説明

光回線収容装置および光回線負荷分散カード

【課題】光回線収容カード障害時における通信障害を回避し、特定の対向装置間の通信が高負荷状態となることによる信号ロスを回避する。
【解決手段】Shassis10のカードスロット20に、現用系及び予備系の1組の光回線負荷分散カード(OLBカード)17及び17’と、複数組の現用系及び予備系の光INFカード13-1及び13-1’、13-2及び13-2’・・・を隣接して実装し、複数の対向装置側11からの光ファイバ12-1及び12-1’〜12-n及び12-n’を、現用系及び予備系の1組のOLBカード17及び17’を介して、複数組の現用系及び予備系の光INFカード13-1及び13-1’、13-2及び13-2’・・・とそれぞれ接続する。OLBカード17及び17’は、複数の対向装置11からの光回線と前記複数の光INFカード13-1及び13-1’、13-2及び13-2’・・・の間の接続を切替え制御して前記複数の光INFカードの負荷を分散する機能を有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバを伝送媒体とする光ネットワークに用いられる端局装置あるいはノード装置に関し、特に、光ファイバを介して対向装置と接続される光回線を収容するための光回線インターフェースカードが複数実装されている装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ネットワークを構築する端局装置あるいは各ノード間を光ファイバで接続して高速大容量の処理を実現する手段が実用化されている。(特許文献1〜4等参照)。例えば、光アクセス方式を用いたネットワークでは、通信事業者の光加入者線端局装置には、複数の対向装置との間を光ファイバでそれぞれ接続した複数の光回線インターフェースカード(以下、光INFカードという)が収容されており、またこれら複数の光INFカードからの信号をその宛て先に応じて振り分ける機能を実行する信号処理回路が設けられている。
【0003】
図7は、Shassis(シャーシ)に、複数の対向装置からの回線がそれぞれ光ファイバで接続された複数の光INFカードを実装した、通信事業者向けハードウェア装置の規格であるATCA(Advanced Telecom Computing Architecture)に準拠した従来装置のフロント面の一部を示しており、Shassis10のカードスロット20には、複数の現用系及び予備系の光INFカード73-1及び73-1’、73-2及び73-2’・・・が実装され、これら複数組の現用系及び予備系光INFカードにより、複数の対向装置側71からの光ファイバ72-1及び72-1’、72-2及び72-2’・・・、72-n及び72-n’による複数の現用系及び予備系回線を収容している。
【0004】
図8は、図7の構成をノード装置に適用した場合の概略を示すブロック図であり、それぞれ対向装置71に対応する低速光回線対向局装置側81からの光ファイバ82-1〜82-nを収容し、これらの光ファイバ82-1〜82-nとそれぞれ接続された光INFカード83-1〜83-nと、収容された光ファイバ82-1〜82-n上の信号を多重化して、高速光回線対向局装置側86に伝送し、一方、高速光回線対向局装置側86からの信号を分離して、光INFカード83-1〜83-nを介して低速光回線対向局装置側81にそれぞれ伝送する光あるいは電気スイッチ機能を備えた経路制御部84を備えている。なお、実際のノード装置は、現用系と予備系の二重系構成となっているが、図8では予備系を省略して現用系のみを便宜的に示している。
【0005】
【特許文献1】特開平11-215029号公報
【特許文献2】特開2004-096720号公報
【特許文献3】特開2005-286367号公報
【特許文献4】特開2005-348165号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図7〜図8に示す装置において、光INFカードが故障した場合、現用系から予備系の光INFカードに切替えることによりサービスを継続することができるが、現用系および予備系の両方の光回線収容カードが故障(両系障害)してしまった場合、そのカード事態が運用できない状態(Fault)に陥ってしまい、その光回線によるサービスが行われなくなってしまうという問題がある。
【0007】
特に、ATCA用Shassisに搭載されているカードに対向装置からの回線が直接Front Panel側に接続され、そのカード内でデータをATCA装置内で使用する信号へ変換してBack Plane側にて信号形式が変化しているインターフェースカードを使用している場合、Front Panel側とBack Plane側で扱う信号形式が違う。よって、インターフェースカード障害時には通常ATCA用Shassisで使用しているL2SWを経由しない箇所での故障であるため通信断を救うことができない。
【0008】
また、特定の対向装置とインターフェースカードとの通信が高負荷状態に陥ると、このインターフェースカード内の処理も高負荷となってしまい、そのインターフェースカード内の処理能力を超えた状態になると当該対向装置との間の通信において信号ロスが発生する可能性もある。
【0009】
