説明

光源装置、照明装置、モニタ装置及びプロジェクタ

【課題】光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避可能な光源装置、その光源装置を用いる照明装置、モニタ装置及びプロジェクタを提供すること。
【解決手段】光を供給する光源部である半導体レーザアレイ11と、光源部を支持する支持部12と、光源部を覆う被覆部である光源カバー17と、光源部へ電流を供給する電流供給部であるフレキシブル基板13と光源部とを接続する配線部であるボンディングワイヤ14と、配線部に対して支持部12側の位置、及び被覆部を貫かせて配置されたブレード部16と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源装置、照明装置、モニタ装置及びプロジェクタ、特に、プロジェクタに用いられる光源装置の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、プロジェクタの光源装置として、レーザ光を供給するレーザ光源を用いる技術が提案されている。プロジェクタの光源装置として従来用いられているUHPランプと比較すると、レーザ光源を用いる光源装置は、高い色再現性、瞬時点灯が可能、長寿命である等の利点がある。レーザ光源は、安全装置が取り外された状態で発光させることで、人体、特に眼に不快感を与えることがあり得る。赤外光の場合は、可視光の場合とは異なり視覚により確認されないため、本人が無意識のうちに不具合を被る場合もある。これらの不具合の発生を防止するためには、レーザ光源の技術に関する知識を持たない人等によるレーザ光源の取出し及び悪用を確実に防ぐことが望まれる。これに対し、レーザ装置からレーザ共振器(レーザ光源部)を交換等の目的で取り外した際に、取り外されたレーザ共振器からのレーザ発振を防止する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2001−267670号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のレーザ装置に設けられているインターロック機構のような安全装置は、あくまでも使用上の不注意による不具合の発生を防止する目的で設けられている。このため、従来の技術では、レーザ装置を分解してレーザ共振器部分を故意に取り出し、レーザ共振器を他の用途に転用する等、本来の目的外の使用に対する対策としては不十分であるという問題を生じる。本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避可能な光源装置、その光源装置を用いる照明装置、モニタ装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明によれば、光を供給する光源部と、光源部を支持する支持部と、光源部を覆う被覆部と、光源部へ電流を供給する電流供給部と光源部とを接続する配線部と、配線部に対して支持部側の位置、及び被覆部を貫かせて配置されたブレード部と、を有することを特徴とする光源装置を提供することができる。
【0006】
光源装置から光源部を取り出すためには、被覆部を取り外す必要がある。配線部に対して支持部側の位置、及び被覆部を貫かせてブレード部を配置することにより、被覆部の取り外しとともにブレード部によって配線部が切断される。配線部の切断により光源部への電力供給を遮断することで、光源装置から取り出された光源部の転用、悪用を確実に防ぐことが可能となる。これにより、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避可能な光源装置を得られる。また、簡易な構成により光源部の転用、悪用を防止可能な構成を実現できる。
【0007】
さらに、本発明によれば、光を供給する光源部と、光源部を支持する支持部と、光源部へ電流を供給する電流供給部と光源部とを接続する配線部と、配線部に対して支持部側の位置に配置されたブレード部と、を有し、支持部は、ブレード部を収納する凹部を有し、凹部の深さ方向におけるブレード部の長さが凹部の深さより小さいことを特徴とする光源装置を提供することができる。配線部に対して支持部側の位置にブレード部を配置することにより、ブレード部を持ち上げることによって配線部を切断可能とすることができる。また、凹部内にブレード部を確実に収納可能とし、ブレード部を持ち上げる以外の場合において配線部が切断される事態を回避することができる。これにより、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避可能な光源装置を得られる。また、簡易な構成により光源部の転用、悪用を防止可能な構成を実現できる。
【0008】
また、本発明の好ましい態様としては、支持部は、ブレード部を収納する凹部を有し、凹部の深さ方向におけるブレード部の長さが凹部の深さより小さいことが望ましい。かかる構成により、凹部内にブレード部を確実に収納することが可能となる。これにより、被覆部を取り外す場合以外の場合において、ブレード部により配線部が切断される事態を回避することができる。
【0009】
