説明

低電圧電力供給

入力DC電圧V+を出力DC電圧レベルに変換するバックレギュレータは、DC電圧レベルを出力する結合インダクタと、出力DC電圧レベルの誤差を感知するオペアンプと、誤差に対応するデューティサイクルを有するパルス波形を提供するパルス幅変調器(PWM)として動作するコンパレータとを含む。パルス波形に応答してV+電圧レベルを出力するV+電圧ドライバと、パルス波形に応答してV+電圧レベルよりも高く、V+電圧レベルを補完するスーパー電圧レベルVssを出力するVss電圧ドライバとを含む。スーパー電圧レベル、及びV+電圧レベルをそれぞれ受信するゲートを有し、結合インダクタを駆動して、DC電圧レベルを出力するデュアルMOSFETを含む。PWMと電圧ドライバとの間に結合されるパルス整形器は、パルス波形より立ち上がり時間が速く、電圧ドライバ駆動用制御信号として提供されるシャープなパルスを形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、低電力DC−DCバックレギュレータ供給に関する。より詳細には、本発明は、パルス幅変調(PWM)制御によるDC−DCバックレギュレータ電力供給に関する。
【背景技術】
【0002】
パルス幅変調は、DC電圧を制御する公知の技術であり、入力電圧、及び負荷電流の広範な変動に関わらず一定の出力を維持するときに広く使用される。この技術を使用して、多くの異なる電子システムにDC電力を供給する。
【0003】
一般的に、全てのパルス幅変調は、スイッチング回路を採用して、実質的に一定出力のDC電圧レベルを作り出すためにインダクタ−キャパシタフィルタ網により平準化されたパルスを生成する。DC出力電圧の大きさは、スイッチング回路のデューティサイクル比により制御される。
【0004】
一定の出力電圧を維持するために、従来、フィードバック配置が採用される。これは、コンパレータによりスイッチング回路のデューティサイクル比を制御する誤差増幅器の出力による誤差信号を発現するために、安定的な電圧基準と比較される出力電圧を必要とする。出力電圧が著しく低下するとき、誤差増幅器は、スイッチングデューティサイクルを増加させる。出力電圧が著しく上昇するとき、誤差増幅器は、スイッチングデューティサイクルを低減させる。
【0005】
さらに、バックレギュレートされた(buck regulated)従来の電力供給は、スイッチング回路の損失、及びインダクタのコアの放熱のために効率的ではない。放熱は、典型的には250KHzよりも大きいスイッチング回路の高い作動周波数のために大きくなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
説明されていくように、本発明は、低電力の効率的なレギュレータ電力供給であって、低いスイッチング周波数で作動し、電力変換器のゲート駆動電力を最小化し、かつ制御回路の消費電力を最小に維持するレギュレータ電力供給を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この要求、及び他の要求を達成するために、この目的を考慮して、本発明は、入力DC電圧V+を出力DC電圧レベルに変換するバックレギュレータを提供する。バックレギュレータは、DC電圧レベルを出力するインダクタと、出力DC電圧レベルの誤差を感知するオペアンプと、誤差に対応するデューティサイクルを有するパルス波形を提供するパルス幅変調器(PWM)として動作するコンパレータとを含む。また、上部高電力ドライバ、及び下部高電力ドライバを含む。下部ドライバは、V+から電力供給され、PWM波形に応答して0ボルトとV+電圧レベルとの間を切替える。上部ドライバは、スーパー電圧から電力供給され、PWM波形に応答して0ボルトとスーパー電圧レベルとの間を切替える。スーパー電圧は、電圧ダブラ回路を使用してV+から生成するので、V+電圧レベルよりも高い電圧である。2つのドライバからの出力は、補完的である。また、トーテムポールに配置され、かつ電力ドライバから出力を受信するゲートをそれぞれ有するデュアルMOSFETが含まれる。上部MOSFETのゲートは、上部ドライバの出力により駆動される。下部MOSFETのゲートは、下部ドライバの出力により駆動される。デュアルMOSFETはともに、DC電圧レベルを出力するインダクタを駆動する。
【0008】
バックレギュレータは、PWMと、上部高電力ドライバ、及び下部高電力ドライバとの間に結合されるパルス整形器であって、PWMの立ち上がり時間、及び立ち下り時間よりも速い立ち上がり時間、及び立ち下り時間を有するシャープなパルスを形成するパルス整形器を含む。シャープなパルスは、上部高電力ドライバ、及び下部高電力ドライバを作動する入力信号として提供される。パルス整形器は、シャープなパルスを整形する少なくとも1つのインバータを含む。パルス整形器は、PWMと、上部高電力ドライバ、及び下部高電力ドライバとの間に結合され、シャープなパルスを形成する。パルス整形器は、多数のインバータを有するチップに配置され、電圧ドライバを作動する極性感知に基づいて多数のインバータの少なくとも1つを含むように構成される。
