説明

互いに異なる大きさの発光セルを有する発光ダイオード及びこれを採用した発光素子

【課題】発光セルが周期的に繰り返し形成されたアレイにおいて、各発光セルが同一のターンオン電圧で発光された後、ターンオン電圧以下に降下する瞬間に発光が中断されることによって起こるフリッカ現象を低減する。
【解決手段】基板と、前記基板上に配置された複数の発光セル100−1〜100−16と、を備える発光デバイスであって、異なるサイズを有し、互いに直列に電気的に接続された少なくとも2つの前記発光セルが周期的に繰り返し形成されたアレイを有することを特徴とする発光デバイスを提供する。発光ダイオードに形成された各発光セルが互いに異なる大きさを有することにより、交流電源により発光動作を行う際に、発光セルごとに互いに異なるターンオン電圧を有することにより、各発光セルが発光を始める時間が互いに異なって、フリッカ現象を効果的に減少させることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、互いに異なる大きさの発光セルを有する発光ダイオード及びこれを採用した発光素子に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオードは、N型半導体とP型半導体とが、互いに接合された構造を有する光電変換半導体素子であり、電子と正孔の再結合により光を発散する。このような発光ダイオードは、表示素子及びバックライトとして幅広く利用されている。また、発光ダイオードは、既存の電球又は蛍光灯に比べて消耗電力が小さくて寿命が長く、よって白熱電球及び蛍光灯に代わって、一般照明用途としてその使用領域をひろめている。
【0003】
発光ダイオードは、交流電源の下で、電流の方向に応じて、オン/オフを繰り返す。従って、発光ダイオードを交流電源に直接接続して用いる場合、発光ダイオードが、連続的に光を放出することができず、逆方向電流により簡単に破損するという問題点がある。
【0004】
このような発光ダイオードの問題点を解決することにより、高電圧交流電源に直接接続して用いることができる発光ダイオードが、特許文献1に、”発光成分を有する発光素子(LIGHT−EMITTING DEVICE HAVING LIGHT−EMITTING ELEMENTS)”という題名で、酒井など(SAKAI et.al.)により開示されている。
【0005】
特許文献1によれば、各LEDがサファイア基板のような絶縁性基板上に、2次元的に直列に接続されてLEDアレイを形成する。このような二つのLEDアレイが、サファイア基板上において逆並列に接続される。その結果、交流電源により直接駆動されることができる単一チップの発光ダイオードが提供される。
【0006】
図1は、従来の発光ダイオードにおける発光セルの配列を示す図面である。
【0007】
図1を参照すれば、従来の発光ダイオード10は、交流電源を供給する電源供給部20から供給される交流電源により発光動作を行う。
【0008】
発光ダイオード10は、複数の発光セル11が二つの列に並列配置され、第1列と第2列は、極性が互いに反対方向に配列されている。
【0009】
従って、電源供給部20から交流電源が印加される場合、プラス電圧区間では、第1列の発光セル11に電流が流れて発光セルが発光動作を行い、マイナス電圧区間では、第2列の発光セル11に電流が流れて発光セルが発光動作を行う。これにより、第1列と第2列は、交互に発光動作を行うようになる。
【0010】
発光ダイオード10の各発光セル11は、一つの基板上に同一の工程を通じて形成され、各基板の上で電気的に分離されて形成された後、金属配線により電気的に接続するように形成される。
【0011】
この時、発光ダイオード10の各発光セル11は、同一の大きさを有している。従って、各発光セルは、図2に示されたように、ほぼ同じターンオン電圧を有する。なぜならば、各発光セルのターンオン電圧は、各発光セルに電源が印加される時、該当発光セルの電流密度によってターンオン電圧が決定されるが、発光ダイオード10の各発光セル11は、一つの基板の上に同一の工程を通じて同一の大きさに形成されるので、同一の電流密度を有するからである。
【0012】
発光ダイオード10の各発光セル11は、同一のターンオン電圧を有することにより、60Hzの周波数である交流電圧が印加されると、印加された交流電圧により、周期的にターンオンされて発光される。
【0013】
即ち、各発光セル11は、60Hzの周波数である交流電源により印加された電圧がターンオン電圧以上となると、各発光セル11は、ターンオンされて発光動作を行い、60Hzの周波数である交流電源により印加された電圧がターンオン電圧以下であれば、各発光セル11は、発光動作を中断する。
【0014】
この時、各発光セル11のターンオン電圧が同一になるに伴い、ある時点では、すべての発光セル11がターンオンされて、そしてある時点では、各発光セル11は、同一のターンオン電圧で発光された後、ターンオン電圧以下に降下する瞬間に発光が中断されることによってフリッカ(Flicker)現象が発生する。
【0015】