また、本発明の好ましい態様としては、ブレード部を配線部側へ押し上げる付勢力を付与するバネ部を有することが望ましい。かかる構成により、被覆部の取り外しに伴ってブレード部を確実に持ち上げることができる。これにより、被覆部の取り外しに伴って確実に配線部を切断することができる。
【0010】
また、本発明の好ましい態様としては、ブレード部は、一方の端部と他方の端部とで互いに異なる大きさの断面を持つ形状を備えることが望ましい。ブレード部を引き抜き可能とすることで、例えば光源装置の技術に関する知識を有する人によるメンテナンスや製造時における光源装置の破壊を回避できる。さらに、両端で互いに異なる大きさの断面を持つ形状とすることで、ブレード部は一方向へのみ引き抜き可能となる。かかる構成により、光源装置の技術に関する知識を持たない人等によるブレード部の引き抜き、分解を抑制する。これにより、不具合の発生を回避可能とするとともにメンテナンスや製造時における被覆部の取り外しを可能とし、メンテナンス性の向上を図れる。
【0011】
また、本発明の好ましい態様としては、光源部を覆う被覆部を有し、ブレード部は、被覆部に嵌合された部分に形成されたネジ構造を備えることが望ましい。ブレード部にネジ構造を備えることで、例えば特殊形状を持つドライバを持つ人のみがブレード部を引き抜き可能とすることができる。かかる構成により、光源装置の技術に関する知識を持たない人等によるブレード部の引き抜き、分解を抑制する。これにより、不具合の発生を回避可能とするとともにメンテナンスや製造時における被覆部の取り外しを可能とし、メンテナンス性の向上を図れる。
【0012】
また、本発明の好ましい態様としては、光源部を覆う被覆部と、ブレード部に対して配線部側の位置へ押し込まれることにより、被覆部の取り外しに対してブレード部を支持部側の位置に保持する保持部と、を有することが望ましい。保持部を設けることで、ブレード部を支持部側に保持しながら被覆部を取り外すことが可能となる。これにより、メンテナンスや製造時における被覆部の取り外しを可能とし、メンテナンス性の向上を図れる。
【0013】
また、本発明の好ましい態様としては、保持部の一端に当接させて設けられた板部を有し、保持部は、被覆部に形成された開口部を介して均一に板部が押されることにより押し込まれることが望ましい。かかる構成により、例えば特殊構造のピンを持つ人のみがブレード部を支持部側に保持しながらの被覆部の取り外しを可能とすることができる。これにより、不具合の発生の回避をさらに確実にすることができる。
【0014】
また、本発明の好ましい態様としては、支持部は、ブレード部に対して配線部側の位置へ保持部が押し込まれた際に保持部が差し込まれる差込部を備え、差込部は、保持部が差し込まれた状態を維持するストッパー機構を備えることが望ましい。ストッパー機構を設けることで、支持部側にブレード部が保持された状態を維持することができる。これにより、被覆部を取り外している間における光源装置の破壊を確実に回避可能とし、メンテナンス性をさらに向上できる。
【0015】
また、本発明の好ましい態様としては、支持部は、ブレード部上の位置から保持部を押し出す押出機構を備えることが望ましい。押出機構を用いることで、保持部を元の位置へ戻すことができる。これにより、保持部を押し込む前の元の状態に戻すことができる。
【0016】
さらに、本発明によれば、上記の光源装置を有し、光源装置からの光を用いて被照射物を照明することを特徴とする照明装置を提供することができる。上記の光源装置を設けることで、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避できる。これにより、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避可能な照明装置を得られる。
【0017】
さらに、本発明によれば、上記の照明装置と、照明装置により照明された被写体を撮像する撮像部と、を有することを特徴とするモニタ装置を提供することができる。上記の照明装置を設けることで、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避できる。これにより、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避可能なモニタ装置を得られる。
【0018】
さらに、本発明によれば、上記の照明装置と、照明装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有することを特徴とするプロジェクタを提供することができる。上記の照明装置を設けることで、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避できる。これにより、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避可能なプロジェクタを得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
【実施例1】
【0020】
