光ファイバコネクター
【課題】現場で主光ファイバを融着接続して組み立てる光ファイバコネクターにおいて、フェルールの移動時に、フェルール光ファイバの接着状態の破壊ないし、融着接続部の接続状態の不良を防止する。
【解決手段】弾性部材20で弾性支持されるフェルール10に収容されたフェルール光ファイバと、主光ファイバとを融着接続した後、融着接続部を補強スリーブ50で補強して、主光ファイバとフェルール光ファイバを連結する光ファイバコネクターであって、フェルール10と弾性部材20との間にフェルールブッシュ15が設置されて、その一端と補強スリーブ50とが結合され、補強スリーブ50の外側にブート70が設置されて、フェルールブッシュ15と連結されている。
【解決手段】弾性部材20で弾性支持されるフェルール10に収容されたフェルール光ファイバと、主光ファイバとを融着接続した後、融着接続部を補強スリーブ50で補強して、主光ファイバとフェルール光ファイバを連結する光ファイバコネクターであって、フェルール10と弾性部材20との間にフェルールブッシュ15が設置されて、その一端と補強スリーブ50とが結合され、補強スリーブ50の外側にブート70が設置されて、フェルールブッシュ15と連結されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は作業者が現場で容易に光ファイバを連結することができるようにする光ファイバコネクターに関する。さらに詳しくは、本発明の光ファイバコネクターは、フェルールが弾性部材によって弾性部材が許容(提供)する移動範囲内で移動する時発生する湾曲現象によって、フェルール内に設置されているフェルール光ファイバの接着状態が破壊されたり、融着接続部の接続状態が不良になる問題点を解決することができるように構成された光ファイバコネクターに関する。
【背景技術】
【0002】
最近には、一般家庭まで光ケーブルを連結して放送、通信を含む各種情報を提供することができるようにするFTTH(ファイバー・トゥ・ザ・ホーム:Fiber To The Home)システムが提案されて、アパート、住宅などに適用設置されている。上記FTTHシステムで、光ケーブルは、例えば家庭内まで連結され、その端末は光ファイバコネクター形態に仕上げて設置される。この時、FTTH作業者は光ケーブルの間の接続を考慮して光ケーブルを実測長さより数m長く設定して家庭内に設置する。そして、作業者は施工現場である家庭内で光ケーブルを必要な長さだけ切断して、その端末に光ファイバコネクターを組み立てた後、これを光アダプダに連結させて家庭内に設置する。
【0003】
上記のように、光アダプダに結合される光ファイバコネクターに対して特許文献1〜6のように多様な技術が提供されている。
【0004】
一般的な光ファイバコネクターは、フェルールに接着剤で設置されているフェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部を連結するにおいて、韓国登録特許公報第10−0669947号の現場組立型光コネクターに記載されているように、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部とを収容する主線整列部材を利用して連結する機械的連結方法と、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部とを光ファイバ融着接続機を利用して融着接続した後、融着接続部を熱収縮管で構成された補強スリーブで補強するようにする融着接続連結方法がある(特許文献3〜6参照)。
【0005】
本発明は上記融着接続連結方法に関し、上記融着接続連結方法による光ファイバコネクターは、図1のように、大体フェルール光ファイバを含むフェルール1と、上記フェルールを弾性支持する弾性部材2と、上記フェルールと弾性部材とを収容するプラグフレーム4と、上記プラグフレームに設置されてフェルールと弾性部材とをプラグフレームに固定するストッパ3と、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部との融着接続部を補強する補強スリーブ5と、プラグハンドル6と、ブート7とで構成される。
【0006】
上記のように構成される融着接続連結方法の光ファイバコネクターは、フェルールが弾性部材に弾性支持されて、弾性部材2が許容する移動範囲内で移動する。このように、フェルールが弾性部材が許容する範囲内で移動する場合、フェルール本体1aとフェルール光ファイバ1bとの間の接着状態が不良になったり、フェルール光ファイバが短絡される現象が発生し、フェルール光ファイバの一部分1b`が急激に折れる現象が発生する。
【0007】
即ち、図1(b)のように、フェルールが弾性部材2が許容する移動範囲内で外力の作用によって移動する場合、フェルール本体1aと補強スリーブ5との間に位置したフェルール光ファイバ1bの一部分1b`が折れる現象が発生し、フェルール本体1aの頻繁な移動はフェルール本体とフェルール光ファイバとの間の接着状態を不良にさせ、またはフェルール光ファイバが短絡される現象を発生させ、フェルール本体1aに外力が作用する場合には、フェルール光ファイバの一部分が折れて、長さの短いフェルール光ファイバの一部分が折られることで折られる程度が非常に急激に折られて光ファイバの効率に対する問題点を発生させる。
【0008】
また、従来の融着接続連結方法の光ファイバコネクターは熱収縮管からなる補強スリーブを加熱して融着接続部を補強する場合、熱によってフェルール本体とフェルール光ファイバを一体に形成するために用いられた接着剤が溶けて変形が発生する問題点があり、これによって光ファイバコネクターを組み立てる時フェルールが熱に最小限に露出されるようにしている。
【0009】
上記のように、フェルールが熱に最小限に露出されるようにすることで、フェルール光ファイバの被覆を剥離する時、冷間(常温)剥離を主に行い、これによってフェルール光ファイバの被覆を剥離する時、フェルールに大きな力(荷重)が作用してフェルールの接着部が破損されたり、フェルール光ファイバが短絡される(切れ)現象が発生する。
【0010】
特許文献を利用して従来技術に対する問題点を説明すれば、特許文献3である韓国(KR)公開特許公報第10−2009−0083373号に提示された光コネクターはコンパクト化を実現するためのもので、構造において、フェルール7と補強スリーブ15が近接してその距離が非常に近く、これによって、補強スリーブの熱収縮のために加熱する時フェルールに光ファイバを一体に形成するために用いられた接着剤が熱によって変形が発生する短所がある。
【0011】
特許文献6の日本(JP)公開特許公報特開平2008−225461号に提示された光コネクターは、フレームに結合される固定部の凹凸部を形成し、補強スリーブの熱収縮の時一体に結合されるようにして引張力を向上させたもので、構造において、固定部の凹凸部に補強スリーブが熱収縮して一体に形成される場合、固定部とフェルールの光ファイバが補強スリーブによって一体に形成される。即ち、図1のように形成されてコネクターの前面フェルールに力(荷重)が加えられる場合、フェルールは弾性部材によって光ファイバの長手方向に移動し、この時、図1(b)のように、長さの短いフェルール光ファイバ1bの一部分1b`内で折られる(曲げ)現象が発生することで光ファイバが切断されて短絡現象が発生するか、急激に折られて損失率が急激に高くなる短所がある。
【0012】
上記特許文献3と特許文献5及び特許文献6の光コネクターは、工場で光ファイバを剥離してフェルールに接着剤で組み立てて切断して現場に供給する。これは、被覆がある状態で供給すると、フェルールと光ファイバを接着剤で接合したフェルール光ファイバを現場で剥離する時に剥離荷重によって接着部分が弱くて変形及び短絡の致命的な問題点を解決することができないからである。
【0013】
上記のように、工場でフェルールに光ファイバを剥離して接着して切断までして現場に供給すると、取り扱いが難しいなどでコストが上昇し、且つ現場で取り扱う時短絡などの問題点が発生する。
【0014】
また、剥離された光ファイバが長期間空気に露出されて湿気や他の汚染物質によって汚染される問題点がある。
【0015】
上記のような問題点を解決する方法で、特許文献5の日本(JP)公開特許公報特開平2009−69607号では、剥離されたフェルールの光ファイバを提供するために包装技術に関する特許が提示されているが、このように包装して供給する場合には、製造コストが上昇する問題点と、製品の包装の時、体積が大きくなることで物流費用が上昇する問題点を有する。
【0016】
図2に示した補強スリーブは、従来の光コネクターに用いられるもので、外側管5aと内側管5bの2つの熱収縮管からなる二重管と、金属材質の補強ピン5cとで構成されて、熱収縮のために加熱する時二重管によって熱収縮時間がたくさんかかるという短所がある。
【0017】
前述した問題点を解決するために、本出願人は特許文献7(登録番号第10−1038195号)の光ファイバコネクター及びその組み立て方法で図3のように構成された光ファイバコネクターを提供したことがある。
【0018】
しかしながら、上記提供された特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターの場合には、フェルールが弾性部材によって外力が発生する時光ファイバの長手方向に移動することによって、融着接続部を補強する部位である補強スリーブで湾曲が発生する。上記特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターは、図1のように急激に曲がれることによって、切断または損失率が急激に高くなる問題点を解決することができるが、補強スリーブで湾曲が頻繁に発生するため、切断されたり損失率が発生するなどの問題点が発生される。
【0019】
最近には、一般家庭まで光ケーブルを連結して放送、通信を含む各種情報を提供することができるようにするFTTH(ファイバー・トゥ・ザ・ホーム:Fiber To The Home)システムが提案されて、アパート、住宅などに適用設置されている。上記FTTHシステムで、光ケーブルは、例えば家庭内まで連結され、その端末は光ファイバコネクター形態に仕上げて設置される。この時、FTTH作業者は光ケーブルの間の接続を考慮して光ケーブルを実測長さより数m長く設定して家庭内に設置する。そして、作業者は施工現場である家庭内で光ケーブルを必要な長さだけ切断して、その端末に光ファイバコネクターを組み立てた後、これを光アダプダに連結させて家庭内に設置する。
【0020】
上記のように、光アダプダに結合される光ファイバコネクターに対して特許文献1〜6のように多様な技術が提供されている。
【0021】
