説明

体組成測定装置

【課題】被測定体の同一部位についての体組成の経時的な変化を適切に測定することのできる体組成測定装置を提供する。
【解決手段】この体組成測定装置10は、体組成を測定する測定部60を備え、測定部60が体表面上を移動するときに所定の軌道に沿うように案内する案内手段としての加速度センサ72を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、体組成を測定する測定部を備える体組成測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
上記測定装置の一例として、特許文献1では、被測定者の臍位置に基づいて測定位置を合わせることで、測定開始位置が毎回同じものにすることができるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−282241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、測定者が測定部を測定部位の表面に沿って移動させることにより、被測定体の広範囲にわたる体組成を測定することができるようになる。また、毎回の測定において測定部を同一の軌道上にて移動させることにより、広範囲にわたる測定部位の体組成についてその経時的な変化を把握することが可能となる。しかし、測定部の軌跡を毎回同じものにすることは難しい。なお、特許文献1の測定装置によれば、測定開始位置を毎回同じに設定することはできるものの、測定部の軌跡を測定毎に同じものにすることは容易ではない。
【0005】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、被測定体の同一部位についての体組成の経時的な変化を適切に測定することのできる体組成測定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
(1)請求項1に記載の発明は、体組成を測定する測定部を備える体組成測定装置において、前記測定部が体表面上を移動するときに所定の軌道に沿うように案内する案内手段を備えることを要旨としている。
【0007】
この発明では、測定部が体表面上を移動するときに所定の軌道に沿うように案内する案内手段を備えているため、体組成の測定毎に測定部の軌跡が大きく異なることは抑制される。従って、被測定体の同一部位についての体組成の経時的な変化を適切に測定することができるようになる。
【0008】
(2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の体組成測定装置において、被測定体の内部を伝搬する光量に基づいて体組成としての体脂肪量を算出する算出手段を備えることを要旨としている。
【0009】
この発明では、被測定体の内部を伝搬する光量に基づいて体組成としての体脂肪量を算出する算出手段を備えるため、体脂肪量として体脂肪厚、特に皮下脂肪厚を算出することができるようになる。
【0010】
(3)請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の体組成測定装置において、被測定体のインピーダンスに基づいて体組成としての体脂肪量を算出する算出手段を備えることを要旨としている。
【0011】
この発明では、被測定体のインピーダンスに基づいて体組成としての体脂肪量を算出する算出手段を備えるため、インピーダンスによって体脂肪量を測定することができるようになる。
【0012】
(4)請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、測定開始位置を予め定められた位置に設定するための位置設定手段を備えることを要旨としている。
【0013】
この発明では、測定開始位置を予め定められた位置に設定するための位置設定手段を備えているため、体組成の測定毎に測定開始位置が大きく異なることは抑制される。従って、被測定体の同一部位についての体組成の経時的な変化をより適切に測定することができるようになる。
【0014】
(5)請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の体組成測定装置において、前記位置設定手段として気圧センサを備えることを要旨としている。
この発明では、位置設定手段として気圧センサを備えているため、その測定結果に基づいて測定開始位置が予め定められた位置からずれているか否かを確認することができる。従って、体組成の測定毎に測定開始位置が大きく異なることをより的確に抑制することができる。
【0015】
(6)請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の体組成測定装置において、前記位置設定手段として被測定体の特徴的な部位を基準として測定開始位置を決めるための位置決め機構を備えることを要旨としている。
【0016】
この発明では、位置設定手段として被測定体の特徴的な部位を基準として測定開始位置を決めるための位置決め機構を備えているため、体組成の測定毎に測定開始位置が大きく異なることをより的確に抑制することができる。
【0017】
(7)請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、過去の測定位置と今回の測定位置とのずれを報知する測定位置報知手段を備えることを要旨としている。
【0018】