図1は、本発明の実施例1に係る光源装置10の概略構成を示す。半導体レーザアレイ11は、レーザ光を供給する光源部である。支持部12は、半導体レーザアレイ11を支持する。フレキシブル基板13は、半導体レーザアレイ11へ電流を供給する電流供給部である。半導体レーザアレイ11とフレキシブル基板13との間には、複数のボンディングワイヤ14が設けられている。ボンディングワイヤ14は、フレキシブル基板13と半導体レーザアレイ11とを接続する配線部である。
【0021】
支持部12のうち半導体レーザアレイ11とフレキシブル基板13との間には、凹部15が形成されている。凹部15は、ボンディングワイヤ14の下側を一直線上に貫くように設けられている。凹部15は、矩形形状の断面を有する。光源カバー17は、支持部12全体を嵌め込み可能に形成されている。光源カバー17は、フレキシブル基板13の一部、半導体レーザアレイ11及びボンディングワイヤ14を覆う被覆部である。
【0022】
光源カバー17のうち半導体レーザアレイ11に対応する位置には、光出射部18が設けられている。光出射部18は、光源カバー17上に設けられた開口部分である。光出射部18は、光源カバー17内の半導体レーザアレイ11からのレーザ光を光源カバー17外へ出射させる。光出射部18は、透明部材により覆う構成としても良い。ブレード部16は、光源カバー17の内部を左右に貫くように設けられている。
【0023】
光源カバー17により支持部12を覆った状態では、光源カバー17に取り付けられたブレード部16は、凹部15内に収納される。このときブレード部16は、ボンディングワイヤ14に対して支持部12側の位置に、光源カバー17を一直線上に貫いた状態で配置されている。光源装置10は、光源部として半導体レーザを用いる他、半導体レーザ励起固体(Diode Pumped Solid State;DPSS)レーザや、固体レーザ、液体レーザ、ガスレーザ等を用いる構成としても良い。
【0024】
図2は、ブレード部16の構成を説明するものである。ブレード部16は、矩形形状の断面構成を持つ棒状部材である。ここで、ブレード部16の右端部20における高さHR、幅WR、左端部21における高さHL、幅WLについて、HL<HR、又はWL<WRが成り立つ。ブレード部16は、一方の右端部20と他方の左端部21とで互いに異なる大きさの断面を持つ形状を備える。
【0025】
図3は、光源装置10の断面構成を示す。光源カバー17にブレード部16が取り付けられた状態で支持部12から光源カバー17を取り外すと、ブレード部16は、光源カバー17とともに凹部15内から持ち上げられる。支持部12側からブレード部16が持ち上げられることで、ブレード部16は、支持部12とは反対側に設けられているボンディングワイヤ14を切断する。
【0026】
このように、ブレード部16は、光源カバー17の取り外しとともにボンディングワイヤ14を切断する。ボンディングワイヤ14の切断により半導体レーザアレイ11への電力供給を遮断することで、光源装置10から取り出された半導体レーザアレイ11の転用、悪用を確実に防ぐことが可能となる。これにより、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避することができるという効果を奏する。また、簡易な構成により光源部の転用、悪用を防止可能な構成を実現できる。
【0027】
図示するブレード部16の高さHは、上記の右端部20における高さHR、左端部21における高さHLのうち大きい一方を示すものとする。高さHは、凹部15の深さ方向におけるブレード部16の長さの最大値である。ブレード部16の高さH、凹部15の深さhについて、H<hの関係が成り立つ。かかる構成により、凹部15内にブレード部16を確実に収納することが可能となる。これにより、光源カバー17を取り外す場合以外の場合において、ブレード部16によりボンディングワイヤ14が切断される事態を回避することができる。
【0028】
支持部12上に光源カバー17が取り付けられた状態において、ブレード部16は、支持部12及び光源カバー17から引き抜くことができる。ブレード部16を引き抜いた場合、ボンディングワイヤ14を切断せずに光源カバー17を取り外すことができる。このため、例えば光源装置10の技術に関する知識を有する人によるメンテナンスや製造時における光源装置10の破壊を回避できる。
【0029】
左端部21より右端部20を大きくさせたブレード部16を用いることで、ブレード部16は、右側へのみ引き抜き可能となる。ブレード部16を一方向へのみ引き抜き可能とすることで、光源装置10の技術に関する知識を持たない人等によるブレード部16の引き抜き、分解を抑制する。特に、右端部20と左端部21とで僅かに異なる大きさを持つブレード部16を用いることで、容易にはブレード部16を引き抜けない構成とすることが可能である。これにより、不具合の発生を回避可能とするとともにメンテナンスや製造時における光源カバー17の取り外しを可能とし、メンテナンス性の向上を図れる。
【0030】
図4は、ブレード部の変形例について説明するものである。図4に示すブレード部25は、円形状の断面を持つ円柱形状を有する。ブレード部25のうち光源カバー17に嵌合された両端部分には、それぞれネジ構造26が形成されている。ブレード部25は、ネジ構造26部分を光源カバー17にねじ込むことで、光源カバー17に固定されている。
【0031】