一般的な光ファイバコネクターは、フェルールに接着剤で設置されているフェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部を連結するにおいて、韓国登録特許公報第10−0669947号の現場組立型光コネクターに記載されているように、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部とを収容する主線整列部材を利用して連結する機械的連結方法と、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部とを光ファイバ融着接続機を利用して融着接続した後、融着接続部を熱収縮管で構成された補強スリーブで補強するようにする融着接続連結方法がある(特許文献3〜6参照)。
【0022】
本発明は上記融着接続連結方法に関し、上記融着接続連結方法による光ファイバコネクターは、図1のように、大体フェルール光ファイバを含むフェルール1と、上記フェルールを弾性支持する弾性部材2と、上記フェルールと弾性部材とを収容するプラグフレーム4と、上記プラグフレームに設置されてフェルールと弾性部材とをプラグフレームに固定するストッパ3と、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部との融着接続部を補強する補強スリーブ5と、プラグハンドル6と、ブート7とで構成される。
【0023】
上記のように構成される融着接続連結方法の光ファイバコネクターは、フェルールが弾性部材に弾性支持されて、弾性部材2が許容する移動範囲内で移動する。このように、フェルールが弾性部材が許容する範囲内で移動する場合、フェルール本体1aとフェルール光ファイバ1bとの間の接着状態が不良になったり、フェルール光ファイバが短絡される現象が発生し、フェルール光ファイバの一部分1b`が急激に折れる現象が発生する。
【0024】
即ち、図1bのように、フェルールが弾性部材2が許容する移動範囲内で外力の作用によって移動する場合、フェルール本体1aと補強スリーブ5との間に位置したフェルール光ファイバ1bの一部分1b`が折れる現象が発生し、フェルール本体1aの頻繁な移動はフェルール本体とフェルール光ファイバとの間の接着状態を不良にさせ、またはフェルール光ファイバが短絡される現象を発生させ、フェルール本体1aに外力が作用する場合には、フェルール光ファイバの一部分が折れて、長さの短いフェルール光ファイバの一部分が折られることで折られる程度が非常に急激に折られて光ファイバの效率に対する問題点を発生させる。
【0025】
また、従来の融着接続連結方法の光ファイバコネクターは熱収縮管からなる補強スリーブを加熱して融着接続部を補強する場合、熱によってフェルール本体とフェルール光ファイバを一体に形成するために用いられた接着剤が溶けて変形が発生する問題点があり、これによって光ファイバコネクターを組み立てる時フェルールが熱に最小限に露出されるようにしている。
【0026】
上記のように、フェルールが熱に最小限に露出されるようにすることで、フェルール光ファイバの被覆を剥離する時、冷間(常温)剥離を主に行い、これによってフェルール光ファイバの被覆を剥離する時、フェルールに大きな力(荷重)が作用してフェルールの接着部が破損されたり、フェルール光ファイバが短絡される(切れ)現象が発生する。
【0027】
特許文献を利用して従来技術に対する問題点を説明すれば、特許文献3である韓国(KR)公開特許公報第10−2009−0083373号に提示された光コネクターはコンパクト化を実現するためのもので、構造において、フェルール7と補強スリーブ15が近接してその距離が非常に近く、これによって、補強スリーブの熱収縮のために加熱する時フェルールに光ファイバを一体に形成するために用いられた接着剤が熱によって変形が発生する短所がある。
【0028】
特許文献6の日本(JP)公開特許公報特開平2008−225461号に提示された光コネクターは、フレームに結合される固定部の凹凸部を形成し、補強スリーブの熱収縮の時一体に結合されるようにして引張力を向上させたもので、構造において、固定部の凹凸部に補強スリーブが熱収縮して一体に形成される場合、固定部とフェルールの光ファイバが補強スリーブによって一体に形成される。即ち、図1のように形成されてコネクターの前面フェルールに力(荷重)が加えられる場合、フェルールは弾性部材によって光ファイバの長手方向に移動し、この時、図1bのように、長さの短いフェルール光ファイバ1bの一部分1b`内で折られる(曲げ)現象が発生することで光ファイバが切断されて短絡現象が発生するか、急激に折られて損失率が急激に高くなる短所がある。
【0029】
上記特許文献3と特許文献5及び特許文献6の光コネクターは、工場で光ファイバを剥離してフェルールに接着剤で組み立てて切断して現場に供給する。これは、被覆がある状態で供給すると、フェルールと光ファイバを接着剤で接合したフェルール光ファイバを現場で剥離する時に剥離荷重によって接着部分が弱くて変形及び短絡の致命的な問題点を解決することができないからである。
【0030】
上記のように、工場でフェルールに光ファイバを剥離して接着して切断までして現場に供給すると、取り扱いが難しいなどでコストが上昇し、且つ現場で取り扱う時短絡などの問題点が発生する。
【0031】
また、剥離された光ファイバが長期間空気に露出されて湿気や他の汚染物質によって汚染される問題点がある。
【0032】
上記のような問題点を解決する方法で、特許文献5の日本(JP)公開特許公報特開平2009−69607号では、剥離されたフェルールの光ファイバを提供するために包装技術に関する特許が提示されているが、このように包装して供給する場合には、製造コストが上昇する問題点と、製品の包装の時、体積が大きくなることで物流費用が上昇する問題点を有する。
【0033】
図2に示した補強スリーブは、従来の光コネクターに用いられるもので、外側管5aと内側管5bの2つの熱収縮管からなる二重管と、金属材質の補強ピン5cとで構成されて、熱収縮のために加熱する時二重管によって熱収縮時間がたくさんかかるという短所がある。
【0034】
前述した問題点を解決するために、本出願人は特許文献7(登録番号第10−1038195号)の光ファイバコネクター及びその組み立て方法で図3のように構成された光ファイバコネクターを提供したことがある。
【0035】
しかしながら、上記提供された特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターの場合には、フェルールが弾性部材によって外力が発生する時光ファイバの長手方向に移動することによって、融着接続部を補強する部位である補強スリーブで湾曲が発生する。上記特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターは、図1のように急激に曲がれることによって、切断または損失率が急激に高くなる問題点を解決することができるが、補強スリーブで湾曲が頻繁に発生するため、切断されたり損失率が発生するなどの問題点が発生される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0036】
【特許文献1】韓国KR登録特許公報第10−0669947号
【特許文献2】韓国KR公開特許公報第10−2009−0078350号
【特許文献3】韓国KR公開特許公報第10−2009−0083373号
【特許文献4】韓国KR公開特許公報第10−2007−0045972号
【特許文献5】日本JP公開特許公報特開平2009−69607号
【特許文献6】日本JP公開特許公報特開平2008−225461号
【特許文献7】国内KR登録特許公報第10−1038195号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0037】
本発明は従来の問題点を解決するために、本出願人が提供している特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターを改良したもので、本出願人が提供した光ファイバコネクターは、フェルール光ファイバが被覆がある状態で供給されて、現場で剥離して組み立てされるようにして、取り扱いの問題点及びコストが上昇する問題点を解決し、同時にフェルール部位で急激にフェルール光ファイバが折れたり、融着接続部位で湾曲が発生しないようにすることによって、湾曲による切断及び損失率を防止することができる光ファイバコネクターを提供することに目的がある。
【0038】
また、構成を簡単にすることによって、作業者の作業を便利にさせ、構成要素を減らすことによって製作費用を低減して製品をより廉価で供給することができる光ファイバコネクターを提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0039】
上記目的を達するための本発明の光ファイバコネクターは、弾性部材で弾性支持されるフェルールに収容されたフェルール光ファイバと、主光ファイバを融着接続機を用いて融着接続した後、融着接続部を補強スリーブで補強して、主光ファイバとフェルール光ファイバを連結する光ファイバコネクターにおいて、上記フェルールと弾性部材との間に融着接続部を補強する時の補強スリーブと一端が結合されるフェルールブッシュが設置され、上記補強スリーブの外側に設置されるブートはフェルールブッシュと連結されることを特徴とする。
【0040】
弾性部材で弾性支持されるフェルールに収容されたフェルール光ファイバと、主光ファイバとを融着接続機を用いて融着接続した後、融着接続部を補強スリーブで補強して、主光ファイバとフェルール光ファイバを連結する光ファイバコネクターにおいて、上記フェルールとフェルールブッシュとフェルール光ファイバは一体に形成され、上記フェルールブッシュとガイドストップリングとの間に弾性部材が設置され、上記フェルールブッシュの端部またはフェルール光ファイバの端部はガイドストップリングを貫通して補強スリーブと一体に結合されることを特徴とする。
【0041】
上記フェルールブッシュは、フェルールのフェルール光ファイバ側に形成された拡管部の一部分が挿入されるように貫通孔が形成されて、フェルールブッシュとフェルールは分離形態に構成されるか、または、上記フェルールブッシュはフェルールと一体に組み立てられて形成されることを特徴とする。
【0042】
上記フェルールブッシュの端部またはフェルール光ファイバの端部はガイドストップリングを貫通して補強スリーブと一体に結合されることを特徴とする。
【0043】
上記主光ファイバは融着接続部を補強する補強スリーブの外側に設置されるブートに設置されているクランプキャップでクランプされることを特徴とする。
【0044】
上記フェルールブッシュの端部には1つ以上の凹凸溝が形成された結合部が形成され、上記結合部を補強スリーブの一側端部が囲むように設置されて、フェルールと補強スリーブとが一体になることを特徴とする。
【0045】
上記フェルールブッシュはガイドストップリングによって光ファイバの長手方向に移動可能であり、光ファイバの軸方向への回転は固定されることを特徴とする。
【0046】