このようなフリッカ現象は、時には肉眼では簡単に視認できないこともあるが、複数の発光セルを備えて交流電源を利用する照明装置分野では、フリッカ現象を減らすことが安定した光源を提供するために必要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0016】
【特許文献1】国際公開番号WO2004/023568(A1)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明の技術的課題は、交流電源の下で、複数の発光セルを有する発光ダイオードにおいて、各発光セルのターンオン電圧が類似することによって発生するフリッカ現象を減らすことである。
【課題を解決するための手段】
【0018】
このような技術的課題を解決するための本発明の一実施形態によれば、基板と、前記基板上に配置された複数の発光セルと、を備える発光デバイスであって、異なるサイズを有し、互いに直列に電気的に接続された少なくとも2つの前記発光セルが周期的に繰り返し形成されたアレイを有することを特徴とする発光デバイスを提供する。
【0019】
好ましくは、異なるサイズを有し、互いに直列に電気的に接続された少なくとも2つの前記発光セルが周期的に繰り返し形成された他のアレイを有する。
【0020】
好ましくは、前記発光デバイスは、前記2つのアレイが正電圧と負電圧の両方で発光するように並列に接続される。
【0021】
より好ましくは、前記複数の発光セルは、小さいサイズの少なくとも一つの発光セルが大きいサイズの発光セルに隣接して配置される。
【0022】
好ましくは、全ての発光セルは、小さいサイズの発光セルと大きいサイズの発光セルが隣接するように配置される。
【0023】
本発明の他の実施形態によれば、基板と、前記基板上に配置された複数の発光セルと、を備える発光デバイスであって、互いに並列に接続された第1の発光セルアレイ及び第2の発光セルアレイと、前記第1の発光セルアレイの少なくとも一つの発光セルは、前記第2の発光セルアレイの少なくとも一つの発光セルとサイズが異なる発光デバイスを提供する。
【0024】
好ましくは、前記サイズが異なる2つの発光セルは、互いに隣接して配置される。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、発光ダイオードに形成された各発光セルが、互いに異なる大きさを有することにより、交流電源により発光動作を行う際に、発光セルごとに互いに異なるターンオン電圧を有することにより、各発光セルが発光を始める時間が異なって、フリッカ現象を効果的に減少させることができる。
【0026】
また、発光ダイオードを形成する複数の発光セルが、電気的に接続された各発光セルの隣接したセルが、互いに異なる大きさを有して繰り返し配列されることにより、発光ダイオードから発光する光の強さを、発光ダイオード内での位置に応じて、大きい差をなくして全体的に均一にすることができる。
【0027】
また、発光ダイオードを形成する複数の発光セルを二つの列に並列に配置し、第1列と第2列の極性を互いに反対方向に配列すれば、交流電源により発光動作を行う際に、発光ダイオードの発光周期をより短くすることができ、フリッカ現象をより効果的に減少させることができる。
【0028】
また、発光ダイオードを形成する複数の発光セルを二つの列に並列に配置し、第1列と第2列の極性を互いに反対方向に配列した状態において、各列に配列された発光セルが、第1の大きさと第2の大きさを有し、該当列内で隣接して交互に配列され、第1列の任意の位置にある発光セルが第1の大きさを有する際に、該当位置に対応する前記第2列の位置にある発光セルは、第2の大きさを有するようにすることにより、限定された面積を有する発光ダイオード内に発光セルを効果的に配置することができる。
【0029】
また、本発明によれば、前述のような構成及び特徴を有する複数の発光ダイオードが接続されて形成された発光素子の場合にも、交流電源により各発光ダイオードが発光を行う際に、発光セルごとに互いに異なるターンオン電圧を有することにより、各発光セルが発光を始める時間が互いに異なり、フリッカ現象を効果的に減少させた照明又は光源として利用することができる。
【0030】
この時、発光素子内の各発光ダイオードを形成する際に、一つの基板上に形成すれば、発光素子の全体の製造工程を減らすことができ、各発光セルのターンオン電圧を調節する作業も容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】従来の発光ダイオードにおける発光セルの配列を示す図面である。
【図2】従来の発光ダイオードにおける各発光セルのターンオン電圧を示すグラフである。
【図3】本発明の一実施形態に係る発光ダイオードにおける発光セルの配列を示す図面である。
【図4】本発明の一実施形態に係る発光ダイオードにおける各発光セルのターンオン電圧を示すグラフである。
【図5】本発明の一実施形態に係る発光素子を説明するための断面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る発光素子を製造する方法を説明するための断面図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る発光素子を製造する方法を説明するための断面図である。
