説明

健康管理支援システム

【課題】生活習慣病リスク因子を簡易に収集する健康管理支援システムを提供する。
【解決手段】健康管理支援システムは、(1)生体情報を検出するセンサと、(2)、生体情報を格納する記憶部を有するホームサーバ、(3)入出力端末と、(4)ネットワークと、(5)生活習慣病のリスク因子が格納されたリスク判定知識ベース、リスク因子の有無を判定するセンサ判定知識ベース、及び、リスク因子を收集する問診知識ベースを管理する知識ベース管理部と、(6)センサ条件を読み出し、リスク因子の有無を判定し、結果を記憶部に格納するセンサ判定部と、(7)質問と回答選択肢を問診知識ベースから抽出して入出力端末に出力し、選択された回答選択枝をチェック結果としリスク因子と共に記憶部に格納する問診部と、(8)リスク因子、チェック結果から生活習慣病のリスク値を算出して出力するリスク判定部とを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、日常生活において、個人の健康管理を支援するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、少子高齢化、長寿化が進む中で、健康寿命延伸のための自己健康管理に関する意識が向上している。特に、生活習慣病予備軍とされる中高齢者に対して、日常生活における健康管理支援が求められている。このような健康管理支援に関して、従来、測定装置で生体情報を収集し、問診形式で生活習慣や食事内容を収集し、健康アドバイスを行うシステムがある。例えば、特許文献1に記載の「健康管理装置」では、ICカードで個人を識別し、CCDカメラ、臭いセンサ、色センサで排泄物性状(形、臭い、色)を検出し、食事内容や体調を収集し、食事改善アドバイスを行う。例えば、特許文献2に記載の「健康管理支援システム」では、体脂肪計と尿糖計付きトイレで生体情報を収集し、携帶電話で排泄物の視覚的情報や体調等の感覚的情報を収集し、健康アドバイスを行う。また、特許文献3に記載の「サプリメント提供システム及び情報記録媒体」では、生活習慣と症状を問診項目で提示し、回答結果からサプリメントを処方する。
【0003】
【特許文献1】特開1998−176362号公報
【0004】
【特許文献2】特開2004−13508号公報
【特許文献3】特開2002−109066号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来の技術では、生活習慣や体調等の問診項目が多いため、ユーザが入力に時間がかかるという問題があった。また、従来の技術では、個人を認証するために、ICカード等、居宅内では通常持ち歩かないデバイスを持ち歩かなければならないという問題があった。このように、従来の技術は、日常生活での利用が困難であった。
本発明の目的は、居宅内等での日常生活において、生活習慣病のリスク因子を簡易に収集する健康管理支援システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
生体情報を検出するセンサと検出した生体情報を送信するセンサデバイス通信部とを有するセンサデバイスと、生体情報を受信するサーバ通信部と、受信した生体情報を格納する記憶部とを有するホームサーバと、入出力端末と、センサデバイスとホームサーバと入出力端末とが通信可能なネットワークと、で構成される健康管理支援システムであって、生活習慣病のリスク因子が格納されたリスク判定知識ベースと、センサが検出した生体情報からリスク因子の有無を判定するためのセンサ条件が格納されたセンサ判定知識ベースと、リスク因子を收集するための質問と回答選択肢が格納された問診知識ベースと、を管理する知識ベース管理部と、センサ判定知識ベースのセンサ条件を読み出し、センサが検出した生体情報と比較してリスク因子の有無を判定し、リスク因子が有ると判定された場合にリスク因子が有るというチェック結果と共に記憶部に格納するセンサ判定部と、リスク判定知識ベースのリスク因子を読み出し、記憶部に格納されたリスク因子と比較して記憶部に格納されていないリスク因子を抽出し、抽出されたリスク因子を収集する質問と回答選択肢を問診知識ベースから抽出して入出力端末に出力し、選択された回答選択枝を取得してチェック結果とし、リスク因子をチェック結果と共に記憶部に格納する問診部と、記憶部のリスク因子とチェック結果とから生活習慣病のリスク値を算出して、入出力端末に出力するリスク判定部と、で構成されることを特徴とする健康管理支援システムにより、上記の課題は解決できる。
【0007】
また、被検体に装着するセンサウェアを識別するセンサウェアIDを記憶するセンサウェアID記憶部とセンサウェアIDを送信するセンサウェア通信部とを有するセンサウェアを有し、ホームサーバは、被検体を識別するユーザIDとセンサウェアIDとを格納する個人基本情報データベースと、被検体を認証するユーザ認証部と、を有し、知識ベース管理部は、ユーザID毎に格納された知識ベースを有し、センサデバイス通信部は、センサウェアIDを受信し、センサウェアIDと共に生体情報を送信し、サーバ通信部は、センサウェアIDと生体情報を受信し、ユーザ認証部は、受信したセンサウェアIDをもとに、個人情報データベースを検索してユーザIDを抽出し、抽出したユーザIDに応じた知識ベースを知識ベース管理部から読み出して、センサ判定部、問診部、リスク判定部の各処理を実行することを特徴とする健康管理支援システムにより、個人の認証を簡易に実現しつつ、上記の課題は解決できる。
【0008】
また、センサデバイスは、センサデバイスを識別するセンサデバイスIDを格納するセンサデバイスID記憶部を有し、ホームサーバは、センサデバイスIDと、入出力端末を識別する端末IDと、センサデバイス及び入出力端末が設置された場所を識別する場所IDを格納するデバイス情報データベースと、を有し、センサ判定知識ベースは、上記場所IDを記述可能な場所条件を格納し、センサデバイス通信部は、センサデバイスIDと共に生体情報を送信し、サーバ通信部は、センサデバイスIDと生体情報を受信し、受信したセンサデバイスIDをもとに、デバイス情報データベースを検索して場所IDを抽出し、抽出した場所IDが上記場所条件に記述された場所IDに一致する知識ベースを知識ベース管理部から読み出して、センサ判定部、問診部、リスク判定部の各処理を実行し、抽出した場所IDをもとに、デバイス情報データベースを検索して端末IDを抽出し、抽出された端末IDで識別された入出力端末に出力することを特徴とする健康管理支援システムにより、場所に応じて適切な情報が出力されるので、日常生活の中で違和感ない形式で、上記の課題は解決できる。
【0009】
また、ホームサーバは、日時を出力するタイマーを有し、センサ判定知識ベースは、開始時間と終了時間を記述可能な時間条件を格納し、タイマーの出力する日時が時間条件に適合する知識ベースを知識ベース管理部から読み出し、センサ判定部、問診部、リスク判定部の処理を実行することを特徴とする健康管理支援システムにより、時間に応じて適切な情報が出力されるので、日常生活の中で違和感ない形式で、上記の課題は解決できる。
【0010】
また、健康管理支援システムは、1つもしくは複数の住宅設備もしくは家電機器を有し、ホームサーバは、住宅設備もしくは家電機器及び入出力端末を制御する制御コマンドを処理する制御コマンド処理部を有し、センサ判定知識ベースは、制御コマンドをセンサ条件と共に格納し、センサ判定知識ベースのセンサ条件を読み出し、センサが検出した検出値と比較して適合した制御コマンドを実行することを特徴とする健康管理支援システムにより、居住者の安全性、省エネ、利便性を向上しつつ、上記の課題は解決できる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の健康管理支援システムにより、生活習慣病のリスク因子を、時間や場所に応じて、日常生活の中で簡易に収集できるので、適切な生活習慣病リスクを提示でき、生活習慣の改善意識を向上させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1は、本発明の実施例の健康管理支援システムの構成を示す図である。
本システムは、ホームサーバ100、センサウェア150、センサデバイス160、ネットワーク140、入出力端末120、住宅設備・家電機器170から構成される。本システムでは、ホームサーバ100、センサデバイス160、ネットワーク140、入出力端末120、住宅設備・家電機器170を、マンション等の集合住宅の1つの居宅に設置し、センサウェア150を、居宅の居住者(以下ユーザとする)が身体に装着して利用する。ホームサーバ100を、マンション内に1つ設置し、センサデバイス160と入出力端末120と住宅設備・家電機器170とを居宅毎に設置して1つのネットワークで接続して利用しても良い。これにより、システムの導入コストや管理コストを低減できる。
【0013】
また、本システムでは、ホームサーバ100、センサデバイス160、ネットワーク140、入出力端末120を、戸建住宅(以下居宅とする)に設置し、センサウェア150を、居宅の居住者(以下ユーザとする)が身体に装着して利用してもよい。ホームサーバ100を居宅毎に設置することで、ホームサーバで管理する個人基本情報や生体情報等の個人のプライバシー情報の漏洩防止等、情報セキュリティ管理を簡易化できる。ホームサーバは、集合住宅や戸別住宅の保守管理を行うカスタマーセンターに設置し、センサデバイス160と入出力端末120と住宅設備・家電機器170とを居宅毎に設置して1つのネットワークで接続して利用しても良い。これにより、ホームサーバの保守管理を一元化できる。ホームサーバ100は、サーバ制御部101、サーバメモリ102、センシング情報受信部103、ユーザ認証部104、センシング情報判定部105、問診部106、出力部107、入力結果取得部108、リスク判定部109、サーバ通信部110、個人基本情報データベース111、デバイス情報データベース112、ユーザデータベース113、知識ベース114、日時を出力するタイマー115、Webサーバ116、制御コマンド処理部117から構成される。
【0014】
センサウェア150は、センサウェア制御部151、センサウェアメモリ152、センサウェアを識別する固有IDであるセンサウェアIDを格納するセンサウェアID記憶部153、センサウェア演算部154、センサウェア無線通信部155、赤外線発光ダイオード(LED)156、赤外線センサ157、加速度センサ158、ユーザ状況判定部159から構成される。センサウェアID記憶部153には、「sensorw01」が記憶されている。センサウェア150は、センサデバイス160と無線通信を行う。センサウェア150は、リストバンドに組み込まれており、ユーザは手首に装着して利用することを想定しているが、ペンダント、指輪、腕時計、鍵、衣類等の身に付けるものに組み込まれていても良い。また、バンソウコウのように皮膚に直接貼りつけて利用してもよい。
