説明

光ファイバケーブル

【課題】セミの産卵行為による光ファイバの損傷を防止でき、しかも、光ファイバの口出し作業が容易で、且つ、コネクタ等の外被把持部で所望の引留力を得ることができる光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】光ファイバ心線3と、光ファイバ心線3に平行に配置された抗張力体4と、光ファイバ心線3の外周を覆うように配置された第1外被5と、第1外被5の外側に配置された第2外被6とを備えた光ファイバケーブル1Aであって、第1外被5は、デュロメータ硬度55〜64の範囲の硬度で、且つ、光ファイバ心線3から第2外被6までの厚みが0.3mm以上に形成され、第2外被6は、デュロメータ硬度42〜53の範囲の硬度で、且つ、表面までの厚みが0.2mm以上に形成された。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバとこれに平行に配置された抗張力体とこれらを覆う外被とを備えた光ファイバケーブルに関し、特に、セミの産卵行為による光ファイバ心線の損傷対策を備えたものに係わる。
【背景技術】
【0002】
例えば、加入者宅への光回線引き込み用、又は、加入者宅内の配線用、ビル或いはマンション等の構内配線として用いる光ファイバケーブル(Fiber to the Home)に、西日本を中心にセミ(主にクマゼミ)が産卵して光ファイバを破断等させる事故が発生している。そのため、セミの産卵行為による光ファイバの損傷対策を施した光ファイバケーブルが種々提案されている。
【0003】
この種の従来の光ファイバケーブルとして、特許文献1に開示されたものが提案されている。この光ファイバケーブル50は、図4に示すように、ケーブル本体部51と支持線部60とから構成されている。ケーブル本体部51は、複数本の光ファイバ心線52aが集束された光ファイバテープ心線52と、この光ファイバテープ心線52の両側にそれぞれ平行に配置された一対の抗張力体53と、光ファイバテープ心線52の外周を覆うように配置された第1外被54と、この第1外被54の外周と一対の抗張力体53の外周を覆うように配置された第2外被55とから構成されている。
【0004】
支持線部60は、光ファイバテープ心線52に平行に配置された支持線61と、この支持線61の外周を覆うように配置された外被62とから構成されている。
【0005】
第1外被54は、ショア硬度が65以上で、厚さが0.15mm以上の熱硬化性樹脂より形成されている。第1外被54の外面で、且つ、光ファイバテープ心線52から両側の抗張力体53に向かう方向で交差する面には、それぞれノッチ部54aが形成されている。
【0006】
第2外被55は、支持線部60の外被62と同じ材料より一体に形成されている。
【0007】
上記構成の光ファイバケーブル50によれば、セミが産卵行為を行うべくケーブル本体部51に産卵管を突き刺しても、厚さ0.15mm以上の硬い第1外被54を貫通することができない。従って、セミの産卵行為によって光ファイバ心線52aが損傷するのを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2007−127848号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、前記従来例の光ファイバケーブル50では、第1外被54がショア硬度65以上の硬度であるため、光ファイバケーブル50の端末より長手方向に第2外被55及び第1外被54を引き裂くことによって光ファイバ心線52aを露出させるファイバ口出し作業が非常に困難である。
【0010】
また、光ファイバケーブル50のケーブル本体部51とコネクタ等との結合構造は、コネクタ等の外被把持部に形成された係止爪(鬼目)を第2外被55に食い込ませることによって光ファイバケーブル50の引留力を得る構造である。しかし、前記従来例では、第2外被55の硬度等が明示されていないため、所望の引留力を得ることができない恐れがある。
【0011】
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、セミの産卵行為による光ファイバの損傷を防止でき、しかも、光ファイバの口出し作業が容易で、且つ、コネクタ等の外被把持部で所望の引留力を得ることができる光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の光ファイバケーブルは、光ファイバと、前記光ファイバに平行に配置された抗張力体と、前記光ファイバの外周を覆うように配置された第1外被と、前記第1外被の外側に配置された第2外被とを備えた光ファイバケーブルであって、前記第1外被は、デュロメータ硬度55〜64の範囲の硬度で、且つ、前記光ファイバから前記第2外被までの厚みが0.3mm以上に形成され、前記第2外被は、デュロメータ硬度42〜53の範囲の硬度で、且つ、表面までの厚みが0.2mm以上に形成されたことを特徴とする。
【0013】
