説明

主幹制御装置

【課題】故障を検知して安全運行を継続できる主幹制御装置を提供する。
【解決手段】複数系統の制御部12a、12bを備えた主幹制御装置であって、複数系統の制御部の各々は、主ハンドル1の回転角を検出するロータリエンコーダ4からの信号と、逆転ハンドル5のセンサ8からの信号とを演算する演算部33aと、主ハンドルの回転角を検出するロータリエンコーダからの信号と、逆転ハンドルのセンサからの信号とに基づき故障診断を行う診断部34aと、演算部の演算結果と診断部の診断結果とが一致するかどうかを判定する励振判定部35aとを備え、励振判定部において一致しないことが判定された場合に、自系統の制御部の故障と判断して出力を遮断するとともに、他の系統の制御部による制御に切り換える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気車の運転台に設置され、ハンドル操作により電気車の運転制御指令を出力する主幹制御装置に関し、特に故障検知機能に関する。
【背景技術】
【0002】
主幹制御装置として、例えば特許文献1は、電気車用主幹制御器のカムスイッチ部を無接点化し、小形、軽量化を図り、接点等に対する給油、荒損による手入れ等のメンテナンス作業を削減し、費用の低減を図った電気車用無接点主幹制御装置を開示している。
【0003】
この電気車用無接点主幹制御装置は、逆転軸、主軸の両端部に相互に逆方向に回転する一対のロータリエンコーダを連結して形成した切替スイッチ部、その出力の変換・制御器、その電源装置およびキースイッチが主幹制御器内に収容されて一体に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−244707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、主幹制御装置の故障は、安全運行上、極めて重要な事態を引き起こす可能性があるので、故障の検知を厳密に行って安全性を向上させる技術が求められている。
【0006】
本発明の課題は、故障を検知して安全運行を継続できる主幹制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、複数系統の制御部を備えた主幹制御装置であって、複数系統の制御部の各々は、主ハンドルの回転角を検出するロータリエンコーダからの信号と、逆転ハンドルのセンサからの信号とを演算する演算部と、主ハンドルの回転角を検出するロータリエンコーダからの信号と、逆転ハンドルのセンサからの信号とに基づき故障診断を行う診断部と、演算部の演算結果と診断部の診断結果とが一致するかどうかを判定する励振判定部とを備え、励振判定部において一致しないことが判定された場合に、自系統の制御部の故障と判断して出力を遮断するとともに、他の系統の制御部による制御に切り換えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、故障を検出した場合、多重系としたシステムの系を切り換えて、安全運行を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施例1に係る主幹制御装置の構造を示す図である。
【図2】本発明の実施例1に係る主幹制御装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例2に係る主幹制御装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例3に係る主幹制御装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例4に係る主幹制御装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例5に係る主幹制御装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態の主幹制御装置の制御装置を図面を参照しながら詳細に説明する。
【実施例1】
【0011】
図1は、本発明の実施例1に係る主幹制御装置の構造を示す図である。主幹制御装置は、主ハンドル1およびスターホイル2が取り付けられた主軸3に連結されて、相互に一方向に回転する一対のロータリエンコーダ4を備えるとともに、前進または後進を指示する逆転ハンドル5およびスターホイル6が取り付けられた逆転軸7に接続されたセンサ8を備えている。
【0012】
キー機構9は例えば、カム軸9aとカム軸9aに螺合するラック9bとを有し、図示しないキーがカム軸9aに挿入されていない状態では、ラック9bの先端が逆転ハンドル5に設けた溝部に挿入されて逆転ハンドル5がロックされている。
【0013】
次に、図示しないキーがカム軸9aに挿入されて一方向に回転されると、カム軸9aに螺合するラック9bが平行移動して、逆転ハンドル5の溝部からラック9bの先端が外れて逆転ハンドル5がアンロックされる。
【0014】