この発明では、過去の測定位置と今回の測定位置とのずれを報知する測定位置報知手段を備えているため、体組成の測定毎に測定位置が大きく異なることは抑制される。従って、被測定体の同一部位についての体組成の経時的な変化をより適切に測定することができるようになる。
【0019】
(8)請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、過去の測定開始位置と今回の測定開始位置とのずれを報知する開始位置報知手段を備えることを要旨としている。
【0020】
この発明では、過去の測定開始位置と今回の測定開始位置とのずれを報知する開始位置報知手段を備えているため、体組成の測定毎に測定位置が大きく異なることは抑制される。従って、被測定体の同一部位についての体組成の経時的な変化をより適切に測定することができるようになる。
【0021】
(9)請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、前記案内手段は、水平器及び加速度センサ及びジャイロセンサ及び気圧センサの少なくとも1つを含むことを要旨としている。
【0022】
この発明では、案内手段が水平器及び加速センサ及びジャイロセンサ及び気圧センサの少なくとも1つを含んでいるため、その測定結果に基づいて測定部の軌跡が所定の軌道からずれているか否かを確認することができる。従って、体組成の測定毎に測定部の軌跡が大きく異なることをより的確に抑制することができる。
【0023】
(10)請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、前記案内手段は、前記測定部を所定の軌道に沿って移動させるためのレールまたはベルトを含むことを要旨としている。
【0024】
この発明では、案内手段として測定部を所定の軌道に沿って移動させるためのレールまたはベルトを備えているため、ユーザが水平器等を確認しながら測定部を軌道に沿わせて移動する場合と比較して、ユーザの移動のための負担を低減することができる。
【0025】
(11)請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、測定開始位置が予め定められた位置と異なるときにはその旨を報知し、体組成を測定しているときの前記測定部の軌跡が前記所定の軌道と異なるときにはその旨を報知する報知手段を備えることを要旨としている。
【0026】
この発明では、体測定開始位置が予め定められた位置と異なるときにはその旨を報知し、体組成を測定しているときの前記測定部の軌跡が前記所定の軌道と異なるときにはその旨を報知する報知手段を備えるため、ユーザは同手段の出力に基づいて測定開始位置または測定部の操作を修正することができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、被測定体の同一部位についての体組成の経時的な変化を適切に測定することのできる体組成測定装置を提供することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の体組成測定装置を具体化した第1実施形態について、体組成測定装置の平面構造を示す平面図。
【図2】同実施形態の体組成測定装置を模式的に示す模式図。
【図3】同実施形態の体組成測定装置と被測定体との関係を模式的に示した模式図。
【図4】同実施形態の体組成測定装置と被測定体との関係を模式的に示した模式図。
【図5】本発明の体組成測定装置を具体化した第2実施形態について、体組成測定装置と被測定体との関係を模式的に示した模式図。
【図6】本発明の体組成測定装置を具体化した第3実施形態について、体組成測定装置の平面構造を示す平面図。
【図7】同実施形態の体組成測定装置と被測定体との関係を模式的に示した模式図。
【図8】本発明の体組成測定装置を具体化した第4実施形態について、体組成測定装置の正面構造を示す正面図。
【図9】本発明の体組成測定装置を具体化した第5実施形態について、体組成測定装置の正面構造を示す正面図。
【図10】本発明の体組成測定装置を具体化した第7実施形態について、体組成測定装置の正面構造を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0029】
(第1実施形態)
図1〜図4を参照して、本発明を具体化した第1実施形態について説明する。
図1に示されるように、体組成測定装置10には、その本体をなす装置本体20と、体表面に対して光を照射するとともに被測定体内を伝搬した光を受ける測定部60と、装置本体20に対する制御指令の送信、及び測定部60の測定結果に基づく皮下脂肪量の演算を行う制御部70とが設けられている。またこの他に、ユーザによる操作を通じて皮下脂肪量の測定を実行または停止するための操作部30と、制御部70による演算結果としての皮下脂肪量を表示する表示部40と、制御部70からの信号に基づいて音を出力する報知部50と、気圧を測定する気圧センサ71と、水平に対する当該測定装置10の傾きを測定する加速度センサ72とが設けられている。
【0030】
測定部60には、被測定体に光を照射する発光素子61と、被測定体内を伝搬した光を受ける第1受光素子62及び第2受光素子63とが設けられている。測定部60の測定結果である各素子の受光量に相当する信号は制御部70に送信される。
【0031】