ブレード部25の端面27には、溝部28が設けられている。溝部28は、通常のネジに用いられる+形状及び−形状以外の特殊形状、例えば図示するように星型を組み合わせたような形状を有する。さらに、溝部28の中央には突起部29が設けられている。光源カバー17にブレード部25が固定された状態では、かかる特殊な溝部28及び突起部29にかみ合う特殊なドライバを使用しない限り、ブレード部25を取り外すことはできない。
【0032】
かかる構成により、特殊形状を備えるドライバを持つ人のみがブレード部25の引き抜きを行い得る。また、光源装置10の技術に関する知識を持たない人等によるブレード部25の引き抜き、光源装置10の分解を抑制する。この場合も、不具合の発生を回避可能とするとともにメンテナンスや製造時における光源カバー17の取り外しを可能とし、メンテナンス性の向上を図れる。ブレード部の構成は、本実施例で説明するものに限られない。光源装置10の技術に関する知識を持たない人等による引き抜きを抑制し得るものであれば良い。
【実施例2】
【0033】
図5は、本発明の実施例2に係る光源装置30の要部断面構成を示す。光源装置30は、バネ部36、及び保持部37を有することを特徴とする。上記実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図5に示す断面は、ブレード部35に沿った断面であって、ボンディングワイヤ14に直交する断面である。バネ部36は、ブレード部35をボンディングワイヤ14側へ押し上げる付勢力を付与する板バネ部材である。ブレード部35は、支持部32との間にバネ部36を収納する空間を形成するように、ボンディングワイヤ14に対応する部分が変形している。
【0034】
図6は、光源カバー31の斜視構成を示す。光源カバー31の左右両側面には、凹部34が形成されている。凹部34は、ブレード部35の断面形状と略同じ矩形形状を有する。凹部34は、光源カバー31が支持部32(図5参照)上に取り付けられた状態において、ブレード部35の両端を支持部32に押さえ付ける。光源カバー31を支持部32上から取り外すと、ブレード部35は、凹部34による押し付けが解除されることにより、バネ部36の付勢力を用いてボンディングワイヤ14側に押し上げられる。バネ部36の付勢力を用いることで、光源カバー31の取り外しに伴って確実にボンディングワイヤ14を切断することができる。
【0035】
図5に戻って、保持部37は、ブレード部35の上側であって光源カバー31に近い2箇所に設けられている。保持部37は、十字の断面形状を有する。また、保持部37は、紙面に直交する方向について長手方向を有する柱状体である。図6に示すように、光源カバー31のうち保持部37に対応する位置には、ピン挿入口33が設けられている。ピン挿入口33は、光源カバー31に形成された開口部であって、保持部37の断面と略同じ十字形状を有する。
【0036】
図7は、図5に示す構成のうち保持部37が設けられている部分における断面構成を示す。保持部37は、貫通穴39内に配置されている。貫通穴39は、支持部32のうちブレード部35の上側を、ブレード部35に対して直交する方向へ貫くように設けられている。保持部37は、ピン挿入口33から挿入されたピン38によって、ブレード部35及びボンディングワイヤ14の間の位置へ押し込まれる。
【0037】
保持部37は、ブレード部35に対してボンディングワイヤ14側の位置へ押し込まれることにより、光源カバー31の取り外しに対してブレード部35を支持部32側の位置に保持する。光源カバー31のうち貫通穴39に対応する位置であって、ピン挿入口33とは反対側の位置には、送風穴40が設けられている。光源カバー31を取り付けた後、送風穴40から空気を送ることにより、保持部37をブレード部35上からピン挿入口33側の位置に移動させる。送風穴40及び貫通穴39は、ブレード部35上からピン挿入口33側の位置へ保持部37を押し出す押出機構を構成する。これにより、保持部37を押し込む前の元の状態に戻すことができる。
【0038】
貫通穴39のうちピン挿入口33に近い位置からブレード部35上の位置へ保持部37を押し込むには、ピン挿入口33へ挿入可能な形状を持つピン38が必要である。かかる構成により、ピン38を持つ人のみがブレード部35の押し込みを行い得る。また、光源装置30の技術に関する知識を持たない人等によるブレード部35の押し込み、光源装置30の分解を抑制する。この場合も、不具合の発生を回避可能とするとともにメンテナンスや製造時における光源カバー31の取り外しを可能とし、メンテナンス性の向上を図れる。
【0039】
ピン挿入口33及び保持部37の断面形状は、本実施例で説明するものに限られない。ピン挿入口33へ挿入可能なピン38以外の物を用いて容易に保持部37を押し込み可能でなければ他の形状としても良く、複雑な形状であるほど半導体レーザアレイ11の転用、悪用の発生を低減する上で好ましい。保持部37は、送風穴40から空気を送ることによりピン挿入口33側の位置へ移動させる場合に限られない。例えば、送風穴40側からピンを挿入することにより保持部37をピン挿入口33側へ押し出すこととしても良い。
【0040】