上記フェルール光ファイバはフェルールアセンブリ形態で供給され、フェルール光ファイバの端部が現場で剥離されるように、フェルール光ファイバの被覆が剥離されないように供給され、上記フェルールアセンブリを構成する構成の中でフェルールブッシュは融着接続部を補強する補強スリーブと結合されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0047】
上記のように構成された本発明の光ファイバコネクターは、フェルールと弾性部材を収容するプラグフレームがブートと連結されないで、フェルールに設置されるフェルールブッシュとブートが連結されることによって、外力の作用により弾性部材が圧縮される場合、プラグフレームとプラグハンドルがブートの反対方向であるフェルール方向(図面上、左側または前方)に移動し、これによって、フェルールの移動による光ファイバの折れ現象がなく、光ファイバが折られることによって発生する問題点を解決することができる。
【0048】
また、本出願人が提供した特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターにおいて、フェルールとガイドフェルールブッシュとからなる2つの構成が1つの構成からなることによって、製造及び使用時、簡単に組み立てることができて、生産費用及び製品費用を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】従来の光ファイバコネクターの部分組立断面図で、(a)は結合された状態を示す断面図であり、(b)はフェルールに外力が作用する場合フェルール光ファイバの一部分が折られる現象を示す断面図である。
【図2】従来の光ファイバコネクターの構成における補強スリーブに対する図面で、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。
【図3】本出願人によって提供された従来の光ファイバーコネクターの作動状態を示す断面図で、(a)は結合された状態の光ファイバコネクターの部分断面図であり、(b)は結合された状態で、フェルールに光ファイバの長手方向に力が加えられた時の光ファイバコネクターの部分断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す光ファイバコネクターの分離斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す光ファイバコネクターの分離構成図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す光ファイバコネクターの組立断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す光ファイバコネクターの構成の中の一部分であるフェルールアセンブリ、補強スリーブ及びブートに対する断面図で、フェルールアセンブリとブートの組み立て前の断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す光ファイバコネクターの構成の中の一部分であるフェルールアセンブリ、補強スリーブ及びブートに対する断面図で、フェルールアセンブリとブートの組み立て後の断面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す光ファイバコネクターの分離斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す光ファイバコネクターの分離構成図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す光ファイバコネクターの構成の中の一部分であるフェルールアセンブリ、補強スリーブ及びブートに対する断面図で、フェルールアセンブリとブートの組み立て前の断面図である。
【図12】本発明の他の実施例を示す光ファイバコネクターの構成の中の一部分であるフェルールアセンブリ、補強スリーブ及びブートに対する断面図で、フェルールアセンブリとブートの組み立て後の断面図である。
【図13】本発明のまた他の実施例を示す光ファイバコネクターの組み立て断面図である。
【図14】本発明の一実施例を示す光ファイバコネクターの構成の中で補強スリーブに対する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。これに先立って、本明細書及び特許請求の範囲に用いられた用語や単語は通常的で辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者が自分の発明を最も最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に即して、本発明の技術的思想に符合する意味と概念に解釈すべきである。
【0051】
従って、本明細書に記載された実施形態と図面に示した構成は本発明の最も好ましい一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想を代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを代替することができる多様な均等物と変形例があり得ることを理解すべきである。
【0052】
図4〜図6によれば、本発明の光ファイバコネクターCは、フェルール光ファイバ11とフェルールブッシュ15が設置されるフェルール10と、上記フェルール10の外側に設置されて、弾性力を付与する弾性部材20と、上記フェルール10と弾性部材20とを収容するプラグフレーム30と、上記プラグフレーム30に結合されて、上記プラグフレーム30に収容されたフェルール10と弾性部材20とを固定するガイドストップリング40と、上記プラグフレーム30を収容するコネクターハンドル60と、上記フェルール10のフェルール光ファイバ11と主光ファイバ80の融着接続部を補強する補強スリーブ50と、上記補強スリーブ50の外側に位置してフェルール10に設置されるフェルールブッシュ15と連結されるブート70とで構成される。
【0053】
図4〜図8によれば、上記フェルール10は内側に貫通孔が形成されて、フェルール光ファイバ11が設置され、一側に直径拡大具12が設置される。上記フェルール光ファイバ11と直径拡大具12は接着剤を用いてフェルール10と一体になる。
【0054】
これは特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクター及び従来使用中のフェルールと同一または類似する。
【0055】
上記フェルール10の一側に設置されている直径拡大具12を収容するようにフェルールブッシュ15が設置される。このような上記フェルールブッシュ15は一側の外側に段差が形成されて、弾性部材20であるコイルスプリングに支持されるようにし、他側はガイドストップリング40に形成されたガイド孔42に貫通されるように設置されるガイド部15−1が形成され、上記ガイド部15−1の端部には融着接続部の補強の時設置される補強スリーブ50が設置される一つ以上の凹凸溝が形成された結合部15−2が形成され、ガイド部15−1の外周縁には1つ以上の平面部15−4が形成され、端部にはブート70と結合されることができるように結合突起15−3が形成される。
【0056】
上記結合部15−2はフェルールブッシュ15と補強スリーブ50が一体に連結されることができるようにする構成である。
【0057】
図14によれば、上記フェルールブッシュ15には結合部15−2が形成されなくてもよい。即ち、フェルールブッシュ15に結合部15−2が形成されず、補強スリーブ50はフェルール光ファイバ11のみに連結されてもよい。
【0058】
上記平面部15−4はガイドストップリング40のガイド孔42の内周面に形成された平面部と接触することによって、フェルールブッシュ15がフェルール光ファイバ11の長手方向の移動を許容するが、フェルール光ファイバ11を中心に回転しないようにする。
【0059】
図7及び図8によれば、上記フェルールブッシュ15の外周縁に形成された結合突起15−3はブート70の端部に結合突起15−3と対応するように形成された結合溝70−1に挿入されてフェルールブッシュ15とブート70が結合される。
【0060】
上記フェルール光ファイバ11は一端がフェルール10に位置し、他端は主光ファイバ80と融着接続することができるように、フェルールブッシュ15を貫通して突出されるように設置され、突出される端部は末端は剥離されていない状態で提供されて、現場で剥離機を利用して剥離する。
【0061】
上記フェルールブッシュ15は、フェルール光ファイバ11の剥離時または補強スリーブの設置時、加熱する時フェルール10に伝達される熱を減少させて、熱によって接着剤で接着された部位が破損されることを防止することができる。
【0062】
図4〜図8によれば、上記弾性部材20は通常のもので、普通金属のコイルスプリングを用い、フェルールブッシュ15のガイド部15−1の外周縁に設置される。
【0063】
図4〜図8によれば、上記プラグフレーム30は、内側にフェルール10の一側とフェルールブッシュ15と弾性部材20とを収容し、内側に挿入されるガイドストップリング40と結合するための結合溝31が形成され、外側にコネクターハンドル60と結合するための結合突起32が形成されている。
【0064】
図4〜図8によれば、上記ガイドストップリング40は一側がプラグフレーム30に挿入されて、プラグフレーム30に収容されたフェルール10とフェルールブッシュ15と弾性部材20とを固定させるもので、外側に結合突起41が形成され、内側には回転防止のための平面部が形成されたガイド孔42が形成される。
【0065】
上記結合突起41はプラグフレーム30の結合溝31に結合して、プラグフレーム30に収容されたフェルール10とフェルールブッシュ15と弾性部材20とを固定し、上記ガイド孔42に形成された平面部は貫通するように設置されるフェルールブッシュ15のガイド部15−1に形成された平面部15−4と接触して、フェルールブッシュ15がフェルール光ファイバ11の長手方向の移動を許容してフェルール光ファイバ11を中心に回転しないようにする。
【0066】
上記補強スリーブ50は、図8のように、フェルール光ファイバ11と主光ファイバ80が連結された融着接続部を囲んで補強するようにするもので、図14のように、上記補強スリーブ50は、熱収縮管51と、上記熱収縮管51の内側にホットメルトのような熱接着材からなる熱接着層52とで構成される単一管形態に形成され、弾性を有する折られることが可能な補強ピンを含むこともでき、または、従来に用いられる金属材質の補強ピンが設置された補強スリーブを用いることもできる。
【0067】
このような上記補強スリーブ50は、図7のように、フェルール光ファイバ11と主光ファイバ80が連結された融着接続部に設置した後熱を加えれば、図8のように熱収縮側が発生してフェルール光ファイバ11と主光ファイバ80が連結された融着接続部を一体に囲むようになる。
【0068】