制御部70は、測定を行うときには光を照射する旨の信号を発光素子61に対して送信し、測定を終了するときには発光素子61に対する信号の送信を停止する。また、皮下脂肪量を算出するために予め格納された関数と、第1受光素子62及び第2受光素子63のそれぞれから送信されたデータとに基づいて、被測定体の皮下脂肪量を算出する。算出された皮下脂肪量のデータは、表示部40に送信される。
【0032】
表示部40は、制御部70から送信される信号に基づいて、皮下脂肪量をはじめとする各種の情報を表示する。体組成測定装置10のユーザは、同表示部40に表示される情報を通じて皮下脂肪量の測定結果等を把握することができる。
【0033】
図2を参照して、体組成測定装置10の具体的な構造について説明する。
同図に示されるように、装置本体20の上面には把手21が設けられている。装置本体20の側面には、操作部30及び表示部40及び報知部50がそれぞれ設けられている。表示部40としては、液晶画面を有するとともに、この画面に皮下脂肪厚の測定結果を数値及び被測定部の断面を図で表示するものが設けられている。
【0034】
発光素子61及び第1受光素子62及び第2受光素子63は、装置本体20の底面上において一列に配置されている。発光素子61と第1受光素子62との距離は、皮膚色素及び吸光特性及び散乱特性の違いによる影響を補正するために短く設定されている。発光素子61と第2受光素子63との距離は、発光素子61と第1受光素子62との距離よりも長く設定される。
【0035】
操作部30には、当該測定装置10の電源をオン及びオフするための電源ボタン31と、測定開始位置を制御部70に記憶するための開始位置記憶ボタン32と、測定部60による光の照射をオン及びオフするための測定ボタン33と、ユーザの認識として測定部60が所定の測定開始位置にあることを制御部70に報知するための開始位置確認ボタン34とが設けられている。
【0036】
図3を参照して、制御部70による測定開始位置の確認方法について説明する。
被測定体100の同一部位についてその皮下脂肪量の経時的な変化を測定するためには、被測定体100上においての測定部60の測定開始位置を皮下脂肪の測定毎に同じところに設定することがユーザに求められる。ユーザによる視認を通じて測定開始位置を測定毎に同じところに設定することも一応はできるものの正確性に欠ける。
【0037】
そこで、体組成測定装置10の制御部70では、気圧センサ71の測定結果に基づいて今回の測定開始位置が前回の測定開始位置と同じものであるか否かを判定し、異なるときにはその旨をユーザに報知するようにしている。以下に、制御部70による測定開始位置の判定の具体的な手順を示す。
【0038】
(1)基準位置(ここではユーザが立位する床面)に対する体組成測定装置10の高さ(以下、「測定位置H」)を算出する条件が成立したとき、気圧センサ71の測定結果に基づいて測定位置Hを算出する。上記条件としては例えば、ユーザが体組成測定装置10を被測定体100の所定位置に接触させた状態で操作部30の開始位置確認ボタン34を操作したことが挙げられる。
【0039】
(2)上記(1)において算出した測定位置H(以下、「今回測定位置HA」)と、以前の測定において測定開始位置として記憶した測定位置H(以下、「前回測定位置HB」)とを比較し、今回測定位置HAと前回測定位置HBとの差の絶対値(以下、「位置ずれ量△H」)が判定値よりも大きいか否かを判定する。判定値よりも大きい旨判定したときには、そのときの測定部60の位置が適切ではない旨を報知するための信号を報知部50に送信する。これにより、報知部50からは測定部60の位置が適切ではない旨を報知する所定の音声が出力される。上記の判定及びその結果に基づく報知部50からの出力は、位置ずれ量△Hが判定値以下となるまで継続して行われる。
【0040】
(3)上記(2)において、位置ずれ量△Hが判定値以下である旨判定したとき、そのときの測定部60の位置が適切である旨を報知するための信号を報知部50に送信する。これにより、報知部50からは測定部60の位置が適切である旨を報知するための所定の音声が出力される。
【0041】
次に、制御部70による測定部60の軌跡の確認方法について説明する。
被測定体100の広範囲にわたる部位についてその皮下脂肪量の経時的な変化を正確に把握するためには、体表面上における測定部60の軌跡を体脂肪の測定毎に同じものにすることがユーザに求められる。しかし、ユーザによる視認を通じて測定部60の軌跡を測定毎に同じものにすることはユーザに対する操作上の負担が大きい。
【0042】
そこで、体組成測定装置10の制御部70では、加速度センサ72の測定結果に基づいて測定部60の今回の軌跡が予め定められた所定の軌道と同じか否かを判定し、異なるときにはその旨をユーザに報知するようにしている。ここでは、体表面上において水平に沿う軌道を上記所定の軌道としている。以下に、制御部70による軌跡の判定の具体的な手順を示す。
【0043】
(1)測定部60が体表面上を移動しているとき、加速度センサ72の測定結果に基づいて、水平に対する測定部60の傾き角度(以下、「測定角度A」)を算出する。そしてこの算出した測定角度Aが判定値よりも大きいか否かを判定する。判定値よりも大きい旨判定したときには、測定部60の軌跡が所定の軌道がずれている旨、すなわち測定部60の軌跡が水平方向からずれている旨を報知するための信号を報知部50に送信する。これにより、報知部50からは測定部60の軌跡が水平方向からずれている旨を報知するための所定の音声が出力される。上記の判定及びその結果に基づく報知部50からの出力は、測定角度Aが判定値以下の角度となるまで継続して行われる。
