説明

個人情報の入力支援方法、およびその入力支援プログラム

【課題】 ウェブ入力画面における個人情報の入力において、セキュリティの低下を招かずにあらゆる種類の入力画面に対応可能として入力の手間を軽減する。
【解決手段】 所定の生体情報取得手段で利用者固有の生体情報を取得して入力し、これを照合手段24で予め登録した本人の生体情報と照合して本人認証されたときに実行する入力支援方法であって、本人と認証された場合に、予め登録された複数項目の個人情報を一覧表示した入力用ダイアログボックス200Aを入力先テキストボックス210d〜210hと併存して入力画面上に表示するステップと、利用者の所定の操作により入力先テキストボックス210d〜210hに対応する個人情報をそれぞれ入力するステップと、その入力済データをウェブサーバに送出するステップと、を備えている個人情報の入力支援方法とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェブサイトにおけるIDやパスワード等の個人情報の入力画面で、その入力作業を容易化するための個人情報の入力支援方法およびその入力支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
利用者がインターネットを介しウェブサイトで所定のサービスを利用する際に利用権限者であることを認証するために、図9に示すようなログオン用入力画面のテキストボックスに利用者ID(ログイン名等)やパスワード等の入力を求められる場合が多い。そして近年においては、セキュリティ強化のためにIDやバスワードが長くなったり、ウェブサービス毎に異なるパスワードを設定したりする傾向にあり、利用者が入力に手間を要したりバスワード等を忘れたりするトラブルが発生している。
【0003】
そこで、テキストボックス内に入力するIDやパスワード等の文字列を予め記憶するとともに、ウェブサイトのログイン画面を検知して、クリック等の簡易な操作でログイン可能とする自動入力機能を備えた入力支援ソフトが使用されている。これにより、利用者の入力の手間が大きく軽減されることになるが、その反面、利用権限のないものでも容易にログイン可能となりやすいため悪用される場合が多く、セキュリティ面において問題となりやすい。
【0004】
この問題に対し、指紋などの生体情報を予め記憶手段に記憶させておき、ログイン時に所定の読取手段で生体情報を入力し登録された生体情報と照合するものとし、本人確認された場合にのみ保存されたパスワード等の個人情報を送出するものとした入力装置が、特開平11―53317号公報、特開2001―109717号公報に提示されている。
【0005】
斯かる手段により、セキュリティの低下を招くことなくログイン時の入力の手間を軽減できるようになる。しかしながら、ウェブサービスの種類により、ログオン画面の入力先テキストボックスの配置・順番が異なる場合もあり、殊に、図10に示すようなポートフォリオタイプのウェブページにおける入力画面には、必ずしも入力を要さない項目も含めIDやパスワード等の一般的入力項目以外のテキストボックスが存在したりして入力先位置を特定しにくい場合がある。そのため、入力支援ソフトを使用しても自動入力時の入力開始項目と入力先位置との同期がとれない場合が生じる。
【0006】
また、近年のように異なるサービス毎に異なるIDが付与されたり複数種類のパスワードを使い分けたりする場合は、一組の個人情報の記憶内容では対応が困難となりやすいことから、各ウェブサービスについて入力項目の内容を関連づけて記憶させることが必要となるため、ウェブサービス毎に面倒な設定作業を予め行うことを要する。
【0007】
さらに、ネットバンク等の金融サービスのウェブサイト等、IDやパスワード等の一般的入力項目の他に口座番号などの特有の項目の入力を要請されたりするものもあり、従来の入力支援ソフトでは充分に対応しにくい場合も生じている。
【0008】
加えて、斯かるウェブサービスの利用権限を得るためには、図11に示すような入会時等の初期登録画面において、パスワードやIDの設定とは別に、住所、氏名、電話番号、メールアドレス、勤務先等の個人情報について複数項目の入力を複数ページに亘る入力画面で要求されることも多い。この初期登録時の入力作業は、各サービスについて最初の一回のみとはいえ、利用者にとって極めて面倒であるとともに時間を要するものである。従って、利用者はサービスの利用を欲していても、これを見合わせたり登録を後日としてしまったりすることも多い。
