個人用通信装置用アクセサリ
スマートフォンのハンドセット(1)のような個人用通信装置は、レンズ(5)を有するカメラ(4)を内蔵した本体(2)を有する。個人用通信装置のアクセサリ(6)はカバー(8)によって本体(2)に着脱式に取り付け可能である。また、アクセサリ(6)は、パノラマ視野からレンズへ光を反射するように配置された光学装置(7)も備える。光学装置(7)は、好ましくは、360度の視野からの光をカメラ(4)に反射する凸面鏡(9)を有する。このような配置により、ユーザは周囲の画像を完全に取り込むことができるため、その画像は、ユーザが経験した時の過ぎ行く瞬間の客観的な記録となる。本発明は、従来の装置に比べ、さらに可搬性と汎用性に優れている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話、携帯情報端末その他の可搬式パーソナルコンピュータのような個人用通信装置(PCD)用のアクセサリに関する。また、本発明は、アクセサリ及びPCDの組み合わせに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、PCDのような装置は、より軽量になり、より安価になり、処理能力が上がり、バッテリーの寿命が長くなったので、その利用率は著しく伸びている。 こうした装置はその機能も増えている。例えば、携帯電話は、単に電話をかけたり、SMSメッセージを送信したりするだけでなく、音楽やビデオの再生、ゲームやインターネット閲覧のような特徴も典型的に組み込まれている。PCDのもう一つの典型的な機能といえば、組み込み式カメラ機能である。このようなカメラの利用は、益々一般的になっている。しかし、このようなカメラは、その技術的仕様が限られているため、単なるスナップショットのために利用されることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】カナダ特許第2,363,775号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、カメラを内蔵した本体を備える個人用通信装置用のアクセサリを提供する。アクセサリは、カメラのレンズに対して固定して本体に着脱可能に配置される光学装置を備え、前記光学装置は、パノラマ視野から前記レンズに光を反射するように配置されている。
【0005】
さらに、本発明は、カメラを内蔵した本体を有する個人用通信装置とアクセサリとの組み合わせを提供するものであり、前記アクセサリは、前記カメラのレンズに対して固定され、前記本体に着脱可能に配置された光学装置を備え、前記光学装置は、パノラマ視野から前記レンズに光を反射するように配置されている。
【0006】
パノラマ視野を有する着脱可能な光学装置を備えることにより、使用者は写真撮影の際、これまで従来の組み込み式カメラで可能であったよりも優れた汎用性を得ることができる。本発明により、ユーザと画像を見る者双方は、ユーザの周囲全体を見渡せる、刺激的な、夢中になれる経験をすることができる。
【0007】
好ましくは、前記光学装置は、少なくとも180度、さらに好ましくは略360度の視野からの光を反射するように配置する。このような配置により、ユーザは、その周囲の画像を完全に取り込むことができるので、その画像はユーザが経験したある瞬間の客観的記録となる。この意味から、このような画像は、例えば、ジャーナリズム、事件現場の記録、調査、そして保険の調査等に有効である。
【0008】
前記光学装置は、筐体内に位置するレンズ又はミラーのような、光取り込み装置を備えている点で有利である。前記光学装置は、操作位置と収納位置とを有する。前記光学装置のこれら二つの位置の間の調整は、操作位置と収納位置との間において、前記光取り込み装置と筐体の一部との間を相対移動させることによって達成される。前記収納位置では、前記光取り込み装置は、損傷を受けないよう、前記筐体によって保護される。ユーザが操作可能な機構が設けられているので、ユーザは、前記光取り込み装置を筐体に対して、又はその逆に相対的に動かすことによって前記光学装置の位置を制御することができる。
【0009】
好ましくは、前記アクセサリは、前記PCDの前記本体の一部に着脱可能に取り付けることができる前記カバーを有する。前記光取り込み装置が前記収納位置にある場合は、前記カバーの一部によって保護される。前記カバーは、スナップ式又は摺動式の手段によって、又は固定具を使って、本体に取り付けることができる。前記カバーは、ゴムのような弾性材料で形成することができ、その場合、単に前記カバーを前記本体上に延ばして被せればよい。
【0010】
前記光学装置は、前記アクセサリが前記個人用通信装置の前記本体に取り付けられた時に、前記光取り込み装置の光軸が前記カメラレンズの光軸を横切るように配置するのが好ましい。これにより、構成部品の配置がコンパクトになる。前記光学装置は、好ましくは、潜望鏡のように、光を前記カメラの前記レンズに反射するように配置されたミラー配列を有する。
【0011】
前記PCDは、前記光学装置からのデータを処理し、それを前記個人用通信装置の前記ディプレイ上で見る画像に変換するためのソフトウェアを有していてもよい。これにより、リアルタイムでの画像の取り込み及び表示が可能となる。
【0012】
前記光取り込み装置は、ミラー又はレンズでもよい。ミラーは、三次方程式で規定した反射面形状を有する凸状のものが適している。
【0013】
前記個人用通信装置は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、ラップトップやノートブックのような可搬式パーソナルコンピュータ、又は携帯ゲーム機などが含まれる。「個人用通信装置」という語は、コンピュータ周辺機器、ゲームコントローラ、その他、他の電子機器と通信する附属品を含むこととする。
【0014】
特許文献1に開示するパノラマ撮像装置は、光景を360度取り込むように配置された凸面鏡を組み込んだ光学系を備える。一つの実施例では、前記撮像装置は、トラックを備え、その上に従来のカメラを装着し、前記光学系に近づいたり離れたりして摺動しながら移動させる。
別の実施例では、前記凸面鏡が前記カメラに組み込まれた構成要素である。この文献に開示された装置は、本発明における汎用性、利便性及び可搬性は持ち合わせていない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明による個人用通信装置(PCD)及びアクセサリが第1の位置にある状態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示すPCD及びアクセサリが第2の位置にある状態を示す正面図である。
【図3】図3は、図1及び図2に示すPCD及びアクセサリが第2の位置にある状態を示す斜視後面図である。
【図4a】図4aは、図1乃至図3に示すPCD及びアクセサリが第1の位置にある状態を示す一部断面側面図である。
【図4b】図4bは、図1乃至図3に示すPCD及びアクセサリが第2の位置にある状態を示す一部断面側面図である。
【図5】図5は、本発明の別の実施形態により構成されたPCD及びアクセサリの正面図である。
【図6】図6は、本発明のさらに別の実施形態により構成されたPCD及びアクセサリを別々に示す図であり、アクセサリが第1の位置にある状態を示す図である。
【図7】図7は、アクセサリがPCDに取り付けられた第2の位置にある状態の、図6に示すPCD及びアクセサリの背面図である。
【図8】図8は、図7に示すPCD及びアクセサリを示す一部断面側面図である。
【図9】図9は、図7に示すPCD及びアクセサリを示す斜視正面図である。
