説明

レーザ溶接方法

【課題】溶接を効率よく行うことが可能なレーザ溶接方法を提供すること。
【解決手段】本発明のレーザ溶接方法では、部材10,11の接合予定線SSに沿って、第1及び第2の半導体レーザ光L1,L2を照射する。第1の半導体レーザ光L1は第2の半導体レーザ光L2と比して波長が短く、そのため部材10,11における吸収率がより高い。吸収率がより高い第1の半導体レーザ光L1によって、部材10,11の表面は急速に活性化されて溶融する。本発明では、第1の半導体レーザ光L1に追従するように、第2の半導体レーザ光L2を照射する。そのため、表面が活性化された部材10,11に第2の半導体レーザ光L2を照射することになる。部材10,11では、かかる第2の半導体レーザ光L2によって活性化が促進され、溶融が部材10,11の内部までスムーズに進行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ溶接方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
被加工物を当接させ、該当接部分に設定された接合予定線に沿ってレーザ光を照射することにより被加工物同士を溶接するレーザ溶接方法として、従来、特許文献1に記載の方法が知られている。この方法では、接合予定線に対して0.805μmの単一波長を有する半導体レーザ光を照射する。
【特許文献1】特開2002−361454号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら従来の方法では、0.805μmと比較的波長が長い半導体レーザ光を用いることから、被加工物における吸収率が低い。そのため、溶接部において十分な溶け込みを確保するには、照射を長時間にわたって行わなければならず、溶接を効率よく行うことが困難となっていた。
【0004】
そこで、長波長の半導体レーザ光に代わって短波長の半導体レーザ光を照射することが考えられる。短波長の半導体レーザ光であれば、被加工物における吸収率が高くなるので、照射時間の短縮が期待される。しかしながら、短波長の半導体レーザ光は、レーザ照射時に発生する金属蒸発物や溶接ヒュームによって散乱しやすく、そのため被加工物に至るまでに大きく減衰してしまうことがある。したがって、短波長の半導体レーザ光を用いた場合であっても、溶接を効率よく行うことが困難であった。
【0005】
なお、その他のレーザ溶接方法として、YAG基本波のレーザ光およびYAG高調波のレーザ光を用いた方法も考えられる。しかしながらYAG高調波のレーザ光は、その発振効率がYAG基本波の20%以下であることが知られている。したがってエネルギー効率が極めて低く、やはり溶接を効率よく行うことが困難であった。
【0006】
そこで本発明は、溶接を効率よく行うことが可能なレーザ溶接方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のレーザ溶接方法は、被加工物同士を対向させ、該対向部分に設定された接合予定線に沿って半導体レーザ光を照射することにより被加工物を溶接するレーザ溶接方法であって、第1の半導体レーザ装置から出射された第1の半導体レーザ光を、接合予定線に沿って移動させつつ照射すると共に、第2の半導体レーザ装置から出射され、第1の半導体レーザ光よりも波長が長く且つ出力パワーが大きい第2の半導体レーザ光を、第1の半導体レーザ光に追従するように照射することを特徴とする。
【0008】
本発明のレーザ溶接方法では、第1及び第2の半導体レーザ光を被加工物に照射する。第1の半導体レーザ光は第2の半導体レーザ光と比して波長が短く、そのため被加工物における吸収率がより高い。吸収率がより高い第1の半導体レーザ光によって、被加工物の表面は急速に活性化されて溶融する。
【0009】
第1の半導体レーザ光を照射すると、金属蒸発物や溶接ヒュームが発生する。第1の半導体レーザ光は波長が短いため、発生した金属蒸発物や溶接ヒュームによって散乱されてしまうことがある。一方、第1の半導体レーザ光に追従する第2の半導体レーザ光は、波長が長いため、金属蒸発物や溶接ヒュームによって散乱され難い。したがって、第2の半導体レーザ光については、あまり減衰することなく被加工物に照射されることとなる。また、第2の半導体レーザ光の照射は、第1の半導体レーザ光に追従するかたちで行われるため、第2の半導体レーザ光により発生した金属蒸発物や溶接ヒュームが、第1の半導体レーザ光を更に散乱させてしまう可能性を低減できる。
【0010】
波長が長い第2の半導体レーザ光は、第1の半導体レーザ光と比して吸収率の点で劣る。しかしながら第2の半導体レーザ光は、溶融がまだ始まっていない部分に対してではなく、既に溶融が開始している部分に対して照射される。既に溶融が開始している部分の周囲を溶融する、すなわち溶融池を深くすることは、吸収率が比較的低い第2の半導体レーザ光でも十分に可能である。また先述したように、第2の半導体レーザ光はあまり減衰することがないため、第2の半導体レーザ光による溶融は一定に且つスムーズに進行することとなる。