このように、内側に熱接着層52が形成された単一管形態の補強スリーブ50は、加熱の時、熱接着層52によってフェルール光ファイバ11と主光ファイバ80の融着接続部の気密を保持することができる。
【0069】
上記コネクターハンドル60は、フェルール10と、フェルールブッシュ15と、弾性部材20とが収容されたプラグフレーム30を収容するもので、内側にはプラグフレーム30の外側に形成された結合突起32と対応する結合溝が形成されている。
【0070】
図7及び図8によれば、上記ブート70はフェルールブッシュ15と結合されて、補強スリーブ50の部分を囲んで保護するもので、図4及び図5のように、フェルールブッシュ15に形成された結合突起15−3と結合されるように結合溝70−1が形成され、端部には結合溝70−1の周辺に切開部70−2が形成されて、結合溝70−1の部分に弾性を付与することができるようにして、フェルールブッシュ15に形成された結合突起15−3が結合溝70−1に容易に結合されることができるようにする。
【0071】
上記フェルールブッシュ15と連結される反対側の端部(主光ファイバが挿入される側)には主光ファイバ80をクランプするクランプ装置71が備えられることができる。
【0072】
上記クランプ装置71は、ブート本体の一端部に形成されて、外力が作用する時、直径が変化するクランプ部72と、上記クランプ部72の外側に設置されて、クランプ部72の直径が変化するように外力を加える加圧リング73とで構成される。
【0073】
上記クランプ部72は、外力が作用する時、直径が変化することができるように末端部分に1つ以上の切開部が形成され、内側にクランプ力を向上させることができるように、複数のクランプ用突起が形成されており、上記加圧リング73はクランプ部72の直径が変化するように外力を加えるように内周面にテーパー(傾斜面)が形成されている。
【0074】
上記クランプ部72の外周面には雄ねじ溝が形成され、加圧リング73の内面にはねじ溝が形成されて、クランプ部72と加圧リング73はねじ結合方式で締結される。
【0075】
このように構成された本発明の光ファイバコネクターCの組み立て過程を説明すれば、図7によれば、プラグフレーム30にフェルール10と、フェルールブッシュ15と、弾性部材20とを収容するようにした後、ガイドストップリング40を結合し、フェルール光ファイバ11が設置されたフェルール10と、フェルールブッシュ15と、弾性部材20と、プラグフレーム30と、ガイドストップリング40とが結合されて一体形態のフェルールアセンブリに形成する。
【0076】
上記フェルールアセンブリは、光ファイバ融着機を利用して、現場で端部が剥離されたフェルール光ファイバ11の端部と主光ファイバ80を融着接続して、補強スリーブ50で補強する。
【0077】
図6のように、フェルールブッシュ15の結合突起15−3とブート70の結合溝70−1を利用して、フェルールアセンブリのフェルールブッシュ15とブート70とを結合させ、上記ブート70にクランプ装置71が形成された場合には、クランプ装置71を利用して主光ファイバ80をクランプさせる。
【0078】
このように組み立てられた本発明の光ファイバコネクターCは、図8のように、フェルール10に外力が作用する場合には、フェルール光ファイバ11または主光ファイバ80またはこれらが接合されている補強スリーブで補強されている融着接続部の光ファイバ部分で湾曲が発生しないで、弾性部材20の圧縮の時、ガイドストップリング40と一体に固定されたプラグフレーム30とコネクターハンドル60が図面上の左側方向に移動する。
【0079】
即ち、フェルールアセンブリのフェルールブッシュ15とブート70が結合されることによって、外力の発生で弾性部材20の圧縮時、光ファイバコネクターCの内側に位置した光ファイバ部分で折れ現象が発生しないで、ストップリング40とプラグフレーム30とコネクターハンドル60が図面上の左側方向に移動するようになる。
【0080】
このように光ファイバコネクターCの内側に位置した光ファイバ部分で折れ現象が発生しないことよって湾曲による問題点を解消することができる。
【0081】
また、フェルール10をフェルールアセンブリで供給する場合には、作業者が現場でフェルール光ファイバ11の端部を剥離するような作業を行う時、大きさが小さい弾性部材20、ガイドストップリング40などの紛失を防止することができる。
【0082】
図9〜図12は本発明の他の実施例を示すもので、図9〜図12によれば、本発明の他の実施例の光ファイバコネクターCは、フェルール光ファイバ11とフェルールブッシュ15とが一体に設置されたフェルール10と、上記フェルール10の外側に設置されて、弾性力を付与する弾性部材20と、上記フェルール10と弾性部材20とを収容するプラグフレーム30と、上記プラグフレーム30に結合されて、上記プラグフレーム30に収容されたフェルール10と弾性部材20とを固定するガイドストップリング40と、上記プラグフレーム30を収容するコネクターハンドル60と、上記フェルール10のフェルール光ファイバ11と主光ファイバ80の融着接続部を補強する補強スリーブ50と、上記補強スリーブ50の外側に位置して、フェルール10に設置されるフェルールブッシュ15と連結されるブート70とで構成される。
【0083】
図9〜図12によれば、上記フェルール10は内側に貫通孔が形成されて、フェルール光ファイバ11が設置され、一側にガイド用フェルールブッシュ15が設置される。
【0084】
上記フェルール光ファイバ11とフェルールブッシュ15は接着剤でフェルール10と一体になる。
【0085】
上述された図4〜図8に示す光ファイバコネクターCでは、フェルール10に直径拡大具12が設置され、上記直径拡大具12にフェルールブッシュ15が設置されたが、図9〜図12に示している他の実施例における光ファイバコネクターCでは、フェルール10に設置されている直径拡大具12が除去され、フェルールブッシュ15がフェルール10に直接設置されて、直径拡大具12の役割も果たす。
【0086】
このような上記フェルールブッシュ15は、一側の外側に段差が形成されて、弾性部材20であるコイルスプリングに支持されるようにし、他側はガイドストップリング40に形成されたガイド孔42に貫通されるように設置されるガイド部15−1が形成され、上記ガイド部15−1の末端部分には補強スリーブ50が設置される一つ以上の凹凸溝が形成された結合部15−2が形成され、ガイド部15−1の外周縁には1つ以上の平面部15−4が形成され、端部にはブート70と結合されることができるように結合突起15−3が形成される。
【0087】
図11及び図12によれば、上記フェルールブッシュ15の外周縁に形成された結合突起15−3はブート70の端部に結合突起15−3と対応するように形成された結合溝70−1に挿入されて、フェルールブッシュ15とブート70が結合される。
【0088】
上記フェルール光ファイバ11は、一端がフェルール10に位置し、他端は主光ファイバ80と融着接続することができるように、フェルールブッシュ15を貫通して突出されるように設置され、突出される端部は、末端は剥離されていない状態で提供されて、現場で剥離機を利用して剥離する。
【0089】
上述された図4〜図8に示す光ファイバコネクターCと同じ符号で記載された他の構成は図4〜図8に示す光ファイバコネクターCの構成と同じ構成であるため、以下では説明を省略する。
【符号の説明】
【0090】
10:フェルール
11:フェルール光ファイバ
12:拡大連結具
15:フェルールブッシュ
15−1:ガイド部
15−2:結合部
15−3:結合突起
15−4:平面部
20:弾性部材
30:プラグフレーム
40:ガイドストップリング
42:ガイド孔
50:補強スリーブ
51:熱収縮管
52:熱接着層
60:コネクターハンドル
70:ブート
71:クランプ装置
72:クランプ部
73:加圧リング
80:主光ファイバ
C:光ファイバコネクター
【技術分野】
【0001】
本発明は作業者が現場で容易に光ファイバを連結することができるようにする光ファイバコネクターに関する。さらに詳しくは、本発明の光ファイバコネクターは、フェルールが弾性部材によって弾性部材が許容(提供)する移動範囲内で移動する時発生する湾曲現象によって、フェルール内に設置されているフェルール光ファイバの接着状態が破壊されたり、融着接続部の接続状態が不良になる問題点を解決することができるように構成された光ファイバコネクターに関する。
【背景技術】
【0002】
最近には、一般家庭まで光ケーブルを連結して放送、通信を含む各種情報を提供することができるようにするFTTH(ファイバー・トゥ・ザ・ホーム:Fiber To The Home)システムが提案されて、アパート、住宅などに適用設置されている。上記FTTHシステムで、光ケーブルは、例えば家庭内まで連結され、その端末は光ファイバコネクター形態に仕上げて設置される。この時、FTTH作業者は光ケーブルの間の接続を考慮して光ケーブルを実測長さより数m長く設定して家庭内に設置する。そして、作業者は施工現場である家庭内で光ケーブルを必要な長さだけ切断して、その端末に光ファイバコネクターを組み立てた後、これを光アダプダに連結させて家庭内に設置する。
【0003】
上記のように、光アダプダに結合される光ファイバコネクターに対して特許文献1〜6のように多様な技術が提供されている。
【0004】
一般的な光ファイバコネクターは、フェルールに接着剤で設置されているフェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部を連結するにおいて、韓国登録特許公報第10−0669947号の現場組立型光コネクターに記載されているように、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部とを収容する主線整列部材を利用して連結する機械的連結方法と、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部とを光ファイバ融着接続機を利用して融着接続した後、融着接続部を熱収縮管で構成された補強スリーブで補強するようにする融着接続連結方法がある(特許文献3〜6参照)。
【0005】
本発明は上記融着接続連結方法に関し、上記融着接続連結方法による光ファイバコネクターは、図1のように、大体フェルール光ファイバを含むフェルール1と、上記フェルールを弾性支持する弾性部材2と、上記フェルールと弾性部材とを収容するプラグフレーム4と、上記プラグフレームに設置されてフェルールと弾性部材とをプラグフレームに固定するストッパ3と、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部との融着接続部を補強する補強スリーブ5と、プラグハンドル6と、ブート7とで構成される。
【0006】