【図8】本発明の一実施形態に係る発光素子を製造する方法を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態を詳しく説明する。以下の実施形態は、当業者に本発明の思想が十分に伝えられるようにするために、一例として提供されるものである。従って、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されず、他の形態として具体化することができる。そして、図面において、構成要素の幅、長さ、厚さなどは、便宜のために誇張されて表現され。明細書の全体にわたって、同一の参照番号は、同一の構成要素を示す。
【0033】
図3は、本発明の一実施形態に係る発光ダイオードにおける発光セルの配列を示す図面である。
【0034】
図3を参照すれば、発光ダイオード100は、交流電源を供給する電源供給部200に接続され、電源供給部200から供給される交流電源により発光動作を行う。
【0035】
発光ダイオード100は、複数の発光セル100−1〜100−16を備えている。
【0036】
各発光セル100−1〜100−16は、一つの基板の上に多層の半導体層が積層された後、電気的に分離されて形成される。各発光セル100−1〜100−16は、PN接合による発光構造体を有しており、隣接する発光セル間には、金属配線を通いて電気的に接続される。
【0037】
各発光セル100−1〜100−16は、多様な形態に配置されるが、この実施形態においては、発光ダイオード100内の発光セル100−1〜100−16は、二つの列に並列配置され、第1列と第2列は、極性が互いに反対方向に配列されている。
【0038】
従って、電源供給部200から発光ダイオード100に交流電源が印加される場合、プラス電圧区間では、第1列に電流が流れて各発光セルが発光動作を行い、マイナス電圧区間では、第2列に電流が流れて各発光セルが発光動作を行う。これにより、第1列と第2列は、交互に発光動作を行う。
【0039】
第1列を成す発光セル100−1〜100−6は、多様な大きさを有するように形成されるが、この実施形態においては、2種類の大きさを有するように形成されている。
【0040】
第1列において、第1発光セル100−1、第3発光セル100−3、及び第5発光セル100−5は、小さいサイズを有しており、第2発光セル100−2、第4発光セル100−4、及び第6発光セル100−6は、大きいサイズを有している。
【0041】
各発光セル100−1〜100−6は、同一の基板上で同一の材質の半導体層の積層を通じて発光構造体を有するように形成されるので、発光セルの大きさが互いに違えば、これにより同一の電圧が印加された際に、該当発光セルの電流密度が互いに異なるようになる。
【0042】
発光セルの電流密度が互いに異なれば、該当発光セルに電源を印加した際に、発光動作を行うようになるターンオン電圧が互いに異なるようになる。
【0043】
一般に、同一の電圧が発光セルに印加された際に、発光セルの大きさが小さいほど、発光セルの電流密度が大きくなる。これにより、図4に示すように、小さい発光セルと大きい発光セルとの間にターンオン電圧の差が生じるので、小さい発光セルのターンオン電圧が大きい発光セルのターンオン電圧より低くなり、小さい発光セルが大きい発光セルより低いターンオン電圧で発光動作を行う。
【0044】
交流電源が印加された際に、各発光セルは、ターンオン電圧以上になると、発光動作を行い、ターンオン電圧以下になると、発光動作を止める。
【0045】
従って、交流電源が印加された際に、小さい発光セルが大きい発光セルより先にターンオンされて発光を開始し、大きい発光セルより長い間発光状態を維持する。即ち、小さい発光セルは、大きい発光セルに比べて発光する時間が長い。
【0046】
このような原理により、発光ダイオード100に、電源供給部200から交流電源が印加されると、第1列において、第1発光セル100−1、第3発光セル100−3、及び第5発光セル100−5が、第2発光セル100−2、第4発光セル100−4、及び第6発光セル100−6に比べて、ターンオン電圧が低いことがわかる。
【0047】
これにより、同一の交流電源が供給されるにもかかわらず、第1発光セル100−1、第3発光セル100−3、及び第5発光セル100−5が、第2発光セル100−2、第4発光セル100−4、及び第6発光セル100−6より先に発光動作を始め、長い間発光状態を維持する。
【0048】
第1列は、小さい発光セルと大きい発光セルとが、交互に直列に接続しているので、隣接する発光セルは、互いに異なる時間に発光動作を始め、互いに異なる時間に発光動作を止める。これにより、本発明の実施形態は、従来の同一の大きさを有する発光セルの配列に比べて、フリッカ現象が著しく減少する。
【0049】
発光ダイオード100の第2列を成す発光セル100−11〜100−16も多様な大きさを有するように形成されるが、この実施形態においては、第1列の発光セル100−1〜100−6に対応して互いに反対の大きさを有するように形成されている。
【0050】