図8は、本実施例の変形例に係る光源装置50の要部断面構成を示す。本変形例の光源装置50は、上記の光源装置30とは異なる形状の保持部43を有する。図示する断面において、保持部43は、矩形形状を有する。図9の斜視構成に示すように、光源カバー53のうち保持部43に対応する位置には、ピン挿入口41が設けられている。ピン挿入口41は、光源カバー53に形成された開口部であって、正方形の頂点に相当する位置に配置された4つの円形状を有する。
【0041】
図10−1及び図10−2は、図8に示す構成のうち保持部43が設けられている部分における断面構成を示す。図10−1には、ブレード部35上よりもピン挿入口41側の位置に保持部43が配置された状態を示す。保持部43とピン挿入口41との間には、板状部材である板部45が設けられている。板部45は、保持部43のうちピン挿入口41側の一端に当接させて設けられている。板部45と保持部43は、一体として構成しても良い。
【0042】
保持部43は、矩形の断面形状を持つ棒状部材の中心付近に設けられた羽根部材49を有する。羽根部材49は、薄板形状を有し、棒状部材の長手方向に直交させて配置されている。保持部43のうち板部45側とは反対側の先端部51は、先端へ行くに従い漸次細くなるように形成されている。支持部42のうち保持部43の周囲には、空間が設けられている。空間のうち板部45から羽根部材49までの部分は、板部45が移動可能な幅で形成されている。空間のうち羽根部材49から先端部51までの部分は、羽根部材49が移動可能な幅で形成されている。空間のうち先端部51より先の部分は、保持部43の棒状部材部分を挿入可能な幅で形成されている。空間のうち羽根部材49を移動させる部分には、バネ44が配置されている。バネ44は、羽根部材49をピン挿入口41の方向へ押す付勢力を付与する。
【0043】
支持部42のうちブレード部35から見て保持部43が配置された側とは反対側には、差込部46が設けられている。差込部46は、先端部51より僅かに小さい形状を持たせて形成されている。差込部46から送風穴48までは、貫通穴52が設けられている。
【0044】
図10−2には、図10−1に示す状態からブレード部35上の位置へ保持部43を押し込んだ状態を示す。図10−1に示す状態からブレード部35上の位置へ保持部43を押し込むには、ピン挿入口41へ挿入可能な形状を持つピン47により板部45を均一に押す必要がある。保持部43は、ピン挿入口41を介して均一に板部45が押されることにより押し込まれる。
【0045】
ピン47により保持部43が押し込まれることにより、保持部43は、羽根部材49でバネ44を押し縮めながらブレード部35上の位置へ移動する。保持部37は、ブレード部35に対してボンディングワイヤ14側の位置へ押し込まれることにより、光源カバー53の取り外しに対してブレード部35を支持部42側の位置に保持する。ブレード部35上の位置へ保持部43が押し込まれた際、先端部51は、差込部46へ差し込まれる。先端部51より僅かに小さい形状を持たせることで、差込部46は、先端部51が差し込まれた状態で先端部51を固定する。このため、ピン47による板部45の押圧を停止した後も、保持部43は、ブレード部35上の位置に留まる。このように、差込部46は、保持部43の先端部51が差し込まれた状態を維持するストッパー機構を構成する。
【0046】
ストッパー機構を設けることで、支持部42側にブレード部35が保持された状態を維持することができる。これにより、光源カバー53を取り外している間における光源装置50の破壊を確実に回避可能とし、メンテナンス性をさらに向上できる。光源カバー53を取り付けた後、送風穴48から空気を送ることにより、保持部43をブレード部35上からピン挿入口41側の位置に移動させる。送風穴48及び貫通穴52は、ブレード部35上の位置から保持部43を押し出す押出機構を構成する。
【0047】
板部45を均一に押すには、ピン挿入口41へ挿入可能な形状を持つピン47が必要である。本変形例の場合も、不具合の発生を回避可能とするとともにメンテナンスや製造時における光源カバー53の取り外しを可能とし、メンテナンス性の向上を図れる。ピン挿入口41の形状は、本変形例で説明するものに限られない。ピン挿入口41へ挿入可能なピン47以外の物を用いて容易に保持部43を押し込み可能でなければ他の形状としても良く、複雑な形状であるほど半導体レーザアレイ11の転用、悪用の発生を低減する上で好ましい。
【0048】
差込部46は、先端部51より僅かに小さい形状を持たせる場合に限られない。差込部46へ差し込まれた保持部43を維持可能であれば他の形状であっても良い。例えば、差込部46は、保持部43の一部と係合可能な形状とすることで、ストッパー機構の機能を持たせることとしても良い。保持部43の構成や、保持部43を移動させる部分に係る支持部42の形状は、本変形例で説明するものに限られない。本変形例と同様の効果を得ることが可能であれば、適宜構成を変更しても良い。
【実施例3】
【0049】
図11は、本発明の実施例3に係るプロジェクタ60の概略構成を示す。プロジェクタ60は、スクリーン68に光を供給し、スクリーン68で反射する光を観察することで画像を鑑賞するフロント投写型のプロジェクタである。上記実施例1と重複する説明は省略する。プロジェクタ60は、赤色(R)光用照明装置61R、緑色(G)光用照明装置61G、青色(B)光用照明装置61Bを有する。プロジェクタ60は、各色光用照明装置61R、61G、61Bからの光を用いて画像を表示する。
