説明

付着物除去装置

【課題】 ブラスト噴射回収部が床面に非接地状態の際は、気体流や粒体(ビーズ)が飛散することがなく、又、広い範囲の付着物の剥離乃至除去作業を群なく均一に行うことのできる付着物除去装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 噴射装置4から気体流2と粒体3を噴射させて床面や路面の付着物Fを剥離乃至除去する付着物除去装置において、該噴射装置4を底面のみ解放形状のブラストボックス54で覆い、該ブラストボックス54内で噴射した粒体3及び剥離除去された付着物Fを回収するバキューム回収部5を設けるとともに、これら噴射装置4とバキューム回収部5からなるブラスト噴射回収装置Bを接地させた作業状態と上昇退避させた退避状態とに一体的に昇降可能に構成し、更に、ブラスト噴射回収装置Bの退避状態を検知する検知手段Kを設け、該検知手段Kの検知時には気体流2及び粒体3を噴射させないよう規制してなる付着物除去装置の構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は床面や路面に気体流と粒体を噴射させて、付着物を剥離乃至除去する付着物除去装置に関するものであり、更に詳しくは、付着物除去作業を行う際の気体流、及び粒体の噴射規制に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、床等に付着したガム等の付着物にビーズ玉を噴射させ、その噴射したビーズ玉をバキューム管で回収可能な付着物除去装置が記載されている。
【特許文献1】特開平8−302614号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載の付着物除去装置はバキューム管の先端部内でビーズを噴射し、床から剥離した付着物とともにビーズを吸引回収可能な構成であり、バキューム管内で剥離回収作業を行うものである。従って先端開口部には弾性部材を取着し、床の凸凹に弾性部材が密着するよう構成してある。
しかしながら、バキューム管先端部を床に接地させない状態のままビーズ噴射を行うと、多量のビーズが回収されることなく飛散してしまうという不都合がある。
又、掃除機形態の付着物除去装置は、床の一部の面積の付着物除去には有効であるが、広い面積の付着物除去を行うと床に剥離群が起こり易く、付着物を広い範囲で剥離乃至除去する作業には向かないものであった。
本発明は、ブラスト噴射回収部が床面に非接地状態の際は、気体流や粒体(ビーズ)が飛散することがなく、又、広い範囲の付着物の剥離乃至除去作業を群なく均一に行うことのできる付着物除去装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
噴射装置4から気体流2と粒体3を噴射させて床面や路面の付着物Fを剥離乃至除去する付着物除去装置において、該噴射装置4を底面のみ解放形状のブラストボックス54で覆い、該ブラストボックス54内で噴射した粒体3及び剥離除去された付着物Fを回収するバキューム回収部5を設けるとともに、これら噴射装置4とバキューム回収部5からなるブラスト噴射回収装置Bを接地させた作業状態と上昇退避させた退避状態とに一体的に昇降可能に構成し、更に、ブラスト噴射回収装置Bの退避状態を検知する検知手段Kを設け、該検知手段Kの検知時には気体流2及び粒体3を噴射させないよう規制してなる付着物除去装置の構成とする。
又、ブラスト噴射回収装置Bを備えた車体6を自走可能に構成するとともに、停車中には気体流2及び粒体3を噴射させないよう規制してなる付着物除去装置とする。
【発明の効果】
【0005】