即ち、第1列では、第1発光セル100−1、第3発光セル100−3、及び第5発光セル100−5は、小さいサイズを有しており、第2発光セル100−2、第4発光セル100−4、及び第6発光セル100−6は、大きいサイズを有していることに対して、第2列では、第11発光セル100−11、第13発光セル100−13、及び第15発光セル100−15は、大きいサイズを有しており、第12発光セル100−12、第14発光セル100−14、及び第16発光セル100−16は、小さいサイズを有している。
【0051】
このような配置により、限定された面積を有する発光ダイオード内に、各発光セルを効果的に配置することができる。
【0052】
また、このような配置により、第1列と第2列が発光動作を交互に行う際に、発光セルから発光する光の強さを、発光ダイオード内での発光セルの位置に応じて差を小さくし、全体的な光強度を均一にすることができる。
【0053】
従って、従来の同一の大きさを有する発光セルの配列に比べて、フリッカ現象を著しく減少する。
【0054】
図5は、本発明の一実施形態に係る発光素子を説明するための断面図であり、便宜上、図3に示された発光素子における第1列に配置された発光ダイオードを説明するための断面図である。
【0055】
更に、複数の発光セル100−1〜100−6は、互いに異なる大きさを有する。しかし、図面においては、断面だけを示すので、各発光セルの幅が同一に示されているものだけを表現しているが、各発光セルは、幅が同一であっても、図面に示されない発光セルの長さは、図3に示されたように、互いに異なるように設定されている。
【0056】
図5を参照すれば、本発明の発光素子は、熱伝導性基板110と、熱伝導性基板110の上に形成されたバッファ層120と、バッファ層120の上にN型半導体層とP型半導体層を交互に繰り返して積層することにより形成された多層構造を有する異型半導体反復層130と、異型半導体反復層130の上にパターニングされた複数の発光セル100−1〜100−6と、複数の発光セル100−1〜100−6を直列に接続するための金属配線180−1〜180−5と、を備える。
【0057】
熱伝導性基板110は、サファイア基板に比べて、相対的に熱伝導率が高い物質の基板である。熱伝導性基板110は、SiC、Si、ゲルマニウム(Ge)、シリコンゲルマニウム(GeSi)、窒化アルミニウム(AlN)、又は、金属基板などを用いることができる。
【0058】
バッファ層120は、その上部に形成される半導体層と熱伝導性基板110との間の格子不一致を緩和するために使用される。これに加えて、本発明の一部の実施形態において、バッファ層120は、熱伝導性基板110から発光セル100−1〜100−6と基板110とを絶縁させるために使用される。また、各発光セル100−1〜100−6は、互いに電気的に分離しなければならない。従って、バッファ層120は、半絶縁物質膜から形成される。
【0059】
本実施形態において、バッファ層120は、窒化アルミニウム(AlN)又は半絶縁窒化ガリウム(GaN)層であってもよい。ドープされていない窒化アルミニウム(AlN)は、一般に絶縁特性を有するので、窒化アルミニウム(AlN)は、ドープされていない窒化アルミニウム(AlN)であってもよい。一方、ドープされていない窒化ガリウム(GaN)は、成長方法及び基板物質に依存して、一般にN型半導体又は半絶縁性を有する。従って、ドープされていない窒化ガリウム(GaN)が半絶縁性を有する場合、半絶縁性窒化ガリウム(GaN)は、ドープされていない窒化ガリウム(GaN)である。一方、ドープされていない窒化ガリウム(GaN)が、N型半導体特性を有する場合、これを相殺するために電子受容体がドーピングされる。電子受容体は、アルカリ金属、アルカリ土金属、又は遷移金属でもよく、特に、鉄(Fe)又はクロム(Cr)であればよい。
【0060】
サファイア基板の上に、半絶縁性窒化ガリウム(GaN)層を形成する方法は、ヘイクマンなど(Heikman et al.)により、”金属有機化学気相蒸着法によるFeドーピングされた半絶縁性窒化ガリウム(GaN)の成長(Growth of Fe
doped semi−insulating GaN by metalorganic chemical vapor deposition)”という題名で、2002年7月15日に頒布された(published)アプライド・フィジックス・レターズ(Applied Physics Letters)に開示されている。ヘイクマンなどは、フェロセン(ferrocene、CpFe)を前駆体として使用したMOCVD技術を使用して、サファイア基板上に半絶縁性窒化ガリウム(GaN)層を形成した。
【0061】
一般に、サファイア基板の上に、MOCVD技術を使用して形成されたドープされていない窒化ガリウム(GaN)は、N型窒化ガリウム(GaN)となる。これは、残余酸素原子が窒化ガリウム(GaN)層で電子供与体(donor)として作用するからである。従って、鉄(Fe)のように、電子受容体として作用する金属物質をドーピングして、電子供与体と相殺させることにより、半絶縁性窒化ガリウム(GaN)を形成することができる。
【0062】
電子受容体をドーピングして半絶縁性窒化ガリウム(Ga)Nを形成する技術は、本発明の実施形態において同様に適用することができる。例えば、SiC基板上に形成されたドープされていない窒化ガリウム(GaN)は、Siなどを含む不純物によりN型窒化ガリウム(GaN)となり得る。したがって、鉄(Fe)のような金属物質をドーピングして、半絶縁性窒化ガリウム(GaN)バッファ層120を形成することができる。この時、バッファ層120のすべての厚さにわたって、電子受容体をドーピングする必要はなく、バッファ層120の一部の厚さに限定して、鉄(Fe)のような電子受容体をド−ピングしてもよい。