【図10】図10は、本発明のさらに別の実施形態により構成されたPCD及びアクセサリの斜視正面図である。
【図11a】図11aは、本発明のさらに別の実施形態により構成されたPCD及びアクセサリが第1の位置にある状態を示す側断面図である。
【図11b】図11bは、図11aのアクセサリが第2の位置にある状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
例として、本発明について、添付の図面を参照して説明する。
【0017】
本明細書全体において、同様の部品は同様の参照番号により示す。
【0018】
図1乃至図4において、スマートフォンのハンドセットの形態の個人用通信装置を参照番号1で示す。 ハンドセット1は、すべての構成部品とスマートフォンの回路とを収容する本体2を有する。また、本体2は、大型の、ユーザがスマートフォンの機能をナビゲートするために使用し、相互作用するためのタッチセンサ画面3を有する。また、画面3は、画像を表示するためや、ビデオ再生及びゲームにも使用する。カメラ4(図4a及び図4b)は、本体2に組み込まれる。カメラ4は、単一のレンズ5と、CCD又はCMOSセンサチップのような電子画像センサ(図示せず)とを備える。カメラ4で撮影される静止画像とビデオ映像は、画面3に表示できる。ハンドセット1は、受信機、マイクロチップ(SIMカード等)、マイクロフォン、赤外線センサ、データ格納装置及びバッテリーのような他の構成部品も含むが、これらは、本発明の基本を形成するものではないため、ここでは詳しく説明しない。
【0019】
アクセサリ6は、ハンドセット1用として提供されるものである。アクセサリ6は、光学装置7とカバー8とを含む。カバー8により、光学装置7がハンドセット1の本体2に対して、カメラ4のレンズ5に対して固定された状態で着脱式に取り付けられるようになる。 固定された状態は、レンズ5に対して所定の位置及び方向であることを含む。本実施形態では、光学装置7は、レンズ5の面に対して略平行な面において、ハンドセット1の広い側から延在する。カバー8の部位8aは、光学装置7を収容するように配置される。本実施形態では、カバー8の部位8bは、ハンドセット1の、画面3が形成される面とは反対側の面上に嵌合するように配置されるので、カバー8はレンズ5上に嵌合する。光学装置7は、パノラマ視野から光を取り込み、それをレンズ5に反射させるように配置されている。
【0020】
光学装置7は、図4a及び図4bにさらに詳しく示す。光学装置7は、凸面鏡9、平面鏡10及びレンズ11,12の形態の光取り込み装置を備える。凸面鏡9は、ドームを逆さにした形状であり、略360度のパノラマ視野から光を取り込むように配置されている。凸面鏡9の反射面の輪郭は三次関数によって規定することができる。三次関数に基づく幾何図法を使うことにより、縦方向の視野が大きいミラーを作製することができる。又は、ミラーは単純な部分球形反射面を有していてもよい。本実施形態では、凸面鏡9は上方に52度、下方に52度、合計104度の縦方向の視野からの光を取り込む。
【0021】
凸面鏡9は、凸面鏡の中心部から透明ウィンドウ14まで延在するロッド13によりカバー8の部位8aの内部に支持される。ウィンドウ14は、調整機構15(図3)によりカバーの部位8aに移動可能に接続されている。調整機構15により、ユーザがウィンドウ14、ひいては光学装置7の凸面鏡9を収納位置(図1及び図4a)と操作位置(図2、図3、図4b)の間に移動できるようになる。調整機構15については、本明細書でさらに詳しく後述する。収納位置では、凸面鏡9は、カバー8の部位8aを含むその筐体によって損傷から保護される。
凸面鏡9は、収納位置ではカバーの部位8aと密接するキャップ16によりさらに保護される。キャップ16は、見た目が美しいようにカバー8と同じ材料で形成する。
【0022】
図2、図3、及び図4bの操作位置において、凸面鏡9はその光景から光を取り込み、それを、ロッド13と合致する第1の光軸17に沿って向ける。凸面鏡9からの光は、ウィンドウ14と第1のレンズ11を通過する。平面鏡10は、本実施形態では、第1の光軸に対して45度の角度で第1の光軸17を横切る。 よって、平面鏡10に到達した光は、略90度に反射する。平面鏡10で反射した光は、カメラ4のレンズ5によって受光される前にマクロタイプのレンズなどの第2のレンズ12を通過する。カメラ4のレンズ5は第2の光軸18を有する。平面鏡10によって反射する光は第2の光軸18に対して略平行である。よって、光学装置7はハンドセット1のカメラ4に対して固定して位置決めされる。光景から取り込まれ、第1の光軸17に沿って凸面鏡9で反射される光は、潜望鏡のように、カメラ4のレンズ5に伝達される。
【0023】
このように光学装置7によって作成された、カメラ4の像面で受け取った画像は、歪んだ円形画像である。よって、ハンドセット1には、画像データを処理してそれを直線座標の画像素子に変換するソフトウェアを搭載する必要がある。そのようなプログラムは、ハンドセット1に適したアプリケーションとして、ユーザがダウンロードすればよい。そのようなプログラムは、比較的小さい処理能力でよいため、光学装置が生成した画像は、素早く「広げられた」状態で画面3上に表示される。よって、画面3は、図2に略図で示すように、ユーザが仮想のビューファインダーとして使用することができる。
【0024】
ユーザが、画面3に表示されたような光景の画像に満足すれば、ユーザは、単にカメラ4を起動して現在表示されている画像を電話のメモリに書き込めばよい。ユーザは、メモリから画像を呼び出して画面3に表示することができる。そして、ユーザは、ハンドセット1とタッチセンサ画面3を制御してナビゲートし、画像を部分的に拡大したり、画面上のパノラマ表示をスクロールしたりすることができる。また、ユーザは、ランドマークや人などのような画像の特徴にタグ付けし、その画像をソーシャルネットワークのウェブサイト、ウェブログ、写真共有サイト、又はニュースチャンネルなどにアップロードすることができる。又は、画像をEメールやマルチメディアメッセージの添付として送信することもできる。画像取り込みの工程は、静止画像に関しての説明であるが、もちろん、本発明によりビデオ映像も上記のように作成し公開及び/又は配布することができる。
【0025】
上記のように、ユーザが収納位置と操作位置との間において、筐体(カバーの部位8a)に対して凸面鏡9を移動させることができるようにするため、調整機構15を設けた。調整機構15は多様な形態をとることができる。例えば、凸面鏡9が収納位置にあるときに、圧縮又は拡張した状態となるように、つるまきばね(図示せず)の形態の弾性手段を透明ウィンドウ14に接続することができる。押したときにばねが解放されて透明窓14がばね力により上方に付勢されるように、ユーザ操作用ボタン19を目につきやすい個所に設ける。よって、凸面鏡9が展開され、迅速かつ効果的に操作位置をとる。
【0026】
使用後は、ユーザは凸面鏡を保護するため、収納位置に戻そうとする。本実施形態では、カバー8の部位8aに形成されたスロット21の中で摺動可能に移動できるアクチュエータ20を備えた摺動機構が設けられている。アクチュエータ20は、ユーザがアクチュエータ20をスロット21に沿って摺動させると、凸面鏡が円滑にカバー8の保護部位8aの中に円滑に格納されるように透明窓14に接続されている。凸面鏡を収納位置に保持するためのラッチを設けてもよい。アクチュエータ20は、好適に、親指で操作できる形状を呈する。
【0027】