【0015】
センサデバイス160は、センサ制御部161、センサメモリ162、センサID記憶部163、センサ通信部164、センサ無線通信部165、人感センサ166、複数のセンサを着脱可能なセンサ接続部169、センサ接続部169に接続されユーザの生体情報を検出するリスク因子収集センサ167から構成される。リスク因子収集センサ167として、センサ接続部169にアルコールセンサが接続されている。これにより、生活習慣のリスク因子「飲酒」の有無を収集できる。また、センサ接続部169には、たばこセンサ、臭いセンサ等の他のセンサも接続できる。たばこセンサを接続することで、たばこの煙成分を検出し、リスク因子「喫煙」の有無を収集できる。また、臭いセンサを接続することで、皮脂の臭いを検出し、リスク因子「高脂肪食」の有無を収集できる。人感センサ166は、焦電型赤外線センサを想定しているが、他のセンサでもよい。
【0016】
図2は、本発明の実施例のセンサID記憶部163の例600を示す図である。
センサID記憶部163は、センサデバイスID情報610、センサID情報620から構成される。センサデバイスID情報610は、センサデバイスを識別するセンサデバイスID611を記憶する。センサID情報620は、センサデバイスに接続されているセンサに関して、センサの情報を処理する順序を記憶するセンサ順序621、センサを識別するセンサID622、センサの種類を示すセンサ種別623を記憶する。例600の場合、センサデバイス160は、センサデバイスID「sensord10」、センサIDとして、人感センサのセンサID「sensor11」、アルコールセンサのセンサID「sensor12」を記憶している。ネットワーク140には、ホームサーバ100、センサデバイス160、入出力端末120が接続している。
【0017】
ホームサーバ100は、ネットワーク140を介して、センサデバイス160、入出力端末120、住宅設備・家電機器170と通信を行う。ネットワーク140は、LAN(Local Area Network)ケーブルによる有線通信を想定しているが、電力線通信(PLC、Power Line Communication)や他の有線通信、又は、IEEE802.11b等の無線通信の他、独自の通信方式でもよい。入出力端末120は、端末制御部121、端末ID記憶部122、端末通信部123、表示部124、入力部125、端末コマンド処理部126から構成される。端末ID記憶部122には、「terminal10」が記憶されている。入出力端末120は、タッチパネルディスプレイ付きのPCを想定している。端末コマンド処理部126は、Webブラウザ機能を含んでいても良い。センサデバイス160と入出力端末120は、トイレに設置されることを想定しているが、洗面室や、キッチン、ベッドルーム(以下、各図では「ベッドルーム」と記載するが、文中では「寝室」と記載する)、リビングルーム、ダイニングルーム、浴室等に設置されても良い。
【0018】
センサデバイス160は、換気扇に設置される。換気扇のルーバーに埋め込まれていることが望ましい。これにより、人感センサで直接計測でき、かつ生体から発散されるアルコール、たばこ、アセトアルデヒド等の臭い成分を効率的に収集できる。センサデバイス160に、発電用ファンが組み込まれていても良い。これにより、換気扇に吸入される空気の流れをもとに発電できるので、センサデバイス160の消費電力を削減できる。また、センサデバイス160と同じ構成からリスク因子収集センサ167を接続しないセンサデバイス160’(センサデバイスID「sensord30」、人感センサのセンサID「sensor11」)と、入出力端末120と同じ構成の入出力端末120’(端末ID「terminal30」)とを寝室に設置する。住宅設備・家電機器170は、ドア、窓、門、電動シャッター、トイレ便座、ベッド、浴槽、床暖房、ガスコンロ、電磁調理器、水道、浄水器、電話、照明、冷蔵庫、炊飯器、電子レンジ、トースター、エアコン、洗濯機、テレビ、オーディオ機器、マッサージチェア、ソファ等から構成される。本システムをハードウエア構成として説明するが、本システムの機能の一部をソフトウエアで構成してもよい。
【0019】
図3は、本発明の実施例の個人基本情報データベース111の例200を示す図である。
例200は、ユーザを識別するユーザIDを格納するユーザIDフィールド201、ユーザIDとパスワードを用いてユーザ認証を実施する時に使用するパスワードを格納するパスワードフィールド202、氏名、年齢、性別、身長を含む個人情報を格納する個人情報フィールド203、ユーザが利用し装着するセンサウェアを識別するセンサウェアIDを格納するセンサウェアIDフィールド204から構成される。例えば、例200では、個人基本情報データベース111のレコード210Aには、ユーザIDフイールド201に「user0001」、パスワードフイールド202に「****」、個人情報フィールド203に「氏名「○田△之」、年齢(才)「30」、性別「男」、身長(m)「170」」、センサウェアIDフィールド204に「センサウェアID「sensorw01」」が格納されており、ユーザは、センサウェアID「sensorw01」で識別されるセンサウェアを所有していることを示している。
【0020】
図4は、本発明の実施例のデバイス情報データベース112の例300を示す図である。
例300は、センサデバイステーブル310、入出力端末テーブル320とから構成される。センサデバイステーブル310は、センサデバイスや入出力端末を識別するデバイスIDを格納するデバイスIDフィールド311、センサIDを格納するセンサIDフィールド312、センサ種別を格納するセンサ種別フィールド313、センサが設置される場所を識別する場所IDが格納される場所IDフィールド314、センサが設置される場所を示す場所情報フィールド315とから構成される。例えば、センサデバイステーブル310には、デバイスIDフィールド311に「sensor10、sensord30」、センサIDフィールド312に「sensor11、sensor12」、センサ種別フィールド313に「人感センサ、アルコールセンサ」、場所IDフィールド314に「location10、location30」、場所情報フィールド315に「トイレ、寝室」が格納されており、デバイスID「sensor10」のセンサデバイスの有するセンサID「sensor11」、「sensor12」で識別されるセンサが、トイレを識別する場所ID「location10」に、設置されていることを示している。また、デバイスID「sensord30」のセンサデバイスの有するセンサID「sensor11」で識別されるセンサが、寝室を識別する場所ID「location30」に、設置されていることを示している。
【0021】
入出力端末テーブル320は、デバイスIDフィールド321、場所IDフィールド322、場所情報フィールド323とから構成される。例えば、入出力端末テーブル332には、デバイスIDフィールド321に「terminal10、terminal30」、場所IDフィールド322に「location10、location30」、場所情報フィールド323に「トイレ、寝室」が記憶されており、デバイスID「terminal10」の入出力端末が、トイレを意味する場所ID「location10」に、デバイスID「terminal30」の入出力端末が、寝室を意味する場所ID「location30」に、敷設されていることを示している。
【0022】
図5は、本発明の実施例のユーザデータベース113の例400を示す図である。
ユーザデータベース113は、センシング情報履歴テーブル430(430A、…)、チェック結果履歴テーブル440とから構成される。センシング情報履歴テーブル430は、ユーザIDを格納するユーザIDフィールド431、センサウェアIDを格納するセンサウェアIDフィールド432、センサデバイスID格納するセンサデバイスIDフィールド433、センサIDを格納するセンサIDフィールド434、センシング結果を格納するセンシング結果フィールド435、センシング日時を格納するセンシング日時フィールド436とから構成される。チェック結果履歴情報テーブル440(440A、440B、440C、…)は、ユーザIDを格納するユーザIDフィールド441、チェック項目を格納するチェックIDフィールド442、チェック結果を格納するチェック結果フィールド443、チェック結果がユーザからの入力か(Y)否か(N)を示す問診フラグを格納する問診フラグフィールド444、チェック日付格納するチェック日付フィールド445、チェック日時を格納するチェック日時フィールド446とから構成される。
【0023】
図6は、本発明の実施例の知識ベース114の例500(510A、…、510C、…、510E〜510J、510L、…、510N、…、510P、510Q、…)を示す図である。
知識ベース114は、センシング情報判定知識テーブル510、リスク判定知識テーブル520、問診マスタテーブル530、メッセージマスタテーブル540とから構成される。センシング情報判定知識テーブル510は、ユーザIDを格納するユーザIDフィールド511、メッセージIDを格納するメッセージIDフィールド512、センサ条件を格納するセンサ条件フィールド513、開始時間と終了時間を記述可能な時間条件を格納する時間条件フィールド514、場所IDを格納する場所IDフィールド515、チェック項目を格納するチェックIDフィールド517、チェック結果を格納するチェック結果フィールド518、制御コマンドを格納する制御コマンドフィールド519とから構成される。
【0024】
例えば、センサ条件フィールド513のセンサ条件が「sensor11=1」の場合、センサIDフィールド434のセンサIDが「sensor11」であり、センシング結果フィールド435のセンシング結果が「1」の時、後述するステップ906で一致すると判定される。また、例えば、センサ条件フィールド513のセンサ条件が「0.1≦sensor12<0.5」の場合、センサIDフィールド434のセンサIDである「sensor12」のセンシング結果が0.1以上かつ0.5未満の時、一致すると判定される。また、例えば、時間条件フィールド514の時間条件が「06:00-12:00」の場合、後述するセンシング時間が開始時間「6時」から終了時間「12時」前までの時、一致すると判定される。
【0025】