請求項1に記載の発明は、噴射装置4から気体流2と粒体3を噴射させて床面や路面の付着物Fを剥離乃至除去する付着物除去装置において、該噴射装置4を底面のみ開放形状のブラストボックス54で覆い、該ブラストボックス54内で噴射した粒体3及び剥離除去された付着物Fを回収するバキューム回収部5を設けるとともに、これら噴射装置4とバキューム回収部5からなるブラスト噴射回収装置Bを接地させた作業状態と上昇退避させた退避状態とに一体的に昇降可能に構成し、更に、ブラスト噴射回収装置Bの退避状態を検知する検知手段Kを設け、該検知手段Kの検知時には気体流2及び粒体3を噴射させないよう規制してあるので、誤操作等によりブラスト噴射回収装置Bを上昇退避状態にしたまま気体流2や粒体3を噴射することがなく、粒体3を床面に飛散させることがない。
【0006】
請求項2に記載の発明は、ブラスト噴射回収装置Bを備えた車体6を自走可能に構成するとともに、停車中には気体流2及び粒体3を噴射させないよう規制してあるので、一定速度での床面付着物F剥離除去作業を行うことができ、広範囲の剥離除去作業を行っても群なく均一に付着物Fを剥離除去できる。又、剥離除去作業中に車体6の走行を停止させると気体流2と粒体3の噴射が行われなくなり、車体6を停止させた場所の床面のみを過剰に剥離したり、床自体に傷を付けたりすることもない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
次に本発明の実施の形態について床ワックスの剥離作業を例として図面に基づいて説明する。図2は、本発明を用いた床ワックス剥離装置の作動原理を示すものであり、図1とともにその構造について説明する。車体6の平面視四角形枠型の下部フレーム12下方に自走駆動用の前輪10と旋回用のキャスター角付後輪11を設け、該下部フレーム12から上方へ立設する4本の支柱13上端には、前記下部フレーム12と略同形状の上部フレーム14を設けて下部フレーム12、支柱13、上部フレーム14とにより箱型の強固な車体6を形成してある。前輪10は下部フレーム12に取着のモータMによりチェーン21を介して駆動される。上部フレーム14後端部には後方へ突出のハンドル44を設けてあり、操縦者がこのハンドル44を握り、車体6後方を歩行しながらワックス剥離作業を行う。
モータMと前輪10との駆動系路には、左右各々の前輪10への駆動を継続できる電磁クラッチを設けてある。この電磁クラッチは、床ワックス剥離装置を旋回させたり方向転換させる場合に、左右各々の前輪10をフリーで転動可能にするためのもので、操縦者がハンドル44を押し引きしてキャスター角付の後輪11の方向を変えることで軽い力で容易に取回しすることが可能である。
車体6前側下方には、床ワックスを剥離除去することのできるブラスト噴射回収装置Bを前方へ突出させて、このブラスト噴射回収装置Bを接地し、内部に設けた噴射ノズル1から粒体3を気体流2とともに噴射させ床面に衝突させながら走行させることによって、床ワックスを剥離、乃至除去することができる。
本発明の床ワックス剥離装置の粒体3は、樹脂性の粗砕片を所定サイズに粒砕した樹脂ビーズJであり、気体流2は、別体のコンプレッサーCからエアホース19により供給される。この圧縮空気2を噴射させることにより、樹脂ビーズJがノズル効果で吸引され、噴射ノズル1から圧縮空気2と樹脂ビーズJとが噴射される構成である。
【0008】
車体6の前部には、粒体タンク15を配設し、この粒体タンク15下部からブラスト噴射回収装置Bの噴射装置4に樹脂ビーズJを供給する。又、ブラスト噴射回収装置Bには噴射した樹脂ビーズJとその噴射衝突により剥離、乃至除去されたワックス粒Wを回収するバキューム回収部5を設けてあり、噴射された樹脂ビーズJや剥離したワックス粒Wは再度粒体タンク15内へ回収される。粒体タンク15には樹脂ビーズJと剥離したワックス粒Wとを分別することのできる網状の分別板16が設けてあり、再利用可能な樹脂ビーズJは分別板16の下方に落下し、粉塵となって再利用できない樹脂ビーズJや剥離したワックス粒Wは該粒体タンク15後方に設けたバキューム装置17に吸引されて、このバキューム装置17下端部に設けた、後方へ引き出し可能のダストボックス18に蓄積される。51はブラスト噴射回収装置Bを覆う前カバー、52は車体6のサイドカバーである。
