説明

レーダ信号処理装置及びレーダ装置

【課題】I/Q検波回路で行われていたI/Q検波を、ハード規模の増加なく、処理の遅延を抑え、ソフトウェア処理により実行することが可能なレーダ信号処理装置及びそのレーダ信号処理装置を用いたレーダ装置を提供する。
【解決手段】アナログ−デジタル変換部から出力されるデジタル信号に対して、DSP20においてFFT処理21を行うことで、入力信号を所定の大きさのデータにブロック化する。そして、このブロック化された信号に対して零埋め処理22及び周波数シフト処理23を施した後、逆FFT処理24を行うことでI/Q信号を生成するようにしている。生成されたI/Q信号は、所定のクロック周波数に近づくべく、間引き処理25される。これにより、入力されるデジタル信号をブロック単位で処理することが可能になるため、I/Q検波をソフトウェア処理で行う際に、演算量の増加を抑えることが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、目標物からの反射信号を受信して処理するレーダ装置及びこのレーダ装置に用いられるレーダ信号処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、レーダ装置の受信装置は、レーダ信号を受信し、受信したレーダ信号に対して周波数変換、アナログ−デジタル(A/D)変換及びI/Q検波を行った後、このI/Q信号を後段のDSP(Digital Signal Processor)へ出力する。受信装置において、I/Q検波は、デジタルI/Q検波回路により行われ、デジタルI/Q検波回路は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)上に設けられたNCO(Numerically controlled oscillator)を用いた乗算回路及びデジタルフィルタを備える(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
ところで、レーダ装置の規模縮小及び作成コスト削減のため、デジタルI/Q検波回路で行われていたI/Q検波を、DSPによるソフトウェア処理で実施する方法が求められている。ここで、デジタルI/Q検波回路におけるデジタルフィルタの機能をDSPにおけるソフトウェア処理で行う場合、DSPは、取得されるデータ毎にデジタルフィルタ演算を逐次実行する必要がある。そのため、より遠方の目標物を検出しようとすると、取得データ量が増加し、これに伴い演算量が増加することになる。これにより、取得データの演算処理をリアルタイムに実行できないという問題が生じる。また、演算速度を向上させようとすると、DSPの使用個数を増やさなければならず、ハード規模を増加させなければならないという問題が生じる。
【非特許文献1】"Digital Techniques for Wideband Receivers", James Tsui, Artech House, P. 229-261。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
以上のように、従来のI/Q検波回路によるI/Q検波をDSPのソフトウェア処理により実施しようとする場合、演算量が多くなり処理の遅延を生じてしまう。また、処理速度を向上させようとすると、DSPの個数を増やさなければならず、かえってハード規模を増加させるという問題がある。
【0005】
本発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、I/Q検波回路で行われていたI/Q検波を、ハード規模の増加なく、処理の遅延を抑え、ソフトウェア処理により実行することが可能なレーダ信号処理装置及びそのレーダ信号処理装置を用いたレーダ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るレーダ信号処理装置は、デジタル変換されたレーダ信号を受け取り、当該レーダ信号に対して、予め設定されたレンジクロック周波数に基づいたサンプリング周波数と、前記レーダ信号のレンジ数に応じて指定されるFFT(Fast Fourier Transform)ポイント数とを用いてFFT処理を行うFFT処理手段と、前記FFT処理により得られた前記FFTポイント数分のデータに対して、予め設定された通過周波数帯域外のデータの振幅を零にする零埋め処理手段と、前記通過周波数帯域の中心周波数を零へシフトさせる周波数シフト処理手段と、前記零埋め処理及び周波数シフト処理が施された前記FFTポイント数分のデータに対して逆FFT処理を行い、I/Q信号を生成する逆FFT処理手段と、前記I/Q信号のクロック周波数を前記レンジクロック周波数に近づけるべく前記I/Q信号のデータを間引く間引き手段とを具備することを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係るレーダ装置は、目標物で反射されるレーダ信号を受信する受信部と、前記受信された信号を中間周波数帯の信号に変換する周波数変換部と、前記中間周波数帯に変換された信号を予め設定されたレンジクロック周波数に基づくクロック周波数でデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換部と、前記デジタル信号に基づいてI/Q信号を生成する信号処理部とを具備し、前記信号処理部は、入力された前記デジタル信号に対して、前記レンジクロック周波数に基づいたサンプリング周波数と、前記レーダ信号のレンジ数に応じて指定されるFFT(Fast