二重特異性抗体および治療剤または診断剤と結合体化したジゴキシゲニンの複合体
本発明は、a)標的タンパク質に対する二重特異性抗体および抗体断片ならびにb)治療剤または診断剤と結合体化したジゴキシゲニンの複合体、これらを生成するための方法、治療剤用または診断剤用の送達プラットフォームとしてのこれらの使用、前記抗体を含有する薬学的組成物、ならびにその使用に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
a)ジゴキシゲニンおよび標的タンパク質に対して特異的な二重特異性抗体であって、ジゴキシゲニンに結合する第1の抗原結合部位および標的タンパク質に結合する第2の抗原結合部位を含む、二重特異性抗体、ならびに
b)ペプチド、低分子化合物、放射性標識低分子化合物、および画像化試薬からなる群より選択される治療剤または診断剤と結合体化している、ジゴキシゲニン
の複合体。
【請求項2】
二重特異性抗体が、
a)2つの完全長抗体重鎖および2つの完全長抗体軽鎖からなる単一特異性二価抗体であって、それぞれの鎖は可変ドメインを1つしか含まない、単一特異性二価抗体、
b)2つのペプチドリンカー、
c)2つの単一特異性一価単鎖抗体であって、それぞれが、抗体重鎖可変ドメイン、抗体軽鎖可変ドメイン、および該抗体重鎖可変ドメインと該抗体軽鎖可変ドメインとの間の単鎖リンカーからなる、2つの単一特異性一価単鎖抗体
を含む、請求項1記載の複合体。
【請求項3】
DIGに特異的に結合する抗原結合部位が、重鎖可変ドメインとして、SEQ ID NO.3、変異S49A、157A、およびA60Pを有するSEQ ID NO 3、またはSEQ.ID NO.2、ならびに軽鎖可変ドメインとしてSEQ ID NO 5またはSEQ.ID NO.1を含む、請求項1または2記載の複合体。
【請求項4】
DIGに特異的に結合する抗原結合部位が、重鎖Fd断片(VHおよびCH1)として、SEQ.ID NO.4またはSEQ.ID NO.36、およびL鎖としてSEQ.ID NO.6を含む、請求項1〜3のいずれか一項記載の複合体。
【請求項5】
抗体がヒト化されている、請求項1〜4のいずれか一項記載の複合体。
【請求項6】
標的タンパク質が細胞表面抗原である、請求項1〜5のいずれか一項記載の複合体。
【請求項7】
細胞表面抗原が腫瘍抗原である、請求項6記載の複合体。
【請求項8】
標的タンパク質がHer2である、請求項6記載の複合体。
【請求項9】
標的タンパク質がIGF1Rである、請求項6記載の複合体。
【請求項10】
標的タンパク質がCD22である、請求項6記載の複合体。
【請求項11】
治療剤または診断剤がペプチドである、請求項1〜10のいずれか一項記載の複合体。
【請求項12】
治療剤または診断剤が低分子化合物である、請求項1〜10のいずれか一項記載の複合体。
【請求項13】
低分子化合物が放射性標識されている、請求項12記載の複合体。
【請求項14】
治療剤または診断剤が画像化試薬である、請求項1〜10のいずれか一項記載の複合体。
【請求項15】
治療剤または診断剤を標的細胞または標的組織に送達するための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項16】
標的癌療法のための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項17】
標的放射線療法のための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項18】
標的癌療法のための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体。
【請求項19】
標的放射線療法のための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体。
【請求項20】
標的癌療法用の医用薬剤を製造するための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項21】
標的放射線療法用の医用薬剤を製造するための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項22】
細胞または組織を画像化するための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項23】
請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体を含む、組成物。
【請求項24】
診断用組成物である、請求項23記載の組成物。
【請求項25】
薬学的組成物である、請求項23記載の組成物。
【請求項1】
a)ジゴキシゲニンおよび標的タンパク質に対して特異的な二重特異性抗体であって、ジゴキシゲニンに結合する第1の抗原結合部位および標的タンパク質に結合する第2の抗原結合部位を含む、二重特異性抗体、ならびに
b)ペプチド、低分子化合物、放射性標識低分子化合物、および画像化試薬からなる群より選択される治療剤または診断剤と結合体化している、ジゴキシゲニン
の複合体。
【請求項2】
二重特異性抗体が、
a)2つの完全長抗体重鎖および2つの完全長抗体軽鎖からなる単一特異性二価抗体であって、それぞれの鎖は可変ドメインを1つしか含まない、単一特異性二価抗体、
b)2つのペプチドリンカー、
c)2つの単一特異性一価単鎖抗体であって、それぞれが、抗体重鎖可変ドメイン、抗体軽鎖可変ドメイン、および該抗体重鎖可変ドメインと該抗体軽鎖可変ドメインとの間の単鎖リンカーからなる、2つの単一特異性一価単鎖抗体
を含む、請求項1記載の複合体。
【請求項3】
DIGに特異的に結合する抗原結合部位が、重鎖可変ドメインとして、SEQ ID NO.3、変異S49A、157A、およびA60Pを有するSEQ ID NO 3、またはSEQ.ID NO.2、ならびに軽鎖可変ドメインとしてSEQ ID NO 5またはSEQ.ID NO.1を含む、請求項1または2記載の複合体。
【請求項4】
DIGに特異的に結合する抗原結合部位が、重鎖Fd断片(VHおよびCH1)として、SEQ.ID NO.4またはSEQ.ID NO.36、およびL鎖としてSEQ.ID NO.6を含む、請求項1〜3のいずれか一項記載の複合体。
【請求項5】
抗体がヒト化されている、請求項1〜4のいずれか一項記載の複合体。
【請求項6】
標的タンパク質が細胞表面抗原である、請求項1〜5のいずれか一項記載の複合体。
【請求項7】
細胞表面抗原が腫瘍抗原である、請求項6記載の複合体。
【請求項8】
標的タンパク質がHer2である、請求項6記載の複合体。
【請求項9】
標的タンパク質がIGF1Rである、請求項6記載の複合体。
【請求項10】
標的タンパク質がCD22である、請求項6記載の複合体。
【請求項11】
治療剤または診断剤がペプチドである、請求項1〜10のいずれか一項記載の複合体。
【請求項12】
治療剤または診断剤が低分子化合物である、請求項1〜10のいずれか一項記載の複合体。
【請求項13】
低分子化合物が放射性標識されている、請求項12記載の複合体。
【請求項14】
治療剤または診断剤が画像化試薬である、請求項1〜10のいずれか一項記載の複合体。
【請求項15】
治療剤または診断剤を標的細胞または標的組織に送達するための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項16】
