説明

ロール状製品の梱包方法および梱包体

【課題】ロール状製品の梱包方法および梱包体において、包装部材の種類を少なくしても対応できるようにする。
【解決手段】ロール状製品1の梱包方法は、以下のステップを備えている。
◎軸受部2b、3bを有する第1支持部材2および第2支持部材3をロール状製品1の両端に配置して、軸受部2b、3bをロール状製品1の両端内に挿入する装着ステップ
◎第1支持部材2および第2支持部材3が両端に配置されたロール状製品1より長い外装箱13を用いて、第1支持部材2および第2支持部材3が両端に配置されたロール状製品1を両側が空いた状態で包装する包装ステップ
◎第1支持部材2および第2支持部材3のロール状製品1に対して反対側において外装箱13の端部までスペーサ7〜9、28〜30を充填する充填ステップ
◎スペーサ7〜9、28〜30を外装箱13の端部に固定する固定ステップ

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロール状製品の梱包に関し、特に、ロール状製品の梱包方法および梱包体に関する。
【背景技術】
【0002】
中空状のコアの回りに巻き付けられたフィルムや粘着シートからなるロール状製品が知られている。ロール状製品は、ダンボール等の外装箱で梱包された状態で、保管および運搬される。
【0003】
ロール状製品の梱包について説明する。ロール状製品の両端には、ロール状製品の輪郭より大きい支持板が装着されている。支持板は、板本体と、その中心から延びる保持軸とを有している。板本体は、外装箱の形状に一致している。保持軸は、ロール状製品のコア内に挿入されている。以上より、ロール状製品は、外装箱内で外装箱に触れることなく支持されている(例えば、特許文献1を参照。)。
なお、特許文献1に記載のロール状製品の梱包方法では、ロール状製品を吊り上げて、次に予め用意した外装箱の中にロール状製品を入れている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−124021号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のロール状製品の梱包方法では、ロール状製品に対して余分なスペースを形成しないようになっている。つまり、ロール状製品に長さ方向の寸法がほぼ一致する外装箱が用いられている。つまり、多種のロール状製品の長さに合うように、多種の外装箱を用意する必要がある。
【0006】
本発明の課題は、ロール状製品の梱包方法および梱包体において、包装部材の種類を少なくしても対応可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一見地に係るロール状製品の梱包方法は、以下のステップを備えている。
◎軸受部を有する一対の支持部材をロール状製品の両端に配置して、軸受部をロール状製品の両端内に挿入する装着ステップ
◎一対の支持部材が両端に配置されたロール状製品より長い包装部材を用いて、一対の支持部材が両端に配置されたロール状製品を両側が空いた状態で包装する包装ステップ
◎一対の支持部材のロール状製品に対して反対側において包装部材の端部までスペーサを充填する充填ステップ
◎スペーサを包装部材の端部に固定する固定ステップ
この梱包方法では、ロール状製品と包装部材のロール状製品長手方向長さの調整は、スペーサを包装部材の端部に充填することで行っている。その結果、対象となる複数種のロール状製品よりも長い一種類の包装部材を用意するだけで、複数種のロール状製品を梱包できる。
【0008】
包装ステップは、以下のステップを有していてもよい。
◎包装部材を展開された状態で準備する準備ステップ
◎ロール状製品および一対の支持部材を包装部材の上に配置する配置ステップ
◎包装部材によってロール状製品および一対の支持部材を包む包みステップ
◎包装状態を維持するように包装部材の部分同士を止める止めステップ
この梱包方法では、包装部材は展開された状態で準備され、その上にロール状製品を配置してから、包装部材を包んでさらに止める。つまり、包装部材を予め組み立てておく必要がない。したがって、スペースを有効利用でき、さらに包装部材の組立人員を削減できるので、生産性が向上する。