【0009】
本発明の他の実施形態は、低電圧調節電力供給である。低電圧電力供給は、
(a)出力DC電圧レベルを提供するレールと、
(b)出力DC電圧レベルをレールから誤差検出器に提供する感知フィードバック信号とを含み、
(c)誤差検出器は、上部高速高電力ドライバ、及び下部高速高電力ドライバを制御するために、感知フィードバック信号に応答して制御信号を提供するように構成され、
(d)高速高電力ドライバは、制御信号に応答してデュアルMOSFET構造を駆動するように構成され、
(e)高速高電力ドライバは、レールに出力DC電圧レベルを生成するために、デュアルMOSFET構造を効果的に駆動するように互いに補完的な方法で作動し、
(f)高速高電力ドライバの補完的な出力は、双方のMOSFETが決して同時にオンできないように構成される。
【0010】
パルス整形器は、誤差検出器と、上部高速高電力ドライバ、及び下部高速高電力ドライバとの間に結合される。パルス整形器は、高速の切替え時間を作り出すことによって、制御信号を整形するように構成される。制御信号は、一対の補完的な高速高電力ドライバに供給される。
【0011】
デュアルMOSFET構造は、トーテムポール配置に構成される上部MOSFET、及び下部MOSFETを含む。ここで、第1のMOSFETのゲートは、高速高電力ドライバの一方により駆動され、第2のMOSFETのゲートは、高速高電力ドライバの他方により駆動される。第1のMOSFETは、0VとV+との間の入力切替えを下部MOSFETのゲートに提供する高速高電力ドライバの一方により駆動される。第2のMOSFETは、0VとVssのスーパー電圧との間の入力切替えを上部MOSFETのゲートに提供する高速高電力ドライバの他方により駆動される。Vss電圧レベルは、V+電圧レベルのほぼ2倍である。
【0012】
本発明のさらに他の実施形態は、V+の入力電圧レベルを使用してDC電圧を出力するバックレギュレータである。バックレギュレータは、
(a)出力DC電圧レベルの電圧レベル誤差を感知する誤差増幅器と、
(b)感知した電圧レベル誤差に対応するデューティサイクルを有するPWMと、
(c)PWMに結合され、かつ高速推移パルス波形を提供するパルス整形器と、
(d)高速推移パルス波形を受信し、補完的な上部駆動電圧、及び下部駆動電圧を提供する上部電力ドライバ、及び下部電力ドライバであって、下部駆動電圧は、V+電圧レベルであり、上部駆動電圧は、V+電圧レベルのほぼ2倍のスーパー電圧レベルVssである上部、及び下部電力ドライバと、
(e)トーテムポール配置に接続される上部FET、及び下部FETであって、下部FETは、下部駆動電圧を受信するゲートを有し、上部FETは、上部駆動電圧を受信する他のゲートを有する上部FET、及び下部FETとを含み、
(f)2つのFETは、DC電圧レベルを出力するインダクタに結合される。DC電圧レベルを提供するために、V+の第1の駆動電圧は、第1のFETを駆動し、Vssの第2の駆動電圧は、補完的な方法で第2のFETを駆動する。Vssのスーパー電圧レベルは、V+入力電圧レベルに結合されるチャージポンプ回路により生成される。パルス整形器は、複数のインバータを有するチップから構成される少なくとも1つのインバータを含む。上部電力ドライバが、高速推移入力波形に応答して反転出力を作り出すとき、下部電力ドライバは、非反転信号を作り出す。上部電力ドライバが、高速推移入力波形に応答して非反転の出力を作り出すとき、下部電力ドライバは、反転信号を作り出す。
【0013】
デュアルMOSFETは、トーテムポール配置に構成され、インダクタを駆動するために、V+電圧レベルと、グラウンド電位との間に結合される。電圧ドライバは、上部MOSFETのゲートにスーパー電圧レベルを提供するように構成されるので、V+電圧レベルが下部MOSFETに提供されずにオフになるときにオンし、V+電圧レベルを下部MOSFETのゲートに提供して、スーパー電圧レベルが上部MOSFETのゲートに提供されずにオフになるときにオンする。
【0014】
インダクタは、1次コイルを含み、「結合インダクタ」と称される場合には、2次コイルを含んでもよい。1次コイルは、デュアルMOSFETと、キャパシタとの間に結合され、出力DC電圧レベルを提供する。随意的な2次コイルは、グラウンド電位、又は1次コイルの一端のいずれか一方に接合される一端を含み、2次コイルの他端は、整流器に結合されて、第2の出力DC電圧レベルを提供する。
【0015】
上述の全般的な説明、及び以下の詳細な説明は、本発明の例示であり、限定されないことが理解される。
【0016】
本発明は、添付する図面に関連して理解されるとき、以下の詳細な説明から理解できる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施形態に従う低電圧調節電力供給のブロックを概略的に示す図である。
