説明

レーザ溶接方法

【課題】 溶接部の表面における酸化膜の形成を抑えることにより、被加工物の美観を向上させることができるレーザ溶接方法を提供する。
【解決手段】 本発明に係るレーザ溶接方法は、レーザビームLの照射によってワーク23に貫通溶接部32を形成するレーザ溶接方法であって、溶接予定領域Rに対応して設けられた溝27を有するステージ24にワーク23を載置し、ワーク裏面23bと溝27とによって閉空間28を形成する第1工程S101と、貫通溶接部32の一端部32bが閉空間28に突出するように、ワーク表面23a側から溶接予定領域Rにレーザビームを照射する第2工程S104と、を備えることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、レーザ溶接方法に関する。
【背景技術】
【0002】
被加工物にレーザ溶接を施すと、その溶接箇所に凸状のビードが生成される。このため、レーザ溶接を施された被加工物を、鉄道車両構体の外板などにそのまま利用すると、溶接部が他の部分に対して目立つので、構体全体の美観を損ねる場合がある。そこで、ビードの形状を制御する技術として、例えば特許文献1では、被加工物の貫通溶接部の裏ビード側から適切な流量でガスを吹き付けることにより、ビードの突出量をコントロールしている。
【特許文献1】特開平6−210479号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、レーザ溶接においては、溶融金属が大気中の酸素と反応して溶接部の表面に酸化膜が生成され、この酸化膜の厚みによって溶接部にテンパーカラーが発生する場合がある。テンパーカラーは酸化膜の厚みが増すほど色調が変化して黒色に近づき、溶接部が被加工物のほかの部分と比べて目立つようになる。したがって、被加工物の美観を向上させる観点からは、テンパーカラーが発生しないように、溶接時に酸化膜の生成を抑制できることが望ましい。
【0004】
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、溶接部の表面における酸化膜の形成を抑えることにより、被加工物の美観を向上させることができるレーザ溶接方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明に係るレーザ溶接方法は、レーザビームの照射によって被加工物に貫通溶接部を形成するレーザ溶接方法であって、貫通溶接部の形成位置に対応して設けられた凹部を有する載置台に被加工物を載置し、被加工物の一面と凹部とによって閉空間を形成する第1工程と、貫通溶接部の一端部が閉空間に突出するように、被加工物の他面側から形成位置にレーザビームを照射する第2工程と、を備えることを特徴としている。
【0006】
このレーザ溶接方法では、被加工物の一面と凹部とによって閉空間を形成している。このため、貫通溶接部の一端部が閉空間に突出すると、溶接の進行に伴って閉空間内の酸素が減少する。これにより、貫通溶接部の一端部においては、酸化反応が発生しにくくなり、酸化膜の厚さを抑制できる。酸化膜の厚さを抑制すると、溶接部の反射光と酸化膜の反射光とが干渉してテンパーカラーが抑制され、溶接部の色が被加工物の他の部分の色に対して目立たなくなる。したがって、貫通溶接部の一端部が突出する被加工物の一面の美観を向上させることができる。
【0007】
また、本発明のレーザ溶接方法では、第2工程において、被加工物の他面側から形成位置にアシストガスを供給することが好適である。これにより、溶接時にキーホールの溶け込み深さを増大でき、貫通溶接部を形成しやすくなる。また、アシストガスで溶接部が周囲の大気と触れるのを防ぐことができるので、酸化膜の厚さを一層確実に抑制することができる。
【0008】
また、本発明のレーザ溶接方法では、被加工物は、鉄道車両構体に用いられる外板であり、被加工物の一面は、鉄道車両構体の外壁面であることが好適である。同様に、本発明のレーザ溶接方法では、被加工物は、鉄道車両構体に用いられる内板であり、被加工物の一面は、鉄道車両構体の内壁面であることが好適である。これにより、酸化膜が薄く溶接部が目立たない被加工物の一面を、目につきやすい外壁面または内壁面として利用するので、鉄道車両構体の美観を向上させることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るレーザ溶接方法によれば、貫通溶接部の一端部が突出する被加工物の一面の美観を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明に係るレーザ溶接方法の好適な実施形態について説明する。
【0011】
本発明に係るレーザ溶接方法は、図1に示すような鉄道車両構体10の製造に利用される。より詳細には、このレーザ溶接方法は、鉄道車両構体10の長手方向の側部を構成する側構体11において、外壁部11aまたは内壁部11bと、これらの間に配置される骨部材(図示せず)とを結合させるために利用される。