前記第2外被には、前記第1外被側に向かって切り込まれたノッチ部が設けられても良い。
【0014】
前記第2外被は、光ファイバケーブルの長さ方向の直交方向に間隔を置いて間欠的に配置されても良い。
【0015】
前記第2外被は、支持線部が連結された面を除いて第1外被の全ての面を覆うように配置されても良い。
【0016】
前記第1外被と前記第2外被は、第1外被を形成する溶融樹脂と第2外被を形成する溶融樹脂を前記光ファイバの外周に同時に塗布することによって形成されることが好ましい。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、セミの産卵行為による光ファイバの損傷を防止でき、しかも、光ファイバの口出し作業が容易で、且つ、コネクタ等の外被把持部で所望の引留力を得ることができる光ファイバケーブルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の第1実施形態に係る光ファイバケーブルの断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る光ファイバケーブルの断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る光ファイバケーブルの断面図である。
【図4】従来例の光ファイバケーブルの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る光ファイバケーブル1Aの断面図である。
【0021】
図1に示すように、光ファイバケーブル1Aは、加入者宅までの光回線引き込み用のケーブルである。この光ファイバケーブル1Aは、ケーブル本体部2と支持線部10とこれらを連結する首部20とから構成されている。
【0022】
ケーブル本体部2は、光ファイバである光ファイバ心線3と、この光ファイバ心線3の両側にそれぞれ平行に配置された一対の抗張力体4と、光ファイバ心線3及び一対の抗張力体4の外周を共に覆うように配置された第1外被5と、第1外被5の外側に配置された第2外被6とを備えている。
【0023】
支持線部10は、光ファイバ心線3に平行に配置された支持線11と、この支持線11の外周を覆うように配置された外被12とから構成されている。
【0024】
光ファイバ心線3は、ガラス材から形成された直径125μmの光ファイバ(図示せず)と、この光ファイバの外周を覆い、ウレタンアクリレート材から形成された1層以上の被覆層(図示せず)とから構成されている。
【0025】
第1外被5は、支持線部10の外被12と首部20と共に同じ材料より一体に形成されている。第1外被5等は、詳細には、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA樹脂)やエチレン−エチレンアクリート共重合体(EEA)等に高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、若しくはポリプロピレンを配合したベースポリマーであり、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、赤燐、炭酸カルシウム、ポリリン酸アンモニウム等の難燃剤を配合した樹脂より形成されている。第1外被5は、上記樹脂よりデュロメータ硬度55〜64の範囲の硬度で、且つ、光ファイバ心線3から第2外被6までの厚みTaが0.3mm以上に形成されている。ここで、ケーブル本体部2の短幅方向の厚みTを2.0mmとする場合には、下記に詳述する第2外被6の厚みTbの範囲を配慮すると、第1外被5の厚みTaは、0.3mm〜0.675mmの範囲に設定することが好ましい。
【0026】
第2外被6は、第1外被5の外側で、且つ、光ファイバ心線3から抗張力体4に向かう方向に直交する方向に対し交差する両側の面にのみ設けられている。第2外被6は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA樹脂)やエチレン−エチレンアクリート共重合体(EEA)をベースポリマーとし、水酸化マグネシウム、赤燐等の難燃剤を配合した樹脂より形成されている。第2外被6は、上記樹脂よりデュロメータ硬度42〜53の範囲の硬度で、且つ、表面までの厚みTbが0.2mm以上に形成されている。ここで、ケーブル本体部2の短幅方向の厚みTを2.0mmとする場合には、上記に詳述した第1外被5の厚みTaの範囲を配慮すると、第2外被6の厚みTbは、0.2mm〜0.575mmの範囲に設定することが好ましい。
【0027】
両側の第2外被6の中央には、第1外被5側に向かって切り込まれたノッチ部6aがそれぞれ設けられている。
【0028】