ロータリエンコーダ4で発生された角度信号とセンサ8で発生された前後信号とキー機構9で発生されたキー信号は、後述する制御装置10に送られる。
【0015】
上記の構成において、主ハンドル1をスターホイル2に規制された範囲内において操作すると、主軸3に設けられた、相互に逆方向に回転する一対のロータリエンコーダ4は、その回転角度に応じた角度信号を生成して制御装置10に送る。
【0016】
同様に、逆転ハンドル5をスターホイル6に規制された範囲内において操作すると、逆転軸7に設けられたセンサ8は、その回転角度に応じた前後信号を生成して制御装置10に送る。制御装置10は、これら角度信号および前後信号に基づき前後進指令、力行またはブレーキ指令を生成して列車の各部に送る。
【0017】
図2は、制御装置10の構成を示すブロック図である。この制御装置10は、電源部11、1系制御部12aおよび2系制御部12bを備えている。
【0018】
なお、2系制御部12bの構成は、1系制御部12aの構成と同じであるので、以下では、1系制御部12aについてのみ説明する。図2においては、2系制御部12bは、対応する構成要素の符号の添え字を「a」から「b」に変更して表している。
【0019】
電源部11は、外部から供給される電源をフィルタリングするノイズフィルタ21aと、ノイズフィルタ21aを経由して入力された電源から5Vおよび24Vの電源を生成して1系制御部12aに供給する1系電源22aと、外部から供給される電源をフィルタリングするノイズフィルタ21bと、ノイズフィルタ21bを経由して入力された電源から5Vおよび24Vの電源を生成して2系制御部12bに供給する2系電源22bから構成されている。
【0020】
1系制御部12aは、ノッチ電源入力部30a、デコーダ部31a、操作部センサ入力部32a、演算部33a、診断部34a、励振判定部35a、リレー36a、ノッチメタル線出力部37aおよびシリアル伝送入出力部38aを備えている。
【0021】
ノッチ電源入力部30aは、ノッチ電源からの電圧を入力してリレー36aに出力する。デコーダ部31aは、主ハンドル1に連結されたロータリエンコーダ4から送られてくる角度信号を取り込んで、角度データとして演算部33aおよび診断部34aに送る。操作部センサ入力部32aは、逆転ハンドル5に連結されたセンサ8から送られてくる前後信号を取り込んで、前後データとして演算部33aおよび診断部34aに送る。
【0022】
演算部33aは、デコーダ部31aから送られてくる角度データに、操作部センサ入力部32aから送られてくる前後データを用いて所定の演算を施すことによりパルス数に変換し、励振判定部35a、ノッチメタル線出力部37aおよびシリアル伝送入出力部38aに送る。
【0023】
診断部34aは、デコーダ部31aから送られてくる角度データ、操作部センサ入力部32aから送られてくる前後データ、演算部33aから送られてくるパルス数およびノッチメタル線出力部37aから出力される信号に基づき故障診断、例えば演算部33aから出力されるパルス数が正しいかどうかなどの判定を行う。この診断部34aにおける故障診断の結果は、励振判定部35aに送られる。
【0024】
励振判定部35aは、演算部33aで行われた演算結果と診断部34aで行われた故障診断の結果が一致するかどうかを判定し、一致する場合はリレー36aのソレノイドを励磁し、一致しない場合はリレー36aのソレノイドを励磁しないように制御する開閉信号を生成し、リレー36aのソレノイドに送る。
【0025】
リレー36aは、励振判定部35aからの開閉信号に応じて開閉し、ロータリエンコーダ4からの信号をノッチメタル線出力部37aに送るかどうかを制御する。
【0026】
すなわち、励振判定部35aからの開閉信号が、演算部33aで行われた演算結果と診断部34aで行われた故障診断の結果が一致することを示している場合はリレー36aのソレノイドは励磁されてリレー36aの接点は閉成される。
【0027】
一方、励振判定部35aからの開閉信号が、演算部33aで行われた演算結果と診断部34aで行われた故障診断の結果が一致しないことを示している場合はリレー36aのソレノイドは励磁されず、リレー36aの接点は開放される。この場合、図示は省略しているが、1系制御部の故障と判断して出力を遮断するとともに、2系制御部による制御に切り換えられる。
【0028】
ノッチメタル線出力部37aは、リレー36aの接点が閉成されている場合に、ロータリエンコーダ4からの角度信号を診断部34aに送るとともに、外部に出力する。シリアル伝送入出力部38aは、演算部33aから送られてくる信号を外部に出力する。
【0029】
また、操作部センサ入力部32aは、逆転ハンドル5に連結されたセンサ8から送られてくる前後信号とキー機構9からのキー信号とを監視し、監視結果を診断部34aを介して励振判定部35aに出力する。励振判定部35aは、診断部34aを介する操作部センサ入力部32aの監視結果に基づき、センサ8から前後信号が入力(即ち“入”のとき)され、かつキー機構9からキー信号が入力されない(即ち“切”のとき)とき、励振を停止させる。即ち、リレー36aのソレノイドは励磁されず、リレー36aの接点は開放される。この場合、図示は省略しているが、1系制御部の故障と判断して出力を遮断するとともに、2系制御部による制御に切り換えられる。