【0044】
(2)上記(1)において、測定角度Aが判定値以下である旨判定したとき、測定部60の軌跡が所定の軌道に沿っている旨を報知するための信号を報知部50に送信する。これにより、報知部50からは所定の音声が出力される。
【0045】
図3及び図4を参照して、体脂肪量の具体的な測定態様の一例について説明する。
体脂肪量の測定はユーザを通じて次の手順により行われる。
(手順A):例えば立位の状態で測定装置10を一方の手に持つ。
(手順B):電源ボタン31を押して電源をオンにする。
(手順C):所定の測定開始位置(ここでは臍102)に装置本体20の端面を接触させる。
(手順D):初回の測定のときには開始位置記憶ボタン32を押し、次に(手順G)に進む。なお、前回測定位置HBの初期値は「0」に設定されている。
(手順E):2回目以降の測定のときには開始位置確認ボタン34を押す。
(手順F):報知部50により測定部60の位置が前回測定位置からずれている旨報知されたときには、所定の測定開始位置に測定装置10を移動させた後に再び(手順E)を行う。測定部60の位置がずれている旨の報知がなされない状態で次の(手順G)を行う。
(手順G):測定ボタン33を押して発光素子61及び受光素子62,63による測定を開始する。
(手順H):測定装置10を体表面に沿って移動させる。
(手順I):測定装置10の移動中において報知部50により測定部60の軌跡が所定の軌道からずれている旨報知されたときには、同報知がなされなくなるように測定部60を操作する。
(手順J):必要であれば測定装置10を持ち替え、測定終了位置としての測定開始位置まで測定部60を移動させる。
(手順K):測定ボタン33を押して発光素子61及び受光素子62,63による測定を終了する。
(手順L):表示部40の表示を確認し、電源ボタン31を押して電源をオフにする。
【0046】
以上詳述したように、本実施形態によれば以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、測定部60が体表面上を移動するときに所定の軌道に沿うように案内する加速度センサ72を備えているため、体組成の測定毎に測定部60の軌跡が大きく異なることは抑制される。従って、被測定体100の同一部位についての体組成の経時的な変化を適切に測定することができるようになる。
【0047】
(2)本実施形態では、被測定体100の内部を伝搬する光量に基づいて体組成としての体脂肪量を算出する算出手段を備えるようにしているため、体脂肪量として体脂肪厚、特に皮下脂肪厚を算出することができるようになる。
【0048】
(3)本実施形態では、測定開始位置を予め定められた位置に設定するための気圧センサ71を備えているため、体組成の測定毎に測定開始位置が大きく異なることは抑制される。従って、被測定体100の同一部位についての体組成の経時的な変化をより適切に測定することができるようになる。
【0049】
(4)本実施形態では、位置設定手段として気圧センサ71を備えているため、その測定結果に基づいて測定開始位置が前回測定位置HBからずれているか否かを確認することができる。従って、体組成の測定毎に測定位置Hが大きく異なることをより的確に抑制することができる。
【0050】
(5)本実施形態では、過去の測定位置HBと今回の測定位置HAとのずれを報知する報知部50を備えているため、体組成の測定毎に測定位置が大きく異なることは抑制される。従って、被測定体100の同一部位についての体組成の経時的な変化をより適切に測定することができるようになる。
【0051】
(6)本実施形態では、測定部60が体表面上を移動するときに所定の軌道に沿うように案内する加速度センサ72を備えているため、その測定結果に基づいて測定部60の軌跡が所定の軌道からずれているか否かを確認することができる。従って、体組成の測定毎に測定部の軌跡が大きく異なることをより的確に抑制することができる。
【0052】
(7)本実施形態では、測定位置HAが予め定められた測定位置HBと異なるときにはその旨を報知し、体組成を測定しているときの測定部60の軌跡が所定の軌道と異なるときにはその旨を報知する報知部50を備えるため、ユーザは報知部50の出力に基づいて測定位置Hまたは測定部60の操作を修正することができる。
【0053】
(8)本実施形態では、被測定体100の特徴的な部位である臍102を基準として測定位置Hを決めるとき、装置本体20の端面を臍102と当てるようにしているため、体組成の測定毎に測定位置Hが大きく異なることをより的確に抑制することができる。
【0054】
(第2実施形態)
図5を参照して、本発明を具体化した第2実施形態について説明する。なお、本実施形態は第1実施形態の測定軌道の案内手段としての報知部50から出力される所定の音声をベルトに変更したものであり、第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。
【0055】
体組成測定装置10は、装置本体20とベルト80とにより構成されている。ベルト80は、輪を形成するベルト基部81と、ベルト基部81に周方向に連続して形成される穴83とから構成されている。穴によってベルト基部81は2つに分割されるため、赤外線を透過する接続部82がこれを接続している。
【0056】
また、装置本体20の端面にはベルト基部81に接続するとともにベルト上を周方向に移動可能にする取付部23が設けられている。