Fourier Transform)ポイント数とを用いてFFT処理を行うFFT処理手段と、前記FFT処理により得られた前記FFTポイント数分のデータに対して、予め設定された通過周波数帯域外のデータの振幅を零にする零埋め処理手段と、前記通過周波数帯域の中心周波数を零へシフトさせる周波数シフト処理手段と、前記零埋め処理及び周波数シフト処理が施された前記FFTポイント数分のデータに対して、逆FFT処理を行う逆FFT処理手段と、前記逆FFT処理後の信号のクロック周波数を前記レンジクロック周波数に近づけるべくデータの間引き、前記I/Q信号を生成する間引き手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
上記構成によるレーダ信号処理装置及びレーダ装置では、アナログ−デジタル変換部から出力されるデジタル信号に対してFFT処理を行うことで、入力信号を所定の大きさのデータにブロック化する。そして、このブロック化された信号に対して零埋め処理及び周波数シフト処理を施した後、逆FFT処理を行うことでI/Q信号を生成するようにしている。これにより、入力されるデジタル信号をブロック単位で処理することが可能になるため、I/Q検波をソフトウェア処理で行う際に、演算量の増加を抑えることが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、DSPにおけるソフトウェア処理で、ハード規模の増加なく、処理速度を維持してI/Q検波することが可能なレーダ信号処理装置及びレーダ装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0011】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。図1において、受信装置10は、目標物で反射された信号を捕捉し、受信処理をした後、DSP(Digital Signal Processor)20へ供給する。DSP20は、供給された信号をI/Q信号に変換し、クラッタの除去等の信号処理をレンジクロック周波数に基づいて行い、自動追跡や目標識別を行うデータ処理装置(図示せず)及び表示部(図示せず)へ必要信号を供給する。
【0012】
受信装置10は、受信モジュール11、周波数変換部12及びアナログ−デジタル(A/D)変換部13を備える。目標物からの反射信号は、受信モジュール11で受信され、周波数変換部12で中間周波数帯に周波数変換される。周波数変換された信号は、アナログ−デジタル変換部13でデジタル信号に変換される。このとき、アナログ−デジタル変換部13は、周波数変換部12から供給されるデータをレンジクロック周波数の少なくとも4倍のクロック周波数でデジタル信号に変換する。
【0013】
図2は、本発明の第1の実施形態に関わるDSP20の機能構成を示すブロック図である。図2において、DSP20は、FFT(Fast Fourier Transform)処理21、零埋め処理22、周波数シフト処理23、逆FFT処理24及び間引き処理25を行う。なお、DSP20は、これらの処理をソフトウェアによる演算で実現可能である。
【0014】
DSP20は、アナログ−デジタル変換部13からのデジタル信号に対してFFT処理21を行う。ここでのFFT処理は、レンジ数に応じて決定されるFFTポイント数及びアナログ−デジタル変換部13のクロック周波数と同一のサンプリング周波数で行われる。これによりDSP20は、FFT処理を用いて入力信号のブロック化処理を行う。
【0015】
DSP20は、零埋め処理22により、ブロック化された信号におけるデジタルデータの通過周波数帯域以外の振幅を零にする。続いて、DSP20は、零埋め処理22した信号の中心周波数が0Hzになるように、周波数シフト処理23を行う。
【0016】
次にDSP20は、周波数シフト処理23後のブロック化された信号に対して逆FFT処理24を行う。これにより、信号は時系列に変換され、I/Q信号が生成される。そして、DSP20は、I/Q信号のクロック周波数をレンジクロック周波数に近づけるべく、算出されたI/Q信号に対して間引き処理25を行う。
【0017】
次に、上記構成におけるレーダ装置の動作を説明する。図3〜図7は、DSP20における各処理により得られる信号を示す図である。なお、ここでは各パラメータを以下のように設定する。
【0018】
FFTポイント数:1024
中間周波数:5.1MHz(5MHz±2.5MHzが受信帯域)
アナログ−デジタル変換部13のクロック周波数:20MHz
レンジクロック周波数:5MHz
アナログ−デジタル変換部13は、レンジクロック周波数5MHzの4倍のクロック周波数で、入力信号をデジタル信号に変換する。DSP20は、FFTポイント数1024及びサンプリング周波数20MHzでアナログ−デジタル変換部13からの信号に対してFFT処理21を行う。図3は、FFT処理21後の信号の振幅を示す。図3において、左図が実部の振幅、右図が虚部の振幅である。