【0011】
したがって本発明では、第1の半導体レーザ光により開始された被加工物の溶融を、第2の半導体レーザ光によって引き継ぎ、促進させることができる。よって、極めて効率よく溶融を行うことができる。また本発明では、YAGではなく半導体のレーザ光を用いており、しかも第1の半導体レーザ光と第2の半導体レーザ光は別々の装置から出射されるので、エネルギー効率が非常に優れたものとなる。
【0012】
また、本発明のレーザ溶接方法では、第2の半導体レーザ光の照射スポットの少なくとも一部が、第1の半導体レーザ光の照射スポットにおける移動方向後方側の端部と重なるように、第2の半導体レーザ光を第1の半導体レーザ光に追従させることが好ましい。この場合、第1の半導体レーザ光によって溶融性が最も高められた部分に第2の半導体レーザ光を照射することとなるため、被加工物をいっそう効率よく且つ十分に溶融させることができる。
【0013】
本発明は、被加工物同士を対向させ、該対向部分に設定された接合予定線に沿って半導体レーザ光の照射点を移動させることにより被加工物を溶接するレーザ溶接方法であって、照射点には、第1の半導体レーザ装置から出射された第1の半導体レーザ光と、第2の半導体レーザ装置から出射され、第1の半導体レーザ光よりも波長が長く且つ出力パワーが大きい第2の半導体レーザ光とが同時に照射されることを特徴とする。
【0014】
本発明では、波長が短い第1の半導体レーザ光を照射することにより、被加工物の表面を急速に溶融させることができる。照射地点に第1及び第2の半導体レーザ光を同時照射するということは、第1の半導体レーザ光が表面を溶融させている最中に、波長の長い第2の半導体レーザ光を照射するということになる。したがって、溶融範囲をより早く、被加工物の内部まで拡大することができる。よって本発明によれば、被加工物を効率よく溶融させることが可能となる。また本発明では、YAGではなく半導体のレーザ光を用いており、しかも第1の半導体レーザ光と第2の半導体レーザ光は別々の装置から出射されるので、エネルギー効率が非常に優れたものとなる。
【0015】
本発明のレーザ溶接方法では、第1の半導体レーザ装置は300〜450nmの波長を有する第1の半導体レーザ光を出射し、第2の半導体レーザ装置は700〜1000nmの波長を有する第2の半導体レーザ光を出射することが好ましい。このような波長の第1及び第2の半導体レーザ光を用いることにより、機械的特性に優れた溶接部を確実に得ることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、機械的特性に優れた溶接部を得ることが可能なレーザ溶接方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0018】
本実施形態に係るレーザ溶接方法は、例えば図1に示すような鉄道車両用台車の製造に用いることができる。図1の鉄道車両用台車1は、大別して、台車枠2と、台車枠2を支持する輪軸3と、輪軸3を回転駆動させるダイレクトドライブモータ4と、ダイレクトドライブモータ4と台車枠2とを連結する連結部6と、輪軸3の振動を緩衝し車体の乗り心地を良くする空気ばね7とを備えている。台車枠2は、側梁8を有している。以下、この側梁8の組み立てに本実施形態に係るレーザ溶接方法を用いた場合について説明する。
【0019】
側梁8を組み立てる際にはまず、図2に示されるように、二つの部材(被加工物)10,11を用意する。部材10,11はアルミニウムを含む断面コの字型の部材であって、側梁8を二分割した形状を呈している。用意した部材10と部材11とを、長手方向に沿って延びる端面が互いに対向するように配置する。なお、部材10,11の端面には開先加工が施されていてもよい。
【0020】
次に、図3,図4に示すように、部材10,11の接合予定線SSに沿って、第1の半導体レーザ装置12から出射された第1の半導体レーザ光L1を矢印X方向に連続移動させつつ照射する。接合予定線SSとは、部材10,11の対向部分に設定された線であり、より具体的には、部材10,11の端面を対向させせることで生じた部材10,11の境界線である。第1の半導体レーザ装置12は、波長が300〜450nmの第1の半導体レーザ光L1を出射する。第1の半導体レーザ光L1の矢印X方向への移動は、第1の半導体レーザ装置12を矢印X方向に移動させる、あるいは部材10,11を矢印X方向と逆の方向に移動させることで実現される。
【0021】
第1の半導体レーザ光L1を追従するように、第2の半導体レーザ装置13から出射された第2の半導体レーザ光L2を矢印X方向に連続移動させつつ照射する。第2の半導体レーザ光L2の波長は第1の半導体レーザ光L1の波長と比して長く、より具体的には700〜1000nmの波長を有している。
【0022】