【0050】
R光用照明装置61Rは、R光を供給する照明装置である。フィールドレンズ62は、R光用照明装置61RからのR光を平行化させ、被照射物であるR光用空間光変調装置63Rへ入射させる。R光用空間光変調装置63Rは、R光用照明装置61RからのR光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。透過型液晶表示装置としては、例えば高温ポリシリコンTFT液晶パネル(High Temperature Polysilicon;HTPS)を用いることができる。R光用空間光変調装置63Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム64へ入射する。
【0051】
G光用照明装置61Gは、G光を供給する照明装置である。フィールドレンズ62は、G光用照明装置61GからのG光を平行化させ、G光用空間光変調装置63Gへ入射させる。G光用空間光変調装置63Gは、G光用照明装置61GからのG光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。G光用空間光変調装置63Gで変調されたG光は、R光とは異なる側からクロスダイクロイックプリズム64へ入射する。
【0052】
B光用照明装置61Bは、B光を供給する照明装置である。フィールドレンズ62は、B光用照明装置61BからのB光を平行化させ、B光用空間光変調装置63Bへ入射させる。B光用空間光変調装置63Bは、B光用照明装置61BからのB光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置であって、透過型液晶表示装置である。B光用空間光変調装置63Bで変調されたB光は、R光、G光とは異なる側からクロスダイクロイックプリズム64へ入射する。
【0053】
クロスダイクロイックプリズム64は、互いに略直交するように配置された2つのダイクロイック膜65、66を有する。第1ダイクロイック膜65は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜66は、B光を反射し、R光及びG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム64は、それぞれ異なる方向から入射したR光、G光及びB光を合成し、投写レンズ67の方向へ出射させる。投写レンズ67は、クロスダイクロイックプリズム64で合成された光をスクリーン68の方向へ投写する。
【0054】
図12は、照明装置であるG光用照明装置61Gの構成を示す。G光用照明装置61Gは、光源装置70からのレーザ光を用いて被照射物であるG光用空間光変調装置63G(図11参照)を照明する。半導体レーザアレイ71は、光源用カバー72によって覆われている。半導体レーザアレイ71は、レーザ光を供給する光源部であって、例えば1064nmのレーザ光を供給する。光源装置70は、上記実施例1又は実施例2の光源装置と同様の構成を有する。
【0055】
SHG素子73は、ジャケット74に内蔵されている。SHG素子73は、半導体レーザアレイ71からのレーザ光の波長を変換する波長変換素子である。SHG素子73は、半導体レーザアレイ71からのレーザ光を、2分の1の波長である532nmのレーザ光に変換して出射させる。SHG素子73としては、非線形光学結晶、例えば、ニオブ酸リチウム(LiNbO3)の分極反転結晶(Periodically Poled Lithium Niobate;PPLN)を用いることができる。
【0056】
SHG素子73により所望の波長に変換されたレーザ光は、共振ミラー75を通過し、拡散素子76の方向へ進行する。所望の波長以外の波長のレーザ光は、共振ミラー75で反射する。半導体レーザアレイ71及び共振ミラー75間において所望の波長に変換されたレーザ光は、共振ミラー75を通過し、拡散素子76の方向へ進行する。このようにして、所望の波長のレーザ光を効率良く出射させることができる。
【0057】
ジャケット74は、高い熱伝導率を持つ部材、例えば銅を用いて形成できる。ジャケット74内には、温度調節部及び温度測定部(いずれも不図示)が設けられている。温度調節部は、SHG素子73の温度を略一定に調節する。温度調節部としては、例えばヒータやペルチェ素子を用いることができる。ジャケット74内に温度調節部を設けることで、SHG素子73全体へ均一に熱を供給することができる。温度測定部は、SHG素子73の温度を測定する。温度測定部による測定結果に基づいて温度調節部をフィードバック制御することで、SHG素子73の温度を高い精度で制御することができる。SHG素子73の温度を略一定に保つことで、高い波長変換効率を維持し、効率良くレーザ光を供給可能な構成とすることができる。
【0058】