カバー8は、さらに三脚の取り付けネジを収容するように配置されたねじ山付き穴22を備える。よって、ユーザは、アクセサリ6とハンドセット1とを三脚に取り付けて画像を撮ったり映像を記録したりするための安定した姿勢を取ることができる。穴22は、アクセサリ6を希望の位置に留めるために使用することもできる。
【0028】
光学装置7は、それを収容するカバー8の部位8aから取り外すことができるので、光学装置は、他のカメラにも使用することができる。又は、光学装置7を収容するカバー部位8aは他の装置とともに使用できるように部位8bから取り外し、また必要なときに取り付けることも可能である。
【0029】
第1の別の実施形態を図5に示す。本実施形態では、凸面鏡9とそれに付随する光学構成部品はより大型の筐体23内に位置する。筐体23は、穴24を有し、ユーザは、その穴の中にカメラ4のレンズ5を組み込んだハンドセット1の端部を挿入する。穴24は、ハンドセットが内部に挿入されると、光学装置7がレンズ5に対して固定されるように配置されている。光学装置は光が凸面鏡9によって取り込まれ、潜望鏡のようにレンズ5に向かって反射されるという点で、図4bに関連して説明したものに非常に類似している。
【0030】
図6乃至図9に別の実施形態を示す。この配置によると、光学装置7は、それ自体がハンドセット1に着脱式に取り付けられているカバー26に着脱式に取り付け可能な筐体25内に位置している。上記のように、カバー26は、ハンドセット1の、画面3に組み込まれた面と反対側の面上に嵌合する。カバー26はガイド27を有する。カバー26をハンドセット1に取り付けると、ガイド27がハンドセット1上のレンズ5に隣接する。筐体25はラグ28を有しており、ガイド27と共に動く。ユーザはラグ28をガイド27まで摺動させて筐体25をカバー26に取り付ける。この配置では、光学装置7のハンドセット1への取り付け及び取り外しが容易である。カバー26は、三脚の取り付けネジを収容するように配置されたねじ山付き穴22も備える。
【0031】
本実施形態では、ハンドセット1は、光学装置7がハンドセットの狭い側から延在する図1乃至図4に示した実施形態とは異なる位置及び方向で使用している。この配置の利点は、使用時、光学装置7はハンドセット1が不本意にも取り込んだ画像の中に写り込むことなく、縦方向に大きい視野から光を取り込むことができることである。多くのPCDハンドセットは、画面3上の画像がユーザに対し、正確な方向に自動的に表示されるようにPCDの方向を検出するジャイロスコープを備える。
【0032】
前述のように、光学装置7はパノラマ視野から光を取り込むように配置した凸面鏡9を備える。平面鏡10とレンズ11,12は、上記のように、潜望鏡同様、ハンドセット1のカメラ4のレンズに光が反射するように配置されている。この実施形態では、ウィンドウ14、ひいては凸面鏡9が筐体25の中に固定して保持される。筐体25の一部がバイザー29を形成し、収納位置にある凸面鏡9(図6)を保護するように配置されている。光学装置7は、光景からの光にされられるよう、バイザー29を凸面鏡9から離れる方向に移動させることによって操作位置(図7乃至図9)とすることができる。
【0033】
光学装置7を操作位置にするため、ユーザは、バイザー29上のボタン30形状のアクチュエータを押下する。アクチュエータはバイザー29を凸面鏡9を覆う位置から解放されるので、ユーザはバイザー29を下方に摺動させて凸面鏡を露出して使用することができる。筐体25は、操作位置に移動する際のバイザー29のストッパとして作用する段部25aを有する。ユーザが光学装置7の使用を終了するときは、バイザー29が凸面鏡9を覆うまで後方に摺動させ、埃や損傷から保護する。ユーザは、ハンドセット1上のカバー26に取り付けた筐体25をそのままの状態にしておくように選択することができ、又は、筐体(ひいては光学装置7)をカバーから取り外してカメラ4とハンドセット1を従来の方法で使用できるようにすることもできる。
【0034】
本発明の別の実施形態を、図11a及び図11bに示す。これらの図には、アクセサリ6’のみを示す。アクセサリ6’は、ラグ28によって図6乃至図9に示すアクセサリ6乃至図9と同様の方法及び同じ方向にハンドセット1に取り付けることができる。図11a及び図11bのアクセサリは、前述の実施形態とは光学装置7の構造が異なる。
【0035】
光学装置7は、前述の実施形態のように、パノラマ視野から光を取り込むように配置された凸面鏡9を備える。凸面鏡9は、凸面鏡の中心部から延在するロッド13にネジ32aのような固定具によって取り付けられる。ネジ固定具32aは、凸面鏡9の後部の非反射側に挿入される。プラグ33はネジ固定具32a上を覆ってユーザがねじに触れないように防ぐ。プラグ33はキャップ16の一部を形成しても、又はキャップ16で覆われていてもよい。本実施形態ではロッド13の他端部が大型レンズ34に取り付けられている。このレンズ34は、上記の配置のウィンドウ14と第1のレンズ11に取って代わるものである。別の固定具32bがレンズ34を貫通してロッド13の縁部に挿入される。これにより、ロッド13、ひいては凸面鏡9は、レンズ34に対して固定位置及び方向に位置決めされる。光学装置7は、前述の構成と同じように、さらに平面鏡10と第2のレンズ12を備え、使用時には、ミラー10は凸面鏡9からの光をレンズ12に向けて反射するように配置されている。
【0036】
平面鏡10とレンズ12,34は、スリーブ35に好適に収容される。スリーブ35は閉鎖端を有し、ユーザがボタン(図示せず)を押下することによって図11aの収納位置から解放されると、つるまきばね36の形態の弾性手段が、スリーブの閉鎖端部に抗して光学装置を図11bの操作位置まで摺動させる。このスリーブ内での構成部品の配置により、光学構成部品の取り付け及び位置合わせが容易になる。このように、光学装置7の主要な構成部品は、収納及び作動位置双方において互いに同じ固定関係になっており、これにより、使用時にずれる可能性が低減される。この配置により、光学撮像系がより信頼度が高く、頑丈となる。レンズ34、ミラー10、スリーブ35及び第2のレンズ12は、一体に製造することも可能である。この実施形態は、さらに、レンズ12を損傷から守るカバーガラス37を有する。
【0037】
本発明のさらに別の実施形態を図10に示す。
この配置では、光学装置7は、図6乃至図9の実施形態のように、ハンドセット1上のカバー26に取り付け及びそこから取り外し可能な長手の筐体31の中に位置している。長手の筐体31は、ハンドセット1に取り付けると、ハンドセットの端部まで延在するように配置される。長手の筐体31は、ハンドセットの縁部に隣接して位置する平坦な端部31を有し、その平坦な端部31aは、パノラマ光学装置7とハンドセット1が使用時に水平面上に戴置できるような安定装置として作用する。同様の配置を図1乃至図4の実施形態及び図5の実施形態にも適用することができる。
【0038】
本発明の範囲に逸脱することなく、さらなる変更を行うことが可能である。例えば、カバー8、26をスナップ式でハンドセットの本体2の側面に嵌合するように配置してもよいし、又は本体の面上を摺動させて配置してもよい。カバーは、ゴムのような弾性材料で形成することができ、その場合、単にカバーを本体上に延ばしてかぶせればよい。 又は、画面3を障害物から守るため、カバーを本体2に取り付けるのに締め具を使用してもよい。カバーは、上記の説明ではゴムのような、適した材料で形成するように説明したが、プラスチック、金属、布、又は皮などを使用することができる。複合材料も使用することができる。プラスチック材を使用する利点は、多岐にわたる色、模様、風合いなどが可能である点である。
【0039】