リスク判定知識テーブル520は、ユーザIDを格納するユーザIDフィールド521、生活習慣病リスクを識別するリスクIDを格納するリスクIDフィールド522、生活習慣病リスクのリスク因子を識別するチェックIDを格納するチェックIDフィールド523と生活習慣病リスクを算出する時に用いるリスク因子の関連度を示すパラメータを格納する指数フィールド524とから構成される。リスク判定知識テーブル520では、ユーザIDフィールド521のユーザID「user0001」に対し、高脂血症の生活習慣病リスクを識別するリスクIDフィールド522にリスクID「DRLF」、チェックIDフィールド523に、リスク因子「飲酒」を識別するチェックID「alcohol」、リスク因子「高脂肪食」を識別するチェックID「fattyfood」、リスク因子「過食」を識別するチェックID「overeaten」が記述されている。
【0026】
問診マスタテーブル530(530A、530B、530C、…)は、質問IDを格納する質問IDフィールド531、チェック項目を格納するチェックIDフィールド532、質問内容を格納する質問内容フィールド533、選択肢(選択肢1、選択肢2、…)から選択された結果を格納する選択肢フィールド534、チェック結果(チェック結果1、チェック結果〜、…)を格納するチェック結果フィールド535から構成される。
【0027】
メッセージマスタテーブル540は、メッセージIDを格納するメッセージIDフィールド541、メッセージ内容を格納するメッセージフィールド542とから構成される。
(1)本システムの動作を、ユーザがセンサウェア150を手首に装着する場合を例にとって、説明する。
【0028】
図7は、本発明の実施例のセンサウェア150の動作を表すフローチャートである。
なお、以下の説明、各図において、「ステップ」及び「工程」の表現は同義に用いるものとする。
センサウェア150の電源が入ると、センサウェア制御部151は、センサウェア演算部154を起動し、加速度センサ158が検出した加速度と、センサウェアメモリ152に記憶された基準値とを比較し、基準値以上か否かでセンサウェアの動きを検出したか否かを判定する工程701(センサウェアの動きを検出判定工程)を実行する。工程701でセンサウェアの動きを検出していないと判定した場合、センサウェア制御部151は、工程701に戻る。工程701でセンサウェアの動きを検出したと判定した場合、センサウエア制御部151は、センサウェアメモリ152に、現在時刻を変数tとして初期設定する工程702(変数t初期設定工程)を実行する。次に、センサウェア制御部151は、センサウェア演算部154を起動し、現在時刻から変数tを減算し、センサウェアメモリ152に記憶された装着判定時間(例えば、10秒)未満か否かを判定し、終了するか否かを判定する工程703(終了判定工程)を実行する。
【0029】
工程703で、装着判定時間未満と判定した場合、センサウェア制御部151は、処理を終了する。工程703で、装着判定時間未満と判定した場合、センサウェア制御部151は、センサウェア演算部154を起動し、赤外線センサ157の検出した赤外線量と、センサウェアメモリ152に記憶された基準値とを比較し、基準値以上か否かで、ユーザがセンサウェアを装着しているか否かを判定する工程704(センサウェア装着判定工程)を実行する。工程704で、装着していないと判定した場合、工程703に戻る。工程704で、装着していると判定した場合、センサウェア制御部151は、センサウェアID記憶部153に格納されたセンサウェアID、センサウェアメモリ152に格納されたユーザ状況を、センサウェア情報として送信する工程705(センサウェア情報送信工程)を実行する。この例では、センサウェアID記憶部153にセンサウェアID「sensorw01」が格納されており、センサウェアメモリ152にユーザ状況が格納されていないため、工程705では、センサウェアID「sensorw01」をセンサウェア情報として送信する。
【0030】
次に、センサウェア制御部151は、ユーザ状況判定部159を起動し、ユーザの身体的、精神的状況を判定し、センサウェアメモリ152にユーザ状況として格納する工程706(ユーザ状況判定工程)を実行する。身体的状況として、活動状態(脈拍数、活動量)、睡眠状態(睡眠中)、姿勢(仰向き、うつ伏せ、横臥)、動作(運動中、転倒、誤嚥)、心臓の状態(不整脈)、等を判定できる。また、精神的状況として、リラックス状態(リラックス、緊張)、快適感、虚言、等を判定できる。次に、センサウェア制御部151は、工程704同様、赤外線センサ157の検出した赤外線量からセンサウェア演算部154が算出した結果をもとに、ユーザがセンサウェアを装着しているか否かを判定する工程707(センサウェア装着判定工程)を実行する。工程707で、装着していると判定した場合、工程705に戻る。工程707で、装着していないと判定した場合、動作を終了する。
【0031】
このように、センサウェアを装着している間のみ、センサウェアIDを送信することにより、個人を特定する認証デバイスとして利用できる。また、工程701で、ユーザがセンサウェア150を装着するため、センサウェア150を持ち上げる、手首に置く、手首に巻き付ける等、装着動作を判断できるため、工程702の処理に必要な消費電力を低減できる。また、センサウェアの動きを検出後、工程703で、装着したか否かを一定時間だけ検出することで、消費電力を低減できる。この例では、赤外線センサの検出した赤外線量からセンサウェアを装着しているか否かを判定したが、加速度センサが検出した加速度から判定しても良い。これにより、赤外線発光ダイオードの出力頻度を増加させることなく、装着しているか否かを判定できるので、消費電力を低減できる。
【0032】
また、加速度センサ158の代わりに、ボールベアリング機構を備え、傾き等の変化により動きを検出する動きセンサで構成しても良い。これにより、加速度センサの消費電力を削減できる。また、センサウェア150を、センサウエア制御部151、センサウェアメモリ152、センサウェアを識別する固有IDであるセンサウェアIDを格納するセンサウェアID記憶部153、センサウェア演算部154、センサウエア無線通信部155、圧電センサとにより構成してもよい。この構成の場合、工程701を省略した処理を行い、工程704、707で、圧電センサの出力する電圧の変化から装着しているか否かを判定する。この例では、センサウェア150のセンサウェア無線通信部155、センサデバイス160のセンサ無線通信部165は、微弱無線で通信することを想定しているが、特定小電力無線、Bluetooth、IEEE802.11b等の無線通信でもよい。
【0033】
この例では、センサウェア150のセンサウェア無線通信部155は、一方向通信(送信のみ)が可能な構成として、工程705で、センサウェア情報を送信する動作を説明しているが、双方向通信(送信と受信)が可能な構成とし、工程705で、センサデバイス160からの送信要求を受信後にセンサウェアIDを送信する動作を行っても良い。その場合、センサデバイス160のセンサ無線通信部165は、双方向通信(送信と受信)が可能な構成とし、工程802で、センサウェア情報送信要求を送信し、送信されたセンサウェア情報を受信する動作を行う。これにより、センサウェア情報を送受信するタイミングが同期するので、ユーザ認証の確実性を向上できる。センサデバイス160を、センサ制御部161、センサメモリ162、センサID記憶部163、センサ通信部164、センサ無線通信部165、人感センサ166とから構成してもよい。これにより、センサウェアからのセンサウェア情報をホームサーバに経由する中継器として利用できる。
(2)本システムの動作を、センサウェア150を装着したユーザがトイレを利用する場合を例にとって、説明する。
【0034】
図8は、本発明の実施例のセンサデバイス160の動作を表すフローチャートである。
センサデバイス160の電源が入ると、センサ制御部161は、人感センサ166からの入力をもとに、ユーザを検出したか否かを判定する工程801(ユーザ検出判定工程)を実行する。人感センサが、焦電型赤外線センサの場合、センサ制御部161は、焦電型赤外線センサが検出する赤外線量を入力とし、赤外線量の増加分が一定の値以上の場合、ユーザを検出したと判定する。工程801で、ユーザを検出しないと判定した場合、工程801に戻る。工程801で、ユーザを検出したと判定した場合、センサ制御部161は、センサ無線通信部165を起動し、工程702で送信されたセンサウェア情報を受信し、センサメモリ162に格納する工程802(センサウエア情報受信工程)を実行する。
【0035】
この例では、工程705で送信されたセンサウェアID「sensorw01」が、センサメモリ162に格納される。次に、センサ制御部161は、センサ通信部164を起動し、工程801で人感センサが検出したセンシング結果を、センサID記憶部163に格納されたデバイスID、センサID、センサメモリ162に格納されたセンサウェアIDを含むセンサウェア情報と共に、センシング情報として送信する工程803(センシング情報送信工程)を実行する。例えば、人感センサ166の検出結果がユーザを検出したことを示す「1」の時、工程803では、センサウェアID「sensorw01」、デバイスID「sensord10」、センサID「sensor11」、センシング結果「1」を送信する。工程803で送信されたセンシング情報は、ホームサーバ100が受信する。ここで、ホームサーバ100の動作を説明する。
【0036】
図9は、本発明の実施例のホームサーバ100の動作を表すフローチャートである。
ホームサーバ100が動作を開始すると、サーバ制御部101は、動作を終了するか否かを判定する工程901(動作終了判定工程)を実行する。工程901で、終了すると判定した場合は、ホームサーバ100の動作を終了する。工程901で、終了しないと判定した場合は、工程803で送信されたセンシング情報を受信したか否かを判定する工程902(センシング情報受信判定工程)を実行する。工程902で、センシング情報を受信していないと判定した場合、工程901に戻る。工程902で、センシング情報を受信したと判定した場合、サーバメモリ102に、受信したセンシング情報を、受信した日時と共に格納する工程903(センシング情報格納工程)を実行する。また、工程903で、受信したセンシング情報のセンサデバイスIDと同一のセンサデバイスIDを格納したセンサデバイステーブル310のレコードを抽出し、抽出されたレコードの場所IDフィールド314に格納された場所IDも同時に格納する。
【0037】