拡散素子76は、照明領域の整形、拡大、及びレーザ光の光量分布の均一化を行う。拡散素子76としては、例えば回折光学素子である計算機合成ホログラム(Computer Generated Hologram;CGH)を用いることができる。R光用照明装置61R、B光用照明装置61Bは、出射させるレーザ光の波長が異なる他は、G光用照明装置61Gと同様の構成とすることができる。
【0059】
上記実施例1又は実施例2の光源装置と同様の光源装置70を用いることで、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避することができる。プロジェクタ60は、空間光変調装置として透過型液晶表示装置を用いる場合に限られない。空間光変調装置としては、反射型液晶表示装置(Liquid Crystal On Silicon;LCOS)、DMD(Digital Micromirror Device)、GLV(Grating Light Valve)等を用いても良い。プロジェクタ60は、色光ごとに空間光変調装置を備える構成に限られない。プロジェクタ60は、一の空間光変調装置により2つ又は3つ以上の色光を変調する構成としても良い。プロジェクタは、スクリーンの一方の面に光を供給し、スクリーンの他方の面から出射される光を観察することで画像を鑑賞する、いわゆるリアプロジェクタであっても良い。
【実施例4】
【0060】
図13は、本発明の実施例4に係るモニタ装置80の概略構成を示す。モニタ装置80は、装置本体81と、光伝送部82とを有する。装置本体81は、上記実施例3のプロジェクタ60と同様、光源装置70を備える。上記実施例3と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0061】
光伝送部82は、2つのライトガイド84、85を有する。光伝送部82のうち被写体(不図示)側の端部には、拡散板86及び結像レンズ87が設けられている。第1ライトガイド84は、光源装置70からの光を被写体へ伝送する。拡散板86は、第1ライトガイド84の出射側に設けられている。第1ライトガイド84内を伝播した光は、拡散板86を透過することにより、被写体側にて拡散される。光源装置70から拡散板86までの光路中の各部は、被写体を照明する照明装置を構成する。
【0062】
第2ライトガイド85は、被写体からの光をカメラ83へ伝送する。結像レンズ87は、第2ライトガイド85の入射側に設けられている。結像レンズ87は、被写体からの光を第2ライトガイド85の入射面へ集光させる。被写体からの光は、結像レンズ87により第2ライトガイド85へ入射した後、第2ライトガイド85内を伝播してカメラ83へ入射する。
【0063】
第1ライトガイド84、第2ライトガイド85としては、多数の光ファイバを束ねたものを用いることができる。光ファイバを用いることで、レーザ光を遠方へ伝送させることができる。カメラ83は、装置本体81内に設けられている。カメラ83は、光源装置70から拡散板86までの光路中の各部により照明された被写体を撮像する撮像部である。第2ライトガイド85から入射した光をカメラ83へ入射させることで、カメラ83による被写体の撮像ができる。
【0064】
上記実施例1又は実施例2の光源装置と同様の光源装置70を用いることで、光源部の転用、悪用による不具合の発生を確実に回避することができる。なお、本発明の光源装置は、プロジェクタ及びモニタ装置に適用する場合に限られない。例えば、レーザ光を用いて露光を行う露光装置等に用いることとしても良い。さらに、本発明の光源装置は、光源部としてレーザ光源を用いる場合に限られない。光源装置は、光源部としてLED等の固体光源や超高圧水銀ランプ等のランプを用いる構成としても良い。
【産業上の利用可能性】
【0065】
以上のように、本発明に係る光源装置は、プロジェクタやモニタ装置に用いられる照明装置に適用する場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】本発明の実施例1に係る光源装置の概略構成を示す図。
【図2】ブレード部の構成を説明する図。
【図3】光源装置の断面構成を示す図。
【図4】ブレード部の変形例について説明する図。
【図5】本発明の実施例2に係る光源装置の要部断面構成を示す図。
【図6】光源カバーの斜視構成を示す図。
【図7】保持部が設けられている部分における断面構成を示す図。
【図8】実施例2の変形例に係る光源装置の要部断面構成を示す図。
【図9】光源カバーの斜視構成を示す図。
【図10−1】保持部が設けられている部分における断面構成を示す図。
【図10−2】保持部が設けられている部分における断面構成を示す図。
【図11】本発明の実施例3に係るプロジェクタの概略構成を示す図。
【図12】照明装置であるG光用照明装置の構成を示す図。
【図13】本発明の実施例4に係るモニタ装置の概略構成を示す図。
【符号の説明】
【0067】