【図2】本発明の実施形態に従う図1のブロックと同様な、典型的な低電圧電力調節供給の回路を概略的に示す図である。
【図3】本発明の実施形態に従う図1のブロックと同様な、典型的な他の低電圧調節電力供給の回路を概略的に示す図である。
【図4】本発明の実施形態に従う図2に示される低電圧電力調節供給の様々な点での信号の関係を示すタイミング図である。
【図5】本発明の実施形態に従う図3に示される低電圧電力調節供給の様々な点での信号の関係を示すタイミング図である。
【図6】図2、及び3に示される電力供給に使用されるVref電圧レベルを生成する典型的な電圧基準生成器を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に従う図1のブロックと同様な、典型的なさらに他の低電圧調節電力供給の回路を概略的に示す図である。
【図8】本発明の実施形態に従う図1のブロックと同様な、典型的なさらに他の低電圧調節電力供給の回路を概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明は、低電圧高効率バックレギュレータ電力供給を提供する。本発明は、調節された出力DC電圧よりも高い入力DC電圧を使用する。例えば、入力DC電圧は、DC5V〜20Vの範囲のDC電圧にしてもよい。調節された出力DC電圧は、DC1V〜10Vの範囲のDC電圧にしてもよい。
【0019】
本発明は、0.2ワット〜2.0ワットなどの低い電力範囲の調節された効率的な電力供給を提供する。従来の低電力DCレギュレータは80%未満の効率であるが、本発明は、90%よりも大きい効率を提供する。この高効率は、ゲート駆動電力を最小化し、特定の構成素子のデューティサイクルを最小に維持し、かつ低い切替え周波数(50KHzより小さいなど)により作動することにより達成される。
【0020】
本発明に従う実施形態は、トーテムポールに配置される2つのN型MOSFETによる同期した整流は、最小条件の損失を可能にするという見識に基づく。典型的には、N型MOSFETは、オン状態でP型MOSFETよりも低い抵抗を示す。
【0021】
また、本発明に従う実施形態は、低い切替え周波数(100KHzよりも低いなど)により、MOSFET,及び関連するゲートドライバにおける低い切替え損失が可能であるという見識に基づく。
【0022】
さらに、本発明の実施形態は、上部N型MOSFETのゲートドライバがトーテムポールの対の供給電圧V+を超える供給電圧レベル(スーパー電圧Vss)が必要なとき、下部N型MOSFETのゲートドライバは、トーテムポールの対の供給電圧V+よりも大きくない供給電圧レベルが必要であり、ゲートドライバそれぞれのゲート駆動損失は、ゲートドライバに印加される電圧の大きさの2乗で増加するという見識に基づく。
【0023】
さらにまた、本発明の実施形態は、オープンコレクタ出力とともに共通に使用可能なPWMコンパレータ(LM339、LM393、及び関連する型式などの)を使用することによって、低い切替え周波数(100KHzより低いなど)でのバックレギュレータの作動が可能になるという見識に基づく。
【0024】
さらにまた、本発明の実施形態は、PWMコンパレータのオープンコレクタ形式に関連するプルアップ抵抗の消費電力は、PWMコンパレータの出力電圧波形のデューティサイクルが最小化され、50%よりも落ちないことを保障することによって最小化できるという見識に基づく。
【0025】
さらにまた、本発明の実施形態は、PWMコンパレータのオープンコレクタ形式に関連するプルアップ抵抗の消費電力は、高い値のプルアップ抵抗を採用し、かつ、高いプルアップ抵抗値により生じるパルスの歪みを補正するパルス整形を提供するためのCMOSインバータを採用することによって最小化できるという見識に基づく。
【0026】
さらにまた、本発明の実施形態は、高いデューティサイクルでのPWMコンパレータの作動は、パルスを整形する偶数、又は奇数のCMOSインバータを採用するか、又は適当な極性のゲートドライバチップを採用することのいずれかによりバックレギュレータにおいて達成できるという見識に基づく。
【0027】
さらにまた、本発明の実施形態は、温度を超える第2のチャネル出力の過度の変動が、ショットキー(又は他の形式の)整流ダイオードの温度検出感度からもたらされ、この欠点は、ダイオードをMOSFETトランジスタに適切に交換することにより克服できるという見識に基づく。
【0028】
説明されていくように、本発明に係る低電力供給は、以下の特徴を含む。
(a)同期した整流は、トーテムポールに配置される2つのN型MOSFETとともにバックレギュレータトポロジーにおいて使用される。
(b)LM339、又はLM393、若しくは均等物のようなオープンコレクタ形式のコンパレータが使用される。
(c)CD4069、又は均等物のような少なくとも1つのCMOSインバータが使用される。
(d)IXDF502などの第1の高速ドライバチップを使用して、一方のMOSFETを駆動するために入力電圧(V+)から電力を提供する。