【特許文献1】特開平11―53317号公報
【特許文献2】特開2001―109717号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、上記のような問題点を解決しようとするものであり、ウェブ入力画面において要求される個人情報の入力において、セキュリティの低下を招くことなくあらゆる種類の入力画面に対応可能としながら、その入力の手間を軽減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そこで、本発明は、利用者がインターネット回線を通じて接続したウェブサーバのウェブサービス入力画面で個人情報をテキストボックスに入力する場合に入力支援プログラムを用いてコンピュータに予め記憶した所定の個人情報を入力するための方法であって、所定の生体情報取得手段で利用者固有の生体情報を取得して入力し、これを照合手段で予め登録した本人の生体情報と照合して本人認証されたときに実行するものとした個人情報の入力支援方法において、
本人と認証された場合に、予め登録された複数項目の個人情報を一覧表示した入力用ダイアログボックスを複数の入力先テキストボックスと併存して入力画面上に表示するステップと、利用者の所定の操作により入力先テキストボックスに入力用ダイアログボックス中の対応する個人情報をそれぞれ入力するステップと、その入力済データをウェブサーバに送出するステップとを備えている、ことを特徴とする個人情報の入力支援方法とした。
【0011】
これにより、例えば表示したウェブページがポートフォリオタイプの場合等、入力先テキストボックスが利用者IDおよびパスワード等の一般的項目以外に複数存在する場合等において、入力が必要な複数項目の個人情報を一覧表示して入力先テキストボックスと併存させて表示することで、利用者がマウス等で入力する項目の文字列をドラッグまたはクリック等して目的とする入力先テキストボックスに容易に入力できるようになるため、生体情報の認証によりセキュリティを確保しながら、個人情報の入力作業を容易なものとすることができる。
【0012】
また、この入力支援方法において、利用者IDおよびパスワードに加えてこれら以外の複数項目の個人情報を事前登録可能とされているとともに、複数の入力先テキストボックスにおける入力位置を移動させて入力用ダイアログボックス中の所定の項目と一致させて入力可能とする入力位置の同期を行うものとされ、入力位置同期用の操作部が入力画面に表示されるとともに、所定の項目が入力されることによりこれを先頭として後続の複数項目を一群として各テキストボックスに入力することを特徴とする入力支援方法とすれば、入力操作が一層容易となって短時間で終了するものとなる。
【0013】
さらに、上述した個人情報の入力支援方法において、入力画面に入力用ダイアログボックスを表示することに加え、入力画面に複数配置されている入力先テキストボックスを総て上下に連続的に並べて一覧表示した入力先表示ダイアログボックスを生成して複数の入力用ダイアログボックスと並列して表示し、利用者が所定の操作を行うことにより、入力先表示ダイアログボックスの入力先プロンプトを上下移動させて入力位置の同期を行うものとすれば、例えば数頁に亘る入会登録ページ等においてランダムな位置に入力先テキストボックスが配置されている場合でも入力先の項目を一覧可能としながら入力位置の同期および入力作業を一層容易にすることができる。
【0014】
さらにまた、上述した個人情報入力支援方法において、生体情報取得手段を指紋の特徴をデータとして取得する指紋読取手段として、これを用いて指紋により本人認証を行うものとすれば、比較的低コストでセキュリティの高い入力支援を実現することができる。
【0015】