第2の半導体レーザ光L2は、その照射スポットF2が第1の半導体レーザ光L1の照射スポットF1と一部重なるように、第1の半導体レーザ光L1に対して追従する。ここで、照射スポットF1とは第1の半導体レーザ光L1が現在照射されている領域を指し、照射スポットF2とは第2の半導体レーザ光L2が現在照射されている領域を指す。照射スポットF1のうち、矢印X方向後方側に位置する端部FXと、照射スポットF2とが重なっている。
【0023】
第1及び第2の半導体レーザ光L1,L2を照射する一方で、照射スポットF1,F2に向けてガス供給ノズル14からアシストガスGを噴射する。アシストガスGとしては、例えばアルゴンガスを用いることができる。アシストガスGを噴射させつつ照射スポットF1,F2を矢印X方向に移動させることにより、溶接部LJが形成される。
【0024】
ここで、溶接部LJの形成過程について説明する。本実施形態のレーザ接合方法では、第1の半導体レーザ光L1を照射し、これに追従するように第2の半導体レーザ光L2を照射する。第1の半導体レーザ光L1の波長は300〜450nmと短いので、部材10,11における吸収率が高い。よって、部材10,11の表面を急速に溶融させることができる。部材10,11の表面が溶融すると、これに伴って部材10,11の内部も溶融しやすい状態となる。そのため、第1の半導体レーザ光L1に追従するように第2の半導体レーザ光L2を照射すると、部材10,11の内部は第2の半導体レーザ光L2によってスムーズに溶融されることとなる。その結果、溶接部LJの形成を効率よく行うことができる。
【0025】
このように本実施形態のレーザ溶接方法では、部材10,11の表面を第1の半導体レーザ光L1によって溶融させ、表面の溶融が開始したところで、第2の半導体レーザ光L2を照射する。第1の半導体レーザ光L1を照射すると、金属蒸発物や溶接ヒュームが発生する。第1の半導体レーザ光L1は波長が短いため、発生した金属蒸発物や溶接ヒュームによって散乱されてしまうことがある。一方、第1の半導体レーザ光L1に追従する第2の半導体レーザ光L2は、波長が長いため、金属蒸発物や溶接ヒュームによって散乱され難い。したがって、第2の半導体レーザ光L2については、あまり減衰することなく部材10,11に照射されることとなる。また、第2の半導体レーザ光L2の照射は、第1の半導体レーザ光L1に追従するかたちで行われるため、第2の半導体レーザ光L2により発生した金属蒸発物や溶接ヒュームが第1の半導体レーザ光L1を更に散乱させてしまう可能性を低減できる。
【0026】
波長が長い第2の半導体レーザ光L2は、第1の半導体レーザ光L1と比して吸収率の点で劣る。しかしながら第2の半導体レーザ光L2の照射は、溶融がまだ始まっていない部分に対してではなく、既に溶融が開始している部分に対して行われる。既に溶融が開始している部分の周囲を溶融する、すなわち溶融池を深くすることは、吸収率が比較的低い第2の半導体レーザ光L2でも十分に可能である。また先述したように、第2の半導体レーザ光L2はあまり減衰することがないため、第2の半導体レーザ光L2による溶融は一定に且つスムーズに進行することとなる。
【0027】
したがって本実施形態のレーザ溶接方法では、第1の半導体レーザ光L1により開始された部材10,11の溶融を、第2の半導体レーザ光L2によって引き継ぎ、促進させることができる。その結果、極めて効率よくかつ十分に溶融を行うことができる。
【0028】
更に、本実施形態では、YAGではなく半導体のレーザ光を用いており、しかも第1の半導体レーザ光L1と第2の半導体レーザ光L2は別々の装置12,13から出射されるので、YAG基本波およびYAG高調波のレーザ光を用いた方法と比して、エネルギー効率が極めて優れたものとなる。また、一般的に半導体レーザ装置はYAGレーザ装置を比べて安価であるため、溶接にかかるコストも低く抑えることができる。
【0029】
本実施形態のレーザ溶接方法では、第2の半導体レーザ光L2を照射する際に、第2の半導体レーザ光L2の照射スポットF2を、第1の半導体レーザ光L1の照射スポットF1に重ねている。より具体的に述べると、照射スポットF1のうち、特に矢印X方向後方側に位置する端部FXに、照射スポットF2を重ねている。このような部分に照射スポットF2を重ねる理由について、図5を参照しつつ説明する。
【0030】