体脂肪量の測定はユーザを通じて次の手順により行われる。
(手順A):例えば立位の状態で測定装置10を取り付けたベルト80を装着するとともに測定装置10を一方の手に持つ。
(手順B):所定の測定開始位置(ここでは臍)に装置本体20の端面を接触させる。
(手順B):電源ボタン31を押して電源をオンにする。
(手順C):所定の測定開始位置(ここでは臍102)に装置本体20の端面を接触させる。
(手順D):初回の測定のときには開始位置記憶ボタン32を押し、次に(手順G)に進む。なお、前回測定位置HBの初期値は「0」に設定されている。
(手順E):2回目以降の測定のときには開始位置確認ボタン34を押す。
(手順F):報知部50により測定部60の位置が前回測定位置からずれている旨報知されたときには、所定の測定開始位置に測定装置10を移動させた後に再び(手順E)を行う。測定部60の位置がずれている旨の報知がなされない状態で次の(手順G)を行う。
(手順G):測定ボタン33を押して発光素子61及び受光素子62,63による測定を開始する。
(手順H):測定装置10をベルト80上及び体表面に沿って移動させる。
(手順I):必要であれば測定装置10を持ち替え、測定終了位置としての測定開始位置まで測定部60を移動させる。
(手順J):測定ボタン33を押して発光素子61及び受光素子62,63による測定を終了する。
(手順K):表示部40の表示を確認し、電源ボタン31を押して電源をオフにする。
【0057】
以上詳述したように、本実施形態によれば上記実施形態の(1)〜(8)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(9)本実施形態では、測定部60を所定の軌道に沿って移動させるためのベルト80を備えているため、ユーザが水平器等を確認しながら測定部を軌道に沿わせて移動する場合と比較して、ユーザの移動のための負担を低減することができる。
【0058】
(第3実施形態)
図6及び図7を参照して、本発明を具体化した第3実施形態について説明する。なお、本実施形態は第1実施形態の測定軌道の案内手段としての報知部50から出力される所定の音声をガイドレールに変更したものであり、第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。
【0059】
図6に示されるように、測定装置10は、装置本体20とガイドレール90とにより構成されている。装置本体20の側面にはレール溝24が形成されており、ガイドレール90のレール部がこのレール溝24にはめ込まれて、装置本体20及び測定部60がガイドレール90に沿って移動可能となっている。
【0060】
図7を参照して、太もも103の体脂肪量の測定方法について説明する。
体脂肪量の測定はユーザを通じて次の手順により行われる。
(手順A):例えば立位の状態で一方の手にガイドレール90を持ち、他方の手に装置本体20を持つ。
(手順B):電源ボタン31を押して電源をオンにする。
(手順C):所定の測定開始位置(ここでは膝104の膝中心部105)にガイドレール90の一端及び装置本体20の端面を接触させる。
(手順D):初回の測定のときには開始位置記憶ボタン32を押し、次に(手順G)に進む。なお、前回測定位置HBの初期値は「0」に設定されている。
(手順E):2回目以降の測定のときには開始位置確認ボタン34を押す。
(手順F):報知部50により測定部60の位置が前回測定位置からずれている旨報知されたときには、所定の測定開始位置に測定装置10を移動させた後に再び(手順E)を行う。測定部60の位置がずれている旨の報知がなされない状態で次の(手順G)を行う。
(手順G):測定ボタン33を押して発光素子61及び受光素子62,63による測定を開始する。
(手順H):測定装置10をガイドレール90上及び体表面に沿って移動させる。
(手順I):測定終了位置としての測定開始位置まで測定部60を移動させる。
(手順J):測定ボタン33を押して発光素子61及び受光素子62,63による測定を終了する。
(手順K):表示部40の表示を確認し、電源ボタン31を押して電源をオフにする。
【0061】
以上詳述したように、本実施形態によれば上記実施形態の(1)〜(8)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(10)本実施形態では、測定部60を所定の軌道に沿って移動させるためのガイドレール90を備えているため、ユーザが水平器等を確認しながら測定部を軌道に沿わせて移動する場合と比較して、ユーザの移動のための負担を低減することができる。
【0062】
(第4実施形態)
図8を参照して、本発明を具体化した第4実施形態について説明する。なお、本実施形態は第1実施形態の装置本体の構成を変更したものであり、第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。
【0063】
図8(a)に示されるように、装置本体20は、円筒状のローラ部222と、このローラ部222を貫通するとともに、同ローラ部222に対して相対回転可能となるように設けられる把手部221により構成される。ローラ部222の検出面22に形成される測定部60において、発光素子61及び第1受光素子62及び第2受光素子63は、ローラ部222上にローラの軸に沿うように一列に設けられている。また、同列上には、測定ボタン33が設けられている。測定ボタン33のあるローラ部222の面が被測定体100の表面に押し当てられたとき、測定ボタン33によって発光素子61及び第1受光素子62及び第2受光素子63による測定が開始される。なお、測定は所定期間のみ行われ、所定期間が経過した後は自動的に測定が終了される。