上記のように構成される融着接続連結方法の光ファイバコネクターは、フェルールが弾性部材に弾性支持されて、弾性部材2が許容する移動範囲内で移動する。このように、フェルールが弾性部材が許容する範囲内で移動する場合、フェルール本体1aとフェルール光ファイバ1bとの間の接着状態が不良になったり、フェルール光ファイバが短絡される現象が発生し、フェルール光ファイバの一部分1b`が急激に折れる現象が発生する。
【0007】
即ち、図1(b)のように、フェルールが弾性部材2が許容する移動範囲内で外力の作用によって移動する場合、フェルール本体1aと補強スリーブ5との間に位置したフェルール光ファイバ1bの一部分1b`が折れる現象が発生し、フェルール本体1aの頻繁な移動はフェルール本体とフェルール光ファイバとの間の接着状態を不良にさせ、またはフェルール光ファイバが短絡される現象を発生させ、フェルール本体1aに外力が作用する場合には、フェルール光ファイバの一部分が折れて、長さの短いフェルール光ファイバの一部分が折られることで折られる程度が非常に急激に折られて光ファイバの効率に対する問題点を発生させる。
【0008】
また、従来の融着接続連結方法の光ファイバコネクターは熱収縮管からなる補強スリーブを加熱して融着接続部を補強する場合、熱によってフェルール本体とフェルール光ファイバを一体に形成するために用いられた接着剤が溶けて変形が発生する問題点があり、これによって光ファイバコネクターを組み立てる時フェルールが熱に最小限に露出されるようにしている。
【0009】
上記のように、フェルールが熱に最小限に露出されるようにすることで、フェルール光ファイバの被覆を剥離する時、冷間(常温)剥離を主に行い、これによってフェルール光ファイバの被覆を剥離する時、フェルールに大きな力(荷重)が作用してフェルールの接着部が破損されたり、フェルール光ファイバが短絡される(切れ)現象が発生する。
【0010】
特許文献を利用して従来技術に対する問題点を説明すれば、特許文献3である韓国(KR)公開特許公報第10−2009−0083373号に提示された光コネクターはコンパクト化を実現するためのもので、構造において、フェルール7と補強スリーブ15が近接してその距離が非常に近く、これによって、補強スリーブの熱収縮のために加熱する時フェルールに光ファイバを一体に形成するために用いられた接着剤が熱によって変形が発生する短所がある。
【0011】
特許文献6の日本(JP)公開特許公報特開平2008−225461号に提示された光コネクターは、フレームに結合される固定部の凹凸部を形成し、補強スリーブの熱収縮の時一体に結合されるようにして引張力を向上させたもので、構造において、固定部の凹凸部に補強スリーブが熱収縮して一体に形成される場合、固定部とフェルールの光ファイバが補強スリーブによって一体に形成される。即ち、図1のように形成されてコネクターの前面フェルールに力(荷重)が加えられる場合、フェルールは弾性部材によって光ファイバの長手方向に移動し、この時、図1(b)のように、長さの短いフェルール光ファイバ1bの一部分1b`内で折られる(曲げ)現象が発生することで光ファイバが切断されて短絡現象が発生するか、急激に折られて損失率が急激に高くなる短所がある。
【0012】
上記特許文献3と特許文献5及び特許文献6の光コネクターは、工場で光ファイバを剥離してフェルールに接着剤で組み立てて切断して現場に供給する。これは、被覆がある状態で供給すると、フェルールと光ファイバを接着剤で接合したフェルール光ファイバを現場で剥離する時に剥離荷重によって接着部分が弱くて変形及び短絡の致命的な問題点を解決することができないからである。
【0013】
上記のように、工場でフェルールに光ファイバを剥離して接着して切断までして現場に供給すると、取り扱いが難しいなどでコストが上昇し、且つ現場で取り扱う時短絡などの問題点が発生する。
【0014】
また、剥離された光ファイバが長期間空気に露出されて湿気や他の汚染物質によって汚染される問題点がある。
【0015】
上記のような問題点を解決する方法で、特許文献5の日本(JP)公開特許公報特開平2009−69607号では、剥離されたフェルールの光ファイバを提供するために包装技術に関する特許が提示されているが、このように包装して供給する場合には、製造コストが上昇する問題点と、製品の包装の時、体積が大きくなることで物流費用が上昇する問題点を有する。
【0016】
図2に示した補強スリーブは、従来の光コネクターに用いられるもので、外側管5aと内側管5bの2つの熱収縮管からなる二重管と、金属材質の補強ピン5cとで構成されて、熱収縮のために加熱する時二重管によって熱収縮時間がたくさんかかるという短所がある。
【0017】
前述した問題点を解決するために、本出願人は特許文献7(登録番号第10−1038195号)の光ファイバコネクター及びその組み立て方法で図3のように構成された光ファイバコネクターを提供したことがある。
【0018】
しかしながら、上記提供された特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターの場合には、フェルールが弾性部材によって外力が発生する時光ファイバの長手方向に移動することによって、融着接続部を補強する部位である補強スリーブで湾曲が発生する。上記特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターは、図1のように急激に曲がれることによって、切断または損失率が急激に高くなる問題点を解決することができるが、補強スリーブで湾曲が頻繁に発生するため、切断されたり損失率が発生するなどの問題点が発生される。
【0019】
最近には、一般家庭まで光ケーブルを連結して放送、通信を含む各種情報を提供することができるようにするFTTH(ファイバー・トゥ・ザ・ホーム:Fiber To The Home)システムが提案されて、アパート、住宅などに適用設置されている。上記FTTHシステムで、光ケーブルは、例えば家庭内まで連結され、その端末は光ファイバコネクター形態に仕上げて設置される。この時、FTTH作業者は光ケーブルの間の接続を考慮して光ケーブルを実測長さより数m長く設定して家庭内に設置する。そして、作業者は施工現場である家庭内で光ケーブルを必要な長さだけ切断して、その端末に光ファイバコネクターを組み立てた後、これを光アダプダに連結させて家庭内に設置する。
【0020】
上記のように、光アダプダに結合される光ファイバコネクターに対して特許文献1〜6のように多様な技術が提供されている。
【0021】
一般的な光ファイバコネクターは、フェルールに接着剤で設置されているフェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部を連結するにおいて、韓国登録特許公報第10−0669947号の現場組立型光コネクターに記載されているように、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部とを収容する主線整列部材を利用して連結する機械的連結方法と、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部とを光ファイバ融着接続機を利用して融着接続した後、融着接続部を熱収縮管で構成された補強スリーブで補強するようにする融着接続連結方法がある(特許文献3〜6参照)。
【0022】
本発明は上記融着接続連結方法に関し、上記融着接続連結方法による光ファイバコネクターは、図1のように、大体フェルール光ファイバを含むフェルール1と、上記フェルールを弾性支持する弾性部材2と、上記フェルールと弾性部材とを収容するプラグフレーム4と、上記プラグフレームに設置されてフェルールと弾性部材とをプラグフレームに固定するストッパ3と、フェルール光ファイバの端部と主光ファイバの端部との融着接続部を補強する補強スリーブ5と、プラグハンドル6と、ブート7とで構成される。
【0023】
上記のように構成される融着接続連結方法の光ファイバコネクターは、フェルールが弾性部材に弾性支持されて、弾性部材2が許容する移動範囲内で移動する。このように、フェルールが弾性部材が許容する範囲内で移動する場合、フェルール本体1aとフェルール光ファイバ1bとの間の接着状態が不良になったり、フェルール光ファイバが短絡される現象が発生し、フェルール光ファイバの一部分1b`が急激に折れる現象が発生する。
【0024】
即ち、図1bのように、フェルールが弾性部材2が許容する移動範囲内で外力の作用によって移動する場合、フェルール本体1aと補強スリーブ5との間に位置したフェルール光ファイバ1bの一部分1b`が折れる現象が発生し、フェルール本体1aの頻繁な移動はフェルール本体とフェルール光ファイバとの間の接着状態を不良にさせ、またはフェルール光ファイバが短絡される現象を発生させ、フェルール本体1aに外力が作用する場合には、フェルール光ファイバの一部分が折れて、長さの短いフェルール光ファイバの一部分が折られることで折られる程度が非常に急激に折られて光ファイバの效率に対する問題点を発生させる。
【0025】
また、従来の融着接続連結方法の光ファイバコネクターは熱収縮管からなる補強スリーブを加熱して融着接続部を補強する場合、熱によってフェルール本体とフェルール光ファイバを一体に形成するために用いられた接着剤が溶けて変形が発生する問題点があり、これによって光ファイバコネクターを組み立てる時フェルールが熱に最小限に露出されるようにしている。
【0026】
上記のように、フェルールが熱に最小限に露出されるようにすることで、フェルール光ファイバの被覆を剥離する時、冷間(常温)剥離を主に行い、これによってフェルール光ファイバの被覆を剥離する時、フェルールに大きな力(荷重)が作用してフェルールの接着部が破損されたり、フェルール光ファイバが短絡される(切れ)現象が発生する。
【0027】
特許文献を利用して従来技術に対する問題点を説明すれば、特許文献3である韓国(KR)公開特許公報第10−2009−0083373号に提示された光コネクターはコンパクト化を実現するためのもので、構造において、フェルール7と補強スリーブ15が近接してその距離が非常に近く、これによって、補強スリーブの熱収縮のために加熱する時フェルールに光ファイバを一体に形成するために用いられた接着剤が熱によって変形が発生する短所がある。
【0028】
特許文献6の日本(JP)公開特許公報特開平2008−225461号に提示された光コネクターは、フレームに結合される固定部の凹凸部を形成し、補強スリーブの熱収縮の時一体に結合されるようにして引張力を向上させたもので、構造において、固定部の凹凸部に補強スリーブが熱収縮して一体に形成される場合、固定部とフェルールの光ファイバが補強スリーブによって一体に形成される。即ち、図1のように形成されてコネクターの前面フェルールに力(荷重)が加えられる場合、フェルールは弾性部材によって光ファイバの長手方向に移動し、この時、図1bのように、長さの短いフェルール光ファイバ1bの一部分1b`内で折られる(曲げ)現象が発生することで光ファイバが切断されて短絡現象が発生するか、急激に折られて損失率が急激に高くなる短所がある。
【0029】