加えて、利用者がインターネット回線を通じて接続したウェブサーバのウェブサービス入力画面で個人情報を入力先テキストボックスに入力する場合に、コンピュータに予め記憶させた所定の個人情報を入力させるプログラムであって、所定の生体情報取得手段で利用者の生体情報を取得して入力することでこれが照合手段により予め登録された本人の生体情報と照合されて本人と認証されたときに実行させるものとした個人情報の入力支援プログラムにおいて、本人と認証された場合に、予め登録された複数項目の個人情報を一覧表示した入力用ダイアログボックスを、入力先テキストボックスと併存して入力画面上に表示させ、利用者が所定の操作を行うことにより入力先テキストボックスに入力用ダイアログボックス中の対応する個人情報をそれぞれ入力させるものであって、上述した個人情報入力支援方法を実行させるための個人情報の入力支援プログラムとした。
【0016】
これにより、生体情報取得手段を備えた既存の汎用コンピュータにインストールするだけで、上述した個人情報の入力支援方法を容易に実行できるものとなる。さらに加えて、斯かる個人情報の入力支援プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体とすれば、上述した個人情報の入力支援方法の導入が一層容易なものとなる。
【発明の効果】
【0017】
本人の認証に生体情報を用い、本人認証された場合に入力画面において入力項目を一覧表示した入力用ダイアログボックスを入力先テキストボックスと並列して表示するものとした本発明によると、セキュリティの低下を招くことなくあらゆる種類の入力画面に対応可能としながら、その入力の手間を大幅に軽減することができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図面を参照して、本発明における第一の実施の形態を説明すると、図1は本実施の形態の個人情報の入力支援システムのシステム構成図を示しており、個人情報の入力支援方法を実行するための入力支援プログラムが格納されたコンピュータ2Aと、コンピュータ2Aに接続された指紋読取手段29と、ウェブサービスを提供するウェブサーバ10と、コンピュータ2Aとウェブサーバ10とを接続するインターネット回線50とを備えている。
【0019】
コンピュータ2Aは、入力支援システムにおいて機能的に中心部分となるものであり、CPU、ROM、RAM、入力手段としてのキーボードおよびマウス、表示手段としてのCRT等を備えた汎用PCであって、後述する入力支援方法を実行させる入力支援プログラムが格納されたコンピュータである。
【0020】
図2はコンピュータ2Aの機能ブロック図を示しているが、汎用PCが通常有する機能については省略し、本発明における特徴部分についてのみ示して説明するものとする。また、以下に述べる各手段はCPUを備えた制御部およびハードディスクを備えた記憶部等のハードウエアを用いて入力支援プログラムにより機能的に実現されるものである。
【0021】
コンピュータ2Aは、ウェブ入力画面において入力先テキストボックスに入力する項目である、ID、パスワード等の一般的項目を初めとする所定の個人情報を予め記憶しておく個人情報記憶手段21、および利用者の指紋の特徴をデータとして予め記憶しておく指紋情報記憶手段23を備えており、また、この個人情報記憶手段21に個人情報を登録したり、記憶されている個人情報を抽出して送ったりする個人情報入力支援制御手段22および指紋情報記憶手段23に記憶された指紋データと入力された指紋データとを照合して、照合結果を入力支援制御手段22に送る照合手段24を備えている。
【0022】
そして、キーボードおよびマウス等の入力手段28が入力インターフェース26を介して個人情報入力支援制御手段22に接続されて個人情報の登録、ウェブページ上の入力等の操作が行えるようになっているとともに、光学式読み取り部等を備えた指紋読取手段29が入力インターフェース26を介して照合手段24に接続されて、読み取った指紋データを入力するようになっている。また、出力インターフェース25および入力インターフェース26を介してインターネット回線50に接続されており、表示手段20は出力インターフェース25に接続されてウェブページ等の視覚情報を表示するようになっている。
【0023】
先ず、図3の表示画面および図6のフローチャートを参照して、本実施の形態におけるコンピュータ2Aの動作を説明する。本実施の形態においては、比較的入力項目の少ない入力画面を想定しているとともに、所定の入力内容と関連づけて登録された入力画面を探知した場合に、コンピュータ2Aが自動的に入力する機能を備えている。