例えば、センシング情報を受信した日時が「2004年4月2日7時2分」の場合、センサウェアID「sensorw01」、センサデバイスID「sensord10」、センサID「sensor11」、センシング結果「1」が、場所ID「location10」と、センシング日時「2004/04/02 07:02」と共にサーバメモリ102に格納される。次に、サーバ制御部101は、ユーザ認証部104を起動し、サーバメモリ102に格納されたセンシング情報をもとにユーザを認証し、認証したユーザのユーザIDをサーバメモリ102に格納する工程904(ユーザ認証工程)を実行する。この例では、ユーザが装着しているセンサウェアのセンサウェアID「sensorw01」と同一のセンサウェアIDをセンサウェアIDフィールド204に格納したレコード210Aを抽出し、レコード210AのユーザIDフィールド201に格納されたユーザID「user0001」をサーバメモリ102に格納する。
【0038】
次に、サーバ制御部101は、ユーザメモリ102に格納されたセンシング情報、センシング日時、ユーザIDをユーザデータベース113のセンシング情報履歴テーブル430に格納する工程905(ユーザデータベース格納工程)を実行する。この例では、図5のセンシング情報履歴レコード430Aを格納する。次に、サーバ制御部101は、センシング情報判定部105を起動し、サーバメモリ102に格納されたセンシング情報、センシング日時、ユーザID、及びチェック結果履歴テーブルに格納されたチェック結果をもとに、センシング情報判定知識テーブル510に記述された知識ベースのセンサ条件、時間条件、場所IDに適合するセンシング情報判定知識レコードを抽出し、メッセージIDをサーバメモリ102に格納し、チェックIDとチェック結果を、問診フラグ「N」とチェック日時と共にサーバメモリ102上のチェック結果リストに格納する工程906(メッセージID抽出工程)を実行する。
【0039】
また、同時に、工程906では、制御コマンド処理部117を起動し、制御コマンドフィールド519に格納された制御コマンドを実行する。この例では、サーバメモリ102に、ユーザID「user0001」、センサID「sensor11」、センシング結果「1」、場所ID「location10」、センシング日時「2004/04/02 07:02」が格納されているため、ユーザID「user0001」がユーザIDフィールド431のユーザIDと一致し、場所IDが場所IDフィールド515の場所IDと一致し、センサID「sensor11」とセンシング結果「1」がセンサ条件フィールドのセンサ条件と一致し、センシング日時「2004/04/02 07:02」が時間条件フィールドの時間条件と一致するセンシング情報判定知識レコード510Aを抽出し、メッセージID「m000GM」をサーバメモリ102に格納する。
【0040】
また、この例では、レコード510AのチェックIDとチェック結果が空欄のため、チェックIDとチェック結果はサーバメモリ102上のチェック結果リストに格納されない。また、制御コマンドフィールド519にチェック日付を同期する制御命令「day_sync」が格納されているため、サーバメモリ102に、チェック日付「2004/04/02」が格納され、サーバメモリ102上のチェック結果リスト(後述)に格納されたチェック結果と、メッセージIDリスト(後述)に格納されたメッセージIDを削除する。次に、サーバ制御部101は、サーバメモリ102に、メッセージIDが格納されている、かつ、そのメッセージIDがサーバメモリ102上のメッセージIDリストに格納されていないことを肯定、それ以外を否定と判定する工程907(メッセージID判定工程)を実行する。
【0041】
工程907で、肯定と判定した場合、サーバ制御部101は、問診部106を起動し、サーバメモリ102に格納されたセンシング情報、センシング日時、ユーザID、メッセージIDをもとに、センシング情報判定知識テーブル510に記述された知識ベースのセンサ条件、時間条件、場所ID、メッセージIDに適合するセンシング情報判定知識レコードを抽出し、抽出されたレコードのセンサ条件フィールドに、問診マスタテーブル530の質問IDフィールド531に記述されている質問IDを抽出し、サーバメモリ102上の質問リストに格納する工程908(メッセージIDから質問IDを抽する工程)を実行する。この例では、メッセージID「m000GM」に適合するレコードは510Aのみのため、質問IDが記述されたレコードがないため、サーバメモリ102上の質問リストに質問IDは格納されない。
【0042】
次に、サーバ制御部101は、サーバメモリ102に格納されたメッセージIDがメッセージIDフィールド541のメッセージIDと一致するメッセージマスタレコードを抽出し、抽出されたメッセージマスタレコードのメッセージフィールド542に格納されたメッセージに記述されたリスクIDを抽出し、抽出されたリスクIDがリスクIDフィールド522のリスクIDと一致するリスク判定知識レコードを抽出し、抽出されたリスク判定知識レコードのチェックIDを抽出し、抽出されたチェックIDがチェックIDフィールド532のチェックIDと一致する問診マスタレコードを抽出し、抽出された問診マスタレコードの質問IDをチェックID毎に少なくとも1つ抽出する工程909(メッセージから質問IDを抽する工程)を実行する。この例では、メッセージID「m000GM」に適合するレコードは510Aのみのため、質問IDが記述されたレコードがないため、サーバメモリ102上の質問リストに質問IDは格納されない。
【0043】
次に、サーバ制御部101は、サーバメモリ102上の質問リストに質問IDが格納されているか否かを判定し、質問IDを1つ選択してサーバメモリ102に格納する工程910(質問ID判定工程)を実行する。ここで、質問IDは格納されていないと判定し、次に、サーバ制御部101は、サーバメモリ102上のチェック結果リスト(後述する)に記憶されたチェック結果を、サーバメモリのチェック日付と共に、ユーザデータベースに格納する工程914(ユーザデータベース格納工程)を実行する。次に、サーバ制御部101は、サーバメモリ102に格納された場所IDと同一の場所IDが場所IDフィールド322に格納された入出力端末レコードを抽出して、抽出されたレコードのデバイスIDフィールド321に格納されたデバイスIDで識別される入出力端末に、問診情報を送信する工程915(問診情報送信工程)を実行する。
【0044】
また、同時に、工程915では、サーバメモリ102上のメッセージIDリストに、メッセージID「m000GM」を格納する。この例では、サーバメモリ102に格納された場所ID「location10」をもとに、入出力端末テーブル320からデバイスID「terminal10」を同定し、ユーザID「user0001」のユーザ氏名「○田△之」、サーバメモリ102に格納されたメッセージID「m000GM」に適合するメッセージマスタテーブル540のメッセージ「おはようございます。」を問診情報として、端末ID「terminal10」で識別される入出力端末120に送信する。工程915で送信された問診情報は、入出力端末120が受信する。ここで、入出力端末120の動作を説明する。
【0045】
図10は、本発明の実施例の入出力端末120の動作を表すフローチャートである。
入出力端末120が動作を開始すると、端末制御部121は、動作を終了するか否かを判定する工程1001(動作終了判定工程)を実行する。工程1001で、終了すると判定した場合、端末制御部121は、入出力端末120の動作を終了する。工程1001で、終了しないと判定した場合、端末制御部121は、工程905で送信された問診情報を受信したか否かを判定する工程1002(問診情報受信判定工程)を実行する。
【0046】
工程1002で、問診情報を受信していないと判定した場合、端末制御部121は、工程1001に戻る。工程1002で、問診情報を受信したと判定した場合、端末制御部121は、端末コマンド処理部126を起動し、受信した問診情報に含まれる端末コマンドを処理する工程1003(端末コマンド処理工程)を実行する。ここでは、受信した問診情報に含まれる制御コマンドは含まれていないため、何も実行しない。次に、端末制御部121は、受信した問診情報に質問IDが含まれるか否かを判定する工程1004(質問ID判定工程)を実行する。工程1004で、質問IDが含まれていないと判定した場合、端末制御部121は、受信した問診情報を表示部124に表示する工程1011(問診情報表示工程)を実行する。
【0047】
図11は、本発明の実施例において、工程1011の実行時にメッセージが出力される入出力端末120の画面例1100を示す図である。
画面例1100は、仮想キャラクター1111、問診情報を表示する問診ウインドウ1120とから構成される。画面例1100では、問診ウインドウ1120に、メッセージ「○田△之さん、おはようございます。」が表示されている。このように、ユーザ氏名が表示されるので、ユーザは自分への問診情報であることを違和感なく認識できる。図8に示す工程801で、人感センサ166がユーザを検出した時に同時に入出力端末120の電源が入る構成にしてもよい。これにより、入出力端末120の待機電力を低減できる。ここで、図9に戻り、工程915終了後、サーバ制御部101は、工程901に戻る。ここで、図8に戻り、センサ制御部161は、変数iを1に初期設定する工程804(変数i初期設定工程)を実行する。
【0048】
次に、センサ制御部161は、変数iを1つ加算する工程805(変数i加算工程)を実行する。次に、センサ制御部161は、変数iが、センサメモリ162のセンサ情報620の順序フィールド621に格納された順序情報の最大値以下か否かを判定する工程806(変数i判定工程)を実行する。工程806で、変数iが最大値以下と判定された場合、順序フィールド621の順序と変数iが一致するセンサを用いて生体情報をセンシングし、センシング結果をセンサメモリ162に格納する工程807(センシング工程)を実行する。ここでは、「i=2」のため、センサID「sensor12」、センサ種別「アルコールセンサ」のセンサを用いてセンシングする。次に、センサ制御部161は、センサメモリ162に格納されたセンシング結果を、センサウェアIDを含むセンサウェア情報と共に、センシング情報として送信する工程808(センシング情報送信工程)を実行する。
【0049】
例えば、アルコールセンサのセンシング結果が「0.0」の時、工程808では、センサウェアID「sensorw01」、デバイスID「sensord10」、センサID「sensor12」、センシング結果「0.0」を送信する。工程808で送信されたセンシング情報は、前述した通り、ホームサーバ100が受信し、工程903、904、905により、受信した日時(ここでは、「2004年4月2日7時3分」とする)を場所IDと共に、サーバメモリ102に格納する。次に、サーバ制御部101は、工程906を実行する。ここでは、サーバメモリ102に、ユーザID「user0001」、センサID「sensor12」、センシング結果「0.0」、センシング日時「2004/04/02 07:03」が格納されているため、適合するセンシング情報判定知識レコードが抽出されず、サーバメモリ102にメッセージIDは格納されない。そのため、サーバ制御部101は、工程907で、否定と判定し、工程901に戻る。工程806で、変数iが最大値以上と判定された場合、センサ制御部161は、センサデバイスの処理終了時に送信する特殊コード、センサID「sensor1E」とセンシング結果「1」をセンシング情報として送信する終了コード送信工程809を実行する。