【0012】
図2に本発明の一実施形態に係るレーザ溶接方法を実現するレーザ溶接装置の構成を示す。図2に示すレーザ溶接装置20は、重ね合わされた2枚の金属板21、22(以下、これらを「ワーク(被加工物)23」という)を重ね溶接するための装置である。本実施形態では、レーザ溶接装置20は、ワーク23のうち金属板21の方向からレーザビームLを照射して、ワーク23に貫通溶接を行う。ここで、ワーク23のうちレーザビームLが直接照射される金属板21は、図1に示す鉄道車両構体10の骨部材であり、他方の金属板22は、外壁部11aまたは内壁部11bである。
【0013】
レーザ溶接装置20は、ワーク23を載置してワーク23の溶接予定領域(貫通溶接部の形成位置)Rに沿って移動するステージ(載置台)24と、ワーク23にレーザビームLを照射するレーザ照射部25と、レーザビームLの照射位置にアシストガスを供給するガス供給部26と、を備えている。ステージ24、レーザ照射部25、およびガス供給部26は、上位の制御装置(図示せず)に接続され、この制御装置から出力される動作指示情報に従って、各動作を自動で実行する。
【0014】
ワーク23は、金属板21側の面(被加工物の他面。以下「ワーク表面」という)23aに溶接予定領域Rを備え、金属板22側の面(被加工物の一面。以下「ワーク裏面」という)23bをステージ24の載置面24aに接するようにステージ24上に載置される。
【0015】
ステージ24は、ワーク23を載置面24aの所定位置に固定するための固定手段(図示せず)およびワーク23を固定した状態で溶接予定領域Rに沿って移動させるための移動手段(図示せず)を備えている。ステージ24は、制御装置(図示せず)から走査開始を指示する旨の動作指示情報を受け取ると、ワーク表面23aの溶接予定領域Rに沿った方向(図2の矢印A)に一定の速度で移動する。これにより、ステージ24に載置されたワーク23は、溶接予定領域Rに沿って、レーザ照射部25によるレーザビームLの照射位置Pに対して相対的に移動する。すなわち、レーザビームLがステージ24の移動方向と正反対の方向(図2の矢印B)にワーク表面23a上を移動する。なお、代替的に、ステージ24が所定位置に固定され、レーザ照射部25がワーク23の溶接予定領域Rに沿って移動するような構成としても良い。
【0016】
ステージ24には、図3に示すように、載置面24aに溝(凹部)27が設けられている。溝27は、例えば幅10mm、深さ最大10mmの寸法をとる直法体の形状であり、その長手方向の長さlがワーク23の寸法より小さくなるように設定されている。つまり、溝27は、載置面24aに配置されるワーク23により塞がれるような形状をとる。このように溝27の形状を決めることにより、ワーク23がステージ24に固定されると、図4に示すように、ワーク裏面23bと溝27とが例えば直方体状の閉空間28を形成することになる。
【0017】
図2に戻り、レーザ照射部25は、ワーク表面23aにある溶接予定領域Rに向けてレーザビームLを照射する。レーザ照射部25は、制御装置(図示せず)から照射開始を指示する動作指示情報を受け取ると、ワーク23に貫通溶接を施すことができる程度の出力でレーザビームLをレーザヘッド(図示せず)から出射させる。上述のように、溶接時にはステージ24がワーク23の溶接予定領域Rに沿った方向Aに移動するので、レーザビームLは相対的に、方向Aとは正反対の方向(図2の矢印B)へワーク表面23a上の照射位置Pを走査されることになる。レーザ照射部25から射出されるレーザビームLは、例えば、波長1.06μm、出力約4.0kWのYAGレーザである。
【0018】
また、レーザ照射部25は、内部に出力切替機構(図示せず)を備えている。この出力切替機構により、レーザ照射部25は、ワーク23に対して連続的にレーザビームLを照射することもできるし、パルス状にレーザビームLを照射してスポット溶接を行うこともできる。
【0019】
ガス供給部26は、ワーク表面23aにあるレーザビームの照射位置Pに対してアシストガスを供給する。ガス供給部26は、レーザ照射位置Pの進行方向Bより後方の、ワーク表面23aに対して約45度上傾した方向から、レーザビームの照射位置Pにアシストガスを供給する。ガス供給部26は、制御装置(図示せず)から供給開始を指示する動作指示情報を受け取ると、所定の供給量でレーザビームの照射位置Pにアシストガスを供給する。アシストガスとしては、ワーク23の酸化防止及びスパッタ防止等を目的として、ヘリウムガス又はアルゴンガス等が用いられる。
【0020】
なお、上記のように出力約4kWのYAGレーザを用いた場合、かつ、溶接速度(ステージ24の移動速度)を3m/分とした場合には、ガス供給部26の位置は、レーザ照射位置の後方約20mm近傍である。