【0024】
図6を参照して、ウェブサイトに接続して入力画面が表示されると、入力画面データを取得し(A1)、自動入力の登録先か否かを判断し(A2)、登録先であれば、利用者に画面上で促すこと等により指紋読取手段29で利用者の指紋データを入手して(A9)、登録された本人であるか否かを判定し(A10)、本人でなければこれで終了し、本人であれば個人情報の自動入力を行う(A11)。尚、ここまでの動作は上述した従来技術とほぼ共通しているものである。
【0025】
一方、自動入力登録先でない場合、前記同様指紋データを入手して(A3)、本人であるか否かを判定し(A4)、本人でなければこれで終了し、本人であれば図3に示す入力用ダイアログボックス200Aを表示する(A5)。図3を参照して、入力用ダイアログボックス200Aは、入力画面の入力先テキストボックス210a、210b、210cの入力内容に対応した項目枠200a、200b、200cを有し、その中に予め登録しておいたIDやパスワード等の個人情報の文字列が表されてなるものであり、入力画面の入力先テキストボックス210a、210b、210cと併存して表示される。
【0026】
そして、利用者が、例えば入力先テキストボックス210aに対応する項目枠200aに表示された文字列を、マウスを用いたクリックまたはドラッグアンドトロップ等の操作をおこなうことで、個人データが入力され(A6)、これを入力先テキストボックス毎に同様に行って(A7)、登録画面上の「ログイン」等と表示された送出用ボタン240をクリック等することで、入力内容が送出されて作業が終了し、ウェブサービスの所定のページにログイン等が行われる。
【0027】
このように、入力画面の入力先テキストボックスと併存して入力用ダイアログボックス200Aを表示するとともに、個人情報を表示する入力用ダイアログボックス200A表示の前段階で生体情報を用いた本人認証を行うものとした本実施の形態により、セキュリティを高度なものとしながら、個人情報の入力の容易化を実現することができるものである。
【0028】
図4の表示画面および図7のフローチャートを参照して、本発明の第二の実施の形態のコンピュータ2Bの動作について説明する。尚、以下に説明する実施の形態において全体のシステム構成図およびコンピュータの機能ブロック図は、前述のものとほぼ共通するので説明は省略し、その動作についてのみ説明するものとする。
【0029】
コンピュータ2Bにおいては、入力用ダイアログボックス200Bの所定の入力項目をこれに対応する入力先テキストボックスに入力させるための入力位置同期機能を備えており、その操作部としての上下ボタン200g、200hが入力用ダイアログボックス200B内に表示され、一つの項目が入力されることで後続する項目が連続的且つ自動的に各入力先テキストボックスに入力されるものとされ、入力項目が一群として入力される機能を備えたものとして、初期登録画面などの比較的入力項目数の多い入力画面を想定した機能が付加されているものである。
【0030】
図7を参照して、ウェブ入力画面が表示され、利用者が指紋読取手段29で指紋を読み取らせることにより指紋データを入手して(B1)、本人か否かを判定し(B2)、本人でない場合はそのまま終了するが、本人である場合は図4に示す入力用ダイアログボックス200Bを表示する(B3)。入力用ダイアログボックス200Bには入力用ダイアログボックス200Aを用いた場合の機能に加えて入力位置同期機能を実行するための上下ボタン200g、200hが表示されており、入力先テキストボックス中において所定のプロンプトで表示した入力位置を上下に移動して同期を取れるようになっている。
【0031】
そこで、利用者が上下ボタン200g、200hを操作して入力位置を上下動させて同期させ(B4)、同期することで自動的に、或いは利用者が所定の操作を行うことで、例えば入力先テキストボックス210dに項目枠200dの個人情報の文字列を入力し(B5)、さらにこの項目に後続する入力項目があるか否かを判定し(B6)、後続する項目がある限り連続して入力するようになっている。
【0032】
このように入力用ダイアログボックス200Bに表示した個人情報を一群で入力させるようにしたのは、一般にウェブページのコンテンツ作成においては暗黙の了解があり、入力画面の場合においては関連する項目を近接して表示することが通例であるとともに項目同士の配置順もほぼ決まっていることによるものである。