上記特許文献3と特許文献5及び特許文献6の光コネクターは、工場で光ファイバを剥離してフェルールに接着剤で組み立てて切断して現場に供給する。これは、被覆がある状態で供給すると、フェルールと光ファイバを接着剤で接合したフェルール光ファイバを現場で剥離する時に剥離荷重によって接着部分が弱くて変形及び短絡の致命的な問題点を解決することができないからである。
【0030】
上記のように、工場でフェルールに光ファイバを剥離して接着して切断までして現場に供給すると、取り扱いが難しいなどでコストが上昇し、且つ現場で取り扱う時短絡などの問題点が発生する。
【0031】
また、剥離された光ファイバが長期間空気に露出されて湿気や他の汚染物質によって汚染される問題点がある。
【0032】
上記のような問題点を解決する方法で、特許文献5の日本(JP)公開特許公報特開平2009−69607号では、剥離されたフェルールの光ファイバを提供するために包装技術に関する特許が提示されているが、このように包装して供給する場合には、製造コストが上昇する問題点と、製品の包装の時、体積が大きくなることで物流費用が上昇する問題点を有する。
【0033】
図2に示した補強スリーブは、従来の光コネクターに用いられるもので、外側管5aと内側管5bの2つの熱収縮管からなる二重管と、金属材質の補強ピン5cとで構成されて、熱収縮のために加熱する時二重管によって熱収縮時間がたくさんかかるという短所がある。
【0034】
前述した問題点を解決するために、本出願人は特許文献7(登録番号第10−1038195号)の光ファイバコネクター及びその組み立て方法で図3のように構成された光ファイバコネクターを提供したことがある。
【0035】
しかしながら、上記提供された特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターの場合には、フェルールが弾性部材によって外力が発生する時光ファイバの長手方向に移動することによって、融着接続部を補強する部位である補強スリーブで湾曲が発生する。上記特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターは、図1のように急激に曲がれることによって、切断または損失率が急激に高くなる問題点を解決することができるが、補強スリーブで湾曲が頻繁に発生するため、切断されたり損失率が発生するなどの問題点が発生される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0036】
【特許文献1】韓国KR登録特許公報第10−0669947号
【特許文献2】韓国KR公開特許公報第10−2009−0078350号
【特許文献3】韓国KR公開特許公報第10−2009−0083373号
【特許文献4】韓国KR公開特許公報第10−2007−0045972号
【特許文献5】日本JP公開特許公報特開平2009−69607号
【特許文献6】日本JP公開特許公報特開平2008−225461号
【特許文献7】国内KR登録特許公報第10−1038195号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0037】
本発明は従来の問題点を解決するために、本出願人が提供している特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターを改良したもので、本出願人が提供した光ファイバコネクターは、フェルール光ファイバが被覆がある状態で供給されて、現場で剥離して組み立てされるようにして、取り扱いの問題点及びコストが上昇する問題点を解決し、同時にフェルール部位で急激にフェルール光ファイバが折れたり、融着接続部位で湾曲が発生しないようにすることによって、湾曲による切断及び損失率を防止することができる光ファイバコネクターを提供することに目的がある。
【0038】
また、構成を簡単にすることによって、作業者の作業を便利にさせ、構成要素を減らすことによって製作費用を低減して製品をより廉価で供給することができる光ファイバコネクターを提供することに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0039】
上記目的を達するための本発明の光ファイバコネクターは、弾性部材で弾性支持されるフェルールに収容されたフェルール光ファイバと、主光ファイバを融着接続機を用いて融着接続した後、融着接続部を補強スリーブで補強して、主光ファイバとフェルール光ファイバを連結する光ファイバコネクターにおいて、上記フェルールと弾性部材との間に融着接続部を補強する時の補強スリーブと一端が結合されるフェルールブッシュが設置され、上記補強スリーブの外側に設置されるブートはフェルールブッシュと連結されることを特徴とする。
【0040】
弾性部材で弾性支持されるフェルールに収容されたフェルール光ファイバと、主光ファイバとを融着接続機を用いて融着接続した後、融着接続部を補強スリーブで補強して、主光ファイバとフェルール光ファイバを連結する光ファイバコネクターにおいて、上記フェルールとフェルールブッシュとフェルール光ファイバは一体に形成され、上記フェルールブッシュとガイドストップリングとの間に弾性部材が設置され、上記フェルールブッシュの端部またはフェルール光ファイバの端部はガイドストップリングを貫通して補強スリーブと一体に結合されることを特徴とする。
【0041】
上記フェルールブッシュは、フェルールのフェルール光ファイバ側に形成された拡管部の一部分が挿入されるように貫通孔が形成されて、フェルールブッシュとフェルールは分離形態に構成されるか、または、上記フェルールブッシュはフェルールと一体に組み立てられて形成されることを特徴とする。
【0042】
上記フェルールブッシュの端部またはフェルール光ファイバの端部はガイドストップリングを貫通して補強スリーブと一体に結合されることを特徴とする。
【0043】
上記主光ファイバは融着接続部を補強する補強スリーブの外側に設置されるブートに設置されているクランプキャップでクランプされることを特徴とする。
【0044】
上記フェルールブッシュの端部には1つ以上の凹凸溝が形成された結合部が形成され、上記結合部を補強スリーブの一側端部が囲むように設置されて、フェルールと補強スリーブとが一体になることを特徴とする。
【0045】
上記フェルールブッシュはガイドストップリングによって光ファイバの長手方向に移動可能であり、光ファイバの軸方向への回転は固定されることを特徴とする。
【0046】
上記フェルール光ファイバはフェルールアセンブリ形態で供給され、フェルール光ファイバの端部が現場で剥離されるように、フェルール光ファイバの被覆が剥離されないように供給され、上記フェルールアセンブリを構成する構成の中でフェルールブッシュは融着接続部を補強する補強スリーブと結合されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0047】
上記のように構成された本発明の光ファイバコネクターは、フェルールと弾性部材を収容するプラグフレームがブートと連結されないで、フェルールに設置されるフェルールブッシュとブートが連結されることによって、外力の作用により弾性部材が圧縮される場合、プラグフレームとプラグハンドルがブートの反対方向であるフェルール方向(図面上、左側または前方)に移動し、これによって、フェルールの移動による光ファイバの折れ現象がなく、光ファイバが折られることによって発生する問題点を解決することができる。
【0048】
また、本出願人が提供した特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクターにおいて、フェルールとガイドフェルールブッシュとからなる2つの構成が1つの構成からなることによって、製造及び使用時、簡単に組み立てることができて、生産費用及び製品費用を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】従来の光ファイバコネクターの部分組立断面図で、(a)は結合された状態を示す断面図であり、(b)はフェルールに外力が作用する場合フェルール光ファイバの一部分が折られる現象を示す断面図である。
【図2】従来の光ファイバコネクターの構成における補強スリーブに対する図面で、(a)は斜視図であり、(b)は断面図である。
【図3】本出願人によって提供された従来の光ファイバーコネクターの作動状態を示す断面図で、(a)は結合された状態の光ファイバコネクターの部分断面図であり、(b)は結合された状態で、フェルールに光ファイバの長手方向に力が加えられた時の光ファイバコネクターの部分断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す光ファイバコネクターの分離斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態を示す光ファイバコネクターの分離構成図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す光ファイバコネクターの組立断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す光ファイバコネクターの構成の中の一部分であるフェルールアセンブリ、補強スリーブ及びブートに対する断面図で、フェルールアセンブリとブートの組み立て前の断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す光ファイバコネクターの構成の中の一部分であるフェルールアセンブリ、補強スリーブ及びブートに対する断面図で、フェルールアセンブリとブートの組み立て後の断面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す光ファイバコネクターの分離斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す光ファイバコネクターの分離構成図である。
【図11】本発明の他の実施例を示す光ファイバコネクターの構成の中の一部分であるフェルールアセンブリ、補強スリーブ及びブートに対する断面図で、フェルールアセンブリとブートの組み立て前の断面図である。
【図12】本発明の他の実施例を示す光ファイバコネクターの構成の中の一部分であるフェルールアセンブリ、補強スリーブ及びブートに対する断面図で、フェルールアセンブリとブートの組み立て後の断面図である。
【図13】本発明のまた他の実施例を示す光ファイバコネクターの組み立て断面図である。
【図14】本発明の一実施例を示す光ファイバコネクターの構成の中で補強スリーブに対する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。これに先立って、本明細書及び特許請求の範囲に用いられた用語や単語は通常的で辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者が自分の発明を最も最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に即して、本発明の技術的思想に符合する意味と概念に解釈すべきである。