【0063】
バッファ層120は、図示されたように、発光セル100−1〜100−6間が連続的であるが、分離してもよい。
【0064】
異型半導体反復層130は、N型半導体層とP型半導体層とを交互に繰り返し積層して形成する。
【0065】
N型半導体層とP型半導体層とが交互に積層される数は、2ペア(pair)以上、500ペアの範囲である。
【0066】
異型半導体反復層130におけるN型半導体層は、N型不純物が注入されたGaN系列、例えば、N型AlInGa1−x−yN(0≦x、y、x+y≦1)膜でありうるが、これに限定されずに、多様な半導体層を含めて形成してもよい。また、P型半導体層は、P型不純物が注入されたGaN系列、例えば、P型AlInGa1−x−yN(0≦x、y、x+y≦1)膜でありうるが、これに限定されずに、多様な半導体層を含めて形成してもよい。N型半導体層及びP型半導体層は、InGa1−xN(0≦x≦1)膜又はAlGa1−xN(0≦x≦1)膜でもよい。
【0067】
また、異型半導体反復層130におけるN型半導体層は、シリコン(Si)をドーピングして形成してもよいし、P型半導体層は、亜鉛(Zn)又はマグネシウム(Mg)をドーピングして形成してもよい。
【0068】
異型半導体反復層130を構成するN型半導体層とP型半導体層とは、交互に繰り返して積層される構造となっているに伴い、N型半導体層とP型半導体層との間の接触面での大きな電位障壁が形成されることにより、隣接する半導体層間に電流が流れることができなくなり、絶縁の効果をもたらすことになる。
【0069】
即ち、発光セル100−1〜100−6と、伝導性基板110とを電気的に絶縁させて、伝導性基板110を通じて発生される漏れ電流を、異型半導体反復層130の絶縁効果により効果的に防止する。
【0070】
更に、発光セル100−1〜100−6が、異型半導体反復層130の絶縁効果により互いに電気的に絶縁することができる。
【0071】
異型半導体反復層130におけるN型半導体層及びP型半導体層を成長させる作業は、バッファ層120においてAlNを成長させる作業により、より容易に実行できる。
【0072】
一方、複数の発光セル100−1〜100−6のそれぞれは、PN接合された窒化物半導体層を含む。
【0073】
本実施形態において、発光セルのそれぞれは、N型半導体層140、N型半導体層140上の所定の領域に形成された活性層150、及び活性層150上に形成されたP型半導体層160を備える。N型半導体層140の上部面の少なくとも一部が露出される。N型半導体層140及びP型半導体層160の上に、オーミック金属層170、175が形成してもよい。また、N型半導体層140又はP型半導体層160の上に、1×1019〜1×1022/cm濃度の高濃度N型半導体トンネリング層やセミメタル(semi−metal)層が形成され、更にその上に透明電極層(図示せず)を形成してもよい。
【0074】
N型半導体層140は、N型不純物が注入されたGaN系列、例えば、N型AlInGa1−x−yN(0≦x、y、x+y≦1)膜でありうるが、これに限定されずに、多様な半導体層を含めて形成してもよい。また、P型半導体層160は、P型不純物が注入されたGaN系列、例えば、P型AlInGa1−x−yN(0≦x、y、x+y≦1)膜でありうるが、これに限定されずに、多様な半導体層を含めて形成してもよい。
【0075】
N型半導体層140及びP型半導体層160は、InGa1−xN(0≦x≦1)膜又はAlGa1−xN(0≦x≦1)膜としてもよい。
【0076】
N型半導体層140は、シリコン(Si)をドーピングして形成してもよいし、P型半導体層160は、亜鉛(Zn)又はマグネシウム(Mg)をドーピングして形成してもよい。
【0077】
活性層150は、電子及び正孔が再結合される領域として、InGaNを含んで構成される。活性層150を成す物質の種類に応じて、発光セルから放出される発光波長が決定される。活性層150は、量子ウエル層と障壁層とが繰り返し形成された多層膜であってもよい。障壁層と量子ウエル層とは、一般式AlInGa1−x−yN(0≦x、y、x+y≦1)により表現される2元又は4元化合物半導体層でもよい。
【0078】
各発光セルは、金属配線180−1〜180−5を通じて直列に接続される。本実施形態において、各金属配線は、交流電源により駆動される発光セル100−1〜100−6が直列に接続する。即ち、発光素子に印加される交流駆動電圧/電流と、単一の発光セルを駆動するために必要な電圧とにより、直列に接続された発光セル100の個数が限定される。例えば、220Vの交流電圧の下で、3.3Vの駆動用の発光セルは、約67個を直列に接続することができる。また、110Vの交流電圧の下で、3.3Vの駆動用の発光セルは、約34個を直列に接続することができる。
【0079】