標的癌療法のための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項17】
標的放射線療法のための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項18】
標的癌療法のための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体。
【請求項19】
標的放射線療法のための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体。
【請求項20】
標的癌療法用の医用薬剤を製造するための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項21】
標的放射線療法用の医用薬剤を製造するための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項22】
細胞または組織を画像化するための、請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体の使用。
【請求項23】
請求項1〜14のいずれか一項記載の複合体を含む、組成物。
【請求項24】
診断用組成物である、請求項23記載の組成物。
【請求項25】
薬学的組成物である、請求項23記載の組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10a】
【図10b】
【図10c】
【図10d】
【図10e】
【図10f】
【図11a】
【図12】
【図13a】
【図13b】
【図14】
【図15a】
【図15b】
【図15c】
【図15d】
【図15e】
【図15f】
【図16a】
【図16b】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20a】
【図20b】
【図20c】
【図21a】
【図21b】
【図21c】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31a】
【図31b】
【図31c】
【図31d】
【図31e】
【図31f】
【図31g】
【図32】
【図33】
【図34a】
【図34b】
【図34c】
【図34d】
【図34e】
【図34f】
【図34g】
【図34h】
【図34i】
【図34j】
【図35a】
【図35b】
【図35c】
【図35d】
【図35e】
【図35f】
【図35g】
【図35h】
【図36】
【図37】
【図38a】
【図38b】
【図38c】
【図38d】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45a】
【図45b】
【図45c】
【図46a】
【図46b】
【図46c】
【図46d】
【図47a】
【図47b】
【図47c】
【図47d】
【図47e】
【図47f】
【図47g】
【図47h】
【図47i】
【図47j】
【図47k】
【図47l】
【図47m】
【図47n】
【図47o】
【図47p】
【図47q】
【図47r】
【図47s】
【図47t】
【図47u】
【図47v】
【図47w】
【図47x】
【図48a】
【図48b】
【図48c】
【図48d】
【図48e】
【図49a】
【図49b】
【図49c】
【図49d】
【図50a】
【図50b】
【図51a】
【図51b】
【図51c】
【図51d】
【図51e】
【図51f】
【図51g】
【図51h】
【図52a】
【図52b】
【図52c】
【図53a】
【図53b】
【図53c】
【図53d】
【図53e】
【図53f】
【図54a】
【図54b】
【図54c】
【図54d】
【図55a】
【図55b】
【図55c】
【図55d】
【図56a】
【図56b】
【図56c】
【図57】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10a】
【図10b】
【図10c】
【図10d】
【図10e】
【図10f】
【図11a】
【図12】
【図13a】
【図13b】
【図14】
【図15a】
【図15b】
【図15c】
【図15d】
【図15e】
【図15f】
【図16a】
【図16b】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20a】
【図20b】
【図20c】
【図21a】
【図21b】
【図21c】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31a】
【図31b】
【図31c】
【図31d】
【図31e】
【図31f】
【図31g】
【図32】
【図33】
【図34a】
【図34b】
【図34c】
【図34d】
【図34e】
【図34f】
【図34g】
【図34h】
【図34i】
【図34j】
【図35a】
【図35b】
【図35c】
【図35d】
【図35e】
【図35f】
【図35g】
【図35h】
【図36】
【図37】
【図38a】
【図38b】
【図38c】
【図38d】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45a】
【図45b】
【図45c】
【図46a】
【図46b】
【図46c】
【図46d】
【図47a】
【図47b】
【図47c】
【図47d】
【図47e】
【図47f】
【図47g】
【図47h】
【図47i】
【図47j】
【図47k】
【図47l】
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【図47n】
【図47o】
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【図47t】
【図47u】
【図47v】
【図47w】
【図47x】
【図48a】
【図48b】
【図48c】
【図48d】
【図48e】
【図49a】
【図49b】
【図49c】
【図49d】
【図50a】
【図50b】
【図51a】
【図51b】
【図51c】
【図51d】
【図51e】
【図51f】
【図51g】
【図51h】
【図52a】
【図52b】
【図52c】
【図53a】
【図53b】
【図53c】
【図53d】
【図53e】
【図53f】
【図54a】
【図54b】
【図54c】
【図54d】
【図55a】
【図55b】
【図55c】
【図55d】
【図56a】
【図56b】
【図56c】
【図57】
【公表番号】特表2012−532162(P2012−532162A)
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−518800(P2012−518800)
【出願日】平成22年7月5日(2010.7.5)
【国際出願番号】PCT/EP2010/004051
【国際公開番号】WO2011/003557
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月5日(2010.7.5)
【国際出願番号】PCT/EP2010/004051
【国際公開番号】WO2011/003557
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】
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