【0009】
スペーサは同じ輪郭の必要に応じて用意される複数の部材からなり、充填ステップでは、一対の支持部材のロール状製品に対して反対側にそれぞれ複数のスペーサを充填してもよい。
この梱包方法では、複数のスペーサを一対の支持部材のロール状製品に対して互いの反対側に充填していく。そのため、包装部材の端部に最後のスペーサが一致するように正確に調整できる。
なお、実際の作業時には例外的に充填されるスペーサが0枚または1枚の場合であったとしても、少なくとも2枚以上のスペーサを充填することを目的としている限りは、本発明に含まれる。
【0010】
本発明の他の見地に係るロール状製品の梱包体は、ロール状製品を梱包するための梱包体であって、一対の支持部材と、包装部材と、スペーサとを備えている。一対の支持部材は、ロール状製品の両端に挿入された軸受部を有する。包装部材は、一対の支持部材が両端に配置されたロール状製品より長く、一対の支持部材が両端に配置されたロール状製品を両側が空いた状態で包装している。スペーサは、一対の支持部材の互いに反対側において包装部材の端部まで充填されかつ固定されている。
この梱包体では、ロール状製品と包装部材の長さの調整は、スペーサを包装部材の端部に充填することで行っている。その結果、対象となる複数種のロール状製品よりも長い一種類の包装部材を用意するだけで、複数種のロール状製品を梱包できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係るロール状製品の梱包方法および梱包体では、包装部材の種類を少なくしても対応できる。したがって、用意する段ボールの小ロット化が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】ロール状製品と外装部材の斜視図。
【図2】宙づり用治具の側面図。
【図3】梱包方法のステップを説明するための概略縦断面図。
【図4】梱包方法のステップを説明するための概略縦断面図。
【図5】梱包方法のステップを説明するための概略縦断面図。
【図6】部分同士が止められた状態の外装箱の斜視図。
【図7】スペーサを外装箱の端部に固定した状態の梱包体の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(1)ロール状製品および支持部材
図1には、ロール状製品1が示されている。ロール状製品は、例えば、フィルムや粘着シートであり、可撓性を有している。ロール状製品1は、ロール状のシート1aと、シート1aが巻かれた中空状のコア1bとから構成されている。
【0014】
ロール状製品1の両端には、第1支持部材2および第2支持部材3が装着されている。第1支持部材2および第2支持部材3は、ロール状製品1を支持するための部材であり、例えば、プラスチック製である。第1支持部材2は、板本体2aと、軸受部2bとを有している。板本体2aは、ロール状製品1の外径より大きい形状を有する矩形状、より正確には正方形状の部材である。板本体2aの中心には円形の孔が形成されており、孔内に軸受部2bが配置されている。軸受部2bは板本体2aに対して装着または一体成形されている。軸受部2bは中空筒状の部材であり、ロール状製品1のコア1b内に挿入されている。この状態で、ロール状製品1は、第1支持部材2および第2支持部材3に保持された状態になる。これにより、ロール状製品1の端部の縁が保護されている。
【0015】
(2)ロール状製品の梱包方法および梱包体
図1〜図7を用いて、本発明に係るロール状製品1の梱包方法および梱包体36について説明する。
最初に、図2に示すように、宙づり用治具21を用意する。宙づり用治具21は、下部フレーム22と、車輪23と、直立部24と、保持軸25とを有している。下部フレーム22は、地面に水平に延びており、車輪23によって移動可能になっている。直立部24は、下部フレーム22の一端から上方に直立して延びている。保持軸25は、直立部24の上部から、下部フレーム22と同じ方向にかつ水平に延びている。保持軸25は、断面が円形であり、先端が丸みを帯びている。保持軸25は、上下に移動可能となっている。
【0016】