【実施例2】
【0030】
図3は、本発明の実施例2に係る主幹制御装置の制御装置10の構成を示すブロック図である。なお、図3では、1系制御部12aのみを示しているが、2系制御部12bの構成も同じである。
【0031】
1系制御部12aは、実施例1に係る主幹制御装置の制御装置10に、ディップスイッチ(DIP SW)39aおよび照合部40aが追加されて構成されている。
【0032】
ディップスイッチ39aには、主ハンドル1の回転角の初期値が設定される。このディップスイッチ39aに設定された初期値は、照合部40aに送られる。
【0033】
照合部40aは、実施例1に係る主幹制御装置の制御装置10の演算部33aに設けられ、例えばCPUによって構成されている。この照合部40aは、初期リセット時、つまりキー機構のキーが「入」になった時点で、ロータリエンコーダ4からの角度信号によって示される値とディップスイッチ39aに設定された初期値とを照合し、不一致の場合に異常である旨の演算結果を出力する。
【実施例3】
【0034】
図4は、本発明の実施例3に係る主幹制御装置の制御装置10の構成を示すブロック図である。なお、図4では、1系制御部12aのみを示しているが、2系制御部12bの構成も同じである。
【0035】
1系制御部12aは、実施例1に係る主幹制御装置の制御装置10に、照合部41aが追加されて構成されている。照合部41aは、実施例1に係る主幹制御装置の制御装置10の演算部33aに設けられ、例えばCPUによって構成されている。
【0036】
この照合部41aは、前回の処理においてロータリエンコーダ4からの角度信号によって示される角度データを「前回のデータ」として記憶している。そして、今回のロータリエンコーダ4からの角度信号によって示される角度データと前回のデータによって示される角度データを比較し、前回の角度データから今回の角度データへの変化量が所定値以上の場合に異常である旨の演算結果を出力する。
【実施例4】
【0037】
図5は、本発明の実施例4に係る主幹制御装置の制御装置10の構成を示すブロック図である。なお、図5では、1系制御部12aのみを示しているが、2系制御部12bの構成も同じである。
【0038】
実施例4に係る主幹制御装置のロータリエンコーダ4aは、実施例1に係る主幹制御装置のロータリエンコーダ4に、パリティ信号およびストローブ信号を出力する機能が追加されている。パリティ信号は、角度信号によって示される角度データに付加されたパリティビットを示す信号である。また、ストローブ信号は、角度データを取り込むタイミングを規定する信号である。
【0039】
1系制御部12aは、実施例1に係る主幹制御装置の制御装置10に、パリティ演算部42aおよび比較部43aが追加されて構成されている。
【0040】
パリティ演算部42aは、ロータリエンコーダ4aからの角度信号によって示される角度データを、ロータリエンコーダ4aからのストローブ信号に同期して取り込んでパリティビットを計算し、比較部43aに送る。
【0041】
比較部43aは、ロータリエンコーダ4aからのストローブ信号に同期して取り込んだパリティ信号によって示されるパリティビットと、パリティ演算部42aから送られてくるパリティビットとを比較し、不一致の場合に異常である旨の演算結果を出力する。
【実施例5】
【0042】
図6は、本発明の実施例5に係る主幹制御装置の制御装置10の構成を示すブロック図である。なお、図6では、1系制御部12aのみを示しているが、2系制御部12bの構成も同じである。
【0043】
実施例5に係る主幹制御装置のロータリエンコーダ4bは、実施例1に係る主幹制御装置のロータリエンコーダ4に、ストローブ信号を出力する機能が追加されている。ストローブ信号は、上述したように、角度データを取り込むタイミングを規定する信号である。
【0044】
1系制御部12aは、実施例1に係る主幹制御装置の制御装置10に、データ変化検出部44a、ストローブ変化検出部45aおよび判定部46aが追加されて構成されている。
【0045】
データ変化検出部44aは、ロータリエンコーダ4bからの角度信号によって示される角度データの変化の有無を検出し、その検出結果を判定部46aに送る。ストローブ変化検出部45aは、ロータリエンコーダ4bからのストローブ信号の変化の有無を検出し、その検出結果を判定部46aに送る。
【0046】
判定部46aは、データ変化検出部44aからの判定結果が、ロータリエンコーダ4bから出力される角度データが変化しことを示しており、かつ、ロータリエンコーダ4bから出力されるストローブ信号が変化したかどうかをチェックし、ストローブ信号の変化がない場合に、異常である旨の演算結果を出力する。
【0047】