アクセサリの寸法及び輪郭は、PCDの本体2の寸法及び形状及びPCDの組み込みカメラの位置及び方向など、光学装置7の構成を含むいくつかの要素によって決まる。
【0040】
光取り込み装置は、凸面鏡9でなくてもよく、画像の質は、凸面鏡ほど高画質ではないが、複数の平面鏡やファセットミラーを使用してもよい。又は、適したパノラマレンズを使用してもよく、レンズとミラーの組み合わせでもよい。魚眼レンズを使用してもよいが、魚眼レンズからの画像は、歪みがちであり、高画質の画像を生成するにはさらなる処理が必要となることは理解できよう。
【0041】
光学装置7によって取り込むパノラマ視野は360度でなくてもよい。光学装置7は、例えば180度のパノラマを生成するように構成してもよい。さらに、縦方向の視野は、異なる寸法の凸面鏡9を使用することによって変化させることができる。90度乃至120度の間の縦方向の視野は容易に達成できる。
【0042】
凸面鏡9の第1の光軸17及びカメラ4のレンズ5の第2の光軸18は正確に直交していなくてもよく、第1と第2の互いに横切る光軸を有する別の配置も可能である。凸面鏡9の第1の光軸17及びカメラ4のレンズ5の第2の光軸18は正確に直交していなくてもよく、第1と第2の互いに横切る光軸を有する別の配置も可能である。
【0043】
調整機構15は、図1乃至図4の実施形態に関して、凸面鏡9の展開及び格納のためのそれぞれ別の機構として説明したが、 組み合わせた機構も可能である。調整機構は、上述のごとく全体的に機械的であり、 又は、例えば、凸面鏡9とその保護カバー又はバイザーとの間の相対位置を、ユーザの要求に従って調整するための小型のサーボモーターを使用することによる電子機械的な形態でもよい。又は、光学装置7は、凸面鏡9が損傷を受けやすいままにしておくという欠点を有するが、永久的に操作位置にあるように調整することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、パノラマ光景の写真又はビデオを撮ること以外にも多くのアプリケーションに役立つ。 本発明は、ナビゲーションの目的で、又は、いわゆる拡張現実アプリケーションのための衛星利用測位システム(GPS)と接続して使用することができる。拡張現実では、ユーザは、その光景の画像を見るとき、別のレイヤーのデータが見える。このようなデータは、例えば、近所のレストラン、ランドマーク、又は、公共交通機関などをユーザに知らせることができる。パノラマ画像を提供する場合、ユーザはその前方だけでなく、その周り360度のデータを見ることができる。本発明は、ある場面のモニタリングや老人や寝たきりの人の家庭で容易にセットアップ可能なセキュリティ装置としても使用することができる。本発明は、ユーザが撮った画像をビデオゲームに統合してゲーム用アプリケーションにも使用することができる。アクセサリ自体は、光学系からのデータと画像が自動的にゲーム装置と通信するビデオゲームアプリケーションのコントローラとして使用することにより、ユーザにとって夢のようなゲーム環境をクリエイトすることができる。本発明は、環境デザインやサイト管理を目的としたデザイン又はプランニングのソフトウェアに関連して使用することもできる。
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話、携帯情報端末その他の可搬式パーソナルコンピュータのような個人用通信装置(PCD)用のアクセサリに関する。また、本発明は、アクセサリ及びPCDの組み合わせに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、PCDのような装置は、より軽量になり、より安価になり、処理能力が上がり、バッテリーの寿命が長くなったので、その利用率は著しく伸びている。 こうした装置はその機能も増えている。例えば、携帯電話は、単に電話をかけたり、SMSメッセージを送信したりするだけでなく、音楽やビデオの再生、ゲームやインターネット閲覧のような特徴も典型的に組み込まれている。PCDのもう一つの典型的な機能といえば、組み込み式カメラ機能である。このようなカメラの利用は、益々一般的になっている。しかし、このようなカメラは、その技術的仕様が限られているため、単なるスナップショットのために利用されることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】カナダ特許第2,363,775号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、カメラを内蔵した本体を備える個人用通信装置用のアクセサリを提供する。アクセサリは、カメラのレンズに対して固定して本体に着脱可能に配置される光学装置を備え、前記光学装置は、パノラマ視野から前記レンズに光を反射するように配置されている。
【0005】
さらに、本発明は、カメラを内蔵した本体を有する個人用通信装置とアクセサリとの組み合わせを提供するものであり、前記アクセサリは、前記カメラのレンズに対して固定され、前記本体に着脱可能に配置された光学装置を備え、前記光学装置は、パノラマ視野から前記レンズに光を反射するように配置されている。
【0006】
パノラマ視野を有する着脱可能な光学装置を備えることにより、使用者は写真撮影の際、これまで従来の組み込み式カメラで可能であったよりも優れた汎用性を得ることができる。本発明により、ユーザと画像を見る者双方は、ユーザの周囲全体を見渡せる、刺激的な、夢中になれる経験をすることができる。
【0007】
好ましくは、前記光学装置は、少なくとも180度、さらに好ましくは略360度の視野からの光を反射するように配置する。このような配置により、ユーザは、その周囲の画像を完全に取り込むことができるので、その画像はユーザが経験したある瞬間の客観的記録となる。この意味から、このような画像は、例えば、ジャーナリズム、事件現場の記録、調査、そして保険の調査等に有効である。
【0008】
前記光学装置は、筐体内に位置するレンズ又はミラーのような、光取り込み装置を備えている点で有利である。前記光学装置は、操作位置と収納位置とを有する。前記光学装置のこれら二つの位置の間の調整は、操作位置と収納位置との間において、前記光取り込み装置と筐体の一部との間を相対移動させることによって達成される。前記収納位置では、前記光取り込み装置は、損傷を受けないよう、前記筐体によって保護される。ユーザが操作可能な機構が設けられているので、ユーザは、前記光取り込み装置を筐体に対して、又はその逆に相対的に動かすことによって前記光学装置の位置を制御することができる。
【0009】
好ましくは、前記アクセサリは、前記PCDの前記本体の一部に着脱可能に取り付けることができる前記カバーを有する。前記光取り込み装置が前記収納位置にある場合は、前記カバーの一部によって保護される。前記カバーは、スナップ式又は摺動式の手段によって、又は固定具を使って、本体に取り付けることができる。前記カバーは、ゴムのような弾性材料で形成することができ、その場合、単に前記カバーを前記本体上に延ばして被せればよい。
【0010】
前記光学装置は、前記アクセサリが前記個人用通信装置の前記本体に取り付けられた時に、前記光取り込み装置の光軸が前記カメラレンズの光軸を横切るように配置するのが好ましい。これにより、構成部品の配置がコンパクトになる。前記光学装置は、好ましくは、潜望鏡のように、光を前記カメラの前記レンズに反射するように配置されたミラー配列を有する。
【0011】
前記PCDは、前記光学装置からのデータを処理し、それを前記個人用通信装置の前記ディプレイ上で見る画像に変換するためのソフトウェアを有していてもよい。これにより、リアルタイムでの画像の取り込み及び表示が可能となる。