図5に示すように、6個の発光セル100−1〜100−6が直列に接続された発光素子において、第1発光セル100−1のN型半導体層140と、第2発光セル100−2のP型半導体層160とが、第1金属配線180−1を通じて接続され、第2発光セル100−2のN型半導体層140と、第3発光セル(図示せず)のP型半導体層(図示せず)とが、第2の金属配線180−2を通じて接続され、第4発光セルのN型半導体層(図示せず)と、第5発光セル100−5のP型半導体層160とが、第4の金属配線180−4を通じて接続され、そして第5発光セル100−5のN型半導体層140と、第6発光セル100−6のP型半導体層160とが、第5の金属配線180−5を通じて接続される。
【0080】
直列に接続された発光セルは、特許文献1に開示された通り、LEDアレイを構成する。一方、発光素子は、互いに逆並列に接続された二つのLEDアレイを有し、交流電源の下で照明用に使われる。第1発光セル100−1のP型半導体層160及び第6発光セル100−6のN型半導体層140には、それぞれ交流電源に電気的に接続するためのP型パッド及びN型パッド(図示せず)が形成される。
【0081】
以下、互いに異なる大きさを有する複数の発光セルを備える発光素子の製造方法を説明する。
【0082】
図6〜図8は、本発明の一実施形態に係る発光素子の製造方法を説明するための断面図である。
【0083】
図6を参照すれば、熱伝導性基板110の上にバッファ層120を形成する。熱伝導性基板110は、AlN又はSiC基板でもよい。また、SiCは、半絶縁性又はN型の基板であってもよい。
【0084】
一般に、SiC単結晶基板は、N型半導体の特性を有する。これは、SiC基板内に含まれている窒素(N)が、電子供与体(donor)として作用するからである。従って、電子受容体(acceptor)、例えばバナジウム(Vanadium)をドーピングして、半絶縁性SiC単結晶を成長させることができる。一方、バナジウムをドーピングせずに、半絶縁性SiC単結晶を成長させる方法が、US6,814,801号に開示されている。このような技術を使用して、半絶縁性SiC基板を提供してもよい。
【0085】
バッファ層120は、発光セルを形成するための半導体成長プロセスを実行するために、金属有機化学気相蒸着(MOCVD)、分子線成長(MBE)、又はハイドライド気相成長(HVPE)方法などを使用して形成される。バッファ層120は、窒化アルミニウム(AlN)又は半絶縁性窒化ガリウム(GaN)層としてもよい。半絶縁性窒化ガリウム(GaN)層は、ドープされていない窒化ガリウム(GaN)又は電子受容体(acceptor)がド−ピングされた窒化ガリウム(GaN層)でもよい。電子受容体は、アルカリ金属、アルカリ土金属、又は遷移金属でもよいし、特に鉄(Fe)又はクロム(Cr)であればよい。
【0086】
この時、バッファ層120が形成される厚さは、発光セルを形成するための半導体成長プロセスを行う中間層として機能する程度であればよく、絶縁性を提供するための厚さ程度まで形成させる必要はない。
【0087】
バッファ層120上に、異型半導体反復層130を形成する。異型半導体反復層130は、N型半導体層、P型半導体層を交互に繰り返して積層することにより、多層の異型半導体反復層130を形成する。
【0088】
異型半導体反復層130は、同一の工程のチャンバ内において連続的に形成してもよい。異型半導体反復層130のN型半導体層及びP型半導体層は、MOCVD、MBE、又はHVPE方法を使用して形成してもよいし、それぞれ多層構造を有するように形成してもよい。
【0089】
異型半導体反復層130上に、N型半導体層140、活性層150、及びP型半導体層160を形成する。これらの半導体層140、150、160は、同一の工程のチャンバにおいて連続的に形成してもよい。N型半導体層140、活性層150、及びP型半導体層160は、MOCVD、MBE、又はHVPE方法を使用して形成してもよいし、それぞれ多層構造を有するように形成してもよい。N型半導体層140又はP型半導体層160上に、1×1019〜1×1022/cm濃度の高濃度N型半導体トンネリング層やセミメタル層を形成してもよいし、更にその上に透明電極層(図示せず)を形成してもよい。
【0090】
図7を参照すれば、P型半導体層160、活性層150、及びN型半導体層140をパターニングして互いに絶縁された発光セル100−1〜100−6を形成する。
【0091】
この時、各発光セル100−1〜100−6は、同一の幅を有するが、図3に示したように、互いに異なる長さを有する大きさにパターニングされて分離される。図7は、同一の幅のみを示している。
【0092】
各層は、フォトリソグラフィ及びエッチング技術を使用して、パターニングしてもよい。例えば、P型半導体層160上にフォトレジストパターンを形成し、これをエッチングマスクとして使用して、P型半導体層160、活性層150、及びN型半導体層140を順にエッチングする。これにより、互いに分離された発光セルが形成される。
【0093】
この時、異型半導体反復層130をエッチングして、異型半導体反復層130の一部を露出するようにしてもよい。
【0094】
各発光セル100−1〜100−6間の電気的な絶縁及び熱伝導性基板110を通した漏れ電流を防止するためには、異型半導体反復層130のN型半導体層とP型半導体層とを、上から2ペア以上をエッチングして、異型半導体反復層130の一部が露出されるようにする。