【0064】
具体的には、以下の手順で測定が行われる。
体脂肪量の測定はユーザを通じて次の手順により行われる。
(手順A):例えば立位の状態で一方の手に把手部221を持つ。
(手順B):電源ボタン31を押して電源をオンにする。
(手順C):所定の測定開始位置にローラ部222の端面を接触させる。
(手順D):初回の測定のときには開始位置記憶ボタン32を押し、次に(手順G)に進む。なお、前回測定位置HBの初期値は「0」に設定されている。
(手順E):2回目以降の測定のときには開始位置確認ボタン34を押す。
(手順F):報知部50により測定部60の位置が前回測定位置からずれている旨報知されたときには、所定の測定開始位置に測定装置10を移動させた後に再び(手順E)を行う。測定部60の位置がずれている旨の報知がなされない状態で次の(手順G)を行う。
(手順G):ローラ部222を被測定体100の表面に押し当てながら回転させる。このとき、測定ボタン33のある面、即ち検出面22と被測定体100の表面が一致したときに、測定ボタン33が押されて発光素子61及び受光素子62,63による測定を開始する。
(手順H):ローラ部222を回転させながら測定装置10を体表面に沿って移動させる。このとき、測定ボタン33のある検出面22が被測定体100の表面と接触するとともに通過してから所定の期間だけ発光素子61及び受光素子62,63による測定が行われる。所定期間が経過した後、次に測定ボタン33のある検出面22が被測定体100の表面と接触するまでの期間は測定は行われない。
(手順I):測定終了位置まで測定部60を移動させる。
(手順J):測定ボタン33を押して発光素子61及び受光素子62,63による測定を終了する。
(手順K):表示部40の表示を確認し、電源ボタン31を押して電源をオフにする。
【0065】
なお、図8(b)に示されるように、図8(a)の把手部221の形状を把手部321のように変更することもできる。このとき、ユーザは把手部321を掴み、ローラ部222の表面を被測定体100の体表面に押し付けてローラ部222を回転させながら、装置本体20を体表面上に沿って移動させる。
【0066】
以上詳述したように、本実施形態によれば上記実施形態の(1)〜(8)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(11)本実施形態では、装置本体20にローラ部222が設けられているため、ローラ部222の回転角度によって測定部60の移動距離を正確に測定することができるようになる。従って、ユーザは体脂肪量の測定位置、ひいては皮下脂肪の被測定体100の内部における分布を正確に測定できるようになる。
【0067】
(第5実施形態)
図9を参照して、本発明を具体化した第5実施形態について説明する。なお、本実施形態は第1実施形態の測定ユニット本体の構成を変更したものであり、第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。
【0068】
図9に示されるように、装置本体20は、本体20を掴むことのできる把手21と、把手21とは異なる面である検出面22と、検出面22に設けられる2つの電流印加用電極64と2つの電圧測定用電極65とにより構成されている。
【0069】
測定者が操作部30を操作して体組成の測定を開始するとき、制御部70は2つの電流印加用電極64に対して電流印加の指令を送信する。また、電圧測定用電極65により測定された電圧に基づいて、被測定体100の体脂肪量を算出する。
【0070】
以上詳述したように、本実施形態によれば上記実施形態の(1)及び(3)〜(8)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(12)本実施形態では、被測定体100の内部のインピーダンスに基づいて体組成としての体脂肪量を算出する算出手段を備えるようにしているため、インピーダンスによって体脂肪量を測定することができる。従って、体脂肪の計測を好適に行うことができるようになる。
【0071】
(第6実施形態)
図2を参照して、本発明を具体化した第6実施形態について説明する。なお、本実施形態は第1実施形態の位置設定手段としての気圧センサに変えて目盛部を設けたものであり、第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。
【0072】
図2に示されるように、装置本体20には、同本体20への収容及び同本体20からの引き出しが可能な目盛部25が設けられている。ユーザは、身体の特徴的な部位を基準として測定開始位置を設定したいとき、この目盛部25を利用することができる。例えば、臍からXcm上のところを測定開始位置としたいときには、目盛部25を利用して測定部60を臍からXcmのところに設定する。
【0073】
以上詳述したように、本実施形態によれば上記実施形態の(1)〜(4)及び(6)〜(8)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(12)本実施形態では、位置設定手段として目盛部25を備えているため、その測定結果に基づいて測定開始位置が予め定められた位置からずれているか否かを確認することができる。従って、体組成の測定毎に測定開始位置が大きく異なることをより的確に抑制することができる。