次に、図2に示すように、複数枚のスペーサ(7〜11)を保持軸25に差し込んでいく。ここでは、保持軸25の先端側から、第1スペーサ7、第2スペーサ8、第3スペーサ9、第4スペーサ10、第5スペーサ11とする。各スペーサ(7〜11)は、薄板状のダンボール製であり、正方形の輪郭を有している。各スペーサ(7〜11)の輪郭は、第1支持部材2の板本体2aおよび第2支持部材3の板本体3aの輪郭と同一である。また、各スペーサ(7〜11)には、保持軸25が貫通する円形の中心孔7a、8a、9a、10a、11aがそれぞれ形成されている。複数枚のスペーサ(7〜11)は、図2に示すように、まとめて保持軸25の根元側に移動させられる。
【0017】
次に、図3に示すように、第1支持部材2、ロール状製品1、第2支持部材3を、この順番で、保持軸25に取り付けていく。具体的には、保持軸25は、第1支持部材2の軸受部2bの孔2cを貫通し、ロール状製品1のコア1bを貫通し、第2支持部材3の軸受部3bの孔3cを貫通する。このときに、軸受部2bおよび軸受部3bをロール状製品1のコア1b内に挿入することで、ロール状製品1の両端に第1支持部材2および第2支持部材3を装着する。
この状態で、第1支持部材2と第2支持部材3をバンド(図示せず)で互いに固定する。
【0018】
次に、図1および図4に示すように、台27の上に、外装箱13を平面状に展開した状態で載置する。外装箱13は、底壁部14と、第1側壁部15と、第2側壁部16と、天井壁部17と、折り曲げ水平部18とを有するダンボール製である。各部分(14〜18)はそれぞれが一方向に長く延びる長方形状であり、ロール状製品1とそれに装着された第1支持部材2および第2支持部材3とからなる組立体より長い。底壁部14の両側に第1側壁部15と第2側壁部16が連続している。天井壁部17は、第1側壁部15から連続している。折り曲げ水平部18は、第2側壁部16から連続している。底壁部14と、第1側壁部15と、第2側壁部16と、天井壁部17とは、同じ幅を有している。折り曲げ水平部18は他の部分より幅が短い。各部分(14〜18)の境界には折り目が形成されており、折り目に沿って折り曲げが容易である。
【0019】
次に、図1および図4に示すように、保持軸25を下降させることで、ロール状製品1、第1支持部材2および第2支持部材3を、展開された外装箱13の上に配置する。このとき、図に示すように、ロール状製品1、第1支持部材2および第2支持部材3は、外装箱13の底壁部14上に置かれる。より具体的には、第1支持部材2の下辺と第2支持部材3の下辺がちょうど底壁部14の上に置かれ、下辺の両端が折り目に一致する。ロール状製品1は底壁部14の長手方向中間に置かれることが好ましい。つまり、第1支持部材2から底壁部14の一方の端部までの距離と、第2支持部材3から底壁部14の他方の端部までの距離とは等しくなることが好ましい。
【0020】
続いて、図6に示すように、外装箱13を各折り目に沿って折り曲げて、外装箱13の直方体を作る。つまり、外装箱13の各部分は、第1支持部材2および第2支持部材3の各辺に沿って折り曲げられる。そして、図に示すように、第1テープ31、第2テープ32、第3テープ33によって、天井壁部17と第2側壁部16を互いに固定する。
この状態では、外装箱13の両側は開いた状態である。そして、第1支持部材2の外側と第2支持部材3の外側には、外装箱13の端部において空間が確保されている。
【0021】
次に、図5に示すように、第1支持部材2の外側の空間に、第1スペーサ7、第2スペーサ8および第3スペーサ9を挿入する。これにより、第3スペーサ9が外装箱13の縁と同一面を形成する位置に配置される。より正確には、第3スペーサ9の外側面が外装箱13の縁と一致する。さらに、第2支持部材3の外側の空間に、第6スペーサ28、第7スペーサ29、第8スペーサ30を挿入する。このとき、保持軸25は各スペーサ(28〜30)の中心孔28a、29a、30aを貫通している。これにより、第8スペーサ30が外装箱13の縁と同一面を形成する位置に配置される。より正確には、第8スペーサ30の外側面が外装箱13の縁と一致する。このようにして、外装箱13の両端にあった空間が複数のスペーサによって充填され、その結果、直方体の外形が得られる。