【0095】
異型半導体反復層130のN型半導体層とP型半導体層とを、上から2ペア以上をエッチングする理由は、N型半導体層とP型半導体層との積層数が2ペア以上であれば、絶縁効果を十分に期待することができるからである。
【0096】
このように、異型半導体反復層130の一部が露出されるようにエッチングを行うことにより、発光セル100−1〜100−6は、電気的に互いに分離される。
【0097】
図8を参照すれば、分離された発光セル100−1〜100−nのP型半導体層160及び活性層150をパターニングして、N型半導体層140の上部面の一部を露出させる。パターニング工程は、フォトリソグラフィ及びエッチング工程を使用して行ってもよい。即ち、分離された発光セル100−1〜100−nを有する基板110上に、フォトレジストパターンを形成し、これをエッチングマスクとして使用してP型半導体層160及び活性層150の一部をエッチングする。その結果、P型半導体層140及び活性層150がエッチングされた部分に、N型半導体層140が露出される。
【0098】
エッチング工程は、湿式又は乾式エッチング工程により行ってもよい。乾式エッチング工程は、プラズマを利用した乾式エッチング工程であってもよい。
【0099】
エッチング工程後、P型半導体層160及びN型半導体層140上に、それぞれP型オーミック金属層170及びN型オーミック金属層175を形成する。
【0100】
オーミック金属層170、175は、フォトレジストパターン(図示せず)を使用して、オーミック金属層170、175が形成される領域を開放した後、金属蒸着工程を使用して形成してもよい。P型オーミック金属層170及びN型オーミック金属層175は、同一の工程により形成してもよく、それぞれ別の工程により形成してもよい。上記のオーミック金属層170、175は、Pb、Sn、Au、Ge、Cu、Bi、Cd、Zn、Ag、Ni、及びTiのうちの少なくともいずれか一つの物質で形成してもよい。
【0101】
その後、隣接した発光セルのN型オーミック金属層175と、P型オーミック金属層170とを、金属配線180−1〜180−5により接続すれば、図5に示す発光素子が完成する。
【0102】
各金属配線180−1〜180−5は、エアーブリッジ(air bridge)工程又はステップカバー(step cover)工程などを通じて形成してもよい。
【0103】
エアーブリッジ(air bridge)工程は、特許文献1に開示されており、この工程について簡単に説明する。まず、各発光セル及び各オーミック金属層170、175が形成された基板上に、オーミック金属層170、175を露出させる開口部を有する第1のフォトレジストパターンを形成する。その後、電子ビーム蒸着(e−beam evaporation)技術などを使用して、金属物質層を薄く形成する。金属物質層は、開口部及び第1のフォトレジストパターンの上部全面に形成される。次いで、接続しようとする隣接した発光セル間の領域及び開口部の金属物質層を露出させる第2のフォトレジストパターンを形成する。その後、金などをメッキ技術を使用して形成した後、溶剤(solvent)などの溶液で第1及び第2のフォトレジストパターンを除去する。その結果、隣接した発光セルを接続する配線のみを残し、他の金属物質層及びフォトレジストパターンは、全て除去される。
【0104】
一方、ステップカバー工程は、発光セル及びオーミック金属層を有する基板上に絶縁層を形成することを含む。絶縁層をフォトリソグラフィ及びエッチング工程を使用してパターニングすることにより、P型半導体層及びN型半導体層の上部のオーミック金属層170、175を露出させる開口部を形成する。次いで、電子ビーム蒸着技術などを使用して、開口部を埋めるとともに、絶縁層の上面を覆う金属層を形成する。その後、金属層をフォトリソグラフィ及びエッチング工程を使用してパターニングし、互いに隣接した発光セルを接続する配線を形成する。このようなステップカバー工程は、多様な変形例が可能である。ステップカバー工程を使用すれば、配線が絶縁層により支えられるので、配線に対する信頼性を向上させることができる。
【0105】
一方、両端に位置した発光セル100−1及び100−6に、交流電源接続用のP型パッドとN型パッドとを形成する。
【0106】
これらの図面において各発光セルが、一列に配列されたように示されているが、これは、説明の便宜のためのものであって、発光セルは、特許文献1に開示されたように、平面上に多様な形態で配列してもよい。
【0107】
本発明は、好ましい実施形態及び多くの具体的な変形実施例を参照して説明した。しかし、具体的に説明したものとは、異なる多くのその他の実施例が、また本発明の思想及び範囲内に入ることを、関連分野の当業者は理解するであろう。
【0108】
例えば、本発明の一実施形態においては、各発光セルが互いに異なる大きさを有することにより、交流電源により発光動作を行う際に、発光セルごとに互いに異なるターンオン電圧を有することにより、各発光セルが発光を始める時間が互いに異なってフリッカ現象を減少させる、発光ダイオードの構成及び特徴について説明したが、このような構成及び特徴を有する複数の発光ダイオードを接続して、交流電源により各発光ダイオードが発光を行う際に、発光セルごとに互いに異なるターンオン電圧を有することにより、各発光セルが発光を始める時間が互いに異なってフリッカ現象を効果的に減少させることができる多様な発光素子を製作することができる。