【0021】
次に、本実施形態に係るレーザ溶接方法について説明する。図5に、レーザ溶接方法のフローチャートを示す。このレーザ溶接方法は、ワーク23と溝27とによって閉空間28を形成するためのステップS101(第1工程)と、貫通溶接部32の一端部32b(図7参照)が閉空間28に突出するようにワーク23にレーザ溶接を施すためのステップS102〜S105(第2工程)とを含む。
【0022】
まず、ステージ24上に設けられた溝27とワーク裏面23bとによって閉空間28が形成されるように、ステージ24にワーク23が載置される(S101)。ワーク23は、ワーク表面23aの溶接予定領域Rが溝27と重なり、貫通溶接によりワーク裏面23bに突出する貫通溶接部32の一端部32bが閉空間28に接することができるように(図7参照)、ステージ24上に固定される。
【0023】
次に、ガス供給部26により、ワーク23上のレーザビームLの照射位置Pに対して、アシストガスの供給が開始され(S102)、ステージ24の移動手段(図示せず)により、ワーク23の溶接予定領域Rに沿った方向(図2の矢印A)に一定の速度でステージ24の移動が開始される(S103)。さらに、レーザ照射部25によって、ワーク表面23aの溶接予定領域Rにレーザビームが照射される(S104)。ステップS102〜S104の処理を実行することによって、レーザ溶接が開始される。レーザ溶接は、ステップS105において、制御装置(図示せず)により溶接予定領域Rに対してレーザ溶接が完了したことが確認されるまで継続される。
【0024】
レーザ溶接が完了したことが確認されると(S105のYES)、制御装置(図示せず)により、ガス供給部26によるアシストガスの供給、ステージ24の移動、およびレーザ照射部25によるレーザビーム照射が停止され(S106)、レーザ溶接の一連の処理が終了する。
【0025】
ここで、ステップS104〜S105においてレーザビームLがワーク23に照射されて、ワーク23に貫通溶接部32が形成されている最中に、溶接部分で生じる現象について説明する。図6および図7に、本実施形態によるレーザ溶接が実施されているときのワーク23の溶接部分の概略を示す。図6は、溶接部分をレーザビームの進行方向Bに沿った断面で表した概略図である。図6では、矢印Bで示すとおり左方向へレーザビームLが走査して溶接が行われている。図7は、図6の溶接部分をVII−VII線で切った断面図である。
【0026】
図6に示すように、レーザビームLがワーク表面23aの照射位置Pに照射されると、ワーク23を構成する金属板21,22が溶解して混合されて溶融池31が形成され、やがて貫通溶接部32となる。この過程で、溶融池31が大気中の酸素と酸化反応を生じ、図7に示すように、ワーク表面23aから突出した貫通溶接部32の端部32aおよびワーク裏面23bから突出した貫通溶接部32の端部32bの表面に酸化膜33が生成される。
【0027】
ここで、ワーク裏面23bから突出した貫通溶接部32の端部32bに注目する。端部32bは、ワーク裏面23bと溝27とで形成される閉空間28の中に突出されている。溶接が進行すると、閉空間28の酸素は溶融池31との酸化反応に使われて減少するので、端部32bの周辺では酸化反応が鈍るようになる。これにより、ワーク裏面23bでは、貫通溶接部32の表面に付着する酸化膜33の厚さが抑制される。
【0028】
本実施形態では、ワーク23は、図1に示したように、鉄道車両構体10の側構体11であり、ワーク裏面23bは、側構体11の外壁部11aまたは内壁部11bである。つまり、本実施形態に係るレーザ溶接方法では、鉄道車両構体10の外壁部11aまたは内壁部11bと、骨部材(図示せず)との間で貫通溶接が施され、外壁部11aまたは内壁部11bと、溝27とによって閉空間28が形成される。このため、貫通溶接部32の一端部32bが閉空間28に突出すると、溶接の進行に伴って閉空間28内の酸素が減少する。これにより、貫通溶接部32の一端部32bにおいては、酸化反応が発生しにくくなり、酸化膜33の厚さを抑制できる。つまり、鉄道車両構体10の外壁部11aまたは内壁部11bにおいて、貫通溶接部32の表面に付着する酸化膜33を薄くすることができる。
【0029】
具体的には、本実施形態により酸化膜33の厚さを100nm以下にすることができ、これにより、貫通溶接部32の反射光と酸化膜33の反射光とが干渉してテンパーカラーが抑制される。テンパーカラーが抑制されると、貫通溶接部32の色が外壁部11aまたは内壁部11bの他の部分の色に近づき、貫通溶接部32が目立たなくなる。したがって、鉄道車両構体10の美観を向上させることができる。
【0030】
