含めないようにすることもできる。すなわち、反射手段430により反射された光を、透過手段400を介することなく、前方向に照射して、その光を遊技機10の外部へ導き、遊技機10の前方向の遊技者から可視可能に形成するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0048】
10 遊技機 210 ランプユニット
220 正面レンズ 250 導光手段
270 後方向導光手段 280 正面部
290 端面部 291 後端面
300 前方向導光手段 360 光源
400 透過手段 410 スピーカー
411 コーン振動板 420 収納ボックス
430 反射手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を前方向に照射可能なランプユニットであって、
光を前方向に照射する光源と、
光源からの光の一部を所定方向に導く導光手段とを備え、
導光手段は、光源からの光の一部を後方向に導く後方向導光手段を有し、
後方向導光手段の後方向には、後方向導光手段より導かれる光を所定方向に反射する反射手段を設け、
反射手段によって反射された光を前方向から可視可能に形成したことを特徴とするランプユニット。
【請求項2】
反射手段により反射される光の進行方向に位置して、全体又は一部に透光性を有することで、反射手段に反射された光を前方向に透過可能な透過手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のランプユニット。
【請求項3】
後方向導光手段は、光源の前方向に位置する受光部としての正面部と、この正面部から後方向に向かって延設された端面部とを備え、
端面部の後方向側の後端には、後方向に向かって臨む発光部としての後端面を形成し、
導光手段は、光源の前方向に位置して、正面部が受光しなかった光源からの光の一部を前方向に導く前方向導光手段を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のランプユニット。
【請求項4】
透過手段は、音を前方向に出力可能なスピーカーであって、そのスピーカーを構成するコーン振動板の全体又は一部に透光性をもたせたことを特徴とする請求項2記載のランプユニット。
【請求項5】
請求項1から4までのいずれか1項に記載のランプユニットと、
ランプユニットの光源を制御する制御装置とを備えたことを特徴とする遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−187294(P2012−187294A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−54104(P2011−54104)
【出願日】平成23年3月11日(2011.3.11)
【出願人】(390031772)株式会社オリンピア (2,719)
【Fターム(参考)】