【0033】
従って、入力用ダイアログボックス200Bの入力項目の順番もこれに対応させることで、一群で一括入力できるものとなる。そして、利用者が送出操作をすることで入力したデータが送出され(B7)、入力作業は終了する。尚、図示は省略したが、入力用ダイアログボックス200Bの入力項目の配置順と入力先テキストボックスの配置順との間に異なる部分があったり、対応する項目の個人情報がなかったりする場合は、利用者がその部分についてマニュアル操作で入力すればよい。
【0034】
このように、入力用ダイアログボックス200Bの所定の項目に入力先テキストボックスを上下に移動させて同期させる入力先同期機能を備えた本実施の形態により、個人情報の入力作業を一層容易にすることができるものである。
【0035】
図5の表示画面および図8のフローチャートを参照して、本発明の第三の実施の形態のコンピュータ2Cの動作について説明する。コンピュータ2Cは、図4の入力用ダイアログボックス200Bを表示することに加えて、入力画面において広範囲に配置された入力先テキストボックスを連続して縦方向に纏めて一覧表示とした入力先表示ダイアログボックス220を表示して、さらに入力操作を容易とする機能が付加されている点を特徴とする。
【0036】
図8を参照して、ウェブ入力画面が表示されると、入力画面データを取得し(C1)、これを編集・加工して総ての入力先テキストボックスを縦方向に纏めて連続して表示した入力先表示ダイアログボックス220を表示する(C2)。そして、利用者が指紋読取手段29で指紋を読み取らせることにより、指紋データを入手して(C3)、本人か否かを判定し(C4)、本人でない場合はそのまま終了するが、本人である場合は図5に示す入力用ダイアログボックス200Bを表示する(C5)。
【0037】
そして、利用者が上下ボタン200g、200hを操作することで入力先表示ダイアログボックス内の入力先テキストボックス220a〜220nが上下に移動しながら入力先のプロンプトが入力用ダイアログボックス200Bの所定の項目枠(例えば200d)と同期し(C6)、同期することで自動的に、或いは利用者が所定の操作をすることで、入力先表示ダイアログボックス220中の入力位置である入力先テキストボックス(例えば220f)に個人情報の文字列が入力され(C7)、前述と同様に後続する項目が連続入力され、入力が終了するとウェブ入力画面の対応する各テキストボックスに入力・表示され(C9)、利用者の操作によりデータが送出される(C10)。
【0038】
このように、入力用ダイアログボックス200Bに加えて総ての入力先テキストボックスを連続表示した入力先表示ダイアログボックス220を備えた本実施の形態により、入力項目数が極めて多い初期登録画面等においても、入力作業を容易なものとすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明における第一の実施の形態を示すシステム構成図。
【図2】図1のコンピュータの機能ブロック図。
【図3】図1のコンピュータに表示される入力画面。
【図4】本発明における第二の実施の形態においてコンピュータに表示される入力画面。
【図5】本発明における第三の実施の形態においてコンピュータに表示される入力画面。
【図6】図1のコンピュータの動作を示すフローチャート。
【図7】第二の実施の形態においてコンピュータの動作を示すフローチャート。
【図8】第三の実施の形態においてコンピュータの動作を示すフローチャート。
【図9】従来例において入力画面を表示するコンピュータの正面図。
【図10】従来例において入力画面を表示するコンピュータの正面図。
【図11】従来例において入力画面を表示するコンピュータの正面図。
【符号の説明】
【0040】
2A,2B,2C コンピュータ、10 ウェブサーバ、20 表示手段、21 個人情報記憶手段、22 個人情報入力支援手段、23 指紋情報記憶手段、24 照合手段、28 入力手段、29 指紋読取手段、50 インターネット回線、200A,200B 入力支援ダイアログボックス、200a,200b,200c,200d 項目枠、200g,200h 上下ボタン、210a,210b,210c,210d,210e,210f,210g,210h,220a,220f,220n 入力先テキストボックス、220 入力先表示ダイアログボックス、240 送出用ボタン