(e)第2の高速ドライバチップを使用して、他方のMOSFETのゲートを駆動するためにスーパー電圧(Vss)から電力を提供する。スーパー電圧(Vss)は、入力電圧(V+)のほぼ2倍である。すなわち、Vssは、2V+にほぼ等しい。
(f)コンパレータの入力端子の相対的な位相化、及びいくつかのCMOSインバータが採用される第1、及び第2の高速ドライバチップの相対的な位相化によって、可能な限り大きく、かつ多くの場合50%より小さくないコンパレータ出力の安定状態のデューティサイクルを提供する。この配置によって、オープンコレクタ形式のコンパレータとともに生じるプルアップ抵抗において、最小の消費電力を保障する。
(g)本発明によって、大きさが効率化されることが理解される。高速ドライバチップは、反転出力、及び非反転出力の双方を有するデュアルゲートドライバチップとして随意的に提供されるためである。ドライバチップは、部品数を最小化するように構成され、2つのレール出力電圧が必要なときでさえも50%よりも大きいコンパレータデューティサイクルを維持する。レール出力電圧の1つは、入力電圧(V+)の50%より大きくできる。
(h)本発明に係る電力供給は、DC5V〜20Vの入力電圧範囲よりも小さい出力電圧要求と、レール当たり2ワットよりも小さい電力範囲において非常に高い効率の要求とを有する携帯機器において使用可能である。
【0029】
まず図1を参照すると、本発明に係る実施形態に従い、符号10で示される典型的な電力供給のブロックが示される。図示されるように、電力供給10は、V+のDC入力を有し、レール1、及びレール2において、調節された2つのバック出力電圧を作り出す。本明細書では、レール1電圧は、第1出力電圧と称され、レール2電圧は、第2出力電圧と称される。
【0030】
レール1からの出力を誤差増幅器15への感知フィードバックとして使用する。ここで、誤差増幅器15は、基準電圧生成器12により作り出される基準電圧Vrefと、レール1電圧を比較する。誤差増幅器15から生じる指令信号は、パルス幅変調器14に提供される。変調器は、三角波生成器11が生成するランプ(すなわち、のこぎり歯)電圧と、誤差増幅器15が生成する指令信号とを比較して、本明細書において、パルス幅変調(PWM)誤差信号と称されるパルス波形出力を形成する。
【0031】
CMOSインバータ13は、PWM信号を受信して、PWM駆動信号を形成する。説明されていくように、CMOSインバータ13は、6つのインバータの組の一部であり、変調器14により形成されるパルスの再整形のために使用される。CMOSインバータは、PWM信号の低速のオフ/オン推移を変更し、PWM駆動信号と称される出力信号に迅速なオフ/オン推移時間を形成する。CMOSインバータ集積回路パッケージは、典型的には6つのインバータを含むので、本発明は、非常に高速のオフ/オン推移時間を形成するのに十分な柔軟性を提供する。これによって、変調器14が出力するPWM信号の反転形式、又は非反転形式が可能である。例えば、図2、及び3に示されるように、CMOSインバータ集積回路パッケージU7は、図2において符号36で示され、図3において符号56で示される2つのインバータを含む。U7の残りのインバータは、これらの例では使用されない。ここで、36、及び56のそれぞれの2つのインバータが使用されるが、他の実施形態では、36、及び56のそれぞれにただ1つのインバータを採用でき、ゲートドライバ37、及び38の極性を交換し、同様にゲートドライバ57、及び58の極性を交換する。
【0032】
図1の説明を続けると、PWM駆動信号は、CMOSインバータ13によって「クリーンアップされた」後に、高速スーパー電圧ゲートドライバ17、及び高速供給電圧ゲートドライバ18に入力パルスとして提供される。高速スーパー電圧ゲートドライバ17は、図2にドライバ37として示される反転ドライバにでき、また図3にドライバ57として示される非反転ドライバにできることが理解されるであろう。同様に、ドライバ18は、図2にドライバ38として示される反転ドライバにでき、また図3にドライバ58として示される非反転ドライバにできる。
【0033】
スーパー電圧ドライバ17は、スーパー電圧生成器16からスーパー電圧Vssを受信し、オンするとき、上部MOSFET19のゲートにVss電圧出力(高電圧側駆動)を提供する。同様に、電圧ドライバ18は、入力電力源(V+)から供給電圧V+を受信し、オンするとき、下部MOSFET20にV+電圧出力を提供する。
【0034】
上部MOSFET19、及び下部MOSFET20は、補完的な方法で、図2、及び3に示す結合インダクタ21の1次コイルに切替え出力を提供する。MOSFET19、及び20は、トーテムポールで配置される(図2にMOSFET39、及び40で示され、図3にMOSFET59、及び60で示される)。
【0035】