【0051】
従って、本明細書に記載された実施形態と図面に示した構成は本発明の最も好ましい一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想を代弁するものではないので、本出願時点においてこれらを代替することができる多様な均等物と変形例があり得ることを理解すべきである。
【0052】
図4〜図6によれば、本発明の光ファイバコネクターCは、フェルール光ファイバ11とフェルールブッシュ15が設置されるフェルール10と、上記フェルール10の外側に設置されて、弾性力を付与する弾性部材20と、上記フェルール10と弾性部材20とを収容するプラグフレーム30と、上記プラグフレーム30に結合されて、上記プラグフレーム30に収容されたフェルール10と弾性部材20とを固定するガイドストップリング40と、上記プラグフレーム30を収容するコネクターハンドル60と、上記フェルール10のフェルール光ファイバ11と主光ファイバ80の融着接続部を補強する補強スリーブ50と、上記補強スリーブ50の外側に位置してフェルール10に設置されるフェルールブッシュ15と連結されるブート70とで構成される。
【0053】
図4〜図8によれば、上記フェルール10は内側に貫通孔が形成されて、フェルール光ファイバ11が設置され、一側に直径拡大具12が設置される。上記フェルール光ファイバ11と直径拡大具12は接着剤を用いてフェルール10と一体になる。
【0054】
これは特許登録番号第10−1038195号の光ファイバコネクター及び従来使用中のフェルールと同一または類似する。
【0055】
上記フェルール10の一側に設置されている直径拡大具12を収容するようにフェルールブッシュ15が設置される。このような上記フェルールブッシュ15は一側の外側に段差が形成されて、弾性部材20であるコイルスプリングに支持されるようにし、他側はガイドストップリング40に形成されたガイド孔42に貫通されるように設置されるガイド部15−1が形成され、上記ガイド部15−1の端部には融着接続部の補強の時設置される補強スリーブ50が設置される一つ以上の凹凸溝が形成された結合部15−2が形成され、ガイド部15−1の外周縁には1つ以上の平面部15−4が形成され、端部にはブート70と結合されることができるように結合突起15−3が形成される。
【0056】
上記結合部15−2はフェルールブッシュ15と補強スリーブ50が一体に連結されることができるようにする構成である。
【0057】
図14によれば、上記フェルールブッシュ15には結合部15−2が形成されなくてもよい。即ち、フェルールブッシュ15に結合部15−2が形成されず、補強スリーブ50はフェルール光ファイバ11のみに連結されてもよい。
【0058】
上記平面部15−4はガイドストップリング40のガイド孔42の内周面に形成された平面部と接触することによって、フェルールブッシュ15がフェルール光ファイバ11の長手方向の移動を許容するが、フェルール光ファイバ11を中心に回転しないようにする。
【0059】
図7及び図8によれば、上記フェルールブッシュ15の外周縁に形成された結合突起15−3はブート70の端部に結合突起15−3と対応するように形成された結合溝70−1に挿入されてフェルールブッシュ15とブート70が結合される。
【0060】
上記フェルール光ファイバ11は一端がフェルール10に位置し、他端は主光ファイバ80と融着接続することができるように、フェルールブッシュ15を貫通して突出されるように設置され、突出される端部は末端は剥離されていない状態で提供されて、現場で剥離機を利用して剥離する。
【0061】
上記フェルールブッシュ15は、フェルール光ファイバ11の剥離時または補強スリーブの設置時、加熱する時フェルール10に伝達される熱を減少させて、熱によって接着剤で接着された部位が破損されることを防止することができる。
【0062】
図4〜図8によれば、上記弾性部材20は通常のもので、普通金属のコイルスプリングを用い、フェルールブッシュ15のガイド部15−1の外周縁に設置される。
【0063】
図4〜図8によれば、上記プラグフレーム30は、内側にフェルール10の一側とフェルールブッシュ15と弾性部材20とを収容し、内側に挿入されるガイドストップリング40と結合するための結合溝31が形成され、外側にコネクターハンドル60と結合するための結合突起32が形成されている。
【0064】
図4〜図8によれば、上記ガイドストップリング40は一側がプラグフレーム30に挿入されて、プラグフレーム30に収容されたフェルール10とフェルールブッシュ15と弾性部材20とを固定させるもので、外側に結合突起41が形成され、内側には回転防止のための平面部が形成されたガイド孔42が形成される。
【0065】
上記結合突起41はプラグフレーム30の結合溝31に結合して、プラグフレーム30に収容されたフェルール10とフェルールブッシュ15と弾性部材20とを固定し、上記ガイド孔42に形成された平面部は貫通するように設置されるフェルールブッシュ15のガイド部15−1に形成された平面部15−4と接触して、フェルールブッシュ15がフェルール光ファイバ11の長手方向の移動を許容してフェルール光ファイバ11を中心に回転しないようにする。
【0066】
上記補強スリーブ50は、図8のように、フェルール光ファイバ11と主光ファイバ80が連結された融着接続部を囲んで補強するようにするもので、図14のように、上記補強スリーブ50は、熱収縮管51と、上記熱収縮管51の内側にホットメルトのような熱接着材からなる熱接着層52とで構成される単一管形態に形成され、弾性を有する折られることが可能な補強ピンを含むこともでき、または、従来に用いられる金属材質の補強ピンが設置された補強スリーブを用いることもできる。
【0067】
このような上記補強スリーブ50は、図7のように、フェルール光ファイバ11と主光ファイバ80が連結された融着接続部に設置した後熱を加えれば、図8のように熱収縮側が発生してフェルール光ファイバ11と主光ファイバ80が連結された融着接続部を一体に囲むようになる。
【0068】
このように、内側に熱接着層52が形成された単一管形態の補強スリーブ50は、加熱の時、熱接着層52によってフェルール光ファイバ11と主光ファイバ80の融着接続部の気密を保持することができる。
【0069】
上記コネクターハンドル60は、フェルール10と、フェルールブッシュ15と、弾性部材20とが収容されたプラグフレーム30を収容するもので、内側にはプラグフレーム30の外側に形成された結合突起32と対応する結合溝が形成されている。
【0070】
図7及び図8によれば、上記ブート70はフェルールブッシュ15と結合されて、補強スリーブ50の部分を囲んで保護するもので、図4及び図5のように、フェルールブッシュ15に形成された結合突起15−3と結合されるように結合溝70−1が形成され、端部には結合溝70−1の周辺に切開部70−2が形成されて、結合溝70−1の部分に弾性を付与することができるようにして、フェルールブッシュ15に形成された結合突起15−3が結合溝70−1に容易に結合されることができるようにする。
【0071】
上記フェルールブッシュ15と連結される反対側の端部(主光ファイバが挿入される側)には主光ファイバ80をクランプするクランプ装置71が備えられることができる。
【0072】
上記クランプ装置71は、ブート本体の一端部に形成されて、外力が作用する時、直径が変化するクランプ部72と、上記クランプ部72の外側に設置されて、クランプ部72の直径が変化するように外力を加える加圧リング73とで構成される。
【0073】
上記クランプ部72は、外力が作用する時、直径が変化することができるように末端部分に1つ以上の切開部が形成され、内側にクランプ力を向上させることができるように、複数のクランプ用突起が形成されており、上記加圧リング73はクランプ部72の直径が変化するように外力を加えるように内周面にテーパー(傾斜面)が形成されている。
【0074】
上記クランプ部72の外周面には雄ねじ溝が形成され、加圧リング73の内面にはねじ溝が形成されて、クランプ部72と加圧リング73はねじ結合方式で締結される。
【0075】
このように構成された本発明の光ファイバコネクターCの組み立て過程を説明すれば、図7によれば、プラグフレーム30にフェルール10と、フェルールブッシュ15と、弾性部材20とを収容するようにした後、ガイドストップリング40を結合し、フェルール光ファイバ11が設置されたフェルール10と、フェルールブッシュ15と、弾性部材20と、プラグフレーム30と、ガイドストップリング40とが結合されて一体形態のフェルールアセンブリに形成する。
【0076】
上記フェルールアセンブリは、光ファイバ融着機を利用して、現場で端部が剥離されたフェルール光ファイバ11の端部と主光ファイバ80を融着接続して、補強スリーブ50で補強する。
【0077】
図6のように、フェルールブッシュ15の結合突起15−3とブート70の結合溝70−1を利用して、フェルールアセンブリのフェルールブッシュ15とブート70とを結合させ、上記ブート70にクランプ装置71が形成された場合には、クランプ装置71を利用して主光ファイバ80をクランプさせる。
【0078】
このように組み立てられた本発明の光ファイバコネクターCは、図8のように、フェルール10に外力が作用する場合には、フェルール光ファイバ11または主光ファイバ80またはこれらが接合されている補強スリーブで補強されている融着接続部の光ファイバ部分で湾曲が発生しないで、弾性部材20の圧縮の時、ガイドストップリング40と一体に固定されたプラグフレーム30とコネクターハンドル60が図面上の左側方向に移動する。
【0079】
即ち、フェルールアセンブリのフェルールブッシュ15とブート70が結合されることによって、外力の発生で弾性部材20の圧縮時、光ファイバコネクターCの内側に位置した光ファイバ部分で折れ現象が発生しないで、ストップリング40とプラグフレーム30とコネクターハンドル60が図面上の左側方向に移動するようになる。
【0080】
このように光ファイバコネクターCの内側に位置した光ファイバ部分で折れ現象が発生しないことよって湾曲による問題点を解消することができる。
【0081】
また、フェルール10をフェルールアセンブリで供給する場合には、作業者が現場でフェルール光ファイバ11の端部を剥離するような作業を行う時、大きさが小さい弾性部材20、ガイドストップリング40などの紛失を防止することができる。
【0082】