【0022】
次に、図7に示すように、第3スペーサ9の縁と外装箱13の端部の縁とをテープ35によって固定する。さらに、第8スペーサ30の縁と外装箱13の端部の縁とをテープ(図示せず)によって固定する。これにより、ロール状製品1を梱包する梱包体36が完成する。
最後に、所定位置において、梱包体36から保持軸25を引き抜いて、梱包体36を得る。
【0023】
この梱包状態では、ロール状製品1は、第1支持部材2および第2支持部材3によって支持されることで、外装箱13内で外装箱13に触れることなく宙づり状態で保持されている。
【0024】
(3)特徴
本発明の一見地に係るロール状製品1の梱包方法は、以下のステップを備えている。
◎軸受部2b、3bを有する第1支持部材2および第2支持部材3をロール状製品1の両端に配置して、軸受部2b、3bをロール状製品1の両端内に挿入する装着ステップ
◎ロール状製品1ならびに第1支持部材2および第2支持部材3より長い外装箱13を第1支持部材2および第2支持部材3に沿わせて、ロール状製品1および第1支持部材2および第2支持部材3を両側が空いた状態で包装する包装ステップ
◎第1支持部材2および第2支持部材3の互いに反対側において外装箱13の端部までスペーサ7〜9、28〜30を充填する充填ステップ
◎スペーサ7〜9、28〜30を外装箱13の端部に固定する固定ステップ
この梱包方法では、ロール状製品1と外装箱13のコア方向の長さの調整は、スペーサを外装箱13の端部に充填することで行っている。その結果、対象となる複数種のロール状製品よりも長い一種類の外装箱13を用意するだけで、複数種のロール状製品を梱包できる。この結果、用意する外装箱の種類が少なくなり、そのため在庫管理が容易になり、突発量産の場合にも在庫切れのリスクが低減する。
【0025】
包装ステップは、以下のステップを有している。
◎外装箱13を展開された状態で準備する準備ステップ
◎ロール状製品1ならびに第1支持部材2および第2支持部材3を外装箱13の上に配置する配置ステップ
◎外装箱13によってロール状製品および第1支持部材2および第2支持部材3を包む包みステップ
◎包装状態を維持するように外装箱13の部分同士を止める止めステップ
この梱包方法では、外装箱13は展開された状態で準備され、その上にロール状製品1ならびに第1支持部材2および第2支持部材3を配置してから、外装箱13を包んでさらに止める。つまり、外装箱を予め組み立てておく必要がない。したがって、スペースを有効利用でき、さらに包装部材の組立人員を削減できるので、生産性が向上する。
【0026】
スペーサは同じ輪郭の必要に応じて用意される複数の部材からなり、充填ステップでは、第1支持部材2および第2支持部材3の互いに反対側にそれぞれ複数のスペーサを充填する。
この梱包方法では、複数のスペーサを第1支持部材2および第2支持部材3の互いの反対側に充填していく。そのため、外装箱13の端部に最後のスペーサが一致するように正確に調整できる。
【0027】
本発明の他の見地に係るロール状製品1の梱包体36は、ロール状製品1を梱包するための梱包体であって、第1支持部材2および第2支持部材3と、外装箱13と、スペーサとを備えている。第1支持部材2および第2支持部材3は、ロール状製品1の両端に挿入された軸受部2b、3bを有する。外装箱13は、ロール状製品1および第1支持部材2および第2支持部材3より長く、第1支持部材2および第2支持部材3に沿ってロール状製品1および第1支持部材2および第2支持部材3を両側が空いた状態で包装している。スペーサは、第1支持部材2および第2支持部材3の互いに反対側において外装箱13の端部まで充填されかつ固定されている。
この梱包体36では、ロール状製品1と外装箱13の長さの調整は、スペーサを外装箱13の端部に充填することで行っている。その結果、対象となる複数種のロール状製品よりも長い一種類の包装部材を用意するだけで、複数種のロール状製品を梱包できる。この結果、用意する外装箱の種類が少なくなり、そのため在庫管理が容易になり、突発量産の場合にも在庫切れのリスクが低減する。
【0028】
(4)他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0029】