フィルタ22は、結合インダクタ(図2の43、及び図3の63)と、出力キャパシタ(図2の44、及び図3の64)とからなり、レール1の1次出力電圧を供給する。また、上述のように、この1次出力電圧は、誤差増幅器15にフィードバックされる。また、結合インダクタ21は、整流器23に2次出力を提供する。次いで、フィルタ24によってフィルタリングされて、レール2に2次出力電圧を提供する。しかしながら、整流器23、及びフィルタ24への2次出力は、2次レール出力が必要ないときは、省略してもよいことが理解されるであろう。なお、第3の出力レール、さらに第4の出力レールが、結合インダクタに付加的な巻線を付加することによって簡単に構成されて、付加的な出力フィルタを提供できる。
【0036】
図1の説明の最後では、電力供給10は、誤差増幅器15により基準DC電圧として使用されて変調器14に誤差信号を生成する基準電圧生成器12を含む。また、V+入力電圧と、ランプ生成器からの方形波形とを受信し、スーパー電圧ドライバ17にVss電圧(2V+)を提供するスーパー電圧生成器16が含まれる。
【0037】
図1を参照して、本発明のDC電力供給10が説明されてきたが、ここで、それぞれDC電力供給30、及び50を示す図2、及び3を参照して、より詳細な説明が提供される。電力供給30、及び50は、本発明の異なる実施形態である。
【0038】
まず図2を参照すると、電力供給30は、コンパレータ31と、インバータ32と、インバータドライバ33とを含み、これらは、多数の抵抗、及びキャパシタ41とともにランプ生成器(図1において符号11で示される)を形成する。ランプ波形生成器は、図4においてAで示されるサメのひれのランプ波形を作り出す。立ち上がり部の持続期間と、立ち下がり部の持続時間は、等しくなる必要はない。例えば、ランプ波形は、100kHzよりも低い周波数を有してもよい。ランプは、コンパレータ35に入力信号として提供される(図1において変調器14として示される)。
【0039】
スーパー電圧生成器(図1において符号16で示される)は、V+、及びキャパシタを介してドライバ33の出力に接続される2つの整流器42a、及び42bを含む。スーパー電圧生成器の出力Vssは、入力電圧V+のほぼ2倍である。典型的には、整流器は、シリコンのショットキーダイオードであり、2つの1N5818ダイオードなどである。図示されるように、Vss電圧は、スーパー電圧ゲートドライバ37に提供される。
【0040】
さらに図2を参照すると、誤差増幅器(図1において符号15で示される)は、近接して配置される多数の抵抗とキャパシタとともにオペアンプ34を含む。オペアンプ34は、1次出力電圧(例えばレール1の結合インダクタの1次出力では1.2V)を感知フィードバック信号として受信し、電圧基準信号(VREF)の拡大縮小した複製と、感知フィードバック信号を比較する。オペアンプ34は、フィードバック信号と、電圧基準の拡大縮小した複製との間の相違が存在しない間、上下に移動しない安定した信号(図4において波形Bで示される)を提供する。
【0041】
パルス幅変調(PWM)機能は、コンパレータ35により提供される。図2に示すように、コンパレータ35の出力は、27kプルアップ抵抗に接続される。これは、コンパレータ35がオープンコレクタ出力を含むために必要とされる。コンパレータ35への入力信号は、ランプ信号(図4におけるA波形)、及び誤差信号(図4におけるB波形)である。電圧波形Cのデューティサイクルは、50%よりも大きく、27k抵抗に亘って発生する、対応する電圧波形は、50%よりも小さいデューティサイクルを有することによって、27k抵抗の消費電力が最小化される。
【0042】
図4のC波形によって示されるように、コンパレータ35の出力の立ち上がり時間は、消費電力を最小化するために故意に大きく選択される比較的大きい27k抵抗のために比較的遅くなる。しかしながら、本発明は、図2において符号36で示される(図1においてCMOSインバータ13として示される)デュアルインバータを提供することによって、比較的遅い立ち上がり時間を補償できる。デュアルインバータ36からの出力信号は、遅い立ち上がりが除去されることを除き、C波形と同一の感知を有する。CMOSインバータの出力信号は、図4に波形Dとして示される。
【0043】
PWM駆動(波形D)は、(a)反転出力を有するスーパー電圧ゲートドライバ37、及び(b)非反転出力を有する供給電圧ドライバ38に入力される。スーパー電圧ドライバ37、及び供給電圧ドライバ38からの出力信号は、互いに補完する。すなわち、一方のドライバがオンのとき、他方のドライバはオフである。これは、波形E、及びFとして図4に示される。スーパー電圧ドライバは、Vssとゼロとの間の振幅を有し、供給電圧ドライバは、V+とゼロとの間の振幅を有することが理解されるであろう。
【0044】
スーパー電圧ドライバ37、及び供給電圧ドライバ38からの補完的出力信号を使用して、MOSFET39、及び40のゲートを駆動する。MOSFET39、及び40は、図2に示すように、V+とグラウンド電位との間のトーテムポール配置に接続される。
【0045】