【0012】
前記光取り込み装置は、ミラー又はレンズでもよい。ミラーは、三次方程式で規定した反射面形状を有する凸状のものが適している。
【0013】
前記個人用通信装置は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、ラップトップやノートブックのような可搬式パーソナルコンピュータ、又は携帯ゲーム機などが含まれる。「個人用通信装置」という語は、コンピュータ周辺機器、ゲームコントローラ、その他、他の電子機器と通信する附属品を含むこととする。
【0014】
特許文献1に開示するパノラマ撮像装置は、光景を360度取り込むように配置された凸面鏡を組み込んだ光学系を備える。一つの実施例では、前記撮像装置は、トラックを備え、その上に従来のカメラを装着し、前記光学系に近づいたり離れたりして摺動しながら移動させる。
別の実施例では、前記凸面鏡が前記カメラに組み込まれた構成要素である。この文献に開示された装置は、本発明における汎用性、利便性及び可搬性は持ち合わせていない。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明による個人用通信装置(PCD)及びアクセサリが第1の位置にある状態を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示すPCD及びアクセサリが第2の位置にある状態を示す正面図である。
【図3】図3は、図1及び図2に示すPCD及びアクセサリが第2の位置にある状態を示す斜視後面図である。
【図4a】図4aは、図1乃至図3に示すPCD及びアクセサリが第1の位置にある状態を示す一部断面側面図である。
【図4b】図4bは、図1乃至図3に示すPCD及びアクセサリが第2の位置にある状態を示す一部断面側面図である。
【図5】図5は、本発明の別の実施形態により構成されたPCD及びアクセサリの正面図である。
【図6】図6は、本発明のさらに別の実施形態により構成されたPCD及びアクセサリを別々に示す図であり、アクセサリが第1の位置にある状態を示す図である。
【図7】図7は、アクセサリがPCDに取り付けられた第2の位置にある状態の、図6に示すPCD及びアクセサリの背面図である。
【図8】図8は、図7に示すPCD及びアクセサリを示す一部断面側面図である。
【図9】図9は、図7に示すPCD及びアクセサリを示す斜視正面図である。
【図10】図10は、本発明のさらに別の実施形態により構成されたPCD及びアクセサリの斜視正面図である。
【図11a】図11aは、本発明のさらに別の実施形態により構成されたPCD及びアクセサリが第1の位置にある状態を示す側断面図である。
【図11b】図11bは、図11aのアクセサリが第2の位置にある状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
例として、本発明について、添付の図面を参照して説明する。
【0017】
本明細書全体において、同様の部品は同様の参照番号により示す。
【0018】
図1乃至図4において、スマートフォンのハンドセットの形態の個人用通信装置を参照番号1で示す。 ハンドセット1は、すべての構成部品とスマートフォンの回路とを収容する本体2を有する。また、本体2は、大型の、ユーザがスマートフォンの機能をナビゲートするために使用し、相互作用するためのタッチセンサ画面3を有する。また、画面3は、画像を表示するためや、ビデオ再生及びゲームにも使用する。カメラ4(図4a及び図4b)は、本体2に組み込まれる。カメラ4は、単一のレンズ5と、CCD又はCMOSセンサチップのような電子画像センサ(図示せず)とを備える。カメラ4で撮影される静止画像とビデオ映像は、画面3に表示できる。ハンドセット1は、受信機、マイクロチップ(SIMカード等)、マイクロフォン、赤外線センサ、データ格納装置及びバッテリーのような他の構成部品も含むが、これらは、本発明の基本を形成するものではないため、ここでは詳しく説明しない。
【0019】
アクセサリ6は、ハンドセット1用として提供されるものである。アクセサリ6は、光学装置7とカバー8とを含む。カバー8により、光学装置7がハンドセット1の本体2に対して、カメラ4のレンズ5に対して固定された状態で着脱式に取り付けられるようになる。 固定された状態は、レンズ5に対して所定の位置及び方向であることを含む。本実施形態では、光学装置7は、レンズ5の面に対して略平行な面において、ハンドセット1の広い側から延在する。カバー8の部位8aは、光学装置7を収容するように配置される。本実施形態では、カバー8の部位8bは、ハンドセット1の、画面3が形成される面とは反対側の面上に嵌合するように配置されるので、カバー8はレンズ5上に嵌合する。光学装置7は、パノラマ視野から光を取り込み、それをレンズ5に反射させるように配置されている。
【0020】
光学装置7は、図4a及び図4bにさらに詳しく示す。光学装置7は、凸面鏡9、平面鏡10及びレンズ11,12の形態の光取り込み装置を備える。凸面鏡9は、ドームを逆さにした形状であり、略360度のパノラマ視野から光を取り込むように配置されている。凸面鏡9の反射面の輪郭は三次関数によって規定することができる。三次関数に基づく幾何図法を使うことにより、縦方向の視野が大きいミラーを作製することができる。又は、ミラーは単純な部分球形反射面を有していてもよい。本実施形態では、凸面鏡9は上方に52度、下方に52度、合計104度の縦方向の視野からの光を取り込む。
【0021】
凸面鏡9は、凸面鏡の中心部から透明ウィンドウ14まで延在するロッド13によりカバー8の部位8aの内部に支持される。ウィンドウ14は、調整機構15(図3)によりカバーの部位8aに移動可能に接続されている。調整機構15により、ユーザがウィンドウ14、ひいては光学装置7の凸面鏡9を収納位置(図1及び図4a)と操作位置(図2、図3、図4b)の間に移動できるようになる。調整機構15については、本明細書でさらに詳しく後述する。収納位置では、凸面鏡9は、カバー8の部位8aを含むその筐体によって損傷から保護される。
凸面鏡9は、収納位置ではカバーの部位8aと密接するキャップ16によりさらに保護される。キャップ16は、見た目が美しいようにカバー8と同じ材料で形成する。
【0022】
図2、図3、及び図4bの操作位置において、凸面鏡9はその光景から光を取り込み、それを、ロッド13と合致する第1の光軸17に沿って向ける。凸面鏡9からの光は、ウィンドウ14と第1のレンズ11を通過する。平面鏡10は、本実施形態では、第1の光軸に対して45度の角度で第1の光軸17を横切る。 よって、平面鏡10に到達した光は、略90度に反射する。平面鏡10で反射した光は、カメラ4のレンズ5によって受光される前にマクロタイプのレンズなどの第2のレンズ12を通過する。カメラ4のレンズ5は第2の光軸18を有する。平面鏡10によって反射する光は第2の光軸18に対して略平行である。よって、光学装置7はハンドセット1のカメラ4に対して固定して位置決めされる。光景から取り込まれ、第1の光軸17に沿って凸面鏡9で反射される光は、潜望鏡のように、カメラ4のレンズ5に伝達される。
【0023】
このように光学装置7によって作成された、カメラ4の像面で受け取った画像は、歪んだ円形画像である。よって、ハンドセット1には、画像データを処理してそれを直線座標の画像素子に変換するソフトウェアを搭載する必要がある。そのようなプログラムは、ハンドセット1に適したアプリケーションとして、ユーザがダウンロードすればよい。そのようなプログラムは、比較的小さい処理能力でよいため、光学装置が生成した画像は、素早く「広げられた」状態で画面3上に表示される。よって、画面3は、図2に略図で示すように、ユーザが仮想のビューファインダーとして使用することができる。