【0050】
この例では、センサウェアID「sensorw01」、デバイスID「sensord10」、センサID「sensor1E」、センシング結果「1」を送信する。工程808で送信されたセンシング情報は、前述した通りホームサーバ100が受信し、工程903、904、905により、受信した日時(ここでは、「2004年4月2日7時3分」とする)を場所IDと共に、サーバメモリ102に格納する。次に、サーバ制御部101は、工程906を実行する。ここでは、サーバメモリ102に、ユーザID「user0001」、センサID「sensor1E」、センシング結果「1」、センシング日時「2004/04/02 07:04」が格納されているため、ユーザID「user0001」、センサ条件「sensor1E=1」、時間条件「06:00-12:00」に適合するセンシング情報判定知識レコード510Eを抽出し、メッセージID「m000SYA」をサーバメモリ102に格納する。この結果、入出力端末120に、画面例1100Aが表示される。
【0051】
図12は、本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末120の画面例1100Aを示す図である。画面例1100Aでは、問診ウインドウ1120に、「○田△之さん、またね。」が表示されている。
このように、人感センサがユーザを検出した時のみ、センサウェアIDを受信することにより、ユーザの認証とユーザの所在する場所(誰がどこにいるのか)を同時に、同定できる。また、ユーザが入出力端末を操作することなく、ユーザの所在する場所に敷設された入出力端末に問診情報を出力できるので、ユーザは無意識的に、かつ場所を問わず、簡易に入出力端末を利用できる。
【0052】
(3)本システムの動作を、センサウェア150を装着しているユーザが帰宅後(2004年4月2日23時頃)に利用する場合を例にとって、説明する。
【0053】
ユーザが帰宅後、トイレに入ると、トイレに設置されたセンサデバイス160は、工程801でユーザを検出し、センサ制御部161は、工程802実行後、工程803で、センサウェアID「sensorw01」、センサデバイスID「sensord10」、センサID「sensor11」、センシング結果としてユーザを検出したことを示す「1」をセンシング情報として送信する。工程803で送信されたセンシング情報は、ホームサーバ100が受信し、工程903、904、905により、受信した日時(ここでは、「2004年4月2日23時10分」とする)を場所IDと共に、サーバメモリ102に格納する。
【0054】
次に、サーバ制御部101は、工程906を実行する。ここでは、サーバメモリ102に、ユーザID「user0001」、センサID「sensor11」、センシング結果「1」、場所ID「location10」、センシング日時「2004/04/02 23:10」が格納されているため、ユーザID「user0001」、センサ条件「sensor11=1」、時間条件「21:00-03:00」、場所ID「location10」に適合するセンシング情報判定知識レコード510Cを抽出し、メッセージID「m000GE」をサーバメモリ102に格納する。この結果、入出力端末120には、画面例1200が表示される。
【0055】
図13は、本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末120の画面例1200を示す図である。画面例1200では、問診ウインドウ1120に、「○田△之さん、こんばんわ。」が表示されている。
工程803実行後、センサ制御部161は、工程804、805、806、807、808を実行し、センシング情報を送信する。例えば、アルコールセンサのセンシング結果が「0.5」の時、工程808では、センサウェアID「sensorw01」、デバイスID「sensord10」、センサID「sensor12」、センシング結果「0.5」をセンシング情報として送信する。工程808で送信されたセンシング情報は、ホームサーバ100が受信し、工程903、904、905により、受信した日時(ここでは、「2004年4月2日23時11分」とする)を場所IDと共に、サーバメモリ102に格納する。
【0056】
次に、サーバ制御部101は、工程906を実行する。ここでは、サーバメモリ102に、ユーザID「user0001」、センサID「sensor12」、センシング結果「0.5」、場所ID「location10」、センシング日時「2004/04/02 23:11」が格納されているため、ユーザID「user0001」、センサ条件「sensor12≧0.5」、時間条件「18:00-03:00」、場所ID「location10」が記述されたセンシング情報判定知識レコード510Fを抽出し、メッセージID「m000ALC」をサーバメモリ102に格納する。また、レコード510FのチェックID「alcohol」、チェック結果「1」が、問診フラグ「N」、チェック日時「2004/04/02 23:11」と共に、サーバメモリ102上のチェック結果リストに格納される。次に、サーバ制御部101は、工程907で、肯定と判定し、工程908を実行する。センシング情報判定知識レコード510Fの場合、メッセージID「m000ALC」に適合するレコードは510Fのみのためサーバメモリ102上の質問リストに質問IDが格納されず、工程910で、質問IDがないと判定し、工程914を実行する。
【0057】
図14は、本発明の実施例において、工程914後のチェック結果履歴テーブル440の例を示す図である。
図5に示すチェック結果履歴テーブル440から抽出された結果を示す、図14の例では、チェック結果履歴テーブル440のチェック結果履歴レコード440Aには、ユーザIDフイールド441に「user0001」、チェックIDフィールド442に「alcohol」、チェック結果フィールド443に「1」、問診フラグフィールド444に「N」、チェック日付フィールド445に「2004/04/02」、チェック日時フィールド446に「2004/04/02 23:11」が格納されていることが判る。次に、サーバ制御部101は、工程915を実行し、問診情報を送信する。その結果、入出力端末120に、画面例1300が表示される。
【0058】
図15は、本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末120の画面例1300を示す図である。画面例1300では、問診ウインドウ1120に、「○田△之さん、お酒を飲みしたね。」が表示されている。
このように、センサからの入力をもとに、センシング情報判定知識テーブルを用いてリスク因子の有無を判定するセンシング情報判定部により、リスク因子を簡易に収集できる。次に、アルコールセンサのセンシング結果が「0.3」の時の例を説明する。工程807で、アルコールセンサのセンシング結果が「0.3」の時、工程808では、センサウェアID「sensorw01」、デバイスID「sensord10」、センサID「sensor12」、センシング結果「0.3」をセンシング情報として送信する。工程808で送信されたセンシング情報は、ホームサーバ100が受信し、工程903、904、905により、受信した日時(ここでは、「2004年4月2日23時11分」とする)を場所IDと共に、サーバメモリ102に格納する。次に、サーバ制御部101は、工程906を実行する。
【0059】
ここでは、サーバメモリ102に、ユーザID「user0001」、センサID「sensor12」、センシング結果「0.3」、センシング日時「2004/04/02 23:11」が格納されているため、ユーザID「user0001」、センサ条件「0.1≦sensor12<0.5」、時間条件「18:00-03:00」が記述されたセンシング情報判定知識レコード510G、510Iを抽出し、メッセージID「m000ALC1」、「m000ALC2」をサーバメモリ102に格納する。次に、サーバ制御部101は、工程907を実行する。ここで、サーバ制御部101は、肯定と判定し、次に工程908を実行する。ここで、メッセージID「m000ALC1」に適合するレコード510Gと510H、「m000ALC1」に適合するレコード510Iと510Jを抽出し、抽出されたレコード510H、510Jのセンサ条件フィールドに、質問ID「qalc0001」が記述されていると判定し、質問ID「qalc0001」をサーバメモリ102上の質問リストに格納する。
【0060】
次に、サーバ制御部101は、工程910で、サーバメモリ102上の質問リストに質問IDが格納されていると判定し、質問リストから質問IDを1つ選択して、サーバメモリ102に格納する。次に、サーバ制御部101は、選択された質問IDと同一の質問IDが質問IDフィールド530に格納された問診マスタレコードを抽出して、抽出されたレコードに格納されているチェックIDフィールドのチェックIDが、サーバメモリ102上のチェック結果リストに格納されているか否かを判定する工程911(チェック結果判定工程)を実行する。工程911で、チェックIDが格納されていると判定した場合、サーバメモリ102上の質問リストから、選択された質問IDを削除し、工程910に戻る。工程911で、チェックIDが格納されていないと判定した場合、サーバ制御部101は、工程911で選択された質問IDと同一の質問IDが質問IDフィールド530に格納された問診マスタレコードを抽出して、抽出されたレコードに格納されている質問ID、質問内容、選択肢を含む問診情報として、サーバメモリ102に格納された場所IDで同定されるデバイスIDで識別される入出力端末120に送信する工程912(問診情報送信工程)を実行する。
【0061】