【0019】
ここで受信帯域は5MHz±2.5MHzであるため、これに相当するバンク数は、256±128である。DSP20は、零埋め処理22を行い、必要な信号である256±128以外の振幅を零にする。図4は、零埋め処理22後の信号の振幅を示す。続いて、DSP20は、データを中心周波数5MHz(バンク数256)分だけシフトするように周波数シフト処理23を行う。図5は、周波数シフト処理23後の信号の振幅を示す。
【0020】
DSP20は、周波数シフト処理23後の信号に逆FFT処理24を施し、I/Q信号を生成する。図6は、生成されたI/Q信号を示す。そして、DSP20は、4オーバサンプリングされた1024個のデータをレンジクリック周波数と一致させるため、図7に示すように、時系列に1/4間引いて256個のデータのI/Q信号に変換する。
【0021】
以上のように、上記第1の実施形態では、アナログ−デジタル変換部13から出力されるデジタル信号に対してDSP20でFFT処理21を行うことで、入力信号を所定の大きさにブロック化する。そして、このブロック化された信号に対して零埋め処理22及び周波数シフト処理23を施した後、I/Q信号を生成するようにしている。これにより、入力されるデジタル信号をブロック単位で処理することが可能になるため、デジタルフィルタ演算を取得データ毎に逐次実行する必要がなくなる。したがって、DSP20におけるデジタルフィルタ演算の演算量を少なく抑えることが可能となる。
【0022】
また、従来のI/Q検波回路は、イメージ抑圧をデジタルフィルタで実施している。そのため、抑圧値を上げようとすればフィルタ段数を大きくする必要が生じる。従来回路は、装置の規模等を考慮して、理想入力データに対して60dB〜80dB抑圧で実現している。これに対し本発明では、FFT処理21、零埋め処理22及び逆FFT処理24によりイメージ除去を行っている。これにより、従来よりも有効にイメージ除去を行うことが可能となる。図8は、本発明の第1の実施形態に関わるDSP20の周波数応答のシミュレーション結果を示す図である。なお、このとき、周波数軸で1〜128バンクを1、129バンク〜895バンクを0、896バンク〜1024バンクを1としている。この図により、理想入力データに対する抑圧値は300dBとなることがわかる。つまり、本発明によるI/Q検波は、従来のI/Q検波回路よりも、I/Q直交誤差が小さくなることがわかる。
【0023】
したがって、第1の実施形態の構成によれば、ハード規模の増加及び処理遅延なく、I/Q検波回路によるI/Q検波をDSP20のソフトウェア処理により行うことができる。このため、受信装置から従来必要であったI/Q検波回路を省くことができるようになり、レーダ装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。さらに、DSP20のソフトウェア処理によりI/Q直交誤差を従来よりも小さく抑えることができるようになる。
【0024】
(第2の実施形態)
第2の実施形態において、レーダ装置は、チャープ方式のレーダ装置である。受信装置10は、目標物で反射されたチャープ信号を受信し、受信処理を施してデジタル信号に変換した後、DSP30へ供給する。
【0025】
図9は、本発明の第2の実施形態に関わるDSP30の機能構成を示すブロック図である。図9において、DSP30は、FFT処理31、パルス圧縮処理36、零埋め処理32、周波数シフト処理33、逆FFT処理34及び間引き処理35を行う。
【0026】
DSP30は、FFT処理31されてブロック化された信号に対して、FFT処理を施したパルス圧縮係数を乗算することで、パルス圧縮処理36を行う。パルス圧縮処理36されたデータは、零埋め処理32及び周波数シフト処理33が施される。そして、これらの処理が施された信号に対して、逆FFT処理34を行うことでI/Q信号を生成し、間引き処理35によりこのI/Q信号からデータを間引く。
【0027】
以上のように、上記第2の実施形態では、アナログ−デジタル変換部13から出力されるデジタル信号に対してDSP30でFFT処理31を行うことで、入力信号を所定の大きさにブロック化する。そして、このブロック化された信号に対してパルス圧縮処理36、零埋め処理32及び周波数シフト処理33を施した後、逆FFT処理34によりI/Q信号を生成するようにしている。従来のパルス圧縮処理では、I/Q信号をFFT処理したデータ列に対し、FFT処理したパルス圧縮係数を乗算し、逆FFT処理を行うことで、相関のある信号のみエネルギーを積算するようにしていた。本発明では、I/Q検波のためにFFT処理及び逆FFT処理を行っているため、パルス圧縮処理する際に独自に必要であったFFT処理及び逆FFT処理を省略することが可能となる。したがって、本発明にかかわるレーダ装置は、パルス圧縮処理を効率的に行うことができる。
【0028】
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば上記各実施形態では、FFT処理した後の信号に対して零埋め処理を行う例について説明したが、FFT処理した信号に対して周波数シフト処理をした後に、零埋め処理する場合であっても同様に実施可能である。