【0024】
ユーザが、画面3に表示されたような光景の画像に満足すれば、ユーザは、単にカメラ4を起動して現在表示されている画像を電話のメモリに書き込めばよい。ユーザは、メモリから画像を呼び出して画面3に表示することができる。そして、ユーザは、ハンドセット1とタッチセンサ画面3を制御してナビゲートし、画像を部分的に拡大したり、画面上のパノラマ表示をスクロールしたりすることができる。また、ユーザは、ランドマークや人などのような画像の特徴にタグ付けし、その画像をソーシャルネットワークのウェブサイト、ウェブログ、写真共有サイト、又はニュースチャンネルなどにアップロードすることができる。又は、画像をEメールやマルチメディアメッセージの添付として送信することもできる。画像取り込みの工程は、静止画像に関しての説明であるが、もちろん、本発明によりビデオ映像も上記のように作成し公開及び/又は配布することができる。
【0025】
上記のように、ユーザが収納位置と操作位置との間において、筐体(カバーの部位8a)に対して凸面鏡9を移動させることができるようにするため、調整機構15を設けた。調整機構15は多様な形態をとることができる。例えば、凸面鏡9が収納位置にあるときに、圧縮又は拡張した状態となるように、つるまきばね(図示せず)の形態の弾性手段を透明ウィンドウ14に接続することができる。押したときにばねが解放されて透明窓14がばね力により上方に付勢されるように、ユーザ操作用ボタン19を目につきやすい個所に設ける。よって、凸面鏡9が展開され、迅速かつ効果的に操作位置をとる。
【0026】
使用後は、ユーザは凸面鏡を保護するため、収納位置に戻そうとする。本実施形態では、カバー8の部位8aに形成されたスロット21の中で摺動可能に移動できるアクチュエータ20を備えた摺動機構が設けられている。アクチュエータ20は、ユーザがアクチュエータ20をスロット21に沿って摺動させると、凸面鏡が円滑にカバー8の保護部位8aの中に円滑に格納されるように透明窓14に接続されている。凸面鏡を収納位置に保持するためのラッチを設けてもよい。アクチュエータ20は、好適に、親指で操作できる形状を呈する。
【0027】
カバー8は、さらに三脚の取り付けネジを収容するように配置されたねじ山付き穴22を備える。よって、ユーザは、アクセサリ6とハンドセット1とを三脚に取り付けて画像を撮ったり映像を記録したりするための安定した姿勢を取ることができる。穴22は、アクセサリ6を希望の位置に留めるために使用することもできる。
【0028】
光学装置7は、それを収容するカバー8の部位8aから取り外すことができるので、光学装置は、他のカメラにも使用することができる。又は、光学装置7を収容するカバー部位8aは他の装置とともに使用できるように部位8bから取り外し、また必要なときに取り付けることも可能である。
【0029】
第1の別の実施形態を図5に示す。本実施形態では、凸面鏡9とそれに付随する光学構成部品はより大型の筐体23内に位置する。筐体23は、穴24を有し、ユーザは、その穴の中にカメラ4のレンズ5を組み込んだハンドセット1の端部を挿入する。穴24は、ハンドセットが内部に挿入されると、光学装置7がレンズ5に対して固定されるように配置されている。光学装置は光が凸面鏡9によって取り込まれ、潜望鏡のようにレンズ5に向かって反射されるという点で、図4bに関連して説明したものに非常に類似している。
【0030】
図6乃至図9に別の実施形態を示す。この配置によると、光学装置7は、それ自体がハンドセット1に着脱式に取り付けられているカバー26に着脱式に取り付け可能な筐体25内に位置している。上記のように、カバー26は、ハンドセット1の、画面3に組み込まれた面と反対側の面上に嵌合する。カバー26はガイド27を有する。カバー26をハンドセット1に取り付けると、ガイド27がハンドセット1上のレンズ5に隣接する。筐体25はラグ28を有しており、ガイド27と共に動く。ユーザはラグ28をガイド27まで摺動させて筐体25をカバー26に取り付ける。この配置では、光学装置7のハンドセット1への取り付け及び取り外しが容易である。カバー26は、三脚の取り付けネジを収容するように配置されたねじ山付き穴22も備える。
【0031】
本実施形態では、ハンドセット1は、光学装置7がハンドセットの狭い側から延在する図1乃至図4に示した実施形態とは異なる位置及び方向で使用している。この配置の利点は、使用時、光学装置7はハンドセット1が不本意にも取り込んだ画像の中に写り込むことなく、縦方向に大きい視野から光を取り込むことができることである。多くのPCDハンドセットは、画面3上の画像がユーザに対し、正確な方向に自動的に表示されるようにPCDの方向を検出するジャイロスコープを備える。
【0032】
前述のように、光学装置7はパノラマ視野から光を取り込むように配置した凸面鏡9を備える。平面鏡10とレンズ11,12は、上記のように、潜望鏡同様、ハンドセット1のカメラ4のレンズに光が反射するように配置されている。この実施形態では、ウィンドウ14、ひいては凸面鏡9が筐体25の中に固定して保持される。筐体25の一部がバイザー29を形成し、収納位置にある凸面鏡9(図6)を保護するように配置されている。光学装置7は、光景からの光にされられるよう、バイザー29を凸面鏡9から離れる方向に移動させることによって操作位置(図7乃至図9)とすることができる。
【0033】
光学装置7を操作位置にするため、ユーザは、バイザー29上のボタン30形状のアクチュエータを押下する。アクチュエータはバイザー29を凸面鏡9を覆う位置から解放されるので、ユーザはバイザー29を下方に摺動させて凸面鏡を露出して使用することができる。筐体25は、操作位置に移動する際のバイザー29のストッパとして作用する段部25aを有する。ユーザが光学装置7の使用を終了するときは、バイザー29が凸面鏡9を覆うまで後方に摺動させ、埃や損傷から保護する。ユーザは、ハンドセット1上のカバー26に取り付けた筐体25をそのままの状態にしておくように選択することができ、又は、筐体(ひいては光学装置7)をカバーから取り外してカメラ4とハンドセット1を従来の方法で使用できるようにすることもできる。
【0034】
本発明の別の実施形態を、図11a及び図11bに示す。これらの図には、アクセサリ6’のみを示す。アクセサリ6’は、ラグ28によって図6乃至図9に示すアクセサリ6乃至図9と同様の方法及び同じ方向にハンドセット1に取り付けることができる。図11a及び図11bのアクセサリは、前述の実施形態とは光学装置7の構造が異なる。
【0035】
光学装置7は、前述の実施形態のように、パノラマ視野から光を取り込むように配置された凸面鏡9を備える。凸面鏡9は、凸面鏡の中心部から延在するロッド13にネジ32aのような固定具によって取り付けられる。ネジ固定具32aは、凸面鏡9の後部の非反射側に挿入される。プラグ33はネジ固定具32a上を覆ってユーザがねじに触れないように防ぐ。プラグ33はキャップ16の一部を形成しても、又はキャップ16で覆われていてもよい。本実施形態ではロッド13の他端部が大型レンズ34に取り付けられている。このレンズ34は、上記の配置のウィンドウ14と第1のレンズ11に取って代わるものである。別の固定具32bがレンズ34を貫通してロッド13の縁部に挿入される。これにより、ロッド13、ひいては凸面鏡9は、レンズ34に対して固定位置及び方向に位置決めされる。光学装置7は、前述の構成と同じように、さらに平面鏡10と第2のレンズ12を備え、使用時には、ミラー10は凸面鏡9からの光をレンズ12に向けて反射するように配置されている。