図9〜図12は本発明の他の実施例を示すもので、図9〜図12によれば、本発明の他の実施例の光ファイバコネクターCは、フェルール光ファイバ11とフェルールブッシュ15とが一体に設置されたフェルール10と、上記フェルール10の外側に設置されて、弾性力を付与する弾性部材20と、上記フェルール10と弾性部材20とを収容するプラグフレーム30と、上記プラグフレーム30に結合されて、上記プラグフレーム30に収容されたフェルール10と弾性部材20とを固定するガイドストップリング40と、上記プラグフレーム30を収容するコネクターハンドル60と、上記フェルール10のフェルール光ファイバ11と主光ファイバ80の融着接続部を補強する補強スリーブ50と、上記補強スリーブ50の外側に位置して、フェルール10に設置されるフェルールブッシュ15と連結されるブート70とで構成される。
【0083】
図9〜図12によれば、上記フェルール10は内側に貫通孔が形成されて、フェルール光ファイバ11が設置され、一側にガイド用フェルールブッシュ15が設置される。
【0084】
上記フェルール光ファイバ11とフェルールブッシュ15は接着剤でフェルール10と一体になる。
【0085】
上述された図4〜図8に示す光ファイバコネクターCでは、フェルール10に直径拡大具12が設置され、上記直径拡大具12にフェルールブッシュ15が設置されたが、図9〜図12に示している他の実施例における光ファイバコネクターCでは、フェルール10に設置されている直径拡大具12が除去され、フェルールブッシュ15がフェルール10に直接設置されて、直径拡大具12の役割も果たす。
【0086】
このような上記フェルールブッシュ15は、一側の外側に段差が形成されて、弾性部材20であるコイルスプリングに支持されるようにし、他側はガイドストップリング40に形成されたガイド孔42に貫通されるように設置されるガイド部15−1が形成され、上記ガイド部15−1の末端部分には補強スリーブ50が設置される一つ以上の凹凸溝が形成された結合部15−2が形成され、ガイド部15−1の外周縁には1つ以上の平面部15−4が形成され、端部にはブート70と結合されることができるように結合突起15−3が形成される。
【0087】
図11及び図12によれば、上記フェルールブッシュ15の外周縁に形成された結合突起15−3はブート70の端部に結合突起15−3と対応するように形成された結合溝70−1に挿入されて、フェルールブッシュ15とブート70が結合される。
【0088】
上記フェルール光ファイバ11は、一端がフェルール10に位置し、他端は主光ファイバ80と融着接続することができるように、フェルールブッシュ15を貫通して突出されるように設置され、突出される端部は、末端は剥離されていない状態で提供されて、現場で剥離機を利用して剥離する。
【0089】
上述された図4〜図8に示す光ファイバコネクターCと同じ符号で記載された他の構成は図4〜図8に示す光ファイバコネクターCの構成と同じ構成であるため、以下では説明を省略する。
【符号の説明】
【0090】
10:フェルール
11:フェルール光ファイバ
12:拡大連結具
15:フェルールブッシュ
15−1:ガイド部
15−2:結合部
15−3:結合突起
15−4:平面部
20:弾性部材
30:プラグフレーム
40:ガイドストップリング
42:ガイド孔
50:補強スリーブ
51:熱収縮管
52:熱接着層
60:コネクターハンドル
70:ブート
71:クランプ装置
72:クランプ部
73:加圧リング
80:主光ファイバ
C:光ファイバコネクター
【特許請求の範囲】
【請求項1】
弾性部材で弾性支持されるフェルールに収容されたフェルール光ファイバと、主光ファイバを融着接続機を用いて融着接続した後、融着接続部を補強スリーブで補強して、主光ファイバとフェルール光ファイバを連結する光ファイバコネクターにおいて、
前記フェルールと弾性部材との間に融着接続部を補強する時の補強スリーブと一端が結合されるフェルールブッシュが設置され、
前記補強スリーブの外側に設置されるブートはフェルールブッシュと連結されることを特徴とする光ファイバコネクター。
【請求項2】
弾性部材で弾性支持されるフェルールに収容されたフェルール光ファイバと、主光ファイバを融着接続機を用いて融着接続した後、融着接続部を補強スリーブで補強して、主光ファイバとフェルール光ファイバを連結する光ファイバコネクターにおいて、
前記フェルールとフェルールブッシュとフェルール光ファイバは一体形態に形成され、前記フェルールブッシュとガイドストップリングとの間に弾性部材が設置され、前記フェルールブッシュの端部またはフェルール光ファイバの端部はガイドストップリングを貫通して補強スリーブと一体に結合されることを特徴とする光ファイバコネクター。
【請求項3】
前記フェルールブッシュの端部またはフェルール光ファイバの端部はガイドストップリングを貫通して補強スリーブと一体に結合されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバコネクター。
【請求項4】
前記フェルールブッシュは、フェルールのフェルール光ファイバ側に形成された拡管部の一部分が挿入されるように貫通孔が形成されて、フェルールブッシュとフェルールは分離形態で構成されることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の光ファイバコネクター。
【請求項5】
前記フェルールブッシュはフェルールと一体に組み立てられて形成されることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の光ファイバコネクター。
【請求項6】
前記主光ファイバは融着接続部を補強する補強スリーブの外側に設置されるブートに設置されているクランプキャップでクランプされることを特徴とする請求項1〜3の中の何れか一項に記載の光ファイバコネクター。
【請求項7】
前記フェルールブッシュの端部には1つ以上の凹凸溝が形成された結合部が形成され、前記結合部を補強スリーブの一側端部が囲むように設置されて、フェルールと補強スリーブとが一体になることを特徴とする請求項1〜3の中の何れか一項に記載の光ファイバコネクター。
【請求項8】
前記フェルールブッシュはガイドストップリングによって光ファイバの長手方向に移動可能であり、光ファイバの軸方向への回転は固定されることを特徴とする請求項1〜3の中の何れか一項に記載の光ファイバコネクター。
【請求項9】
前記フェルール光ファイバはフェルールアセンブリ形態で供給され、フェルール光ファイバの端部が現場で剥離されるように、フェルール光ファイバの被覆が剥離されないように供給されて、前記フェルールアセンブリを構成する構成の中でフェルールブッシュは融着接続部を補強する補強スリーブと結合されることを特徴とする請求項1〜3の中の何れか一項に記載の光ファイバコネクター。
【請求項1】
弾性部材で弾性支持されるフェルールに収容されたフェルール光ファイバと、主光ファイバを融着接続機を用いて融着接続した後、融着接続部を補強スリーブで補強して、主光ファイバとフェルール光ファイバを連結する光ファイバコネクターにおいて、
前記フェルールと弾性部材との間に融着接続部を補強する時の補強スリーブと一端が結合されるフェルールブッシュが設置され、
前記補強スリーブの外側に設置されるブートはフェルールブッシュと連結されることを特徴とする光ファイバコネクター。
【請求項2】
弾性部材で弾性支持されるフェルールに収容されたフェルール光ファイバと、主光ファイバを融着接続機を用いて融着接続した後、融着接続部を補強スリーブで補強して、主光ファイバとフェルール光ファイバを連結する光ファイバコネクターにおいて、
前記フェルールとフェルールブッシュとフェルール光ファイバは一体形態に形成され、前記フェルールブッシュとガイドストップリングとの間に弾性部材が設置され、前記フェルールブッシュの端部またはフェルール光ファイバの端部はガイドストップリングを貫通して補強スリーブと一体に結合されることを特徴とする光ファイバコネクター。
【請求項3】
前記フェルールブッシュの端部またはフェルール光ファイバの端部はガイドストップリングを貫通して補強スリーブと一体に結合されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバコネクター。
【請求項4】
前記フェルールブッシュは、フェルールのフェルール光ファイバ側に形成された拡管部の一部分が挿入されるように貫通孔が形成されて、フェルールブッシュとフェルールは分離形態で構成されることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の光ファイバコネクター。
【請求項5】
前記フェルールブッシュはフェルールと一体に組み立てられて形成されることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の光ファイバコネクター。
【請求項6】
前記主光ファイバは融着接続部を補強する補強スリーブの外側に設置されるブートに設置されているクランプキャップでクランプされることを特徴とする請求項1〜3の中の何れか一項に記載の光ファイバコネクター。
【請求項7】
前記フェルールブッシュの端部には1つ以上の凹凸溝が形成された結合部が形成され、前記結合部を補強スリーブの一側端部が囲むように設置されて、フェルールと補強スリーブとが一体になることを特徴とする請求項1〜3の中の何れか一項に記載の光ファイバコネクター。
【請求項8】
前記フェルールブッシュはガイドストップリングによって光ファイバの長手方向に移動可能であり、光ファイバの軸方向への回転は固定されることを特徴とする請求項1〜3の中の何れか一項に記載の光ファイバコネクター。
【請求項9】
前記フェルール光ファイバはフェルールアセンブリ形態で供給され、フェルール光ファイバの端部が現場で剥離されるように、フェルール光ファイバの被覆が剥離されないように供給されて、前記フェルールアセンブリを構成する構成の中でフェルールブッシュは融着接続部を補強する補強スリーブと結合されることを特徴とする請求項1〜3の中の何れか一項に記載の光ファイバコネクター。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2013−109351(P2013−109351A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−255181(P2012−255181)
【出願日】平成24年11月21日(2012.11.21)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(512301891)
【氏名又は名称原語表記】PARK, Chan Soul
【Fターム(参考)】
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年11月21日(2012.11.21)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
【出願人】(512301891)
【氏名又は名称原語表記】PARK, Chan Soul
【Fターム(参考)】
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