【0029】
さらに、本発明は、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のDSPの機能構成を示すブロック図である。
【図3】FFT処理を施された信号の振幅を示す図である。
【図4】零埋め処理を施された信号の振幅を示す図である。
【図5】周波数シフト処理を施された信号の振幅を示す図である。
【図6】生成されたI/Q信号を示す図である。
【図7】間引き処理を施されたI/Q信号を示す図である。
【図8】図1のDSPの周波数応答のシミュレーション結果を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に関わるDSPの機能構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0031】
10,10−1,10−2…受信装置
11…受信モジュール
12…周波数変換部
13…A/D
20,30…DSP
21,31…FFT処理
22,32…零埋め処理
23,33…周波数シフト処理
24,34…逆FFT処理
25,35…間引き処理
36…パルス圧縮処理

【特許請求の範囲】
【請求項1】
デジタル変換されたレーダ信号を受け取り、当該レーダ信号に対して、予め設定されたレンジクロック周波数に基づいたサンプリング周波数と、前記レーダ信号のレンジ数に応じて指定されるFFT(Fast Fourier Transform)ポイント数とを用いてFFT処理を行うFFT処理手段と、
前記FFT処理により得られた前記FFTポイント数分のデータに対して、予め設定された通過周波数帯域外のデータの振幅を零にする零埋め処理手段と、
前記通過周波数帯域の中心周波数を零へシフトさせる周波数シフト処理手段と、
前記零埋め処理及び周波数シフト処理が施された前記FFTポイント数分のデータに対して逆FFT処理を行い、I/Q信号を生成する逆FFT処理手段と、
前記I/Q信号のクロック周波数を前記レンジクロック周波数に近づけるべく前記I/Q信号のデータを間引く間引き手段と
を具備することを特徴とするレーダ信号処理装置。
【請求項2】
前記FFT処理の際のサンプリング周波数は、前記レンジクロック周波数の少なくとも4倍であることを特徴とする請求項1記載のレーダ信号処理装置。
【請求項3】
前記レーダ信号が、チャープ方式が採用された信号である場合、
前記FFT処理により得られた前記FFTポイント数分のデータに対して、FFT処理が施されたパルス圧縮係数を乗算し、前記零埋め処理手段へ出力するパルス圧縮処理手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のレーダ信号処理装置。
【請求項4】
目標物で反射されるレーダ信号を受信する受信部と、
前記受信された信号を中間周波数帯の信号に変換する周波数変換部と、
前記中間周波数帯に変換された信号を予め設定されたレンジクロック周波数に基づくクロック周波数でデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換部と、
前記デジタル信号に基づいてI/Q信号を生成する信号処理部と
を具備し、
前記信号処理部は、
入力された前記デジタル信号に対して、前記レンジクロック周波数に基づいたサンプリング周波数と、前記レーダ信号のレンジ数に応じて指定されるFFT(Fast Fourier Transform)ポイント数とを用いてFFT処理を行うFFT処理手段と、
前記FFT処理により得られた前記FFTポイント数分のデータに対して、予め設定された通過周波数帯域外のデータの振幅を零にする零埋め処理手段と、
前記通過周波数帯域の中心周波数を零へシフトさせる周波数シフト処理手段と、
前記零埋め処理及び周波数シフト処理が施された前記FFTポイント数分のデータに対して、逆FFT処理を行う逆FFT処理手段と、
前記逆FFT処理後の信号のクロック周波数を前記レンジクロック周波数に近づけるべくデータの間引き、前記I/Q信号を生成する間引き手段と
を備えることを特徴とするレーダ装置。
【請求項5】
前記目標物で反射されるレーダ信号が、チャープ方式が採用された信号である場合、
前記FFT処理により得られた前記FFTポイント数分のデータに対して、FFT処理が施されたパルス圧縮係数を乗算し、前記処理手段へ出力するパルス圧縮処理手段をさらに具備することを特徴とする請求項4記載のレーダ装置。
【請求項6】
前記FFT処理の際のサンプリング周波数は、前記レンジクロック周波数の少なくとも4倍であることを特徴とする請求項4記載のレーダ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−133778(P2010−133778A)
【公開日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−308604(P2008−308604)
【出願日】平成20年12月3日(2008.12.3)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】