なお、本発明は、上述した実施例1〜実施例5に限らず、以下のように構成することができる。すなわち、図示しない情報制御装置からのポーリングで、演算部33aからの応答が出力されない場合、故障である旨を検出するように構成できる。
【0048】
また、演算部33aおよび診断部34a間で行われる励振が停止した場合に、故障である旨を検出するように構成できる。
【0049】
また、CPUが有する故障検知機能で定周期に行われる割込みが無い場合に、故障である旨を検出するように構成できる。
【0050】
また、CPUが有する故障検知機能で、ウオッチドッグタイマが停止した場合に、故障である旨を検出するように構成できる。
【0051】
また、演算部33aからフィードバックされたノッチ信号と、診断部34aでのノッチ演算結果が不一致の場合に、故障である旨を検出するように構成できる。
【0052】
また、演算部33aからフィードバックされた通信データと、診断部34aで演算された通信データが不一致の場合に、故障である旨を検出するように構成できる。
【0053】
また、逆転ハンドル5からの「前」および「後」信号がともに「オン」となった場合に、故障である旨を検出するように構成できる。
【0054】
さらに、主ハンドル1の位置が非常以外で逆転ハンドル5の「前」および「後」信号がともに「オフ」となった場合に、故障である旨を検出するように構成できる。
【産業上の利用可能性】
【0055】
本発明は、故障の検知を厳密に行って安全性を向上させることが要求される主幹制御装置に適用可能である。
【符号の説明】
【0056】
1 主ハンドル
2、6 スターホイル
3 主軸
4、4a、4b ロータリエンコーダ
5 逆転ハンドル
7 逆転軸
10 制御装置
11 電源部
12a 1系制御部
12b 2系制御部
21a、21b ノイズフィルタ
22a 1系電源
22b 2系電源
30a、30b ノッチ電源入力部
31a、31b デコーダ部
32a、32b 操作部センサ入力部
33a、33b 演算部
34a、34b 診断部
35a、35b 励振判定部
36a、36b リレー
37a、37b ノッチメタル線出力部
38a、38b シリアル伝送入出力部
39a ディップスイッチ
40a、41a 照合部
42a パリティ演算部
43a 比較部
44a データ変化検出部
45a ストローブ変化検出部
46a 判定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数系統の制御部を備えた主幹制御装置であって、
複数系統の制御部の各々は、
主ハンドルの回転角を検出するロータリエンコーダからの信号と、逆転ハンドルのセンサからの信号とを演算する演算部と、
主ハンドルの回転角を検出するロータリエンコーダからの信号と、逆転ハンドルのセンサからの信号とに基づき故障診断を行う診断部と、
前記演算部の演算結果と前記診断部の診断結果とが一致するかどうかを判定する励振判定部とを備え、
前記励振判定部において一致しないことが判定された場合に、自系統の制御部の故障と判断して出力を遮断するとともに、他の系統の制御部による制御に切り換えることを特徴とする主幹制御装置。
【請求項2】
前記主ハンドルの回転角の初期値を設定するスイッチを備え、
前記演算部は、初期リセット時に、ロータリエンコーダからの信号によって示される値と前記スイッチに設定された初期値とを照合し、不一致の場合に異常である旨の演算結果を出力することを特徴とする請求項1記載の主幹制御装置。
【請求項3】
前記演算部は、ロータリエンコーダからの信号によって示される値の前回からの変化量が所定値以上の場合に異常である旨の演算結果を出力することを特徴とする請求項1記載の主幹制御装置。
【請求項4】
前記診断部は、ロータリエンコーダからの信号によって示される値に付されたパリティ値と自己の内部で演算したパリティ値とを照合し、不一致の場合に異常である旨の演算結果を出力することを特徴とする請求項1記載の主幹制御装置。
【請求項5】
前記診断部は、ロータリエンコーダから出力されるデータ信号の変化とストローブ信号の変化とを監視し、ストローブ信号のみ変化しない場合に異常である旨の演算結果を出力することを特徴とする請求項1記載の主幹制御装置。
【請求項6】
キーを操作することでキー信号を出力するキー機構と、
前記逆転ハンドルのセンサからの信号と前記キー機構からのキー信号とを監視する監視部とを備え、
前記励振判定部は、前記逆転ハンドルのセンサの信号が入力され、且つ前記キー機構のキー信号が入力されないとき、自系統の制御部の故障と判断して出力を遮断するとともに、他の系統の制御部による制御に切り換えることを特徴とする請求項1記載の主幹制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−97726(P2011−97726A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−248789(P2009−248789)
【出願日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】