【0074】
(13)本実施形態では、位置設定手段として目盛部25を備えているため、センサ等を設けて測定開始位置の設定を行う場合と比較して簡単な構造で測定位置の設定を行うことができるようになる。
【0075】
(第7実施形態)
図10を参照して、本発明を具体化した第7実施形態について説明する。なお、本実施形態は第1実施形態の体組成測定装置の構成を変更したものであり、第1実施形態と共通する部分については説明を省略する。
【0076】
図10に示されるように、体組成測定装置10は、装置本体20と、装置本体20とに対して取り外し可能に接続される足台430とにより構成されている。足台430には巻き取り可能なコード431が設けられており、足台430と装置本体20とを接続している。また、足台430及び装置本体20は、検出面22及び足台430の端面の一つとしての接続面432で接続される。
【0077】
以上詳述したように、本実施形態によれば上記実施形態の(1)〜(8)の効果に加えて以下に示す効果が得られるようになる。
(15)本実施形態では、足台430と装置本体20が取り外し可能に接続されているため、足台430に制御部や表示部等を設けることができるようになる。このとき装置本体20は軽量化をすることができるようになるため、足台430から装置本体20を取り外したとき、装置本体20によって体脂肪の測定を簡便に行うことができるようになる。
【0078】
(その他の実施形態)
なお、本発明の実施態様は上記実施形態に限られるものではなく、例えば以下に示す態様をもって実施することもできる。また以下の各変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
【0079】
・上記第2実施形態では、装置本体20は取付部23を介してベルト80に取り付けられる構成としたが、装置本体20がベルト80上を移動できる構成であれば、装置本体20及びベルト80はいずれの構成を採用することもできる。
【0080】
・また、ベルト80の穴83をベルト80の周上において連続するものとしたが、不連続のものとしてもよい。
・上記第1及び第2実施形態では、装置本体20を腹部101の外周を一周させて測定を行うようにしたが、測定距離はこれに限らない。一周以下、または2周以上する構成としてもよい。また、一周以下のときには、測定を行った部分に基づいて残りの部分のうちの一部もしくは全体の体組成の分布を推定するようにしてもよい。
【0081】
・上記第1〜5及び第7実施形態では気圧センサ71の検出値に基づいて、測定開始位置を前回の測定開始位置と合わせるようにしたが、測定開始位置を合わせる方法としてはこれに限らず、一定の測定開始位置を再現できるものであればいずれの方法を採用することもできる。
【0082】
・上記第7実施形態では、気圧センサ71によって測定開始位置を設定したが、コード431に目盛りを設けて、この目盛りの値を記録することにより測定開始位置を設定するようにしてもよい。また、目盛りを設けるのではなく、測定開始位置としてのコード431の引き出し長さを制御部70に記録する構成を採用することもできる。
【0083】
・上記各実施形態では、測定開始位置及び測定軌跡が過去の位置及び所定の軌道とずれたときにずれを報知する報知部50を備えるようにしたが、所定の軌道上の特定の位置と今回の測定における特定の位置とがずれたとき、報知部50により報知する構成を追加してもよい。第4実施形態を例にとって説明すると、測定時においてローラ部222の測定部60が毎回被測定体100の同じ位置で接触しているかを制御部70が確認し、前回位置と今回位置とのずれが大きいときにはユーザに対してこれを報知する。
【0084】
・上記第4実施形態のローラ部222に回転方向を限定するラチェット機構を設けるようにしてもよい。これによりローラ部222は一方向にしか回転しないようになるため、回転角度をより正確に算出することができるようになり、体脂肪量の測定をより好適に行えるようになる。
【0085】
・上記各実施形態では、被測定体100、すなわち被測定者が自ら測定するようにしたが、被測定体100と測定者とが異なるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、被測定体100は立位にて測定を行うようにしたが、測定姿勢が毎回同じであれば、測定姿勢はこれに限らない。すなわち、座位または仰臥位で測定を行ってもよい。
【0086】
・上記各実施形態では、被測定体100を人体の腹部101または太もも103としたが、他の部位、例えば腕部、脚部等を対象としてもよい。また、測定の際の測定開始位置の基準とする特徴部位も臍102やひざ中心部105に限らず、測定者が確認しやすい部位であればいずれの部位であってもよい。
【0087】
・上記各実施形態では、被測定体100が手で測定ユニットを掴んで移動させるようにしたが、測定ユニットが自動で移動するようにしてもよい。このときは測定軌跡を制御部70に記録しておくことで、測定毎に同一の軌跡で測定を行うことができるようになる。
【0088】
・上記各実施形態では、今回の測定軌跡と所定の軌道との間にずれが生じたときには報知部50からの音声を介して被測定体100に報知するようにしたが、例えば表示部に文字や絵で表示するようにしてもよい。
【0089】