又、第1外被5と第2外被6は、単一の樹脂押出し成形機(図示せず)によって同時に形成されている。具体的には、樹脂押し出し成形機(図示せず)は、光ファイバ心線3と一対の抗張力体4と支持線11を所定の間隔で整列させつつ送り出す線材整列部と、光ファイバ心線3と一対の抗張力体4と支持線33の外周に第1外被5の溶融樹脂を押し出す第1樹脂押出し手段と、この第1樹脂押出し手段によって第1外被5の溶融樹脂が付着された光ファイバ心線3と一対の抗張力体4と支持線11の外周に第2外被6の溶融樹脂を押し出す第2樹脂押出し手段とを備えている。第1樹脂押出し手段は、例えば、線材整列部内の光ファイバ心線3、一対の抗張力体4及び支持線11が通過する位置に配置されたクロスヘッドにて構成されている。このクロスヘッドを通過する過程で光ファイバ心線3と一対の抗張力体4と支持線11に第1外被5の溶融樹脂を付着させる。第2樹脂押出し手段は、例えば、線材整列部の出口側の位置で第1外被5の溶融樹脂が付着された光ファイバ心線3、一対の抗張力体4及び支持線11に向かって溶融樹脂を押し出すよう構成されている。
【0029】
このようにして、第1外被5と第2外被6は、第1外被5を形成する溶融樹脂と第2外被6を形成する溶融樹脂を光ファイバ心線3の外周に同時に押し出すことによって形成される。この製造方法によれば、第1外被5と第2外被6を同一の樹脂押出し成形機によって容易に形成できる。
【0030】
(セミの産卵対策と光ファイバ心線の口出し作業性)
上記構成の光ファイバケーブル1Aでは、第1外被5がデュロメータ硬度55〜64の範囲の硬度で、且つ、光ファイバ心線3から第2外被6までの厚みTaが0.3mm以上に形成されているので、セミの産卵行為による光ファイバ心線3の損傷を防止でき、しかも、引き裂きによる光ファイバ心線3の口出し作業が容易である。以下、その理由を説明する。
【0031】
デュロメータ硬度が50、55、63、64、65、70である樹脂A〜Fを第1外被5とする複数のケーブル本体部2を作製し、クマゼミの産卵管による外傷数及びその傷の深さと光ファイバ心線3の断線の有無とケーブル本体部2の引き裂き作業性とを調べた。ケーブル本体部2の引き裂き作業性は、作業者が通常の力で容易に引き裂くことができた場合を○、作業者が通常の力でようやく引き裂くことができた場合を△、作業者が通常の力で引き裂くことができなかった場合を×と評価した。すると、下記の表1のような結果が得られた。
【表1】

【0032】
この表1の結果より、第1外被5をデュロメータ硬度が55以上で、且つ、厚みTaが0.3mm以上に形成すれば、セミの産卵行為による光ファイバ心線3の損傷を防止できることが確認された。又、デュロメータ硬度が64以下であれば、光ファイバ心線3の口出し作業が容易であることが確認された。以上より、第1外被5をデュロメータ硬度55〜64の範囲の硬度で、且つ、光ファイバ心線3から第2外被6までの厚みTaが0.3mm以上に形成すれば、セミの産卵行為による光ファイバ心線3の損傷を防止と、光ファイバ心線3の口出し作業の容易性との双方を満足することが確認できた。
【0033】
又、上記表1の結果より、第1外被5をデュロメータ硬度55〜63の範囲の硬度で、且つ、光ファイバ心線3から第2外被6までの厚みTaを0.2mm以上に形成して良い。
【0034】
上記構成の光ファイバケーブル1Aでは、第2外被6にノッチ部6aが設けられているので、引き裂きによる光ファイバ心線3の口出し作業が更に容易である。
【0035】
(外被把持部での引留力)
また、上記構成の光ファイバケーブル1Aでは、第2外被6がデュロメータ硬度42〜53の範囲の硬度で、且つ、表面までの厚みTbが0.2mm以上に形成されているので、コネクタ等の外被把持部で所望の引留力を得ることができる。以下、その理由を説明する。
【0036】
デュロメータ硬度が42、45、48、53、55である樹脂A〜Eを第1外被5とし、且つ、各樹脂について第2外被6の厚さTbを種々変更した複数のケーブル本体部2を作製し、外被把持部での引留力を検証した。引留力は、固定されたコネクタの外被把持部をケーブル本体部2を取り付け、ケーブル本体部2を10mm/minで引っ張る。その引っ張り荷重が1kgf以上である場合を引留力を○とし、引っ張り荷重が10kgf未満の値でケーブル本体部2が抜けてしまう場合を引留力を×とした。すると、下記の表2のような結果が得られた。
【表2】

【0037】
この表2の結果より、第2外被6がデュロメータ硬度42〜53の範囲の硬度で、且つ、表面までの厚みTbが0.2mm以上に形成すれば、コネクタ等の外被把持部で所望の引留力を得ることが確認できた。
【0038】
これは、第2外被6がデュロメータ硬度53を超える硬度である場合には、外被把持部の係止爪(鬼目)が第2外被6にほとんど食い込まないため、所望の引留力を得ることができないと考えられる。第2外被6のデュロメータ硬度42未満の場合には、外被把持部の係止爪が第2外被6に十分に食い込むものの、食い込んだ第2外被6が係止爪より弾性変形により容易に離脱するため、この場合にも所望の引留力を得ることができないと考えられる。又、第2外被6の厚みTbが0.2mm未満の場合には、第2外被6の食い込み深さが十分でないため、所望の引留力を得ることができないと考えられる。
【0039】
(第2実施形態)
図2は本発明の第2実施形態に係る光ファイバケーブル1Bの断面図である。
【0040】