この例では、サーバメモリ102上の質問リストに格納された質問ID「qalc0001」と同じ質問IDが質問IDフィールド530に記述された問診マスタレコード530Bを抽出して、質問ID「qalc0001」、質問内容「もしかして、お酒を飲みましたか?」、選択肢「はい」又は「いいえ」を、ユーザID「user0001」のユーザ氏名「○田△之」と共に問診情報として、場所ID「location10」で同定される端末ID「terminal10」で識別される入出力端末120に送信する。工程912で送信された問診情報は、入出力端末120が受信し、工程1001、1002、1003を実行後、工程1004で、問診情報に質問IDがあると判定し、問診情報に含まれる質問内容と選択肢を表示する工程1005(問診情報(質問内容と選択肢)表示工程)を実行する。
【0062】
図16は、本発明の実施例において、工程1005の実行後にメッセージとして、質問内容と選択肢が出力される時の入出力端末120の画面例1300Aを示す図である。
画面例1300Aでは、問診ウインドウ1120に、質問内容「○田△之さん、もしかして、お酒を飲みましたか?」1301A、1番目の選択肢「はい」1302A、2番目の選択肢「いいえ」1303Aが表示されている。ここで、ユーザが、選択肢「はい」1302Aを選択した場合、端末制御部121は、選択された選択肢の番号(ここでは「1」)を質問ID「qalc0001」と共に入力結果として送信する工程1006(入力結果送信工程)を実行する。工程1006で送信された入力結果は、ホームサーバ100が受信する。サーバ制御部101は、入力結果を受信し、サーバメモリ102上のチェック結果リストに格納後、サーバメモリ102上の質問リストから受信した質問IDを削除する工程913(入力結果受信工程)を実行する。ここでは、サーバメモリ102上のチェック結果リストに、質問ID「qalc0001」、選択肢「1」、チェックID「alcohol」、チェック結果「1」、問診フラグ「Y」、チェック日時「2004/04/02 23:11」が格納される。工程913の実行後、工程910に戻る。ここで、サーバ制御部101は、サーバメモリ102上の質問リストに、質問IDが格納されていないと判定し、工程914(ユーザデータベース格納工程)を実行する。
【0063】
図17は、本発明の実施例のチェック結果履歴テーブル440の例を示す図である。
図17の例では、チェック結果履歴テーブル440のチェック結果履歴レコード440AAには、ユーザIDフイールド441に「user0001」、チェックIDフィールド442に「alcohol」、チェック結果フィールド443に「1」、問診フラグフィールド444に「Y」、チェック日付フィールド445に「2004/04/02」、チェック日時フィールド446に「2004/04/02 23:11」が格納されている。このように、センサからの入力をもとに、リスク因子の有無が不確実な場合でも、センシング情報判定部と問診部を組合わせ、リスク因子を簡易かつ確実に収集できる。次に、サーバ制御部101は、工程915(問診情報送信工程)を実行し、問診情報を送信する。その結果、入出力端末120に、画面例1300Bが表示される。
【0064】
図18は、本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末120の画面例1300Bを示す図である。画面例1300Bでは、問診ウインドウ1120に、「○田△之さん、やっぱり飲みましたね。」が表示されている。
また、問診マスタテーブル530に、530A、530Cのように格納し、同じリスク因子を収集する質問を、質問内容や選択肢を変えて実施できる。このように、問診マスタテーブル530に、質問ID毎に、質問内容と選択肢、及びチェックIDと選択肢を格納できるので、チェックIDで識別されるリスク因子を、質問内容を様々に変えて収集できる。
【0065】
(4)本システムの動作を、センサウェア150を装着したユーザが就寝時(2004年4月3日1時頃)に利用する場合を例にとって、説明する。
ユーザが就寝のため、寝室に入ると、寝室に設置されたセンサデバイス160’は、工程801でユーザを検出し、工程802実行後、工程803で、センサウェアID「sensorw01」、センサデバイスID「sensord30」、センサID「sensor11」、センシング結果としてユーザを検出したことを示す「1」をセンシング情報として送信する。工程803で送信されたセンシング情報は、ホームサーバ100が受信し、工程903、904、905により、受信した日時(ここでは、「2004年4月3日1時13分」とする)を場所IDと共に、サーバメモリ102に格納する。
【0066】
次に、サーバ制御部101は、工程906を実行する。ここでは、サーバメモリ102に、ユーザID「user0001」、センサID「sensor11」、センシング結果「1」、場所ID「location30」、センシング日時「2004/04/03 01:13」が格納されているため、ユーザID「user0001」、センサ条件「sensor11=1」、時間条件「23:00-03:00」、場所ID「location30」に一致するセンシング情報判定知識レコード510Lを抽出し、メッセージID「m000HCHK」をサーバメモリ102に格納する。この結果、寝室に設置された入出力端末120’に、画面例1400が表示される。
【0067】
図19は、本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末120’の画面例1400を示す図である。画面例1400では、問診ウインドウ1120に、「○田△之さん、健康をチェックしましょう。」が表示されている。
このように、本システムにより、時間や場所に応じて適切な問診情報が出力されるので、日常生活の中で違和感なく、入出力端末を操作できる。このように、本システムにより、時間や場所に応じて問診情報が変わるので、日常生活の中で違和感なく、リスク因子を収集できる。工程803実行後、工程804、805、806を実行し、工程809で、センサID「sensor1E」とセンシング結果「1」をセンシング情報として送信する。工程803で送信されたセンシング情報は、ホームサーバ100が受信し、工程903、904、905により、受信した日時(ここでは、「2004年4月3日1時13分」とする)を場所IDと共に、サーバメモリ102に格納する。次に、サーバ制御部101は、工程906を実行する。
【0068】
ここでは、サーバメモリ102に、ユーザID「user0001」、場所ID「location30」、センサID「sensor11」、センシング結果「1」、センシング日時「2004/04/03 01:13」が格納されているため、ユーザID「user0001」、場所ID「location30」、センサ条件「sensor1E=1」、時間条件「00:00-03:00」に一致するセンシング情報判定知識レコード510Nを抽出し、メッセージID「m000DRLF」をサーバメモリ102に格納する。次に、サーバ制御部101は、工程907で、肯定と判定し、工程908を実行する。センシング情報判定知識レコード510Nの場合、メッセージID「m000DRLF」に適合するレコードは510Nのみのためサーバメモリ102上の質問リストに質問IDが格納されない。
【0069】
次に、サーバ制御部101は、工程909で、リスクID「DRLF」があると判定し、リスク判定知識テーブル520のリスクIDフィールド522に格納されたリスクIDと一致するレコードのチェックID「alcohol」、「fattyfood」、「overeaten」を抽出後、抽出されたチェックIDと一致するレコードの質問IDを問診マスタ530から抽出し、サーバメモリ102上の質問リストに格納する。同一のチェックIDについて抽出される質問IDは、1つでも複数でも良い。ここでは、サーバメモリ102上の質問リストに、質問ID「qalc0000」、「qfat0000」、「qove0000」が格納されているとする。
【0070】
次に、サーバ制御部101は、工程910で、質問IDが格納されていると判定し、質問ID「qalc0000」をサーバメモリ102に格納する。次に、工程911で、質問ID「qalc0000」のチェックID「alcohol」がサーバメモリ102上のチェック結果リストに格納されていると判定するため、質問ID「qalc0000」をチェック結果リストから削除し、工程910に戻る。次に、サーバ制御部101は、工程901で、質問IDが格納されていると判定し、質問ID「qfat0000」をサーバメモリ102に格納する。次に、工程911で、質問ID「qfat0000」のチェックID「fattyfood」がサーバメモリ102上のチェック結果リストに格納されていないと判定し、質問ID「qfat0000」をチェック結果リストから削除し、工程912を実行する。その結果、入出力端末120’に、画面例1500、画面例1600が表示される。
【0071】
図20は、本発明の実施例において、メッセージとして、質問内容と選択肢が出力される時の入出力端末120’の画面例1500を示す図である。画面例1500では、問診ウインドウ1120に、「○田△之さん、揚げ物を食べましたか?」が表示されている。
【0072】
図21は、本発明の実施例において、メッセージとして、質問内容と選択肢が出力される時の入出力端末120’の画面例1600を示す図である。画面例1600では、問診ウインドウ1120に、「○田△之さん、食べ過ぎましたか?」が表示されている。
【0073】
図20に示す画面例1500が表示され、ユーザが選択肢「はい」を選択すると、サーバメモリ102のチェック結果リストに、チェックID「fattyfood」、チェック結果「1」、問診フラグ「Y」、チェック日時「2004/04/03 01:13」が格納される。質問ID「qove0000」についても同様に、入出力端末120’に、図21の画面例1600が表示され、ユーザが選択肢「はい」を選択すると、サーバメモリ102のチェック結果リストに、チェックID「overeaten」、チェック結果「1」、問診フラグ「Y」、チェック日時「2004/04/03 01:13」が格納される。工程910で、質問IDが格納されていないと判定されると、サーバ制御部101は、工程914で、サーバメモリ上のチェック結果リストに格納されたチェック結果を、サーバメモリのチェック日付と共に、チェック結果履歴テーブル440に格納する。このように、サーバメモリ102に、チェック日付を格納することにより、本システムの利用日時に関わらず、チェック日付のリスク因子を確実に収集できる。
【0074】
次に、サーバ制御部101は、工程915で問診情報を送信する。この時、メッセージID「m000DRLF」で識別されるメッセージレコードのメッセージフィールド542に格納されたメッセージに、リスクID「DRLF」が記述されているため、サーバ制御部101は、リスク判定部109を起動し、リスク値(RiskValue=100×Σ(RFi×RIi)/n:nはリスク因子の数、RFiはリスク因子iのチェック結果、RIiはリスク因子iの指数であり、Σ(加算)はi=1、2、…、nについて行なう。)を算出する。例えば、ここでは、リスク因子「alcohol」についてチェック結果「1」と指数「0.3」、リスク因子「fattyfood」についてチェック結果「1」と指数「0.5」、リスク因子「overeaten」についてチェック結果「1」と指数「0.2」、から、リスク値は「100」と算出される。