波形EがVss電位のとき、上部MOSFET39は、結合インダクタ43の1次に電流を導通する。逆に、波形FがV+電位のとき、下部MOSFET40は、結合インダクタ43の1次に電流を導通する。MOSFET39、及び40の双方が同時にオンする時間がないことが理解されるであろう。
【0046】
結合インダクタ43の1次コイルと、330マイクロファラッドのキャパシタ44との組合せにより、安定状態の電圧出力がレール1に提供される。安定状態電圧出力は、上述のフィードバックループにより(例えば)DC+1.2Vに駆動される。DC出力の高周波成分は、キャパシタ44に並列に接続される0.1マイクロファラッドのキャパシタによってフィルタリングされる。出力信号は、図4において、波形Pで示される。
【0047】
図2に示すように、(例えば)DC+1.8Vの調節された電圧は、整流器42c、及び150マイクロファラッドのキャパシタ45とともに、結合インダクタ43の2次コイルにより提供される。改良されたクロスレギュレーションは、結合インダクタ43の2次コイルの一端をレール1に接続する(DC+1.2V出力)ことによって、レール2において本発明により達成されることが理解されるであろう。DC+1.8Vの高周波成分は、キャパシタ45に並列に接続される0.1マイクロファラッドのキャパシタによってフィルタリングされる。
【0048】
本発明に係る他の実施形態において、図2に示す下部MOSFET40は、ダイオードと置換される。ここでダイオードのアノードは、グラウンドに接続され、ダイオードのカソードは、上部MOSFET39に接続される。この構造において、供給電圧ドライバ38、及び下部MOSFET40のゲートへの入力として必要な全ての経路は、省略できる。この代替的な実施形態は、図7において説明される。ここで、ダイオード81は、図2のMOSFET40を置換する。
【0049】
本発明に係るまた他の実施形態は、図3に示される。図3の電力供給50は、いくつかを除き、電力供給30に類似する。電力供給30は、例えばDC+1.2V、及びDC+1.8Vの比較的低いバック電圧を作り出し、電力供給50は、例えばDC+5.2、及びDC+6.5Vの比較的高いバック電圧を作り出す。
【0050】
オペアンプ54は、コンパレータ34の周囲の構成素子といくらか異なる構成素子により囲まれる。電力供給50において、検出されたフィードバック信号の拡大縮小された複製は、電圧基準信号(VREF)と比較される。オペアンプ54は、安定した出力信号を提供する(図5において波形Hとして示される)。これは、フィードバック信号の拡大縮小された複製と、電圧基準との間に相違が存在しない間は、上下に移動しない。
【0051】
コンパレータ55に入力されるランプ波形(A)は、コンパレータ35に入力されるランプ波形(A)と類似する。図2において、ランプ波形は、コンパレータ35の非反転入力端子に供給され、図3において、電圧波形Iのデューティサイクルが50%より大きくなることが保障されるように、ランプ波形をコンパレータ55の反転端子に供給する。これによって、図3の27k抵抗に亘って発生する対応する電圧波形が50%より小さいデューティサイクルを有して、27k抵抗の消費電力が再度最小化されることが保障されることが理解されるであろう。電力供給30、及び50の間のこの比較は、PWMコンパレータのオープンコレクタ形式に関連するプルアップ抵抗の消費電力は、コンパレータの出力電圧波形のデューティサイクルの50%を下回らずに最大化し、電力供給の所望の出力電圧が供給電圧の50%より大きいか小さいかを問題にしないという本発明の見識を説明する。
【0052】
スーパー電圧ゲートドライバ57、及び供給電圧ゲートドライバ58はそれぞれ、非反転、及び反転であり、スーパー電圧ドライバ37、及び供給電圧ゲートドライバはそれぞれ、反転、及び非反転である。スーパー電圧ゲートドライバ57、及び供給電圧ゲートドライバ58により提供される波形はそれぞれ、図5の波形K、及びLとして示される。電力供給30、及び50の配置の間のゲートドライバの極性の差異は、コンパレータ35、及び55の入力端子の異なる接続に適応する。電力供給50の正確なゲート駆動信号を取得する代替的な方法は、ドライバ37、及び38と同一の極性を有するゲートドライバを使用し、同時にデュアルインバータ36、及び56の代わりに単一のインバータを使用することであることが理解されるであろう。
【0053】
次に、図6を参照すると、Vrefを作り出す典型的な電圧基準生成器が符号70で示される。図示されるように、電圧基準は、入力電圧のV+を使用して作り出すことができ、基準機器71のピン1に接続される抵抗を使用して調整できる。
【0054】
本発明の他の実施形態において、図2に示されるダイオード42cは、図8に示されるように接続されるMOSFET81に置換できる。この配置によって、レール2の電圧の温度依存が低減される。図示されるように、MOSFET81のソースのリード線は、レール1に接続され、MOSFET81のドレインのリード線は、結合インダクタ43の2次コイルの一端に接続される。次いで、ダイオード42cは、結合インダクタ43の2次コイルの他端がレール2に直接接続されるように、直接的なオーミック接続に置換できる。供給電圧ゲートドライバ38からの出力信号を使用して、MOSFET81のゲートを駆動する。