バキューム装置17上部にはファン22が設けてあり、バキューム室20内の空気をフィルターDを介して吸引し、外部へ排出する。バキューム室20と粒体タンク15は互いに連通してあり、バキューム室20内が負圧になることで、粒体タンク15内も負圧となり、ブラスト噴射回収装置Bから樹脂ビーズJとワックス粒Wを粒体タンク15上方に吸引する。その際、再利用可能な樹脂ビーズJは分別板29により下方へ落下し、再び噴射ノズル1から噴射される。又、再利用できない細粒化した樹脂ビーズJやワックス粒Wは質量が軽いため落下せず、バキューム室20側へ吸引される。
【0009】
この床ワックス剥離機のバキューム用ファン22や自走用のモータM、及び電気的制御部は、一般家庭用の交流100〜110Vを電源としており、作業操作は上部フレーム14に設けた各操作スイッチ類により行うことができる。23は電源スイッチ、24はモータMを入切する走行スイッチ、25は、樹脂ビーズJの噴射を入切するブラストスイッチ、26はバキューム装置17内のフィルターD内部から圧縮空気を噴射させることによってフィルターDの目詰まりを解消することのできる掃除スイッチである。又、27は走行速度調整用のボリューム、28はアワーメーターである。
【0010】
車体6の下部フレームに前方には、内方に左右一対の噴射装置4を備え、底面開放形態のブラストボックス54で覆うとともに、その内部で噴射した圧縮空気2と樹脂ビーズJ及び剥離したワックス粒Wを回収可能に構成したブラスト噴射回収装置Bを配設し、該ブラスト噴射回収装置Bは側面視前方下り傾斜の薄いボックス形状に構成し、車体6左右幅と略同幅のワックス剥離作業が可能である。ブラスト噴射回収装置Bを車体6の前方に配設させると、作業進行方向の壁際までワックス剥離を行うことが可能となり、効率の良いワックス剥離作業ができる。
ブラスト噴射回収装置Bは昇降レバー29を手動で上下操作させることで、昇降支点軸30を中心に上下昇降させることができる。昇降支点軸30は昇降ベース31に設けてあり、この昇降ベース31は、下部フレーム12の左右中央部から前方に向け突設したベース揺動軸に枢支32してある。従って、ブラスト噴射回収装置Bは一体的に上下昇降自在、且つ、左右揺動自在に構成してある。ブラスト噴射回収装置Bは、その自重により下降接地する。ブラスト噴射回収装置Bの接地部には、刷毛状のブラシ45と弾性シート46を取着してあり、床面の細かい凸凹についてはブラシ45や弾性シート46が接地して、噴射された樹脂ビーズJがブラスト噴射回収装置Bから外部へ飛散しない構成である。ブラスト噴射回収装置Bの下部後方には左右一対の転動自在な接地車輪7を設けてある。接地車輪7はボルト33を回すことにより接地車輪7を上下方向に調整可能、すなわち、接地車輪7接地時のブラスト噴射回収装置B底面の接地具合を調整することができる。尚、ボルト34は接地車輪7調整後にその位置が変わらないようにするロックボルトである。
【0011】
このように、ブラスト噴射回収装置Bは、車体6に対して一体的に上下昇降自在、且つ、左右揺動自在であるため、ブラスト噴射回収装置B底面部が床面の歪みや湾曲、凸凹に対し確実に接地追従し、床面との隙間が形成されず、樹脂ビーズJやワックス粒Wが外部へ飛散することがない。
又、接地車輪7がブラスト噴射回収装置B底面部と床面との距離を常に一定に保ち、床面形状に応じて忠実にブラスト噴射回収装置B底面部を接地追従させることが可能である。更に、接地車輪7を上下方向に調整可能に構成してあるので、床面状態に応じたブラスト噴射回収装置B底面部での接地圧を調整することが可能である。
【0012】
ブラスト噴射回収装置B上方には、噴射装置4を左右援動させる駆動モータKMをモータベース48に取着し、該駆動モータKMはブラスト噴射回収装置Bの前後幅Aに、側面視において重合させて配設してある。