【0075】
この結果、問診情報として、リスクID「DRLF」がリスク値「100」に変換されたメッセージ「今日の高脂血症生活は100%です。」が、送信される。また、工程906では、レコード510Nに、制御コマンドテーブル518に制御コマンド「show(RVTG)」が格納されているので、サーバ制御部101は、制御コマンド「show(RVTG)」を、端末コマンドとして問診情報に付加して送信する。送信された端末コマンドは、工程1003で、実行される。端末コマンド「show(RVTG)」の場合、端末制御部121は、端末コマンド処理部126を起動し、ホームサーバ100のWebサーバ116に問い合わせを行い、その問い合わせ結果を受け取って、表示部124に表示する。この結果、入出力端末120’に、画面例1700が表示される。
【0076】
図22は、本発明の実施例において、メッセージとリスク値の推移(リスク値トレンドグラフ1710)が出力される時の入出力端末120’の画面例1700を示す図である。
画面例1700は、工程1003の実行時に表示されるリスク値トレンドグラフ1710、工程1011の実行時に表示される問診ウインドウ1120とから構成される。画面例1700では、問診ウインドウ1120に、「○田△之さん、今日の高脂血症生活は100%です。」が表示されている。このように、1日のリスク因子をもとに、リスク判定知識テーブルを用いてリスク値を算出するリスク判定部により、ユーザは、一日の生活習慣を客観的に確認できるので、生活習慣の改善意識を向上できる。また、リスク値トレンドグラフを表示することにより、ユーザは日々の生活習慣の推移を視覚的に確認できるので、生活習慣の改善意識をより向上できる。この例では、高脂血症のリスク値を算出したが、糖尿病、高血圧、肥満、動脈硬化、心疾患、脳卒中等の生活習慣病に関して、リスク因子を収集する知識ベースを構築してもよい。これにより、生活習慣病毎のリスク値を算出し、メッセージやトレンドグラフとして表示でき、生活習慣病を幅広く管理できる。
【0077】
また、端末コマンド処理部では、ホームサーバ上のユーザデータベースの情報や、ホームサーバが接続しているインターネット上の情報を、端末コマンドに従い表示することもできる。このように、本システムにより、ユーザの生活習慣病リスクに応じて、入出力端末で生活習慣改善に関する様々な情報を表示できるので、利便性を向上でき、ユーザは生活習慣改善に関する知識を簡易に取得できる。
【0078】
(5)本システムの動作を、センサウェア150を装着したユーザが睡眠状態になった場合を例にとって、説明する。
ユーザが、寝室で、睡眠状態になると、センサウェア制御部151は、工程706で、ユーザ状況判定部159を起動し、赤外線センサ157が検出した赤外線量、加速度センサ158が検出した加速度をもとに、睡眠状態(睡眠中)を判定し、センサウェアメモリ152に、ユーザ状況「SLEEP」を格納する。次に、センサウェア制御部151は、工程707実行後、工程705に戻り、センサウェアID「sensorw01」と共に、センサウェアメモリ152に格納されたユーザ状況「SLEEP」をセンサウェア情報として送信する。送信されたセンサウェア情報は、センサデバイス160が、工程802で受信し、センサウェアID「sensorw01」、ユーザ状況「SLEEP」をセンサメモリ162に格納する。
【0079】
更に、工程803で、センサウェアID「sensorw01」、デバイスID「sensord30」、センサID「sensor11」、センシング結果「1」、センサウェアID「sensorw01」、デバイスID「sensord30」、センサID「sensorw01」、センシング結果「SLEEP」をセンシング情報として送信する。送信されたセンシング情報は、ホームサーバ100が、工程902で受信し(センシング情報を受信した日時が「2004年4月4日1時21分」とする)、センサウェアID「sensorw01」、センサデバイスID「sensord10」、センサID「sensor11」、センシング結果「1」、場所ID「location30」、センシング日時「2004/04/04 01:21」、センサウェアID「sensorw01」、センサデバイスID「sensord10」、センサID「sensorw01」、センシング結果「SLEEP」、場所ID「location30」、センシング日時「2004/04/04 01:21」をサーバメモリ102に格納する。更に、工程906で、メッセージID「m000GN」をサーバメモリ102に格納する。この結果、入出力端末120に、画面例2000が表示される。
【0080】
図23は、本発明の実施例において、入出力端末120の画面例2000を示す図である。画面例2100では、問診ウインドウ1120に、「○田△之さん、おやすみなさい。」が表示されている。
また、工程906では、同時に、制御コマンド処理部117を起動し、制御コマンド「door(LOCK)」を実行する。これにより、住宅設備・家電機器170のドアが施錠される。ここでは、ドアが施錠される例を示したが、窓、門、電動シャッターを施錠する制御コマンドも実行できる。このように、本システムにより、ユーザ状況に応じて、住宅設備機器を制御できるので、防犯を支援し、安全性を向上できる。また、照明を消灯する/照度を変更する、エアコンを切る/温度を上げる/下げる、テレビを切る/入力切替する/チャンネル切替する等の制御コマンドも実行できる。このように、本システムにより、ユーザ状況に応じて、家電機器を制御できるので、省エネを支援し、消費電力を低減できる。以上説明した健康管理支援システムにより、生活習慣病のリスク因子を、時間や場所に応じて、日常生活の中で簡易に収集できるので、適切な生活習慣病リスクを提示でき、生活習慣の改善意識を向上できる。
【0081】
ここでは、トイレと寝室を利用する場合を例に説明したが、洗面室と寝室を利用する場合は、トイレに設置されたセンサデバイスの場所IDの代わりに、洗面室に設置されたセンサデバイスの場所IDを、センサ判定知識テーブルの場所IDフィールドに記述すればよい。また、トイレだけで利用したい場合は、トイレに設置されたセンサデバイスの場所IDを、全レコードのセンサ判定知識テーブルの場所IDフィールドに記述すればよい。このように、本知識ベースを用いて任意の場所でリスク因子を収集するシステムを簡易に構築できる。また、ここでは、1人のユーザが利用する場合を例に説明したが、複数のユーザが利用することもできる。この場合、個人情報データベースに格納されたユーザIDを、知識ベースのユーザIDフィールドに格納するだけでよい。このように。本知識ベースを用いて任意のユーザが利用できるシステムを簡易に構築できる。
【0082】
以上のように、健康管理支援システムにより、誰が(ユーザID)、いつ(時間条件)、どこで(場所ID)、何をどうしたのか(センサ条件)を日常生活の中で簡易に収集できる。なお、センサウェアID、センサデバイスID、センサID、端末IDは、IPアドレス、製造番号、MACアドレス等、識別可能なものなら何でもよい。工程802で、予め設定された待機時間(例えば10秒)センサウェア情報を受信できない場合、センサウェアID「sensorw」、ユーザ状況「none」をセンサメモリ162に格納し、工程802を終了するようにしてもよい。これにより、工程906で、センシング情報判定知識レコード510Qの制御コマンド「user_identify」を実行し、入出力端末でユーザIDを入力する。このように、センサウェア情報を受信できない等の場合でも、本システムを利用できる。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明によれば、生活習慣病のリスク因子を、時間や場所に応じて、日常生活の中で簡易に収集でき、適切な生活習慣病リスクを提示して、生活習慣の改善意識を向上させることが可能な健康管理支援システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の実施例の健康管理支援システムの構成を示す図。
【図2】本発明の実施例の個人基本情報データベースの例を示す図。
【図3】本発明の実施例のデバイス情報データベースの例を示す図。
【図4】本発明の実施例のユーザデータベースの例を示す図。
【図5】本発明の実施例の知識ベースの例を示す図。
【図6】本発明の実施例のセンサID記憶部の例を示す図。
【図7】本発明の実施例のセンサウェアの動作を表すフローチャート。
【図8】本発明の実施例のセンサデバイスの動作を表すフローチャート。
【図9】本発明の実施例のホームサーバの動作を表すフローチャート。
【図10】本発明の実施例の入出力端末の動作を表すフローチャート。
【図11】本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末の画面例を示す図。
【図12】本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末の画面例を示す図。
【図13】本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末の画面例を示す図。
【図14】本発明の実施例において、チェック結果履歴テーブルの例を示す図。
【図15】本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末の画面例を示す図。
【図16】本発明の実施例において、メッセージとして質問内容と選択肢が出力される時の入出力端末の画面例を示す図。
【図17】本発明の実施例のチェック結果履歴テーブルの例を示す図。
【図18】本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末の画面例を示す図。
【図19】本発明の実施例において、メッセージが出力される入出力端末の画面例を示す図。
【図20】本発明の実施例において、メッセージとして、質問内容と選択肢が出力される時の入出力端末の画面例を示す図である。
【図21】本発明の実施例において、メッセージとして、質問内容と選択肢が出力される時の入出力端末の画面例を示す図である。
【図22】本発明の実施例において、メッセージとリスク値の推移が出力される時の入出力端末の画面例を示す図。
【図23】本発明の実施例において、入出力端末の画面例を示す図。
【符号の説明】
【0085】