図2に示すように、第2実施形態の光ファイバケーブル1Bは、前記第1実施形態のものと比較するに、第2外被6の構成が相違する。つまり、第2外被6は、第1実施形態と同様に、第1外被5の外側で、且つ、光ファイバ心線3から抗張力体4に向かう方向に直交する方向に対し交差する両側の面にのみ設けられているが、光ファイバケーブル1Bの長さ方向の直交方向に、つまり、ケーブル本体部2の幅方向に間隔を置いて間欠的に配置されている。
【0041】
他の構成は、第1外被5の構成をも含めて前記第1実施形態と同様であるため、同一構成箇所には同一符号を付してその説明を省略する。
【0042】
この第2実施形態でも、前記第1実施形態と同様に、セミの産卵行為による光ファイバ心線3の損傷を防止でき、しかも、引き裂きによる光ファイバ心線3の口出し作業が容易である。
【0043】
又、光ファイバケーブル1Bは、ケーブル支持具であるスパイラルケーブル(図示せず)等を利用して配策される場合がある。スパイラルケーブルは、宙乗り作業を行うことなく道路横断箇所などに設置できるケーブル支持具であり、線材が螺旋状に巻かれている。この螺旋状の線材内を通すことによって光ファイバケーブル1Bが配策される。この第2実施形態に係る光ファイバケーブル1Bは、スパイラルハンガーの線材との間の接触面積の少ないことから小さな挿通抵抗によって挿入できるため、挿入作業が容易である。
【0044】
(第3実施形態)
図3は本発明の第3実施形態に係る光ファイバケーブル1Cの断面図である。
【0045】
図3に示すように、第3実施形態の光ファイバケーブル1Cは、前記第1実施形態のものと比較するに、第2外被6の構成が相違する。つまり、第2外被6は、第1外被5の外側で、且つ、光ファイバ心線3から抗張力体4に向かう方向に直交する方向に対し交差する両側の面と、光ファイバ心線3から抗張力体4に向かう方向に対し交差し、支持線部10が設けられていない一方の面とに配置されている。つまり、第2外被6は、支持線部10が連結された面を除いて第1外被5の全ての面を覆うように配置されている。
【0046】
他の構成は、第1外被5の構成をも含めて前記第1実施形態と同様であるため、同一構成箇所には同一符号を付してその説明を省略する。
【0047】
上記構成の光ファイバケーブル1Cでは、コネクタ等の外被把持部が3面に設けられている場合に、3面の外部把持部に第2外被6がそれぞれ食い込むため、コネクタ等の外被把持部において強力な引留力を得ることができる。
【0048】
(その他)
前記各実施形態では、光ファイバは光ファイバ心線3であるが、光ファイバ素線、光ファイバコード、光ファイバテープ心線等であっても良い。
【0049】
前記各実施形態では、加入者宅への光回線引き込み用の光ドロップケーブルに本発明を適用したが、光回線加入者宅内や、ビル、マンション等の構内に用いられる光インドアケーブル等にも適用できることはもちろんである。
【符号の説明】
【0050】
1A〜1C 光ファイバケーブル
2 ケーブル本体部
3 光ファイバ心線(光ファイバ)
4 抗張力体
5 第1外被
6 第2外被
6a ノッチ部
10 支持線部
11 支持線
12 外被

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバと、前記光ファイバに平行に配置された抗張力体と、前記光ファイバの外周を覆うように配置された第1外被と、前記第1外被の外側に配置された第2外被とを備えた光ファイバケーブルであって、
前記第1外被は、デュロメータ硬度55〜64の範囲の硬度で、且つ、前記光ファイバから前記第2外被までの厚みが0.3mm以上に形成され、
前記第2外被は、デュロメータ硬度42〜53の範囲の硬度で、且つ、表面までの厚みが0.2mm以上に形成されたことを特徴とする光ファイバケーブル。
【請求項2】
請求項1記載の光ファイバケーブルであって、
前記第2外被には、前記第1外被側に向かって切り込まれたノッチ部が設けられたことを特徴とする光ファイバケーブル。
【請求項3】
請求項1又は請求項2記載の光ファイバケーブルであって、
前記第2外被は、光ファイバケーブルの長さ方向の直交方向に間隔を置いて間欠的に配置されたことを特徴とする光ファイバケーブル。
【請求項4】
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光ファイバケーブルであって、
前記第2外被は、支持線部が連結された面を除いて第1外被の全ての面を覆うように配置されたことを特徴とする光ファイバケーブル。
【請求項5】
請求項1〜請求項4のいずれかに記載の光ファイバケーブルであって、
前記第1外被と前記第2外被は、前記第1外被を形成する溶融樹脂と前記第2外被を形成する溶融樹脂を前記光ファイバの外周に同時に塗布することによって形成されたことを特徴とする光ファイバケーブル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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