【0055】
図2、及び3に示されるチップ、及びコイルに使用可能な典型的な部品番号を以下に示す。
【表1】

【0056】
本明細書において、特定の実施形態を参照して本発明は、図示され、説明されるが、本発明は、示された詳細に限定されることを意図しない。むしろ、様々な変形が、本発明から逸脱することなく、クレームの透過の範囲、及び領域内で詳細にできる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力DC電圧V+を出力DC電圧レベルに変換するバックレギュレータであって、
前記DC電圧レベルを出力する結合インダクタと、
誤差増幅器を有するパルス幅変調器(PWM)であって、前記出力DC電圧レベルにおける誤差を感知し、前記誤差に対応するデューティサイクルを有するパルス波形を提供するパルス幅変調器と、
前記パルス波形に応答して前記V+電圧レベルを出力するV+供給電圧ドライバと、
前記パルス波形に応答してスーパー電圧レベルを出力するスーパー電圧ドライバであって、前記スーパー電圧レベルは、前記V+電圧レベルよりも高く、前記出力されたスーパー電圧レベルは、前記出力されたV+電圧レベルと補完的であるスーパー電圧ドライバと、
前記スーパー電圧レベル、及び前記V+電圧レベルをそれぞれ受信するゲートを有するデュアルMOSFETであって、前記DC電圧レベルを出力する前記結合インダクタを駆動するデュアルMOSFETと、
を具備することを特徴とするバックレギュレータ。
【請求項2】
前記スーパー電圧レベルを形成し、前記スーパー電圧レベルを前記スーパー電圧ドライバに提供するスーパー電圧生成器を含む請求項1に記載のバックレギュレータ。
【請求項3】
前記PWMと、前記電圧ドライバとの間に結合されるパルス整形器であって、
前記パルス波形の立ち上がり時間よりも速い立ち上がり時間を有するシャープなパルスを形成し、
前記電圧ドライバを作動する制御信号として前記シャープなパルスを提供するパルス整形器を含む請求項1に記載のバックレギュレータ。
【請求項4】
前記パルス整形器は、前記シャープなパルスを整形する少なくとも1つのインバータを含む請求項3に記載のバックレギュレータ。
【請求項5】
前記パルス整形器は、前記シャープなパルスを整形する直列接続される2つのインバータを含む請求項4に記載のバックレギュレータ。
【請求項6】
前記PWMは、前記誤差に応答して前記パルス波形を提供するオープンコレクタコンパレータと、抵抗負荷とを含む請求項3に記載のバックレギュレータ。
【請求項7】
前記デュアルMOSFETは、トーテムポール配置に構成され、
前記結合インダクタを駆動するために、前記V+供給電圧レベルと、グラウンド電位との間に結合される請求項1に記載のバックレギュレータ。
【請求項8】
前記電圧ドライバは、前記V+電圧レベルが提供されないときに、前記スーパー電圧レベルを提供するように構成され、
前記スーパー電圧レベルが提供されないときに、前記V+電圧レベルが提供される請求項1に記載のバックレギュレータ。
【請求項9】
前記出力DC電圧レベルを電圧基準と比較することによって、指令信号を生成する誤差増幅器を含み、
前記PWMは、前記誤差に対応するデューティサイクルを有する前記パルス波形を提供するために、前記誤差増幅器により生成される前記指令信号と、ランプ波形とを比較する請求項1に記載のバックレギュレータ。
【請求項10】
前記結合インダクタは、1次コイルと、2次コイルとを含み、
前記1次コイルは、前記デュアルMOSFETと、キャパシタとの間に結合され、前記出力DC電圧レベルを提供する請求項1に記載のバックレギュレータ。
【請求項11】
前記2次コイルは、前記1次コイルの端部に結合される一端と、他の出力DC電圧レベルを提供するために整流器に結合される他端とを含む請求項10に記載のバックレギュレータ。
【請求項12】
前記PWMと、前記電圧ドライバとの間に結合されるパルス整形器であって、
前記パルス波形の立ち上がり時間よりも速い立ち上がり時間を有するシャープなパルスを形成し、
前記電圧ドライバを作動する制御信号として前記シャープなパルスを提供するパルス整形器を含み、
前記パルス整形器は、複数のインバータを有するチップに配置され、
前記パルス整形器は、極性感知に基づいて前記電圧ドライバを作動するために、前記複数のインバータの少なくとも1つを含むように構成される請求項1に記載のバックレギュレータ。
【請求項13】
出力DC電圧レベルを提供するレールと、
前記出力DC電圧レベルを前記レールから誤差検出器に提供する感知フィードバック信号とを含み、
前記誤差検出器は、上部高速高電力ドライバ、及び下部高速高電力ドライバを制御するために、前記感知フィードバック信号に応答して制御信号を提供するように構成され、
前記高速高電力ドライバは、前記制御信号に応答してデュアルMOSFET構造を駆動するように構成され、