【0109】
また、本発明の一実施形態においては、発光ダイオード内に複数の発光セルを形成する際に、一つの基板上で複数の発光セルを形成することを説明したが、発光素子内の各発光ダイオードを形成する際にも、一つの基板上で各発光ダイオードを形成するように工程を行うことができる。
【0110】
また、本発明の一実施形態においては、発光ダイオード内に複数の発光セルを形成する際に、大きさが互いに異なるようにすることを記載したが、ここで大きさが互いに異なるという記載は、該当発光セルが占める面積が異なるようにするという意味として解釈してもよい。更に、同一の電圧が印加された際に、電流密度を互いに異なるようにして、ターンオン電圧が互いに異なるように、発光セルを製作する際に設計される数値寸法を変形することも、同じ範疇内で解釈することができる。
【符号の説明】
【0111】
100−1〜100−16:発光セル、110:熱伝導性基板、120:バッファ層、130:異型半導体反復層、140:N型半導体層、150:活性層、160:P型半導体層、170,175:オーミック金属層、180−1〜180−5:金属配線、200:電源供給部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、前記基板上に配置された複数の発光セルと、を備える発光デバイスであって、
異なるサイズを有し、互いに直列に電気的に接続された少なくとも2つの前記発光セルが周期的に繰り返し形成されたアレイを有することを特徴とする発光デバイス。
【請求項2】
請求項1記載の発光デバイスにおいて、
異なるサイズを有し、互いに直列に電気的に接続された少なくとも2つの前記発光セルが周期的に繰り返し形成された他のアレイを有することを特徴とする発光デバイス。
【請求項3】
請求項2記載の発光デバイスにおいて、
前記2つのアレイは、互いに並列に接続されたことを特徴とする発光デバイス。
【請求項4】
請求項3記載の発光デバイスにおいて、
前記発光デバイスは、前記2つのアレイが正電圧と負電圧の両方で発光するように並列に接続されたことを特徴とする発光デバイス。
【請求項5】
請求項2記載の発光デバイスにおいて、
前記2つのアレイは、同じサイズの同数の発光セルを有することを特徴とする発光デバイス。
【請求項6】
請求項1記載の発光デバイスにおいて、
前記複数の発光セルは、前記基板上に略矩形状に配置されたことを特徴とする発光デバイス。
【請求項7】
請求項6記載の発光デバイスにおいて、
前記複数の発光セルは、小さいサイズの少なくとも一つの発光セルが大きいサイズの発光セルに隣接して配置されたことを特徴とする発光デバイス。
【請求項8】
請求項7記載の発光デバイスにおいて、
全ての発光セルは、小さいサイズの発光セルと大きいサイズの発光セルが隣接することを特徴とする発光デバイス。
【請求項9】
請求項6記載の発光デバイスにおいて、
前記複数の発光セルは、小さいサイズの発光セルが大きいサイズの発光セルの間に配置されるように配置されたことを特徴とする発光デバイス。
【請求項10】
請求項6記載の発光デバイスにおいて、
前記複数の発光セルは、大きいサイズの発光セルが小さいサイズの発光セルの間に配置されるように配置されたことを特徴とする発光デバイス。
【請求項11】
基板と、前記基板上に配置された複数の発光セルと、を備える発光デバイスであって、
互いに並列に接続された第1の発光セルアレイ及び第2の発光セルアレイと、
前記第1の発光セルアレイの少なくとも一つの発光セルは、前記第2の発光セルアレイの少なくとも一つの発光セルとサイズが異なることを特徴とする発光デバイス。
【請求項12】
請求項11記載の発光デバイスにおいて、
前記サイズが異なる2つの発光セルは、互いに隣接して配置されたことを特徴とする発光デバイス。
【請求項13】
請求項12記載の発光デバイスにおいて、
前記サイズが異なる2つの発光セルのうち、前記第1の発光セルアレイ内の発光セルは、前記第2の発光セルアレイ内の他の発光セルに隣接する発光セルと同じサイズであることを特徴とする発光デバイス。
【請求項14】
請求項11記載の発光デバイスにおいて、
前記第1の発光セルアレイは、前記第2の発光セルアレイと逆並列に接続されたことを特徴とする発光デバイス。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−67990(P2010−67990A)
【公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−264333(P2009−264333)
【出願日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【分割の表示】特願2009−530254(P2009−530254)の分割
【原出願日】平成19年9月14日(2007.9.14)
【出願人】(506029004)ソウル オプト デバイス カンパニー リミテッド (101)
【Fターム(参考)】