ロール状製品がより短い場合は充填するスペーサの数は増え、より長い場合は充填するスペーサの数は減る。
予め保持軸に装着するスペーサの枚数は前記実施形態に限定されない。ただし、好ましくは、3〜5枚の範囲である。
外装箱の両端に充填するスペーサの枚数は前記実施形態に限定されない。
複数のスペーサの厚みは互いに異なっていてもよい。
外装箱の両端に充填するスペーサの枚数は両側で異なっていてもよい。ただし、その差は1〜2枚、より好ましくは1枚である。
支持部材、スペーサ、および外装箱の輪郭は、正方形以外であってもよい。つまり、長方形、三角形、多角形、円形、楕円形等でもよい。
外装箱やスペーサはダンボール以外に、厚紙、プラスチック、ベニヤ板等から構成されていてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明は、ロール状製品の梱包に適用可能であり、特に、ロール状製品の梱包方法および梱包体に広く適用できる。
【符号の説明】
【0031】
1 ロール状製品
1a シート
1b コア
2 第1支持部材
2a 板本体
2b 軸受部
2c 孔
3 第2支持部材
3a 板本体
3b 軸受部
3c 孔
7 第1スペーサ
8 第2スペーサ
9 第3スペーサ
10 第4スペーサ
11 第5スペーサ
13 外装箱(包装部材)
14 底壁部
15 第1側壁部
16 第2側壁部
17 天井壁部
18 折り曲げ水平部
21 宙づり用治具
22 下部フレーム
23 車輪
24 直立部
25 保持軸
27 台
28 第6スペーサ
29 第7スペーサ
30 第8スペーサ
31 第1テープ
32 第2テープ
33 第3テープ
35 テープ
36 梱包体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロール状製品の梱包方法であって、
軸受部を有する一対の支持部材を前記ロール状製品の両端に配置して、前記軸受部を前記ロール状製品の両端内に挿入する装着ステップと、
前記一対の支持部材が両端に配置された前記ロール状製品より長い包装部材を用いて、前記一対の支持部材が両端に配置された前記ロール状製品を両側が空いた状態で包装する包装ステップと、
前記一対の支持部材の前記ロール状製品に対して反対側において前記包装部材の端部までスペーサを充填する充填ステップと、
前記スペーサを前記包装部材の端部に固定する固定ステップと、
を備えたロール状製品の梱包方法。
【請求項2】
前記包装ステップは、
前記包装部材を展開された状態で準備する準備ステップと、
前記ロール状製品および前記一対の支持部材を前記包装部材の上に配置する配置ステップと、
前記包装部材によって前記ロール状製品および前記一対の支持部材を包む包みステップと、
包装状態を維持するように前記包装部材の部分同士を止める止めステップとを有している、請求項1に記載のロール状製品の梱包方法。
【請求項3】
前記スペーサは同じ輪郭の必要に応じて用意される複数の部材からなり、
前記充填ステップでは、前記一対の支持部材の互いに反対側にそれぞれ複数の前記スペーサを充填する、請求項1または2に記載のロール状製品の梱包方法。
【請求項4】
ロール状製品と、
前記ロール状製品の両端に挿入された軸受部を有する一対の支持部材と、
前記一対の支持部材が両端に配置された前記ロール状製品より長く、前記一対の支持部材が両端に配置された前記ロール状製品を両側が空いた状態で包装する包装部材と、
前記一対の支持部材の互いに反対側において前記包装部材の端部まで充填されかつ固定されたスペーサと、
を備えたロール状製品の梱包体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−202254(P2010−202254A)
【公開日】平成22年9月16日(2010.9.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−49845(P2009−49845)
【出願日】平成21年3月3日(2009.3.3)
【出願人】(000002174)積水化学工業株式会社 (5,781)
【Fターム(参考)】