【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者がインターネット回線を通じて接続したウェブサーバのウェブサービス入力画面で個人情報をテキストボックスに入力する場合に入力支援プログラムを用いてコンピュータに予め記憶した所定の個人情報を入力するための方法であって、所定の生体情報取得手段で前記利用者固有の生体情報を取得して入力し、該生体情報を照合手段で予め登録した本人の生体情報と照合して本人認証されたときに実行するものとした個人情報の入力支援方法において、
本人と認証された場合に、予め登録された複数項目の個人情報を一覧表示した入力用ダイアログボックスを複数の入力先テキストボックスと併存して入力画面上に表示するステップと、前記利用者の所定の操作により前記入力先テキストボックスに前記入力用ダイアログボックス中の対応する個人情報をそれぞれ入力するステップと、入力済データを前記ウェブサーバに送出するステップとを備えている、
ことを特徴とする個人情報の入力支援方法。
【請求項2】
請求項1に記載した入力支援方法において、利用者IDおよびパスワードに加えて該利用者IDおよびパスワード以外の複数項目の個人情報を事前登録可能とされているとともに、前記複数の入力先テキストボックスにおける入力位置を移動させて前記入力用ダイアログボックス中の所定の項目と一致させて入力可能とする入力位置の同期を行うものとされ、
前記入力位置同期用の操作部が前記入力画面に表示されるとともに、前記所定の項目が入力されることにより該所定の項目を先頭に後続の複数項目を一群として前記各入力先テキストボックスに入力する、
ことを特徴とする個人情報の入力支援方法。
【請求項3】
前記入力画面に前記入力用ダイアログボックスを表示することに加え、前記入力画面に複数配置された入力先テキストボックスを総て上下に連続的に並べて一覧表示した入力先表示ダイアログボックスを生成して前記複数の入力用ダイアログボックスと並列して表示し、前記利用者が所定の操作を行うことにより、前記入力先表示ダイアログボックスの入力先プロンプトを上下移動させて入力位置の同期を行うものとされている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載した個人情報の入力支援方法。
【請求項4】
前記生体情報取得手段は指紋の特徴をデータとして取得する指紋読取手段であり、該指紋読取手段を用いて指紋により本人認証を行うものとされている、ことを特徴とする請求項1,2または3に記載した個人情報の入力支援方法。
【請求項5】
前記利用者がインターネット回線を通じて接続したウェブサーバのウェブサービス入力画面で個人情報を前記入力先テキストボックスに入力する場合に、前記コンピュータに予め記憶させた所定の個人情報を入力させるプログラムであって、前記所定の生体情報取得手段で前記利用者の生体情報を取得して入力することで、これが前記照合手段により予め登録された本人の生体情報と照合されて本人認証されたときに実行させるものとした個人情報の入力支援プログラムにおいて、
本人と認証された場合に、前記入力用ダイアログボックスを、前記複数の入力先テキストボックスと併存して前記入力画面上に表示させ、前記利用者が所定の操作を行うことにより前記入力先テキストボックスに前記入力用ダイアログボックス中の対応する個人情報をそれぞれ入力させるものであって、請求項1,2,3または4に記載した個人情報入力支援方法を実行させるための個人情報の入力支援プログラム。
【請求項6】
請求項5に記載した個人情報の入力支援プログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−350767(P2006−350767A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−177362(P2005−177362)
【出願日】平成17年6月17日(2005.6.17)
【出願人】(505050751)株式会社シーモン (2)
【Fターム(参考)】