100…ホームサーバ、101…制御部、102…サーバメモリ、103…センシング情報受信部、104…ユーザ認証部、105…センシング情報判定部、106…問診部、107…出力部、108…入力結果取得部、109…リスク判定部、110…サーバ通信部、111…個人基本情報データベース、112…デバイス情報データベース、113…ユーザデータベース、114…知識ベース、115…タイマー、116…Webサーバ、117…制御コマンド処理部、120、120’…入出力端末、121…端末制御部、122…端末ID記憶部、123…端末通信部、124…表示部、125…入力部、126…端末コマンド処理部、140…ネットワーク、150…センサウェア、151…センサウェア制御部、152…センサウェアメモリ、153…センサウェアID記憶部、154…センサウェア演算部、155…無線通信部、156…赤外線発光ダイオード、157…赤外線センサ、158…加速度センサ、159…ユーザ状況判定部、160、160’…センサデバイス、161…センサ制御部、162…センサメモリ、163…センサID記憶部、164…センサ通信部、165…センサ無線通信部、166…人感センサ、169…センサ接続部、167…リスク因子収集センサ、170…住宅設備・家電機器、200…個人基本情報データベースの例、201…ユーザIDフィールド、202…パスワードフィールド、203…個人情報フィールド、204…センサウェアIDフィールド、210A…個人基本情報データベースのレコード、300…デバイス情報データベースの例、310…センサデバイステーブル、320…入出力端末テーブル、311…デバイスIDフィールド、312…センサIDフィールド、313…センサ種別フィールド、314…場所IDフィールド、315…場所情報フィールド、321…端末IDフィールド、322…場所IDフィールド、323…場所情報フィールド、400…ユーザデータベースの例、430…センシング情報履歴テーブル、430A…センシング情報履歴レコード、431…ユーザIDフィールド、432…センサウェアIDフィールド、433…デバイスIDフィールド、434…センサIDフィールド、435…センシング結果フィールド、436…センシング日時フィールド、440…チェック結果履歴テーブル、440A、440B、440C、440AA…チェック結果履歴レコード、441…ユーザIDフイールド、442…チェックIDフィールド、443…チェック結果フィールド、444…問診フラグフィールド、445…チェック日付フィールド、446…チェック日時フィールド、500…知識ベースの例、510…センシング情報判定知識テーブル、510A、510C、510E、510F、510G、510H、510I、510J、510L、510N、510P、510Q…センシング情報判定知識レコード、511…ユーザIDフィールド、512…メッセージIDフィールド、513…センサ条件フィールド、514…時間条件フィールド、515…場所IDフィールド、517…チェックIDフィールド、518…チェック結果フィールド、519…制御コマンドフィールド、520…リスク判定知識テーブル、521…ユーザIDフィールド、522…リスクIDフィールド、523…チェックIDフィールド、524…指数フィールド、530…問診マスタテーブル、530A、530B、530C…問診マスタレコード、531…質問IDフィールド、532…チェックIDフィールド、533…質問内容フィールド、534…選択肢フィールド、535…チェック結果フィールド、540…メッセージマスタテーブル、541…メッセージIDフィールド、542…メッセージフィールド、600…センサID記憶部の例、610…センサデバイスID情報、611…センサデバイスID、620…センサID情報、621…センサ順序、622…センサID、623…センサの種類を示す種別、701…センサウェアの動き検出判定工程、702…変数t初期設定工程、703…終了判定工程、704…センサウェア装着判定工程、705…センサウェア情報送信工程、706…ユーザ状況判定工程、707…センサウェア装着判定工程、801…ユーザ検出判定工程、802…センサウェア情報受信工程、803…センシング情報送信工程、804…変数i初期設定工程、805…変数i加算工程、806…変数i判定工程、807…センシング工程、808…センシング情報送信工程、809…終了コード送信工程、901…動作終了判定工程、902…センシング情報受信判定工程、903…センシング情報格納工程、904…ユーザ認証工程、905…ユーザデータベース格納工程、906…メッセージID抽出工程、907…メッセージID判定工程、908…メッセージIDから質問IDを抽出する工程、909…メッセージから質問IDを抽出する工程、910…質問ID判定工程、911…チェック結果判定工程、912…問診情報送信工程、913…入力結果受信工程、914…ユーザデータベース格納工程、915…問診情報送信工程、1001…動作終了判定工程、1002…問診情報受信判定工程、1003…端末コマンド処理工程、1004…質問ID判定工程、1005…問診情報(質問内容と選択肢)表示工程、1006…入力結果送信工程、1011…問診情報表示工程、1100、1100A、1200、1300、1300A、1300B、1400、1500、1600、1700、2000…入出力端末の画面例、1111…仮想キャラクター、1120…問診ウインドウ、1301A…質問内容、1302A…1303A…選択肢、1710…リスク値トレンドグラフ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(1)生体情報を検出するセンサと検出した生体情報を送信するセンサデバイス通信部とを有するセンサデバイス、(2)前記生体情報を受信するサーバ通信部と、受信した生体情報を格納する記憶部とを有するホームサーバ、(3)入出力端末と、(4)前記センサデバイスと前記ホームサーバと前記入出力端末とが通信可能なネットワークと、(5)生活習慣病のリスク因子が格納されたリスク判定知識ベース、前記センサが検出した生体情報から前記リスク因子の有無を判定するためのセンサ条件が格納されたセンサ判定知識ベース、及び、リスク因子を收集するための質問と回答選択肢が格納された問診知識ベースを管理する知識ベース管理部と、(6)前記センサ判定知識ベースのセンサ条件を読み出し、前記センサが検出した生体情報と比較してリスク因子の有無を判定し、リスク因子が有ると判定された場合にリスク因子が有るというチェック結果と共に前記記憶部に格納するセンサ判定部と、(7)前記リスク判定知識ベースのリスク因子を読み出し、前記記憶部に格納されたリスク因子と比較して前記記憶部に格納されていないリスク因子を抽出し、抽出されたリスク因子を収集する質問と回答選択肢を前記問診知識ベースから抽出して前記入出力端末に出力し、選択された回答選択枝を取得してチェック結果とし、リスク因子をチェック結果と共に前記記憶部に格納する問診部と、(8)前記記憶部のリスク因子とチェック結果とから生活習慣病のリスク値を算出して、前記入出力端末に出力するリスク判定部とを有することを特徴とする健康管理支援システム。
【請求項2】
請求項1に記載の健康管理支援システムにおいて、被検体に装着するセンサウェアを識別するセンサウェアIDを記憶するセンサウェアID記憶部と前記センサウェアIDを送信するセンサウェア通信部とを具備する前記センサウェアを有し、前記ホームサーバは、前記被検体を識別するユーザIDと前記センサウェアIDとを格納する個人基本情報データベースと、前記被検体を認証するユーザ認証部とを有し、前記知識ベース管理部は、前記ユーザID毎に格納された知識ベースを有し、前記センサデバイス通信部は、前記センサウェアIDを受信し、前記センサウェアIDと共に生体情報を送信し、前記サーバ通信部は、前記センサウェアIDと生体情報を受信し、前記ユーザ認証部は、受信したセンサウェアIDをもとに、前記個人情報データベースを検索してユーザIDを抽出し、抽出したユーザIDに応じた知識ベースを前記知識ベース管理部から読み出して、前記センサ判定部、前記問診部、前記リスク判定部の各処理を実行することを特徴とする健康管理支援システム。
【請求項3】
請求項1に記載の健康管理支援システムにおいて、前記センサデバイスは、前記センサデバイスを識別するセンサデバイスIDを格納するセンサデバイスID記憶部を有し、前記ホームサーバは、前記センサデバイスIDと、前記入出力端末を識別する端末IDと、前記センサデバイス及び前記入出力端末が設置された場所を識別する場所IDを格納するデバイス情報データベースとを有し、前記センサ判定知識ベースは、前記場所IDを記述可能な場所条件を格納し、前記センサデバイス通信部は、前記センサデバイスIDと共に生体情報を送信し、前記サーバ通信部は、前記センサデバイスIDと生体情報を受信し、受信したセンサデバイスIDをもとに、前記デバイス情報データベースを検索して場所IDを抽出し、抽出した場所IDが前記場所条件に記述された場所IDに一致する知識ベースを前記知識ベース管理部から読み出して、前記センサ判定部、前記問診部、前記リスク判定部の各処理を実行し、抽出した場所IDをもとに、前記デバイス情報データベースを検索して端末IDを抽出し、抽出された端末IDで識別された入出力端末に出力することを特徴とする健康管理支援システム。
【請求項4】
請求項1に記載の健康管理支援システムにおいて、前記ホームサーバは、日時を出力するタイマーを有し、前記センサ判定知識ベースは、開始時間と終了時間を記述可能な時間条件を格納し、前記タイマーの出力する日時が前記時間条件に適合する知識ベースを、前記知識ベース管理部から読み出し、前記センサ判定部、前記問診部、前記リスク判定部の処理を実行することを特徴とする健康管理支援システム。
【請求項5】
請求項1に記載の健康管理支援システムにおいて、1又は複数の住宅設備もしくは家電機器を有し、前記ホームサーバが、前記住宅設備もしくは家電機器及び前記入出力端末を制御する制御コマンドを処理する制御コマンド処理部を有し、前記センサ判定知識ベースは、前記制御コマンドをセンサ条件と共に格納し、前記センサ判定知識ベースのセンサ条件を読み出し、前記センサが検出した検出値と比較して適合した制御コマンドを実行することを特徴とする健康管理支援システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2006−26037(P2006−26037A)
【公開日】平成18年2月2日(2006.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−207987(P2004−207987)
【出願日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】