【0036】
平面鏡10とレンズ12,34は、スリーブ35に好適に収容される。スリーブ35は閉鎖端を有し、ユーザがボタン(図示せず)を押下することによって図11aの収納位置から解放されると、つるまきばね36の形態の弾性手段が、スリーブの閉鎖端部に抗して光学装置を図11bの操作位置まで摺動させる。このスリーブ内での構成部品の配置により、光学構成部品の取り付け及び位置合わせが容易になる。このように、光学装置7の主要な構成部品は、収納及び作動位置双方において互いに同じ固定関係になっており、これにより、使用時にずれる可能性が低減される。この配置により、光学撮像系がより信頼度が高く、頑丈となる。レンズ34、ミラー10、スリーブ35及び第2のレンズ12は、一体に製造することも可能である。この実施形態は、さらに、レンズ12を損傷から守るカバーガラス37を有する。
【0037】
本発明のさらに別の実施形態を図10に示す。
この配置では、光学装置7は、図6乃至図9の実施形態のように、ハンドセット1上のカバー26に取り付け及びそこから取り外し可能な長手の筐体31の中に位置している。長手の筐体31は、ハンドセット1に取り付けると、ハンドセットの端部まで延在するように配置される。長手の筐体31は、ハンドセットの縁部に隣接して位置する平坦な端部31を有し、その平坦な端部31aは、パノラマ光学装置7とハンドセット1が使用時に水平面上に戴置できるような安定装置として作用する。同様の配置を図1乃至図4の実施形態及び図5の実施形態にも適用することができる。
【0038】
本発明の範囲に逸脱することなく、さらなる変更を行うことが可能である。例えば、カバー8、26をスナップ式でハンドセットの本体2の側面に嵌合するように配置してもよいし、又は本体の面上を摺動させて配置してもよい。カバーは、ゴムのような弾性材料で形成することができ、その場合、単にカバーを本体上に延ばしてかぶせればよい。 又は、画面3を障害物から守るため、カバーを本体2に取り付けるのに締め具を使用してもよい。カバーは、上記の説明ではゴムのような、適した材料で形成するように説明したが、プラスチック、金属、布、又は皮などを使用することができる。複合材料も使用することができる。プラスチック材を使用する利点は、多岐にわたる色、模様、風合いなどが可能である点である。
【0039】
アクセサリの寸法及び輪郭は、PCDの本体2の寸法及び形状及びPCDの組み込みカメラの位置及び方向など、光学装置7の構成を含むいくつかの要素によって決まる。
【0040】
光取り込み装置は、凸面鏡9でなくてもよく、画像の質は、凸面鏡ほど高画質ではないが、複数の平面鏡やファセットミラーを使用してもよい。又は、適したパノラマレンズを使用してもよく、レンズとミラーの組み合わせでもよい。魚眼レンズを使用してもよいが、魚眼レンズからの画像は、歪みがちであり、高画質の画像を生成するにはさらなる処理が必要となることは理解できよう。
【0041】
光学装置7によって取り込むパノラマ視野は360度でなくてもよい。光学装置7は、例えば180度のパノラマを生成するように構成してもよい。さらに、縦方向の視野は、異なる寸法の凸面鏡9を使用することによって変化させることができる。90度乃至120度の間の縦方向の視野は容易に達成できる。
【0042】
凸面鏡9の第1の光軸17及びカメラ4のレンズ5の第2の光軸18は正確に直交していなくてもよく、第1と第2の互いに横切る光軸を有する別の配置も可能である。凸面鏡9の第1の光軸17及びカメラ4のレンズ5の第2の光軸18は正確に直交していなくてもよく、第1と第2の互いに横切る光軸を有する別の配置も可能である。
【0043】
調整機構15は、図1乃至図4の実施形態に関して、凸面鏡9の展開及び格納のためのそれぞれ別の機構として説明したが、 組み合わせた機構も可能である。調整機構は、上述のごとく全体的に機械的であり、 又は、例えば、凸面鏡9とその保護カバー又はバイザーとの間の相対位置を、ユーザの要求に従って調整するための小型のサーボモーターを使用することによる電子機械的な形態でもよい。又は、光学装置7は、凸面鏡9が損傷を受けやすいままにしておくという欠点を有するが、永久的に操作位置にあるように調整することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明は、パノラマ光景の写真又はビデオを撮ること以外にも多くのアプリケーションに役立つ。 本発明は、ナビゲーションの目的で、又は、いわゆる拡張現実アプリケーションのための衛星利用測位システム(GPS)と接続して使用することができる。拡張現実では、ユーザは、その光景の画像を見るとき、別のレイヤーのデータが見える。このようなデータは、例えば、近所のレストラン、ランドマーク、又は、公共交通機関などをユーザに知らせることができる。パノラマ画像を提供する場合、ユーザはその前方だけでなく、その周り360度のデータを見ることができる。本発明は、ある場面のモニタリングや老人や寝たきりの人の家庭で容易にセットアップ可能なセキュリティ装置としても使用することができる。本発明は、ユーザが撮った画像をビデオゲームに統合してゲーム用アプリケーションにも使用することができる。アクセサリ自体は、光学系からのデータと画像が自動的にゲーム装置と通信するビデオゲームアプリケーションのコントローラとして使用することにより、ユーザにとって夢のようなゲーム環境をクリエイトすることができる。本発明は、環境デザインやサイト管理を目的としたデザイン又はプランニングのソフトウェアに関連して使用することもできる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カメラを組み込んだ本体を備えた個人用通信装置のアクセサリにおいて、前記アクセサリは、前記カメラのレンズに対して固定された状態で本体に着脱可能に配置された光学装置を備え、前記光学装置は、光をパノラマ視野から前記レンズへ反射するように配置されていることを特徴とするアクセサリ。
【請求項2】
前記光学装置は、少なくとも180度のパノラマ視野から光を反射するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項3】
前記光学装置は、略360度のパノラマ視野から光を反射するように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアクセサリ。
【請求項4】
前記光学装置は、筐体内に光取り込み装置を備え、前記光学装置は前記光取り込み装置と筐体の部位の間の相対的移動により操作位置と収納位置との間を調整可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載のアクセサリ。
【請求項5】
さらに、前記光取り込み装置と操作位置と収納位置との間の前記筐体の部位の一方の位置を制御するためにユーザが操作可能に配置された調整機構を備える請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項6】
前記光取り込み装置は、第1の光軸を有し、前記カメラのレンズは、第2の光軸を有し、前記光学装置と前記本体との間は、前記第1の光軸が前記第2の光軸を横切るように固定されている請求項4又は請求項5に記載のアクセサリ。
【請求項7】
前記光学装置は、さらに、前記第1の光軸に略平行な方向から前記第2の光軸に略平行な方向に光を反射するように配置されたミラー装置を含むことを特徴とする請求項6に記載のアクセサリ。
【請求項8】
前記光取り込み装置は、凸面鏡を備えた請求項4乃至請求項7のうち、いずれか1に記載のアクセサリ。