また、本発明のレーザ溶接方法では、ステップS102のように、ガス供給部26により、ワーク23の表面からレーザビームLの照射位置Pにアシストガスが供給されることが好適である。これにより、溶接時にキーホールの溶け込み深さを増大でき、貫通溶接部32を形成しやすくなる。また、アシストガスで貫通溶接部32が周囲の大気と触れるのを防ぐことができるので、酸化膜33の厚さを一層確実に抑制することができる。
【0031】
なお、従来より、テンパーカラーを抑制するために、溶接後に電解エッチング液によって酸化部分(テンパーカラー部位)を処理する手法がある。しかし、この手法では、溶接後に別工程が必要であったり、テンパーカラー部位を所望の色に変えるために電解エッチング液の量を調節するなどの煩雑な処理が必要となる。これに対し、本発明のレーザ溶接方法は、このような別工程や煩雑な処理は必要なく、ステージ24に溝27を設けてレーザ溶接を実施すれば貫通溶接部32のテンパーカラーを抑制することができる。
【0032】
以上、本発明に係るレーザ溶接方法について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では重ね溶接を対象として説明したが、本発明は突き合わせ溶接にも適用可能である。また、上記実施形態では、ステージ24に溝27を設けたが、ワーク23とステージ24との間に溝27を備える治具を挟むように構成しても良い。
【0033】
また、溝27の形状は、代替的に、図8(a)に示すように、ステージ24の両端まで達する溝37を設けて、溝37に2枚の仕切板41a、41bを配置し、溝37、仕切板41a、41b、およびワーク裏面23bにより閉空間42を形成するようにしても良い。また、図8(b)に示すように、溝37の両端に金属、樹脂、粘土などのブロック材43a、43bを嵌めて、溝37と、ブロック材43a、43bと、ワーク裏面23bとで閉空間44を形成するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の一実施形態に係るレーザ溶接方法を利用する鉄道車両構体の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るレーザ溶接方法を実現するレーザ溶接装置の構成を示す図である。
【図3】ステージの載置面に設けられた溝の形状を示す図である。
【図4】図2に示したワークおよびステージをIV−IV線で切ったときの断面図である。
【図5】本実施形態に係るレーザ溶接方法のフローチャートを示す図である。
【図6】本実施形態によるレーザ溶接が実施されているときのワークの溶接部分の概略を示す図である。
【図7】図6に示した溶接部分をVII−VII線で切ったときの断面図である。
【図8】ステージに設ける溝の変形例を示す図である。
【符号の説明】
【0035】
10・・・鉄道車両構体、11・・・側構体、11a・・・外壁部、11b・・・内壁部、20…レーザ溶接装置、21,22…金属板、23…ワーク(被加工物)、23a・・・ワーク表面(被加工物の他面)、23b・・・ワーク裏面(被加工物の一面)、24…ステージ(載置台)、25…レーザ照射部、26…ガス供給部、27…溝(凹部)、28・・・閉空間、31・・・溶融池、32・・・貫通溶接部、32a、32b・・・貫通溶接部の一端部、33・・・酸化膜、L・・・レーザビーム、R・・・溶接予定領域(貫通溶接部の形成位置)、S101…第1工程、S102〜S105…第2工程。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レーザビームの照射によって被加工物に貫通溶接部を形成するレーザ溶接方法であって、
前記貫通溶接部の形成位置に対応して設けられた凹部を有する載置台に前記被加工物を載置し、前記被加工物の一面と前記凹部とによって閉空間を形成する第1工程と、
前記貫通溶接部の一端部が前記閉空間に突出するように、前記被加工物の他面側から前記形成位置に前記レーザビームを照射する第2工程と、
を備えることを特徴とするレーザ溶接方法。
【請求項2】
前記第2工程において、前記被加工物の前記他面側から前記形成位置にアシストガスを供給することを特徴とする、請求項1に記載のレーザ溶接方法。
【請求項3】
前記被加工物は、鉄道車両構体に用いられる外板であり、
前記被加工物の前記一面は、前記鉄道車両構体の外壁面であることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ溶接方法。
【請求項4】
前記被加工物は、鉄道車両構体に用いられる内板であり、
前記被加工物の前記一面は、前記鉄道車両構体の内壁面であることを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザ溶接方法。










【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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