これにより、ブラスト噴射回収装置B全体の前後幅A1を薄くコンパクトに構成することができ、ブラスト噴射回収装置Bの小型化が可能である。駆動モータKMは出力軸が後方向きに取着され、駆動アーム35、中間アーム36、スライド板37、揺動軸アーム38、揺動軸39の順に駆動伝達され、揺動軸39はブラスト噴射回収装置B内へ突出させてある。この構成は単一の駆動モータKMで左右一対の噴射装置4を揺動させることができる。これら左右一対の噴射装置4は、片方の噴射装置4が右側へ揺動した時には、他方の噴射装置も右側へ揺動するよう連結してある。各々の回転部にはベアリング(図示せず)が設けてあり、軽い駆動力で噴射装置4を左右揺動させることが可能である。揺動軸39前端には、下端に噴射ノズル1を取着したノズルアーム40を固着し、その中間部に柔軟性を有する樹脂材やビニール材を用いた樹脂ビーズJ供給ホース41と圧縮空気2供給ホース42を接続してある。
左右一対の樹脂ビーズJ供給ホース41はブラスト噴射回収装置B上面の、前記揺動軸39近傍の内方位置からブラスト噴射回収装置B内へ挿入し、のの字形態に巻いた後、噴射装置4中間部へ接続してある。この供給ホース41は、樹脂ビーズJが流れていることが見えるよう透明タイプのものを用いてある。
一方圧縮空気2の供給ホース42はブラスト噴射回収装置B上面の、前記揺動軸39近傍の外方位置からブラスト噴射回収装置B内へ挿入し、のの字形態に巻いた後、噴射装置4中間部へ接続してある。
【0013】
供給ホース41,42をのの字形態に巻いて配索することにより、揺動軸39を中心としてその下方の噴射ノズル1を左右に揺動させても、供給ホース41,42に負担がかからないので供給ホース41,42の耐久性を向上させることができる。又、左右一対の噴射装置4,4間に向けてのの字形態に巻いた供給ホース41は、各々の供給ホース41,41内方端部を保持具43で連結してある。この保持具43は供給ホース41直径よりも大きい柔軟性を有する部材で構成してあり、噴射装置4の左右揺動に伴い、供給ホース41がブラスト噴射回収装置Bの内部前面、又は内部後面に接触するような配索であったとしても、保持具43が供給ホース41よりも先に接触するので、供給ホース41の摺動摩耗を防止できる。尚、供給ホース41,42は略一回だけ巻くことが好ましく複数回巻く必要はない。
【0014】
次に、バキューム装置17のフィルターDについて説明する。フィルターDは断面波型形状により広い表面積を有する円筒形状であり、その内方の空気をファン22で吸引することでバキューム室20や粒体タンク15内を負圧に維持する。このファイルターDが目詰まりを起こすと吸引力が不足し、ブラスト噴射回収装置Bからの吸引性能が悪化するので、フィルターDは定期的に交換する必要性がある。しかしながら、フィルターDの目詰まりは頻繁に発生する問題であり、発生毎にフィルターDを取り出して掃除することは困難である。
本実施例のバキューム装置17のファン22近傍には、掃除用圧縮空気を噴出する噴出口47を設けてあり、フィルターDの内側から圧縮空気を噴出し、フィルターD外周に付着したダストを除去してフィルターD性能を回復させることができる。このフィルターD掃除は掃除スイッチ26をON操作するとフィルター逆洗電磁弁50が解放しコンプレッサーCとからの供給空気の一部をフィルターD内に噴射可能で、逆洗は一定時間毎に行うか、もしくは、1日の剥離作業終了後に行う。フィルターDはカートリッジ型であり、バキューム装置17後部のフィルターカバー53を開けて容易に交換することが可能である。
【0015】
本発明のブラスト噴射回収装置Bは床面に接地していない場合には噴射ノズル1から圧縮空気2が噴射しないよう規制してある。具体的な構造は、ブラスト噴射回収装置Bの上下昇降状態を検出するリミットスイッチ等の検知手段Kを設け、該検知手段Kがブラスト噴射回収装置Bの上昇を検知すると、圧縮空気2の供給が自動的に遮断される。又、作業開始時にブラスト噴射回収装置Bが上昇しているにもかかわらず、ブラストスイッチ25をON操作した場合にも、このブラストスイッチ25のON操作を無効とし、圧縮空気2は噴射ノズル1から噴射されないよう規制してある。