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、光回線収容カード障害時における通信障害の回避を可能にするとともに、特定の対向装置とインターフェースカードとの通信が高負荷状態となって通信信号ロスが発生することを回避可能にする手段を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、光ファイバにより複数の対向装置と接続される複数の光INFカードと、該複数の光INFカードと背景ネットワーク間に接続されて前記複数の対向装置と背景ネットワーク間における光回線の経路を制御する経路制御部が実装されている光回線収容装置において、前記複数の光INFカードの前段に、前記複数の対向装置からの光回線と前記複数の光INFカードの間の接続を切替え制御して前記複数の光INFカードの負荷を分散する機能を有する光回線負荷分散カードを設けたことを特徴とする。
【0011】
即ち本発明では、例えば、通信事業者向けハードウェア装置の規格であるATCA(Advanced Telecom Computing Architecture)に準拠した装置において、Shassis(シャーシ)に実装されている光回線収容カードが複数挿入されている場合に、この光回線収容カードの前段にLoad Balancerの機能をもつ光回線負荷分散カードを入れ込むことにより、光回線収容カードが故障して当該回線のカード自体が運用できない状態(Fault)に陥ってしまうような場合に、該カードに収容されている光回線を他のカードに割り振ることにより当該回線による通信障害を回避し、また、複数の光INFカードの中で使用されていないカードが存在する場合には、稼働中の光INFカードの中で高負荷状態となっている回線の一部をこの使用されていないカードに振り分けること等により通信中の信号ロスの発生を回避することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
例えば、ATCAを用いたシステムでShassis内に光回線を収容するカードが2組以上用いられ、かつFront Panel側とBack Plane側で扱う信号形式が違う場合において、もし、光回線インターフェースカードが故障となった場合には、Front Panel側に接続されている光回線が断となるために、その光回線と対向している装置との通信が一切できなくなり、サービスに影響を与えてしまうが、本発明の光回線負荷分散カードを用いることにより、光回線インターフェースカードが故障となった場合でもデータを他の組に振り分けることで、対向装置との通信断を救うことができる。
【0013】
その際、増設用ATCA向け光回線負荷分散カードとして、実現容易なラウンドロビン方式を用いたデータ分散のみの機能を有するカードとして、光回線インターフェースカードよりもカードの構造を単純化することができるので、(光回線インターフェースカードの故障率)>(光回線負荷分散カードの故障率)とすることが可能であり、光回線収容カード障害時における通信障害の回避効果を高めることができる。
【0014】
また、光回線インターフェースカードの前段に光回線負荷分散カードを加えることにより、対向装置から光回線インターフェースカードへ入ってくるデータをラウンドロビン方式で流量の平滑化を図ることができ、光回線インターフェースカードから対向装置へ出力するデータにおいても、平滑化が可能であるので、特定の対向装置とインターフェースカードとの通信が高負荷状態に陥ることによる当該対向装置との間の通信信号ロスを抑えることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明の実施形態を示す、複数の対向装置からの回線をそれぞれ光ファイバで終端接続した複数の光INFカードがShassis(シャーシ)に実装された、通信事業者向けハードウェア装置の規格であるATCA(Advanced Telecom Computing Architecture)に準拠した光回線収容装置のフロント面の一部概略図である。
【0016】
本実施形態では、Shassis10のカードスロット20には、現用系及び予備系の1組の光回線負荷分散カード(以下、OLB(Optical Load Balancer)カードと呼ぶ)17及び17’と、複数組の現用系及び予備系の光INFカード13-1及び13-1’、13-2及び13-2’・・・が隣接して実装されており、複数の対向装置側11からの光ファイバ12-1及び12-1’、12-2及び12-2’・・・、12-n及び12-n’は、現用系及び予備系の1組のOLBカード17及び17’を介して、複数組の現用系及び予備系の光INFカード13-1及び13-1’、13-2及び13-2’・・・、13-n及び13-n’とそれぞれ接続される。
【0017】
図2は、図1の構成をノード装置に適用した場合の概略を示すブロック図であり、それぞれ対向装置11に対応する低速光回線対向局装置側21からの光ファイバ22-1〜22-nは、OLBカード27の対向装置向けポートにそれぞれ接続される。そして、OLBカード27の光INFカード向けポートはそれぞれが光ファイバにより各光INFカード23-1〜23-nと接続される。
【0018】
経路制御部24は、各光INFカード23-1〜23-nにより本装置に収容された光ファイバ22-1〜22-n上の信号を多重化して、高速光回線対向局装置側26に伝送し、一方、高速光回線対向局装置26側からの信号を分離化し、光INFカード23-1〜23-n、OLBカード27を介して低速光回線対向局装置21側にそれぞれ伝送するスイッチ機能を備えている。なお実際のノード装置は図1に示すように現用系と予備系の二重系構成となっているが、図2では予備系を省略して現用系のみを便宜的に示している。
【0019】