図5は、第1の半導体レーザ光L1の照射スポットF1を示す上面図である。今、図5(a)に示すように、接合予定線SS上のある地点P1に第1の半導体レーザ光L1が照射されているとする。更に、地点P1は、第1の半導体レーザ光L1の照射スポットF1の矢印X方向前方側に位置しているとする。第1の半導体レーザ装置12を矢印X方向に移動させると、これに伴い照射スポットF1も移動する。照射スポットF1の移動により、当初、照射スポットF1の矢印X方向前方側に位置していた地点P1は、図5(b)に示すように照射スポットF1の中央に位置し、そして図5(c)に示すように照射スポットF1の矢印X方向後方側に位置することとなる。照射スポットF1が移動している間、接合予定線SS上の地点P1には、第1の半導体レーザ光L1が照射され続けることになる。したがって、地点P1が照射スポットF1の矢印X方向後方側に位置する頃には、地点P1の表面は、第1の半導体レーザ光L1によって十分に溶融あるいは軟化された状態となっている。このことから、照射スポットF1の矢印X方向後方側に位置する部分に第2の半導体レーザ光L2を照射した場合には、溶融性が十分に高められた部分に第2の半導体レーザ光L2を照射することとなるため、部材10,11をいっそう効率よく且つ十分に溶融させることができる。
【0031】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
【0032】
例えば、本実施形態では、第1の半導体レーザ光L1に追従させて第2の半導体レーザ光L2を照射するとした。これを、第1の半導体レーザ光L1が照射されている地点に、第2の半導体レーザ光L2を同時照射するとしてもよい。
【0033】
第1の半導体レーザ光L1が照射されている地点に第2の半導体レーザ光L2を同時照射するということは、第1の半導体レーザ光L1が表面を溶融させている最中に、波長の長い第2の半導体レーザ光L2が照射されるということになる。したがって、溶融範囲をより早く、部材10,11の内部まで拡大することができる。これにより、部材10,11を効率よくかつ十分に溶融することができる。
【0034】
また、本実施形態では、第1の半導体レーザ光L1の照射スポットF1と第2の半導体レーザ光L2の照射スポットF2とを一部重ねるとしたが、重なっていなくてもよい。ただしこの場合には、第1の半導体レーザ光L1の照射直後に第2の半導体レーザ光L2を照射することが好ましい。
【0035】
また、本実施形態のレーザ溶接方法を台車枠2の側梁8の組み立てに用いた場合について説明したが、本実施形態のレーザ溶接方法がその他種々の部品の組み立てについても適用可能であることはいうまでもなく、また突合せ溶接に限られないこともいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】鉄道車両用台車を示す側面図である。
【図2】側梁の組み立て工程を示す図である。
【図3】本実施形態に係る溶接方法により部材が溶接されている状態を示す斜視図である。
【図4】本実施形態に係る溶接方法により部材が溶接されている状態を示す側面図である。
【図5】第1の半導体レーザ光の照射スポットについて、その位置を示す上面図である。
【符号の説明】
【0037】
1…鉄道車両用台車、2…台車枠、8…側梁、10,11…部材、12…第1の半導体レーザ装置、13…第1の半導体レーザ装置、F1,F2…照射スポット、L…半導体レーザ光、LJ…溶接部、SS…接合予定線。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被加工物同士を対向させ、該対向部分に設定された接合予定線に沿って半導体レーザ光を照射することにより前記被加工物を溶接するレーザ溶接方法であって、
第1の半導体レーザ装置から出射された第1の半導体レーザ光を、前記接合予定線に沿って移動させつつ照射すると共に、
第2の半導体レーザ装置から出射され、前記第1の半導体レーザ光よりも波長が長く且つ出力パワーが大きい第2の半導体レーザ光を、前記第1の半導体レーザ光に追従するように照射することを特徴とするレーザ溶接方法。
【請求項2】
前記第2の半導体レーザ光の照射スポットの少なくとも一部が、前記第1の半導体レーザ光の照射スポットにおける移動方向後方側の端部と重なるように、前記第2の半導体レーザ光を前記第1の半導体レーザ光に追従させることを特徴とする請求項1記載のレーザ溶接方法。
【請求項3】
被加工物同士を対向させ、該対向部分に設定された接合予定線に沿って半導体レーザ光の照射点を移動させることにより前記被加工物を溶接するレーザ溶接方法であって、
前記照射点には、第1の半導体レーザ装置から出射された第1の半導体レーザ光と、第2の半導体レーザ装置から出射され、前記第1の半導体レーザ光よりも波長が長く且つ出力パワーが大きい第2の半導体レーザ光とが同時に照射されることを特徴とするレーザ溶接方法。
【請求項4】
前記第1の半導体レーザ装置は300〜450nmの波長を有する前記第1の半導体レーザ光を出射し、前記第2の半導体レーザ装置は700〜1000nmの波長を有する前記第2の半導体レーザ光を出射することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のレーザ溶接方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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