前記高速高電力ドライバは、前記レールに前記出力DC電圧レベルを生成するために、前記デュアルMOSFET構造を効果的に駆動するように互いに補完的な方法で作動する、
ことを特徴とする低電圧調節電力供給。
【請求項14】
前記誤差検出器と、前記上部高速高電力ドライバ、及び前記下部高速高電力ドライバとの間に結合されるパルス整形器を含み、
前記パルス整形器は、前記制御信号に速い立ち上がり時間を提供することによって、前記制御信号を整形するように構成され、
前記制御信号は、互いに補完的な方法で、前記高速高電力ドライバの一方をオンし、前記高速高電力ドライバの他方をオフするように構成される請求項13に記載の低電圧調節電力供給。
【請求項15】
前記デュアルMOSFET構造は、トーテムポール配置に構成される上部MOSFET、及び下部MOSFETを含み、第1のMOSFETのゲートは、前記高速高電力ドライバの一方により駆動され、第2のMOSFETのゲートは、他方の前記高速高電力ドライバにより駆動される請求項14に記載の低電圧調節電力供給。
【請求項16】
前記第1のMOSFETは、V+の入力DC電圧を前記第1のMOSFETの前記ゲートに提供する前記高速高電力ドライバの一方により駆動され、
前記第2のMOSFETは、Vssのスーパー電圧を前記第2のMOSFETの前記ゲートに提供する他方の前記高速高電力ドライバにより駆動され、
前記Vss電圧レベルは、前記V+電圧レベルのほぼ2倍である請求項15に記載の低電圧調節電力供給。
【請求項17】
+の入力電圧レベルを使用してDC電圧を出力するバックレギュレータであって、
前記出力DC電圧レベルの電圧レベル誤差を感知するPWMと、
前記PWMに結合され、かつ前記感知した電圧レベル誤差に対応するデューティサイクルを有する高速推移パルス波形を提供するパルス整形器と、
前記高速推移パルス波形を受信し、補完的な上部駆動電圧、及び下部駆動電圧を提供する上部電力ドライバ、及び下部電力ドライバであって、第1の駆動電圧は、前記V+電圧レベルであり、第2の駆動電圧は、前記V+電圧レベルのほぼ2倍のスーパー電圧レベルVssである上部電力ドライバ、及び下部電力ドライバと、
トーテムポール配置に接続される上部FET、及び下部FETであって、第1のFETは、前記第1の駆動電圧を受信するゲートを有し、第2のFETは、前記第2の駆動電圧を受信する他のゲートを有する上部FET、及び下部FETとを具備し、
前記2つのFETは、前記DC電圧レベルを出力する結合インダクタに結合され、
+の前記第1の駆動電圧は、前記DC電圧レベルを提供する補完的な方法で、第1のFETを駆動し、Vssの前記第2の駆動電圧は、前記第2のFETを駆動することを特徴とするバックレギュレータ。
【請求項18】
Vssの前記スーパー電圧レベルは、前記V+入力電圧レベルに結合される整流器により生成される請求項17に記載のバックレギュレータ。
【請求項19】
前記パルス整形器は、複数のインバータを有するチップから構成される少なくとも1つのインバータを含む請求項17に記載のバックレギュレータ。
【請求項20】
前記第1の電力ドライバが、前記高速推移パルス波形に応答して反転出力を含むとき、前記第2の電力ドライバは、非反転信号を含み、
前記第1の電力ドライバが、前記高速推移パルス波形に応答して非反転の出力を含むとき、前記第2の電力ドライバは、反転信号を含む請求項17に記載のバックレギュレータ。
【請求項21】
前記トーテムポール配置において、前記下部FETは、ダイオードに置換される請求項17に記載のバックレギュレータ。
【請求項22】
前記上部FET、及び前記下部FETの間に接続され、第1のDC出力電圧レベルを提供する1次コイルと、
前記1次コイルにフェーズされ、第2のDC出力電圧レベルを提供する2次コイルと、
を具備し、前記2次コイルの一端は、前記第2のDC出力電圧レベルを提供するように構成され、前記2次コイルの他端は、MOSFETデバイスによって前記第1のDC出力電圧レベルに結合される請求項17に記載のバックレギュレータ。
【請求項23】
前記MOSFETデバイスのゲートは、前記下部駆動電圧により駆動される請求項22に記載のバックレギュレータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2012−510251(P2012−510251A)
【公表日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−537530(P2011−537530)
【出願日】平成21年11月16日(2009.11.16)
【国際出願番号】PCT/US2009/064531
【国際公開番号】WO2010/059548
【国際公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【出願人】(505194077)アイティーティー マニュファクチャリング エンタープライジーズ, インコーポレイテッド (114)
【Fターム(参考)】