図3は、本実施形態のOLBカードの概略構成図であり、図4は、本実施形態のOLBカードの概略ブロック回路図である。
【0020】
本実施形態のOLBカード37は、そのフロント面に、複数の対向装置11との間を光ファイバで接続するための複数(図3では4個)の対向装置向けポート31と、複数の光INFカード13との間を光ファイバで接続するための複数(図3では4個)の光INFカード向けポート32が設けられており、OLBカード37の内部には、複数の対向装置向けポート31と複数の光INFカード向けポート32間の信号経路を切り替え制御する光スイッチング回路33が設けられている。
【0021】
本実施形態のOLBカード37は、巡回式の負荷分散をソフトウェア的に実施するラウンドロビン方式による負荷分散機能と、光信号を高速にスイッチングするための光スイッチング機能と、インターフェースカードへの通信が確立できているか確認するためのヘルスチェック機能と、装置外側のIPアドレスとインターフェース側のIP Addressを変換させるためのNAT(Network Address Translation)機能と、同一端末と通信が継続している間は、インターフェースカードを変えないようにするセッション維持機能を有している。これらの機能制御は、カード内に設けられた図示していない制御部により実行される。
【0022】
さらに、インターフェースカードとして信頼性を高めるために冗長構成を組めるようにしており、また、このOLBカードが停止すると全ての通信が断となってしまうため、個別故障率は低くすることが望ましいので、必要最低限の機能のみを具備した構成とする。
【0023】
また、Shassisの電源を入れたままでのカードの挿抜(Hot swap機能)、Shassis内における8kHz同期、IPMIコントローラを用いたカード監視(異常時はCMMへ通知)、使用電圧:DC−48V、最大電力:200Wなど、ATCAにより規格されている機能・制限については準拠する構成となっている。
【0024】
図5〜図6は、本実施形態の動作例を示す図である。以下、図1〜図6を参照して、本実施形態の動作について説明する。
【0025】
図5に示すように、対向装置側11の回線数がこの光回線収容装置に実装されている光INFカードの数より少ない場合には、OLBカード37の対向装置向けポート31のうち、例えば31-1には対向装置側11からの光回線は接続されず未使用状態となる。
【0026】
この場合、光スイッチング回路33は、対向装置側11からの光回線が接続されている3個の対向装置向けポート31-2〜31-4で受けた信号を、4個の光INFカード向けポート32-1〜32-4に分配することにより、この光回線収容装置に実装されている全ての光INFカード(図5では4個)に分散して送信し、各光INFカードの負荷を軽減するとともに平滑化する。一方、背景ネットワークから4個の光INFカードに入力された信号をその宛て先IPアドレスに従って、対向装置側11と接続されている対向装置向けポート31-2〜31-4へ分配する。
【0027】
次に、図6に示すように、対向装置側11とそれぞれ接続されている複数の光INFカードのうちの一つ(例えばINFカード23-2)が障害により通信が行えない状態となった場合には、光スイッチング回路33は、対向装置側11からの光回線が接続されている4個の対向装置向けポート31-1〜31-4で受けた信号を、光INFカード向けポート32-2を除く3個の光INFカード向けポート32-1、32−3、32-4に分配することにより、この光回線収容装置に実装されているINF23-2を除く残りの光INFカード23-1、23−3、23-4に送信する。
【0028】
一方、背景ネットワークからINF23-2を除く残りの光INFカード23-1、23−3、23-4で受信した信号は、その宛て先IPアドレスに従って、対向装置側11と接続されている4個の対向装置向けポート31-1〜31-4へ分配する。このようにして、光INFカード23-2の障害による当該光INFカードと接続されている対向装置側11の通信断を回避する。
【0029】
また、対向装置側11とそれぞれ接続されている複数の光INFカードのうち、一部の光INFカード(例えばINFカード23-3)の回線負荷が高負荷状態となった場合には、光スイッチング回路33は、INFカード23-3向けの信号の一部を他のINFカード23-1、23-2、23-4に振り分けることにより、各INFカードの負荷の均等化を図る。
【0030】
このように本実施形態によれば、光回線インターフェースカードが故障となった場合でもデータを他の組に振り分けることで、対向装置との通信断を救うことが可能であり、また、特定の対向装置とインターフェースカードとの通信が高負荷状態に陥ることによる当該対向装置との間の通信信号ロスを抑えることが可能となる。
【0031】
特に、ATCAを用いて対向装置との回線が光で接続されている装置では、装置外向け回線とインターフェースカードが括り付けとなっている製品があり、その場合、あるインターフェースカードに呼が偏って流入された場合に、処理が遅延したり呼損が起きたりする場合が生る。また、インターフェースカードが障害の場合には、括り付け先との通信が断となる。通常、障害での通信断を回避するために、カードを冗長している場合が多いが、両系障害となる状況も起こり得る。このような装置に対して、本実施形態のOLBカードを用いた接続構成を採用すれば、上記の懸念を回避することができる。
【0032】