・上記各実施形態では、表示部40に体脂肪量が表示されるようにしたが、得られる測定データから測定部位の断面構造を再構築し、これを表示部40に表示するようにしてもよい。
【0090】
・上記各実施形態では、表示部40に体脂肪量が表示されるようにしたが、測定データを記録してこれを出力可能とし、データを他の装置やコンピュータ等で確認するようにしてもよい。
【0091】
・上記各実施形態では、加速度センサ72を設けて測定軌道と測定軌跡とのずれを検出するようにしたが、ジャイロセンサ及び気圧センサの少なくとも一つを設けて、これらの検出値によって測定軌道のずれを検出するようにしてもよい。また、水平器を設けて目視により測定軌道と測定軌跡とのずれを確認するようにしてもよい。
【0092】
・上記各実施形態では、装置本体20に操作部30、表示部40、報知部50及び制御部70を設けるようにしたが、これらは装置本体20とは別体の装置に設けるようにしてもよい。第6実施形態においては、足台430に設けることもできる。
【0093】
・上記各実施形態では、操作部30の各ボタンを順に操作することで、測定を行うようにしたが、測定ボタン及び測定手順との関係はこれに限らない。
【符号の説明】
【0094】
10…体組成測定装置、20…装置本体、21…把手、22…検出面、23…取付部、24…レール溝、25…目盛部、30…操作部、31…電源ボタン、32…開始位置記憶ボタン、33…測定ボタン、34…開始位置確認ボタン、40…表示部、50…報知部、60…測定部、61…発光素子、62…第1受光素子、63…第2受光素子、64…電流印加用電極、65…電圧用測定電極、70…制御部、71…気圧センサ、72…加速度センサ、80…ベルト、81…ベルト基部、82…接続部、83…穴、90…ガイドレール、100…被測定体、101…腹部、102…臍、103…太もも、104…ひざ、105…ひざ中心部、221…把手部、222…ローラ部、321…把手部、430…足台、431…コード、432…接続面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
体組成を測定する測定部を備える体組成測定装置において、
前記測定部が体表面上を移動するときに所定の軌道に沿うように案内する案内手段を備える
ことを特徴とする体組成測定装置。
【請求項2】
請求項1に記載の体組成測定装置において、
被測定体の内部を伝搬する光量に基づいて体組成としての体脂肪量を算出する算出手段を備える
ことを特徴とする体組成測定装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の体組成測定装置において、
被測定体のインピーダンスに基づいて体組成としての体脂肪量を算出する算出手段を備える
ことを特徴とする体組成測定装置。
【請求項4】
請求項1〜3のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、
測定開始位置を予め定められた位置に設定するための位置設定手段を備える
ことを特徴とする体組成測定装置。
【請求項5】
請求項4に記載の体組成測定装置において、
前記位置設定手段として気圧センサを備える
ことを特徴とする体組成測定装置。
【請求項6】
請求項4に記載の体組成測定装置において、
前記位置設定手段として被測定体の特徴的な部位を基準として測定開始位置を決めるための位置決め機構を備える
ことを特徴とする体組成測定装置。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、
過去の測定位置と今回の測定位置とのずれを報知する測定位置報知手段を備える
ことを特徴とする体組成測定装置。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、
過去の測定開始位置と今回の測定開始位置とのずれを報知する開始位置報知手段を備える
ことを特徴とする体組成測定装置。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、
前記案内手段は、水平器及び加速度センサ及びジャイロセンサ及び気圧センサの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする体組成測定装置。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、
前記案内手段は、前記測定部を所定の軌道に沿って移動させるためのレールまたはベルトを含む
ことを特徴とする体組成測定装置。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の体組成測定装置において、
測定開始位置が予め定められた位置と異なるときにはその旨を報知し、体組成を測定しているときの前記測定部の軌跡が前記所定の軌道と異なるときにはその旨を報知する報知手段を備える
ことを特徴とする体組成測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−67344(P2011−67344A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−220452(P2009−220452)
【出願日】平成21年9月25日(2009.9.25)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】