更に、ブラスト噴射回収装置Bを下降させ、接地させた状態においても、走行スイッチ24をON操作後にブラストスイッチ25をON操作しなければ、圧縮空気2の噴射は開始されないよう規制してある。これは車体6を停止させたまま定位置で剥離作業を行うと、ワックスが過度に剥離されるばかりか、床タイル自体を傷付けたりする可能性があるからである。
【0016】
図9は本実施例の床ワックス剥離装置における噴射ノズル1からの圧縮空気2及び樹脂ビーズJ噴射条件を規制する制御フロー図である。ステップS1で電源スイッチ23がONであるかを判断し、ONならばバキューム装置17のファン22を回転させてバキューム回収機能を起動する。次に走行スイッチ24をON操作すると、ステップS2でYESの判断を行い、車体6に搭載したモータMが速度設定ボリューム27の設定に従って回転し、車体6が走行を開始する。この状態からステップS3でブラストスイッチ25がONであればステップS4でブラスト噴射回収装置Bが床に接地しているかどうかを判断し、すなわち、検知手段Kが未検知状態であるかどうかを判断し、ステップS3とステップS4との両方がYESと判断されれば、噴射装置4からの圧縮空気2及び樹脂ビーズJの噴射が開始される。尚、本実施例においては、ステップS2とステップS4との両方がYESと判断されなければ噴射が開始されない、すなわち走行中、且つ、ブラスト噴射回収装置Bが床に接地していなければ噴射が開始されないが、少なくとも樹脂ビーズJの飛散を防止できれば良いのであれば、走行中でなければ噴射しないという規制要件を解除させても良い。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】一部断面全体側面図。
【図2】全体の作動原理図。
【図3】全体側面図。
【図4】全体正面図。
【図5】全体平面図。
【図6】ブラスト噴射回収装置の断側面図。
【図7】噴射装置駆動部の正面図。
【図8】ブラスト噴射回収装置の内部を示す斜視図。
【図9】噴射の制御を示すフロー図。
【符号の説明】
【0018】
2 気体流(圧縮空気)
3 粒体
4 噴射装置
5 バキューム回収部
54 ブラストボックス
K 検知手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
噴射装置(4)から気体流(2)と粒体(3)を噴射させて床面や路面の付着物(F)を剥離乃至除去する付着物除去装置において、該噴射装置(4)を底面のみ解放形状のブラストボックス(54)で覆い、該ブラストボックス(54)内で噴射した粒体(3)及び剥離除去された付着物(F)を回収するバキューム回収部(5)を設けるとともに、これら噴射装置(4)とバキューム回収部(5)からなるブラスト噴射回収装置Bを接地させた作業状態と上昇退避させた退避状態とに一体的に昇降可能に構成し、更に、ブラスト噴射回収装置Bの退避状態を検知する検知手段(K)を設け、該検知手段(K)の検知時には気体流(2)及び粒体(3)を噴射させないよう規制してなる付着物除去装置。
【請求項2】
ブラスト噴射回収装置Bを備えた車体6を自走可能に構成するとともに、停車中には気体流(2)及び粒体(3)を噴射させないよう規制してなる請求項1記載の付着物除去装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−305052(P2006−305052A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−131119(P2005−131119)
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(000144980)株式会社アテックス (111)
【Fターム(参考)】