10 光源装置、11 半導体レーザアレイ、12 支持部、13 フレキシブル基板、14 ボンディングワイヤ、15 凹部、16 ブレード部、17 光源カバー、18 光出射部、20 右端部、21 左端部、25 ブレード部、26 ネジ構造、27 端面、28 溝部、29 突起部、30 光源装置、31 光源カバー、32 支持部、33 ピン挿入口、34 凹部、35 ブレード部、36 バネ部、37 保持部、38 ピン、39 貫通穴、40 送風穴、41 ピン挿入口、42 支持部、43 保持部、44 バネ、45 板部、46 差込部、47 ピン、48 送風穴、49 羽根部材、50 光源装置、51 先端部、52 貫通穴、53 光源カバー、60 プロジェクタ、61R R光用照明装置、61G G光用照明装置、61B B光用照明装置、62 フィールドレンズ、63R R光用空間光変調装置、63G G光用空間光変調装置、63B B光用空間光変調装置、64 クロスダイクロイックプリズム、65 第1ダイクロイック膜、66 第2ダイクロイック膜、67 投写レンズ、68 スクリーン、70 光源装置、71 半導体レーザアレイ、72 光源用カバー、73 SHG素子、74 ジャケット、75 共振ミラー、76 拡散素子、80 モニタ装置、81 装置本体、82 光伝送部、83 カメラ、84 第1ライトガイド、85 第2ライトガイド、86 拡散板、87 結像レンズ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を供給する光源部と、
前記光源部を支持する支持部と、
前記光源部を覆う被覆部と、
前記光源部へ電流を供給する電流供給部と前記光源部とを接続する配線部と、
前記配線部に対して前記支持部側の位置、及び前記被覆部を貫かせて配置されたブレード部と、を有することを特徴とする光源装置。
【請求項2】
光を供給する光源部と、
前記光源部を支持する支持部と、
前記光源部へ電流を供給する電流供給部と前記光源部とを接続する配線部と、
前記配線部に対して前記支持部側の位置に配置されたブレード部と、を有し、
前記支持部は、前記ブレード部を収納する凹部を有し、
前記凹部の深さ方向における前記ブレード部の長さが前記凹部の深さより小さいことを特徴とする光源装置。
【請求項3】
前記支持部は、前記ブレード部を収納する凹部を有し、
前記凹部の深さ方向における前記ブレード部の長さが前記凹部の深さより小さいことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
【請求項4】
前記ブレード部を前記配線部側へ押し上げる付勢力を付与するバネ部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項5】
前記ブレード部は、一方の端部と他方の端部とで互いに異なる大きさの断面を持つ形状を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項6】
前記光源部を覆う被覆部を有し、
前記ブレード部は、前記被覆部に嵌合された部分に形成されたネジ構造を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項7】
前記光源部を覆う被覆部と、
前記ブレード部に対して前記配線部側の位置へ押し込まれることにより、前記被覆部の取り外しに対して前記ブレード部を前記支持部側の位置に保持する保持部と、を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項8】
前記保持部の一端に当接させて設けられた板部を有し、
前記保持部は、前記被覆部に形成された開口部を介して均一に前記板部が押されることにより押し込まれることを特徴とする請求項7に記載の光源装置。
【請求項9】
前記支持部は、前記ブレード部に対して前記配線部側の位置へ前記保持部が押し込まれた際に前記保持部が差し込まれる差込部を備え、
前記差込部は、前記保持部が差し込まれた状態を維持するストッパー機構を備えることを特徴とする請求項7又は8に記載の光源装置。
【請求項10】
前記支持部は、前記ブレード部上の位置から前記保持部を押し出す押出機構を備えることを特徴とする請求項7〜9のいずれか一項に記載の光源装置。
【請求項11】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の光源装置を有し、前記光源装置からの光を用いて被照射物を照明することを特徴とする照明装置。
【請求項12】
請求項11に記載の照明装置と、
前記照明装置により照明された被写体を撮像する撮像部と、を有することを特徴とするモニタ装置。
【請求項13】
請求項11に記載の照明装置と、
前記照明装置からの光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置と、を有することを特徴とするプロジェクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10−1】
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【図10−2】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−171657(P2008−171657A)
【公開日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−3096(P2007−3096)
【出願日】平成19年1月11日(2007.1.11)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】