また、本実施形態のOLBカードはATCA Shassisに挿入することができるように構成されているので、ATCA Shassisの空きスロットを利用することができ、周囲に新たな設置場所を準備する必要は無く、さらに、INFカードの近くにOLBカードを増設することが可能であるので、ケーブル収容の変更が容易であるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の実施形態を示す光回線収容装置のフロント面の一部概略図である。
【図2】図1の構成をノード装置に適用した場合の概略を示すブロック図である。
【図3】本実施形態のOLBカードの概略構成図である。
【図4】本実施形態のOLBカードの概略ブロック図である。
【図5】本実施形態の動作例を示す図である。
【図6】本実施形態の動作例を示す図である。
【図7】従来装置の表面外略図である。
【図8】図7の構成をノード装置に適用した場合の概略を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0034】
10 ATCA Shassis
11,21 対向装置側
12,22 対向装置向け回線
13,23 光回線インターフェースカード(光INFカード)
17,37 光回線負荷分散カード(OLBカード)
24 経路制御部
25 高速光回線対向局装置向け回線
26 高速光回線対向局装置側
31 対向装置向けポート
32 光回線インターフェースカード向けポート
33 光スイッチング回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ファイバにより複数の対向装置と接続される複数の光INFカードと、該複数の光INFカードと背景ネットワーク間に接続されて前記複数の対向装置と背景ネットワーク間における光回線の経路を制御する経路制御部が実装されている光回線収容装置において、
前記複数の光INFカードの前段に、前記複数の対向装置からの光回線と前記複数の光INFカードの間の接続を切替え制御して前記複数の光INFカードの負荷を分散する機能を有する光回線負荷分散カードを設けたことを特徴とする光回線収容装置。
【請求項2】
前記光回線負荷分散カードは、前記対向装置の数が実装されている前記光INFカードの数よりも少ないとき、実装されている前記複数の光INFカードに対して前記対向装置からの回線負荷を分散させる機能を有していることを特徴とする請求項1に記載の光回線収容装置。
【請求項3】
前記光回線負荷分散カードは、前記複数の光INFカード内の一部の光INFカードに故障が発生したとき、該故障した光INFカードに収容されている回線を他の光INFカードに分配することにより該故障した光INFカードに収容されている光回線の運用を継続する機能を有していることを特徴とする請求項1に記載の光回線収容装置。
【請求項4】
前記光回線負荷分散カードは、前記複数の光INFカード内の一部の光INFカードの回線負荷が増大したとき、該光INFカードの回線負荷の一部を他の光INFカードに割り振る機能を有していることを特徴とする請求項1に記載の光回線収容装置。
【請求項5】
前記光回線負荷分散カードは、ATCA(Advanced Telecom Computing Architecture)に準拠した回線収容装置内で、前記複数の光INFカードが実装されているスロットに隣接するスロット内に実装されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光回線収容装置。
【請求項6】
請求項1に記載の光回線収容装置に実装される前記光回線負荷分散カードであって、
前記複数の対向装置からの光回線と前記複数の光INFカードの間の接続を切替え制御して前記複数の光INFカードの負荷を分散する機能を備えていることを特徴とする光回線負荷分散カード。
【請求項7】
前記対向装置の数が実装されている前記光INFカードの数よりも少ないとき、実装されている前記複数の光INFカードに対して前記対向装置からの回線負荷を分散させる機能を有していることを特徴とする請求項6に記載の光回線負荷分散カード。
【請求項8】
前記複数の光INFカード内の一部の光INFカードに故障が発生したとき、該故障した光INFカードに収容されている回線を他の光INFカードに分配することにより該故障した光INFカードに収容されている光回線の運用を継続する機能を有していることを特徴とする請求項6に記載の光回線負荷分散カード。
【請求項9】
前記複数の光INFカード内の一部の光INFカードの回線負荷が増大したとき、該光INFカードの回線負荷の一部を他の光INFカードに割り振る機能を有していることを特徴とする請求項6に記載の光回線負荷分散カード。
【請求項10】
ATCA(Advanced Telecom Computing Architecture)に準拠した回線収容装置のスロットに実装可能に構成されていることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載の光回線負荷分散カード。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2008−244616(P2008−244616A)
【公開日】平成20年10月9日(2008.10.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−79471(P2007−79471)
【出願日】平成19年3月26日(2007.3.26)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】