【請求項9】
前記光取り込み装置及び前記ミラー装置は、収納位置、操作位置の双方において、互いに所定の位置及び方向に位置することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のアクセサリ。
【請求項10】
第1の部位が、少なくとも前記光学装置の一部を収容するように配置され、第2の部位が、前記個人用通信装置の前記本体に着脱式に取り付け可能であるカバーを備えた請求項1乃至請求項9のうち、いずれか1に記載のアクセサリ。
【請求項11】
前記カバーの第2の部位は、弾性を有していることにより、引っ張りながらかぶせることによって本体に取り付け可能である請求項10に記載のアクセサリ。
【請求項12】
前記カバーの第2の部位は、固定具によって前記本体に着脱式に取り付け可能である請求項10又は請求項11に記載のアクセサリ。
【請求項13】
前記カバーの第2の部位は、スナップ式又は摺動式の配置手段により、前記本体に着脱式に取り付け可能である請求項10に記載のアクセサリ。
【請求項14】
カメラを内蔵した本体を有する個人用通信装置及びアクセサリの組み合わせであって、前記アクセサリは、カメラのレンズに対して固定された状態で前記本体に着脱可能に配置された光学装置を備え、前記光学装置は、光をパノラマ視野から前記レンズへ反射するように配置されていることを特徴とする組み合わせ。
【請求項15】
前記個人用通信装置は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、可搬式パーソナルコンピュータ、携帯ゲーム機のいずれか一つである、請求項14に記載の個人用通信装置及びアクセサリの組み合わせ。
【請求項16】
カメラのレンズとの関係で光学装置が固定されて、前記光学装置が、光をパノラマ視野から前記カメラの前記レンズへ反射するように配置されるように、前記カメラを備える個人用通信装置に前記光学装置を取り付けるステップと、
前記カメラによるパノラマ視野の画像を感知及び記録するステップと、
を有する、光景のパノラマ画像の記録方法。
【請求項1】
カメラを組み込んだ本体を備えた個人用通信装置のアクセサリにおいて、前記アクセサリは、前記カメラのレンズに対して固定された状態で本体に着脱可能に配置された光学装置を備え、前記光学装置は、光をパノラマ視野から前記レンズへ反射するように配置されていることを特徴とするアクセサリ。
【請求項2】
前記光学装置は、少なくとも180度のパノラマ視野から光を反射するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアクセサリ。
【請求項3】
前記光学装置は、略360度のパノラマ視野から光を反射するように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアクセサリ。
【請求項4】
前記光学装置は、筐体内に光取り込み装置を備え、前記光学装置は前記光取り込み装置と筐体の部位の間の相対的移動により操作位置と収納位置との間を調整可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載のアクセサリ。
【請求項5】
さらに、前記光取り込み装置と操作位置と収納位置との間の前記筐体の部位の一方の位置を制御するためにユーザが操作可能に配置された調整機構を備える請求項4に記載のアクセサリ。
【請求項6】
前記光取り込み装置は、第1の光軸を有し、前記カメラのレンズは、第2の光軸を有し、前記光学装置と前記本体との間は、前記第1の光軸が前記第2の光軸を横切るように固定されている請求項4又は請求項5に記載のアクセサリ。
【請求項7】
前記光学装置は、さらに、前記第1の光軸に略平行な方向から前記第2の光軸に略平行な方向に光を反射するように配置されたミラー装置を含むことを特徴とする請求項6に記載のアクセサリ。
【請求項8】
前記光取り込み装置は、凸面鏡を備えた請求項4乃至請求項7のうち、いずれか1に記載のアクセサリ。
【請求項9】
前記光取り込み装置及び前記ミラー装置は、収納位置、操作位置の双方において、互いに所定の位置及び方向に位置することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のアクセサリ。
【請求項10】
第1の部位が、少なくとも前記光学装置の一部を収容するように配置され、第2の部位が、前記個人用通信装置の前記本体に着脱式に取り付け可能であるカバーを備えた請求項1乃至請求項9のうち、いずれか1に記載のアクセサリ。
【請求項11】
前記カバーの第2の部位は、弾性を有していることにより、引っ張りながらかぶせることによって本体に取り付け可能である請求項10に記載のアクセサリ。
【請求項12】
前記カバーの第2の部位は、固定具によって前記本体に着脱式に取り付け可能である請求項10又は請求項11に記載のアクセサリ。
【請求項13】
前記カバーの第2の部位は、スナップ式又は摺動式の配置手段により、前記本体に着脱式に取り付け可能である請求項10に記載のアクセサリ。
【請求項14】
カメラを内蔵した本体を有する個人用通信装置及びアクセサリの組み合わせであって、前記アクセサリは、カメラのレンズに対して固定された状態で前記本体に着脱可能に配置された光学装置を備え、前記光学装置は、光をパノラマ視野から前記レンズへ反射するように配置されていることを特徴とする組み合わせ。
【請求項15】
前記個人用通信装置は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、可搬式パーソナルコンピュータ、携帯ゲーム機のいずれか一つである、請求項14に記載の個人用通信装置及びアクセサリの組み合わせ。
【請求項16】
カメラのレンズとの関係で光学装置が固定されて、前記光学装置が、光をパノラマ視野から前記カメラの前記レンズへ反射するように配置されるように、前記カメラを備える個人用通信装置に前記光学装置を取り付けるステップと、
前記カメラによるパノラマ視野の画像を感知及び記録するステップと、
を有する、光景のパノラマ画像の記録方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11a】
【図11b】
【図2】
【図3】
【図4a】
【図4b】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11a】
【図11b】
【公表番号】特表2013−519910(P2013−519910A)
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−552458(P2012−552458)
【出願日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際出願番号】PCT/GB2011/000173
【国際公開番号】WO2011/098760
【国際公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【出願人】(512204927)バブルピックス リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際出願番号】PCT/GB2011/000173
【国際公開番号】WO2011/098760
【国際公開日】平成23年8月18日(2011.8.18)
【出願人】(512204927)バブルピックス リミテッド (1)
【Fターム(参考)】
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